JP2016093282A - マガジン及び什器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マガジン100は、前壁部13、側壁部12および底板部11を有する搭載部10と、前後移動する押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部材と、押板20が前後方向の所定の位置を通過する際に揺動する揺動部材30と、搭載部10に搭載される商品の個数が所定数N以下となったことを報知する残個数表示部40と、を備え、前進する押板20が所定の位置を通過し揺動部材30が揺動することに連動して残個数表示部40が上方または下方に移動し表示位置と待避位置とに遷移することによって、商品の個数が所定数N以下になったことを報知し、残個数表示部40は、前壁部13の後方において搭載部10の幅方向に長辺を有して配置され、表示位置における当該長辺の視認可能な寸法が、底板部11の幅寸法2分の1以上である。
【選択図】図1
Description
多様な商品のうち、例えばたばこ商品などの特定の商品を陳列するための什器は、電子キャッシュレジスタなどの販売処理装置が載置されたレジカウンタ上またはその周辺に配置されることが一般的である。ここでいうたばこ商品とは、実際に喫煙される紙巻たばこではなく、複数の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージを意味している。
本発明に関して特段の断りがない場合には、上下方向は、任意の箇所に設置されたマガジンにおいて、天方向を上方向、天方向と反対の方向(即ち、地面方向)を下方向という。また同様に前後方向とは、マガジンの相対的に前壁部側を前方といい後壁側を後方という。また同様に左右方向とは、マガジンの幅方向であってマガジンに向かって正面視したときに右側を右方向、左側を左方向という。また本明細書において正面視とは、マガジンの外側から前壁部を正面に見ることをいう。
本発明のマガジンにおいて上記報知は、マガジンに設けられた残個数表示部が表示位置または待避位置に遷移することにより行われる。ここで表示位置とは、残個数表示部が正面視される位置にあることをいい、待避位置とは、残個数表示部が正面視されない位置または正面視される残個数表示部に対して相対的に正面視され難い位置にあることをいう。
以下に図1から図5を用いて本発明の第一実施形態を説明する。図1(a)は、第一実施形態にかかるマガジン100の斜視図であって、押板20が所定の位置よりも後方にあり、残個数表示部40が待避位置にある状態を示している。図1(b)は、第一実施形態にかかるマガジン100の斜視図であって、押板20が所定の位置を通過し残個数表示部40が表示位置にある状態を示す。尚、図1では搭載される商品の図示を省略している。図2(a)は、マガジン100の裏面図であって、残個数表示部40が待避位置にある状態を示している。図2(b)は、マガジン100の裏面図であって、残個数表示部40が表示位置にある状態を示している。図3(a)は、マガジン100の部分側面図であって、残個数表示部40が待避位置にある状態を示し、図3(b)は、マガジン100の部分側面図であって、残個数表示部40が表示位置にある状態を示す。尚、図3(a)、(b)は、図1(a)、図1(b)に対し、前後方向に側壁部12に沿って揺動部材30の設けられた位置で切断してなる切断面である。図4は、マガジン100の揺動部材30の支持部70近傍を拡大して示す部分裏面図である。図5は、マガジン100における残個数表示部40の幅方向端部の少なくとも一方と、側壁部12の内側面12aと、の位置関係を説明する概念図であり、説明に必要な構成だけを適宜選択して図示している。
マガジン100は、前進する押板20が、所定の位置を通過し揺動部材30が揺動することに連動して残個数表示部40が上方または下方に移動し表示位置と待避位置とに遷移することによって商品の個数が所定数N以下になったことを報知する。
残個数表示部40が配置される前壁部13の後方とは、前壁部13の背面側である。本実施形態では、残個数表示部40は、前後方向において、前壁部13の背面側であって搭載部10に搭載された最前位置のたばこ商品60の前面よりも前方に配置されている
底板部11は、上面側であってスリット62の両脇に、上方に向かって起立し、前後方向に延在する突条部16が形成されている(図1参照)。たばこ商品60は、これら突条部16間に架設されるようにして、搭載部10に搭載される。たばこ商品60は、押板20により前方に移動される際に、これら突条部16と、左右の側壁部12と、にガイドされて前方に摺動する。
