JP5951550B2 - マガジン - Google Patents

マガジン Download PDF

Info

Publication number
JP5951550B2
JP5951550B2 JP2013084891A JP2013084891A JP5951550B2 JP 5951550 B2 JP5951550 B2 JP 5951550B2 JP 2013084891 A JP2013084891 A JP 2013084891A JP 2013084891 A JP2013084891 A JP 2013084891A JP 5951550 B2 JP5951550 B2 JP 5951550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remaining number
magazine
number display
swing
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013084891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013165981A5 (ja
JP2013165981A (ja
Inventor
浩之 竹入
浩之 竹入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2013084891A priority Critical patent/JP5951550B2/ja
Publication of JP2013165981A publication Critical patent/JP2013165981A/ja
Publication of JP2013165981A5 publication Critical patent/JP2013165981A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5951550B2 publication Critical patent/JP5951550B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F1/00Racks for dispensing merchandise; Containers for dispensing merchandise
    • A47F1/04Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs
    • A47F1/12Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack
    • A47F1/125Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack with an article-pushing device
    • A47F1/126Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack with an article-pushing device the pushing device being urged by spring means

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Description

本発明は、複数の商品が前後方向に一列に搭載されるマガジンに関し、特に、商品残数を表示により報知するマガジンに関する。
コンビニエンスストアなどの店舗では、様々な商品がいわゆる什器(商品陳列棚)に陳列されている。
多様な商品のうち、例えばたばこ商品などの特定の商品を陳列するための什器は、電子キャッシュレジスタなどの販売処理装置が載置されたレジカウンタ上またはその周辺に配置されることが一般的である。
ここで云うたばこ商品とは、実際に喫煙される紙巻たばこではなく、複数の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージを意味している。
什器の棚には、例えば、マガジンなどと呼ばれる容器が複数設置され、各マガジンには、複数の商品を搭載できるようになっている。
ところで、マガジンに搭載された商品の残数が減ってくると、商品を適宜補充する必要があるため、マガジンの搭載部に搭載されている商品の残数表示を行う技術が求められている。
特許文献1には、複数の商品が前後方向に一列に搭載部(同文献中の載品台)上に搭載されるマガジン(同文献中の商品繰り出し器)が記載されている。このマガジンは、押板(同文献の押出体)と板バネとを有している。押板は、最後列の商品の背面を前方に付勢し、最前列の商品がマガジンから取り出されると残りの商品を前方に移動させる。板バネは、その先端を繰り出し可能な渦巻き状のものである。板バネの渦巻き状の部分は搭載部の下方に配置され、この渦巻き状の部分より繰り出された板バネの先端は、マガジンの前端部と搭載部の上面とを経由して押板に固定されている。この構造により、押板は、板バネにより前方に付勢されている。
板バネには商品の残数表示が記載されているとともに、マガジンの前端には板バネの残数表示を前方より視認させる透孔が形成されていることにより、搭載部上の商品残数に応じた残数表示を透孔を介して確認できるようになっている。
よって、同文献の技術によれば、透孔を介して残数表示を確認することにより、搭載部の商品残数を認識できる。
実公平7−36523号公報
特許文献1の技術では、板バネにおいて、残数表示が記載された部分と、押板に固定された部分との間の部分が、そのバネ力により反り返ってしまうが、その反り量は、板バネの劣化に伴い減少する。
一方、ある残数表示(例えば残数2個を示す表示)が記載された部分と、押板との距離は、板バネの劣化に伴い(つまり反り量の減少に伴い)、逆に増大する。板バネが劣化すると、残数表示が透孔からずれてしまうことにより正確な残数の認識が困難となったり、或いは、実際の残数と残数表示との不一致(つまり残数の誤報知)が生じたりする可能性がある。
このような理由から、マガジンにおける商品残数の検知精度に対して改善のニーズがある。
本発明は、マガジンの搭載部に搭載されている商品の残数が所定数以下になったことを正確に検知および報知することが可能なマガジンを提供する。
本発明によれば、商品を支持する底板部を有し複数の前記商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記搭載部に対して移動可能に設けられ前記付勢部材により前方に付勢される前記押板により駆動される移動部と、を備えるマガジンであって、前記移動部は、前記搭載部に対し揺動可能に設けられるとともに前記押板が前記搭載部の前端近傍の前進位置まで前進することに連動して揺動する屈曲した細長い揺動部材を含み、前記揺動部材は、前後方向に長尺な形状であって、その長手方向の中間部にて前記底板部と平行な面内において屈曲した形状をなし、当該揺動部材の前端が前記底板部と水平な面内において揺動できるよう前記底板部に対して直交する揺動軸により前記底板部の下方で軸支されており、且つ、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったことを表示報知する残数表示部が前端部に形成されており、前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の、前記底板部の下方での前記揺動部材の水平な前記揺動に連動して、前記マガジンの外部から視認可能な表示位置と、前記表示位置と異なる待避位置と、に遷移することを特徴とするマガジンが提供される。
このマガジンによれば、押板が最後列の商品の背面を前方に付勢しており、最前列の商品が搭載部から取り出されると残りの商品を前方に移動させるので、最前列の商品が順次取り出されると、それに伴い押板は順次前進する。前進する押板が前後方向の所定の前進位置に到達したことを契機として残数表示部が待避位置から表示位置に遷移する。残数表示部により商品の残数が表示報知されるタイミングは押板の位置で決まり、その押板の位置は残りの商品のトータルの前後幅で決まる。よって、残数の表示報知が開始されるタイミングは、そのタイミングでの商品残数を正確に反映したものとなるので、マガジンの搭載部に搭載されている商品残数が所定数となったことを正確に検知および報知することが可能となる。
本発明によれば、マガジンの搭載部に搭載されている商品の残数が所定数以下になったことを正確に検知および報知することが可能である。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1実施形態に係るマガジンの平面図であり、残数表示部が表示位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの裏面図であり、残数表示部が表示位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの正面図であり、残数表示部が表示位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの平面図であり、残数表示部が待避位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が待避位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの裏面図であり、残数表示部が待避位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの正面図であり、残数表示部が待避位置に移動した状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの平面図であり、図2よりも残個数が少ない状態を示す。 図5のA−A矢視断面図である。 図11Aは第1実施形態に係るマガジンの押板の側面図である。図11Bは第1実施形態に係るマガジンの押板の背面図である。 第1実施形態に係るマガジンのリールの側面図である。 第1実施形態に係るマガジンの揺動部材の平面図である。 図14Aは残数表示部が待避位置にある状態の第2実施形態に係るマガジンの平面図である。図14Bは残数表示部が表示位置に移動した状態の第2実施形態に係るマガジンの平面図である。 図15Aは残数表示部31が表示位置に移動した状態の第2実施形態に係るマガジンの他の一例を説明する平面図である。図15Bは、そのマガジンの残数表示部が待避位置に位置する状態を示す平面図である。図15Cは図15Aの側面図である。図15Dは図15Bの側面図である。 図16Aは残数表示部が表示位置にある状態の第3実施形態に係るマガジンの平面図である。図16Bは残数表示部が待避位置にある状態の第3実施形態に係るマガジンの平面図である。 図17Aは残数表示部が待避位置にある状態の第4実施形態に係るマガジンの平面図である。図17Bは残数表示部が表示位置にある状態の第4実施形態に係るマガジンの平面図である。 図18Aは残数表示部が後退した状態の残数表示装置の平面図である。図18Bは残数表示部が前進した状態の残数表示装置の平面図である。図18Cは第5実施形態に係るマガジンの平面図である。 図19Aは残数表示部が待避位置にある状態の第6実施形態に係るマガジンの平面図である。図19Bは残数表示部が表示位置にある状態の第6実施形態に係るマガジンの平面図である。 第7実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置に前進した状態を示す。 第7実施形態に係るマガジンの正面図である。 第7実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置に前進した後、更に押板が前進した状態を示す。 第7実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置よりも後方に待避した状態を示す。 図23の状態でのマガジンの平面図である。 図23の状態でのマガジンの裏面図である。 図24のA−A矢視断面図である。 図27Aは第7実施形態に係るマガジンの押板の側面図である。図27Bは第7実施形態に係るマガジンの押板の背面図である。 図28Aは第7実施形態に係るマガジンの移動部の平面図である。図28Bは第7実施形態に係るマガジンの移動部の側面図である。 第8実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置に前進した状態を示す。 第8実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置に前進した後、更に押板が前進した状態を示す。 第8実施形態に係るマガジンの側面図であり、残数表示部が表示位置よりも後方に待避した状態を示す。 図31の状態でのマガジンの平面図である。 図31の状態でのマガジンの裏面図である。 第8実施形態に係るマガジンの正面図である。 図35Aは第8実施形態に係るマガジンの移動部の平面図である。図35Bは第8実施形態に係るマガジンの移動部の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
図1から図4は残数表示部31が表示位置に移動した状態のマガジン100を示す図であり、このうち図1は平面図、図2は側面図、図3は裏面図、図4は正面図である。図5から図8は残数表示部31が待避位置に移動した状態のマガジン100を示す図であり、このうち図5は平面図、図6は側面図、図7は裏面図、図8は正面図である。図1、図3、図5、図7では、たばこ商品60の図示を省略している。
図9はマガジン100の平面図であり、図2よりも残個数が少ない状態を示す。図10は図5のA−A矢視断面図である。図11Aおよび図11Bはマガジン100の押板20を示す図であり、このうち図11Aは側面図、図11Bは背面図である。図12はマガジン100のリール50の側面図である。図13は揺動部材30の平面図である。
本実施形態に係るマガジン100は、搭載部10、押板20、付勢部材としてのリール50、および移動部としての揺動部材30を備えている。搭載部10は、複数の商品(例えば、たばこ商品60)が前後方向に一列に搭載されるトレーである。押板20は、搭載部10に沿って前後に移動するように設けられている。付勢部材(リール50)は、押板20を前方に付勢する手段である。移動部(揺動部材30)は、搭載部10に対して移動可能に設けられている。移動部(揺動部材30)は、付勢部材(リール50)により前方に付勢されて前進する押板20によって駆動される。押板20は、最後列の商品(たばこ商品60b)の背面を前方に付勢する。最前列の商品(たばこ商品60a)が搭載部10から取り出されると、押板20は残りの商品を前方に移動させる。
第1から第5実施形態では、移動部として揺動部材を例示する。揺動部材は、その少なくとも一部が搭載部10に対して往復的に平行移動または回転移動する部材である。
第6実施形態では、押板20と常時一体化して前後移動する移動部を例示する。
第7および第8実施形態では、押板20に対して係脱可能に吸着されて前後移動する移動部を例示する。
移動部(揺動部材30)は、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったことを表示報知する残数表示部31を有している。残数表示部31は、揺動部材30が移動することにより、マガジン100の外部から視認可能な表示位置と、この表示位置と異なる待避位置と、に遷移する。
本実施形態の残数表示部31は揺動部材30の前端部に形成されている。本実施形態の表示位置は、マガジン100の前方から向かって右側(図1における下方、図4における右方)であり、待避位置は左側および中央である。リール50に付勢されて前進する押板が前後方向の所定の前進位置に到達することで、残数表示部31が待避位置から表示位置に遷移する。
揺動部材30は、搭載部10に対し揺動可能に設けられるとともに、押板20が所定の前進位置まで前進することに連動して揺動する。この前進位置は、搭載部10の前端近傍にある。残数表示部31は、押板20が前進位置まで前進する際の揺動部材30の揺動に連動して待避位置から表示位置に遷移する。これにより、搭載部10に残る商品が所定数N(Nは自然数)以下になったことが表示報知される。
