JP2011046310A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングコラムの剛性が高くて安価な車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】本車両用操舵装置のステアリングコラムは、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブ49およびインナーチューブ50と、アウターチューブ49の内周491に摺動可能に接触する金属ブッシュ51と、を有している。金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の外周502に固定されている。金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の周方向C1に分割された一対の分割体64を含んでいる。金属ブッシュ51の分割体64を、インナーチューブ50の外周502に径方向外方から容易に取り付けることができる。
【効果】車両用操舵装置の製造コストを安価にできる。
【選択図】図2
【解決手段】本車両用操舵装置のステアリングコラムは、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブ49およびインナーチューブ50と、アウターチューブ49の内周491に摺動可能に接触する金属ブッシュ51と、を有している。金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の外周502に固定されている。金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の周方向C1に分割された一対の分割体64を含んでいる。金属ブッシュ51の分割体64を、インナーチューブ50の外周502に径方向外方から容易に取り付けることができる。
【効果】車両用操舵装置の製造コストを安価にできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用操舵装置に関する。
車両用操舵装置には、ステアリングホイールの位置をステアリングシャフトの軸方向にテレスコピック調整可能なタイプがある。このタイプでは、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムを有している。このステアリングコラムは、軸方向に互いに相対移動可能なアウターチューブおよびインナーチューブを有している。アウターチューブの内周には、筒状のブッシュが固定されており、このブッシュの内周に、インナーチューブの外周が嵌合している(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1のようにアウターチューブとインナーチューブとの間に介在するブッシュは、通例、樹脂製であったので、ステアリングコラムの剛性が低くなっていた。
また、筒状のブッシュがアウターチューブの内周に固定されるので、ブッシュの組み付けが面倒であった。ひいては、製造コストが高くなっていた。
そこで、この発明の目的は、ステアリングコラムの剛性が高くて安価な車両用操舵装置を提供することである。
また、筒状のブッシュがアウターチューブの内周に固定されるので、ブッシュの組み付けが面倒であった。ひいては、製造コストが高くなっていた。
そこで、この発明の目的は、ステアリングコラムの剛性が高くて安価な車両用操舵装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ステアリングシャフト(3) を回転可能に支持し、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブ(49)およびインナーチューブ(50)と、上記インナーチューブの外周(502) に固定され、上記アウターチューブの内周(491) に摺動可能に接触する金属ブッシュ(51)と、を備え、上記金属ブッシュは、上記インナーチューブの周方向(C1)に分割された複数の分割体(64)を含むことを特徴とする車両用操舵装置(1) である。
本発明によれば、金属ブッシュを用いるので、樹脂製のブッシュと比較して、アウターチューブおよびインナーチューブの全体としての剛性を向上できる。しかも、金属ブッシュの分割体を、インナーチューブの外周に径方向外方から容易に取り付けることができる。ひいては、車両用操舵装置の製造コストを安価にできる。
また、本発明において、各上記分割体は、円弧状の本体(65)と、上記本体から内側へ突出する凸部(66)とを含み、各上記分割体の上記凸部が、上記インナーチューブの上記外周に形成された対応する凹部(504) に圧入されている場合がある。この場合、金属ブッシュの組み付けに圧入を利用したので、各分割体を組み付け易い。また、各分割体を固定するための構造を簡素化できるので、部品点数を削減できる。ひいては、車両用操舵装置をより一層安価にできる。
また、本発明において、各上記分割体は、円弧状の本体(65)と、上記本体から内側へ突出する凸部(66)とを含み、各上記分割体の上記凸部が、上記インナーチューブの上記外周に形成された対応する凹部(504) に圧入されている場合がある。この場合、金属ブッシュの組み付けに圧入を利用したので、各分割体を組み付け易い。また、各分割体を固定するための構造を簡素化できるので、部品点数を削減できる。ひいては、車両用操舵装置をより一層安価にできる。
また、本発明において、各上記分割体は、薄板鋼板をプレス成形してなる場合がある。この場合、金属ブッシュの製造コストを安価にできる。従って、車両用操舵装置をより一層安価にできる。
