JP2014161609A - マガジンおよび表示用移動部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の厚み寸法にかかわらず希望する残個数を正確に報知可能とするマガジンおよび表示用移動部材を提供する。
【解決手段】複数の商品(たばこ商品60)が前後方向に搭載される搭載部10と、これに沿って前後移動する押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部材であるリール50と、を備えるマガジン100は、搭載部10に搭載される複数の商品のうち任意に選択された一の商品の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される表示用移動部材30を備える。表示用移動部材30は、任意に選択された一の商品の前進に連動して表示用移動部材30が前進し、任意に選択された一の商品が搭載部10の前端に到達するとき、表示用移動部材30も前端に到達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の商品が前後方向に一列に搭載されるマガジンおよび表示用移動部材に関し、特に、搭載される商品残数が任意に決定した数以下となったことを表示報知するマガジンおよび表示用移動部材に関する。
コンビニエンスストアなどの店舗では、様々な商品がいわゆる什器(商品陳列棚)に陳列されている。
多様な商品のうち、例えばたばこ商品などの特定の商品を陳列するための什器は、電子キャッシュレジスタなどの販売処理装置が載置されたレジカウンタ上またはその周辺に配置されることが一般的である。ここでいうたばこ商品とは、実際に喫煙される紙巻たばこではなく、複数の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージを意味している。
什器の棚には、複数の商品を前後方向に一列に搭載するための商品搭載用の容器が複数設置される。上記商品搭載用の容器は一般的にはマガジン、カートリッジまたはホルダーなどと呼ばれている。以下、かかる容器をマガジンと呼称する。
ところでマガジンに搭載された商品の残数が減ってくると、店舗従業員は、商品を適宜補充する必要がある。したがって商品の個数を人為的に数えなくとも、商品の残数が減ってきたことを認識したいという要望があった。これに対し、マガジンに設けられた部材の所定の動作により、搭載部に搭載されている商品が所定個数以下となったことを表示可能とする技術が提案されている。
たとえば特許文献1には、載品台の下部に、渦巻状の板バネの巻体が係着され、上記巻体から繰り出された板バネが載品台の端部に設けられている連通口を経由して載品台の上部の押出体の下部の係止部に係止される商品繰り出し器が開示されている。上記商品繰り出し器は、板バネにより商品を押して整列保持し、商品が取り出されると板バネの巻き戻し力により、後続の商品が前方へ押し出される作用を発揮する。ここで、上記商品繰り出し器は、載品台の下部の端部にスカート部を備え、そのスカート部の所定位置に透孔を有し、当該透孔から巻き出された板バネを視認可能とする。これとともに、透孔と当接する巻バネの部分に、搭載される商品数(即ち商品残数)に見合った数字を付しておくことにより、残個数表示を可能とする商品繰り出し器(以下、「従来技術1」ともいう)が開示されている。
実開平3−69459号公報
しかし従来技術1には、以下の課題があった。即ち、従来技術1は、特定の銘柄(あるいは標準的な寸法の銘柄)の商品の厚み寸法により搭載部に搭載される商品残数を確認し、搭載される残数に見合った数字を巻バネに付して、これを透孔から視認可能とするものである。したがって、上記特定の銘柄の商品の替わりに、異なる厚み寸法の他の銘柄の商品を上記商品繰り出し器に搭載した場合には、巻バネに付された数字の表出するタイミングと、実際の商品残数とが異なってしまうのである。
即ち、従来のマガジンにおける残数表示は、特定の銘柄の商品の厚み寸法により表示される残数が設定され、搭載される商品の厚み方向の距離の変動とマガジンに設けられた部材の所定の動作とを関連付けて残数表示するものであった。しかしかかるマガジンに、厚み寸法の異なる他の銘柄の商品を搭載した場合には、希望する商品残数が正確に表示されないという課題があった。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、商品の厚み寸法にかかわらず、希望する残個数を正確に報知可能とするマガジンおよび表示用移動部材を提供することを課題とする。
本発明のマガジンおよび表示用移動部材は、実際に搭載される商品において、前後方向に並列する複数の商品のうち任意に選択する商品自体を指標とすることを可能とし、指標となる当該商品の前進移動に連動して前進し、商品残数を報知可能とすることを趣旨とする。
本発明のマガジンは、複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、上記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、上記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンであって、上記搭載部に搭載されている複数の上記商品のうち任意に選択された一の商品の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される表示用移動部材を備え、上記表示用移動部材は、表示部を有し、任意に選択された上記一の商品の前進に連動して上記表示用移動部材が前進し、上記一の商品が最前位置に到達することにより、上記表示用移動部材も上記搭載部の最前部に到達することを特徴とする。
また本発明の表示用移動部材は、複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、上記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、上記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、上記搭載部に搭載される上記商品間に挟持される挟持部を有し、上記挟持部が、商品の幅寸法以下の幅寸法および上記搭載部の前端部の高さ寸法以上の高さ寸法を備え、上記搭載部の上記前端部に位置するとき、上記前端部より露出する面が表示部であることを特徴とする。
また本発明の表示用移動部材は、複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、上記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、上記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、上記商品の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、上記商品の上面側から上記凹部を上記商品に当接させることにより載置されることを特徴とする。
本発明のマガジンは、前後方向に並列して搭載される複数の商品の中から、任意に選択された商品を指標として表示用移動部材を付設可能とし、当該商品の前進に連動して上記表示用移動部材を前進させることができる。そして、当該商品が搭載部における最前位置に到達することにより、表示用移動部材も搭載部の最前部に到達する。このとき、表示用移動部材はマガジン前方から視認可能である。
したがって、本発明における残数表示内容は、商品の厚み寸法に左右されず、希望する商品残数を勘案して選択された任意の商品の、後方からの整列順に基づいて行うことができる。このため、本発明のマガジンは、搭載される商品が報知希望の数となったことを商品の厚み寸法によらずに正確に報知することができる。
また本発明の表示用移動部材は、商品の厚み寸法に左右されず、希望する商品残数を勘案して選択された任意の商品の、後方からの整列順に基づいて行う残数表示機能を、任意のマガジンに容易に付与することができる。
第一実施形態に係るマガジンの側面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示す。 第一実施形態に係る上面図である。 第一実施形態に係るマガジンの側面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 第一実施形態に係るマガジンの正面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 第一実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材の正面図である。 第二実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材の正面図である。 第二実施形態に係るマガジンの側面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示す。 第二実施形態に係る上面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示す。 第二実施形態に係るマガジンの側面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 第二実施形態に係る裏面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 第二実施形態に係るマガジンの正面図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 (12A)は、第三実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材の正面図であり、(12B)は、第三実施形態に係るマガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示し、(12C)は、第三実施形態に係るマガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 (13A)は、第四実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材の正面図であり、(13B)は、第四実施形態に係るマガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示し、(13C)は、第四実施形態に係るマガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。 (14A)は、第五実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材が商品に付設された状態を示す斜視図であり、(14B)は、第五実施形態における表示移動部材の裏面図である。 (15A)は、表示予告部を備える表示用移動部材の正面図であり、(15B)は、マガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示し、(15C)は、マガジンの概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。