押板20が所定の前進位置まで前進するときに、押板20が直接的に揺動部材30に接触し、押板20から揺動部材30に力を伝達して揺動部材30を揺動させるようにしても良いし、押板20から揺動部材30に対して間接的に力が伝達して、揺動部材30を揺動させるようにしても良い。
同様に、揺動部材30が揺動するときに、揺動部材30が直接的に残数表示部31に力を伝達して残数表示部31を移動させるようにしても良いし、揺動部材30から残数表示部31に対して間接的に力が伝達して、残数表示部31を移動させるようにしても良い。
所定数Nは、商品の前後方向寸法(前後方向厚み)に応じて変動しうる。このため、ある商品をマガジン100に搭載したときの所定数Nと、それとは前後方向厚みが異なる商品をマガジン100に搭載したときの所定数Nとは、相違する場合がある。
以下、本実施形態のマガジン100を詳細に説明する。
図1から図9に示すように、搭載部10は、上方に向けて開口する半筐体状に形成されている。搭載部10は、底板部11と、左右一対の側壁部12と、底板部11の前端に対して垂直に設けられた前壁部13と、底板部11の後端に対して垂直に設けられた後壁部14と、を有する。
搭載部10の前端部は二重底になっており、そのうち上側の底部が底板部11であり、下側の底部は揺動部材30の前端部を上面で支持する受板部15である。
前壁部13の前板部13aは受板部15の前端より底板部11の上方に向けて垂直に起立している。後板部13bは、前板部13aから僅かに後方に離間した位置において底板部11より垂直に起立している。
前壁部13は、二重の板状部、すなわち前板部13aおよび後板部13bからなる。
前壁部13の前板部13aは受板部15の前端より底板部11の上方に向けて垂直に起立している。後板部13bは、前板部13aから僅かに後方に離間した位置において底板部11より垂直に起立している。
前板部13aと後板部13bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ17が形成されている。
後壁部14も、二重の板状部、すなわち前板部14aおよび後板部14bからなる。
後壁部14の前板部14aは底板部11の後端に対して直交するように設けられ、後壁部14の後板部14bは、前板部14aから僅かに後方に離間した位置において前板部14aと一体的に設けられている。
前板部14aと後板部14bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ18が形成されている。
左右の側壁部12は、底板部11の左右両端に対してそれぞれ直交するように設けられ、底板部11よりも上方に起立し、且つ、底板部11よりも下方へ垂下している。搭載部10の前端部においては、左右の側壁部12は、受板部15と底板部11との間隔領域の側部をそれぞれ閉塞している。
底板部11と受板部15との間隔領域に、揺動部材30の前端部が差し込まれ、この間隔領域において、揺動部材30の前端部が水平に(ほぼ左右に)揺動するようになっている。この間隔領域の前端は、前板部13aの下部により閉塞されている。
搭載部10は、更に、受板部15の下面より下方に突出したブレード19を有している。
搭載部10は、例えば、透明樹脂などにより構成することができる。
搭載部10は、底板部11と、左右の側壁部12と、前壁部13の後板部13bと、後壁部14の前板部14aと、により囲まれた半筐体状の領域に、複数のたばこ商品60を縦置きで前後に列をなすように収容可能となっている。例えば、搭載部10には、最大で15個のたばこ商品60を搭載(収容)可能となっている。
底板部11には、該底板部11に押板20を連結するためのスリット11aが、前後方向に延在するように形成されている。このスリット11aは、例えば、底板部11の幅方向中央に位置している。
底板部11の上面におけるスリット11aの両脇には、底板部11の上面より上方に起立し、前後方向に延在する突条部16が形成されている。たばこ商品60は、これら突条部16間に架設されるようにして、搭載部10に搭載される。たばこ商品60は、押板20により前方に移動される際に、これら突条部16と、左右の側壁部12と、にガイドされて前後に摺動する。
突条部16の前端部は、前方に向けて上り傾斜した傾斜部16aとなっており、最前列に前送りされたたばこ商品60(たばこ商品60a)はこの傾斜部16aの傾斜に沿って上方に持ち上げられるようになっている。
底板部11の前端部上面において、左右の突条部16の間の部分には、リール50の後述する留め具52を係止固定する係止部11bが形成されている。この係止部11bは、例えば、左右の突条部16の傾斜部16aの間に配置され、傾斜部16aよりも上には突出していない。このため、係止部11bがたばこ商品60の移動を阻害しないようになっている。
搭載部10の前壁部13には、残数表示部31が表示位置に移動した状態において、該残数表示部31を前方より視認させる表示窓71が形成されている。この表示窓71は、例えば、前壁部13の下部の、左右方向における一端部(例えば、図4に示すように向かって右側の端部)に配置されている。表示位置は、表示窓71の後方の位置である。
表示窓71は、前壁部13に形成した開口であることが一例として挙げられる。この場合、この開口を介して、搭載部10の前方より、表示位置に位置する残数表示部31を視認できる。或いは、表示窓71は、透光性の前壁部13の一部分であっても良い。この場合、前方より、前壁部13を透視してその奥の残数表示部31を視認できる。
一方、前壁部13における表示窓71以外の部分は、遮光性の材質の遮光材(例えば十分な肉厚の紙など)で遮蔽することにより、表示窓71の後方位置以外の待避位置に位置するときには、搭載部10の前方より残数表示部31を視認できないようにすることができる。
このように、搭載部10の前端部には、表示位置に位置する残数表示部31を前方より視認させる表示窓71と、表示位置とは異なる待避位置に位置する残数表示部31の前方からの目視を遮る遮蔽部と、を形成することができる。
搭載部10には、揺動部材30を軸支する揺動軸41が設けられている。揺動軸41は、マガジン100の幅方向(左右方向)において、スリット11aの側方(一方の側壁部12a側)にオフセットされた位置に配置されている。
図10に示すように、揺動軸41の上端は、例えば、底板部11の下面により軸受けされている。底板部11の下方には、揺動軸41の下端を軸受けする軸受片42が設けられている。この軸受片42は、例えば、一方の側壁部12aにおいて、底板部11よりも下方に垂下している部分から、マガジン100における幅方向中央に向けて突出するように形成されている。
押板20は、底板部11と連結された状態で、底板部11に沿って前後移動するように設けられている。
図11Aおよび図11Bに示すように押板20は、底板部11と平行に配置され底板部11の上面に対して摺動する摺動板21と、この摺動板21の前端より垂直に起立するように設けられ最後列のたばこ商品60bの背面を前方に付勢する背板22と、摺動板21との協働で底板部11を挟持する挟持部23と、挟持部23と摺動板21とを連結する連結部24と、リール50を保持するリール保持部25と、を有する。
図11Bに示すように、連結部24の左右幅は、摺動板21および挟持部23の左右幅よりも狭い。
図10に示すように、連結部24の左右幅は、スリット11aの左右幅よりも若干狭い。摺動板21および挟持部23の左右幅は、スリット11aの左右幅よりも広い。摺動板21が底板部11の上、挟持部23が底板部11の下に位置するように、連結部24がスリット11aに嵌め込まれることにより、摺動板21と挟持部23とにより底板部11におけるスリット11aの左右縁部を上下から挟持した状態で、押板20がスリット11aに沿って前後方向に移動可能となっている。
換言すれば、押板20の底部は、スリット11aを上下に貫通し、且つ、底板部11においてスリット11aの幅方向に隣接する縁部を上下から(摺動板21と挟持部23とにより)挟み込んでいる。
図3および図7に示すように、押板20の挟持部23における一方の側部は、押板20が前後移動する際に揺動部材30に直接的に力を伝達し、揺動部材30を揺動させる揺動力付与部231を構成している。この揺動力付与部231は、例えば、挟持部23の側方に膨出する円弧状に形成されている。
押板20のリール保持部25には、リール50が嵌着されている。リール50のリール紐51(図12)は、背板22に形成された開口22a(図11A)を介して、背板22の前方に導出されている。
リール紐51の先端には、留め具52が固定されている。この留め具52は、底板部11の前端部上面に設けられた係止部11bに係止固定されている。リール50のケース53内には、図示しない板バネが渦巻き状に収納され、その板バネの一端にリール紐51の基端部が連結されている。板バネは、リール紐51をケース53内に引き込む方向へと、リール紐51を付勢している。このため、押板20は、リール紐51により、前方に(係止部11b側に)引っ張られている。この引っ張り力により、押板20の背板22が最後列のたばこ商品60(たばこ商品60b)の背面を前方に付勢している。
搭載部10のたばこ商品60が残り1個になったときに、このたばこ商品60を搭載部10の最前部に移動できるように、押板20の移動範囲が設定されている。
リール紐51は、左右一対の突条部16の間、またはスリット11a内において前後方向に延在し、突条部16により支持されるたばこ商品60と干渉しないようになっている。
本実施形態の場合、揺動部材30は、前後方向に長尺な平板状のものであり、その板面を上下方向に向けて水平に配置されている。この揺動部材30は、その長手方向の中間部にて、底板部11と平行な面内(水平な面内)において屈曲した(或いは屈折した)形状に形成されている。
揺動部材30は、底板部11の下方に配置されている。
揺動部材30は、例えば、その屈曲部にて、或いはその近傍にて、揺動軸41により底板部11に対し揺動可能に軸支されている。揺動軸41の軸方向は水平面に直交する方向、すなわち底板部11と直交する方向である。揺動軸41は、底板部11において、押板20の移動経路を基準として一方の側壁部12aに近い部分に設けられている。押板20の移動経路を基準として揺動軸41とは反対側の側壁部12は側壁部12bである。
揺動部材30は、揺動軸41を揺動支点として、水平面内において、図1および図3に示す状態から、図5および図7に示す状態まで揺動可能となっている。
例えば、揺動部材30の前端は、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になったことを表示報知する残数表示部31である。
この所定数Nは、例えば、4個以上であることが好ましく、具体的には、例えば5個であることが挙げられる。上述のように、搭載部10には、例えば、最大で15個のたばこ商品60を搭載可能であり、この場合、搭載部10へのたばこ商品60の最大搭載数(15)から所定数N(例えば4個或いは5個)を差し引いた数が10以上の構成となる。
たばこ商品60は、一般的に、カートン単位でまとめて包装され、1カートンのたばこ商品60は一般的に10個である。このため、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数N以下になったことが表示報知された段階で、1カートン分(つまり10個)のたばこ商品60を余すことなく搭載部10に補充することができる。
残数表示部31は、例えば、マガジン100における残数表示部31の周囲の部分とは、明度、彩度および色相のうち少なくともいずれか1つが異なる色が着色された着色部である。この着色部は、オペレータによる視認性が良好となるように、例えば、赤色などの目立つ色彩とすることが好ましく、これにより、好適に残数の報知が可能となる。残数表示部31が表示窓71の後方に移動することによって、オペレータは、容易に、残数表示部31を視認できる。
揺動部材30は全体が同じ色であっても、その色が、搭載部10の前端部の色とは異なる色であれば(一例として、搭載部10の前端部が透明で、揺動部材30が白色の場合など)、残数表示部31が表示位置(例えば表示窓71の後方)に位置するときに、オペレータが容易に残数表示部31を視認できる。
揺動部材30は、前後方向に長尺な形状であって、その長手方向の中間部にて底板部11(図10を参照)と平行な面内において屈曲した形状をなしている。揺動部材30は、押板20の移動経路の側方(図10における左方)に配置されている。図13に示すように、揺動部材30の屈曲部分は、押板20の移動経路の側の外角(図13の角度A)が180度未満である。言い換えると、揺動部材30のうち押板20の移動経路側を向く部分303の平面角(A)が180度未満である。これに対し、揺動部材30の屈曲部分は、押板20の移動経路と反対側の外角(B)が180度を越えている。言い換えると、揺動部材30のうち押板20の移動経路の反対側を向く部分304の平面角(B)は180度を越えている。なお、角度Aは、90度を超えることが好ましく、例えば、135度以上である。角度Bは、270度未満であることが好ましく、例えば、225度以下とすることができる。
揺動部材30の前部301の後端部において、押板20の移動経路側を向く部分は、押板20が所定の前進位置まで前進する際に挟持部23の揺動力付与部231により押される第1揺動力受部35である。
揺動部材30の後部302の前端部において、押板20の移動経路側を向く部分は、押板20が所定の後退位置まで後退する際に挟持部23の揺動力付与部231により押される第2揺動力受部34である。
押板20が揺動軸41よりも前方の所定の前進位置へ前進する際(例えば図5から図7の位置から図1から図3の位置へ前進する際)に、挟持部23の揺動力付与部231は、揺動部材30の前部301の第1揺動力受部35に接触して、該第1揺動力受部35を押すことにより、前部301を側方に押し退ける(図1、図3)。これにより、揺動部材30が揺動軸41を支点として揺動し、揺動部材30の前端部の残数表示部31は表示窓71の後方(つまり表示位置)へと移動する(図4)。
このように残数表示部31が表示位置へ移動することによって、残数表示部31を、マガジン100の前方より視認できる状態となる。つまり、残数の表示報知がなされる。
搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数が所定数N(例えば5個)以下になった段階で、残数表示部31が所定の表示位置に移動して、残数の表示報知がなされるようになっている。
待避位置から表示位置に向かう揺動軸41の揺動は、前部301が側壁部12aの内側の面により移動規制されることにより停止する。この状態で、図1および図3に示すように、前部301の長手方向が前後方向となり、後部302の長手方向は前後方向に対して傾斜する。
押板20が図3の位置よりも更に前進しても(例えば、図9の位置まで前進しても)、搭載部10に対する揺動部材30の位置関係は、図3の状態に維持され、残数の表示報知が継続される。
この表示報知により、マガジン100のオペレータは、搭載部10におけるたばこ商品60の残数が所定数N(例えば5個)以下になったことを容易に認識でき、必要に応じ、たばこ商品60を搭載部10に補充することができる。
一方、押板20が揺動軸41よりも後方の所定の後退位置へ後退する際(例えば図1から図3の位置から図5から図7の位置へ後退する際)に、挟持部23の揺動力付与部231は、揺動部材30の後部302の第2揺動力受部34に接触して、該第2揺動力受部34を押すことにより、後部302を側方に押し退ける(図5、図7)。これにより、揺動部材30が揺動軸41を支点として揺動し、揺動部材30の前端部の残数表示部31は表示窓71の後方の表示位置とは異なる待避位置へと移動する(図8)。
このように残数表示部31が待避位置へ移動することによって、残数表示部31を、マガジン100の前方より視認できない状態となる。つまり、残数の表示報知がなされない状態となる(残数の表示報知が終了する)。
表示位置から待避位置に向かう揺動軸41の揺動は、後部302が側壁部12aの内側の面により移動規制されることにより停止する。この状態で、図5および図7に示すように、後部302の長手方向が前後方向となり、前部301の長手方向は前後方向に対して傾斜する。