また、本発明において、上記アウターチューブに形成された挿通孔(493) を通じて上記インナーチューブの外周を押圧可能な押圧部材(74)を含むガタ取り機構(73)を備え、上記複数の分割体を含む上記金属ブッシュは、上記周方向に関する一対の端部(654) を含み、上記一対の端部間に隙間(67)が設けられ、上記ステアリングシャフトの軸方向(X1)に沿って見たときに、上記周方向に関する上記押圧部材の配置範囲(E1)が、上記周方向に関する上記隙間の配置範囲(E2)内にある場合がある。この場合、車両の衝突に際して上記アウターチューブおよび上記インナーチューブが軸方向に相対移動するときに、上記押圧部材は、上記金属ブッシュと干渉することなく、金属ブッシュの隙間内をスムーズに通過する。従って、車両の衝突のときに、円滑な衝撃吸収動作が妨げられることがなく、所要の衝撃吸収ストローク量を確実に得ることができる。
また、本発明において、上記アウターチューブに形成された挿通孔(493) を通じて上記インナーチューブの外周を押圧可能な押圧部材(74)を含むガタ取り機構(73)を備え、上記複数の分割体を含む上記金属ブッシュは、上記周方向に関する一対の端部(654) を含み、上記一対の端部間に隙間(67)が設けられ、上記ステアリングシャフトの軸方向(X1)に沿って見たときに、上記周方向に関する上記押圧部材の配置範囲(E1)が、上記周方向に関する上記隙間の配置範囲(E2)内にある場合がある。この場合、車両の衝突に際して上記アウターチューブおよび上記インナーチューブが軸方向に相対移動するときに、上記押圧部材は、上記金属ブッシュと干渉することなく、金属ブッシュの隙間内をスムーズに通過する。従って、車両の衝突のときに、円滑な衝撃吸収動作が妨げられることがなく、所要の衝撃吸収ストローク量を確実に得ることができる。
なお、上記括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を示すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態の車両用操舵装置の概略構成の模式図である。図1を参照して、車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン8に噛み合うラック9を有して自動車の左右方向(図1の紙面垂直方向に相当。)に延びる転舵軸としてのラック軸10とを有している。
ピニオン軸7およびラック軸10を含むラックアンドピニオン機構によって、ステアリングギヤが構成されている。ラック軸10は、車体の所定部に固定されるラックハウジング13内に図示しない複数の軸受を介して直線往復可能に支持されている。また、図示しないが、ラック軸10には、一対のタイロッドが結合されている。各タイロッドは対応するナックルアームを介して対応する転舵輪に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、その回転がピニオン8およびラック9によって、自動車の左右方向に沿ってのラック軸10の直線運動に変換される。これにより、転舵輪の転舵が達成される。
ステアリングシャフト3は、同軸上に連結された第1軸15と第2軸16とを備えている。ステアリングシャフト3の軸方向X1(以下、単に軸方向X1ともいう。)に関する第1軸15の上端に、操舵部材2が連結されている。
ステアリングシャフト3は、同軸上に連結された第1軸15と第2軸16とを備えている。ステアリングシャフト3の軸方向X1(以下、単に軸方向X1ともいう。)に関する第1軸15の上端に、操舵部材2が連結されている。
第2軸16は、第1軸15の下端と同伴回転可能にセレーション嵌合により連結された入力軸17と、自在継手4を介して中間軸5に連結された出力軸18と、入力軸17および出力軸18を相対回転可能に連結するトーションバー19とを有している。入力軸17および出力軸18はトーションバー19を介して同一の軸線上で互いに連結されている。入力軸17に操舵トルクが入力されたときに、トーションバー19が弾性ねじり変形し、これにより、入力軸17および出力軸18が相対回転するようになっている。
トーションバー19を介する入力軸17および出力軸18の間の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトルクセンサ20が設けられている。また、車速を検出するための車速センサ21が設けられている。また、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)22が設けられている。また、操舵補助力を発生させるための電動モータ23と、この電動モータ23の出力回転を減速する減速機構24とが設けられている。
トルクセンサ20および車速センサ21からの検出信号が、ECU22に入力されるようになっている。ECU22は、トルク検出結果や車速検出結果等に基づいて、操舵補助用の電動モータ23を制御する。電動モータ23の出力回転が減速機構24を介して減速されてピニオン軸7に伝達され、ラック軸10の直線運動に変換されて、操舵が補助されるようになっている。
減速機構24は、操舵補助用の電動モータ23の動力(出力回転)をステアリングシャフト3の出力軸18に伝達する。減速機構24は、駆動ギヤとしてのウォーム26と、このウォーム26に噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール27とを備えている。ウォーム26は、電動モータ23の出力軸と同心に配置されており、電動モータ23により回転駆動される。ウォームホイール27は、ステアリングシャフト3の出力軸18に同行回転し且つ軸方向X1に移動不能に連結されている。
