JP5003040B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、ステアリングホイールのチルト位置の調整が可能なステアリング装置において、コラムのアンクランプ状態で、コラムを常時上方に付勢して、運転者がステアリングホイールの傾斜角度の調整を楽に行えるようにすると共に、締付けロッド周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うようにしたステアリング装置に関する。
このような付勢部材を有するステアリング装置として特許文献1に示すステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置は、コラムを常時上方に付勢するための付勢部材と、締付けロッド周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うための付勢部材の両方を有するため、部品点数が増加して、製造コストが上昇する原因となっていた。
また、これら二種類の付勢部材の付勢力を締付けロッドに作用させるための専用のスペースを必要とするため、締付けロッドの左右方向の幅が増大する。従って、車体取付けブラケットを車体に固定するボルトの左右方向のピッチ寸法を大きくしないと、ボルトを固定する工具が締付けロッドに干渉するため、ステアリング装置の左右方向の取付けスペースが拡大し、ステアリング装置の振動に対する取付け剛性も低下する不具合があった。
米国特許第6092957号明細書
本発明は、一個のバネで、コラムの上方向への付勢と、締付けロッド周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うことが可能であり、締付けロッドの左右方向の突出量が小さくて済むため、ステアリング装置の左右方向の取付けスペースが削減できて、ステアリング装置の振動に対する取付け剛性が向上するステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転自在に軸承するコラム、車体に固定可能なブラケット、チルト位置調整可能に上記ブラケットに挟持され、上記コラムを支持するディスタンスブラケット、上記ブラケット及びディスタンスブラケットに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの一端に設けられ上記ブラケットの一側面を上記ディスタンスブラケットの一側面に押圧するワッシャ、上記締付けロッドの一端と上記ワッシャとの間に介在されたスラスト軸受、上記ワッシャに形成され、上記スラスト軸受の外周を囲む包囲部、上記包囲部から放射方向外側に向かって形成されたフランジ部、上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する押圧部材、上記締付けロッドの他端に回動可能に設けられた操作レバー、上記操作レバーの回動操作を上記押圧部材の押圧動作に変換する変換機構、上記包囲部とフランジ部に当接して上記ワッシャを付勢する付勢部材を備え、上記付勢部材によって、上記コラムのアンクランプ状態下で、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除することを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記変換機構が、上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する固定カム、上記締付けロッドの他端に上記固定カムに対向して回動可能に支承された可動カム、上記固定カムと可動カムの対向する面に設けられたカム面、上記可動カムに連結された上記操作レバーを備え、上記付勢部材が上記可動カムの外周と上記操作レバーに当接して、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除することを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転自在に軸承するコラム、車体に固定可能なブラケット、チルト位置調整可能に上記ブラケットに挟持され、上記コラムを支持するディスタンスブラケット、上記ブラケット及びディスタンスブラケットに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの一端に設けられ上記ブラケットの一側面を上記ディスタンスブラケットの一側面に押圧するワッシャ、上記締付けロッドの一端と上記ワッシャとの間に介在されたスラスト軸受、上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する固定カム、上記締付けロッドの他端に上記固定カムに対向して回動可能に支承された可動カム、上記固定カムと可動カムの対向する面に設けられたカム面、上記可動カムに連結された操作レバー、上記可動カムの外周と上記操作レバーに当接すると共に、上記スラスト軸受の外周に当接する付勢部材を備え、上記付勢部材によって、上記コラムのアンクランプ状態下で、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除することを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第2番目または第3番目のいずれかの発明のステアリング装置において、上記固定カムのカム面と可動カムのカム面との間には転動体が介在していることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第4番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記コラムは上記ブラケットにテレスコ位置調整可能に支持されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、一個のバネで、コラムの上方向への付勢と、締付けロッド周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うことができるため、部品点数が削減されて、製造コストを削減することができる。
また、バネの付勢力を付与するための締付けロッドの追加のスペースが不要となるため、締付けロッドの左右方向の突出量が小さくて済む。従って、車体取付けブラケットを車体に固定するボルトの左右方向のピッチ寸法を小さくしても、ボルトを固定する工具が締付けロッドに干渉しなくなるため、ステアリング装置の左右方向の取付けスペースが削減でき、ステアリング装置の振動に対する取付け剛性も向上する。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例6を説明する。
図1は、本発明の実施例1のステアリング装置の全体を示す正面図である。図2(1)は図1のA−A断面図である。図2(2)は図2(1)の締付けロッド右端の拡大断面図である。図3は、実施例1のステアリング装置を工具を使用して車体に取付け作業中の状態を示す図2(1)相当図である。
コラム1にはステアリングシャフト2が回転可能に軸支され、ステアリングシャフト2の右端(図1参照)にはステアリングホイール21が装着されている。ステアリングホイール21の回転が、ステアリングシャフト2から図示しないステアリングギヤに伝達され、車輪を操舵することができる。
コラム1の車体前方側(図1の左側)の両側面には、軸方向に長いテレスコ調整用溝13、13が形成されている。車体6(図1、図3)に固定される下部ブラケット3の両側面には、側板31、31が形成され、側板31、31にはピン孔33、33が形成されている。このピン孔33、33とコラム1のテレスコ調整用溝13、13に、図示しないスペーサ、スプリングワッシャ、ワッシャを介して挿入された枢動ピン32、32を中心として、コラム1の車体前方側が枢動可能に、かつ、テレスコ移動可能に支持されている。
枢動部及びテレスコ移動範囲には、合成樹脂等のスペーサ部材を介在させてもよい。例えば、テレスコ調整用溝13の縁に嵌合するように、射出成形したエンジニアリングプラスチックをパチン止めすると良い。枢動部及びテレスコ移動範囲の摺動抵抗を低減するために、グリースを塗布したり、含油プラスチックを使用してもよい。
車体後方側で車体6に固定される上部ブラケット(車体取付けブラケット)4の両側面の側板41、41には、上記枢動ピン32を中心とする円弧状のチルト調整用溝42、42が形成されている。コラム1の車体後方側にはディスタンスブラケット11が一体的に形成され、このディスタンスブラケット11が上部ブラケット4の側板41、41に挟み込まれている。この上部ブラケット4の側板41、41は、ブリッジ47(図2参照)によって、メカニカルクリンチング構造でサブ組み立てされている。メカニカルクリンチングに代えて溶接にしてもよい。
このディスタンスブラケット11には、軸方向に長いテレスコ調整用溝12、12が形成され、チルト調整用溝42、42とテレスコ調整用溝12、12の両方にまたがって、図1の紙面に直交する方向から締付けロッド5が挿入されている。
上部ブラケット4は、上部ブラケット4の上板43、43が、摩擦係数の小さなコーティングプレート44、44を介して、図3のスタッドボルト61、61とナット62、62で車体6に固定されている。従って、二次衝突時には、上部ブラケット4の上板43、43がコーティングプレート44、44から離脱して、車体前方側にコラプス移動可能に構成されている。車体前方側のテレスコ調整用溝13、13は、コラム1のコラプス移動距離分だけ、車体後方側のテレスコ調整用溝12、12よりも長く形成されている。
車体前方側のテレスコ調整用溝13、13の車体後方側は、下部ブラケット3が離脱可能に開放されている。すなわち、図1に示すように、車体前方側のテレスコ調整用溝13、13は、車体後方側を開放形状にはしていない。しかし、コラム1の車体後方側の左右方向の幅を車体前方側の左右方向の幅よりも狭くしている。これによって、テレスコ調整用溝13、13の車体後方側の左右方向の幅を、車体前方側の左右方向の幅よりも狭くし、かつ、テレスコ調整用溝13、13の車体後方側の上下方向の高さを、車体前方側の上下方向の高さよりも大きくすることによって、離脱可能にしている。
また、本実施例では、車体前方側へのコラプス移動時にフルストロークすると、コラム1は、その上部と下部の両方が車体6から離脱してしまう。下部ブラケット3の側板31、31は、その下部をブリッジ34で連結している。従って、コラム1がその上部と下部の両方が車体6から離脱しても、コラム1の下面がブリッジ34に支持されることで、コラム1の脱落を防止している。下部ブラケット3のブリッジ34の代わりに、上部ブラケット4の側板41、41の下部を、ブリッジで連結してもよい。
