JP5966951B2 - 粉体の容器及び画像形成装置 - Google Patents
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また、特許文献3には、回収ボックス(50)が、オーガ(55)の軸方向と直交する方向に広い場合には、一対のオーガ(55、56)を平行に設けて、収容空間を有効利用する構成が記載されている。
粉体が収容される収容部と、
前記収容部に向けて粉体を流入させる流入口と、
前記収容部の内部に配置されて、前記収容部に流入した粉体を予め設定された搬送方向に搬送する搬送部材と、
前記搬送方向に対して前記流入口よりも下流側に重力方向の上端が配置され、且つ、前記重力方向に対して下方に行くに連れて前記搬送方向の上流側に傾斜する傾斜面を有し、搬送部材で搬送される粉体を前記傾斜面に沿って案内する案内部材と、
前記搬送方向および重力方向に対して直交する方向に対し前記搬送部材から離間するに連れて、前記搬送方向の下流側に傾斜する前記傾斜面と、
を備えたことを特徴とする。
粉体が収容される収容部と、
前記収容部に向けて粉体を流入させる流入口と、
前記収容部の内部に配置されて、前記収容部に流入した粉体を予め設定された搬送方向に搬送する搬送部材と、
前記搬送方向に対して前記流入口よりも下流側に重力方向の上端が配置され、且つ、前記重力方向に対して下方に行くに連れて前記搬送方向の上流側に傾斜する傾斜面を有し、搬送部材で搬送される粉体を前記傾斜面に沿って案内する案内部材と、
前記搬送方向に対して、予め設定された間隔をあけて配置された複数の前記流入口と、
各流入口に対応して、それぞれ配置された前記案内部材と、
前記案内部材の上端に対して、前記搬送方向の上流側に間隔をあけて配置され、前記搬送部材の搬送方向に沿って延びる第2の案内部材と、
を備えたことを特徴とする。
像保持体と、
前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像の形成装置と、
前記像保持体の表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記前記像保持体の表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
転写後の前記像保持体の表面に残留した現像剤を除去する清掃器と、
前記清掃器で除去された現像剤により構成された粉体を収容する請求項1または2に記載の粉体の容器と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、搬送方向及び重力方向に対して直交する方向の端部の空間を有効利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2の案内部材を有しない場合に比べて、粉体が上方に移動することを抑止でき、粉体を上流側に案内されやすくすることができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、記録部の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースU0が支持されている。前記ユーザインタフェースU0は、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
読取り用の光学系Aの左方には、撮像部材CCDが配置されている。撮像部材CCDには、画像処理部GSが電気的に接続されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例としての露光装置ROSに電気的に接続されている。
実施例1の露光装置ROSは、書込光の一例としてのY,M,C,Kの各色に対応したレーザービームLy,Lm,Lc,Lkを出力可能に構成されている。露光装置ROSは、書込回路DLから入力された信号に応じたレーザービームLy〜Lkを出力可能に構成されている。
図1において、各露光装置ROSの上方には、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。図1、図2において、各感光体PRy〜PRkにレーザービームLy〜Lkが照射される領域により、書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y〜Q1kの下流側には、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。各感光体PRy〜PRkと各現像装置Gy〜Gkとが対向する領域により、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kが構成されている。
感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写ロールT1y〜T1kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
実施例1の中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、片寄りを補正する部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としてのアイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
