JP5970983B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、Siパワー半導体素子とワイドバンドギャップパワー半導体素子とを有する電力変換回路を冷却するための冷却部を備えた電力変換装置に関するものである。
電力変換装置は、電力変換装置に内蔵されたパワー半導体モジュール(電力変換回路)をスイッチング動作させ、直流電力と交流電力との間や、低電圧直流電力と高電圧直流電力との間などで電力変換を行う装置であり、電気モータとガソリンエンジンの双方を備えるハイブリッド自動車、電気自動車、電鉄車両、太陽光発電設備、風力発電設備などで広く用いられている。
電力変換装置を動作させると、この電力変換装置に内蔵されたパワー半導体モジュールには電力損失が生じ、発熱する。この発熱の影響を軽減し、パワー半導体モジュールをその耐熱温度以下に保つため、パワー半導体モジュールを冷却する必要がある。従来の電力変換装置においては、複数のパワー半導体モジュールが、複数のヒートパイプを備えた冷却器に取り付けられている。複数のヒートパイプは互いに所定角度以上を成しており、複数のパワー半導体モジュールの発熱を分散する。このように、冷却性能を向上させ、電力変換装置の冷却器の大型化を抑制する技術が示されている(例えば特許文献1)。
ところで、パワー半導体モジュールに用いられるパワー半導体素子の材料としてはSi(シリコン、珪素、ケイ素とも呼ばれる)が広く用いられているが、近年、電力損失の改善等の目的でワイドバンドギャップパワー半導体素子を内蔵するパワー半導体モジュールの普及が始まった。その優れた材料物性により、ワイドバンドギャップパワー半導体素子はSiパワー半導体素子よりも電力損失が小さい、高温動作可能、高耐電圧といった長所がある。ワイドバンドギャップパワー半導体の材料としては、SiC(シリコンカーバイド、炭化珪素、炭化ケイ素とも呼ばれる)やGaN(ガリウムナイトライド、窒化ガリウムとも呼ばれる)やダイヤモンドなどがあげられる。
そして、このワイドバンドギャップパワー半導体素子を内蔵するワイドバンドギャップパワー半導体モジュールや、Siパワー半導体素子とワイドバンドギャップ半導体素子の双方を内蔵するハイブリッドパワー半導体モジュールが電力変換装置に用いられることがある。
ここで、Siパワー半導体モジュールとハイブリッドパワー半導体モジュールとを複数組み合わせた電力変換装置またはSiパワー半導体モジュールとワイドバンドギャップパワー半導体モジュールとを複数組み合わせた電力変換装置が考えられるが、特許文献1記載の発明では、使用している半導体材料が異なり、耐熱温度が異なるパワー半導体モジュールの組み合わせを考慮していない。そのため、特許文献1記載の発明を適用しても、これらの電力変換装置の冷却器の大型化を十分に抑制できないという課題が生じる。
上記課題に対して、他の従来の電力変換装置においては、流体の強制対流によって冷却されるパワー半導体モジュールを備えており、Siパワー半導体モジュールで発生した熱を流体の上流側で放熱し、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールで発生した熱を流体の下流側で放熱する技術が示されている(例えば、特許文献2)。
特開2011−259536号 特許4529706号
鉄道車両推進制御装置などの大電流を扱う電力変換装置に内蔵されたパワー半導体モジュールにおいては、この電力変換装置が扱う大電流に応じてパワー半導体素子のチップサイズを大きくしたり、並列数を増したりする必要があるが、ウエハ欠陥が含まれる確率が高くなり、製造時の歩留まりが悪化する。製造時の歩留まりの悪化は製造コストの上昇となるため、パワー半導体素子のチップサイズが小さく、並列数が少ないパワー半導体モジュールを内蔵した電力変換装置が求められている。特に、ワイドバンドギャップパワー半導体素子は、相対的にSiパワー半導体素子よりもウエハ欠陥が多いことから、歩留まりの悪化度合いが相対的にSiパワー半導体素子よりも大きい。
従来の電力変換装置では、相対的な耐熱温度が高いワイドバンドギャップパワー半導体素子であっても、チップサイズを小さくすることで、単位面積当たりの発熱量が増加するという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、Siパワー半導体モジュールとハイブリッドパワー半導体モジュールを複数組み合わせた電力変換装置またはSiパワー半導体モジュールとワイドバンドギャップパワー半導体モジュールを複数組み合わせた電力変換装置において、ワイドバンドギャップ半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくしてもワイドバンドギャップ半導体モジュールを十分に冷却することが可能な電力変換装置を得るものである。
この発明に係る電力変換装置においては、複数のシリコン半導体素子を有する第一の電力変換回路と、複数のワイドバンドギャップ半導体素子を有する第二の電力変換回路と、前記第一および第二の電力変換回路を冷却する冷媒流路を有する冷却部とを備え、前記第二の電力変換回路を前記冷媒流路の上流側に配置し、前記第一の電力変換回路を前記冷媒流路の下流側に配置し、前記複数のワイドバンドギャップ半導体素子を有する前記第二の電力変換回路の単位面積当たりの発熱量を、前記複数のシリコン半導体素子を有する前記第一の電力変換回路の単位面積当たりの発熱量より大きくし、前記第二の電力変換回路が有するワイドバンドギャップ半導体素子の動作温度が、前記第一の電力変換回路が有するシリコン半導体素子の動作温度より高いこと、を特徴とする電力変換装置。