また、車両用操舵装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持するステアリングコラム30と、軸受31と、軸受32と、軸受33と、軸受34とを有している。また、操舵部材2が上方に位置するように、ステアリングシャフト3は、車両の前後方向H1に対して斜めに支持されている。
ステアリングコラム30は、ステアリングシャフト3の第1軸15を回転可能に支持するコラムチューブ36と、コラムチューブ36の下端に連結されたハウジング37とを含んでいる。ステアリングコラム30は、車両後方側に配置された上部取付構造40により車体の所定部41に取り付けられるとともに、車両前方側に配置された下部取付構造42により車体の所定部43に取り付けられている。
ステアリングコラム30は、ステアリングシャフト3の第1軸15を回転可能に支持するコラムチューブ36と、コラムチューブ36の下端に連結されたハウジング37とを含んでいる。ステアリングコラム30は、車両後方側に配置された上部取付構造40により車体の所定部41に取り付けられるとともに、車両前方側に配置された下部取付構造42により車体の所定部43に取り付けられている。
車両用操舵装置1は、ステアリングコラム30をチルト中心軸45の中心軸線の周りに揺動させ傾けることにより操舵部材2の高さ位置を調整するチルト調整機能を有している。また、車両用操舵装置1は、軸方向X1に操舵部材2を位置調整することにより、操舵部材2の前後位置を調節するテレスコピック調整機能を有している。テレスコピック調整機能およびチルト調整機能は、以下のようなステアリングシャフト3、ステアリングコラム30、上部取付構造40、下部取付構造42等により実現されている。
第1軸15は、アッパーシャフト46およびロアーシャフト47とを含んでいる。アッパーシャフト46およびロアーシャフト47は、例えば、スプライン嵌合により、同行回転可能に、且つ軸方向X1に相対移動可能に連結されている。軸方向X1に関するアッパーシャフト46の下端の内周に、ロアーシャフト47の上端の外周が、嵌合している。
コラムチューブ36は、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブ49およびインナーチューブ50を有している。アウターチューブ49およびインナーチューブ50は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持している。アウターチューブ49およびインナーチューブ50は、金属、例えば、鋼により形成されている。アウターチューブ49は、軸方向X1に関して相対的に上方に配置されており、インナーチューブ50は、軸方向X1に関して相対的に下方に配置されている。
コラムチューブ36は、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブ49およびインナーチューブ50を有している。アウターチューブ49およびインナーチューブ50は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持している。アウターチューブ49およびインナーチューブ50は、金属、例えば、鋼により形成されている。アウターチューブ49は、軸方向X1に関して相対的に上方に配置されており、インナーチューブ50は、軸方向X1に関して相対的に下方に配置されている。
図2は、車両用操舵装置1のステアリングコラム30の要部の分解斜視図である。図1および図2を参照して、アウターチューブ49とインナーチューブ50とは、軸方向X1に関して相対移動可能に互いに連結されている。テレスコピック調整するときや、後述するように衝撃吸収するときに、アウターチューブ49とインナーチューブ50とが、軸方向X1に互いに相対移動できるようになっている。
また、コラムチューブ36は、複数の金属ブッシュ51を有している。各金属ブッシュ51は、部分円筒形状をなしている。各金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の外周502に固定されており、アウターチューブ49の内周491に摺動可能に接触している。例えば、2つの金属ブッシュ51が、軸方向X1に互いに離隔して並んでいる。なお、金属ブッシュ51は、少なくとも1つがあればよい。
軸方向X1に関するインナーチューブ50の外周502の上端に、2つの金属ブッシュ51が固定されている。各金属ブッシュ51の外周512が、軸方向X1に関するアウターチューブ49の内周491の下端に嵌合されている。
図1を参照して、軸方向X1に関するアウターチューブ49の上端は、上述の軸受31を保持している。この軸受31は、アッパーシャフト46を回転可能に支持している。また、アウターチューブ49は、軸受31を介して、軸方向X1に関するアッパーシャフト46の相対移動を規制している。また、軸方向X1に関するインナーチューブ50の下端が、ハウジング37に連結されている。
図1を参照して、軸方向X1に関するアウターチューブ49の上端は、上述の軸受31を保持している。この軸受31は、アッパーシャフト46を回転可能に支持している。また、アウターチューブ49は、軸受31を介して、軸方向X1に関するアッパーシャフト46の相対移動を規制している。また、軸方向X1に関するインナーチューブ50の下端が、ハウジング37に連結されている。