給紙トレイTR1〜TR3の右上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、ピックアップロールRpの下流側には、捌き部材の一例としてのさばきロールRsが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、捌きロールRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaが配置されている。
シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ロールFpと、を有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域により定着領域Q5が構成されている。
定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙路SH2が配置されている。プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての排紙トレイTRhが形成されている。排紙路SH2は、排紙トレイTRhに向けて延びる。排紙路SH2の下流端には、媒体の搬送部材の一例としての排紙ロールRhが配置されている。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、複写動作が開始されると、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giが露光される。原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、光学系Aを通って、撮像部材CCDに集光される。前記撮像部材CCDは、撮像面に集光された原稿Giの反射光を電気信号に変換する。
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、露光装置ROSに出力する。露光装置ROSは、制御信号に応じたレーザービームLy〜Lkを出力する。
1次転写後の感光体PRy〜PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy〜CLkにより清掃される。清掃された感光体PRy〜PRk表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1〜T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、シートSを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ロールT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBからシートSに転写される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録シートSは、排紙路SH2を搬送される。排紙路SH2を搬送されたシートSは、排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
図3は実施例1の回収容器の説明図である。
図4は図3の矢印IV方向から見た図である。
図5は図3のV−V線断面図である。
図2において、実施例1の複写機Uの各現像装置Gy〜Gkの底部には、現像剤の搬送部の一例としての第1の搬送筒1y,1m,1c,1kが支持されている。図2〜図4において、実施例1の第1の搬送筒1y〜1kは、前方に延びる円筒状に形成されている。第1の搬送筒1y〜1kには、現像装置Gy〜Gkから、粉体の一例としての現像剤が少しずつ廃棄されて流入するように構成されている。図5において、実施例1の第1の搬送筒1y〜1kの前端の下面には、開口の一例としての第1の流出口2y,2m,2c,2kが形成されている。
図2、図5において、各第1の搬送筒1y〜1kの内部には、搬送部材の一例としての第1のオーガ3y,3m,3c,3kが回転可能に支持されている。各第1のオーガ3y〜3kは、図示しない駆動源から駆動が伝達可能に構成されている。各第1のオーガ3y〜3kは、駆動が伝達されて回転した場合に、第1の搬送筒1y〜1kに流入した現像剤を第1の流出口2y〜2kに向けて搬送する。
図3、図4において、各感光体クリーナCLy〜CLkには、現像剤の搬送部の一例としての第2の搬送筒7y,7m,7c,7kが支持されている。第2の搬送筒7y〜7kは、各感光体クリーナCLy〜CLkから前方に延びる筒状に形成されている。各第2の搬送筒7y〜7kの前端の下面には、開口の一例としての第2の流出口8y,8m,8c,8kが形成されている。
各第2の搬送筒7y〜7kの内部には、第2のオーガ6y〜6kが収容されている。したがって、第2のオーガ6y〜6kは、回転時に、感光体クリーナCLy〜CLkで回収された粉体の一例としての現像剤や放電生成物等を、第2の流出口8y〜8kに向けて搬送可能である。
また、ベルトクリーナCLbにも、感光体クリーナCLy〜CLkと同様に、第2のオーガ6bおよび第2の搬送筒7b、第2の流出口8bが設けられている。