この発明は、ワイドバンドギャップ半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくしてもワイドバンドギャップ半導体モジュールを十分に冷却することが可能な電力変換装置を得るものである。
この発明の実施の形態1における電力変換装置の回路を表す図である。 この発明の実施の形態1における電力変換装置の部品配置を表す図である。 この発明の実施の形態1における電力変換装置に用いられる別の部品を表す図である。 この発明の実施の形態1における電力変換装置の別の部品配置を表す図である。 この発明の実施の形態2における電力変換装置の回路を表す図である。 この発明の実施の形態2における電力変換装置の部品配置を表す図である。 この発明の実施の形態3における電力変換装置の回路を表す図である。 この発明の実施の形態3における電力変換装置の部品配置を表す図である。 この発明の実施の形態4における電力変換装置の回路を表す図である。 この発明の実施の形態4における電力変換装置の部品配置を表す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電力変換装置の回路を表す図である。図1に示すように、電力変換装置1000は、コンデンサ3、インバータ回路5、ブレーキチョッパ回路6で構成されている。
ブレーキチョッパ回路6は、Siパワー半導体素子を含むがワイドバンドギャップパワー半導体素子を含まない第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール101と抵抗7で構成される。ここで、Si半導体素子はSiパワー半導体素子と同じ半導体素子を示している。
一方、インバータ回路5は、ワイドバンドギャップパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まない第二の電力変換回路を用いたワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成される。ここで、ワイドバンドギャップ半導体素子はワイドバンドギャップパワー半導体素子と同じ半導体素子を示している。
図1では表示を省略しているが、系統電力からコンデンサ3に直流電力が供給される。モータ4とコンデンサ3との間にはインバータ回路5が接続され、インバータ回路5はコンデンサ3に蓄えられた直流電力から交流電力に変換してモータ4を駆動する。また、コンデンサ3の前段には、ブレーキチョッパ回路6が接続されおり、コンデンサ3に蓄えられた直流電力を消費させる抵抗7が接続されている。
インバータ回路5は3相2レベルインバータ回路となっている。インバータ回路5はワイドバンドギャップパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まないワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成される。ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201は上アームのスイッチング素子、ダイオード素子と下アームのスイッチング素子、ダイオード素子が1個のパッケージにまとめられた、いわゆる2in1タイプのパワー半導体モジュールである。インバータ回路5は3個のワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成される。ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201にはスイッチング素子としてSiCパワー半導体で形成されたMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor−Feile−Effect−Transistor)、ダイオード素子としてSiCパワー半導体で形成されたSBD(Schottky−Barrier−Diode)が用いられている。SiC−MOSFETとSiC−SBDはワイドバンドギャップパワー半導体の優れた特性により電力損失が少なく、高いスイッチング周波数でインバータ回路5を動作させることができる。高いスイッチング周波数でインバータ回路5を駆動すると、モータ4の電流の歪みが小さくなり、モータ4の鉄損が下がる。また、コンデンサ3の入出電荷量が小さくなり、コンデンサ3を小型化することができる。
モータ4を発電機として用い、このモータ4からの回生電力をインバータ回路5によってコンデンサ3に回生させればモータ4を減速させることができる。ただし、回生電力が回生されたことによりコンデンサ3の電圧が上昇してしまう。このような場合、ブレーキチョッパ回路6はコンデンサ3に蓄えられた直流電力を消費するための抵抗7に接続し、モータ4からの回生電力を抵抗7で消費させることで、コンデンサ3の過剰な電圧上昇を防いでいる。これがブレーキチョッパ回路6の機能であり、名称の由縁である。本実施の形態1において、ブレーキチョッパ回路6はSiパワー半導体素子を含むがワイドバンドギャップパワー半導体素子を含まないSiパワー半導体モジュール101と抵抗7で構成される。Siパワー半導体モジュール101は、下アームのスイッチング素子、ダイオード素子と、上アームのダイオード素子が1個のパッケージにまとめられている。スイッチング素子としてSiパワー半導体で形成されたIGBT(Insulated−Gate−Bipolar−Transisitor)、ダイオード素子としてSiパワー半導体で形成されたpin(p−intrinsic−n)ダイオードが用いられている。IGBTとpinダイオードはバイポーラ動作し、スイッチング損失が大きいが、ブレーキチョッパ回路6は低いスイッチング周波数で動作させるのでSiパワー半導体モジュール101の発熱は抑えられる。