以下、本発明の第一実施形態から第五実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。尚、本実施の形態では図面上、前後左右上下の方向を規定して説明する場合がある。しかし、これは構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。特にマガジンに関連する前後は、マガジンの正面側を前方向、背面側を後方向とする。またマガジンに関連する左右は、マガジンの幅方向であって正面側から観察したときの左右をいう。
本発明のマガジンあるいは本発明の表示用移動部材の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。本発明は、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
<第一実施形態>
第一実施形態は、本発明のマガジンの一の実施態様の例に関し、第一実施形態の説明には図1から図5を用いる。
図1および図2は、搭載部10に搭載される商品であるたばこ商品60を、所定数N(Nは自然数)を超えて搭載しているマガジン100を示す図であり、図1は側面図、図2は上面図である。図3および図4は、搭載部10に搭載される商品であるたばこ商品60を、ちょうど所定数Nだけ搭載しているマガジン100を示す図であり、図3は側面図、図4は正面図である。図5は、マガジン100に付設される表示用移動部材30の正面図である。図2では、たばこ商品60および表示用移動部材30の図示を省略している。
尚、本実施形態は、たばこ商品60の残数表示として、搭載されるたばこ商品60の残数が3個以下であることを示す例として説明する。即ち、本実施形態において、上記所定数Nは3である。また後述する他の実施形態においても特段の言及がない場合にはNが3の場合を例に説明する。
マガジン100は、複数の商品(たばこ商品60)が前後方向に一列に搭載される搭載部10と、搭載部10に沿って前後移動するように設けられた押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部材(リール50)と、を備える。そしてマガジン100は、搭載部10に搭載されている複数の商品(たばこ商品60)のうち任意に選択された一の商品(たばこ商品60)の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される表示用移動部材30を備える。表示用移動部材30は、表示部31を有する。表示用移動部材30は、任意に選択された一の商品(たばこ商品60)の前進に連動して表示用移動部材30が前進し、一の商品が搭載部10における最前位置到達することにより、表示用移動部材30も搭載部10の最前部に到達する。このとき表示部31は、マガジン100の正面側から視認される。
本実施形態において、上記搭載部10の最前部とは、マガジン100の前後方向において、搭載部10の前端面の内側面からたばこ商品60の一つ分の厚み寸法分の距離までを含む領域である。
かかる表示用移動部材30を備えるマガジン100であれば、表示報知される残個数を任意に決定することができる。即ち、表示報知を希望する残個数Nに相当する数であるNを基準値とし、搭載部10において搭載されるたばこ商品60の後方からの整列順がN番目のたばこ商品60を任意のたばこ商品60(即ち、指標)として選択することができる。
そして表示用移動部材30が上記任意のたばこ商品60の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される。
任意に選択されたたばこ商品60が、最前位置、即ち搭載部10の最前部に到達することにより、表示用移動部材30も搭載部10の最前部に到達し、マガジン100の正面側から視認されることによって、残個数がNになったことを表示報知することができる。
本実施態様におけるマガジン100では、任意に選択されたたばこ商品60とともに表示用移動部材30が前進するため、たばこの厚み寸法に左右されることなく表示報知を希望する残個数Nを正確に表示報知することができる。
特に本実施態様に係るマガジン100は、以下の優れた効果を発揮する。即ち、複数のマガジン100を什器に設置するなどして上下および幅方向に配列してマガジン群を構成し、マガジン100毎に種々の銘柄のたばこ商品を搭載する場合、オペレータは以下のような望ましい使用態様を実施することができる。
オペレータは、マガジン群において種々の銘柄のたばこ商品を取り扱う場合に、銘柄毎の厚み寸法によらず、いずれのマガジン100においても同一の残個数表示がなされることを実現することができる。より具体的には、たとえばマガジン群におけるいずれのマガジン100においても、前後方向に搭載されるたばこ商品のうち、後ろから3番目の商品を指標として表示用移動部材30を付設することができる。これにより、いずれのマガジン100においても、搭載されるたばこ商品が3個以下となったことを確実に報知することができる。したがって、マガジン群に含まれる複数のマガジン100において、示される残個数が異なるということを回避することができる。
表示用移動部材30は、任意に選択された一のたばこ商品60と、当該一のたばこ商品60の前側に隣り合う他のたばこ商品60との間に挟持される挟持領域である挟持部32を有している。
本実施形態における表示用移動部材30は板状体であって、表示用移動部材30の全体が挟持部32となっている。板状態である表示用移動部材30は、上下方向に伸長の長方形の形状の下端に二本の脚部33を有した形状をしている。ただし、たばこ商品60の前面形状に平面内で包含されるその他の形状に適宜、変更することが可能である。表示用移動部材30の幅寸法をさらに大きくし、たばこ商品60の幅寸法と同等の幅寸法とすることもできる。
挟持部32を備える表示用移動部材30は、マガジン100に付設された際、付設の姿勢を任意に選択された一のたばこ商品60と、一つ前方に位置する他のたばこ商品60との間に挟まれて付設の姿勢が容易に維持される。
本実施形態における挟持部32は板状体である。挟持部32の厚みは、搭載部10において押板20の位置から最前部位置までの商品搭載可能領域における前後方向の最大距離の値から、一つのたばこ商品60の厚み寸法に搭載部10に搭載可能なたばこ商品60の最大数を乗じた長さの値を引いた値以下である。
即ち、一般的に搭載部10は、最大数のたばこ商品60が搭載されたとき、たばこ商品60の厚み寸法に満たない余白スペースが存在する。余白スペースは、押板が搭載されたたばこ商品60を前方に押して整列させた状態では視認されないが、押板を最後部位置に押し下げたときにできる若干の隙間として確認することができる。上記余白スペースは、たばこ商品60の厚み寸法の2分の1以下であることが好ましく、4分の1以下であることがより好ましい。
上述する範囲の厚みである挟持部32であれば、搭載部10にたばこ商品60が最大数搭載された状態で、たばこ商品60の形状を損傷することなく、任意に選択されたたばこ商品60とその1つ前に整列する他のたばこ商品60との間に挟むことができる。
上記厚みの範囲であれば、挟持部32をさらに折りたたみ構造とすることもできる。即ち、広げたときの面積はたばこ商品60の前面の形状を平面内において包含する形状であるが、折畳んだ場合に当該前面の形状に平面内において包含される形状とするこができる。
次に、本実施形態にかかるマガジン100において、搭載部10におけるたばこ商品60の残個数がN個以下となったことが表示報知されることが望まれる場合の、表示用移動部材30の付設について説明する。
本実施形態において、残個数がN個以下となったことを表示報知させる場合には、任意に選択された一の商品(たばこ商品60)は、搭載部10において搭載されるたばこ商品60であって前後方向において後ろからN番目に位置するたばこ商品60である。表示用移動部材30は、後ろからN番目に位置するたばこ商品60とそれより1つ前に位置する他のたばこ商品60との間に挟持部32を挟むことによって付設される。このとき表示用移動部材30における挟持部32は、上記後ろからN番目に位置するたばこ商品60の前面に当接する。
続いて、付設された表示用移動部材30の前方向への移動について説明する。
マガジン100において、搭載部10の前方よりたばこ商品60が取り出されると、押板20の押力により搭載されている他のたばこ商品60が前方に押されて前進する。表示用移動部材30は、上記後ろからN番目に位置するたばこ商品60の前面に当接した状態で、当該たばこ商品60の前進に連動して前進する。図1は、搭載されたたばこ商品60が残り5個となったときの状態を示しており、Nは3である。このとき、表示用移動部材30は、たばこ商品60間に全体が挟持されているため、マガジン100の正面側から視認されない。
図1の状態からさらにたばこ商品60が取り出され、たばこ商品60の残数が残り3個となったとき、上記後ろから3番目に位置するたばこ商品60が搭載部10における最前位置到達することにより、表示用移動部材30も搭載部10の最前部に到達する。かかる状態は、図3および図4に示される。搭載部10の最前部に到達した表示用移動部材30は、搭載部10の前壁部13における後板部13bの裏面と後ろから3番目に位置するたばこ商品60の前面との間に位置する。即ち、表示用移動部材30も搭載部10の最前部に到達する。搭載部10の最前部に到達した表示用移動部材30がマガジン100の正面側から視認されることにより、これと当接するたばこ商品60が搭載部10の後方からN番目の商品であること、および搭載されるたばこ商品60の残数がN個であることを表示報知する。
