JPH05257411A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

Info

Publication number
JPH05257411A
JPH05257411A JP5826492A JP5826492A JPH05257411A JP H05257411 A JPH05257411 A JP H05257411A JP 5826492 A JP5826492 A JP 5826492A JP 5826492 A JP5826492 A JP 5826492A JP H05257411 A JPH05257411 A JP H05257411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
carrying
cleaning device
photoconductor
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5826492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Tanaka
勝 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5826492A priority Critical patent/JPH05257411A/ja
Publication of JPH05257411A publication Critical patent/JPH05257411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、簡単な構造によって、回収さ
れるトナーの分布状態を均一化することにより、回収効
率を低下させないようにすることのできるトナー回収構
造を備えたクリーニング装置を得ることにある。 【構成】本発明は、感光体1表面から掻き取られたトナ
ーが搬送部材6Bによって搬入されるトナー回収容器6
C内においてトナーの自由移動を規制するために規制部
材6C1を設け、この規制部材6C1の構成として、掻
き取られるトナーの量が最も多い位置から搬入されるト
ナーを最も早く搬送部材の軸方向の外側に向け分散移動
させるように、平面視において、トナー搬入方向上流側
から下流側にかけて拡げられた状態に傾斜させて配置
し、この規制部材6C1により構成される空間内に充満
したトナーを隣合う空間内に向け溢れださせて、最終的
に軸方向中央部に配置されている満杯検知センサ8に対
応させるようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やプリンタ
等の画像形成装置において感光体上の残留トナーを除去
するクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式を用いる複写機や
プリンタなどの画像形成装置において普通紙などの転写
紙上へ画像転写を実行した感光体は、次の画像形成のた
めの帯電行程に至る前に感光体上に残留している余剰ト
ナーの清掃が行なわれる。このため、複写機には、例え
ば、感光体表面に当接してトナーを掻き取ることのでき
るクリーニングブレードを備えたクリーニング装置が設
けられており、クリーニングブレードによって掻き取ら
れた廃トナーをトナー回収容器に搬入するようになって
いる。ところで、トナーが搬入されるトナー回収容器に
は、この容器内の空間がトナーによって満たされた場合
を検知するセンサが設けられており、このセンサによっ
て満杯検知が行なわれた場合には、複写機の動作を停止
したりあるいは容器の交換を促すようになっているが、
実際のトナーの堆積量が満杯に相当していないときに満
杯検知が行なわれてしまう場合がある。これは、感光体
から掻き取られるトナーの量についていうと、感光体上
での画像形成領域の違いによって異なっていることが多
いことに原因があり、掻き取られてトナー回収容器内に
搬入された場合にも掻き取られたままの状態で分布する
ことになる。このため、掻き取られたトナーの分布が回
収容器の空間内で均一の状態でないと、仮りにセンサの
位置での堆積量が他の位置での堆積量よりも多くなって
いるような場合には、センサがそのトナーによって作動
されてしまい満杯として検知されてしまうことになる。
従って、このような事態は、トナー回収容器内の容積に
対してトナーの回収率を悪くしてしまう結果を招く。ま
た、このようなトナーの分布の不均一を解消するために
回収容器を傾け容器内にトナーを均一に分散させようと
した場合には、傾けた方向に改めて偏倚してブロッキン
グを起こしたままとなることもあり、トナーの偏倚は依
然解消されないままとなる虞れがあった。
【0003】そこで、このような不具合を解消するた
め、トナー回収容器の内部において、感光体から回収さ
れてくるトナーの搬入方向に沿って複数の堰板からなる
規制板を配列し、トナーの搬入方向上流側の規制板によ
り仕切られている空間が満杯になった場合には、下流側
の規制板により仕切られている空間に向けトナーを乗り
越えさせて流入させるようにした構造(例えば、実開昭
64ー49870号公報)、あるいは、トナーの搬入方
向に平行させた規制板を感光体の軸方向に沿って配列