ハウジング37は、トルクセンサ20の少なくとも一部を収容して支持しており、伝動装置としての減速機構24を収容しており、電動モータ23を支持している。ハウジング37は、軸方向X1に関して互いに離隔するように、軸受32、軸受33および軸受34を保持している。ハウジング37は、軸受32を介して入力軸17を回転可能に支持している。ハウジング37は、軸受33を介して出力軸18を回転可能に支持している。ハウジング37は、軸受34を介して、出力軸18を回転可能に支持するとともに、軸方向X1に関する第2軸16の相対移動を規制している。
上部取付構造40は、車体の所定部41に連結部材52を介して支持される車体側ブラケット53と、車体側ブラケット53に支持された支軸54と、支軸54を介して車体側ブラケット53に支持されアウターチューブ49に固定されたコラム側ブラケット55と、調整されたステアリングコラム30の位置を車体に対して解除可能にロックするロック機構56とを有している。ロック機構56は、操作レバー57により操作される。
下部取付構造42は、車体の所定部43に固定される固定ブラケット61と、固定ブラケット61によって支持されたチルト中心軸45と、チルト中心軸45を介して支持された被支持部材62とを有している。被支持部材62は、ステアリングコラム30に固定されており、具体的には、ハウジング37に単一部材により一体に形成されている。これにより、ステアリングコラム30が、チルト中心軸45の中心軸線の周りに揺動可能に支持されている。
図3は、図1の III− III線に沿う断面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図であり、ロック状態を示す。図5は、図3のV−V線に沿う断面図であり、ロック状態を示す。図6は、図5に示した部分のロック解除状態の断面図である。
図2および図3を参照して、アウターチューブ49、インナーチューブ50および金属ブッシュ51は、互いに同心に配置されている。
図2および図3を参照して、アウターチューブ49、インナーチューブ50および金属ブッシュ51は、互いに同心に配置されている。
アウターチューブ49は、断面円形をなしている。アウターチューブ49は、挿通孔493を有している。挿通孔493は、アウターチューブ49の内周および外周を貫通しており、軸方向X1に長い長孔からなり、軸方向X1の両側に閉じている。挿通孔493内に、後述するガタ取り機構73の押圧部材74の一部が配置される。
インナーチューブ50の外周502は、複数の環状凹部503と、複数の凹部504とを有している。具体的には、2つの環状凹部503が、軸方向X1に互いに離隔して形成されている。各環状凹部503内において、2つの凹部504が、インナーチューブ50の周方向C1(以下、単に周方向C1ともいう。)に均等に離隔して配置されている。
インナーチューブ50の外周502は、複数の環状凹部503と、複数の凹部504とを有している。具体的には、2つの環状凹部503が、軸方向X1に互いに離隔して形成されている。各環状凹部503内において、2つの凹部504が、インナーチューブ50の周方向C1(以下、単に周方向C1ともいう。)に均等に離隔して配置されている。
環状凹部503は、インナーチューブ50の周方向C1に沿って無端状に延びている。一方の環状凹部503は、軸方向X1に関するインナーチューブ50の上端部に形成されており、軸方向X1の上方に開放されている。他方の環状凹部503は、周溝をなしている。環状凹部503の幅L1(軸方向X1の寸法に相当する。)は、金属ブッシュ51の幅L2(軸方向X1寸法に相当する。)と等しくされている。環状凹部503の底に、金属ブッシュ51の内周が接している。環状凹部503の深さL3は、金属ブッシュ51の肉厚L4(径方向寸法に相当する。)よりも小さい。環状凹部503に取り付けられた金属ブッシュ51の外周512の外径が、インナーチューブ50の外周502の最大外径よりも大きくされ、且つアウターチューブ49の内周491の内径と等しくされている。
各凹部504は、インナーチューブ50の内周および外周を径方向に貫通している。各凹部504は、円形孔からなる。凹部504には、金属ブッシュ51の後述する凸部66が圧入されるようにされており、これにより、金属ブッシュ51を、インナーチューブ50に固定するようになっている。
金属ブッシュ51は、摺動特性が優れた金属材料により形成されている。軸方向X1に関して、金属ブッシュ51は、テレスコピック調節するときに常にアウターチューブ49と接することができる位置に配置されている。
金属ブッシュ51は、摺動特性が優れた金属材料により形成されている。軸方向X1に関して、金属ブッシュ51は、テレスコピック調節するときに常にアウターチューブ49と接することができる位置に配置されている。
複数の金属ブッシュ51は、互いに同じ形状をなし、軸方向X1に関して、互いに離隔して配置されている。各金属ブッシュ51は、後述する一対の分割体64を組み合わせたユニットとして構成されている。ユニットとしての各金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の周方向C1に関して有端形状をなし、軸方向X1に見たときに円弧形状(C字形形状)をなしている。ユニットとしての各金属ブッシュ51は、中心角で180度を超えて周方向C1に延びている。
金属ブッシュ51がインナーチューブ50に取り付けられ、且つ金属ブッシュ51がアウターチューブ49に嵌合したときに、周方向C1に関する金属ブッシュ51の両端が、アウターチューブ49の挿通孔493を挟んだ両側に、挿通孔493に近接して配置されている。周方向C1に関して、金属ブッシュ51の両端同士の間隔は、アウターチューブ49の挿通孔493の幅と等しいか、この幅よりも大きくされており、また、押圧部材74の突出部742の寸法よりも大きくされている。
