JP5954376B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気記録媒体の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、優れた熱安定性と良好なライタビリティとを両立することができる磁気記録媒体の製造方法に関する。
磁気記録の高密度化を実現する技術として、垂直磁気記録方式が採用されている。垂直磁気記録媒体は、非磁性基体と、硬質磁性材料から形成される磁気記録層を少なくとも含む。垂直磁気記録媒体は、任意選択的に、磁気ヘッドが発生する磁束を磁気記録層に集中させる役割を担う軟磁性裏打ち層、磁気記録層の硬質磁性材料を目的の方向に配向させるための下地層、磁気記録層の表面を保護する保護膜などをさらに含んでもよい。
従来、垂直磁気記録媒体用の金属磁性材料として、CoCrPtをはじめとするCoCr系不規則合金磁性層が主に研究されてきた。近年、垂直磁気記録媒体の記録密度のさらなる向上を目的として、磁性層中の磁性結晶粒の粒径を縮小させる必要に迫られている。一方で、磁性結晶粒の粒径の縮小は、記録された磁化(または記録信号とも呼ぶ)の熱安定性を低下させる。そのため、磁性結晶粒の粒径の縮小による熱安定性の低下を補償するために、磁性層中の磁性結晶粒を、より高い結晶磁気異方性を有する材料を用いて形成することが求められている。
求められる高い結晶磁気異方性を有する材料として、L1系規則合金およびその製造方法が提案されている。これらのL1系規則合金は、FePt、CoPt、FePd、CoPdなどを含む。L1系規則合金を用いる場合、プレヒートまたはポストヒートによって、その規則度を向上させることが必要である。特開2012−48784号公報は、基体温度の低下によるL1系規則合金の規則度の低下を防止することを目的として、基体の加熱と、小膜厚のL1系規則合金膜の堆積とを反復して、所望の膜厚を有する磁気記録層を有する垂直磁気記録媒体の製造方法を提案している(特許文献1参照)。
一方、基本的に磁気記録層の膜厚は磁気記録媒体面内方向に一様であるため、磁性結晶粒を小さくしていくことは、一定の高さを有する磁性結晶粒の断面積を小さくすることを意味する。その結果、磁性結晶粒自身に作用する反磁界が小さくなり、磁性結晶粒の磁化を反転させるために必要な磁界(反転磁界)は大きくなる。このように、磁性結晶粒の形状で考えた場合、記録密度の向上は、磁化の書込み(または信号の記録)の際により大きな磁界が必要となることを意味する。言い換えると、記録密度の向上に伴って、磁気記録媒体のライタビリティが低下する問題点が顕在化する。
記録信号の熱安定性を維持しつつ、磁気記録媒体のライタビリティを向上させる試みとして、Chenらは、高い磁気異方性定数(Ku)を有する底層、中程度のKuを有する中層および低いKuを有する頂層の順に積層された傾斜(graded)磁気記録層を有する磁気記録媒体を提案している(非特許文献1参照)。ここで、底層、中層および頂層は、L1型FePt規則合金およびC粒界部からなるグラニュラー構造を有する。そして、底層、中層および頂層の形成温度を変化させてL1型FePt規則合金の規則度を調整し、各層のKuを制御している。Chenらは、高Ku層単独では11.4kOe(約907A/mm)の保磁力を有するが、上記の3層構成では、保磁力が5.9kOe(約470A/mm)まで減少したことを報告している。
また、Zhaらは、(FePt)100−xCu合金からなる磁気記録層を有し、Cuの含有量xを底部における30から頂部における0へと単調に減少させた傾斜磁性膜を提案している(非特許文献2参照)。Zhaらは、(Fe53Pt4785Cu15合金からなる均一組成の磁性膜が7.21kOe(約574A/mm)の保磁力を有したのに対して、(Fe53Pt47100−xCu合金(xは30から0まで単調減少する)からなる傾斜磁性膜が5.67kOe(約451A/mm)の保磁力を有したことを報告している。
さらに国際公開第2012/105908号パンフレットは、磁気記録媒体にイオン注入を行い、イオン注入量のピークを磁気記録層の頂面とし、深さ方向に向かってイオン注入量を傾斜的に減少させる傾斜磁気記録層を形成することを開示している(特許文献2参照)。ここで、注入されるイオンは、He、C、N2+、Ar、CoおよびSbからなる群から選択される。
特開2012−48784号公報 国際公開第2012/105908号パンフレット