し、この規制板により仕切られている空間に対して、搬
送スクリューにより満杯になっている空間部に堆積しよ
うとするトナーを乗り越えさせて次々と次の空間に向け
トナーを流入させる構造(例えば、特開平3ー5969
3号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトナーの回収構造においては、単に規制板によって
仕切られた空間を設けた場合においても、各空間でのト
ナーの堆積量は感光体上での画像形成領域の違いによっ
て均一でないことから、偏倚した場合の満杯検知に誤動
作を生じ、前述した場合と同じ不具合が生じることがあ
る。また、搬送部材を設けて各空間にわたってトナーを
行き渡させるようにする場合には、そのための構造が複
雑になってしまうという新たな問題が生じる。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
トナー回収構造における問題に鑑み、簡単な構造によっ
て、回収されるトナーの分布状態を均一化することによ
り、回収効率を低下させないようにすることのできるト
ナ−回収構造を備えたクリーニング装置を得ることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、感光体上に残留しているトナーを除去す
るために設けられているクリーニング装置において、上
記感光体表面に対向して配置されていてその表面から余
剰トナーを除去するクリーニング部材と、感光体表面か
ら除去されたトナーを収容するトナー回収容器と、上記
感光体表面から除去されたトナーを上記トナー回収容器
に移送する搬送部材と、上記トナー回収容器内で上記感
光体の軸方向に沿って並設されていて、上記搬送部材に
より搬入されるトナーの自由移動を規制する規制部材と
を備え、上記規制部材は、上記搬送部材により設定され
るトナーの搬入方向上流側から下流側にかけて平面視に
おいて広げられた状態に傾斜させて配置されていること
を特徴としている。
【0007】また本発明は、規制部材が、トナー回収容
器の天井内面に向かう直立高さを、搬送部材によるトナ
ーの搬入方向上流側から下流側にかけて、順次、高くさ
れ、上端面と天井内面との間に隙間を形成されているこ
とを特徴としている。
【0008】さらに本発明は、規制部材が、トナー回収
容器内で上下に分割して配列されていて、上側では、平
面視においてトナーの搬入方向上流側から下流側に向け
て収束する状態に傾斜させて配置され、下側では、感光
体の軸方向に沿って並列されていて平面視においてトナ
ーの搬入方向上流側から下流側に向けて拡げられた状態
に傾斜させて配置されていることを特徴としている。
【0009】そして本発明は、規制部材が、側面視にお
いてトナー回収容器の天井内面の近傍までの高さを設定
され、その天井内面側の一部が可撓性を持たせられ、ト
ナーが満杯になっている状態で新たに搬入されてくるト
ナーの堆積圧力によって隣合う空間に向け倒れる習性を
備えていることを特徴としている。
【0010】さらにまた本発明は、規制部材が、可撓性
をもつポリエステルフィルムによって構成されているこ
とを特徴としている。
【0011】そしてまた本発明は、感光体上に残留して
いるトナーを除去するためのクリーニング装置におい
て、上記感光体表面に対向して配置されていてその表面
から余剰トナーを除去するクリーニング部材と、感光体
表面から除去されたトナーを収容するトナー回収容器
と、上記感光体表面から除去されたトナーを上記トナー
回収容器に移送する搬送部材と、上記トナー回収容器内
で上記感光体の軸方向に沿って並設されていて、上記搬
送部材により搬入されるトナーの自由移動を規制する規
制部材とを備え、上記規制部材は、搬送部材によるトナ
ーの搬入方向上流側に回転支点をもち、搬入方向下流側
を揺動可能に支持され、この下流側に揺動操作部材を枢
着されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、搬送部材によりトナー回収容
器に向け搬送されるトナーは、搬送部材からトナー回収
容器に搬入された時点からその方向の下流側に向け移動
する間、下流側に向かうに従い外側に拡げられながら進
行する。
【0013】また、本発明によれば、トナー回収容器内
に搬入されたトナーは、進行しながら外側に向け分散さ
れて堆積し、規制部材により構成されている空間内が満
杯になった場合には、隣合う位置の空間内に向け溢れ
出、以下、回収容器内全域が満杯になるまでこの状態を
繰り返す。
【0014】さらに本発明によれば、隣合う空間の一方
がトナーによって満たされた場合、この空間内に向け新
たなトナーが搬入されると、新たに搬入されてくるトナ
ーが堆積しようとする際の堆積圧力を利用して規制部材
の一部が他方の空間に向け折れ曲がり、溢れたトナーを
他方の空間に流入させる。
【0015】さらにまた本発明によれば、規制部材によ
って構成されている空間の一部にのみトナーが堆積し
て、所謂、偏倚している場合には、その空間を構成する
規制部材を振動させることによってトナー塊を崩して隣
合う空間に溢れさせ、回収したトナーを空間全域にわた
って分散収容することができる。
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図9において、本発明の実施