本実施形態にかかる表示用移動部材30は、挟持領域である挟持部32の一部に表示部31を備える。
表示部31は、表示用移動部材30が搭載部10の最前部に到達したときに、マガジン正面側から視認される、挟持部32の一部分である。より具体的には、表示用移動部材30における表示部31は、表示用移動部材30が搭載部10の最前部に到達したときに、搭載部10の前壁部13の上端より上方向に露出する部分である。
表示部31は、たばこ商品60の残個数がN個を上回るときは、たばこ商品60間に挟まれてマガジン正面から全く視認されず非表示状態である。一方、搭載部10において後方よりN+1個目のたばこ商品60が取り出されたときに露出して表示状態となる。したがって表示部31の非表示状態と表示状態との変化が明白であり、残個数N個以下となったことの表示報知が明瞭である。
ここで表示用移動部材30は、第一磁性体部90を有している。第一磁性体部90は、表示用移動部材30における表示部31の下方に設けられている。即ち、表示用移動部材30が搭載部10の最前部に到達したとき、前壁部13に対面する位置に第一磁性体部90が設けられている。
一方、搭載部10の前端に到達した表示用移動部材30における第一磁性体部90と磁力により引き合う第二磁性体部91が搭載部10の前端近傍に設けられている。本実施形態では、第二磁性体部91は、前壁部13を構成する後板部13bの裏面側に設けられている。本実施形態では、第二磁性体部91は、表示用移動部材30が搭載部10の前端に到達したときに、第一磁性体部90と対面する位置に設けられている。
表示用移動部材30に設けられる第一磁性体部90、および搭載部10の前端近傍に設けられる第二磁性体部91は、表示用移動部材30が搭載部10の最前部に到達したときに互いに対面して引き合うことによって吸引部92を構成する(図3参照)。吸引部92が構成されることによって、表示用移動部材30の起立姿勢を維持することに貢献する。たとえば吸引部92は、表示用移動部材30が搭載部10の最前部に到達したあと、さらにたばこ商品60が取り出されるときに、取り出されるたばこ商品60に釣られて表示用移動部材30が搭載部10から落脱することを防止することができる。
第一磁性体部90および第二磁性体部91の少なくとも一方は永久磁石であり、他方は永久磁石または磁化されていない強磁性材料もしくはフェリ磁性材料である。第一磁性体部90および第二磁性体部91がともに永久磁石である場合、表示用移動部材30と搭載部10の前端とが相互に引き寄せ合うよう、第一磁性体部90および第二磁性体部91の極性を異極とする。
表示用移動部材30は、上述のとおり板状体であって全体が挟持部32となっている。また図5から理解容易であるが、表示用移動部材30は、上部には表示部31が設けられており、下部には二本の脚部33が設けられている。二本の脚部33の下面は、たばこ商品60の下面が当接する部分と同じ部分に当接する。マガジン100には、搭載部10の底板部11の上であって前後方向に連続する突条部16が設けられており、二本の脚部33の下面は、たばこ商品60の下面は突条部16の上端に接しながら前進する。
二本の脚部33の間には、任意の構成として底面凹部34が設けられている。底面凹部34が設けられることによって、表示用移動部材30が略平面状である底板部11の上に直接に当接して前進する態様においては、底面の摩擦を減少させることができる。表示用移動部材30は、底面凹部34を省略し、略直線の下面を含む一本の脚部33を備えることもできる。かかる場合には、一本の脚部33の任意の箇所に、突条部16が当接する。
以下に、本実施形態におけるマガジン100の詳細な構造について、さらに詳細に説明する。
本実施形態に係るマガジン100は、搭載部10、押板20、付勢部材としてのリール50、および表示用移動部材30を備えている。搭載部10は、複数の商品(例えば、たばこ商品60)が前後方向に一列に搭載されるトレーである。押板20は、搭載部10に沿って前後に移動するように設けられている。付勢部材(リール50)は、押板20を前方に付勢する手段である。表示用移動部材30は、搭載部10に対して移動可能に付設されている。表示用移動部材30は、付勢部材(リール50)により前方に付勢されて前進する押板20の押力により前進するたばこ商品60の前進に連動して前進する。押板20は、最後列の商品(たばこ商品60b)の背面を前方に付勢する。最前列の商品(たばこ商品60a)が搭載部10から取り出されると、押板20は残りの商品を前方に移動させる。
表示用移動部材30は、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下であることを表示報知する表示部31を有している。また表示用移動部材30は、全体が挟持部32である。
表示部31は、表示用移動部材30が前進に移動して搭載部10の前端に到達したときマガジン100の正面側から視認可能な位置にあり、表示状態である。一方、表示用移動部材30が搭載部10の前端に到達する前は、たばこ商品60の間に挟持されて非表示状態である。
本実施形態は、表示部31がマガジン100の正面側から視認可能となることによって、搭載されるたばこ商品の残数が少なくなったことをオペレータに報知する。即ち、表示部31が表示状態となったことによって、残数がN個以下となったことをオペレータに知らせる。
図1から図4に示すように、搭載部10は、上方に向けて開口する半筐体状に形成されている。搭載部10は、たばこ商品60を支持する底板部11と、左右一対の側壁部12と、底板部11の前端に対して垂直に設けられた前壁部13と、底板部11の後端に対して垂直に設けられた後壁部14と、を有する。
前壁部13の前板部13aは底板部11の前端より上方に向けて垂直に起立している。後板部13bは、前板部13aから僅かに後方に離間した位置において底板部11より垂直に起立している。
前壁部13は、二重の板状部、すなわち前板部13aおよび後板部13bからなる。
前壁部13の前板部13aは底板部11の前端より上方に向けて垂直に起立している。後板部13bは、前板部13aから僅かに後方に離間した位置において底板部11より垂直に起立している。
前板部13aと後板部13bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ17が形成されている。
後壁部14も、二重の板状部、すなわち前板部14aおよび後板部14bからなる。
後壁部14の前板部14aは底板部11の後端に対して直交するように設けられ、後壁部14の後板部14bは、前板部14aから僅かに後方に離間した位置において前板部14aと一体的に設けられている。
前板部14aと後板部14bとの間には、商品ラベル(図示略)などが差し込まれるラベルホルダ18が形成されている。
左右の側壁部12は、底板部11の左右両端に対してそれぞれ直交するように設けられ、底板部11よりも上方に起立し、且つ、底板部11よりも下方へ垂下している。
搭載部10は、更に、底板部11の下面より下方に突出したブレード19を有している。ブレード19は、マガジン100が什器に設置される際に、マガジン100の底面の所定の位置に設けられた凹部と係合させて、マガジン100の設置姿勢を係脱可能に維持するための部材である。
搭載部10は、底板部11と、左右の側壁部12と、前壁部13の後板部13bと、後壁部14の前板部14aと、により囲まれた半筐体状の領域に、複数のたばこ商品60を縦置きで前後に列をなすように収容可能となっている。例えば、搭載部10には、最大で標準寸法の15個のたばこ商品60を搭載(収容)可能となっている。たばこ商品60は銘柄により厚み寸法が異なる場合がある。しかし、本実施態様における表示用移動部材30は、搭載されるたばこ商品60が任意に決定した残数となったことを、たばこ商品60の厚み寸法に左右されずに、正確に表示報知できることは上述のとおりである。
底板部11には、底板部11に押板20を連結するためのスリット11aが、前後方向に延在するように形成されている。このスリット11aは、例えば、底板部11の幅方向中央に位置している。
底板部11の上面におけるスリット11aの両脇には、底板部11の上面より上方に起立し、前後方向に延在する突条部16が形成されている。たばこ商品60は、これら突条部16間に架設されるようにして、搭載部10に搭載される。また、表示用移動部材30も、二本の脚部33の底面が突条部16の上端に接し、これら突条部16間に架設されるようにして、搭載部10に付設される。たばこ商品60は、押板20により前方に移動される際に、これら突条部16と、左右の側壁部12と、にガイドされて前方に摺動する。
一方、表示用移動部材30は、幅寸法が左右の側壁部12、12間の距離よりも小さく形成されている。ただし、表示用移動部材30の幅寸法を左右の側壁部12、12間の距離と略同等となるよう形成し、これら突条部16と、左右の側壁部12と、にガイドされて表示用移動部材30を前方に移動させることもできる。あるいは、表示用移動部材30の2本の脚部33の底面に、突条部16の上端と係合する凹部を設けることによって、表示用移動部材30が幅方向にずれることを防止し突条部16によってガイドされて前方に移動させることもできる。
突条部16の前端部は、前方に向けて上り傾斜した傾斜部16aとなっており、最前列に前送りされたたばこ商品60(たばこ商品60a)はこの傾斜部16aの傾斜に沿って上方に持ち上げられるようになっている。また、最前列に前送りされたたばこ商品60(たばこ商品60a)に当接して付設された表示用移動部材30も、同様に、この傾斜部16aの傾斜に沿って上方に持ち上げられるようになっている。
たばこ商品60aの上端面は、たばこ商品60aの後ろから最後列に搭載されるたばこ商品60bまでにおける他のたばこ商品60の上端面より、傾斜部16aの傾斜高さの分だけ高い位置にある。
底板部11の前端部上面において、左右の突条部16の間の部分には、リール50の後述する留め具52を係止固定する係止部11bが形成されている。この係止部11bは、例えば、左右の突条部16の傾斜部16aの間に配置され、傾斜部16aよりも上には突出していない。このため、係止部11bがたばこ商品60の移動を阻害しないようになっている。