回収ボックス11の後面には、各現像装置Gy〜Gkから延びる第1の搬送筒1y〜1kに対応する位置に、流入口の一例としての第1の流入口12y,12m,12c,12kが形成されている。実施例1の第1の流入口12y〜12kは、前後方向に貫通する貫通孔により構成されている。第1の流入口12y〜12kには、第1の搬送筒1y〜1kの前端部が貫通可能に構成されている。したがって、第1の搬送筒1y〜1kが第1の流入口12y〜12kを貫通した状態では、第1の流出口2y〜2kが回収室11a内に進入する。したがって、第1の流出口2y〜2kから流出する現像剤は、回収室11a内に落下、堆積可能である。
第2の流入口17y〜17k,17bには、第2の流出口8y〜8k,8bが接続可能に構成されている。よって、第2の搬送筒7y〜7k,7bを搬送されてきた現像剤等は、第2の流出口8y〜8k,8bと第2の流入口17y〜17k,17bを通じて、収容室11a内に落下、堆積可能である。
図5、図6において、実施例1の回収ボックス11の左右方向の中央部には、満杯の検知部21が配置されている。図4において、満杯の検知部21の外側には、検知部材の一例としての光センサ22が配置されている。なお、満杯の検知部21や光センサ22を使用して回収室11aが満杯になったことを検知する構成は、例えば、特許文献1や特開2009−276631号公報等に記載されており、従来公知である。よって、満杯を検出するための詳細な説明は省略する。
図5,図6において、実施例1の回収室11aの内部には、案内部材の一例としてのガイドプレート31y,31m,31c,31kが支持されている。実施例1のガイドプレート31y〜31kは、第1の流入口12y〜12kに対応する位置に配置されている。なお、実施例1では、第3のオーガ26の搬送方向に対して、ガイドプレート31y〜31kの上端32の位置が、第1の流入口12y〜12kよりも下流側に設定されている。
図6において、実施例1のガイドプレート31y〜31kは、前後方向の中央から外側に行くに連れて、第3のオーガ26の搬送方向の下流側に傾斜している。すなわち、ガイドプレート31y〜31kの傾斜面33は、搬送方向である左右方向および重力方向である上下方向に対して直交する前後方向に対して、第3のオーガ26から離間するに連れて、搬送方向の下流側に傾斜している。
図7は実施例1の回収容器における現像剤の流れを示す説明図であり、図7Aは図5に対応する説明図、図7Bは図6に対応する説明図である。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、画像の形成時に、現像装置Gy〜Gkから劣化した現像剤が少しずつ第1の搬送筒1y〜1kに排出される。また、感光体クリーナCLy〜CLkやベルトクリーナCLbで回収された現像剤や放電生成物は、第2の搬送筒7y〜7k、7bを搬送される。各搬送筒1y〜1k,7y〜7k,7bを搬送された現像剤等は、回収ボックス11に流入する。
回収ボックス11に流入した現像剤等は、落下して、堆積する。図7において、現像剤等が堆積した山41の高さが高くなると、第3のオーガ26に達する。第3のオーガ26は、堆積した山41の上端部の現像剤等を下流側に搬送する。したがって、結果として、山41の頂上部分が崩される形となって、現像剤が下流側に送られ、結果として、山41が均されていく。
これに対して、実施例1の回収ボックス11では、ガイドプレート31y〜31kの傾斜面33が、下方に行くに連れて第3のオーガ26の上流側に傾斜している。したがって、現像剤等が下流側に送られて流動する際に、ガイドプレート31y〜31kに接触した現像剤等は、ガイドプレート31y〜31kの傾斜面33の傾斜に沿って、図7Aの矢印43で示す方向に案内される。よって、傾斜面33に沿って、重力方向の下方、且つ、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に送られる。したがって、デッドスペース42に現像剤が流入しやすくなる。よって、実施例1では、特許文献3に記載の構成のような複雑な制御をすることなく、デッドスペース42に現像剤等を収容可能となり、収容室11aが有効利用される。
これらに対して、実施例1の回収ボックス11では、傾斜面33が前後方向の端に行くに連れて前方に傾斜している。したがって、第3のオーガ26で搬送される現像剤は、傾斜面33に沿って、前後方向の端に到達しやすい。そして、前後方向の端に到達した現像剤は、次々に搬送されてくる現像剤等に押されて、収容室11aの前後両端の壁面に沿って、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に流動しやすい。よって、実施例1の回収ボックス11では、従来の構成に比べて、費用の上昇を低減しつつ、前後両側のデッドスペース46に現像剤等が収容可能となる。よって、収容室11aが有効利用される。
次に本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
なお、実施例2のガイドプレート31y〜31kでは、Y,Mと、C,Kとで左右対称に配置されている点が異なるが、ガイドプレート31y〜31k自体の構成は同様であるため、図8では、K色用のガイドプレート31kのみを図示し、その他のガイドプレート31y〜31cについては図示および詳細な説明は省略する。なお、後述する実施例3以降についても同様に、適宜図示を省略する。