Chenら、J. Phys. D: Appl. Phys., 43 (2010) 185001 Zhaら、Appl. Phys. Lett., 97 182504 (2010)
L1系規則合金を含み、優れた熱安定性と良好なライタビリティとを有する磁気記録層を含む磁気記録媒体の製造方法に対する要求が存在する。
1つの実施形態の磁気記録媒体の製造方法は、非磁性基体と、規則合金を含む第1磁気記録層と、規則合金を含む第2磁気記録層とを有する磁気記録媒体の製造方法であって、
(A)第1磁気記録層を基体温度を単調に変化させながら形成する工程と、
(B)第1磁気記録層とは異なる材料を有する第2磁気記録層を基体温度を単調に変化させながら形成する工程と
を含み、第1磁気記録層と第2磁気記録層との界面部で、第1磁気記録層の磁気異方性定数と第2磁気記録層の磁気異方性定数とが単調に変化するように工程(B)の開始時の基体温度を設定することを特徴とする。ここで、第1磁気記録層はFeおよびPtからなる2元系規則合金を含み、第2磁気記録層はFe、Pt、および1種または複数種の追加元素からなる3元以上の系の規則合金を含むことが好ましい。
また、工程(A)において、非磁性基体の温度を単調に下降させることが望ましい。工程(A)終了時の非磁性基体の温度は、前記2元系規則合金が不規則相から規則相に転移する温度領域の最大値以上の温度、より好ましくは、不規則相から規則相に転移する前述の温度領域の最大値より20℃以上高い温度に設定することができる。
さらに、工程(B)において非磁性基体の温度を単調に下降させることが望ましい。
また、工程(A)を工程(B)の前に実施する場合、工程(B)の開始時の基体温度を、前記第1磁気記録層と前記第2磁気記録層との界面において、前記第2磁気記録層の磁気異方性定数と前記第1磁気記録層の磁気異方性定数との差を±3%以内とするように設定することが好ましい。
さらに、第1磁気記録層および第2磁気記録層のそれぞれは、非磁性粒界材料をさらに含んでもよい。用いることができる非磁性粒界材料は、C、B、Ag、Ge、W、SiO、Al、TiO、GeOおよびBからなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことができる。
上記の構成を採用することにより、優れた熱安定性と良好なライタビリティとを有する磁気記録層ならびに当該磁気記録層を含む磁気記録媒体を、簡便な方法で製造することが可能となる。
本方法で得られる磁気記録媒体の構成例を示す断面模式図である。 実施例1における第1磁気記録層形成時の基体温度のプロファイルを示すグラフである。 実施例1における第2磁気記録層形成時の基体温度のプロファイルを示すグラフである。 比較例1における第1磁気記録層形成時の基体温度のプロファイルを示すグラフである。
本方法によって製造される磁気記録媒体の構成例は、非磁性基体と磁気記録層とを含み、磁気記録層は、第1磁気記録層および第2磁気記録層から構成される。第1磁気記録層および第2磁気記録層は、それぞれ規則合金を含む。また、第1磁気記録層および第2磁気記録層は、互いに異なる材料を有している。
好ましくは、第1磁気記録層は、FeおよびPtからなる2元系規則合金を含み、第2磁気記録層は、Fe、Pt、および1種または複数種の追加元素からなる3元以上の系の規則合金を含む。磁気記録媒体の構成例を図1に示す。図1の構成例において、磁気記録媒体は、非磁性基体10、軟磁性裏打ち層20、シード層30、磁気記録層40、保護層50、および液体潤滑剤層60を含み、磁気記録層40は、第1磁気記録層41と第2磁気記録層42とからなる。ここで、軟磁性裏打ち層20、シード層30、保護層50、および液体潤滑剤層60は、必要に応じて設けることができる任意選択的な構成層である。本方法によって製造される磁気記録媒体は、非磁性基体10と磁気記録層40との間に、密着層、中間層などをさらに含んでもよい。
非磁性基体10は、表面が平滑である様々な基体であってもよい。たとえば、磁気記録媒体に一般的に用いられる材料を用いて、非磁性基体10を形成することができる。非磁性基体10の材料は、NiPメッキを施したAl合金、強化ガラス、結晶化ガラスなどを含む。