図2は、この発明の実施の形態1における電力変換装置の部品配置を表す図である。図2に示すように、電力変換装置1000は、冷媒流路を有する冷却部であるヒートシンク10、ファン11、第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール101、第二の電力変換回路を用いたワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成されている。
ファン11により、冷媒として空気12がヒートシンク10の内部を通流する。ヒートシンク10には3個のワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201、および1個のSiパワー半導体モジュール101が取り付けられている。ヒートシンク10はパワー半導体モジュール201、101の発熱を空気12に伝える。そしてパワー半導体モジュール201、101の温度は耐熱温度以下に保たれる。
この発明の特徴は、図2に示すようヒートシンク10のファン11に近い側にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201が設置され、ヒートシンク10のファン11から遠い側にSiパワー半導体モジュール101が設置されることである。すなわち、ヒートシンク10の内部を空気12が通流するが、ヒートシンク10の空気12について上流側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201が設置され、ヒートシンク10の空気12について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール101が設置される。
Siパワー半導体モジュール101の発熱を受けて空気12の温度が上がる前に、空気12はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を受ける。空気12の温度が低いことから、空気12はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を効率的に受けることが可能である。そのため、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201に含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくすることでチップの単位面積あたりの電流密度が増加し、発熱量が増加してもワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201を十分に冷却することが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、ファン11によって空気12がヒートシンク10の内部を通流する強制風冷方式を用いた電力変換装置にて本発明の効果を説明したが、空気12を冷媒として用いるもののファン11を用いない電力変換装置でも同様に本発明の効果を得ることができる。
例えば、電鉄車両推進制御用の電力変換装置においては、車体の底部側面にヒートシンクが突出している。電力変換装置の動作状態すなわち電鉄車両の走行状態ではファン11が無くとも空気がヒートシンク10の内部を通流する。
このような走行風自冷方式を用い、しかも環状線向け電鉄車両推進制御用の電力変換装置であれば走行風により常時一方向にヒートシンク10の内部を空気12が通流する。ヒートシンク10の空気12について上流側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201を設置し、ヒートシンク10の空気12について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール101を設置する。本構成によればファン11を用いない電力変換装置でも同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態においては、ヒートシンク10が1個の場合について示したが、2個以上の複数個に分割された構成の場合でも、冷媒である空気12の流れの上流側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201を設置し、空気12の流れの下流側の位置にSiパワー半導体モジュール101を設置すれば、同様の効果を得ることが可能である。
上記実施の形態では、冷媒として気体である空気12を用いた電力変換装置にて本発明の効果を説明したが、冷媒として液体である水13を用いた電力変換装置でも同様の効果を得ることができる。