図8において、実施例2のガイドプレート31kは、上端32から重力方向に沿って下方に延びる垂直面51を有する。そして、傾斜面33は、垂直面51の下端に接続されている。
前記構成を備えた実施例2の回収ボックス11では、実施例1のように上端32まで、傾斜面33が形成されている場合に比べて、垂直面51の方が、現像剤を堰き止めやすい。すなわち、傾斜面33が上端32まで形成されていると、第3のオーガ26で搬送された現像剤の一部が、傾斜面33に沿って乗り越えやすくなっている。これに対して、実施例2では、垂直面51で現像剤が堰き止められやすく、下方の傾斜面33に案内されやすい。よって、垂直面51が設けられていない場合に比べて、さらにデッドスペース42,46に現像剤が送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすくなっている。
次に本発明の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、実施例1、2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1、2と相違しているが、他の点では前記実施例1、2と同様に構成されている。
図9において、実施例3のガイドプレート31kでは、垂直面51に加え、傾斜面33の下端から、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に向けて、水平面52が延びている。
前記構成を備えた実施例3の回収ボックス11では、水平面52が設けられていない構成に比べて、傾斜面33に沿って移動する現像剤等が、上流側に送られやすくなる。よって、水平面52を有しない場合に比べて、さらにデッドスペース42,46に現像剤が送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすくなっている。
次に本発明の実施例4の説明を行うが、この実施例4の説明において、実施例1〜3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例1〜3と相違しているが、他の点では前記実施例1〜3と同様に構成されている。
図10において、実施例4のガイドプレート31kでは、傾斜面33′が曲面により構成されている。そして、第3のオーガ26の搬送方向に対して、傾斜面33′の上端32に比べて、下端53が上流側に配置されている。したがって、第3のオーガ26の搬送方向に対して、傾斜面33′は、全体として、下方に行くに連れて上流側に傾斜している。
前記構成を備えた実施例4の回収ボックス11では、傾斜面33′に沿って現像剤等が案内される。したがって、実施例1と同様に、デッドスペース42,46に現像剤が送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすくなっている。
次に本発明の実施例5の説明を行うが、この実施例5の説明において、実施例1〜4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例5は、下記の点で前記実施例1〜4と相違しているが、他の点では前記実施例1〜4と同様に構成されている。
図11において、実施例5の回収ボックス11では、各ガイドプレート31y〜31kに対して、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に、第2の案内部材の一例としての水平プレート61が配置されている。実施例5の水平プレート61は、第3のオーガ26の搬送方向に沿って延びる板状に形成されている。実施例5では、第3のオーガ26の搬送方向に対して、水平プレート61の下流端は、ガイドプレート31y〜31kの上端32に対して、間隔をあけて配置されている。また、第3のオーガ26の搬送方向に対して、水平プレート61の上流端は、回収ボックス11の側壁や、上流側のガイドプレート31y,31kの上端に接続されている。
前記構成を備えた実施例5の回収ボックス11では、ガイドプレート31y〜31kに案内されて、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に送られる現像剤が、上方に移動しようとした場合に、水平プレート61で移動が妨げられやすくなっている。すなわち、現像剤が上流に向けて移動せず、上方に逃げようとしても、水平プレート61が上方への逃げを抑止する。したがって、水平プレート61を有しない場合に比べて、現像剤が上流側のデッドスペース42,46に送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすくなっている。
次に本発明の実施例6の説明を行うが、この実施例6の説明において、実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例6は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図12において、実施例6の回収ボックス11では、各ガイドプレート31y″〜31k″は、実施例1と異なり、前後方向の外側に行くに連れて、第3のオーガ26の搬送方向の上流側に傾斜している。