任意選択的に設けてもよい軟磁性裏打ち層20は、磁気ヘッドからの磁束を制御して、磁気記録媒体の記録・再生特性を向上させる。軟磁性裏打ち層20を形成するための材料は、NiFe合金、センダスト(FeSiAl)合金、CoFe合金などの結晶質材料、FeTaC,CoFeNi,CoNiPなどの微結晶質材料、CoZrNb、CoTaZrなどのCo合金を含む非晶質材料を含む。軟磁性裏打ち層20の膜厚の最適値は、磁気記録に用いる磁気ヘッドの構造および特性に依存する。他の層と連続成膜で軟磁性裏打ち層20を形成する場合、生産性との兼ね合いから、軟磁性裏打ち層20が10nm〜500nmの範囲内(両端を含む)の膜厚を有することが好ましい。
任意選択的に設けてもよい密着層(不図示)は、その上に形成される層とその下に形成される層(非磁性基体10を含む)との密着性を高めるために用いられる。密着層を非磁性基体10の上面に設ける場合、密着層は、前述の非磁性基体10の材料との密着性が良好な材料を用いて形成することができる。そのような材料は、CrTi合金などを含む。あるいはまた、非磁性基体10以外の2つの構成層の間に密着層20を形成する場合、密着層を形成するための材料はNi、W、Ta、Cr、Ruなどの金属、前述の金属を含む合金を含む。密着層は、単一の層であってもよいし、複数の層の積層構造を有してもよい。
シード層30の機能は、上層である磁気記録層40中の磁性結晶粒の粒径および結晶配向を制御することである。シード層30に、シード層30の下にある層と磁気記録層40との間の密着性を確保する機能を持たせてもよい。また、シード層と磁気記録層40の間に中間層等の他の層を配置してもよい。中間層等を配置する場合は、シード層30は、中間層等の結晶粒の粒径および結晶配向を制御することにより磁気記録層40の磁性結晶粒の粒径および結晶配向を制御する機能を担うことになる。シード層30は非磁性であることが好ましい。シード層30の材料は、磁気記録層40の材料に合わせて適宜選択される。より具体的には、シード層30の材料は、磁気記録層の磁性結晶粒の材料に合わせて選択される。たとえば、磁気記録層40の磁性結晶粒がL1型規則合金で形成される場合、NaCl型の化合物を用いてシード層30を形成することが好ましい。特に好ましくは、MgO、SrTiOなどの酸化物、あるいはTiNなどの窒化物を用いてシード層30を形成する。また、複数の層を積層して、シード層30を形成することもできる。複数の層とする場合には、上記の層からなる層と、その下層としてTa、Cr等の金属からなる層を積層してもよい。磁気記録層40の磁性結晶粒の結晶性の向上、および生産性の向上の観点から、シード層30は、1nm〜60nm、好ましくは1nm〜20nmの膜厚を有することが好ましい。シード層30は、スパッタ法(RFマグネトロンスパッタ法、DCマグネトロンスパッタリング法などを含む)、真空蒸着法などの当該技術において知られている任意の方法を用いて形成することができる。
中間層(不図示)は、磁気記録層40の結晶配向性を高めるため、および磁性結晶粒のサイズなどを高めるために配置する層である。中間層の下に形成される層の結晶構造を引き継いで磁気記録層40に継承する機能を担ってもよい。また、軟磁性裏打ち層20を設ける場合、軟磁性裏打ち層20が磁気記録層40に与える磁気的影響を抑制する機能を担ってもよい。中間層は非磁性であることが好ましい。中間層を形成するための材料は、CrおよびTaなどの金属、NiW合金、およびCrTi、CrZr、CrTa、およびCrWなどのCrをベースとする合金を含む。中間層は、スパッタ法などの当該技術において知られている任意の方法を用いて形成することができる。
保護層50は、磁気記録媒体の分野で慣用的に使用されている材料を用いて形成することができる。具体的には、ダイアモンドライクカーボンなどのカーボン系材料、あるいは窒化シリコンなどのシリコン系材料を用いて、保護層50を形成することができる。また、保護層50は、単層であってもよく、積層構造を有してもよい。積層構造の保護層50は、たとえば、特性の異なる2種のカーボン系材料の積層構造、金属とカーボン系材料との積層構造、または金属酸化物膜とカーボン系材料との積層構造であってもよい。保護層50は、CVD法、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタリング法などを含む)、真空蒸着法などの当該技術において知られている任意の方法を用いて形成することができる。