第一傾斜板170と第二傾斜板172との間には、適当なスペースが確保されており、たばこ商品60のプライスカードや商品カードなどの任意のラベルを挿込み可能なラベルホルダ18(図3参照)が形成されている。ラベルホルダ18の少なくとも一部は、上方に移動した残個数表示部40の上端よりも上方に位置しており、残個数表示部40の上下移動によらず、ラベルホルダ18に挿入された適宜のラベルを正面視させ得る。尚、本実施形態ではラベルホルダ18にラベルが挿入されていない状態を示している。
本実施形態における残個数表示部40は、上方に移動することによって、上端を含む少なくとも一部が前壁部13の上端を超えて表示状態となる。図示省略する本実施形態の変形例は、上方に移動した残個数表示部40の上端部が、前壁部13の上端を超えず、前壁部13に設けられた前後方向に透視可能な透明部を介して正面視されることによって表示状態となる態様を含む。上記透明部としては、たとえば前壁部13の任意の箇所をくり抜いて形成された窓部などがある。また前壁部13の任意の箇所を選択的に透明に構成することによって上記透明部を形成してもよい。ここで透明とは、無色透明または有色透明の部材が配置されている場合を含む。
上述のとおり幅広に形成された残個数表示部40は、表示位置において正面視における視認性が顕著に高く、たばこ商品60の残数が少なくなったことをオペレータに対し良好に報知することができる。本実施形態では、表示位置に遷移した残個数表示部40は、幅方向全体が正面視されるため、特に視認性が高い。
かかる構成によれば、幅広の残個数表示部40の配置安定性が向上する。図示する仮想の残個数表示部40のように、図示省略する前壁部13の主面と平行な面内方向において幅方向端部の上下位置が互いにずれた場合にも、残個数表示部40は、幅方向端部を内側面12aに当接させて当該ずれを小さく抑えることができる。かかる観点からは、残個数表示部40の幅方向端部の両側が、内側面12aに対し、高さ寸法Aの2分の1未満となるよう近接していることがより好ましい。
本実施形態において図示する残個数表示部40は、構成の単純化の観点から、後述する揺動部材30に設けられた連係部32の前端に片持ちされている。このような場合には、特に、揺動部材30に固定されてない他端が、自重で下方に下がる傾向にある。かかる場合には、上記距離Bと上記高さ寸法Aとの関係を上述のとおり調整することが好ましい。ただし残個数表示部40を連係部32の前端で片持ちする態様は、単なる一例であって、本発明を何ら拘束するものではない。
即ち、マガジン100は、残個数表示部40の下端が側壁部12の下端12bを超えて下方に下垂することを規制する下垂規制手段を備えることが好ましい。
本実施形態では、具体的には、図2に示すとおり、前壁部13の内側面13aに下方に移動して待避位置にある残個数表示部40の下端に当接して支持する突部42が設けられている。突部42は、残個数表示部40を下支えする。
これにより、たとえばマガジン100を多段に積層してなる什器300(図7参照)において、以下の効果が発揮される。即ち、上段のマガジン100の残個数表示部40が下端12bを超えて下垂し、下段のマガジン100または什器300の什器枠体310と接触することにより発生する不具合は、上記下垂規制手段によって回避される。
厳密には、側壁部12の主面に平行な面内において回転方向に揺動する。回転方向に揺動する揺動部材30の揺動は、その前端(連係部32の前端)において観察すると、当該前端が上下に移動する程度である。即ち、揺動部材30の回転揺動によって上下に移動する上記前端は、厳密には前後方向の移動も含まれるが、肉眼で観察するレベルでは、前後方向の移動は認識されない程度である。
これにより、支持部70の配置位置が幅方向にずれることが防止される。
複数の支持部70のそれぞれに対して、支持面140として、一方側の側壁部12から順に、第一支持面140a、第二支持面140b、第三支持面140cが設けられている。第一支持面140aは、側壁部12の内側面12aを支持面として利用している。側壁部12は、搭載部10を構成する主たる構成として立設姿勢が安定している。そのため、側壁部12の内側面12aを支持面140aとして利用することにより、別途、支持面140aを設けることなく安定した支持面140aを確保することができる。したがって複数の支持部70の内の1つの支持面140として内側面12aを利用することは好ましい。第二支持面140bは、第一支持面140aとの間に、第一支持部72と第二支持部74を挟み込むように、底板部11の下面から下方に垂下して立設されている。具体的には、第二支持部74の第三支持部76側に対向する面と、第二支持面140bとが当接している。
第三支持面140cは、底板部11の下面から下方に突出した突部である。第三支持面140cに対し、第三支持部76の第二支持面140bとは反対側の面が当接している。第三支持面140cは、補助的に支持部70を支持する部材である。