ブリッジ34には、表面処理、または、極圧被膜処理を施して摩擦係数を小さくし、コラム1が接触した際に、金属同士がかじりつくことを防止している。また、ブリッジ34の断面形状は、凸状になっており、コラム1が接触した際に、かじりつくことを防止している。
締付けロッド5の左側(図2参照)には、固定カム51、可動カム52、操作レバー53、ワッシャ54がこの順に外嵌している。固定カム51は、その右側の小径部511が、チルト調整用溝42の溝内面に当接する矩形に形成されていて、上部ブラケット4に対して固定カム51を回り止めしている。締付けロッド5の外周に回動可能に外嵌された可動カム52の左側面には、操作レバー53が固定され、操作レバー53の左側面と締付けロッド5左端の六角頭55との間には、ワッシャ54が挟み込まれている。
固定カム51と可動カム52の対向する側面には、各々カム面が形成され、操作レバー53をコラムクランプ方向に回動して可動カム52を固定カム51に対して回動させると、固定カム51のカム面の山に可動カム52のカム面の山が乗り上げる。これによって、可動カム52と固定カム51を離反させ、固定カム51を側板41に強く押しつけると共に、その反力で、締付けロッド5を左方に押圧する。
操作レバー53をコラムアンクランプ方向に回動すると、固定カム51のカム面の山に可動カム52のカム面の谷が落ち込む。すると、可動カム52が固定カム51に接近し、固定カム51が側板41を押しつける力が緩み、締付けロッド5は右方に移動する。
締付けロッド5の右端には雄ネジ56が形成され、この雄ネジ56にねじ込まれたナット57の締付け力を調整して、スラスト軸受58を介して、ワッシャ59を右側の側板41に適度の締付け力で締付けるようにしている。ナット57は、締付け力が適度になるように調整した後、ネジロック接着剤を塗布することにより雄ネジ56に対して緩み止めされる。
これによって、ワッシャ59と固定カム51との間で上部ブラケット4の側板41、41を挟持し、コラム1のディスタンスブラケット11を側板41、41に強い締付け力で締付けることができる。ネジロックの別の方法としては、雄ネジ56の外周先端に一つまたは複数の平面を形成し、ナット57に形成した薄肉の筒部をつぶして、平面部に押圧する方法でもよい。
操作レバー53を回動操作すると、可動カム52が固定カム51に対して回動すると共に、締付けロッド5も操作レバー53と共に回動するが、ナット57とワッシャ59との間には、スラスト軸受58が介在しているので、操作レバー53を小さな力で操作することができる。従って、ディスタンスブラケット11を上部ブラケット4の側板41、41で強く締付けても、操作レバー53を操作するのに要する力の増加はわずかであり、楽な操作で、ディスタンスブラケット11を上部ブラケット4に強い締付け力で締付けることができる。
従って、コラムアンクランプ状態の時には、コラム1は、チルト調整用溝42、42に沿って、締付けロッド5と共に図1、図2の上下方向に移動可能で、この移動によって、ステアリングホイール21の傾斜角度の調整を行うことができる。
図1、図2に示すように、上部ブラケット4の側板41、41の車体前方側下部には、車体前方側に開口した開口長溝45、45が形成され、開口長溝45、45の開口上部には、外側に突出した矩形のフック46、46が形成されている。捩りコイルバネ7の右側コイル71と左側コイル72の下端を連結するコの字形の左右連結部73が、上記開口長溝45、45間に掛け渡され、左右連結部73の両端上部がフック46、46の下端に当接している。
また、上記捩りコイルバネ7の右側コイル71と左側コイル72の上端には、コラム1の軸心側に延びた後、L字形に折り曲げられて、側板41、41に平行に車体後方側に直線状に延びる後方延長部74、75が形成されている。そして、この後方延長部74、75が、締付けロッド5の軸心を越えて、車体後方側に延びている。
図2(1)、(2)に示すように、上記したワッシャ59は、側板41に当接する円盤部593がスラスト軸受58の外周を若干越えた位置で、締付けロッド5の軸心に平行に直角に折り曲げられて、円筒部591を形成し、この円筒部591がスラスト軸受58の外周を包囲している。この円筒部591の右端は、スラスト軸受58の右端面位置で、締付けロッド5の軸心に直角に折り曲げられて、放射方向外側に向かって形成されたフランジ部592を有している。円筒部591は、スラスト軸受58の外周を包囲する形状であればよく、円筒形状に限らず、任意の断面形状の包囲部であればよい。
そして、上記した右側コイル71の後方延長部74が、上部ブラケット4の右側の側板41と円筒部591の外周、フランジ部592の左側面との間に囲まれた空間に入り込み、円筒部591の外周とフランジ部592の左側面に当接している。また、左側コイル72の後方延長部75が、上部ブラケット4の左側の側板41と可動カム52の外周、操作レバー53の右側面との間に囲まれた空間に入り込み、可動カム52の外周と操作レバー53の右側面に当接している。
従って、捩りコイルバネ7の後方延長部74及び後方延長部75は、ワッシャ59の円筒部591の外周及び可動カム52の外周を、常時上方(図2の矢印F3方向)に付勢することで、締付けロッド5を介してコラム1を常時上方に付勢している。これによって、コラム1のアンクランプ状態で、チルト部分の重量と捩りコイルバネ7の上方への付勢力がバランスし、運転者がステアリングホイール21の傾斜角度の調整を楽に行えるようにしている。