また、任意選択的に、磁気記録媒体は、保護層50の上に設けられる液体潤滑剤層60をさらに含んでもよい。液体潤滑剤層60は、磁気記録媒体の分野で慣用的に使用されている材料を用いて形成することができる。液体潤滑剤層60の材料は、たとえば、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤などを含む。液体潤滑剤層60は、たとえば、ディップコート法、スピンコート法などの塗布法を用いて形成することができる。
磁気記録層40は、規則合金を含む第1磁気記録層41と、規則合金を含む第2磁気記録層42とから構成される。第1磁気記録層41および第2磁気記録層42は、互いに異なる材料で形成される。磁気記録材料の磁気異方性定数Kuは、材料によって変化する。従って、第1磁気記録層41と第2磁気記録層42とを異なる材料で形成することによって、磁気記録層全体としての磁気異方性定数Kuの変化の幅を大きくすることができる。たとえば、磁気記録層40を、FeおよびPtからなる2元系規則合金を含む第1磁気記録層41と、Fe、Pt、および1種または複数種の追加元素からなる3元以上の系の規則合金を含む第2磁気記録層42とから構成することによって、単一の材料を有する磁気記録層に比べて磁気異方性定数Kuの変化の幅を大きくすることができる。磁気異方性定数Kuの変化の幅を大きくすることができる限りにおいて、第1磁気記録層41および第2磁気記録層42の材料は任意に設定することができる。たとえば、Fe、Pt、および追加元素からなる3元以上の系の規則合金を用いて第1磁気記録層41および第2磁気記録層42を形成する場合に、同じ追加元素を用い、追加元素の比率を変えて、第1磁気記録層41および第2磁気記録層42の材料を異なる材料としてもよい。第1磁気記録層41を3元系以上の規則合金で形成し、第2磁気記録層42を2元系規則合金で形成してもよい。第1磁気記録層41が非磁性基体10に近い層であり、第2磁気記録層42が第1磁気記録層41上に形成される。
以下、説明を簡単にするために、第1磁気記録層41を2元系規則合金で形成し、第2磁気記録層42を3元系以上の規則合金で形成した例を用いて詳細に説明する。
第1磁気記録層41は、2元系規則合金のみから構成されていてもよいし、2元系規則合金からなる磁性結晶粒と、非磁性粒界とで構成されるグラニュラー構造を有していてもよい。同様に、第2磁気記録層42は、3元以上の系の規則合金のみから構成されていてもよいし、3元以上の系の規則合金からなる磁性結晶粒と、非磁性粒界とで構成されるグラニュラー構造を有していてもよい。
第1磁気記録層41中の2元系規則合金は、L1FePt規則合金が好ましい。第2磁気記録層42中の3元以上の系の規則合金は、Fe、Pt、および1種または複数種の追加元素から構成されることが好ましい。特に好ましくは、3元以上の系の規則合金はL1型規則合金である。追加元素は、Cu、Mn、Ni、Ag、Tiなどの非磁性元素を含む。好ましい3元以上の系の規則合金は、FePtCu、FePtMn、FePtNi、FePtAgTiなどを含む。これらの追加元素の好ましい添加量は10〜20at%程度である。
第1磁気記録層41および/または第2磁気記録層42がグラニュラー構造を有する場合、非磁性粒界の材料は、C、B、Ag、Ge、およびWからなる群から選択される少なくとも1種の元素、またはSiO、Al、TiO、GeO、およびBからなる群から選択される酸化物を含む。
第1磁気記録層41および第2磁気記録層42は、スパッタ法で形成することができる。第1磁気記録層41の形成の際には、FeおよびPtを所定の比率で含むターゲットを用いることが好ましい。グラニュラー構造を有する第1磁気記録層41の形成には、Fe、Ptおよび非磁性粒界の材料を所定の比率で含むターゲットを用いることができる。
第2磁気記録層42の形成の際には、FeとPtおよび追加元素を所定の比率で含むターゲットを用いることが好ましい。グラニュラー構造を有する第2磁気記録層42の形成においては、Fe、Ptおよび追加元素を含むターゲットに、所定の比率の非磁性粒界の材料を添加する。
第1磁気記録層41および第2磁気記録層42は、それぞれ層表面に垂直な方向に一軸磁気異方性を有する。磁気記録層40は、第1磁気記録層41の外表面から第2磁気記録層42の外表面に向かって、単調に変化する磁気異方性定数Kuの分布を有する。本明細書において、第1磁気記録層41および第2磁気記録層42の「外表面」とは、それぞれの層において、第1磁気記録層41と第2磁気記録層42との界面とは反対側の面を意味する。好ましくは、磁気記録層40は、第1磁気記録層41の外表面から第2磁気記録層42の外表面に向かって、連続的に変化する磁気異方性定数Kuの分布を有する。本明細書における「単調変化」とは、ある特性値が、膜厚方向に沿って常に増大または減少することを意味する。単調変化は特性値の不連続点の存在を許容する。本明細書における「連続変化」とは、特性値の不連続点が存在しない単調変化を意味する。