ユニットとしての各金属ブッシュ51は、インナーチューブ50の周方向C1に分割された複数の分割体64を含んでいる。具体的には、複数の分割体64は、一対の分割体64からなる。一対の分割体64は、互いに同じ形状に形成されている。なお、金属ブッシュ51が、周方向C1に3つ以上に分割されることも考えられるが、本実施形態では、2つに分割される場合に則して説明する。
各分割体64は、円弧状の本体65と、本体65から内側へ突出する凸部66とを含んでいる。各分割体64の凸部66が、インナーチューブ50の外周502に形成された対応する凹部504に圧入されている。
各分割体64は、薄板鋼板をプレス成形してなる。円弧状の本体65と、凸部66とは、単一部材により一体に形成されており、塑性加工、例えばプレス成形により容易に形成される。
各分割体64は、薄板鋼板をプレス成形してなる。円弧状の本体65と、凸部66とは、単一部材により一体に形成されており、塑性加工、例えばプレス成形により容易に形成される。
各分割体64の本体65は、固定面としての内周651と、摺動面としての外周652と、周方向C1に関する一対の端部としての円弧端653,654とを有している。
一方の分割体64の本体65の一方の円弧端653と、他方の分割体64の本体65の一方の円弧端653とが、互いに当接している。一方の分割体64の本体65の他方の円弧端654と、他方の分割体64の本体65の他方の円弧端654とは、周方向C1に関するユニットとしての金属ブッシュ51の両端を形成しており、両端(円弧端654)の間には、隙間67が区画されている。この隙間67と、挿通孔493とが、連通するようになっている。なお、円弧端653同士が互いに近接してその間に、他方の円弧端654同士の間の隙間67よりも格段に狭い隙間が形成されてもよい。
一方の分割体64の本体65の一方の円弧端653と、他方の分割体64の本体65の一方の円弧端653とが、互いに当接している。一方の分割体64の本体65の他方の円弧端654と、他方の分割体64の本体65の他方の円弧端654とは、周方向C1に関するユニットとしての金属ブッシュ51の両端を形成しており、両端(円弧端654)の間には、隙間67が区画されている。この隙間67と、挿通孔493とが、連通するようになっている。なお、円弧端653同士が互いに近接してその間に、他方の円弧端654同士の間の隙間67よりも格段に狭い隙間が形成されてもよい。
図1および図3を参照して、車体側ブラケット53は、相対向する一対の側板531,532と、一対の側板531,532の端部同士をつなぐ接続部533と、車体に固定するための一対の取付部534とを有している。一対の側板531,532は、支軸54の軸方向X2(以下、単に軸方向X2ともいう。)に関して互いに離間し、互いに平行に配置されている。各側板531,532には、縦長孔からなる挿通孔535が形成されている。挿通孔535は、チルト方向T1(支軸54の軸方向X2とステアリングシャフト3の軸方向X1とに共に直交する方向に相当する。)に延びている。
コラム側ブラケット55は、相対向する一対の側板551,552と、一対の側板551,552の一方の端部同士をつなぐ接続部553とを有している。一対の側板551,552は、軸方向X2に関して所定距離を隔てて互いに平行に配置されている。一対の側板551,552の他方の端部が、アウターチューブ49の外周に例えば溶接により固定されている。各側板551,552には挿通孔555がそれぞれ形成されている。挿通孔555は、軸方向X1に平行に延びている。コラム側ブラケット55は、車体側ブラケット53に対して、軸方向X1およびチルト方向T1にともに移動可能に、車体側ブラケット53に連結されている。
支軸54は、軸方向X2に関する一方の端部に設けられた太径部としての頭部541と、軸方向X2に関する他端に設けられた雄ねじ542と、軸方向X2の中間部に形成された雄スプライン543とを有している。雄ねじ542には、雌ねじ部材68がねじ嵌合されている。この雌ねじ部材68と支軸54とは、互いに同行回転し且つ軸方向X2に同行移動するように、互いに固定されている。雌ねじ部材68と操作レバー57とが互いに固定されている。
支軸54は、コラム側ブラケット55の各側板551,552の挿通孔555と、車体側ブラケット53の各側板531,532の挿通孔535とを、相対回転可能に挿通している。また、支軸54の頭部541と車体側ブラケット53の側板532との間には、軸方向X2に関してのロック機構56による押圧力を受けつつ支軸54を車体側ブラケット53に支持するスラスト軸受69が取り付けられている。
ロック機構56は、締め付け軸としての上述の支軸54の中心軸線の周りに回動される操作レバー57と、操作レバー57の回動に伴って車体側ブラケット53およびコラム側ブラケット55の側板531,532,551,552同士を押圧することによりロック状態を達成するためのカム70およびカムフォロワ71とを有している。操作レバー57の操作に応じて、ロック状態と解除状態とを切り換えるようになっている。カム70およびカムフォロワ71が、互いに係合するカム機構を構成している。
支軸54の頭部541と雌ねじ部材68との間に、雌ねじ部材68側から、操作レバー57と、カム70と、カムフォロワ71と、車体側ブラケット53の一方の側板531と、コラム側ブラケット55の一方の側板551と、後述する押圧部材74と、コラム側ブラケット55の他方の側板552と、車体側ブラケット53の他方の側板532と、スラスト軸受69とが、この記載の順に軸方向X2に並んでいる。