また、捩りコイルバネ7の後方延長部74は、ワッシャ59のフランジ部592を常時右方(図2の矢印F1方向)に付勢し、後方延長部75は、操作レバー53の右側面を常時左方(図2の矢印F2方向)に付勢している。従って、コラム1のアンクランプ状態で、操作レバー53、可動カム52、締付けロッド5、ワッシャ59、スラスト軸受58、ナット57間の左右方向(締付けロッド5の軸心方向)のガタを排除しているため、これらの部品間の打音の発生を防止している。
上記した実施例1のステアリング装置によれば、一個の捩りコイルバネ7で、コラム1の上方向への付勢と、締付けロッド5に装着された操作レバー53や可動カム52等のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うことができるため、部品点数が削減されて、製造コストを削減することができる。
また、スラスト軸受58の外周をワッシャ59が包囲し、この包囲した円筒部591とフランジ部592に右側コイル71の後方延長部74が当接して、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除を行う構造にしている。従って、後方延長部74を締付けロッド5に当接させるための左右方向の追加のスペースが不要で、締付けロッド5の右方向の突出寸法L1(図3)が小さくて済む。
また、左側コイル72の後方延長部75が、可動カム52の外周と操作レバー53の右側面に当接して、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除を行う構造にしているため、締付けロッド5の左方向の突出寸法L2(図3)も小さくて済む。
従って、図3で、スタッドボルト61、61の左右方向のピッチ寸法L3を小さくしても、上部ブラケット4をスタッドボルト61、61とナット62、62で車体6に固定する際、工具76が締付けロッド5に干渉しなくなるため、ステアリング装置の左右方向の取付けスペースが削減できる。
従来は、上部ブラケット4を取付けるスタッドボルト61の位置と、締付けロッド5の位置を、図1で見てコラム1の軸心方向にずらすことで、工具76が締付けロッド5に干渉しないようにしていた。しかし、本発明の実施例では、スタッドボルト61と締付けロッド5のコラム1の軸心方向の位置を、同じ位置に配置できるので、ステアリング装置の振動に対する取付け剛性が向上し、二次衝突時に円滑にコラプス移動させることができる。
上記した実施例1では、捩りコイルバネ7の後方延長部74及び後方延長部75の両方が、コラム1を常時上方に付勢すると共に、締付けロッド5周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行っている。別の例として、捩りコイルバネ7の後方延長部74または後方延長部75のどちらか一方が、コラム1を常時上方に付勢すると共に、締付けロッド5周辺のクランプ部品の左右方向のガタの排除を行うようにしてもよい。
次に本発明の実施例2について説明する。図4は本発明の実施例2のステアリング装置の断面図であり、実施例1の図2(1)相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略し、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例1では、右側コイル71の後方延長部74及び左側コイル72の後方延長部75の両方が、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除を行う構造にしている。実施例2は、右側コイル71の後方延長部74はコラム1の上方向への付勢のみを行い、左側コイル72の後方延長部75は、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除の両方を行うようにした例である。
図4に示すように、実施例2のステアリング装置では、ワッシャ59は、側板41に当接する円盤部593だけで構成されている。この構造によって、右側コイル71の後方延長部74がスラスト軸受58の外周に直接当接し、スラスト軸受58の外周を常時上方(図4の矢印F3方向)にのみ付勢することで、締付けロッド5を介してコラム1を常時上方に付勢している。
右側コイル71の後方延長部74を当接させるのに適切なスラスト軸受58の形状としては、左右の軌道盤2枚とニードルのみの構成でもよい。また、図7の実施例5に示すように、外径部をL字形に折り曲げたハウジング軌道盤581、ニードル582、軌道盤583で構成される一体形スラスト軸受や、図8の実施例6に示すように、ニードル586を挟み込む軌道盤584、軌道盤585の外径部外周を、合成樹脂の保持部材587で覆ったものがより好ましい。
また、左側コイル72の後方延長部75は、上記実施例1と同様に、上部ブラケット4の左側の側板41と可動カム52の外周、操作レバー53の右側面との間に囲まれた空間に入り込んでいる。これによって、可動カム52の外周と操作レバー53の右側面に当接して、可動カム52の外周を常時上方(図4の矢印F3方向)に付勢することで、締付けロッド5を介してコラム1を常時上方に付勢すると共に、操作レバー53の右側面を常時左方(図4の矢印F2方向)に付勢している。