第1磁気記録層41における磁気異方性定数Kuの分布は、基体温度を単調に変化させ、2元系規則合金の規則度を単調に変化させることによって得ることができる。形成時の基体温度を単調に上昇させて2元系規則合金の規則度を単調に上昇させることによって、第1磁気記録層41の下面から上面に向かってKuを増大させてもよい。あるいはまた、形成時の基体温度を単調に下降させて2元系規則合金の規則度を単調に下降させることによって、第1磁気記録層41の下面から上面に向かってKuを減少させてもよい。形成時の基体温度の変化は連続的であることが好ましい。本明細書における「基体温度」とは、当該工程において材料が堆積され、目的の層が形成される面の温度を指す。第1磁気記録層41および第2磁気記録層42のそれぞれは、非磁性基体10の上に他の層が積層された積層体の上に形成される。第1磁気記録層41および第2磁気記録層42の形成に直接作用する温度は、この積層体の最表面の温度となるためである。
第2磁気記録層42における磁気異方性定数Kuの分布は、形成時の基体温度を単調に変化させ、3元系規則合金の規則度を単調に変化させることによって得ることができる。形成時の基体温度を単調に上昇させて3元系規則合金の規則度を単調に上昇させることによって、第2磁気記録層42の下面から上面に向かってKuを増大させてもよい。あるいはまた、形成時の基体温度を単調に下降させて3元系規則合金の規則度を単調に下降させることによって、第2磁気記録層42の下面から上面に向かってKuを減少させてもよい。形成時の基体温度の変化は連続的であることが好ましい。
第1磁気記録層41形成時の最高温度は、FePt合金のL1規則度が十分に高くなる温度であり、かつ粒径の増大が生じない程度の温度に設定することが望ましい。より好ましくは、最高温度は450℃〜500℃程度であり、その時に得られる磁気異方性定数Kuは2.5×10〜3×10erg/cm(2.5〜3J/cm)程度である。
第1磁気記録層41形成時の最低温度は、2元系合金の不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値以上とすることが望ましい。より好ましくは、第1磁気記録層41形成時の最低温度を、2元系合金の不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値より20℃以上高い温度とすることができる。第1磁気記録層41形成時の最低温度は、磁気異方性定数Kuの値が第1磁気記録層41形成時の最高温度で得られる値の50%程度となる温度に設定することが望ましい。より好ましくは、第1磁気記録層41形成時の最低温度は350℃〜380℃程度である。
また、第2磁気記録層42形成時の最低温度は、3元系合金が不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値以上とすることが望ましい。より好ましくは、第2磁気記録層42形成時の最低温度を、3元系合金が不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値より20℃以上高い温度とすることができる。例えば、3元系合金がFe42.5Pt42.5Cu15の場合には、望ましい最低温度は270℃〜300℃程度であり、その時に得られる磁気異方性定数Kuは1.5×10〜2.5×10erg/cm(0.15〜0.25J/cm)程度である。
第2磁気記録層42の形成開始時の基体温度は、第1磁気記録層41との界面部で磁気異方性定数Kuの値が単調に変化するように設定する。たとえば、第1磁気記録層41をKuが下面から上面に向かって減少するように形成する場合は、第1磁気記録層41の最表面のKuに比べて、第2磁気記録層42のKuが小さくなるように第2磁気記録層42の形成開始時の基体温度を設定する。第1磁気記録層41をKuが下面から上面に向かって増大するように形成する場合は、第1磁気記録層41の最表面のKuに比べて、第2磁気記録層42のKuが大きくなるように第2磁気記録層42の形成開始時の基体温度を設定する。第1磁気記録層41と第2磁気記録層42の界面において、Kuが連続的となるように設定されることが望ましい。ここで、界面での磁気異方性定数Kuの差が±3%以内であれば連続的と見なされる。