図3は、この発明の実施の形態1における電力変換装置に用いられる別の部品を表す図である。例えば、図3に示すような内部に冷媒流路を設けたヒートシンク20を用いる。図3に示すように、ヒートシンク20は冷媒の流入口21、冷媒の流出口22、ヒートシンク20内部に設けられた冷媒流路23(点線で図示)で構成されている。図3に点線で示したように、冷媒である水13はヒートシンク20の内部に設けられた冷媒流路23内をジグザグに通流する。図3において、ヒートシンク20の左側に設けられた流入口21である穴より水13はヒートシンク20の内部へ入る。そして、内部に設けられた流路を通りヒートシンク20の右側に設けられた流出口22である穴より水13はヒートシンク20より外部へ出る。ここで、ヒートシンク20の水13について上流側の位置とは、図3において水13の流入口21となる穴が設置されている左側になる。また、ヒートシンク20の水13について下流側の位置とは、図3において水13の流出口22となる穴が設置されている右側になる。なお、ヒートシンク20内部に設けられた冷媒流路23の経路は、本発明の効果が得られるように構成されていれば良い。
図4は、この発明の実施の形態1における電力変換装置の別の部品配置を表す図である。図4に示すように、電力変換装置1001は、冷媒流路を有する冷却部であるヒートシンク20、第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール101、第二の電力変換回路を用いたワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成されている。この構成においては、図3に示したヒートシンク20を用いており、図4のヒートシンク20の向きは図3と揃えている。本発明の特徴は、図4においてヒートシンク20の左側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201が設置され、ヒートシンク20の右側の位置にSiパワー半導体モジュール101が設置されることである。すなわち、ヒートシンク20の内部を水13が通流し、ヒートシンク20の水13についての上流側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201が設置され、ヒートシンク20の水13について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール101が設置される。
冷媒として空気12を用いた場合と同様に、Siパワー半導体モジュール101の発熱を受けて水13の温度が上がる前に、水13はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を受ける。水13の温度が低いことから、水13はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を効率的に受けることが可能である。そのため、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201に含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さくし、並列数を少なくすることで電流密度が増加することで発熱量が増加してもワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201を十分に冷却することが可能となる。
以上のように構成された電力変換装置においては、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールは、Siパワー半導体モジュールよりも冷媒流路の上流側に配置され、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールを優先的に冷媒で冷却することで、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールに含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくすることで電流密度が増加し、発熱量が増加してもワイドバンドギャップパワー半導体モジュールを十分に冷却することが可能となる。
また、相対的に歩留まりの悪化の度合いが大きなSiCパワー半導体素子をSiパワー半導体素子よりも優先させてチップサイズを小さく、並列数を少なくすることができる。
さらに、Siパワー半導体モジュールは、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールの発熱を受けて温度が上がった冷媒によって冷却されるが、電力変換装置の動作条件によっては、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールの発熱は、低損失であるSiCパワー半導体素子を内蔵していることから小さく、冷媒の温度上昇は抑えられる。よって冷媒流路の下流側に配置されたSiパワー半導体モジュールを冷却することが可能である。仮に、温度の上昇した冷媒によってSiパワー半導体モジュールを十分に冷却するため、Siパワー半導体モジュールに内蔵のSiパワー半導体素子のチップサイズを大きくし、電流密度を減少させ、Siパワー半導体素子の並列数を増す必要が生じても、Siパワー半導体素子はSiCパワー半導体素子よりも相対的に歩留まりの悪化の度合いが小さいのでパワー半導体素子のチップサイズが大きくなり、並列数が増す悪影響を抑えることができる。
また、下アームのスイッチング素子、ダイオード素子と上アームのダイオード素子と抵抗によって構成されるブレーキチョッパ回路を備える電力変換回路で本発明の効果を説明したが、上アームのスイッチング素子、ダイオード素子と下アームのダイオード素子と抵抗7によって構成されるブレーキチョッパ回路を備える電力変換回路でも本発明の効果を得ることができる。インバータ回路5についても3相2レベルインバータ回路以外にも単相2レベルインバータ回路、3相3レベルインバータ回路であっても良い。