カム70は、操作レバー57と一体的に回動するように操作レバー57に固定されている。カム70は、円板形状をなし、支軸54に対して同心に配置されている。カム70は、カムフォロワ71に対向する起伏状のカム面を有している。
カムフォロワ71は、円板形状をなし、支軸54に対して同心に配置されている。カムフォロワ71と支軸54とは、軸方向X2に関して相対移動可能であり且つ支軸54の中心軸線の周りに相対回転可能とされている。カムフォロワ71は、カム70に対向する起伏状のカム面と、カム面とは反対側に設けられ側板531に当接する当接面と、支軸54の中心軸線の周りの側板531に対する相対回動を規制する規制部とを有している。
カムフォロワ71は、円板形状をなし、支軸54に対して同心に配置されている。カムフォロワ71と支軸54とは、軸方向X2に関して相対移動可能であり且つ支軸54の中心軸線の周りに相対回転可能とされている。カムフォロワ71は、カム70に対向する起伏状のカム面と、カム面とは反対側に設けられ側板531に当接する当接面と、支軸54の中心軸線の周りの側板531に対する相対回動を規制する規制部とを有している。
カム70およびカムフォロワ71のカム面が、互いに接しつつ、操作レバー57の回転操作に応じて、カム70およびカムフォロワ71が、支軸54の中心軸線の周りに相対回転される。この相対回転に応じて、軸方向X2に関するカム70およびカムフォロワ71の全体の軸方向寸法が調節される。その結果、側板531,532,551,552同士の間の押圧力を調節することができる。
また、車両用操舵装置1は、アウターチューブ49に形成された挿通孔493を通じてインナーチューブ50の外周502を押圧可能なガタ取り機構73を有している。このガタ取り機構73は、アウターチューブ49およびインナーチューブ50のガタつきの発生を防止することができる。
図3および図5を参照して、ガタ取り機構73は、インナーチューブ50の外周502に当接してこの外周502を押圧する押圧部材74と、この押圧部材74を変位可能に支持する上述の支軸54と、押圧部材74を変位させるための上述の操作レバー57とを有している。ガタ取り機構73とロック機構56とで、支軸54と操作レバー57とは互いに兼用されている。
図3および図5を参照して、ガタ取り機構73は、インナーチューブ50の外周502に当接してこの外周502を押圧する押圧部材74と、この押圧部材74を変位可能に支持する上述の支軸54と、押圧部材74を変位させるための上述の操作レバー57とを有している。ガタ取り機構73とロック機構56とで、支軸54と操作レバー57とは互いに兼用されている。
押圧部材74は、支軸54に嵌合した、例えばスプライン嵌合した筒部741と、この筒部741から支軸54の径方向の外方へ突出した突出部742とを有している。
押圧部材74の突出部742の突出端は、支軸54の周方向C1に関する一端から他端に向かうにしたがって、当該突出端と支軸54の中心軸線との距離M1が徐々に大きくされている。突出端の上述の一端での距離M1は、インナーチューブ50の外周502と支軸54の中心軸線38cとの最小距離よりも短くされている。突出端の上述の他端での距離M1は、インナーチューブ50の外周502と支軸54の中心軸線38cとの最小距離よりも長くされている。
押圧部材74の突出部742の突出端は、支軸54の周方向C1に関する一端から他端に向かうにしたがって、当該突出端と支軸54の中心軸線との距離M1が徐々に大きくされている。突出端の上述の一端での距離M1は、インナーチューブ50の外周502と支軸54の中心軸線38cとの最小距離よりも短くされている。突出端の上述の他端での距離M1は、インナーチューブ50の外周502と支軸54の中心軸線38cとの最小距離よりも長くされている。
操作レバー57の操作に応じて、支軸54と押圧部材74とが同行回転する。操作レバー57がロック機構のロック状態に対応する第1の角度位置にあるときに、押圧部材74の突出部742は、インナーチューブ50の外周502に当接して押圧する。
図4および図5を参照して、押圧部材74の突出部742が、アウターチューブ49の挿通孔493内に配置されている。突出部742が、インナーチューブ50の外周502と当接可能とされている。突出部742が、ロック状態で、インナーチューブ50の外周502に当接し押圧する。これに伴い、押圧部材74とは径方向の反対側にあるインナーチューブ50の外周502が、アウターチューブ49の内周491に押圧される。これにより、アウターチューブ49およびインナーチューブ50のガタつきが防止される。
図4および図5を参照して、押圧部材74の突出部742が、アウターチューブ49の挿通孔493内に配置されている。突出部742が、インナーチューブ50の外周502と当接可能とされている。突出部742が、ロック状態で、インナーチューブ50の外周502に当接し押圧する。これに伴い、押圧部材74とは径方向の反対側にあるインナーチューブ50の外周502が、アウターチューブ49の内周491に押圧される。これにより、アウターチューブ49およびインナーチューブ50のガタつきが防止される。
図3および図6を参照して、操作レバー57がロック機構の解除状態に対応する第2の角度位置にあるときに、押圧部材74の突出部742は、インナーチューブ50の外周502との間に隙間を開けて対向し、外周502を押圧しないようになっている。