具体的には、図4に示すとおり、第一支持面140aおよび第二支持面140bには、それぞれ第一傾斜部142aおよび第二傾斜部142bが設けられている。第一傾斜部142aおよび第二傾斜部142bは互いに対向しており、下方から上方に向けて傾斜している。第一傾斜部142aおよび第二傾斜部142bに沿わせて、第一支持部72と第二支持部74を下方から上方に押し込むことによって、容易にマガジン100に対し揺動部材30を装着することができる。
本実施形態において、残個数表示部40は揺動部材30と一体不可分に設けられている。そのため揺動部材30の揺動に直接に残個数表示部40の動作を連動させることができる。したがって、底板部11の下面と側壁部12の下端12bとの間の限定された空間において行われる揺動部材30の上下揺動の動作が、効率良く残個数表示部40の上下の動作を促す。
連係部32は、板状の長尺部材であって、板状の一方側の面と底板部11の底面とが対向しており、反転が防止され配置位置が安定している。
尚、搭載されるたばこ商品60は銘柄により、前後厚み寸法が異なる場合があり、一の銘柄のたばこ商品60の所定数Nは、他の銘柄のたばこ商品60の所定数Nと異なる場合がある。
かかる構成によれば、押板20の前方移動の動作を直接に揺動部材30に作用させることが可能であり、揺動部材30をスムーズに動作させることができる。
以上のとおり、作用部80は、連係部32の下面に入り込んで連係部32を上方に押し上げるとともに、その状態で前方に向かって当該下面を摺動する。そのため、連係部32およびこの前端に設けられた残個数表示部40の上方への移動が確実に実行されるとともに残個数表示部40の配置が表示位置に維持される。
被摺動開始部110が後方から前方に向けて下り傾斜することにより、作用部80をスムーズに連係部32の下面にガイドすることができる。
次に、本発明の第二実施態様についてマガジン200を用いて説明する。図6(a)は、第二実施形態にかかるマガジン200の部分側面図であって、押板20が所定の位置よりも後方にあり、残個数表示部40が表示位置にある状態を示している。図6(b)は、マガジン200の部分側面図であって、押板20が所定の位置よりも前方にあり、残個数表示部40が待避位置にある状態を示す。マガジン200は、以下に説明する以外の構成についてはマガジン100と同様に構成することができる。そのため、マガジン200について、マガジン100と同様の構成についての説明は適宜省略する。
一方、マガジン200は、搭載されたたばこ商品60が所定数N以下となったとき(即ち押板20が所定の位置を通過したとき)、待避位置に遷移し、この結果、報知部44が露出し正面視可能となる。オペレータは、報知部44を視認することによって、搭載されたたばこ商品60の残個数が少なくなったことを知ることができる。
被摺動開始部110が後方から前方に向けて上り傾斜することにより、作用部80をスムーズに連係部32の上面にガイドすることができる。
例えば、残個数表示部40を前壁部13と同色または同系の色に着色し、一方、報知部44を前壁部13とは識別し易い(視認性の高い)色とすることが好ましい。たとえば、前壁部13および残個数表示部40を白または黒などの無彩色とし、上記無彩色に対し視認性の高い色として例えば報知部44を赤色や黄色などの彩度の高い色に着色することも好ましい。
次に本発明の什器の一例として、第三実施態様である什器300を、図7を用いて説明する。図7(a)は、第三実施形態にかかる什器300の一例を示す正面図である。図7(b)は、図7(a)に示す什器300のA−A断面線において切断された断面の一部を示す部分断面図であり、詳しくは、什器300を構成するマガジン100aおよび、マガジン100aの下段に位置するマガジン100bを上下方向に切断してなる断面を示す。尚、図7(a)における残個数表示部40は、理解の容易のために黒く塗りつぶされている。
什器300は、マガジン100の積層体構造を有する。什器300に用いられるマガジン100は、残個数表示部40が、前壁部13の後方において搭載部10の幅方向に長辺を有して配置され、表示位置における長辺の視認可能な寸法が、底板部の幅寸法2分の1以上である。即ち、残個数表示部40は、幅広であって視認性が高い。
尚、什器300に用いられるマガジン100は、第一実施形態において説明したマガジン100と同様であるため、詳細な説明はここでは割愛する。
(1)前壁部、側壁部および複数の商品を搭載するための底板部を有し前記商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記押板が前後方向の所定の位置を通過する際に揺動する揺動部材と、前記搭載部に搭載される前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下となったことを報知する残個数表示部と、を備え、前進する前記押板が前記所定の位置を通過し前記揺動部材が揺動することに連動して前記残個数表示部が上方または下方に移動し表示位置と待避位置とに遷移することによって、前記個数が前記所定数N以下になったことを報知するマガジンであって、