第2磁気記録層42をKuを減少させながら形成する時は、形成開始時の基体温度が最高温度となる。最高温度の具体的な範囲は、例えば、第2磁気記録層42の3元系合金がFe42.5Pt42.5Cu15の場合には、430℃〜470℃である。これにより、第2磁気記録層42の境界付近での磁気異方性定数Kuの値を1.2×10〜1.5×10erg/cm(1.2〜1.5J/cm)の範囲とすることができる。
なお、第1磁気記録層41形成時の最高温度および最低温度は、基体温度を単調下降させる場合にはそれぞれ第1磁気記録層41形成開始時および終了時の基体温度であり、基体温度を単調上昇させる場合には第1磁気記録層41形成終了時および開始時の基体温度である。
また、第2磁気記録層42形成時の最高温度および最低温度は、基体温度を単調下降させる場合にはそれぞれ第2磁気記録層42形成開始時および終了時の基体温度であり、基体温度を単調上昇させる場合には第2磁気記録層42形成終了時および開始時の基体温度である。
第1磁気記録層41の形成時の基体温度を単調に下降させ、さらに第2磁気記録層42の形成時の基体温度を単調に下降させることで、磁気異方性定数Kuの連続的分布を達成することができる。
上記の方法で得られる好ましい磁気記録媒体において、Kuが比較的高い2元系規則合金を含む第1磁気記録層41を形成する際に、形成時の基体温度によってKuの分布を制御する。基体温度によりKuを大きく変化させようとする場合に、Kuを適切に制御できない問題があった。たとえばFePtからなる2元系規則合金の場合、300℃〜350℃の温度範囲でL1規則相とA1不規則相との間の転移が急激に発生する。そのため、Kuが比較的低い領域でKuを適切に制御することが困難であった。上記の方法においては、第2磁気記録層42と組み合わせることによって、第1磁気記録層41の形成時の基体温度を不規則相と規則相との間の転移が発生する温度(たとえば、FePtにおける350℃)まで下降させる必要が排除されるため、第1磁気記録層41におけるKuの分布を良好に制御することが可能となる。
一方、本発明の方法で得られる好ましい磁気記録媒体において、Kuが比較的低い3元以上の系の規則合金を含む第2磁気記録層42を形成する際に、形成時の基体温度によってKuの分布を制御する。
第2磁気記録層42における磁気異方性定数Kuの分布は、追加元素の制御によって分布の変化量を大きくすることができる。すなわち、形成時に追加元素のスパッタリングパワーを単調に変化させ、追加元素の堆積速度を単調に変化させることによってKuの変化を大きくすることができる。形成時に追加元素のスパッタリングパワーを単調に増大させて追加元素の堆積速度を単調に増大させることによって、第2磁気記録層42の下面から上面に向かってKuを減少させてもよい。あるいはまた、形成時に追加元素のスパッタリングパワーを単調に減少させて追加元素の堆積速度を単調に減少させることによって、第2磁気記録層42の下面から上面に向かってKuを増大させてもよい。形成時の追加元素のスパッタリングパワーの変化は連続的であることが好ましい。
追加元素の制御単独によってKuを変化させようとする場合は、次に述べる問題が生じることがあった。具体的には、規規則合金に対する追加元素の添加量が一定量以上となる領域では、飽和磁化(Ms)の減少が顕著になる問題があった。このため、追加元素の堆積速度によってKuの広い分布を得ることは、Msの均一性を低下させる恐れがある。本発明においては、第1磁気記録層41と組み合わせること、および第2磁気記録層42形成時の基体温度を変化させることによって、第2磁気記録層42における追加元素の堆積速度を一定量以下の狭い範囲に限定することが可能となり、Msの均一性を確保することが可能となる。
なお、FePt合金にCu,Mn等の追加元素を添加した場合は、250℃付近でA1不規則相からL1規則相への転移が起こる。しかしながら、その変化は、FePtと比べると緩やかである。
その結果、第1磁気記録層41または第2磁気記録層42単独では不可能な広い範囲においてKuの膜厚方向の連続的変化を可能とし、同時に第1磁気記録層41および第2磁気記録層42におけるMsの均一性を確保することができる。得られる磁気記録層40は、十分に保磁力が減少することによって優れたライタビリティを示し、同時に記録密度の向上の際にも優れた記録信号の熱安定性を示す。