搭載部10に所定数N(例えば5個)よりも多くのたばこ商品60を搭載した状態では、残数表示がなされないため、マガジン100のオペレータは、搭載部10におけるたばこ商品60の残数が所定数Nよりも多いことを容易に認識することができる。
残数表示部31が待避位置へ移動した状態では、前部301は側壁部12aの内側の面から離間し、その揺動力受部35が揺動力付与部231の移動経路上に位置する(図5、図7)。このため、再度、押板20が前進することにより、繰り返し、残数の表示報知を開始することができる。
同様に、残数表示部31が表示位置へ移動した状態では、後部302は側壁部12aの内側の面から離間し、その揺動力受部34が揺動力付与部231の移動経路上に位置する(図1、図3)。このため、再度、押板20が後退することにより、残数の表示報知を終了させることができる。
揺動部材30の前部301は、例えば、その長手方向において一定の幅となっている。揺動部材30の後部302も、例えば、その長手方向において一定の幅となっている。ただし、後部302の後端部において、押板20の移動経路側の部分には、後端側に向けて、当該移動経路から遠ざかるような傾斜形状の切欠形状部33が形成されている。これにより、揺動部材30の後方から押板20が前進してくる際に、押板20の挟持部23の揺動力付与部231がスムーズに後部302の後端よりも前方へ移動できるようになっている。
次に、たばこ商品60の残個数を表示する一連の動作を説明する。
複数のマガジン100が、図示しない商品陳列棚の棚に配置され、各マガジン100の搭載部10には、それぞれたばこ商品60が搭載される。
例えば、搭載部10に所定数N(例えば5個)よりも多く(例えば、図5から図7に示すように9個)のたばこ商品60が収容されている状態では、揺動部材30は、その後部302が側壁部12の内周面に接触し、残数表示部31は表示窓71の後方位置とは異なる待避位置に位置している。
このため、マガジン100の正面側からの目視により、残数表示部31が表示窓71の後方に存在しないことを容易に確認できる。すなわち、残数の表示報知が行われていない状態である。
その後、最前列のたばこ商品60(たばこ商品60a)を順次に搭載部10から取り出すと、たばこ商品60の前後方向厚み分だけ、順次、押板20と、残りのたばこ商品60と、が前進する。
図1から図3に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残個数が所定数N(例えば5個)となる過程で、揺動部材30の前部301は、押板20の挟持部23の揺動力付与部231により押される結果として、側壁部12の内周面に接触する位置まで揺動する。これとともに、残数表示部31が表示窓71の後方に移動することにより、残数の表示報知がなされる。このため、オペレータは、搭載部10のたばこ商品60の数が所定数N以下になったことを容易に認識することができる。
揺動部材30の後部302は、側壁部12の内周面から離間し、第2揺動力受部34が揺動力付与部231の移動経路上に位置する。
その後、例えば図9に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残個数が所定数N未満となった段階でも、残数表示部31の位置、および残数表示部31を含む揺動部材30の位置は、図1から図3の段階と同じであり、引き続き、残数の表示報知が継続される。
この段階でも、揺動力付与部231が揺動部材30において押板20の移動経路側を向く部分303に接触している。よって、揺動力付与部231によって揺動部材30の揺動が規制されるので、引き続き、第2揺動力受部34は揺動力付与部231の移動経路上に位置する。
搭載部10にたばこ商品60を補充する場合には、オペレータが押板20を後退させて、背板22と前壁部13の後板部13bとの前後間隔を広げる。この際に、押板20が例えば図5から図7に示される位置まで後退する過程で、挟持部23の揺動力付与部231が第2揺動力受部34に接触して後部302を側方に押し退ける。その結果、後部302は、側壁部12の内周面に接触する位置まで揺動する。これとともに、前部301が側壁部12の内周面から離間するとともに残数表示部31が表示窓71の後方位置とは異なる待避位置に移動し、残数の表示報知が終了する。
たばこ商品60を補充した後は、上記と同様に、搭載部10におけるたばこ商品60の残数に応じて、残数の表示報知が行われる状態または行われない状態のいずれかの状態となる。
以上のような第1実施形態によれば、押板20が最後列のたばこ商品60bの背面を前方に付勢しており、最前列のたばこ商品60aが搭載部10から取り出されると残りのたばこ商品を前方に移動させるので、最前列のたばこ商品60bが順次取り出されると、それに伴い押板20は順次前進する。揺動部材30は、押板20の前後移動に連動して揺動する。残数表示部31は、押板20が前方に移動する際の揺動部材30の揺動に連動して、所定の表示位置(例えば表示窓71の後方位置)に移動する。これにより、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数N以下になったことを表示により報知することができる。
揺動部材30は、押板20が所定の前進位置まで前進することに連動して揺動し、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材30の揺動に連動して、所定の表示位置に移動するので、残数表示部31により残数の表示報知が開始されるタイミングは、残りのたばこ商品60を付勢する押板20の位置で決まり、その押板20の位置は残りのたばこ商品60のトータルの前後幅で決まる。よって、残数の表示報知が開始されるタイミングは、そのタイミングでの商品残数を正確に反映したものとなるので、マガジン100の搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数が所定数N以下となったことを正確に検知および報知することが可能となる。
渦巻き状の部分から繰り出された部分を含む板バネにより押板20を付勢する場合、例えば、板バネがよじれてしまうことにより押板20の前進動作が阻害されてしまう可能性もある。
これに対し、本実施形態の場合、板バネにおいて渦巻き状の部分から繰り出され且つ露出した部分を残数表示に用いる構造ではない。
よって、渦巻き状の部分から繰り出され且つ露出した部分を含む板バネ以外のもの(例えば、上述したように、ケース53内に板バネが収容された構造のリール50)を用いて押板20を前方に付勢しても、たばこ商品60の残数表示が可能である。これにより、露出した板バネがよじれてしまうことにより押板20の前進動作が阻害されてしまうといった不具合を生じないようにすることができる。
渦巻き状の部分から繰り出された部分を含む板バネの、渦巻き状の部分を搭載部10の下方に配置する場合、マガジンの上下寸法の増大を招く。
これに対し、本実施形態の場合、渦巻き状の部分を搭載部の下方に配置することを必須とする構造ではなく、リール50を搭載部10の底板部11の上に配置した構造であるため、そのような不具合が生じないようにすることができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態に係るマガジンは、以下に説明する点でのみ上記の第1実施形態に係るマガジン100と相違し、その他の点では第1実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
本実施形態に係るマガジンは、残数表示部31が表示位置(表示窓71の後方位置)とは異なる待避位置に位置する揺動角度において揺動部材30を搭載部10に対して仮固定する仮固定部を有する。
図14Aおよび図14Bは第2実施形態に係るマガジンの一例を説明するための図である。このうち図14Aは、仮固定部の一例としてのバネ(付勢部)81により、残数表示部31が待避位置に位置する状態にて揺動部材30が仮固定された状態を示す。図14Bは、バネ81の付勢に抗して揺動部材30が揺動することにより、残数表示部31が表示位置に移動した状態を示す。
バネ81は、残数表示部31が待避位置に向かう方向に揺動部材30を付勢している。
このため、押板20が揺動軸41よりも後方に位置するとき、すなわち、たばこ商品60の残数が所定数Nよりも多いときには、揺動部材30は、バネ81の付勢に従い、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度にて搭載部10に仮固定される。よって、残数表示部31は待避位置に維持される。
一方、押板20が揺動軸41よりも前方に位置するとき、すなわち、たばこ商品60の残数が所定数N以下のときには、揺動部材30は押板20によってバネ81の付勢に抗して揺動され、該揺動部材30は、その残数表示部31が表示位置に位置する揺動角度に維持される。
バネ81は、例えば、揺動部材30の前部301を、一方の側壁部12から遠ざかる方向に付勢する。
具体的には、バネ81は、例えば、ねじりバネであり、弾性体の線材(例えば金属線)を巻回することにより構成されている。バネ81は、この線材をコイル状に巻回した巻回部81aと、この巻回部81aから延出する一対の延出部81b、81cと、を有する。延出部81b、81cは線材の両端部であり、線材において延出部81bと延出部81cとの間の中間部が巻回部81aを構成する。
例えば、巻回部81aは、揺動部材30とともに揺動軸41に軸支されている。一方の延出部81bの先端部は、一方の側壁部12の内面に接し、該側壁部12を内から外に付勢している。他方の延出部81cの先端部は、揺動部材30の前部301に固定されている。
バネ81は揺動部材30の後部302を、一方の側壁部12に近づく方向に付勢しても良い。
例えば、バネ81は、揺動部材30の上面に形成された凹部310内に収容されている。これにより、マガジン100の厚みの増大が抑制されている。
図15Aから図15Dは第2実施形態に係るマガジンの他の一例を説明するための図である。このうち図15Aは残数表示部31が表示位置に移動した状態であり、且つ、仮固定部の他の一例としての第1および第2磁性体91、92が相互に分離した状態を示す。図15Bは第1および第2磁性体91、92が相互に吸着し合うことにより、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度で揺動部材30が搭載部10に対して仮固定された状態を示す。図15Cは図15Aの状態での側面図、図15Dは図15Bの状態での側面図である。
図15Aから図15Dの例においては、仮固定部は、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度において揺動部材30を搭載部10に吸着保持させる吸着保持部であり、この吸着保持部は、揺動部材30に設けられた第1磁性体91と、搭載部10に設けられ第1磁性体91と相互に引き寄せ合う第2磁性体92と、により構成されている。例えば、第1磁性体91は揺動部材30の上面に設けられ、第2磁性体92は底板部11の下面に設けられている。
第1磁性体91および第2磁性体92の少なくとも一方は永久磁石であり、他方は永久磁石または磁化されていない強磁性材料もしくはフェリ磁性材料である。第1磁性体91および第2磁性体92がともに永久磁石である場合、揺動部材30と底板部11が相互に引き寄せ合うよう、揺動部材30の上面と底板部11の下面の極性を異極とする。
押板20が揺動軸41よりも後方に位置するとき、すなわち、たばこ商品60の残数が所定数Nよりも多いときには、第1磁性体91と第2磁性体92とが吸着し合った状態に維持されるようになっている。よって、たばこ商品60の残数が所定数Nよりも多いときには、揺動部材30は、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度にて搭載部10に仮固定されるので、残数表示部31は待避位置に維持される(図15B、図15D)。
一方、押板20が揺動軸41よりも前方に位置するとき、すなわち、たばこ商品60の残数が所定数N以下のときには、揺動部材30は第1磁性体91と第2磁性体92との吸着力に抗して押板20により揺動され、第1磁性体91と第2磁性体92とが分離する(図15A、図15C)。揺動部材30はその残数表示部31が表示位置に位置する揺動角度に維持される。
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態により得られる効果に加えて、以下の効果が得られる。
マガジン200は、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数Nよりも多い状態のときに、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度において揺動部材30を搭載部10に対して仮固定する仮固定部を有する。このため、残数の誤報知(搭載部10におけるたばこ商品60の残数が所定数Nよりも多いときに、残数が所定数N以下になった旨の表示報知がなされてしまうこと)を抑制することができる。
〔第3実施形態〕
図16Aおよび図16Bは第3実施形態に係るマガジン300の模式的な平面図である。このうち図16Aは残数表示部31が表示位置に位置する状態を、図16Bは残数表示部31が待避位置に位置する状態を、それぞれ示す。
本実施形態に係るマガジン300は、以下に説明する点でのみ第1実施形態に係るマガジン100と相違し、その他の点ではマガジン100と同様に構成されている。
本実施形態の揺動部材30も、前後方向に長尺に形成され、その長手方向の中間部にて底板部11と平行な面内において屈曲した形状に形成されている。本実施形態の揺動部材30も押板20の移動経路の側方に配置されている。本実施形態の揺動部材30は、屈曲の向きが第1実施形態の揺動部材30と反対向きである点で相違する。本実施形態の揺動部材30の屈曲部分は、移動経路の側の外角(A)が180度を越えている。言い換えると、揺動部材30のうち押板20の移動経路側を向く部分303の平面角(角度A)は180度を越えている。その反対側を向く部分304の外角(B)は180度未満となっている。角度Aは、270度未満であることが好ましく、例えば225度以下である。角度Bは、90度を超えることが好ましく、例えば135度以上である。
本実施形態では、揺動部材30の屈曲している部分よりも後方の部分(後部302)が揺動軸41により軸支されている。より具体的には、例えば、後部302の後端部が軸支されている。
マガジン300は、更に、搭載部10のたばこ商品60が所定数Nよりも多い状態のときに、残数表示部31が待避位置に位置する揺動角度において、揺動部材30を搭載部10に対して仮固定するためのバネ330を有している。バネ330は、残数表示部31が待避位置に向かう方向に揺動部材30を付勢している。具体的には、バネ330は、例えば、揺動部材30の前部301を側壁部12aから遠ざかる方向に付勢している。
バネ330は、例えば、板バネであり、その一端部が側壁部12aの内面に固定され、他端部が揺動部材30の前部301に接触している。
本実施形態の場合、押板20が前進するときに、押板20の挟持部23の揺動力付与部231は、例えば、図16Aに示すように、前部301をバネ330の付勢に抗して側方に押し退けることにより、残数表示部31を表示位置(表示窓71の後方)に移動させる。
一方、押板20が、例えば前部301の配置領域よりも後退すると、バネ330の付勢に従って、揺動部材30が揺動し、残数表示部31が待避位置に移動する。
よって、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数Nに減ったタイミングで、残数表示部31が表示位置に移動するように、予め揺動部材30の形状・寸法および配置を設定しておくことにより、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になった旨の報知が可能である。
以上のような第3実施形態によっても、マガジン100の搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数の表示報知が可能である。
〔第4実施形態〕