例の詳細を説明する。図1は、本発明の実施例によるク
リーニング装置が用いられる複写機の構造の一例を示す
模式図であり、この図において、感光体1はドラム状の
ものが用いられており、この感光体ドラム1の周囲に
は、感光体ドラム1の移動方向(図示矢印方向)に沿っ
て、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写分離装
置5およびクリーニング装置6がこの順に配置されてい
る。感光体ドラム1は、帯電装置2によって一様帯電さ
れた後に、露光装置3を介して静電潜像を形成され、こ
の静電潜像を現像装置4により可視像化された像を普通
紙等の転写紙上に転写するようになっている。そして、
画像転写を終えた感光体ドラム1は、表面に残留してい
る余剰トナーをクリーニング装置6によって除去された
後、再度、帯電装置2により一様帯電されて次の画像形
成に備える。
【0017】一方、クリーニング装置6は、クリーニン
グ部材6Aと搬送部材6Bとトナー回収容器6Cとを主
要部として備えている。クリーニング部材6Aは、本実
施例の場合、ブレード状に構成されており、その先端が
感光体ドラム1の表面に当接させられている。搬送部材
6Bは、例えば、断面形状を矩形に設定されており、そ
のエッジ部によって、クリーニング部材6により感光体
ドラム1から掻き落とされたトナーを後述するトナー回
収容器6Cに移送するようになっている。なお、図中、
符号6B1は、その自由端を搬送部材6Bに当接させる
ことにより、この搬送部材6B表面に付着しているトナ
ーを除去するフィルム部材である。
【0018】一方、トナー回収容器6Cは、図2に示さ
れているように、密閉空間を内部に有するハウジングに
より構成されており、その天井内面には、搬送部材6B
の軸方向中央に相当する位置に検知センサ7が設けられ
ており、この検知センサ7は、空間内に堆積するトナー
が満杯になったときに作動されるようになっている。ま
た、ハウジングの底面には、図3に示す複数の規制部材
6C1が設けられている。規制部材6C1は、搬入され
てくるトナーの自由移動を規制する堰板であり、図3に
示されているように、平面視において、搬送部材6Bの
軸方向中央位置を境にして、矢印Aで示すトナー搬入方
向の上流側から下流側にかけて末拡がりの状態に傾斜さ
せて配置されており、上記中央位置を境にした両側で相
反する向きに傾斜している。また、規制部材6C1は、
図4に示されているように、側面視において、ハウジン
グの天井内面までの高さを、搬入方向上流側から下流側
にかけて上端までの高さが高くなるように上端面に勾配
が設けてあり、ハウジングの天井内面との間に隙間を形
成するようになっている。従って、規制部材6C1によ
り仕切られている空間は、規制部材6C1の上端面とハ
ウジングの天井内面との間の隙間を介して連通してお
り、隣合う位置での空間内で満杯になったトナーが規制
部材6C1を乗り越えて隣の空間に溢れ出ることができ
るようになっている。この規制部材6C1は、本実施例
の場合、感光体ドラム1での画像形成領域がドラムの軸
方向中央部を基準にして設定されていることが最も多い
場合を対象としており、このため、搬送部材6Bと対向
する側の端部の配列構成として、図3において、トナー
の搬入方向(矢印Aで示す方向)における上流側から下流
側にかけて対向する端部間での間隔が拡がる状態を設定
されている。これは、搬送部材6Bの軸方向中央部に対
向している規制部材6C1aの端部に差しかかったトナ
ーが最も早くトナー回収容器6Cの外側に向け移動させ
ることができるようにするためであり、この規制部材6
C1aおよびこれと隣合う規制部材6C1とで構成され
た空間内でトナーが満杯になったときには、トナー搬入
方向下流側で隣合う空間内にトナーを流入させることが
できるようになっている。また、搬送部材6Bと対向す
る側の端部が、トナーの搬入方向上流側から下流側にか
けて間隔を拡げられていることによって、上流側の規制
部材により構成されている空間がトナーによって満たさ
れた場合、トナーの移動を各空間での溢出による場合に
加えてその間隔内での移動ができるようになっている。
このため、規制部材6C1のうち、トナー回収容器6C
内で最も下流側に位置しているもの同士で構成される空
間内は、各空間内から溢れ出たトナーが最終的に移動す
る箇所ということになるので、この位置に対応するハウ
ジングの天井内面に前述した検知センサ7が位置させて
ある。従って、検知センサ7は、この位置に充満したト
ナーによって作動されることによって、各空間内が満杯
になった場合を確実に検知できる。なお、規制部材6C
1同士での搬送部材6Bと対向する側の端部は、前述し
たように、対向間隔を順次拡げるようにすることに限ら
ず、要は、搬送部材6Bの軸方向中央部から搬入される
トナーを最も早く外側に向け拡散できればよいものであ
る。
【0019】本実施例は以上のような構成であるから、
搬送部材6Bによってトナー回収容器6Cに持ち来され
たトナーは、トナー回収容器6Cに設けてある規制部材
6C1により、搬送部材6Bの軸方向中央部から外側に
向け拡散されながら移動する。この場合、前述したよう
に、感光体上での画像形成領域が感光体ドラム1の軸方
向中央に決められていることが多い場合には、その位置