図7は、衝撃吸収するときの車両用操舵装置1の概略構成の模式図である。図8は、衝撃吸収するときのステアリングシャフト3、ステアリングコラム30等の平面視での断面図である。図1および図7を参照して、車両用操舵装置1は、車両の衝突に伴い運転者が操舵部材2にぶつかるときの衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収機能を有している。衝撃吸収機能は、上述の連結部材52と、収縮可能な第1軸15と、収縮可能なコラムチューブ36とにより、実現されている。
図7は、衝撃吸収するときの車両用操舵装置1の概略構成の模式図である。図8は、衝撃吸収するときのステアリングシャフト3、ステアリングコラム30等の平面視での断面図である。図1および図7を参照して、車両用操舵装置1は、車両の衝突に伴い運転者が操舵部材2にぶつかるときの衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収機能を有している。衝撃吸収機能は、上述の連結部材52と、収縮可能な第1軸15と、収縮可能なコラムチューブ36とにより、実現されている。
連結部材52は、車体側ブラケット53を所定の保持力で車体に保持している。これにより、車体側ブラケット53は、通常時に車体に相対移動を規制された状態で支持されている。また、所定の保持力を上回る衝撃力が作用した車両の衝突時には、車体側ブラケット53は、車体および連結部材52に対する移動を許容される。例えば、車体側ブラケット53が、車体前方へ向けて移動し、さらに、連結部材52から離脱できるようになっている。
図7および図8を参照して、衝突時には、ロック機構56はロック状態とされている。運転者が操舵部材2にぶつかると、車体側ブラケット53と支軸54とコラム側ブラケット55とアウターチューブ49とアッパーシャフト46と操舵部材2とが、車体に対して同行移動し、車両前方へ向けて移動する。また、車体に対して、下部取付構造42とハウジング37とインナーチューブ50と連結部材52との移動が規制されている。これに伴い、第1軸15、コラムチューブ36が収縮する。
また、衝撃吸収のときのアウターチューブ49とインナーチューブ50との相対移動に伴って、ガタ取り機構73が、支軸54と同行移動し、インナーチューブ50に対して相対移動する。このとき、押圧部材74の突出部742が、インナーチューブ50の外周502を摺動しつつ、金属ブッシュ51の一対の分割体64の間を通過する。
本実施形態では、インナーチューブ50の外周502に固定されてアウターチューブ49の内周491に摺動可能に接触する金属ブッシュ51が用いられている。このように、金属ブッシュ51を用いるので、従来の樹脂製のブッシュと比較して、ステアリングコラム30の剛性を向上でき、高強度にできる。ここで、剛性としては、曲げ力に対する剛性(静剛性)、振動するときの剛性(動剛性)を例示できる。しかも、金属ブッシュ51の分割体64を、インナーチューブ50の外周502に径方向外方から容易に取り付けることができる。ひいては、車両用操舵装置1の製造コストを安価にできる。さらに、従来の樹脂製のブッシュに比べて、金属ブッシュ51は高強度である。
本実施形態では、インナーチューブ50の外周502に固定されてアウターチューブ49の内周491に摺動可能に接触する金属ブッシュ51が用いられている。このように、金属ブッシュ51を用いるので、従来の樹脂製のブッシュと比較して、ステアリングコラム30の剛性を向上でき、高強度にできる。ここで、剛性としては、曲げ力に対する剛性(静剛性)、振動するときの剛性(動剛性)を例示できる。しかも、金属ブッシュ51の分割体64を、インナーチューブ50の外周502に径方向外方から容易に取り付けることができる。ひいては、車両用操舵装置1の製造コストを安価にできる。さらに、従来の樹脂製のブッシュに比べて、金属ブッシュ51は高強度である。
また、本実施形態では、各分割体64の凸部66が、インナーチューブ50の外周502の対応する凹部504に圧入されている。この場合、金属ブッシュ51の組み付けに圧入を利用したので、各分割体64を組み付け易い。また、各分割体64を固定するための構造を簡素化できるので、部品点数を削減できる。ひいては、車両用操舵装置1をより一層安価にできる。
また、本実施形態では、各分割体64は、薄板鋼板をプレス成形してなる。この場合、金属ブッシュ51の製造コストを安価にできる。従って、車両用操舵装置1をより一層安価にできる。
また、本実施形態では、図3に示すように、ステアリングシャフト3の軸方向X1に沿って見たときに、周方向C1に関する押圧部材74の配置範囲E1が、周方向C1に関する隙間67の配置範囲E2内にあるようにされている。これにより、ステアリングシャフト3の軸方向X1に沿って見たときに、ガタ取り機構73と一対の分割体64とが、互いに重ならないようにされている。
また、本実施形態では、図3に示すように、ステアリングシャフト3の軸方向X1に沿って見たときに、周方向C1に関する押圧部材74の配置範囲E1が、周方向C1に関する隙間67の配置範囲E2内にあるようにされている。これにより、ステアリングシャフト3の軸方向X1に沿って見たときに、ガタ取り機構73と一対の分割体64とが、互いに重ならないようにされている。
この場合には、車両の衝突に際してアウターチューブ49およびインナーチューブ50が軸方向X1に相対移動するときに、押圧部材74は、金属ブッシュ51と干渉することなく、金属ブッシュ51の隙間67内をスムーズに通過する。従って、車両の衝突のときに、円滑な衝撃吸収動作が妨げられることがなく、所要の衝撃吸収ストローク量を確実に得ることができる。なお、この効果を得るには、ガタ取り機構73と一対の分割体64とが互いに逃げるだけでもよいが、下記のようにするのが好ましい。