さらに、インバータ回路、ブレーキチョッパ回路を構成するパワー半導体モジュールの構成および並列数は上記説明に限定されない。1アームのスイッチング素子とダイオード素子が1個のパッケージにまとめられた、いわゆる1in1タイプのパワー半導体モジュールを用いても良い。パワー半導体モジュールを複数個並列に接続して用いても良い。
また、スイッチング素子としてはMOSFET、IGBTのいずれかに限定されない。オン、オフの制御信号によりスイッチング動作するスイッチング素子であれば良い。ダイオード素子としてはSBD、pinダイオードのいずれかに限定されない。順方向に低抵抗で電流を通流し、逆方向には高抵抗で電流を流さない整流動作が可能なダイオード素子であれば良い。
さらに、インバータ回路がSiCパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まないワイドバンドギャップパワー半導体モジュールによって構成され、ブレーキチョッパ回路がSiパワー半導体素子を含むがワイドバンドギャップパワー半導体素子を含まないSiパワー半導体モジュールと抵抗によって構成されていれば良く、本発明の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2における電力変換装置の回路を表す図である。図5において、電力変換装置2000は、コンデンサ3、インバータ回路5、ブレーキチョッパ回路6を備えることは実施の形態1と同様であるが、インバータ回路5を構成するパワー半導体モジュールが異なる。
ブレーキチョッパ回路6は実施の形態1と同様に、Siパワー半導体素子を含むがワイドバンドギャップパワー半導体素子を含まない第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール101と抵抗7で構成される。
一方、インバータ回路5は、ワイドバンドギャップパワー半導体素子とSiパワー半導体素子との双方を含む第二の電力変換回路を用いたハイブリッドパワー半導体モジュール202で構成される。ハイブリッドパワー半導体モジュール202は上アームのスイッチング素子、ダイオード素子と下アームのスイッチング素子、ダイオード素子が1個のパッケージにまとめられた、いわゆる2in1タイプのパワー半導体モジュールである。
インバータ回路5は3個のハイブリッドパワー半導体モジュール202で構成される。ハイブリッドパワー半導体モジュール202には、スイッチング素子としてSiパワー半導体で形成されたIGBT、ダイオード素子としてSiCパワー半導体素子で形成されたSBDが用いられている。SiC−SBDは電流がオフするリカバリ時にリカバリ電流がほとんど生じないことからリカバリ損失がほとんど生じない。
また、逆アームのIGBTのターンオン電流にリカバリ電流が重畳することがないため、逆アームのIGBTのスイッチング損失を抑えることができる。電力損失が少ないため、高いスイッチング周波数でインバータ回路5を動作させることができる。高いスイッチング周波数でインバータ回路5を駆動すると、モータ4の電流の歪みが小さくなり、モータ4の鉄損が下がる。また、コンデンサ3の入出電荷量が小さくなり、コンデンサ3を小型化することができることは実施の形態1で述べた通りである。
図6は、この発明の実施の形態2における電力変換装置の部品配置を表す図である。図6に示すように、電力変換装置2000は、冷媒流路を有する冷却部であるヒートシンク10、ファン11、第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール101、第二の電力変換回路を用いたハイブリッドパワー半導体モジュール202で構成されている。
ファン11により、冷媒として空気12がヒートシンク10の内部を通流する。ヒートシンク10には3個のハイブリッドパワー半導体モジュール202、および1個のSiパワー半導体モジュール101が取り付けられている。本発明の特徴として、図6に示すように、ヒートシンク10の内部を空気12通流するが、ヒートシンク10の空気12について上流側の位置にハイブリッドパワー半導体モジュール202が設置され、ヒートシンク10の空気12について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール101が設置される。
Siパワー半導体モジュール101の発熱を受けて空気12の温度が上がる前に、空気12はハイブリッドパワー半導体モジュール202の発熱を受ける。空気12の温度が低いことから、空気12はハイブリッドパワー半導体モジュール202の発熱を効率的に受けることが可能である。そのため、ハイブリッドパワー半導体モジュール202に含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくすることで電流密度が増加し、発熱量が増加してもハイブリッドパワー半導体モジュール202を十分に冷却することが可能となる。
以上のように構成された電力変換装置においては、インバータ回路を構成するハイブリッドパワー半導体モジュールは、スイッチング素子としてSiパワー半導体、ダイオード素子としてSiCパワー半導体素子を用いても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、スイッチング素子としてSiCパワー半導体素子、ダイオード素子としてSiパワー半導体素子を用いても良い。