に集中して残留しているトナーがトナー回収容器6Cに
搬入されると、搬送部材6Bの軸方向において端部側に
向け分散されて中央部での偏倚が生じないようにされ
る。
【0020】そして、このようなトナーの移動が進行す
ると、規制部材6C1によって仕切られている空間にト
ナーが堆積していくが、搬送部材6Bの軸方向中央部に
対応している規制部材6C1aで構成されている空間が
最も早くトナーによって満たされることになり、この空
間が満杯になった場合には、その空間と隣合う空間に向
け規制部材6C1の上端面とハウジング天井内面との間
の隙間を覆う量のトナーが隣の空間に向け溢れる。この
時の状態は、図4において説明したように、規制部材6
C1の上端面の高さがトナーの搬入方向上流側から下流
側にかけて高くなる勾配とされているので、満杯となっ
ている空間に向け新たに搬入されるトナーは、規制部材
6C1に対するトナーの搬入側において溢れ出る量が多
くなるので、満杯になった空間から隣の空間への移行が
早められることになり、規制部材6C1への無用な圧力
負荷を与えないようにすることができる。このような空
間同士での溢れ出たトナーの移行を繰り返すことによ
り、搬入方向最下流側に位置する規制部材6C1によっ
て仕切られている空間内にトナーが流れ込んで堆積する
と、その堆積量によって、ハウジングの天井内面に配置
されている検知センサ7が作動されるようになる。
【0021】本実施例によれば、搬送部材6Bによって
搬送されてくるトナー、特に、感光体ドラム1側から掻
き取られる量が多い搬送部材6Bの軸方向中央部からの
トナーが最初に搬送部材6Bの軸方向両側に向け拡散さ
れるので、搬送部材6Bの軸方向において一部に集中す
るような事態を回避でき、しかも、各空間においてトナ
ーが流れ込むのが最後になる空間に対応させて満杯を検
知するセンサを配置したので、トナー回収容器内部の全
域にわたってトナーが収容されて初めて満杯を検知する
ことができる。
【0022】次に、図5において、本発明の別な実施例
を説明する。なお、図5以下に示す実施例において、図
1に示した実施例と同じ構成部材は同一の符号を用いて
説明する。この実施例においては、図5に示されるよう
に、規制部材をトナー回収容器内部で上下に分割して設
け、上側に位置する規制部材6C1は、検知センサ7に
対するトナーの搬入を行なわせる機能を、また、下側に
位置する規制部材6C1は、搬送部材6Bの軸方向にト
ナーを分散させるための機能をそれぞれ持たせた点に特
徴がある。すなわち、トナー回収容器6Cのハウジング
底面には、図3に示した場合と同様な構成の規制部材6
C1が設けられており(図6参照)、そして、天井内面に
は、図5に示されているように、側面視において、底面
に位置する規制部材6C1と相対する向きの勾配を下端
面に設定され、かつ、図7に示されているように、平面
視において、トナーの搬入方向上流側から下流側にかけ
て検知センサ7の配置位置に向け収束する状態に傾斜さ
せて配置された一対の規制部材6C2が設けられてい
る。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
搬送部材6Bによってトナー回収容器6C内に搬入され
るトナーは、トナー回収容器6Cの底面に配置されてい
る規制部材6C1によって、搬送部材6Bの軸方向に沿
って分散されて下側の規制部材6C1により構成されて
いる空間内に堆積する。一方、トナー回収容器6C内に
搬入されるトナーは、下側の規制部材6C1により外側
の空間から中央の空間に向け溢れ出ることによって中央
部の空間に堆積しだすと、ハウジングの天井内面に配置
されている規制部材6C2によって検知センサ7が配置
されている位置に向け集約される。従って、外側から中
央部の空間にかけてトナーが堆積してくると、中央部の
空間に堆積したトナーが検知センサ7と対向しやすい状
態となり、検知センサ7によって満杯検知が行われる。
本実施例によれば、搬送部材の軸方向へのトナーの分散
が完了した後に検知センサに向けてトナーを集約させる
ようにしたので、トナーの満杯検知を誤動作なく行うこ
とができる。
【0024】次に、図8において本発明の他の実施例を
説明する。図8に示した実施例は、トナー回収容器内に
搬入されたトナーが外側の空間から順に堆積してその空
間を満たしていく課程において、この空間を構成するた
めに設けられている規制部材の一部がトナーの堆積圧力
によって中央部に向け折れ曲がるようにしたことを特徴
としている。すなわち、規制部材6C1は、図3に示し
た場合と同様に、トナーの搬入方向上流側から下流側に
かけて平面視において拡げられた状態で傾斜させて配置
されており、そして、直立している方向の高さを、図8
(A)に示されているように、トナー回収容器6Cのハウ
ジングの天井内面近傍まで達する高さに設定され、その
高さ方向での上部側6C3が可撓性を有するポリエステ
ルフィルムにより構成されている。従って、この規制部
材6C1は、トナーが満杯状態にある空間内に向け新た
なトナーが搬入された場合に生じるトナーの堆積圧力に
よって、図8(B)において二点鎖線で示されているよう
に、中央部側で隣合う空間に向け折れ曲がることができ
る習性を付与されていることになる。
【0025】本実施例は以上のような構成であるから、
