JP5954573B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
そこで、操作力を軽くするために、カム機構として、いわゆるボールカム機構を適用することが考えられるが、その場合、ロック状態の保持力が低くなるという新たな問題が発生するおそれがある。
また、請求項2のように、前記相対回転する部材は、前記複数の転動体を保持した保持器(42)を含み、前記係合部は、前記保持器に設けられ、前記被係合部は、前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方に設けられていてもよい。
また、請求項4のように、前記係合部および前記被係合部の何れか一方は凸部(52)を含み、他方は前記凸部に係合する凹部(55)を含んでいてもよい。
また、請求項6のように、前記凸部および前記凹部の何れか一方は、前記複数の転動体を保持する保持器の外周(42a)に設けられ、前記保持器は、前記凸部および前記凹部の何れか一方の径方向内方に肉抜き孔(54)を設け、前記凸部および前記凹部の何れか一方と前記肉抜き孔との間に前記可撓部を設けていてもよい。
また、請求項3の発明によれば、第1部材および第2部材に設けられて両部材の相対回転量を規制する第1ストッパおよび第2ストッパの少なくとも一方に、被係合部を設けたので、被係合部をストッパとは別途に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。
また、請求項5の発明によれば、第1部材および第2部材の少なくとも一方と、その一方に対して相対回転する部材との相対回転に伴って、一旦、可撓部が径方向に弾性変位した後、凸部と凹部とが係合するので、スムーズに凹凸係合させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る位置調整式のステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵するステアリング機構3とを備えている。ステアリング機構3としては、例えばラックアンドピニオン機構が用いられている。
アウターチューブ11は、軸受9を介してアッパーシャフト6を回転可能に支持している。また、アウターチューブ11は、軸受9を介してステアリングシャフト4の軸方向X1に同行移動可能にアッパーシャフト6に連結されている。
チルト中心軸16の回りに、ステアリングシャフト4およびステアリングコラム8を回動させることで、操舵部材2の高さ位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト4およびステアリングコラム8を軸方向X1に伸縮させることで、操舵部材2の高さ位置および前後方向位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコピック調整)。
各取付体30と取付ステー29とは、それぞれ取付ステー29を上下方向に貫通する破断可能な連結部材としての合成樹脂製のピン31によって連結されており、各取付体30は、固定ボルト32によって車体14に固定されている。
図2に示すように、スリーブ21の内周21aには、締付軸35の軸方向Y1の中間部に設けられたスプライン39と係合するスプライン(図示せず)が設けられている。スリーブ21および締付軸35はスプライン結合されており、両者21,35は一体回転する。
図4、図4のV−V線に沿う断面図である図5、および第1部材37の周方向断面図である図6に示すように、保持溝43の底に、周方向Z1に進むにしたがって軸方向Y1に起伏するカム面44が形成されている。
図4に示すように、第1部材37の周縁部には、第1軸方向対向面37aから第2部材38側へ突出する複数の円弧状突起からなる第1ストッパ47が、周方向Z1に等間隔離隔して形成されている。各第1ストッパ47は、周方向Z1に対向する一対のストッパ面としての周方向端面47aを有している。
図3に示すように、第2部材38は孔空き円板からなる。図7に示すように、第2部材38の第2軸方向対向面38aには、複数の転動体41を周方向Z1に案内する環状の案内溝48が設けられている。
図7に示すように、第2部材38の周縁部には、第2軸方向対向面38aから第1部材37側へ突出する複数の円弧状突起からなる第2ストッパ50が、周方向Z1に等間隔離隔して形成されている。各第2ストッパ50は、周方向Z1に対向する一対のストッパ面としての周方向端面50aを有している。
カム機構40によるロック時には、図13に示すように、保持器42の各凸部52(係合部)と第1部材37の第1ストッパ47の対応する凹部55(被係合部)とが係合することによって、第1部材37および第2部材38の相対回転が規制される。すなわち、凸部52(係合部)と凹部55(被係合部)とによって、ロック時に、第1部材37と第2部材38との相対回転を規制する相対回転規制機構56が構成されている。
また、カム機構40によるロックに際して、一旦、保持器42の可撓部53が径方向に弾性変位した後、凸部52と凹部55とが係合するので、スムーズに凹凸係合させることができる。また、保持器42に肉抜き孔54を設けることで安価に可撓部53を形成することができる。特に、保持器42が板金を用いたプレス成形により形成されている場合、凸部52、肉抜き孔54および可撓部53をプレス成形と同時に形成することができ、製造コストを安くすることができる。
Claims (6)
- 車体に固定される一対の固定側板と、
コラムジャケットに固定された一対のコラム側板と、
前記固定側板および前コラム側板にそれぞれ設けられた締付軸挿通孔を挿通した締付軸と、
一方が回転規制され、他方が操作レバーの回転操作に応じて前記締付軸の中心軸線を中心として回転する第1部材および第2部材と、
前記第1部材および前記第2部材に設けられ前記締付軸の軸方向に互いに対向し少なくとも一方にカム面が形成された第1軸方向対向面および第2軸方向対向面と、前記第1部材と第2部材との相対回転に伴って両軸方向対向面間を転動する複数の転動体と、を含み、前記操作レバーの回転操作に応じて前記固定側板を前記コラム側板に締め付けてロックするカム機構と、
前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方と前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方に対して相対回転する部材とに設けられ、前記カム機構によるロック時に前記締付軸の径方向に係合して前記第1部材と前記第2部材との相対回転を規制する係合部および被係合部を含む相対回転規制機構と、を備えたステアリング装置。 - 請求項1において、前記相対回転する部材は、前記複数の転動体を保持した保持器を含み、
前記係合部は、前記保持器に設けられ、前記被係合部は、前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方に設けられているステアリング装置。 - 請求項2において、前記第1部材および前記第2部材は、互いに周方向に係合して互いの相対回転量を規制する第1ストッパおよび第2ストッパを含み、
前記被係合部は、前記第1ストッパおよび前記第2ストッパの少なくとも一方に設けられているステアリング装置。 - 請求項1から3の何れか1項において、前記係合部および前記被係合部の何れか一方は凸部を含み、他方は前記凸部に係合する凹部を含むステアリング装置。
- 請求項4において、前記凸部および前記凹部の少なくとも一方は、前記径方向に弾性変位可能な可撓部に設けられているステアリング装置。
- 請求項5において、前記凸部および前記凹部の何れか一方は、前記複数の転動体を保持する保持器の外周に設けられ、
前記保持器は、前記凸部および前記凹部の何れか一方の径方向内方に肉抜き孔を設け、前記凸部および前記凹部の何れか一方と前記肉抜き孔との間に前記可撓部を設けているステアリング装置。
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