図17Aおよび図17Bは第4実施形態に係るマガジン400の模式的な平面図であり、このうち図17Aは残数表示部31が待避位置に位置する状態を示し、図17Bは残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。本実施形態に係るマガジン400は、以下に説明する点で、上記の第1または第2実施形態に係るマガジン100または200と相違し、その他の点ではマガジン100または200と同様に構成されている。
本実施形態に係るマガジン400は、揺動部材30の代わりに揺動部材430を有している。この揺動部材430も、押板20の前進に連動して揺動する。
更に、マガジン400は、揺動部材430と連結され、揺動部材430の揺動に連動して前端が前後移動するリンク410を有し、リンク410の前端部に残数表示部31が形成されている。リンク410は、例えば、リンク420を介して揺動部材430と連結されている。揺動部材430、リンク420およびリンク410は、底板部11におけるスリット11aの脇の部位の下方に配置されている。
揺動部材430は、揺動部材30と同様に、揺動軸41により底板部11に軸支され、且つ、底板部11に保持され、揺動軸41を揺動支点として底板部11と平行な面内において、底板部11に対して揺動可能となっている。
揺動部材430は押板20の移動経路側に向けて延出する一対の延出部を有し、これら一対の延出部は平面視においてV字状に配置されている。
揺動部材430は、図17Aに示す位置から図17Bに示す位置まで揺動可能である。図17Aの状態では、揺動部材430の揺動先端側(押板20の移動経路側)が最も後方に位置し、図17Bの状態では、揺動部材430の揺動先端側(押板20の移動経路側)が最も前方に位置している。
一対の延出部のうち、前側の延出部は、押板20が前進する際に挟持部23の揺動力付与部231により押される第1揺動力受部435を構成する。第1揺動力受部435が揺動力付与部231により前方に押されることにより、揺動部材430は、図17Aに示す位置から図17Bに示す位置まで揺動する。
一対の延出部のうち、後側の延出部は、押板20が後退する際に挟持部23の揺動力付与部231により押される第2揺動力受部434を構成する。第2揺動力受部434が揺動力付与部231により後方に押されることにより、揺動部材430は、図17Bに示す位置から図17Aに示す位置まで揺動する。
リンク420は、前後方向に対して傾斜した状態で、且つ、水平に延在するように配置された棒状の部材である。リンク420の後端部は、第1揺動力受部435に対し、水平面内で相対的に回転可能となるように連結されている。
リンク410は、前後方向に長尺な棒状の部材であり、水平に延在するように配置されている。リンク410の後端は、リンク420の前端部に対し、水平面内で相対的に回転可能となるように連結されている。例えば、リンク410は、底板部11の下面に形成された図示しないガイド部によって、前後方向に直線移動するようにガイドされ、且つ、底板部11から脱落しないように保持されている。
揺動部材430が図17Aの状態から図17Bの状態へと揺動するのに伴い、すなわち、第1揺動力受部435が揺動により前進するのに伴い、リンク420およびリンク410が前進する。リンク410は、上記のようにガイドされているため、前方へ向けて直線的に移動する。リンク410の先端の残数表示部31が、例えば、図17Bに示すように前壁部13よりも前方に突出する。これにより、残数表示部31を搭載部10の前方より容易に視認できる状態、すなわち残数の表示報知がなされる状態となる。
一方、揺動部材430が図17Bの状態から図17Aの状態へと揺動するのに伴い、すなわち、第2揺動力受部434が揺動により後退するのに伴い、リンク420およびリンク410が後退する。このとき、リンク410は、後方へ向けて直線的に移動する。リンク410の先端の残数表示部31が、例えば、図17Aに示すように前壁部13よりも後方の待避位置に退避する。これにより、残数表示部31を搭載部10の前方より視認し難い状態、すなわち残数の表示報知が行われない状態となる。
よって、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数Nに減ったタイミングで、例えば、残数表示部31が搭載部10の前壁部13より前方に突出するように、リンク410、420および揺動部材430の形状・寸法および配置を設定しておくことにより、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になった旨の報知が可能である。
以上のような第4実施形態によっても、マガジン100の搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数の表示報知が可能である。
〔第5実施形態〕
図18Aおよび図18Bは第5実施形態に係るマガジン500の残数表示装置501の平面図である。図18Cは第5実施形態に係るマガジン500の平面図である。図18Aは残数表示部31が後退した状態を、図18Bは残数表示部31が前進した状態を、それぞれ示す。図18Cはマガジン500の模式的な平面図である。本実施形態に係るマガジン500は、以下に説明する点で、上記の第1または第2実施形態に係るマガジン100または200と相違し、その他の点ではマガジン100または200と同様に構成されている。
図18Cに示すように、本実施形態に係るマガジン500は、押板20との協働で残数の表示報知を行う残数表示装置501を有する。その代わりに、本実施形態に係るマガジン500は、揺動部材30、揺動軸41および軸受片42を有していない。
残数表示装置501は、底板部11におけるスリット11aの脇の部位の下面に固定されている。
図18Aおよび図18Bに示すように、残数表示装置501は、前後移動部材510、前方付勢部(例えば、前方付勢バネ540)、および移動部材保持部(例えば、本体ケース520)を有する。
前後移動部材510は、搭載部10に対して相対的に前後移動可能、すなわち前後方向に揺動可能に設けられている。前方付勢部は、前後移動部材510を搭載部10に対して相対的に前方に付勢する。移動部材保持部は、前方付勢部の付勢に抗して前後移動部材510が後方に移動された状態で前後移動部材510と係合することにより前後移動部材510を保持する。前後移動部材510に残数表示部31が形成されている。揺動部材530は、押板20が前方に移動する際の揺動により、移動部材保持部と前後移動部材510との係合を解除させ、前後移動部材510を前方付勢部の付勢に従って前進させる。
本体ケース520は、底板部11の下面に固定されている。例えば、本体ケース520は、その前端が搭載部10の前端とほぼ一致するように配置されている。
本体ケース520は、底板部522と、この底板部522の左右両側部より起立する側壁部521と、を有する。これら底板部522および側壁部521により囲まれた空間には、前後移動部材510が本体ケース520に対して相対的に前後方向に移動可能に配置されている。本体ケース520の上部は底板部11により塞がれており、前後移動部材510が本体ケース520の上方に脱落してしまうことが抑制されている。本体ケース520および底板部11は、前後移動部材510が本体ケース520に対して前後方向に直線的に移動できるように、前後移動部材510をガイドしている。
前後移動部材510は、前後方向に長尺な棒状の部材であり、例えばその前端が着色されるなどにより残数表示部31を構成している。前後移動部材510には、前方付勢バネ540を収容するバネ収容開口511が形成されている。バネ収容開口511は、前後方向に長尺な長穴状のものであり、例えば、前後移動部材510を上下に貫通している。
本体ケース520の底板部11の上面には、上方に向けて起立するバネ受け突起部524が形成され、このバネ受け突起部524は、バネ収容開口511内に位置している。
前方付勢バネ540は、例えば、圧縮型のコイルバネであり、バネ収容開口511内に配置されている。前方付勢バネ540は、バネ収容開口511の前縁と、バネ受け突起部524と、の間に圧縮状態で設けられている。前方付勢バネ540の後端部は、バネ受け突起部524を後方に付勢している。前方付勢バネ540の前端部は、バネ収容開口511の前縁に接触し、前後移動部材510を本体ケース520に対して相対的に前方に付勢している。
前後移動部材510には、本体ケース520の一方の側壁部521aに形成された切欠形状部523の前縁に対して係合可能な係合片512と、この係合片512の内側への移動(図18Aの状態から図18Bの状態への移動)を許容させる切欠形状部513と、が形成されている。
図18Aに示すように、係合片512は、前後移動部材510における切欠形状部513の後縁の側端部から前方に向けて突出し、かつ、係合片512の先端部は、切欠形状部513からはみ出すように側方に向けて突出している。
前後移動部材510は、樹脂などの弾性を有する材質により構成されている。このため、係合片512は、外側から押し込まれるとその先端が切欠形状部513内に没入するように弾性変形する(図18B)。その押し込み力が解除されると、係合片512が弾性復帰することにより、その先端は再び切欠形状部513の側方に向けて突出する(図18A)。
前後移動部材510には、更に、側壁部521aに形成された切欠形状部525内で前後に移動する移動突起部514が形成されている。この移動突起部514は、前後移動部材510の側方に突出し、切欠形状部525内に配置されている。
本実施形態の場合も、揺動部材530は、前後方向に長尺に形成されている。
本実施形態の場合、揺動部材530において押板20の揺動力付与部231(図3)の移動経路側を向く部分とは反対側の部分の平面角(図18Aの角度B)が、180度未満となるように、揺動部材30は屈曲している。
揺動部材30は、樹脂などの弾性変形可能な材質により構成されている。揺動部材30の前端部532は、本体ケース520の一方の側壁部521aに固定されている。揺動部材30は、この固定された前端部532を揺動支点として本体ケース520に対し揺動可能である。この揺動は、揺動部材30が弾性変形することによりなされる。本体ケース520は搭載部10の底板部11に固定されているため、揺動部材530は、搭載部10に対して相対的に揺動可能に設けられていると言える。揺動部材30は、図18Aの状態において、その後端部533(屈曲部付近)が押板20の揺動力付与部231(図3)移動経路上に位置し、押板20の前進に連動して揺動するようになっている。
揺動部材30において、側壁部521の切欠形状部523と対向する部位には、本体ケース520側に向けて突出する突起部534が設けられている。
本実施形態の場合、表示窓71は、例えば、前後移動部材510の前端部が前壁部13よりも前方に突出可能となるような開口を搭載部10の前壁部13に形成することにより構成される。
次に、本実施形態のマガジン500の動作を説明する。
予め、図18Aに示すように係合片512の先端が本体ケース520の切欠形状部523の前縁に係合し、且つ、移動突起部514が切欠形状部525の後部(例えば後端)に位置しているとする。
この状態において、押板20の揺動力付与部231(図3参照)が残数表示装置501の後方から残数表示装置501の側方へと前進すると、揺動部材530は揺動力付与部231により本体ケース520側に押されることにより揺動する。その結果、突起部534が係合片512を切欠形状部513内に押し込み、係合片512と切欠形状部523との係合が解除される。
上述のように前後移動部材510は前方付勢バネ540により前方に付勢されている。このため、係合片512と切欠形状部513との係合が解除し、係合片512の先端が切欠形状部513内に没入することにより、前後移動部材510は前方付勢バネ540の付勢に従って、本体ケース520に対して相対的に前進する。
その結果、図18Bに矢印Bで示されるように、残数表示部31が本体ケース520の前端より前方に突出するので、図18Cに示すように、残数表示部31を搭載部10の前方より容易に視認できる状態、すなわち残数の表示報知がなされる状態となる。
つまり、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数Nに減ったタイミングで、係合片512と切欠形状部523との係合が解除されるように、予め残数表示装置501の構造および配置を設定しておくことにより、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になった旨の報知が可能である。
図18Bに示すように、前方付勢バネ540の付勢による前後移動部材510の前進は、移動突起部514の前進が切欠形状部525の前縁により移動規制された段階で停止する。
残数表示部31を待避位置(図18Aの位置)に移動させるためには、例えばオペレータが手動で前後移動部材510を前方付勢バネ540の付勢に抗して後退させることにより、図18Aに示すように前後移動部材510の係合片512を本体ケース520の切欠形状部523の前縁に対して係合させる。
以上のような第5実施形態によっても、マガジン100の搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数の表示報知が可能である。
上記の各実施形態では、板バネがケース53に収容されたリール50を用いて押板20を前方に付勢する例を説明したが、少なくとも一部分が露出した構造の板バネを用いて押板20を前方に付勢しても良い。
〔第6実施形態〕
本実施形態のマガジン100は、揺動部材30に代えて、押板20と常時一体化して前後移動する移動部630を備える点で第1実施形態と相違している。
図19Aは、残数表示部631が待避位置にある状態のマガジン100の平面図である。図19Bは、残数表示部631が表示位置にある状態のマガジン100の平面図である。
本実施形態の移動部630は押板20の摺動板21の下面に固定的に設置された突片である。移動部630の先端には、移動部630と異なる色に着色された表示部631が設けられている。移動部630は押板20の背板22よりも前方に突出している。その突出長は、たばこ商品60(図2を参照)の所定個数分(例えば、5個分)のトータルの前後幅に略等しい。前壁部13には、移動部630が進退可能なスリット(図示せず)が表示窓として形成されている。
図19Aのように押板20がマガジン100の中間部または後方に位置しているときは、移動部630の表示部631は前壁部13よりも後方に位置するため、スリット(表示窓)を通じて表示部631をマガジン100の前方から視認することは困難である。押板20が所定の前進位置(図示せず)に至ると、表示部631がスリットを通過して前方から視認可能となる。図19Bのように、更に押板20が前進すると、表示部631は前壁部13よりも前方に突出した状態を維持するため、表示部631を継続して視認することができる。よって、たばこ商品60の残個数が所定個数になり、押板20が所定の前進位置に到達したことが確認される。
以下の技術的思想は上記第1から第6実施形態の一以上に包含されるものである。
(1)複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記搭載部に対して移動可能に設けられ前記付勢部材により前方に付勢される前記押板により駆動される移動部と、を備えるマガジンであって、
前記移動部は、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったことを表示報知する残数表示部を有し、
前記残数表示部は、前記移動部が移動することにより、前記マガジンの外部から視認可能な表示位置と、前記表示位置と異なる待避位置と、に遷移し、
前進する前記押板が前後方向の所定の前進位置に到達することで前記残数表示部が前記待避位置から前記表示位置に遷移することを特徴とするマガジン。
(2)前記移動部は、前記搭載部に対し揺動可能に設けられるとともに前記押板が前記搭載部の前端近傍の前記前進位置まで前進することに連動して揺動する揺動部材を含み、
前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の前記揺動部材の前記揺動に連動して前記待避位置から前記表示位置に遷移する上記(1)に記載のマガジン。
(3)前記搭載部は、前記商品を支持する底板部を有し、