搬送部材6Bによってトナー回収容器6Cに搬入されて
くるトナーは、規制部材6C1によって搬送部材6Bの
軸方向に分散されて各空間内に堆積する。そして、空間
にトナーが堆積し、その空間が満杯になると、この状態
の空間に向け新たなトナーが搬入された場合に、その搬
入されるトナーが堆積しようとする際の圧力によって、
規制部材6C1の高さ方向における上部側6C3がハウ
ジングの中央部に向け折れ曲がる。これによって、満杯
状態の空間に堆積しようとしていたトナーが中央部側の
空間部に向け溢れ出ることができるようになる。本実施
例によれば、外側の空間でトナーが満杯になった場合に
は、満杯になっている空間に向け搬入されるトナーの堆
積圧力によって隣の空間内へのトナーの溢出を行わせる
ことによって、堆積しようとしているトナーの凝固を防
止することができる。
【0026】また、図9は本発明のさらに別の実施例を
示しており、この実施例は、規制部材により構成されて
いる空間内に堆積するトナーの偏倚を崩して隣合う空間
に分散させることができるようになっていることを特徴
としている。すなわち、規制部材6C1は、トナー回収
容器6Cのハウジング底面において、図3に示した場合
と同様な傾斜態位を以って配置関係を設定されている
が、ハウジング底面と対向する面には、トナー搬入方向
上流側の位置にピン6C1bが固定されている。このピ
ン6C1bは、ハウジング底面に設けられている支持孔
(図示されず)に挿入されることによって回転可能に支持
されて規制部材6C1の揺動支点を構成している。ま
た、規制部材6C1におけるトナー搬入方向下流側の位
置には、全ての規制部材6C1に行き渡る長さをもつ操
作ロッド8が挿通されており、その長手方向の一端はト
ナー回収容器6Cの外部に露出させられている。この操
作ロッド8はと規制部材6C1とは、規制部材6C1の
板厚方向両端の位置で操作ロッド8に装着されている、
例えば、E型止め輪により連結されており、操作ロッド
8をその長手方向に往復させることによって、規制部材
6C1を二点鎖線で示す方向に揺動させることができる
ようになっている。従って、規制部材6C1が揺動した
場合には、規制部材6C1で構成されている空間内に堆
積しているトナーを振動させることができる。本実施例
は以上のような構成であるから、例えば、検知センサ8
によって満杯検知が行われた際、トナー回収容器6Cを
複写機外部に引き出す前に、仮りにトナ−の堆積が可能
な空間が残っていた場合には、操作ロッド8を往復動さ
せると、空間内に堆積しているトナーを振動させて堆積
しているトナーを崩し、その崩れたトナーを隣合う空間
内に流入させることができる。本実施例によれば、仮り
に検知センサ7が作動した場合においても、まだトナー
回収容器内で規制部材により仕切られている空間にトナ
ーの堆積空間が残っている場合には、堆積量が飽和状態
にある空間内のトナーを他の空間内に流し込むことによ
って、空間内でのトナーの分散状態を均一化することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、感光体表
面から掻き取られたトナーを回収するトナー回収容器に
おいて、搬入されるトナーを搬送部材の軸方向に分散さ
せて、かつ、上記軸方向の外側から順に堆積させること
ができるようにしたので、上記軸方向中央に配置されて
いる検知センサの動作時には、回収容器の全域にわたっ
てトナーが堆積していることを確認することができる。
従って、トナー回収容器内でのトナーの偏寄を未然に防
止して、回収効率を低下させるような事態を回避するこ
とができる。また、本発明によれば、搬送部材から搬入
されるトナーを規制部材の配置構成および規制部材の性
質によって、自動的に搬送部材の軸方向に分散させるこ
とができるので、特別な分散構造を設ける必要がなく、
簡単な構成によって、回収効率を改善することができ
る。さらに本発明によれば、仮りに、回収されたトナー
の分散に偏寄が生じているような場合においても、規制
部材を揺動させるだけの簡単な操作によってトナーに振
動を与え、堆積しているトナーを崩すことができる。従
って、搬送部材の軸方向での均一分散をより効果的に行
え、トナーの回収効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるクリーニング装置が適用
される複写機の一例を示す模式図である。
【図2】図1に示した複写機のクリーニング装置に用い
られるトナー回収容器内の規制部材の配置構成を模式的
に示す斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の、符号で示す方向の矢視図である。
【図5】本発明のの他の実施例を説明するための模式的
な側面図である。
【図6】図5中、符号ー線で示す方向の矢視図であ
る。
【図7】図5中、符号ー線で示す方向の矢視図であ
る。
【図8】(A)は本発明の別の実施例を説明するための模
式的な側面図、(B)は(A)中、符号BーB線で示す方向の
矢視図である。
【図9】(A)は本発明のさらに他の実施例を説明するた
めの模式的な側面図、(B)は(A)中、符号BーB線で示す