押板20は、底板部11と連結された状態で、底板部11に沿って前後移動するように設けられている。
図1から図3に示すように押板20は、底板部11と平行に配置され底板部11の上面に対して摺動する摺動板21と、この摺動板21の前端より垂直に起立するように設けられ最後列のたばこ商品60bの背面を前方に付勢する背板22を有する。そして、摺動板21との協働で底板部11を挟持する図示省略する挟持体と、リール50を保持するリール保持部25と、を有する。尚、上記挟持体と摺動板21とは、図示省略する連結部によって連結されている。上記連結部は、その左右幅が、摺動板21および挟持体の左右幅よりも狭く、かつスリット11aの左右幅よりも若干狭くなるよう形成されている。これにより、連結部がスリット11aに嵌め込まれることにより、摺動板21と挟持体とにより底板部11におけるスリット11aの左右縁部を上下から挟持した状態で、押板20がスリット11aに沿って前後方向に移動可能となっている。
換言すれば、押板20の底部は、スリット11aを上下に貫通し、且つ、底板部11においてスリット11aの幅方向に隣接する縁部を上下から(摺動板21と挟持体とにより)挟み込んでいる。
押板20のリール保持部25には、リール50が嵌着されている(図2)。リール50のリール紐51は、背板22の適切な箇所に形成された図示しない開口を介して、背板22の前方に導出されている。
リール紐51の先端には、留め具52が固定されている。この留め具52は、底板部11の前端部上面に設けられた係止部11bに係止固定されている。リール50のケース53内には、図示しない板バネが渦巻き状に巻き取られた巻バネが収納され、その巻バネの一端に、巻バネからの延長部材であるリール紐51の基端部が連結されている。押板20と搭載部10の前端とは、リール紐51により連結されており、リール紐51は、連結部材である。
巻バネは、リール紐51をケース53内に引き込む方向へと、リール紐51を付勢している。このため、押板20は、リール紐51により、前方に(係止部11b側に)引っ張られている。この引っ張り力により、押板20の背板22が最後列のたばこ商品60(たばこ商品60b)の背面を前方に付勢している。
搭載部10のたばこ商品60が残り1個になったときに、このたばこ商品60を搭載部10における最前位置移動できるように、押板20の移動範囲が設定されている。
リール紐51は、左右一対の突条部16の間、またはスリット11a内において前後方向に延在し、突条部16により支持されるたばこ商品60と干渉しないようになっている。
表示用移動部材30の表示部31は、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下であることを表示報知する。
この所定数Nは、搭載部10に搭載可能なたばこ商品60の最大数の範囲において、オペレータにより任意に決定することができる。
例えば、所定数Nは、5個以下であることが好ましく、また4個以下であることがより好ましく、さらに好ましい例としては3個であることが挙げられる。上述のように、搭載部10には、例えば、最大で15個のたばこ商品60を搭載可能であり、この場合、搭載部10へのたばこ商品60の最大搭載数(15)から所定数N(例えば3個或いは4個或いは5個)を差し引いた数が10以上の構成となる。
たばこ商品60は、一般的に、カートン単位でまとめて包装され、1カートンのたばこ商品60は一般的に10個である。このため、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数N以下になったことが表示報知された段階で、1カートン分(つまり10個)のたばこ商品60を余すことなく搭載部10に補充することができる。
表示部31は、例えば、マガジン100において表示状態にある表示部31の周囲に視認されるマガジンの他領域に対し、明度、彩度および色相のうち少なくともいずれか1つが異なる色が着色された着色部とすることができる。またたばこ商品60のフェースは銘柄ごとにデザインや色味が異なるため、表示部31の色は、搭載部10の前壁部13において示される色やデザインを勘案して決定することができる。
この着色部は、オペレータによる視認性が良好となるように、例えば、赤色などの目立つ色彩とすることが好ましく、これにより、好適に残数の報知が可能となる。
ところで、本実施形態において用いられる表示用移動部材30は、以下の構成を備えるマガジン100における残個数表示部材として用いることができる。即ち、マガジン100は、複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部10と、搭載部10に沿って前後するように設けられた押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部材であるリール50と、を備える。
表示用移動部材30は、搭載部10に搭載される商品間に挟持される挟持部32を有し、挟持部32が、商品の幅寸法以下の幅寸法および搭載部10の前端部の高さ寸法以上の高さ寸法を備える。そして、表示用移動部材30は、搭載部10の前端部に位置するとき、当該前端部より露出する面が表示部31となっている。
表示用移動部材30は、挟持部32が搭載部10に搭載される任意の商品と、当該商品の一つ前に位置する他の商品との間に挟持されることによって、容易にマガジン100に付設することができる。換言すれば、表示用移動部材30をマガジン100に付設するにおいて、マガジン100に特段の構成を要しない。したがって規定の機能として残個数表示機能を備えない任意のマガジンに、表示用移動部材30を用いることによって、容易に任意のマガジンにおいて残個数表示機能を付与することができる。
ところで本実施形態において、オペレータが表示用移動部材30をマガジン100に付設する際の位置決めの目安として、予め側壁部12に付設領域を示す標準の指標を設けてもよい。指標はたとえば側壁部12の外側面に、指標となる着色が施された着色部として形成することができる。上記指標は、一か所または二か所以上であってよく、複数の指標を設けることにより搭載される銘柄が変更になった場合に適宜対応可能である。より具体的には、例えば標準的な寸法のたばこ商品60に関し残個数がN個以下であることを表示用移動部材30で表示報知する場合には、以下のような標準の指標を付すことができる。即ち上記標準の指標は、搭載部10に最大に搭載された複数のたばこ商品60のうち、後方からN個目のたばこ商品60の側面に沿う側壁部12の外側面に目印となる着色部あるいはシールなどでマークすることによって形成することができる。あるいは、上記後方からN個目のたばこ商品60と後方からN+1個面のたばこ商品60との境界に沿う側壁部12の外側面に上述と同様に指標を設けてもよい。
<第二実施形態>
本実施形態に係るマガジン200は、以下に説明する点でのみ上記の第一実施形態に係るマガジン100と相違し、その他の点では第一実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
図6から図11を用いて第二実施形態を説明する。図6は、マガジン200に付設される表示用移動部材70の正面図である。図7および図8は、搭載部10に搭載される商品であるたばこ商品60を、所定数Nを上回って搭載しているマガジン200を示す図であり、図7は側面図、図8は上面図である。図9から図11は、搭載部10に搭載される商品であるたばこ商品60を、ちょうど所定数Nだけ搭載しているマガジン200を示す図であり、図9は側面図、図10は裏面図、図11は正面図である。図8および図10では、たばこ商品60の図示を省略している。
本実施形態において用いられる表示用移動部材70は、図6に示すとおり、挟持部76、脚部73、挟持部76および脚部73を連結する連結部74を備える。挟持部76に対し、脚部73および連結部74は、たばこ商品60の下側に突出する下側突出部79である。
挟持部76は、符号72で表される高さ寸法が、マガジン200の前壁部13の高さ寸法よりも小さく、搭載部10の最前端に位置したときに、前壁部13の裏面に位置する。挟持部76は、横方向に長身であって、中心より右側に表示部71を備える。表示部71は、マガジン200の前壁部13に設けられた窓部77から視認可能な部位である。表示部71の視認については後段にて詳述する。また挟持部76の略中央には第一磁性体部90が設けられており、第一実施形態と同様に、マガジン200に設けられた第二磁性体部91とともに吸引部92を構成可能である。
連結部74は、上下方向に伸長する二本の棒状体で構成されており、棒状体の間は貫通する開口部78となっている。換言すると、挟持部76の下方に設けられた下側突出部79には開口部78が設けられている。連結部74の変形例としては、挟持部76と脚部73とをつなぐ面として連結部74を構成し、当該面の幅方向の略中央に縦長の開口部78を設けることもできる。開口部78の開口形状は、表示用移動部材70が搭載部10を前後方向に移動する際、いずれの位置においても、開口部78を貫通する連結部材であるリール紐51と開口部78との当接を回避可能な形状とする。
連結部74の左右幅は、マガジン200のスリット11aの左右幅より若干狭い。二本の棒状体である連結部74は、その下端に設けられている脚部73により開口部78の下端を閉じるよう結合されている。連結部74の高さおよび開口部78の高さは、マガジン200における突条部16の頂点から傾斜部16aの頂点までの距離よりも若干大きい。
脚部73は、左右方向に伸長し、上記二本の棒状体間の開口部78を閉じるとともに、連結部74の左右幅よりも大きく、且つ搭載部10の左右幅よりも小さい。即ち、脚部73の左右幅は、マガジン200のスリット11aの左右幅よりも大きい。
表示用移動部材70は上述する構成を備えることにより、挟持部76が底板部11の上、脚部73が底板部11の下に位置するように、連結部74をスリット11aに嵌め込むことができる。つまり、挟持部76と脚部73とにより底板部11におけるスリット11aの左右縁部を上下から挟持した状態で、表示用移動部材70がスリット11aに沿って前後方向に移動可能となっている。
換言すれば、表示用移動部材70の底部は、スリット11aを上下に貫通し、且つ、脚部73においてスリット11aの幅方向に隣接する縁部を上下から(挟持部76と脚部73とにより)挟み込んでいる。かかる構成により、表示用移動部材70は、マガジン200に係合した状態となり、たばこ商品60とともに搭載部10から抜き取られ、あるいは、搭載部10から落脱することが防止される。