前記揺動部材は、前記底板部の下方に配置され、且つ、当該揺動部材の前端が前記底板部と水平な面内において揺動できるよう前記底板部に対して直交する揺動軸により前記底板部に軸支されていることを特徴とする上記(2)に記載のマガジン。
(4)前記揺動部材の前端部に前記残数表示部が形成されている上記(2)または(3)に記載のマガジン。
(5)前記揺動部材は、前後方向に長尺な形状であって、その長手方向の中間部にて前記底板部と平行な面内において屈曲した形状をなし、前記揺動部材は前記押板の移動経路の側方に配置されており、
前記揺動部材の屈曲部分は、前記移動経路の側の外角(A)が180度未満であり、前記移動経路と反対側の外角(B)が180度を越えることを特徴とする上記(4)に記載のマガジン。
(6)前記揺動部材の前記屈曲部分が前記揺動軸により軸支されている上記(5)に記載のマガジン。
(7)前記押板が前進する際に、前記揺動部材において前記揺動軸よりも前方の部分が前記押板に押し退けられることにより、前記残数表示部が前記待避位置から前記表示位置へ移動し、
前記押板が後退する際に、前記揺動部材において前記揺動軸よりも後方の部分が前記押板に押し退けられることにより、前記残数表示部が前記表示位置から前記待避位置へ移動する上記(5)または(6)に記載のマガジン。
(8)前記揺動部材は、前後方向に長尺な形状であって、その長手方向の中間部にて前記底板部と平行な面内において屈曲した形状をなし、前記揺動部材は前記押板の移動経路の側方に配置されており、
前記揺動部材の屈曲部分は、前記移動経路の側の外角(A)が180度を越えることを特徴とする上記(4)に記載のマガジン。
(9)前記揺動部材の前記屈曲部分よりも後方の部分が前記揺動軸により軸支されている上記(8)に記載のマガジン。
(10)仮固定部を更に有し、
前記仮固定部は、前記搭載部の前記商品が前記所定数Nよりも多い状態のときに、前記残数表示部が前記待避位置に位置する揺動角度において前記揺動部材を前記搭載部に対して仮固定する上記(2)から(9)のいずれか一項に記載のマガジン。
(11)前記仮固定部は、前記残数表示部が前記待避位置に向かう方向に前記揺動部材を付勢する付勢部である上記(10)に記載のマガジン。
(12)前記付勢部はバネである上記(11)に記載のマガジン。
(13)前記仮固定部は、前記残数表示部が前記待避位置に位置する前記揺動角度において前記揺動部材を前記搭載部に吸着保持させる吸着保持部であることを特徴とする上記(10)に記載のマガジン。
(14)前記吸着保持部は、前記揺動部材に設けられた第1磁性体と、前記搭載部に設けられ前記第1磁性体と相互に引き寄せ合う第2磁性体と、により構成されることを特徴とする上記(13)に記載のマガジン。
(15)前記揺動部材と連結され、前記揺動部材の揺動に連動して前端が前後移動するリンクを更に有し、
前記リンクの前端部に前記残数表示部が形成されていることを特徴とする上記(2)または(3)に記載のマガジン。
(16)前記搭載部に対して相対的に前後移動可能に設けられた前後移動部材と、
前記前後移動部材を前記搭載部に対して相対的に前方に付勢する前方付勢部と、
前記前方付勢部の付勢に抗して前記前後移動部材が後方に移動された状態で前記前後移動部材と係合することにより前記前後移動部材を保持する移動部材保持部と、
を有し、
前記前後移動部材に前記残数表示部が形成され、
前記揺動部材は、前記押板が前方に移動する際の揺動により、前記移動部材保持部と前記前後移動部材との係合を解除させ、前記前後移動部材を前記前方付勢部の付勢に従い前進させることを特徴とする上記(2)に記載のマガジン。
(27)前記残数表示部は、当該マガジンにおける前記残数表示部の周囲の部分とは異なる色に着色された着色部である上記(1)から(16)のいずれか一項に記載のマガジン。
(28)前記搭載部の前端部には、前記表示位置に位置する前記残数表示部を前方より視認させる表示窓と、前記待避位置に位置する前記残数表示部の前方からの目視を遮る遮蔽部と、が形成されている上記(1)から(16)および(27)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
(29)前記搭載部への前記商品の最大搭載数から前記所定数Nを差し引いた数が10以上である上記(1)から(16)、(27)および(28)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
(30)前記所定数Nが4以上である上記(1)から(16)および(27)から(29)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
〔第7実施形態〕
図20は第7実施形態に係るマガジン600の側面図であり、残数表示部631が表示位置に前進した状態を示す。図21はマガジン600の正面図である。図22はマガジン600の側面図であり、残数表示部631が表示位置に前進した後、更に押板20が前進した状態を示す。図23はマガジン600の側面図であり、残数表示部631が表示位置よりも後方に待避した状態を示す。図24は図23の状態でのマガジン600の平面図、図25は図23の状態でのマガジン600の裏面図である。図26は図24のA−A矢視断面図である。図27Aおよび図27Bはリール50が装着された押板20を示す図であり、このうち図27Aは側面図、図27Bは背面図である。図28Aおよび図28Bはマガジン600の移動部630を示す図であり、このうち図28Aは平面図、図28Bは側面図である。
本実施形態に係るマガジン600について説明する。マガジン600は、搭載部10、押板20、移動部630および残数表示部631を備えている。第1実施形態のマガジン100と重複する説明は適宜省略する。
本実施形態のマガジン600は、移動部630と押板20とにそれぞれ設けられて係脱可能に互いに吸着する吸着部を更に備えている。吸着部は、残数表示部631の待避位置において吸着部が互いに吸着し、表示位置において吸着部が互いに離脱する。
また、本実施形態のマガジン600は、移動部630の前進を規制する前進規制部を更に備える。具体的には、搭載部10の前壁部13の前板部13aが本実施形態の前進規制部にあたる。前進規制部は、残数表示部631が表示位置に前進した段階で移動部630の前進を規制する。吸着部は、具体的には第1および第2磁性体641、642である。
吸着部は、押板20が搭載部10の前端近傍の前進位置よりも後方に位置するときに互いに吸着して、押板20と移動部630とが一体となって前進する。前進する押板20がこの前進位置に到達すると、前進規制部が移動部630の前進を規制することにより、吸着部は互いに離脱する。
吸着部は、押板20に設けられた第1磁性体と、移動部630に設けられて第1磁性体と相互に引き寄せ合う第2磁性体とで構成されている。第1磁性体641および第2磁性体642の少なくとも一方は永久磁石であり、他方は異極の永久磁石または磁化されていない強磁性材料もしくはフェリ磁性材料である。
所定数Nは、商品の前後方向寸法(前後方向厚み)に応じて変動しうる。このため、ある商品をマガジン600に搭載したときの所定数Nと、それとは前後方向厚みが異なる商品をマガジン600に搭載したときの所定数Nとは、相違する場合がある。
図20に示すように、搭載部10は、上方に向けて開口する半筐体状に形成されている。搭載部10は、底板部11と、左右一対の側壁部12と、底板部11の前端に対して垂直に設けられた前壁部13と、底板部11の後端に対して垂直に設けられた後壁部14と、を有する。
搭載部10は二重底に形成され、そのうち上側の底部が底板部11であり、下側の底部は移動部630を上面で支持する受板部(受部)15である。
前壁部13は、二重の板状部、すなわち前板部13aおよび後板部13bからなる。
前壁部13の前板部13aは受板部15の前端より底板部11の上方に向けて垂直に起立している。後板部13bは、前板部13aから僅かに後方に離間した位置において底板部11より垂直に起立している。底板部11と受板部15との間隔領域は、移動部630の移動空間となる。この間隔領域の前端は、前板部13aの下部により閉塞されている。
前板部13aにおいて、底板部11と受板部15との間隔領域の前端を閉塞している部分が、前進規制部を構成している。
前板部13aと後板部13bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ17が形成されている。
後壁部14も、二重の板状部、すなわち前板部14aおよび後板部14bからなる。
後壁部14の前板部14aは底板部11の後端に対して直交するように設けられ、後壁部14の後板部14bは、前板部14aから僅かに後方に離間した位置において前板部14aと一体的に設けられている。
前板部14aと後板部14bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ18が形成されている。
左右の側壁部12は、受板部15および底板部11の左右両端に対してそれぞれ直交するように設けられ、受板部15と底板部11との間隔領域の側部をそれぞれ閉塞し、且つ、底板部11よりも上方に起立している。
搭載部10は、更に、受板部15の下面より下方に突出したブレード19を有している。
搭載部10は、底板部11と、左右の側壁部12と、前壁部13の後板部13bと、後壁部14の前板部14aと、により囲まれた半筐体状の領域に、複数のたばこ商品60を縦置きで前後に列をなすように収容可能となっている。例えば、搭載部10には、最大で15個のたばこ商品60を搭載(収容)可能となっている。
底板部11には、該底板部11に押板20を連結するためのスリット11a(図24を参照)が、前後方向に延在するように形成されている。このスリット11aは、例えば、底板部11の幅方向中央に位置している。
底板部11の上面におけるスリット11aの両脇には、底板部11の上面より上方に起立し、前後方向に延在する突条部16が形成されている。たばこ商品60は、これら突条部16間に架設されるようにして、搭載部10に搭載される。たばこ商品60は、押板20により前方に移動する際に、これら突条部16と、左右の側壁部12と、にガイドされて前後に摺動する。
突条部16の前端部は、前方に向けて上り傾斜した傾斜部16aとなっており、最前列に前送りされたたばこ商品60(たばこ商品60a)はこの傾斜部16aの傾斜に沿って上方に持ち上げられるようになっている。
底板部11の前端部上面において、左右の突条部16の間の部分には、リール50の留め具52を係止固定する係止部11b(図24を参照)が形成されている。この係止部11bは、例えば、左右の突条部16の傾斜部16aの間に配置され、傾斜部16aよりも上には突出していない。このため、係止部11bがたばこ商品60の移動を阻害しないようになっている。
押板20は、底板部11と連結された状態で、底板部11に沿って前後移動するように設けられている。
図27Aおよび図27Bに示すように押板20は、底板部11と平行に配置され底板部11の上面に対して摺動する摺動板21と、この摺動板21の前端より垂直に起立するように設けられ最後列のたばこ商品60bの背面を前方に付勢する背板22と、摺動板21との協働で底板部11を挟持する挟持部23と、挟持部23と摺動板21とを連結する連結部24と、リール50を保持するリール保持部25と、を有する。
図27Bに示すように、連結部24の左右幅は、摺動板21および挟持部23の左右幅よりも狭い。
連結部24の左右幅は、スリット11aの左右幅よりも若干狭い。摺動板21および挟持部23の左右幅は、スリット11aの左右幅よりも広い。摺動板21が底板部11の上、挟持部23が底板部11の下に位置するように、連結部24がスリット11aに嵌め込まれることにより、摺動板21と挟持部23とにより底板部11におけるスリット11aの左右縁部を上下から挟持した状態で、押板20がスリット11aに沿って前後方向に移動可能となっている。
換言すれば、押板20の底部は、スリット11aを上下に貫通し、且つ、底板部11においてスリット11aの幅方向に隣接する縁部を上下から(摺動板21と挟持部23とにより)挟み込んでいる。
押板20のリール保持部25には、リール50が嵌着されている。リール50は第1実施形態(図12を参照)と共通するため、重複する説明は省略する。リール50のリール紐51は、背板22に形成された開口22a(図27A)を介して、背板22の前方に導出されている。
リール紐51の先端の留め具52は、底板部11の前端部上面に設けられた係止部11bに係止固定されている。押板20は、リール紐51により、前方に(係止部11b側に)引っ張られている。この引っ張り力により、押板20の背板22が最後列のたばこ商品60(たばこ商品60b)の背面を前方に付勢している。
搭載部10のたばこ商品60が残り1個になったときに、このたばこ商品60を搭載部10の最前部に移動できるように、押板20の移動範囲が設定されている。
リール紐51は、左右一対の突条部16の間、または、スリット11a内において前後方向に延在し、突条部16により支持されるたばこ商品60と干渉しないようになっている。
移動部630は、平板状に形成され、底板部11と受板部15との間の間隔領域内に水平に保持され、この間隔領域内において搭載部10に沿って前後方向に移動可能となっている。移動部630の前端には、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になったことを表示報知する残数表示部631が形成されている。
本実施形態の残数表示部631もまた、マガジン600における残数表示部631の周囲の部分とは、明度、彩度および色相のうち少なくともいずれか1つが異なる色が着色された着色部である。この着色部は、オペレータによる視認性が良好となるように、例えば、赤色などの目立つ色彩とすることが好ましく、これにより、好適に残数の報知が可能となる。移動部630のうち残数表示部631以外の部分は、例えば、透明樹脂などにより構成されている。
このため、残数表示部631が搭載部10の前端部(所定の表示位置)に前進することにより、前壁部13を透視して残数表示部631を容易に視認できる状態となる。すなわち、残数表示部631により、搭載部10のたばこ商品60の残数を表示報知する状態となる。本実施形態の場合、残数表示部631は、前壁部13の前板部13aの背面に接する位置まで前進し、その位置(つまり表示位置)で表示報知を行う。
図28に示すように、移動部630は、例えば、平板状に形成され水平に配置される本体部632を有し、この本体部632の前端部が上方に向けて垂直に折り曲げ形成されることで残数表示部631が形成されている。
搭載部10に搭載されたたばこ商品60の残数が所定数N(例えば5個)になった段階で、残数表示部631が所定の表示位置に達して、表示報知がなされるようになっている。
例えば、移動部630の後端部の上面には、第1磁性体641(図28)が設けられている。例えば、押板20の挟持部23の下面には、第2磁性体642(図27B)が設けられている。第1磁性体641と第2磁性体642とは、互いに引き寄せ合うようにそれぞれ構成および配置されている。これら第1磁性体641および第2磁性体642により吸着部が構成されている。
移動部630が、前板部13aにより前進が規制される位置およびその位置よりも後方に位置するときに、第1磁性体641と第2磁性体642とが互いに吸着することにより、移動部630が押板20に吸着し、押板20と移動部630とが一体的に前後移動する。
次に、マガジン600の動作を説明する。
複数のマガジン600は、図示しない商品陳列棚の棚に配置され、各マガジン600の搭載部10には、それぞれたばこ商品60が搭載される。
例えば、搭載部10に所定数N(例えば5個)よりも多く(例えば、図23に示すように8個)のたばこ商品60が収容されている状態では、移動部630は、前板部13aにより前進が規制される位置よりも後方に位置する。このため、第1および第2磁性体641、642により移動部630と押板20とが一体的にされている。このとき、残数表示部631は、図23に示すように、残数表示部631は、表示位置よりも後方に位置している。つまり、搭載部10の前壁部13の後板部13bよりも後方に位置している。
このため、マガジン600の正面上方から見て、或いは、マガジン600の正面下方から見て、残数表示部631が搭載部10の前端に位置していないことを確認できる。或いは、マガジン600の正面から見て、残数表示部631を透視しにくい状態である。すなわち、残数の表示報知が行われていない状態である。