従って、コラム1のアンクランプ状態で、チルト部分の重量とバランスし、運転者がステアリングホイール21の傾斜角度の調整を楽に行えるようにしている。また、操作レバー53、可動カム52、締付けロッド5、ワッシャ59、スラスト軸受58、ナット57間の左右方向のガタを排除しているため、これらの部品間の打音の発生を防止している。
実施例2のステアリング装置では、上記した実施例1のステアリング装置の効果に加えて、ワッシャ59の形状が簡単になるため、製造コストをさらに削減することができる。
次に本発明の実施例3について説明する。図5は本発明の実施例3のステアリング装置の断面図であり、実施例1の図2(1)相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略し、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例1では、右側コイル71の後方延長部74及び左側コイル72の後方延長部75の両方が、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除を行う構造にしている。実施例3は、一個の引張りコイルバネをワッシャ59の円筒部591の外周とフランジ部592の左側面にのみ当接させて、コラム1の上方向への付勢と左右方向のガタの排除の両方を行うようにした例である。
図5に示すように、実施例3のステアリング装置では、引張りコイルバネ8の上端81はU字形に折り曲げられていて、図示しない上部ブラケット4の上板43に引っ掛けられている。また、引張りコイルバネ8の下端82もU字形に折り曲げられていて、上部ブラケット4の右側の側板41と円筒部591の外周、フランジ部592の左側面との間に囲まれた空間に入り込み、円筒部591の外周とフランジ部592の左側面に当接して引っ掛けられている。
従って、引張りコイルバネ8は、ワッシャ59の円筒部591の外周を常時上方(図5の矢印F3方向)に付勢することで、締付けロッド5を介してコラム1を常時上方に付勢すると共に、ワッシャ59のフランジ部592を常時右方(図5の矢印F1方向)に付勢している。
従って、コラム1のアンクランプ状態で、チルト部分の重量とバランスし、運転者がステアリングホイール21の傾斜角度の調整を楽に行えるようにしている。また、操作レバー53、可動カム52、締付けロッド5、ワッシャ59、スラスト軸受58、ナット57間の左右方向のガタを排除しているため、これらの部品間の打音の発生を防止している。
実施例3のステアリング装置では、上記した実施例1のステアリング装置の効果に加えて、引張りコイルバネ8の形状が簡単になるため、製造コストをさらに削減することができる。
次に本発明の実施例4について説明する。図6は本発明の実施例4のステアリング装置の締付けロッド左端の拡大断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略し、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4では、固定カム51のカム面と可動カム52のカム面との間にボール(転動体)521を介在させることにより、操作レバー53を小さな力で操作できるようにしたステアリング装置に適用した例である。
ボール(転動体)521をカム面に介在させたステアリング装置では、固定カム51と可動カム52のカム面の間の摩擦力が小さいため、コラム1のアンクランプ状態で、操作レバー53がガタついてしまい、操作感が低下する不具合が生じる。しかし左側コイル72の後方延長部75が、上部ブラケット4の左側の側板41と可動カム52の外周、操作レバー53の右側面との間に囲まれた空間に入り込み、可動カム52の外周と操作レバー53の右側面に当接している。
従って、後方延長部75は、可動カム52の外周を、常時上方に付勢することで、締付けロッド5を介してコラム1を常時上方に付勢し、コラム1のアンクランプ状態で、チルト部分の重量とバランスし、運転者がステアリングホイール21の傾斜角度の調整を楽に行えるようにしている。
また、捩りコイルバネ7の後方延長部75は、操作レバー53の右側面を常時左方(図6の矢印F2方向)に付勢している。従って、コラム1のアンクランプ状態で、操作レバー53、可動カム52、固定カム51、締付けロッド5間の左右方向(締付けロッド5の軸心方向)のガタを排除しているため、操作レバー53がガタつくことを防止できる。
上記実施例では、ディスタンスブラケット11とコラム1が一体成型されているが、コラム1にディスタンスブラケット11を溶接等により固定するようにしてもよい。また、上記実施例では、ステアリングホイール21のチルト位置とテレスコ位置の両方が調整可能なステアリング装置に適用した例について説明したが、チルト位置の調整のみが可能なステアリング装置に適用してもよい。
本発明の実施例1のステアリング装置の全体を示す正面図である。 (1)は図1のA−A断面図、(2)は(1)の締付けロッド右端の拡大断面図である。 実施例1のステアリング装置を工具を使用して車体に取付け作業中の状態を示す図2(1)相当図である。 本発明の実施例2のステアリング装置を示す断面図であって、実施例1の図2(1)相当図である。 本発明の実施例3のステアリング装置を示す図2(1)相当図である。 本発明の実施例4のステアリング装置の締付けロッド左端の拡大断面図である。 本発明の実施例5のステアリング装置の締付けロッド右端の拡大断面図である。 本発明の実施例6のステアリング装置の締付けロッド右端の拡大断面図である。