(実施例1)
表面が平滑な化学強化ガラス基体(HOYA社製N−10ガラス基体)を洗浄し、非磁性基体10を準備した。洗浄後の非磁性基体10を、スパッタ装置内に導入した。
そして、圧力0.67PaのArガス中でNiFeターゲットを用いたDCマグネトロンスパッタリング法により、軟磁性裏打ち層20を形成した。
次に、Ta層およびMgO層からなる2層構造のシード層30を形成した。具体的には、圧力0.67PaのArガス中で、Taターゲットを用いたDCマグネトロンスバッタ法により、膜厚10nmのTa層を形成した。次に、Ta層が形成された積層体を250℃に加熱し、圧力0.06PaのArガス中でMgOターゲットを用いたRFスパッタ法により膜厚5nmのMgO層を形成して、シード層30を得た。なお、積層体の温度は、チャンバー内に設けられた非接触式の温度センサーによりモニターした。
次に、シード層30を形成した積層体を500℃に加熱した。80体積%のFe50Pt50と20体積パーセントのSiOを混合したFe50Pt50−SiOターゲットを用いて、膜厚10nmのFe50Pt50−SiOからなる第1磁気記録層41を形成した。ここで、スパッタ装置のチャンバー内に設置された膜厚測定用センサを用いて堆積した層の膜厚をモニターした。加えて、図2に示すように、基体温度を膜厚に対して連続的に下降させ、最終基体温度を370℃とした。
次に、第1磁気記録層41を形成した積層体の基体温度を450℃に昇温した。80体積%のFe43Pt43Cu14と20体積パーセントのSiOを混合したFe43Pt43Cu14−SiOターゲットを用いて、膜厚10nmのFe43Pt43Cu14−SiOからなる第2磁気記録層42を形成して、磁気記録層40を得た。ここで、スパッタ装置のチャンバー内に設置された膜厚測定用センサを用いて堆積した層の膜厚をモニターした。加えて、図3に示すように、基体温度を膜厚に対して連続的に下降させ、最終基体温度を280℃とした。
次に、Arガス雰囲気中でカーボンターゲットを用いたDCマグネトロンスパッタ法により、膜厚2nmのカーボンからなる保護層50を形成した。保護層50の形成後、積層体をスパッタ装置から取り出した。最後に、ディップコート法を用いてパーフルオロポリエーテルを塗布して膜厚2nmの液体潤滑剤層60を形成し、図1に示す磁気記録媒体を得た。
(比較例1)
第2磁気記録層42(Fe43Pt43Cu14−SiO層)を形成しなかったこと、第1磁気記録層41(Fe50Pt50−SiO層)の膜厚を20nmとしたこと、および第1磁気記録層41形成中の基体温度を図4に示すように500℃から300℃まで連続的に変化させたことを除いて、実施例1の手順を繰り返して、単層構造の磁気記録層を有する磁気記録媒体を得た。
(比較例2)
第2磁気記録層42(Fe43Pt43Cu14−SiO層)を形成しなかったこと、第1磁気記録層41(Fe50Pt50−SiO層)の膜厚を20nmとしたこと、および第1磁気記録層41形成中の基体温度を500℃に固定したことを除いて、実施例1の手順を繰り返して、単層構造の磁気記録層を有する磁気記録媒体を得た。
(比較例3)
第1磁気記録層41および第2磁気記録層42の形成時の基体温度を、それぞれ500℃および450℃に固定したことを除いて、実施例1の手順を繰り返して、2層構造の磁気記録層を有する磁気記録媒体を得た。
(評価)
実施例1および比較例1〜3で作製した磁気記録媒体のそれぞれについて、振動試料型磁力計(VSM)で磁化曲線を測定し、保磁力Hcを求めた。さらに、それぞれの磁気記録媒体のダイナミック保持力を複数種の時間スケールで測定し、結果をシャーロックの式にフィッティングさせることにより、絶対温度300Kにおける熱安定性指標β(=ΔE/kT、ΔEはエネルギー障壁、kはボルツマン定数、Tは絶対温度)を求めた。それぞれの磁気記録媒体の磁気記録層の形成条件、Hcおよびβを第1表に示す。
Figure 0005954376
第1表から明らかなように、実施例1の磁気記録媒体は7.8kOe(約621A/mm)のHcを有し、第1磁気記録層41のみからなる磁気記録層を有する比較例2の磁気記録媒体は、15.3kOe(約1220A/mm)のHcを有した。実施例1の磁気記録媒体は、比較例2の磁気記録媒体に比較して、約50%減少したHcを有する。一方、比較例2の磁気記録媒体に比較して、実施例1の磁気記録媒体のβの減少は15%程度であった。このことから、実施例1の磁気記録媒体は、優れたライタビリティと記録信号の高い熱安定性とを両立していることが分かる。