その後、最前列のたばこ商品60(たばこ商品60a)を順次に搭載部10から取り出すと、たばこ商品60の前後方向厚み分だけ、順次、押板20と、残りのたばこ商品60と、移動部630と、が前進する。
図20に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残個数が所定数N(例えば5個)となった段階では、残数表示部631(および残数表示部631を含む移動部630)は、搭載部10の前壁部13の背面に接する位置まで前進し、前壁部13の背面により前進が規制された状態となる。つまり、残数表示部631は、表示位置に前進し、その位置に存在する状態となる。このため、マガジン600の正面上方から見て、或いは、マガジン600の正面下方から見て、残数表示部631が搭載部10の前端に位置していることを容易に確認できる。或いは、マガジン600の正面から見て、残数表示部631を透視しやすい状態である。すなわち、残数の表示報知が行われている状態となる。
このため、オペレータは、搭載部10のたばこ商品60の数が所定数N以下になったことを容易に認識することができる。
その後、図22に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残個数が所定数N(例えば5個)未満となった段階では、残数表示部631(および残数表示部631を含む移動部630)の位置は、図20の段階と同じであり、引き続き、搭載部10のたばこ商品60の数が所定数N以下になった旨を示す残数の表示報知が継続する。
ただし、この段階では、第1磁性体641と第2磁性体642とが分離することにより、移動部630と押板20とが分離している。押板20は引き続き、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残個数の減少に伴い、たばこ商品60とともに前進する。
その後、搭載部10にたばこ商品60を補充する場合には、オペレータが押板20を後退させて、背板22と前壁部13の後板部13bとの前後間隔を広げる。この際に、押板20が図20に示されるのと同じ位置まで後退した段階で、第1磁性体641の上方位置に第2磁性体642が到達するとともに第1磁性体641と第2磁性体642とが吸着し合うことにより、移動部630と押板20とが一体化する。更に押板20を後退させる際には、押板20の移動に伴い、移動部630も後退する。すなわち、例えば、押板20を図23に示されるのと同じ位置まで後退させると、移動部630も図23に示されるのと同じ位置まで後退する。
たばこ商品60を補充した後は、上記と同様に、たばこ商品60の残数に応じて、残数の表示報知が行われる状態または行われない状態のいずれかの状態となる。
以上のような第7実施形態によれば、押板20が最後列のたばこ商品60bの背面を前方に付勢しており、最前列のたばこ商品60aが搭載部10から取り出されると残りのたばこ商品60を前方に移動させるので、最前列のたばこ商品60aが順次取り出されると、それに伴い押板20は順次前進する。
残数表示部631が形成された移動部630は、前進規制部(前壁部13の前板部13a)により前進が規制される位置およびその位置よりも後方に位置するときには、第1および第2磁性体641、642の磁力により押板20に吸着されて、押板20と一体的に前後移動する。
押板20の前進に伴い、移動部630の前端に形成された残数表示部631が搭載部10の前端近傍の表示位置(つまり、移動部630の前進が前進規制部により規制される位置)に前進することにより、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下になったことを表示により報知することができる。
残数表示部631は、押板20と一体的に移動する移動部630に形成されているため、残数表示部631により残数の表示報知が開始するタイミングは、残りのたばこ商品60を付勢する押板20の位置で決まり、その押板20の位置は残りのたばこ商品60のトータルの前後幅で決まる。よって、残数の表示報知が開始するタイミングは、そのタイミングでの商品残数を正確に反映したものとなるので、マガジン600の搭載部10に搭載されているたばこ商品60の残数を正確に検知および報知することが可能となる。
渦巻き状の部分から繰り出された部分を含む板バネにより押板20を付勢する場合、例えば、板バネがよじれてしまうことにより押板20の前進動作が阻害されてしまう可能性もある。これに対し、本実施形態の場合、板バネにおいて渦巻き状の部分から繰り出され且つ露出した部分を残数表示に用いる構造ではない。よって、渦巻き状の部分から繰り出され且つ露出した部分を含む板バネ以外のもの(例えば、上述したように、ケース53内に板バネが収容された構造のリール50)を用いて押板20を前方に付勢しても、たばこ商品60の残数表示が可能である。これにより、板バネがよじれてしまうことにより押板20の前進動作が阻害されてしまうといった不具合を生じにくくすることができる。
渦巻き状の部分から繰り出された部分を含む板バネの、渦巻き状の部分を搭載部10の下方に配置する場合、マガジンの上下寸法の増大を招く。これに対し、本実施形態の場合、渦巻き状の部分を搭載部の下方に配置することを必須とする構造ではなく、リール50を搭載部10の底板部11の上に配置した構造であるため、そのような不具合が生じないようにすることができる。
〔第8実施形態〕
図29から図31は第8実施形態に係るマガジン700の側面図である。このうち図29は残数表示部631が表示位置に前進した状態を示し、図30は残数表示部631が表示位置に前進した後、更に押板20が前進した状態を示し、図31は残数表示部631が表示位置よりも後方に待避した状態を示す。図32は図31の状態でのマガジン700の平面図、図33は図31の状態でのマガジン700の裏面図、図34はマガジン700の正面図である。図35Aおよび図35Bはマガジン700の移動部630を示す図であり、このうち図35Aは平面図、図35Bは側面図である。
第8実施形態に係るマガジン700は、移動部630および搭載部10の構成のみが第7実施形態に係るマガジン600と相違し、その他の点ではマガジン600と同様に構成されている。
上記の第7実施形態では、搭載部10の前端の前板部13aにより移動部630の前進が規制されるため、残数表示部631は前板部13aの背面に接する位置までしか前進できない構造であるのに対し、第8実施形態では、搭載部10の前板部13aよりも前方に残数表示部631が前進した段階で移動部630の前進が規制されるようになっている。
図35Aおよび図35Bに示すように、本実施形態の場合、移動部630は、本体部632と、この本体部632の前端部に形成された残数表示部631と、本体部632の後端部の上面に設けられた第1磁性体641と、本体部632の後端部に形成されたストッパー部633と、を有している。本実施形態の場合、残数表示部631は、本体部632と同一平面上に位置している。ストッパー部633は、本体部632の後端部が上方に向けて垂直に折り曲げ形成されることで構成され、後述する前進規制部671により前進が規制される。
本実施形態の場合、移動部630の前進を規制する前進規制部671が底板部11の下面に設けられている。この前進規制部671は、例えば、前後方向に延在する突条部である。この突条部の後端部の下面が後上がりに(前下がりに)傾斜しており、移動部630が突条部の後方から前進してくる際に、移動部630の前端が突条部と受板部15との間の空間にスムーズに入り込むことができるようになっている。
更に、本実施形態の場合、底板部11と受板部15との間に形成される移動部630の移動空間の前端が開放している(前板部13aにより閉塞されていない)。すなわち、この移動空間の前端に、開口701(図34)が形成されている。残数表示部631は、この開口701を介して、搭載部10の前板部13aよりも前方にまで突出できるようになっている(図29)。
以上のような第8実施形態によれば、残数表示部631が表示位置において搭載部10の前端よりも前方まで突出するので、第7実施形態よりも残数表示部631の視認性が向上する。
上記の各実施形態では、第1磁性体641が移動部630の上面に設けられ、第2磁性体642が押板20の挟持部23の下面に設けられている例を説明したが、第1および第2磁性体641、642の配置は、相互に吸着可能な配置であれば、その他の配置であっても良い。
例えば、移動部630の下面に第1磁性体641を設け、挟持部23の上面に第2磁性体642を設けても良い。この場合、具体的には以下のようにすることが例示される。移動部630においてスリット11aと上下に重なる部分の一部分には、前後方向に延在する開口(以下、移動部開口)を形成する。押板20の底部は、スリット11aと移動部開口を上下に貫通させる。底板部11および移動部630によって、スリット11aおよび移動部開口の縁部を上下から挟み込むとよい。この縁部は、スリット11aおよび移動部開口の幅方向に隣接し前後方向に延在する縁部である。さらに、第2磁性体642は移動部630の下面に設けられ、第1磁性体641は押板20の底部において移動部630の下から前記縁部を挟む部分(つまり挟持部23)の上面に設けられている構成とする。移動部開口は、残数表示部631が表示位置に達するまで移動部630が前進した後、更に、押板20が移動部630から分離して前進する際に、搭載部10のたばこ商品60が残り1個になるまで押板20が前進できるよう、押板20の連結部24の移動を許容する寸法・形状に設定されているとよい。
上記においては、吸着部を第1および第2磁性体641、642により構成する例を説明したが、吸着部は、移動部630を押板20に吸着させることができるものであればその他のものであっても良い。例えば、吸着部は、相互に係脱可能な面ファスナーにより構成しても良い。
上記においては、搭載部10が二重底に形成され、そのうち上側の底が底板部11であり、下側の底である受板部15が、移動部630を支持する受部である例を説明したが、この受部は、平面視における移動部630の前後移動領域の周縁部の複数箇所に設けられた受爪部、すなわち爪状の受部であっても良い。
上記においては、残数表示部631が搭載部10の前端部に達するまで、或いは、残数表示部631が搭載部10の前端部よりも前方に突出するまで、前進可能な例を説明したが、残数表示部631の前進は、搭載部10の前端部よりも若干後方位置(図20の位置よりも若干後方(右側)の位置)で規制されるようになっていても良い。この場合、表示位置と搭載部10の前端面との間に、導光路(透明樹脂からなる導光路など)を設けることにより、マガジン600の前方からの残数表示部631の視認性を向上させても良い。
上記においては、板バネがケース53に収容されたリール50を用いて押板20を前方に付勢する例を説明したが、少なくとも一部分が露出した構造の板バネを用いて押板20を前方に付勢しても良い。
以下の技術的思想は上記第7または第8実施形態に包含されるものである。
(1)複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記搭載部に対して移動可能に設けられ前記付勢部材により前方に付勢される前記押板に係合して駆動される移動部と、を備えるマガジンであって、
前記移動部は、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったことを表示報知する残数表示部を有し、
前記残数表示部は、前記移動部が移動することにより、前記マガジンの外部から視認可能な表示位置と、前記表示位置と異なる待避位置と、に遷移し、
前進する前記押板が前後方向の所定の前進位置に到達することで前記残数表示部が前記待避位置から前記表示位置に遷移することを特徴とするマガジン。
(17)前記移動部と前記押板とにそれぞれ設けられて係脱可能に互いに吸着する吸着部を更に備え、前記待避位置において前記吸着部は互いに吸着し、前記表示位置において前記吸着部は互いに離脱する上記(1)に記載のマガジン。
(18)前記移動部の前進を規制する前進規制部を更に備え、
前記押板が前記搭載部の前端近傍の前記前進位置よりも後方に位置するときに前記吸着部が互いに吸着して前記押板と前記移動部とが一体となって前進し、
前進する前記押板が前記前進位置に到達すると、前記前進規制部が前記移動部の前進を規制することにより前記吸着部が互いに離脱する上記(17)に記載のマガジン。
(19)前記吸着部は、前記押板に設けられた第1磁性体と、前記移動部に設けられ前記第1磁性体と相互に引き寄せ合う第2磁性体と、により構成される上記(18)に記載のマガジン。
(20)前記搭載部の前端が閉塞して前記前進規制部を構成し、
前記残数表示部を前記搭載部の前端が透視して視認可能であることを特徴とする上記(18)または(19)に記載のマガジン。
(21)前記前進規制部は、前記搭載部の前端よりも前方に前記残数表示部が前進した段階で前記移動部の前進を規制することを特徴とする上記(18)から(20)のいずれか一項に記載のマガジン。
(22)前記搭載部は上方に向けて開口する半筐体状に形成され、
前記押板は前記搭載部の底板部と連結された状態で、前記底板部に沿って前後移動するように設けられ、
前記移動部は、前記底板部と、当該底板部の下方に設けられ前記移動部を支持する受部と、の間に保持された状態で前後にスライド移動することを特徴とする上記(18)から(21)のいずれか一項に記載のマガジン。
(23)前記搭載部は二重底に形成され、そのうち上側の底が前記底板部であり、下側の底が前記受部であることを特徴とする上記(22)に記載のマガジン。
(24)前記受部は、平面視における前記移動部の前後移動領域の周縁部の複数箇所に設けられた受爪部であることを特徴とする上記(23)に記載のマガジン。
(25)前記第1磁性体は前記押板の下面に設けられ、前記第2磁性体は前記移動部の上面に設けられていることを特徴とする上記(19)に記載のマガジン。
(26)前記搭載部は上方に向けて開口する半筐体状に形成され、
前記押板は前記搭載部の底板部と連結された状態で、前記底板部に沿って前後移動するように設けられ、
前記移動部は、前記底板部と、当該底板部の下方に設けられ前記移動部を支持する受部と、の間に保持された状態で前後にスライド移動し、
前記底板部には、前後方向に延在するスリットが形成され、
前記移動部において前記スリットの下に位置する部位には、前後方向に延在する移動部開口が形成され、
前記押板の底部は、前記スリットおよび前記移動部開口を上下に貫通し、
前記底板部および前記移動部によって、前記スリットおよび前記移動部開口の縁部を上下から挟み込み、
前記押板は前記スリットに沿って前後移動し、
前記第2磁性体は前記移動部の下面に設けられ、
前記第1磁性体は前記押板の底部において前記移動部の下から前記縁部を挟む部分の上面に設けられていることを特徴とする上記(19)に記載のマガジン。
(27)前記残数表示部は、当該マガジンにおける前記残数表示部の周囲の部分とは異なる色に着色された着色部である上記(1)および(17)から(26)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
(28)前記搭載部の前端部には、前記表示位置に位置する前記残数表示部を前方より視認させる表示窓と、前記待避位置に位置する前記残数表示部の前方からの目視を遮る遮蔽部と、が形成されている上記(1)および(17)から(27)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
(29)前記搭載部への前記商品の最大搭載数から前記所定数Nを差し引いた数が10以上である上記(1)および(17)から(28)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
(30)前記所定数Nが4以上である上記(1)および(17)から(29)のうちのいずれか一項に記載のマガジン。
この出願は、ともに2011年3月22日に出願された日本出願特願2011−063348号および特願2011−063357号を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。