さらに、下アームのスイッチング素子、ダイオード素子と上アームのダイオード素子と抵抗によって構成されるブレーキチョッパ回路を備える電力変換回路で同様の効果を説明したが、上アームのスイッチング素子、ダイオード素子と下アームのダイオード素子と抵抗によって構成されるブレーキチョッパ回路を備える電力変換回路でも同様の効果を得ることができる。インバータ回路についても3相2レベルインバータ回路以外にも単相2レベルインバータ回路、3相3レベル回路であっても良い。
また、インバータ回路、ブレーキチョッパ回路を構成するパワー半導体モジュールの構成および並列数は上記説明に限定されない。1アームのスイッチング素子とダイオード素子を1個のパッケージにまとめられた、いわゆる1in1タイプのパワー半導体モジュールを用いても良い。パワー半導体モジュールを複数個並列に接続して用いても良い。
さらに、スイッチング素子としてはMOSFET、IGBTのいずれかに限定されない。オン、オフの制御信号によりスイッチング動作するスイッチング素子であれば良い。ダイオード素子としてはSBD、pinダイオードのいずれかに限定されない。順方向に低抵抗で電流を通流し、逆方向には電流を流さない整流動作が可能なダイオード素子であれば良い。インバータ回路がSiパワー半導体素子とSiCパワー半導体素子の双方を含むハイブリッドパワー半導体モジュールによって構成され、ブレーキチョッパ回路がSiパワー半導体素子を含むがワイドバンドギャップパワー半導体素子を含まないSiパワー半導体モジュールと抵抗によって構成されていれば良く、同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3における電力変換装置の回路を表す図である。図7において、実施の形態1、実施の形態2と異なり、本実施の形態3における電力変換装置3000は、2個のコンデンサ3(3a,3b)、インバータ回路5で構成されている。また、図7において高電位側をP、低電位側をNとする。
2個のコンデンサ3が直列接続されており、図7では表示を省略しているが、系統電力から2個のコンデンサ3に直流電力が供給される。モータ4と2個のコンデンサ3の間にインバータ回路5が存在し、コンデンサ3の直流電力を交流電力に変換してモータ4を駆動する。
インバータ回路5は3相3レベルインバータ回路である。直流電力を蓄える第一のコンデンサ3aと第二のコンデンサ3bとがこの順で高電位側Pより直列に接続され、第一から第四のスイッチがこの順で高電位側Pより直列に接続され、第一のコンデンサの陽極と第一のスイッチの陽極が接続され、第二のコンデンサの陰極と第四のスイッチの陰極とが接続され、第一のコンデンサと第二コンコンデンサとの接続点と、第一のスイッチと第二のスイッチとの接続点とを第一のクランプダイオードで接続され、第一のコンデンサと第二コンコンデンサとの接続点と、第三のスイッチと第四のスイッチとの接続点とを第二のクランプダイオードで接続され、3通りの電圧を出力することができる回路となっている。
第一から第四のスイッチは、スイッチング素子とダイオード素子で構成される。また、第一から第四のスイッチは、Siパワー半導体素子とSiCパワー半導体素子の双方を備える第二の電力変換回路を用いたハイブリッドパワー半導体モジュール202で構成される。実施の形態2にて説明したが、ハイブリッドパワー半導体モジュール202の電力損失が少ないため、高いスイッチング周波数でインバータ回路5を動作させることができる。
一方、第一、第二のクランプダイオードはSiパワー半導体素子のみを含む第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール102で構成される。Siパワー半導体モジュール102は、上アームのダイオード素子と下アームのダイオード素子が1個のパッケージにまとめられている。ダイオード素子としては、Siパワー半導体で形成されたpin(p−intrinsic−n)ダイオードが用いられている。ダイオード素子は、電流のターンオン時の電力損失がスイッチング素子の場合と異なってほとんど生じない。また、3レベルインバータ回路の動作の特徴からクランプダイオードの通流率は小さい。よってSiパワー半導体モジュール102の発熱は抑えられる。
図8は、この発明の実施の形態3における電力変換装置の部品配置を表す図である。図8に示すように、電力変換装置3000は、冷媒流路を有する冷却部であるヒートシンク10、ファン11、Siパワー半導体素子のみを含む第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール102、第二の電力変換回路を用いたハイブリッドパワー半導体モジュール202で構成されている。
ファン11により、冷媒として空気12がヒートシンク10の内部を通流する。ヒートシンク10には6個のハイブリッドパワー半導体モジュール202、および3個のSiパワー半導体モジュール102が取り付けられている。本発明の特徴は、図8に示すように、ヒートシンク10の内部を空気12が通流するが、ヒートシンク10の空気12について上流側の位置にハイブリッドパワー半導体モジュール202が設置され、ヒートシンク10の空気12について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール102が設置される。
Siパワー半導体モジュール102の発熱を受けて空気12の温度が上がる前に、空気12はハイブリッドパワー半導体モジュール202の発熱を受ける。空気12の温度が低いことから、空気12はハイブリッドギャップパワー半導体モジュール202の発熱を効率的に受けることが可能である。そのため、ハイブリッドパワー半導体モジュール202に含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくすることで電流密度が増加し、発熱量が増加してもハイブリッドパワー半導体モジュール202を十分に冷却することが可能となる。