方向の矢視図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 6 クリーニング装置 6A クリーニング部材 6B 搬送部材 6C トナー回収容器 6C1 規制部材 6C1a 搬送部材の軸方向中央部に対向している規
制部材 7 検知センサ 8 操作ロッド
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に残留しているトナーを除去する
    ためのクリーニング装置において、 上記感光体表面に対向して配置されていて、その表面か
    ら余剰トナーを除去するクリーニング部材と、 感光体表面から除去されたトナーを収容するトナー回収
    容器と、 上記感光体表面から除去されたトナーを上記トナー回収
    容器に移送する搬送部材と、 上記トナー回収容器内で上記感光体の軸方向に沿って並
    設されていて、上記搬送部材により搬入されるトナーの
    自由移動を規制する規制部材とを備え、 上記規制部材は、上記搬送部材により設定されるトナー
    の搬入方向上流側から下流側にかけて平面視において広
    げられた状態に傾斜させて配置されていることを特徴と
    するクリーニング装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクリーニング装置におい
    て、規制部材は、トナー回収容器の天井内面に向かう直
    立高さを、搬送部材によるトナーの搬入方向上流側から
    下流側にかけて、順次、高くされ、上端面と天井内面と
    の間に隙間を形成されているクリーニング装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のクリーニング装置におい
    て、規制部材は、トナー回収容器内で上下に分割して配
    列されていて、上側では、平面視においてトナーの搬入
    方向上流側から下流側に向けて収束する状態に傾斜させ
    て配置され、下側では、感光体の軸方向に沿って並列さ
    れていて平面視においてトナーの搬入方向上流側から下
    流側に向けて拡げられた状態に傾斜させて配置されてい
    るクリーニング装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のクリーニング装置におい
    て、規制部材は、側面視においてトナー回収容器の天井
    内面の近傍までの高さを設定され、その天井内面側の一
    部が可撓性を持たせられ、トナーが満杯になっている状
    態で新たに搬入されてくるトナーの堆積圧力によって隣
    合う空間に向け倒れる習性を備えているクリーニング装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のクリーニング装置におい
    て、規制部材は、可撓性をもつポリエステルフィルムに
    よって構成されているクリーニング装置。
  6. 【請求項6】感光体上に残留しているトナーを除去する
    ためのクリーニング装置において、 上記感光体表面に対向して配置されていてその表面から
    余剰トナーを除去するクリーニング部材と、 感光体表面から除去されたトナーを収容するトナー回収
    容器と、 上記感光体表面から除去されたトナーを上記トナー回収
    容器に移送する搬送部材と、 上記トナー回収容器内で上記感光体の軸方向に沿って並
    設されていて、上記搬送部材により搬入されるトナーの
    自由移動を規制する規制部材とを備え、 上記規制部材は、搬送部材によるトナーのトナーの搬入
    方向上流側に回転支点をもち、搬入方向下流側を揺動可
    能に支持され、この下流側に揺動操作部材を連結されて
    いるクリーニング装置。
JP5826492A 1992-03-16 1992-03-16 クリーニング装置 Pending JPH05257411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5826492A JPH05257411A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5826492A JPH05257411A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クリーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05257411A true JPH05257411A (ja) 1993-10-08

Family

ID=13079311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5826492A Pending JPH05257411A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 クリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05257411A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6055406A (en) * 1996-08-29 2000-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning frame, cleaning device, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus with segregated waste toner container