Claims (6)

  1. 商品を支持する底板部を有し複数の前記商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記搭載部に対して移動可能に設けられ前記付勢部材により前方に付勢される前記押板により駆動される移動部と、を備えるマガジンであって、
    前記移動部は、前記搭載部に対し揺動可能に設けられるとともに前記押板が前記搭載部の前端近傍の前進位置まで前進することに連動して揺動する屈曲した細長い揺動部材を含み、
    前記揺動部材は、前後方向に長尺な形状であって、その長手方向の中間部にて前記底板部と平行な面内において屈曲した形状をなし、当該揺動部材の前端が前記底板部と水平な面内において揺動できるよう前記底板部に対して直交する揺動軸により前記底板部の下方で軸支されており、且つ、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったことを表示報知する残数表示部が前端部に形成されており、
    前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の、前記底板部の下方での前記揺動部材の水平な前記揺動に連動して、前記マガジンの外部から視認可能な表示位置と、前記表示位置と異なる待避位置と、に遷移することを特徴とするマガジン。
  2. 前記揺動部材の後端部が、前記押板の移動経路から遠ざかるように後端側に向けて傾斜した形状に形成されている請求項1に記載のマガジン。
  3. 前記底板部の前端に設けられた前壁部を更に備え、
    前記前壁部には、前記残数表示部を前方より視認させる表示窓が形成されており、
    前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の前記揺動部材の前記揺動に連動して、前記表示窓の後方の表示位置と、前記表示位置と異なる待避位置と、に遷移する請求項1または2に記載のマガジン。
  4. 仮固定部を更に有し、
    前記仮固定部は、前記搭載部の前記商品が前記所定数Nよりも多い状態のときに前記揺動部材を前記搭載部に対して仮固定する請求項1から3のいずれか一項に記載のマガジン。
  5. 前記仮固定部は、前記残数表示部が前記待避位置に向かう方向に前記揺動部材を付勢する付勢部である請求項4に記載のマガジン。
  6. 前記仮固定部は、前記残数表示部が前記待避位置に位置する前記揺動部材の揺動角度において前記揺動部材を前記搭載部に吸着保持させる吸着保持部であることを特徴とする請求項5に記載のマガジン。
JP2013084891A 2011-03-22 2013-04-15 マガジン Active JP5951550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084891A JP5951550B2 (ja) 2011-03-22 2013-04-15 マガジン