前記構成を備えた実施例6の回収ボックス11でも、実施例1と同様に、ガイドプレート31y″〜31k″に沿って現像剤等が案内されて、前後のデッドスペース46に送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすい。
次に本発明の実施例7の説明を行うが、この実施例7の説明において、実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例7は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図13において、実施例1のガイドプレート31y〜31kは、図13Aに示すように第3のオーガ26よりも下方に配置されていたが、実施例7のガイドプレート31y″〜31k″では、上端32″が第3のオーガ26の下端よりも上方に配置されている。
前記構成を備えた実施例7の回収ボックス11では、ガイドプレート31y″〜31k″は、上端32″が、第3のオーガ26の下端よりも上方に配置されており、下端よりも下方に配置されている場合に比べて、より多くの現像剤等を、傾斜面33を通じて上流側に送りやすくなっている。よって、実施例1と同様に、ガイドプレート31y〜31kに沿って現像剤等が案内されて、前後のデッドスペース46に送られやすい。したがって、収容室11aが有効利用されやすい。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例として複写機Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H04)前記実施例において、粉体の一例として、現像剤や放電生成物、紙粉、塵、埃等が収容される容器を例示したが、これに限定されず、従来公知の任意の粉体の容器に適用可能である。
(H06)前記実施例5において、水平プレート61の上流端を、回収ボックス11の側壁や上流側のガイドプレート31y、31kに接続する構成を例示したが、これに限定されない。水平プレート61の上流端と、側壁等との間に隙間を設けた構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例1〜7を組み合わせることも可能である。例えば、実施例2,3の垂直面51や水平面52を実施例4の傾斜面33′の上下両端に設けたり、実施例4と実施例6,7の構成を組み合わせる等、任意の変更が可能である。
(H09)前記実施例において、搬送部材とて回転軸の周りに螺旋ばねを有するオーガを使用したが、回転軸のない螺旋(例えば針金をコイススプリング形状にしたもの)を搬送部材として使用しても良い。
11a…収容部、
12y,12m,12c,12k…流入口、
26…搬送部材、
31y,31m,31c,31k…案内部材、
32…上端、
33…傾斜面、
61…第2の案内部材、
CLy,CLm,CLc,CLk…清掃器、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持体、
ROS…潜像の形成装置、
T1+T2+B…転写装置、
U…画像形成装置。
Claims (3)
- 粉体が収容される収容部と、
前記収容部に向けて粉体を流入させる流入口と、
前記収容部の内部に配置されて、前記収容部に流入した粉体を予め設定された搬送方向に搬送する搬送部材と、
前記搬送方向に対して前記流入口よりも下流側に重力方向の上端が配置され、且つ、前記重力方向に対して下方に行くに連れて前記搬送方向の上流側に傾斜する傾斜面を有し、搬送部材で搬送される粉体を前記傾斜面に沿って案内する案内部材と、
前記搬送方向および重力方向に対して直交する方向に対し前記搬送部材から離間するに連れて、前記搬送方向の下流側に傾斜する前記傾斜面と、
を備えたことを特徴とする粉体の容器。 - 粉体が収容される収容部と、
前記収容部に向けて粉体を流入させる流入口と、
前記収容部の内部に配置されて、前記収容部に流入した粉体を予め設定された搬送方向に搬送する搬送部材と、
前記搬送方向に対して前記流入口よりも下流側に重力方向の上端が配置され、且つ、前記重力方向に対して下方に行くに連れて前記搬送方向の上流側に傾斜する傾斜面を有し、搬送部材で搬送される粉体を前記傾斜面に沿って案内する案内部材と、
前記搬送方向に対して、予め設定された間隔をあけて配置された複数の前記流入口と、
各流入口に対応して、それぞれ配置された前記案内部材と、
前記案内部材の上端に対して、前記搬送方向の上流側に間隔をあけて配置され、前記搬送部材の搬送方向に沿って延びる第2の案内部材と、
を備えたことを特徴とする粉体の容器。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像の形成装置と、
前記像保持体の表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記前記像保持体の表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
転写後の前記像保持体の表面に残留した現像剤を除去する清掃器と、
前記清掃器で除去された現像剤により構成された粉体を収容する請求項1または2に記載の粉体の容器と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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