ところでマガジン200は、押板20と搭載部10の前端とを連結する連結部材であるリール紐51を有している。リール紐51は、たばこ商品60の下方において前後方向に伸長し、たばこ商品60の下面とは接しないよう位置している。
一方、表示用移動部材70の挟持領域である挟持部76は、たばこ商品60の下側に突出する下側突出部79を有している。下側突出部79には前後方向に貫通する貫通孔である開口部78が設けられている。連結部材であるリール紐51は開口部78を貫通する。これにより、表示用移動部材70は、マガジン200に係合した状態となり、たばこ商品60とともに搭載部10から抜き取られ、あるいは、搭載部10から落脱することが防止される。尚、表示用移動部材70が前後に移動する際に、リール紐51が開口部78と接触する虞のある場合には、これを回避するための切欠部75を開口部78の周縁に設けるとよい。本実施形態は搭載部10の前端において傾斜部16aを有しており、表示用移動部材70が傾斜部16aの傾斜を上がるとき、開口部78の周縁上部とリール紐51が近接するため、切欠部75が設けられている。
また本実施形態の変形例として、以下の態様が挙げられる。図示省略するが、マガジン200は、上記連結部材として搭載部10の前後方向に伸長する長身部材であって、前後移動する押板20の前後方向へのガイド部材を設けることができる。押板20と前壁部13との間において、上記ガイド部材を開口部78に貫通させてもよい。かかる場合には、開口部78とガイド部材とが接する場合、接しない場合のいずれも包含する。
マガジン200は、付勢部材として巻きバネが内蔵されるリール紐51を備え、連結部材として巻きバネからの延長部材であるリール紐51が上記貫通孔である開口部78を貫通する。かかる構成の変形例としては、付勢部材が巻きバネ自体であり、巻きバネを構成する板バネが連結部材として開口部78を貫通してもよい。あるいは押板20と搭載部10の前端とを連結するその他の連結部材が開口部78を貫通して上記係合がなされてもよい。
尚、本実施形態では、表示用移動部材70がマガジン200において二か所で係合する例を示したが、係合する箇所が少なくとも一か所あることによって、落脱防止等の効果を得ることができる。
次に、搭載部10における表示用移動部材70の付設および移動について説明する。また、併せて表示用移動部材70の残数表示についても説明する。
表示用移動部材70は、上述のとおりマガジン200と常時係合しており、また搭載部10の前後方向に移動可能である。搭載部10に搭載される複数のたばこ商品60から任意のたばこ商品60を決定し、この任意のたばこ商品60の前面に当接する位置に表示用移動部材70を位置するよう手動にて移動させる。そして任意のたばこ商品60とその一つ前方に位置する他のたばこ商品60との間に挟持部76を挟持させることによって表示用移動部材70をマガジン200に付設する。つまり、後方より所定数Nのたばこ商品60と、これより前方に搭載される他のたばこ商品60との間に表示用移動部材70が位置するよう、表示用移動部材70を手動にて移動させる。本実施形態において所定数Nは具体的には3であり、手動で移動させた表示用移動部材70を後方より3番目と4番目のたばこ商品60の間に挟持部76を挟持させる。
このとき、挟持部76の下端702は、底板部11の上面に当接する。より具体的には、下端702は、突条部16の頂点に当接する。たばこ商品60の前進に連動して下端702が突条部16の上を前方に摺動し、表示用移動部材70が前進する。また、開口部78において、リール紐51は開口部78の上方であって、かつ開口部78に当接しない位置を貫通する。
たばこ商品60が前方から抜き取られ、搭載されるたばこ商品60の残数が所定数N、つまり3個となったとき、表示用移動部材70は、後方より3番目のたばこ商品60に押されて傾斜部16aの傾斜を登り、搭載部10の前端に到達する。上述のとおり連結部74の高さは、マガジン200における突条部16の頂点から傾斜部16aの頂点までの距離よりも若干大きい。したがって、連結部74をスリット11aに嵌め込んだ状態で、連結部74の高さは傾斜部16aの高さを許容し、表示用移動部材70が搭載部10の後方から前端部まで移動することを可能とする。
リール紐51と突条部16との高さの差異よりも、リール紐51と傾斜部16aの頂点との高さの差異の方が大きい。これに対し、開口部78の高さは、マガジン200における突条部16の頂点から傾斜部16aの頂点までの距離よりも若干大きくなっている。したがって、開口部78にリール紐51が貫通した状態で、表示用移動部材70が傾斜部16aの傾斜を登って搭載部10の前端に到達したとき、開口部78とリール紐51とは当接しない。
例えば図11に示されるように、前壁部13には、右側に窓部77が設けられている。搭載部10の前端に表示用移動部材70が、搭載部10の前端に到達すると、窓部77を通じて表示部71が正面側から視認される。これによって搭載されるたばこ商品60が残り3個以下になったことが表示報知される。
窓部77から表示部71の挟持部に設けられた表示部が視認される本実施形態によれば、表示部71が前壁部13より上に露出するたばこ商品60のフェースに重なることがない。
表示部71および前壁部13の色は特に限定されない。たとえば、互いのコントラストを明確にすることによって表示部71の視認性を向上させることができ、明度および彩度の少なくともいずれか一方が異なることが好ましい。具体的には、例えば前壁部13の少なくとも窓部77の周囲の色を黒やグレーなどの無彩色とし、一方、表示部71の色を、有色とすることができる。中でも有色の表示部71の色として、赤や黄色などの彩度が高い色を選択することが好ましい。
窓部77は、繰り抜きの開口部であってもよいし、無色透明の部材あるいは表示部71の表示を邪魔しない範囲である有色透明の部材を用いて構成してもよい。
<第三実施態様>
本実施形態に係るマガジン300は、以下に説明する点でのみ上記の第一実施形態に係るマガジン100と相違し、その他の点では第一実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
図12を用いて第三実施形態を説明する。図12Aは、本実施形態に係るマガジン300における表示用移動部材80の正面図である。図12Bは、本実施形態に係るマガジン300の概略部分斜視図であり、搭載部10、たばこ商品60、表示用移動部材80を含み、搭載されているたばこ商品60が所定数Nになる前の状態を示す説明図である。図12Cは、本実施形態に係るマガジン300の概略部分斜視図であり、搭載されている複数のたばこ商品60が所定数N(具体的には3個)であるときの状態を示す説明図である。
本実施形態において用いられる表示用移動部材80は、図12に示すとおり、挟持部81、右側面露出部830、左側面露出部840、上端露出部850、係合部83を有する。
挟持部81は、上部挟持部810と下部挟持部820とを含む。上部挟持部810は、表示用移動部材80が搭載部10の前端に到達したとき、前壁部13より上方に位置し、表示部82を構成する。下部挟持部820は、表示用移動部材80が搭載部10の前端に到達したとき、前壁部13の裏側に位置し、マガジン300の正面側からは視認されない非表示部である。
表示用移動部材80は、挟持領域である挟持部81から連続するとともに、たばこ商品60の外郭より外側に突出して露出する露出部として、右側面露出部830、左側面露出部840、上端露出部850を有する。これら露出部は、いずれも表示部82に含まれる。即ち、表示用移動部材80が搭載部10の前端に位置するとき、マガジン正面側から視認される表示部82として、上部挟持部810、右側面露出部830、左側面露出部840、上端露出部850を含む。
尚、図12Aは、理解容易のために上部挟持部810と露出部との境界を点線にて示した。
上記露出部を表示部82に含むことにより、表示部82のマガジン正面側からの視認面を拡張することができる。
表示部82の着色の態様として以下の例が挙げられる。即ち、表示部82を構成する上部挟持部810の一部または全部を無色透明とし、露出部である右側面露出部830、左側面露出部840、上端露出部850のいずれかまたは全部を着色することができる。即ち、上記露出部は、たばこ商品60のフェースに重ならない領域であるため、着色した場合であってもたばこ商品60のフェースの視認を妨げない。一方、表示用移動部材80が搭載部10の前端に位置するとき、上部挟持部810はたばこ商品60のフェースに重なる領域であるため、一部または全部を無色透明とする。これによって、たばこ商品60のフェースのマガジン正面側からの視認を実質的に遮ることなく、表示部82の表示状態を目立たせることができる。
表示部82の着色の他の態様としては、上部挟持部810を着色する態様が挙げられる。これによってさらに残個数が所定数N以下となったことを確実に目立たせることができる。尚、表示用移動部材80と前面で当接するたばこ商品60はマガジン正面側から一時的に視認されなくなるか、視認し難くなることが問題である場合には、例えば以下の対応をとることができる。具体的には、搭載部10の前端に到達した表示用移動部材80を確認後、マガジン100から抜き取り、次に、新しいたばこ商品60を搭載部10に搭載するまで別の場所に保管することができる。あるいは別の方法としては、上部挟持部810にたばこ商品60のフェースと同様の図柄を付し、上部挟持部810に連続する露出部を特定の色や異なるデザインで着色してもよい。
上記露出部は、たばこ商品60の外郭より外側に突出しているため、以下のさらなる効果を発揮する。即ち、本実施態様において後方より4個目のたばこ商品60がオペレータによって搭載部10より取り出されるとき、当該4個目のたばこ商品60の背面に位置する表示用移動部材80の露出部がオペレータの手に触れる。露出部に手が触れた感覚によってオペレータは、取り出そうとするたばこ商品60の背面に表示用移動部材80が位置していることを視認せずとも確認することができる。つまり、表示用移動部材80を視認せずとも、搭載されるたばこ商品60が所定数N以下となるタイミングを知ることができる。
搭載部10は、たばこ商品60の並列方向を規定する側壁部12を備える。表示用移動部材80は、上述のとおり、搭載部10に搭載されるたばこ商品60の両側に突出する右側面露出部830および左側面露出部840を有する。