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011063357 2011-03-22
JP2011063348 2011-03-22
JP2011063348 2011-03-22
JP2011063357 2011-03-22
JP2013084891A JP5951550B2 (ja) 2011-03-22 2013-04-15 マガジン

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012547376A Division JP5255159B2 (ja) 2011-03-22 2012-03-19 マガジン

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013165981A JP2013165981A (ja) 2013-08-29
JP2013165981A5 JP2013165981A5 (ja) 2016-03-03
JP5951550B2 true JP5951550B2 (ja) 2016-07-13

Family

ID=45932477

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012547376A Active JP5255159B2 (ja) 2011-03-22 2012-03-19 マガジン
JP2013084891A Active JP5951550B2 (ja) 2011-03-22 2013-04-15 マガジン

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012547376A Active JP5255159B2 (ja) 2011-03-22 2012-03-19 マガジン

Country Status (4)

Country Link
JP (2) JP5255159B2 (ja)
CN (1) CN103429125B (ja)
HK (1) HK1186639A1 (ja)
WO (1) WO2012127847A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9750354B2 (en) 2005-09-12 2017-09-05 Rtc Industries, Inc. Product management display system
US9265362B2 (en) 2005-09-12 2016-02-23 RTC Industries, Incorporated Product management display system
US9173504B2 (en) 2005-09-12 2015-11-03 Rtc Industries, Inc. Product management display system
US9060624B2 (en) 2005-09-12 2015-06-23 Rtc Industries, Inc. Product management display system with rail mounting clip
US10952546B2 (en) 2005-09-12 2021-03-23 Rtc Industries, Inc. Product management display system with trackless pusher mechanism
US11583109B2 (en) 2005-09-12 2023-02-21 Rtc Industries, Inc. Product management display system with trackless pusher mechanism
US11344138B2 (en) 2005-09-12 2022-05-31 Rtc Industries, Inc. Product management display system
US8739984B2 (en) 2005-09-12 2014-06-03 Rtc Industries, Inc. Product management display system with trackless pusher mechanism
US10285510B2 (en) 2005-09-12 2019-05-14 Rtc Industries, Inc. Product management display system
US8967394B2 (en) 2005-09-12 2015-03-03 Rtc Industries, Inc. Product management display system with trackless pusher mechanism
US9265358B2 (en) 2005-09-12 2016-02-23 RTC Industries, Incorporated Product management display system
US9259102B2 (en) 2005-09-12 2016-02-16 RTC Industries, Incorporated Product management display system with trackless pusher mechanism
US8978904B2 (en) 2005-09-12 2015-03-17 Rtc Industries, Inc. Product management display system with trackless pusher mechanism
US11259652B2 (en) 2005-09-12 2022-03-01 Rtc Industries, Inc. Product management display system
US9138075B2 (en) 2005-09-12 2015-09-22 Rtc Industries, Inc. Product management display system
JP2014023823A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Three Kikaku:Kk 商品の補充表示装置
JP6302621B2 (ja) * 2013-02-07 2018-03-28 日本たばこ産業株式会社 マガジンおよびマガジン積層構造体
JP6105310B2 (ja) * 2013-02-12 2017-03-29 日本たばこ産業株式会社 マガジン
JP2014183998A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Japan Tobacco Inc マガジン
JP6182382B2 (ja) * 2013-07-29 2017-08-16 サンコースプリング株式会社 物品前出し装置
US9955802B2 (en) 2015-04-08 2018-05-01 Fasteners For Retail, Inc. Divider with selectively securable track assembly
EP3324794B1 (en) * 2015-07-17 2020-01-15 RTC Industries, Inc. Product management display system
WO2017066320A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-20 Rtc Industries, Inc. Product management display system
JP6778015B2 (ja) * 2016-05-18 2020-10-28 日本たばこ産業株式会社 マガジン
EP3518709B1 (en) * 2016-11-07 2020-09-16 RTC Industries, Inc. Product management display system
CN107411436B (zh) * 2017-03-03 2020-07-28 柏赛塑胶科技(珠海保税区)有限公司 一种自动推进器及其安装方法
WO2019131553A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 日本たばこ産業株式会社 保管装置、商品払出システム、及び、在庫異常検知方法
EP3815581A4 (en) * 2018-06-18 2022-03-09 Japan Tobacco Inc. TOBACCO HOLDER AND INDICATOR BODY
WO2023063900A1 (en) * 2021-10-11 2023-04-20 Erkul Kozmeti̇k Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ An innovation in stands with pushing mechanism

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2588348Y2 (ja) 1993-12-07 1999-01-06 住友電装株式会社 L字曲がりカバー通し用治具
US5992652A (en) * 1997-07-30 1999-11-30 Newell Operating Company Refill indicator for product display and dispensing system
US5881910A (en) * 1997-08-17 1999-03-16 Advertising Display Company Numerical inventory control device
DE10153495A1 (de) * 2001-10-30 2003-05-15 Wanzl Metallwarenfabrik Kg Zigarettenträger
JP4340277B2 (ja) * 2006-09-29 2009-10-07 日本たばこ産業株式会社 タバコ陳列システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012127847A1 (en) 2012-09-27
JP5255159B2 (ja) 2013-08-07
JP2013165981A (ja) 2013-08-29
HK1186639A1 (zh) 2014-03-21
JP2013526296A (ja) 2013-06-24
CN103429125B (zh) 2016-09-21
CN103429125A (zh) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5951550B2 (ja) マガジン
US7424957B1 (en) Front-loading display and dispensing apparatus
JP5906308B2 (ja) カートリッジ
US9056705B2 (en) Medicament dispensing machine and medicament dispensing method
JP6778015B2 (ja) マガジン
JP6438743B2 (ja) マガジン及び什器
WO2012127848A1 (en) Magazine unit
JP2014188313A (ja) 什器
JP2014161609A (ja) マガジンおよび表示用移動部材
JP6302621B2 (ja) マガジンおよびマガジン積層構造体
US2781151A (en) Paper bag holder
JP4410049B2 (ja) 自動販売機の商品見本展示装置
JP6105310B2 (ja) マガジン
JP5337116B2 (ja) 物品陳列装置
JP2015002854A (ja) マガジンおよび残数表示ユニット
JP2014183999A (ja) 什器およびマガジン用残数表示部材
JP6204043B2 (ja) マガジン
JP6043530B2 (ja) 商品陳列用什器
JP5751966B2 (ja) マガジン
JP7101142B2 (ja) マガジン什器
JP4534938B2 (ja) 商品搬出装置
JP2014184000A (ja) マガジン
JP2011221696A (ja) 自動販売機
JP2005332251A (ja) 自動販売機の商品見本展示装置
JP2018000698A (ja) マガジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5951550

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250