符号の説明
1 コラム
11 ディスタンスブラケット
12 テレスコ調整用溝
13 テレスコ調整用溝
2 ステアリングシャフト
21 ステアリングホイール
3 下部ブラケット
31 側板
32 枢動ピン
33 ピン孔
34 ブリッジ
4 上部ブラケット
41 側板
42 チルト調整用溝
43 上板
44 コーティングプレート
45 開口長溝
46 フック
47 ブリッジ
5 締付けロッド
51 固定カム
511 小径部
52 可動カム
521 ボール(転動体)
53 操作レバー
54 ワッシャ
55 六角頭
56 雄ネジ
57 ナット
58 スラスト軸受
581 ハウジング軌道盤
582 ニードル
583 軌道盤
584、585 軌道盤
586 ニードル
587 保持部材
59 ワッシャ
591 円筒部
592 フランジ部
593 円盤部
6 車体
61 スタッドボルト
62 ナット
7 捩りコイルバネ
71 右側コイル
72 左側コイル
73 左右連結部
74、75 後方延長部
76 工具
8 引張りコイルバネ
81 上端
82 下端

Claims (5)

  1. 車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転自在に軸承するコラム、
    車体に固定可能なブラケット、
    チルト位置調整可能に上記ブラケットに挟持され、上記コラムを支持するディスタンスブラケット、
    上記ブラケット及びディスタンスブラケットに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの一端に設けられ上記ブラケットの一側面を上記ディスタンスブラケットの一側面に押圧するワッシャ、
    上記締付けロッドの一端と上記ワッシャとの間に介在されたスラスト軸受、
    上記ワッシャに形成され、上記スラスト軸受の外周を囲む包囲部、
    上記包囲部から放射方向外側に向かって形成されたフランジ部、
    上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する押圧部材、
    上記締付けロッドの他端に回動可能に設けられた操作レバー、
    上記操作レバーの回動操作を上記押圧部材の押圧動作に変換する変換機構、
    上記包囲部とフランジ部に当接して上記ワッシャを付勢する付勢部材を備え、
    上記付勢部材によって、上記コラムのアンクランプ状態下で、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除すること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記変換機構が、
    上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する固定カム、
    上記締付けロッドの他端に上記固定カムに対向して回動可能に支承された可動カム、
    上記固定カムと可動カムの対向する面に設けられたカム面、
    上記可動カムに連結された上記操作レバーを備え、
    上記付勢部材が上記可動カムの外周と上記操作レバーに当接して、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除すること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転自在に軸承するコラム、
    車体に固定可能なブラケット、
    チルト位置調整可能に上記ブラケットに挟持され、上記コラムを支持するディスタンスブラケット、
    上記ブラケット及びディスタンスブラケットに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの一端に設けられ上記ブラケットの一側面を上記ディスタンスブラケットの一側面に押圧するワッシャ、
    上記締付けロッドの一端と上記ワッシャとの間に介在されたスラスト軸受、
    上記締付けロッドの他端に設けられ上記ブラケットの他側面を上記ディスタンスブラケットの他側面に押圧する固定カム、
    上記締付けロッドの他端に上記固定カムに対向して回動可能に支承された可動カム、
    上記固定カムと可動カムの対向する面に設けられたカム面、
    上記可動カムに連結された操作レバー、
    上記可動カムの外周と上記操作レバーに当接すると共に、上記スラスト軸受の外周に当接する付勢部材を備え、
    上記付勢部材によって、上記コラムのアンクランプ状態下で、上記コラムを上方に付勢すると共に、上記締付けロッドの軸心方向のガタを排除すること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項2または請求項3のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記固定カムのカム面と可動カムのカム面との間には転動体が介在していること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記コラムは上記ブラケットにテレスコ位置調整可能に支持されていること
    を特徴とするステアリング装置。
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