以上のように構成された電力変換装置においては、インバータ回路の第一から四のスイッチがSiパワー半導体素子とSiCパワー半導体素子の双方を備えるハイブリッドパワー半導体モジュールで構成し、第一、第二のクランプダイオードはSiパワー半導体素子のみを含むSiパワー半導体モジュールで構成し、ハイブリッドパワー半導体モジュールは、Siパワー半導体モジュールよりも冷媒流路の上流側に配置されたので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、インバータ回路の第一から四のスイッチがSiCパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まないワイドバンドギャップパワー半導体モジュールで構成され、第一、第二のクランプダイオードはSiパワー半導体素子のみを含むSiパワー半導体モジュールで構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4における電力変換装置の回路を表す図である。図9に示すように、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3と異なり、本実施の形態4における電力変換装置4000は、コンデンサ3、インバータ回路5、コンバータ回路8で構成されている。
図9では表示を省略しているが、系統電力から3相交流電力がコンバータ回路8に入力される。コンバータ回路8は入力された3相交流電力を直流電力に変換し、コンデンサ3へ出力する。インバータ回路5はコンデンサ3の直流電力を3相交流電力に変換し、モータ4を駆動する。
インバータ回路5は3相2レベルインバータ回路となっている。ワイドバンドギャップパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まない第二の電力変換回路を用いたワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201で構成される。実施の形態1にて説明したが、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の電力損失が少ないため、高いスイッチング周波数でインバータ回路5を動作させることができる。
一方、コンバータ回路8は、ダイオードコンバータ回路となっており、Siパワー半導体素子のみを含む第一の電力変換回路を用いたSiパワー半導体モジュール102で構成される。系統電力よりコンバータ回路8へ入力される3相交流電力は50Hzや60Hzといった低周波であり、di/dtがゆるやかなため、ダイオード素子のリカバリ時の電力損失は小さい。よってSiパワー半導体モジュール102の発熱は抑えられる。
図10は、この発明の実施の形態4における電力変換装置の部品配置を表す図である。図10に示すように、電力変換装置4000は、冷媒流路を有する冷却部であるヒートシンク10、ファン11、ワイドバンドギャップパワー半導体素子201、ワイドバンドギャップ半導体素子を含まないSiパワー半導体素子102で構成されている。
ファン11により、冷媒として空気12がヒートシンク10の内部を通流する。ヒートシンク10には3個のワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201、および3個のSiパワー半導体モジュール102が取り付けられている。本発明の特徴は、図10に示すように、ヒートシンク10の内部を空気12が通流するが、ヒートシンク10の空気12について上流側の位置にワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201が設置され、ヒートシンク10の空気12について下流側の位置にSiパワー半導体モジュール102が設置される。
Siパワー半導体モジュール102の発熱を受けて空気12の温度が上がる前に、空気12はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を受ける。空気12の温度が低いことから、空気12はワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201の発熱を効率的に受けることが可能である。そのため、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201に含まれるSiCパワー半導体素子のチップサイズを小さく、並列数を少なくすることで電流密度が増加し、発熱量が増加してもワイドバンドギャップパワー半導体モジュール201を十分に冷却することが可能となる。
以上のように構成された電力変換装置においては、インバータ回路5がSiCパワー半導体素子を含むがSiパワー半導体素子を含まないワイドバンドギャップパワー半導体モジュールで構成し、ワイドバンドギャップパワー半導体モジュールは、Siパワー半導体モジュールよりも冷媒流路の上流側に配置されたので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、Siパワー半導体素子とSiCパワー半導体素子の双方を備えるハイブリッドパワー半導体モジュールで構成しても同様の効果が得られる。