図12に示すとおり、本実施態様における右側面露出部830および左側面露出部840には、側壁部12の上端部12cに係合する係合部83が形成されている。上端部12cと係合部83とを係合させることによって、表示用移動部材80が支持される。
係合部83は、表示用移動部材80の側部84が上部挟持部810の下端より下垂する下垂部85と、下部挟持部820の側面との間に形成される凹部である。
表示用移動部材80の下端87は、底板部11と上端部12cとの中間に位置する。即ち、下端87は、底板部11と接してない。しかし、係合部83と上端部12cとを係合させることによって、表示用移動部材80を支持することができる。しかも、凹部である係合部83が上端部12cに沿って摺動するため、表示用移動部材80は上端部12cにガイドされ前進の移動の際、付設されたときの姿勢が左右方向にぶれることがない。
尚、本実施態様においても必要に応じて、吸引部92を設けることができる。
<第四実施形態>
本実施形態に係るマガジン400は、以下に説明する点でのみ上記の第一実施形態に係るマガジン100と相違し、その他の点では第一実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
図13を用いて第四実施形態を説明する。図13Aは、本実施形態に係るマガジン400における表示用移動部材170の正面図である。図13Bは、本実施形態に係るマガジン400の概略部分斜視図であり、搭載部10、たばこ商品60、表示用移動部材170を含み、搭載されているたばこ商品60が所定数N(具体的には3個)になる前の状態を示す説明図である。尚、図13Bにおいて、後方より4番目のたばこ商品60から最前部に位置するたばこ商品60までのたばこ商品60は図示省略している。図13Cは、本実施形態に係るマガジン400の概略部分斜視図であり、搭載されている複数のたばこ商品60が所定数N(具体的には3個)であるときの状態を示す説明図である。
本実施形態において用いられる表示用移動部材170は、図13に示すとおり、挟持部93により構成されている。即ち、表示用移動部材170の全体が挟持部93となっている。表示用移動部材170は、略長方形であって、薄厚みの板状体である。
挟持部93は、上部挟持部910と下部挟持部920を備える。上部挟持部910は、表示用移動部材170が搭載部10の前端に到達したとき、マガジン400の正面側から視認される表示部930と一致する。一方、下部挟持部920は、表示用移動部材170が搭載部10の前端に到達したとき、前壁部13の背面に位置し、マガジン400の正面側から視認されない非表示部である。
下部挟持部920の下端面96を含む下部領域には、第一磁性体部97が設けられている。第一磁性体部97は下端面96が磁極面となっている。第一磁性体部97は、表示用移動部材170の幅方向に亘って設けられており、左右方向に伸長する帯状体である。
一方、図13Bに示されるとおり、搭載部10は、たばこ商品60を支持する底板部11を有するとともに、前端部近傍に第二磁性体部98を有している。底板部11に沿って前方に摺動する表示用移動部材170は、第一磁性体部97と第二磁性体部98とが引き合うことによって吸引部99が構成される。これにより、表示用移動部材170は起立姿勢が補助される。
第二磁性体部98は、第一磁性体部97と幅寸法が略同等であり、互いに対面可能な位置に設けられている。第二磁性体部98は、前方側の端部が搭載部10の前壁部13に当接しており、これより後方側に延伸している。第二磁性体部98の後方側の端部の位置は特に限定されず、搭載部10の前壁部13と後壁部14(図1参照)との間の任意の位置であればよい。第二磁性体部98は第一磁性体部97とともに吸引部99を構成することから、表示用移動部材170の前後移動領域における底板部11に第二磁性体部98が設けられていることが好ましい。特に、前壁部13よりたばこ商品60の数個分を載置する底板部11において第二磁性体部98が設けられることが好ましい。より具体的には、前方よりたばこ商品60の5個分の距離、さらには4個分の距離、特には3個分の距離に相当する位置まで、第二磁性体部98が前壁部13より延伸していることが好ましい。
底板部11は、搭載部10の前端部において上方に傾斜する傾斜面160aを備えており、第二磁性体部98は傾斜面160aに沿って、同様に傾斜する。
本実施形態では第二磁性体部98は、底板部11に設けられている態様を説明した。この変形例としては突条部16に第二磁性体部98を設けることもできる。即ち、下端に第一磁性体部97が設けられた表示用移動部材170が、搭載部10において前進するとき、表示用移動部材70の摺動面であって第一磁性体部97と磁力で引き合うことが可能な位置に第二磁性体部98を設けることができる。第二磁性体部98は搭載部10の前端部、望ましくは前壁部13の下端に接する位置から、後方に向けて任意の距離で連続的または断続的に設けることができる。
特に、搭載部10の前端部以外に断続的に設けられる第二磁性体部98を、上述する標準的な指標として応用することができる。例えば標準的な寸法のたばこ商品60に関し残個数がN個以下であることを表示用移動部材170で表示報知する場合には、以下のような標準の指標を付すことができる。即ち上記標準の指標として、搭載部10に最大に搭載された複数のたばこ商品60のうち、後方からN個目のたばこ商品60の底面に沿う底板部11あるいは突条部16に第二磁性体部98を設けることができる。あるいは、上記後方からN個目のたばこ商品60と後方からN+1個面のたばこ商品60との境界に沿う底板部11あるいは突条部16に第二磁性体部98を設けてもよい。この標準の指標となる第二磁性体部98は表示用移動部材170を付設する際の表示用移動部材170の起立姿勢を補助する作用も発揮される。
搭載されるたばこ商品60が少なくなると、押板20の押力がたばこ商品60の残数に対し相対的に大きくなる。その結果、たばこ商品60を前方から取り出したとき、搭載されるたばこ商品60が暴れて搭載位置より上方に浮き上がり、あるいは搭載部10より落脱する場合がある。このとき、暴れるたばこ商品60に釣られて表示用移動部材170も落脱等する虞がある。これに対し、底板部11において前壁部13より後方に延伸する第二磁性体部98を設けることによって、吸引部99が構成され、表示用移動部材170の起立姿勢が補助されるため、表示用移動部材170の上記落脱等の問題が防止される。
<第五実施形態>
本実施形態は、表示用移動部材30の代わりに表示用移動部材180が用いられること以外は、マガジン100と同様に構成されている。したがって表示用移動部材180以外のマガジン構造の説明を割愛する。
図14を用いて第五実施形態を説明する。図14Aは、第五実施形態に係るマガジンにおける表示用移動部材が商品に付設された状態を示す斜視図であり、図14Bは、第五実施形態における表示移動部材の裏面図である。
本実施形態において用いられる表示用移動部材180は、左右方向に伸長する上部182と上部182の両端から下方に伸長する側部183とを有し、コの字形状の部材である。上部182と側部183の内側側面もコの字形状となっている。側部183の内側面の距離はたばこ商品60の幅寸法と概略同等であり、また上部182の幅寸法は、たばこ商品60の厚み寸法以下である。
表示用移動部材180は、上部182と側部183の内側側面によりたばこ商品60の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部が形成されている。図14に示すとおり、たばこ商品60の上面側から上記凹部をたばこ商品60に当接させることにより表示用移動部材180をたばこ商品60に載置することによってマガジン100に付設する。表示用移動部材180は、たばこ商品60に載置された状態において前記マガジンの正面側から視認される面を表示部181となす。
表示用移動部材180は、上述のとおり任意に決定されたたばこ商品60自体に載置することができるため、確実に当該任意に決定されたたばこ商品60とともに前進し、同時に搭載部10の前端に到達する。
換言すると、本実施形態にかかる表示用移動部材180は、商品の上部に嵌合させる嵌合部を有している。搭載部10に搭載された商品の中から任意に決定された商品の上部に表示用移動部材180に設けられた嵌合部を嵌合させることによって表示用移動部材をマガジンに付設することができる。本実施形態において、搭載部10に搭載される商品はたばこ商品60のように定型形状で形成された商品であることにより、上記嵌合部との嵌合により確実に表示用移動部材180を付設することができるため、好ましい。
表示用移動部材180は、正面側の面が表示部181となっている。表示部181は、たばこフェースに係らずにマガジン100の正面側から視認可能な面である。表示部181に彩度あるいは明度の高い色を着色することによって、より視認性を向上させることができる。望ましくは、マガジン100における前壁部13(たとえば図4参照)の全体あるいは広い領域を示す色に対し、明度または彩度の少なくともいずれかが異なる色で表示部181を着色することが好ましい。またマガジン100が什器に設置されることが予定される場合には、正面側から視認される什器面の色に対し、明度または彩度の少なくともいずれかが異なる色で表示部181を着色することが好ましい。
表示用移動部材180は搭載部10の前端に到達した後、たばこ商品60から取り外してもよい。あるいは表示用移動部材180は搭載部10の前端に到達した後、載置されるたばこ商品60を、上記任意に選択されたたばこ商品60(つまり表示用移動部材180が載置されたたばこ商品60)から、この後方に位置する他のたばこ商品60に変更してもよい。
側部183の内側面には、テーパー部185が設けられている。図14Bにより理解容易であるが、側部183の下方への伸長方向に対して略垂直に切断した断面において、側部183の内側面は、表示部181よりたばこ商品60に沿って後方に伸長する当接内側面186を有する。そして、当接内側面186の端部から後方に向かって外側方向に傾斜するテーパー部185が形成されている。テーパー部185の存在により、任意に選択されたたばこ商品60に載置された表示用移動部材180の表示部181を指などで軽く押して後方へとスライドさせて後方のたばこ商品60の上部に上記凹部を当接させて載置させることが可能である。