前記残個数表示部は、前記前壁部の後方において前記搭載部の幅方向に長辺を有して配置され、前記表示位置における前記長辺の視認可能な寸法が、前記底板部の幅寸法2分の1以上であることを特徴とするマガジン。
(2)前記底板部が、前記押板の前後移動をガイドするためのガイド部を有し、
正面視において、前記残個数表示部が前記ガイド部を跨いで前記幅方向の両側に亘って延在している上記(1)に記載のマガジン。
(3)前記残個数表示部の少なくとも一方の幅方向端部と、前記側壁部の内側面と、の幅方向における距離が、前記残個数表示部の高さ寸法の2分の1未満である上記(1)または(2)に記載のマガジン。
(4)前記残個数表示部の下端が前記側壁部の下端を超えて下方に下垂することを規制する下垂規制手段を備える上記(1)から(3)のいずれか一項に記載のマガジン。
(5)前記揺動部材が、前記底板部の下方であって前後方向の中間部において支持された支持部と、前記支持部および前記残個数表示部を連係する連係部と、を備えるとともに、
前記押板が、前記底板部の下方において幅方向に突出する作用部を備え、
前記作用部が前記連係部に作用することにより、前記揺動部材が上方向または下方向に揺動する上記(1)から(4)のいずれか一項に記載のマガジン。
(6)前記残個数表示部が前記連係部の前端部に設けられ、
前記押板が前記所定の位置より後方にあるとき、前記連係部の少なくとも後端部側が前記支持部よりも下位に位置し、
前記押板が前記所定の位置を通過することにより、前記押板とともに前進する前記作用部が、前記連係部の後端部側から前端部側に向けて前記連係部の下面に接し前記下面を摺動するとともに前記連係部を上方に押し上げることによって作用し、前記連係部の上方の移動に連動して前記残個数表示部が上方に移動する上記(5)に記載のマガジン。
(7)前記揺動部材の後端部であって前記作用部が摺動を開始する被摺動開始部は、後方から前方に向けて下り傾斜している上記(6)に記載のマガジン。
(8)前記残個数表示部が、前記連係部の前端部に設けられるとともに、自重による下方移動を規制するための位置規制手段により高さ位置を規制可能であり、
前記押板が前記所定の位置より後方にあるとき、前記残個数表示部は、前記位置規制手段により前記高さ位置を規制され、かつ
前記押板が前記所定の位置を通過することにより、前記押板とともに前進する前記作用部が、前記連係部の後端部側から前端部側に向けて前記連係部の上面に接し前記上面を摺動するとともに前記位置規制手段の規制に抗して前記連係部を下方に押し下げることによって作用し、前記連係部の下方の移動に連動して前記残個数表示部が下方に移動する上記(5)に記載のマガジン。
(9)前記揺動部材の後端部であって前記作用部が摺動を開始する被摺動開始部は、後方から前方に向けて上り傾斜している上記(8)に記載のマガジン。
(10)前記作用部の前端部であって前記揺動部材に対し摺動を開始する摺動開始部は、前記揺動部材の前記被摺動開始部と略同角度で傾斜している上記(7)または(9)に記載のマガジン。
(11)前記底板部の下面から下方に延在するとともに法線が幅方向に指向する2以上の支持面が、互いに対向して設けられ、
前記支持部が、対向する前記支持面に対し揺動可能に隙間なく当接している上記(5)から(10)のいずれか一項に記載のマガジン。
(12)前記支持面の下端部に、対向する他の前記支持面との対向間距離が縮小するよう上方に向けて傾斜する傾斜部が設けられている上記(11)に記載のマガジン。
(13)前記底板部の前端部が、前方に向けて上り傾斜したスロープを有するとともに、
前記揺動部材の前端部が、前記スロープに沿って上り傾斜するよう屈曲した屈曲部を有する上記(1)から(12)のいずれか一項に記載のマガジン。
(14)上記(1)から(13)に記載のいずれか一項に記載のマガジンを多段に積層してなることを特徴とする什器。
11・・・底板部
11b・・・係止部
12・・・側壁部
12a・・・内側面
12b・・・下端
13・・・前壁部
13a・・・内側面
14・・・後壁部
15・・・スロープ
16・・・突条部
18・・・ラベルホルダ
19・・・ブレード
20・・・押板
21・・・摺動板
22・・・挟持部
23・・・背板
25・・・リール保持部
30・・・揺動部材
32・・・連係部
34・・・屈曲部
40・・・残個数表示部
42・・・突部
44・・・報知部
50・・・リール
51・・・リール紐
52・・・留め具
53・・・ケース
54・・・保護部材
60・・・たばこ商品
62・・・スリット
70・・・支持部
72・・・第一支持部
74・・・第二支持部
76・・・第三支持部