JP2007199197A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および廃トナー収容容器
JP2009031722A (ja) * 2007-06-27 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7702248B2 (en) 2005-12-28 2010-04-20 Ricoh Company, Limited Powder container, toner container, and image forming apparatus
JP2012098673A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収容器及び画像形成装置
JP2014145865A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 粉体の容器及び画像形成装置
JP2016066039A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 キヤノン株式会社 クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6055406A (en) * 1996-08-29 2000-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning frame, cleaning device, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus with segregated waste toner container
US7702248B2 (en) 2005-12-28 2010-04-20 Ricoh Company, Limited Powder container, toner container, and image forming apparatus
JP2007199197A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および廃トナー収容容器
JP2009031722A (ja) * 2007-06-27 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012098673A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収容器及び画像形成装置
JP2014145865A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 粉体の容器及び画像形成装置
JP2016066039A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 キヤノン株式会社 クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05257411A (ja) クリーニング装置
EP1376266A1 (en) Agitating and anti-bridging device for waste toner in a xerographic printing apparatus
JP2921966B2 (ja) クリーニング装置
JP2006098646A (ja) トナー回収容器および該トナー収容容器を搭載するクリーニング装置
JP2022186928A (ja) 現像カートリッジ
JP4489267B2 (ja) 画像形成装置
JPS62144191A (ja) トナ−回収装置
JPH04109284A (ja) 画像形成機構のトナー回収装置
JPH0535162A (ja) 画像形成装置
JPH1063082A (ja) トナー補給装置及び該トナー補給装置を備えた画像形成装置
JP3267421B2 (ja) 画像形成装置
JPS61204673A (ja) 廃トナ−回収装置
JPH1195635A (ja) 画像形成装置
JPS6240484A (ja) トナ−搬送装置
JPH03160487A (ja) クリーニング装置
JPH0548920B2 (ja)
JPH0622861Y2 (ja) 画像形成装置のためのトナ−回収機構
JPS61114271A (ja) 廃トナ−回収装置
JP2002040774A (ja) 現像装置
JPH0279070A (ja) トナー回収装置
JP6439727B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2017026757A (ja) 画像形成装置及び感光ドラムのクリーニング方法
JP2003091221A (ja) 画像形成装置
JP2005156780A (ja) トナー回収機構
JP2006008386A (ja) 画像形成装置