本実施形態において用いられる表示用移動部材180は、以下の構成のマガジンに広く汎用することができる。即ち、上記マガジンとしては、少なくとも複数のたばこ商品60が前後方向に一列に搭載される搭載部10と、搭載部10に沿って前後するように設けられた押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部材(たとえばリール50)と、を備える。
表示用移動部材180は、たばこ商品60の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有しており、任意に選択されたたばこ商品60の上面側から上記凹部をたばこ商品に当接させることにより載置される。
表示用移動部材180は、たばこ商品60への載置が容易である。しかも確実に任意に選択されたたばこ商品60とともに前進し、かつ搭載部10の前端に到達する。また表示用移動部材180をマガジン100に付設するにおいて、マガジン100に特段の構成を要しない。したがって規定の機能として残個数表示機能を備えない任意のマガジンに、表示用移動部材180を用いることによって、容易に上記任意のマガジンにおいて残個数表示機能を付与することができる。
本発明のマガジンにおける表示用移動部材および本発明の表示用移動部材は、さらに以下の態様を包含する。即ち、上述する表示用移動部材は、表示部よりも前方方向に位置する表示予告部および上記表示部と上記表示予告部を連結する腕部を更に設けた態様とすることができる。かかる態様の例に関し、図15を用いて説明する。
図15Aは、表示予告部870を備える表示用移動部材800の正面図である。図15Bは、表示予告部870を備える表示用移動部材800が付設されたマガジン301の概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nになる前の状態を示す。図15Cは、表示予告部870を備える表示用移動部材800が付設されたマガジン301の概略部分斜視図であり、搭載されている複数の商品が所定数Nであるときの状態を示す。マガジン301を用いて説明する本発明の態様では、具体的には所定数Nが1のときの例を示す。
尚、図15Bおよび図15Cにおいて付勢部材であるリール50は図示省略している。また表示用移動部材800およびマガジン301は、後述にて説明する事項以外は、図12における表示用移動部材80およびマガジン300と同様の構成を備える。
図15に示すマガジン301は、表示用移動部材800を備える。表示用移動部材800は、上端露出部850を有さず、かつ、表示予告部870および腕部860を備えること以外は、図12に示す表示用移動部材80と同様の構成を備えている(図15A)。
腕部860は、例えば、一方方向に伸長する棒状体あるいはプレート部材などの長尺部材を用いることができる。上記長尺部材は、一端を前方に向けた姿勢で、他端を表示用移動部材の任意の位置に接合して設けることができる。たとえば、上記長尺部材の上記他端を表示部82と同一面内に接合することにより腕部860を表示用移動部材800に固定することができる。上記接合とは、当接した状態を固定することができる手段であればよく、接着剤などによる接着、磁性体同士の吸引、あるいは長尺部材を着脱可能に表示用移動部材に取り付けることができる取り付け部を長尺部材の上記他端に設けることができる。
表示予告部870は、腕部860の上記一方の端部に設けることができる。図15に示す腕部860は、一方方向に伸長する長尺部材であり、上記長尺部材の前端が上方に任意の角度で屈曲する屈曲端を有している。表示予告部870は、上記屈曲端を含む。上記屈曲端は、上記長尺部材の前端を下方に任意の角度で屈曲させることにより構成されてもよい。
表示予告部870を屈曲端として設けることにより、マガジン300の正面側から視認される屈曲端の側面部、即ち、屈曲端の前方側の側面部を表示予告部870に含ませることにより、表示予告部870の視認面を任意に増大させることができる。
尚、腕部860に屈曲端を設けず、腕部860である長尺部材の前端面あるいは前端面を含む前端近傍を上記表示予告部とすることができる。
図15Bおよび図15Cに示す腕部860は、一方方向に伸長する長尺部材であり、表示用移動部材800が搭載部10に付設されたとき、上記長尺部材は、側壁部12と平行な面において前後方向に伸長している。また上記長尺部材は、側壁部12の上端面より上方に位置している。
特に搭載部10の側壁部12の上端面より上方であってたばこ商品60の横側面に沿って腕部860を伸長させることによって、表示予告部870の前後方向の移動経路を確保し易い。
腕部860の一方の端部は、表示用移動部材800の右側面露出部830の任意の位置に接合することができる。
図15Bに示すとおり、マガジン301において、表示用移動部材800は、搭載部10における最後方に位置するたばこ商品60bの前面に当接するよう付設されている。腕部860の前後方向の長さは、たばこ商品60の2個分の厚み寸法と略同等の長さを有する。尚、他の実施態様と同様に、表示用移動部材800の付設される位置は、任意に決定することができる。これにより表示部82により表示報知される残個数を変更することができる。
表示用移動部材800が前方に移動し、表示用移動部材800の前に2個のたばこ商品60が搭載された状態になったとき、表示予告部870が搭載部の前端に到達し表示状態となる。これによって残個数が残り少ないことがオペレータに予告的に表示報知される。
そして、図15Cに示すとおり、表示用移動部材800が搭載部10の前端に到達したとき、表示部82がマガジン正面から視認される表示状態となる。これによって残個数が残り1個であることがオペレータに表示報知される。
以上のとおり、表示予告部870を設けることにより、残個数が表示報知される前に、予告的に残個数が少ないことを表示報知することができる。つまり、搭載部10に搭載されるたばこ商品60が減少することにより、表示予告部870と表示部82とが段階的にマガジン301の正面側より視認される。オペレータは、表示予告部870を視認することにより、たばこ商品60の残数が残り少なくなったことを知り、さらにその後に表示部82を視認することによって、正確に残個数が何個になったかを知ることができる。表示予告部870は、搭載部10の前端に到達し、さらに表示用移動部材800が前進するとき、搭載部10の前壁部よりもさらに前方に突出してよい。搭載部10の前壁部よりもさらに前方に突出する腕部860の長さが長くなるにつれて、オペレータに、さらに残個数が少なくなったこと段階的に報知することができる。
表示予告部を備える表示用移動部材の異なる態様の例として、図示省略する以下の態様を挙げることができる。
表示用移動部材における挟持部(例えば図13における上部挟持部910など)に表示予告部を連結するために、L字状の腕部を用いてもよい。上記L字状の腕部は、搭載部に搭載される商品間に挟持される挟持部から商品の前面または背面に略平行に沿って伸長し、商品の上側面、横側面または下側面のいずれかに沿う方向に屈曲するL字状の部材である。L字状の腕部は、商品間に挟持される挟持部と、商品の上側面、横側面または下側面のいずれかに沿って前方に伸長する露出部を備える。上記挟持部と上記露出部とは、商品の前面または背面と、上側面、横側面または下側面のいずれかとの面で構成される角度と等しい角度で屈曲してよいが、これに限定されない。L字状の腕部における露出部であって搭載部の前方に面する端面あるいは当該端面を含む近傍を表示予告部とすることができる。
あるいは、表示予告部を備える表示用移動部材の異なる態様の例として、図示省略する以下の態様を挙げることができる。
即ち、図14に示すとおり、たばこ商品60の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、たばこ商品60の上面側から上記凹部をたばこ商品60に当接させることにより載置される表示用移動部材180に表示予告部を設けることができる。
上記凹部は、上部182と側部183とより構成されている。側部183の前面に上記腕部の一端を接合し、他端を前方に伸長させるとともに、当該他端に表示予告部を設けることができる。
尚、表示予告部は、上述する腕部の適切な端部にさらに別体の部材を設置して、これを表示予告部としてもよい。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンであって、前記搭載部に搭載されている複数の前記商品のうち任意に選択された一の商品の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される表示用移動部材を備え、前記表示用移動部材は、表示部を有し、任意に選択された前記一の商品の前進に連動して前記表示用移動部材が前進し、前記一の商品が最前位置に到達することにより、前記表示用移動部材も前記搭載部の最前部に到達することを特徴とするマガジン。
(2)前記表示用移動部材は、任意に選択された一の商品と、当該商品の前側に隣り合う他の商品との間に挟持される挟持領域を有する上記(1)に記載のマガジン。
(3)前記挟持領域の一部に前記表示部を備える上記(2)に記載のマガジン。
(4)前記挟持領域から連続するとともに、商品の外郭より外側に突出して露出する露出部を有し、前記露出部の少なくとも一部が前記表示部である上記(2)または(3)に記載のマガジン。
(5)前記搭載部は、前記商品の並列方向を規定する側壁部を備え、前記露出部は、搭載される前記商品の右側に突出する右側面露出部および左側に突出する左側面露出部を含み、前記右側面露出部および前記左側面露出部には、前記側壁部の上端部に係合する係合部が形成されており、前記上端部と前記係合部とを係合させることによって、前記表示用移動部材が支持される上記(4)に記載のマガジン。
(6)前記表示用移動部材は、第一磁性体部を有し、前記搭載部の前端に到達した前記表示用移動部材における前記第一磁性体部と磁力により引き合う第二磁性体部が前記搭載部の前端近傍に設けられている上記(1)から(5)のいずれか一項に記載のマガジン。
(7)前記表示用移動部材は、下端に前記第一磁性体部を有し、前記搭載部は、前記商品を支持する底板部を有するとともに、前端部近傍に前記第二磁性体を有し、前記底板部に沿って前方に摺動する前記表示用移動部材は、前記第一磁性体部と前記第二磁性体部とが引き合うことによって、起立姿勢を補助される上記(6)に記載のマガジン。