すなわち、本実施形態では、衝撃吸収のときに、ガタ取り機構73が、金属ブッシュ51の一対の分割体64の間を通過するようにしている。この場合、金属ブッシュ51を周方向C1に関して長くできる。従って、ステアリングコラム30の剛性を金属ブッシュ51により一層向上しつつ、この金属ブッシュ51とガタ取り機構73との干渉を防止できるので、長い衝撃吸収ストローク量を確保できる。
また、上述のように金属ブッシュ51を組み付け易いので、換言すれば、ステアリングコラム30を修理するときに、金属ブッシュ51の交換が容易になる。
また、アウターチューブ49とインナーチューブ50とが軸方向X1に相対移動して収縮するときに、金属ブッシュ51はインナーチューブ50に対して移動しない。その結果、インナーチューブ50の軸方向下端に連結された部材、例えば、ハウジング37と金属ブッシュ51との干渉の発生が防止される。従って、衝撃吸収ストローク量を長く確保することが容易に可能となる。
また、アウターチューブ49とインナーチューブ50とが軸方向X1に相対移動して収縮するときに、金属ブッシュ51はインナーチューブ50に対して移動しない。その結果、インナーチューブ50の軸方向下端に連結された部材、例えば、ハウジング37と金属ブッシュ51との干渉の発生が防止される。従って、衝撃吸収ストローク量を長く確保することが容易に可能となる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明する。他の構成については、上述の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
例えば、金属ブッシュ51の外周512、具体的にはそのうちの少なくとも摺動面に、摺動特性の良い樹脂部材を形成してもよい。摺動特性の良い樹脂部材としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を例示できる。図示しないが、金属ブッシュ51は、芯金としての金属部分と、この金属部分の外周にコーティングされた樹脂部材とを有している。樹脂部材の表面が、金属ブッシュ51の外周512を形成するとともに、摺動面として機能する。
例えば、金属ブッシュ51の外周512、具体的にはそのうちの少なくとも摺動面に、摺動特性の良い樹脂部材を形成してもよい。摺動特性の良い樹脂部材としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を例示できる。図示しないが、金属ブッシュ51は、芯金としての金属部分と、この金属部分の外周にコーティングされた樹脂部材とを有している。樹脂部材の表面が、金属ブッシュ51の外周512を形成するとともに、摺動面として機能する。
また、上述の実施形態では、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に本発明が適用された例について説明したが、これに限らず、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置や、いわゆるラックアシスト式の電動パワーステアリング装置や、マニュアル操舵のステアリング装置に本発明を適用してもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…車両用操舵装置、3…ステアリングシャフト、49…アウターチューブ、50…インナーチューブ、51…金属ブッシュ、64…分割体、65…本体、66…凸部、67…隙間、73…ガタ取り機構、74…押圧部材、491…アウターチューブの内周、493…挿通孔、502…インナーチューブの外周、504…凹部、654…端部、C1…周方向、E1…押圧部材の配置範囲、E2…隙間の配置範囲、X1…軸方向。
Claims (4)
- ステアリングシャフトを回転可能に支持し、相対移動可能に嵌合されたアウターチューブおよびインナーチューブと、
上記インナーチューブの外周に固定され、上記アウターチューブの内周に摺動可能に接触する金属ブッシュと、を備え、
上記金属ブッシュは、上記インナーチューブの周方向に分割された複数の分割体を含むことを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、各上記分割体は、円弧状の本体と、上記本体から内側へ突出する凸部とを含み、各上記分割体の上記凸部が、上記インナーチューブの上記外周に形成された対応する凹部に圧入されていることを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項1または2において、各上記分割体は、薄板鋼板をプレス成形してなることを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項1から3の何れか1項において、
上記アウターチューブに形成された挿通孔を通じて上記インナーチューブの外周を押圧可能な押圧部材を含むガタ取り機構を備え、
上記複数の分割体を含む上記金属ブッシュは、上記周方向に関する一対の端部を含み、上記一対の端部間に隙間が設けられ、
上記ステアリングシャフトの軸方向に沿って見たときに、上記周方向に関する上記押圧部材の配置範囲が、上記周方向に関する上記隙間の配置範囲内にあることを特徴とする車両用操舵装置。
Priority Applications (1)
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- 2009-08-27 JP JP2009197214A patent/JP2011046310A/ja active Pending
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