なお、全ての実施の形態において、ワイドバンドギャップパワー半導体素子としてSiCパワー半導体素子を用いる場合で説明を行ったが、Siパワー半導体素子よりも電力損失が小さい、高温動作可能、高耐電圧といった特徴を有していれば良く、窒化ガリウムやダイヤモンドなどのワイドバンドギャップパワー半導体素子を用いても良い。
このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子やダイオード素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子やダイオード素子の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子やダイオード素子を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。
また、耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。
さらに電力損失が低いため、スイッチング素子やダイオード素子の高効率化が可能であり、延いては半導体モジュールの高効率化が可能になる。
なお、スイッチング素子及びダイオード素子の両方がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることが望ましいが、いずれか一方の素子がワイドバンドギャップ半導体によって形成されていてもよく、この実施例に記載の効果を得ることができる。
3 コンデンサ、3a 第一のコンデンサ、3b 第二のコンデンサ、4 モータ、5 インバータ回路、6 ブレーキチョッパ回路、7 抵抗、8 コンバータ回路、10,20 ヒートシンク、11 ファン、12 空気、13 水、21 流入口、22 流出口、23 冷媒流路、101、102 Siパワー半導体モジュール 201 ワイドバンドギャップパワー半導体モジュール、202 ハイブリッドパワー半導体モジュール、1000,1001,2000,3000,4000 電力変換装置。

Claims (7)

  1. 複数のシリコン半導体素子を有する第一の電力変換回路と、
    複数のワイドバンドギャップ半導体素子を有する第二の電力変換回路と、
    前記第一および第二の電力変換回路を冷却する冷媒流路を有する冷却部とを備え、
    前記第二の電力変換回路を前記冷媒流路の上流側に配置し、前記第一の電力変換回路を前記冷媒流路の下流側に配置し、
    前記複数のワイドバンドギャップ半導体素子を有する前記第二の電力変換回路の単位面積当たりの発熱量を、前記複数のシリコン半導体素子を有する前記第一の電力変換回路の単位面積当たりの発熱量より大きくし、
    前記第二の電力変換回路が有するワイドバンドギャップ半導体素子の動作温度が、前記第一の電力変換回路が有するシリコン半導体素子の動作温度より高いこと、
    を特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第二の電力変換回路は、コンデンサに蓄えられた直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成し、前記第一の電力変換装置は、前記コンデンサを負荷に接続するブレーキチョッパー回路を構成することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 第一のコンデンサと第二のコンデンサとがこの順番で高電位側より直列に接続され、第一から第四のスイッチがこの順番で高電位側より直列に接続され、前記第一のコンデンサの陽極と前記第一のスイッチの陽極とが接続され、前記第二のコンデンサの陰極と前記第四のスイッチの陰極とが接続され、前記第一のコンデンサと前記第二のコンデンサとの接続点と、前記第一のスイッチと前記第二のスイッチとの接続点とを第一のクランプダイオードによって接続され、前記第一のコンデンサと前記第二のコンデンサとの接続点と、前記第三のスイッチと前記第四のスイッチとの接続点とを第二のクランプダイオードによって接続され、3通りの電圧を出力する回路を備えた3レベルインバータを備えた電力変換装置であって、
    前記第二の電力変換回路は、前記第一から第四のスイッチを構成し、前記第一の電力変換回路は、前記第一および第二のクランプダイオードを構成することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記第一の電力変換回路は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路を構成し、前記第二の電力変換回路は、前記コンバータ回路で変換された前記直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 前記第二の電力変換回路は、前記シリコン半導体素子と前記ワイドバンドギャップ半導体素子とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項記載の電力変換装置。
  6. 前記第二の電力変換回路は、前記ワイドバンドギャップ半導体素子からなることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項記載の電力変換装置。
  7. 前記ワイドバンドギャップ半導体素子の材料は、炭化珪素、窒化ガリウム、ダイヤモンドのいずれかであることを特徴とする請求項または請求項記載の電力変換装置。
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