(8)前記押板と前記搭載部の前端とを連結する連結部材を備え、一方、前記表示用移動部材が、前記挟持領域の下方において前記商品の下側に突出するとともに前後方向に貫通する貫通孔が設けられた下側突出部を有し、前記連結部材が前記貫通孔を貫通している上記(2)から(7)のいずれか一項に記載のマガジン。
(9)前記付勢部材が巻きバネを含み、前記連結部材が、前記巻きバネまたは前記巻きバネからの延長部材である上記(8)に記載のマガジン。
(10)前記挟持領域を含む挟持面の厚みが、前記搭載部において前記押板の最後部位置から最前部位置までの商品搭載可能領域における前後方向の最大距離の値から、一つの前記商品の厚み寸法に前記搭載部に搭載可能な前記商品の最大数を乗じた長さの値を引いた値以下である上記(2)から(9)のいずれか一項に記載のマガジン。
(11)前記表示用移動部材が、前記商品の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、前記商品の上面側から前記凹部を前記商品に当接させることにより前記表示用移動部材を載置して付設可能である上記(1)に記載のマガジン。
(12)前記表示用移動部材は、前記表示部よりも前方方向に位置する表示予告部および前記表示部と前記表示予告部を連結する腕部を備える上記(1)から(11)のいずれか一項に記載のマガジン。
(13)前記腕部が、一方方向に伸長する長尺部材であり、前記長尺部材の前端は、上方または下方に任意の角度で屈曲する屈曲端を有し、前記表示予告部は、前記屈曲端を含む上記(12)に記載のマガジン。
(14)複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、前記搭載部に搭載される前後に隣り合う前記商品の間に挟持される挟持部を有し、前記挟持部が、商品の幅寸法以下の幅寸法および前記搭載部の前端部の高さ寸法以上の高さ寸法を備え、前記搭載部の前記前端部に位置するとき、前記前端部より露出する面が表示部であることを特徴とする表示用移動部材。
(15)複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、前記商品の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、前記商品の上面側から前記凹部を前記商品に当接させることにより載置されるとともに、載置された状態において前記マガジンの正面側から視認される面を表示部となすことを特徴とする表示用移動部材。
(16)前記表示部よりも前方方向に位置する表示予告部および前記表示部と前記表示予告部を連結する腕部を備える上記(14)または(15)に記載の表示用移動部材。
(17)前記腕部が、一方方向に伸長する長尺部材であり、前記長尺部材の前端は、上方または下方に任意の角度で屈曲する屈曲端を有し、前記表示予告部は、前記屈曲端を含む上記(16)に記載の表示用移動部材。
10・・・搭載部、11・・・底板部、11a・・・スリット、11b・・・係止部、12・・・側壁部、12c・・・上端部、13・・・前壁部、13a・・・前板部、13b・・・後板部、14・・・後壁部、14a・・・前板部、14b・・・後板部、16・・・突条部、16a・・・傾斜部、17・・・ラベルホルダ、18・・・ラベルホルダ、19・・・ブレード、20・・・押板、21・・・摺動板、22・・・背板、25・・・リール保持部、30・・・表示用移動部材、31・・・表示部、32・・・挟持部、33・・・脚部、34・・・底面凹部、50・・・リール、51・・・リール紐、52・・・留め具、53・・・ケース、60・・・たばこ商品、70・・・表示用移動部材、71・・・表示部、73・・・脚部、74・・・連結部、75・・・切欠部、76・・・挟持部、77・・・窓部、78・・・開口部、79・・・下側突出部、80・・・表示用移動部材、81・・・挟持部、82・・・表示部、83・・・係合部、84・・・側部、85・・・下垂部、87・・・下端、90・・・第一磁性体部、91・・・第二磁性体部、92・・・吸引部、93・・・挟持部、96・・・下端面、97・・・第一磁性体部、98・・・第二磁性体部、99・・・吸引部、100・・・マガジン、160a・・・傾斜面、170・・・表示用移動部材、180・・・表示用移動部材、181・・・表示部、182・・・上部、183・・・側部、185・・・テーパー部、186・・・当接内側面、200・・・マガジン、300・・・マガジン、301・・・マガジン、400・・・マガジン、702・・・下端、800・・・表示用移動部材、810・・・上部挟持部、820・・・下部挟持部、830・・・右側面露出部、840・・・左側面露出部、850・・・上端露出部、860・・・腕部、870・・・表示予告部、910・・・上部挟持部、920・・・下部挟持部、930・・・表示部

Claims (17)

  1. 複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンであって、
    前記搭載部に搭載されている複数の前記商品のうち任意に選択された一の商品の前面、上面、および側面の少なくともいずれかに当接して付設される表示用移動部材を備え、
    前記表示用移動部材は、表示部を有し、
    任意に選択された前記一の商品の前進に連動して前記表示用移動部材が前進し、前記一の商品が最前位置に到達することにより、前記表示用移動部材も前記搭載部の最前部に到達することを特徴とするマガジン。
  2. 前記表示用移動部材は、任意に選択された前記一の商品と、当該商品の前側に隣り合う他の商品との間に挟持される挟持領域を有する請求項1に記載のマガジン。
  3. 前記挟持領域の一部に前記表示部を備える請求項2に記載のマガジン。
  4. 前記挟持領域から連続するとともに、商品の外郭より外側に突出して露出する露出部を有し、
    前記露出部の少なくとも一部が前記表示部である請求項2または3に記載のマガジン。
  5. 前記搭載部は、前記商品の並列方向を規定する側壁部を備え、
    前記露出部は、搭載される前記商品の右側に突出する右側面露出部および左側に突出する左側面露出部を含み、
    前記右側面露出部および前記左側面露出部には、前記側壁部の上端部に係合する係合部が形成されており、前記上端部と前記係合部とを係合させることによって、前記表示用移動部材が支持される請求項4に記載のマガジン。
  6. 前記表示用移動部材は、第一磁性体部を有し、
    前記搭載部の前端に到達した前記表示用移動部材における前記第一磁性体部と磁力により引き合う第二磁性体部が前記搭載部の前端近傍に設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載のマガジン。
  7. 前記表示用移動部材は、下端に前記第一磁性体部を有し、
    前記搭載部は、前記商品を支持する底板部を有するとともに、前端部近傍に前記第二磁性体を有し、
    前記底板部の上に沿って前方に摺動する前記表示用移動部材は、前記第一磁性体部と前記第二磁性体部とが引き合うことによって、起立姿勢を補助される請求項6に記載のマガジン。
  8. 前記押板と前記搭載部の前端とを連結する連結部材を備え、
    一方、前記表示用移動部材が、前記挟持領域の下方において前記商品の下側に突出するとともに前後方向に貫通する貫通孔が設けられた下側突出部を有し、
    前記連結部材が前記貫通孔を貫通している請求項2から7のいずれか一項に記載のマガジン。
  9. 前記付勢部材が巻きバネを含み、
    前記連結部材が、前記巻きバネまたは前記巻きバネからの延長部材である請求項8に記載のマガジン。
  10. 前記挟持領域を含む挟持面の厚みが、
    前記搭載部において前記押板の最後部位置から最前部位置までの商品搭載可能領域における前後方向の最大距離の値から、一つの前記商品の厚み寸法に前記搭載部に搭載可能な前記商品の最大数を乗じた長さの値を引いた値以下である請求項2から9のいずれか一項に記載のマガジン。
  11. 前記表示用移動部材が、前記商品の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、
    前記商品の上面側から前記凹部を前記商品に当接させることにより前記表示用移動部材を載置して付設可能である請求項1に記載のマガジン。
  12. 前記表示用移動部材は、前記表示部よりも前方方向に位置する表示予告部および前記表示部と前記表示予告部を連結する腕部を備える請求項1から11のいずれか一項に記載のマガジン。
  13. 前記腕部が、一方方向に伸長する長尺部材であり、
    前記長尺部材の前端は、上方または下方に任意の角度で屈曲する屈曲端を有し、
    前記表示予告部は、前記屈曲端を含む請求項12に記載のマガジン。
  14. 複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、
    前記搭載部に搭載される前後に隣り合う前記商品の間に挟持される挟持部を有し、
    前記挟持部が、商品の幅寸法以下の幅寸法および前記搭載部の前端部の高さ寸法以上の高さ寸法を備え、
    前記搭載部の前記前端部に位置するとき、前記前端部より露出する面が表示部であることを特徴とする表示用移動部材。
  15. 複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、を備えるマガジンに用いられる表示用移動部材であって、
    前記商品の上面および両側面の3か所に当接可能な凹部を有し、
    前記商品の上面側から前記凹部を前記商品に当接させることにより載置されるとともに、載置された状態において前記マガジンの正面側から視認される面を表示部となすことを特徴とする表示用移動部材。
  16. 前記表示部よりも前方方向に位置する表示予告部および前記表示部と前記表示予告部を連結する腕部を備える請求項14または15に記載の表示用移動部材。
  17. 前記腕部が、一方方向に伸長する長尺部材であり、
    前記長尺部材の前端は、上方または下方に任意の角度で屈曲する屈曲端を有し、
    前記表示予告部は、前記屈曲端を含む請求項16に記載の表示用移動部材。
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