また、2元系規則合金を含む第1磁気記録層41のみからなる磁気記録媒体において、基体温度の変化範囲を500℃〜300℃まで拡大した比較例1の磁気記録媒体は、実施例1と同程度のβを示すものの、実施例1と比較して明らかに高いHcを有した。このことは、300℃〜350℃の温度範囲におけるFePt合金のL1規則相からA1不規則相への急激な転移によって、350℃付近を境界として膜厚方向のKuの変化の連続性が損なわれたためと考えられる。一方、実施例1において、第1磁気記録層41形成時の最終基体温度は370℃であり、FePt合金のL1規則相からA1不規則相への転移が発生せず、理想的なKu分布が得られたと考えられる。
また、第1磁気記録層41形成時および第2磁気記録層42形成時の基体温度をそれぞれ固定した比較例3の磁気記録媒体は、従来型のハード・ソフトスタック構造を有する磁気記録媒体である。比較例3の磁気記録媒体との比較において、実施例1の磁気記録媒体は、約7%のβの低下が認められるものの、約33%減少したHcを有した。このことからも、実施例1の磁気記録媒体は、従来型の磁気記録媒体に比べて、優れたライタビリティと記録信号の高い熱安定性とを有していることが分かる。
10 非磁性基体
20 軟磁性裏打ち層
30 シード層
40 磁気記録層
41 第1磁気記録層
42 第2磁気記録層
50 保護層
60 液体潤滑剤層

Claims (7)

  1. 非磁性基体と、規則合金を含む第1磁気記録層と、規則合金を含む第2磁気記録層とを有する磁気記録媒体の製造方法であって、
    (A)前記第1磁気記録層を基体温度を連続的に下降させながら形成する工程と、
    (B)前記第1磁気記録層とは異なる材料を有する前記第2磁気記録層を前記基体温度を連続的に下降させながら形成する工程と
    を含み、
    前記第1磁気記録層と前記第2磁気記録層との界面部で、前記第1磁気記録層の磁気異方性定数と前記第2磁気記録層の磁気異方性定数とが単調に変化するように工程(B)の開始時の前記基体温度を設定することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 前記第1磁気記録層は、FeおよびPtからなる2元系規則合金を含み、前記第2磁気記録層は、Fe、Pt、および1種または複数種の追加元素からなる3元以上の系の規則合金を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 工程(A)終了時の前記基体温度は、前記2元系規則合金の不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値以上であることを特徴とする請求項2に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 工程(A)終了時の前記基体温度は、前記2元系規則合金の不規則相と規則相との間の転移が発生する温度領域の最大値より20℃以上高いことを特徴とする請求項3に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  5. 工程(B)の開始時の前記基体温度を、前記第1磁気記録層と前記第2磁気記録層との界面において、前記第2磁気記録層の磁気異方性定数と前記第1磁気記録層の磁気異方性定数との差を±3%以内とするように設定することを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  6. 前記第1磁気記録層および前記第2磁気記録層のそれぞれは、非磁性粒界材料をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  7. 前記非磁性粒界材料は、C、B、Ag、Ge、W、SiO2、Al23、TiO2、GeO2およびB23からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことを特徴とする請求項6に記載の磁気記録媒体の製造方法。
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