80・・・作用部
90・・・バネ
100、100a、100b、200・・・マガジン
110・・・被摺動開始部
120・・・摺動開始部
140・・・支持面
140a・・・第一支持面
140b・・・第二支持面
140c・・・第三支持面
142・・・傾斜部
142a・・・第一傾斜部
142b・・・第二傾斜部
170・・・第一傾斜板
172・・・第二傾斜板
174・・・傾斜板支持軸
180・・・基板
300・・・什器
310・・・什器枠体
510・・・棚底面
A・・・高さ寸法
B・・・距離
Claims (14)
- 前壁部、側壁部および複数の商品を搭載するための底板部を有し前記商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、前記搭載部に沿って前後移動するように設けられた押板と、前記押板を前方に付勢する付勢部材と、前記押板が前後方向の所定の位置を通過する際に揺動する揺動部材と、前記搭載部に搭載される前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下となったことを報知する残個数表示部と、を備え、前進する前記押板が前記所定の位置を通過し前記揺動部材が揺動することに連動して前記残個数表示部が上方または下方に移動し表示位置と待避位置とに遷移することによって、前記個数が前記所定数N以下になったことを報知するマガジンであって、
前記残個数表示部は、前記前壁部の後方において前記搭載部の幅方向に長辺を有して配置され、前記表示位置における前記長辺の視認可能な寸法が、前記底板部の幅寸法2分の1以上であることを特徴とするマガジン。 - 前記底板部が、前記押板の前後移動をガイドするためのガイド部を有し、
正面視において、前記残個数表示部が前記ガイド部を跨いで前記幅方向の両側に亘って延在している請求項1に記載のマガジン。 - 前記残個数表示部の少なくとも一方の幅方向端部と、前記側壁部の内側面と、の幅方向における距離が、前記残個数表示部の高さ寸法の2分の1未満である請求項1または2に記載のマガジン。
- 前記残個数表示部の下端が前記側壁部の下端を超えて下方に下垂することを規制する下垂規制手段を備える請求項1から3のいずれか一項に記載のマガジン。
- 前記揺動部材が、前記底板部の下方であって前後方向の中間部において支持された支持部と、前記支持部および前記残個数表示部を連係する連係部と、を備えるとともに、
前記押板が、前記底板部の下方において幅方向に突出する作用部を備え、
前記作用部が前記連係部に作用することにより、前記揺動部材が上方向または下方向に揺動する請求項1から4のいずれか一項に記載のマガジン。 - 前記残個数表示部が前記連係部の前端部に設けられ、
前記押板が前記所定の位置より後方にあるとき、前記連係部の少なくとも後端部側が前記支持部よりも下位に位置し、
前記押板が前記所定の位置を通過することにより、前記押板とともに前進する前記作用部が、前記連係部の後端部側から前端部側に向けて前記連係部の下面に接し前記下面を摺動するとともに前記連係部を上方に押し上げることによって作用し、前記連係部の上方の移動に連動して前記残個数表示部が上方に移動する請求項5に記載のマガジン。 - 前記揺動部材の後端部であって前記作用部が摺動を開始する被摺動開始部は、後方から前方に向けて下り傾斜している請求項6に記載のマガジン。
- 前記残個数表示部が、前記連係部の前端部に設けられるとともに、自重による下方移動を規制するための位置規制手段により高さ位置を規制可能であり、
前記押板が前記所定の位置より後方にあるとき、前記残個数表示部は、前記位置規制手段により前記高さ位置を規制され、かつ
前記押板が前記所定の位置を通過することにより、前記押板とともに前進する前記作用部が、前記連係部の後端部側から前端部側に向けて前記連係部の上面に接し前記上面を摺動するとともに前記位置規制手段の規制に抗して前記連係部を下方に押し下げることによって作用し、前記連係部の下方の移動に連動して前記残個数表示部が下方に移動する請求項5に記載のマガジン。 - 前記揺動部材の後端部であって前記作用部が摺動を開始する被摺動開始部は、後方から前方に向けて上り傾斜している請求項8に記載のマガジン。
- 前記作用部の前端部であって前記揺動部材に対し摺動を開始する摺動開始部は、前記揺動部材の前記被摺動開始部と略同角度で傾斜している請求項7または9に記載のマガジン。
- 前記底板部の下面から下方に延在するとともに法線が幅方向に指向する2以上の支持面が、互いに対向して設けられ、
前記支持部が、対向する前記支持面に対し揺動可能に隙間なく当接している請求項5から10のいずれか一項に記載のマガジン。 - 前記支持面の下端部に、対向する他の前記支持面との対向間距離が縮小するよう上方に向けて傾斜する傾斜部が設けられている請求項11に記載のマガジン。
- 前記底板部の前端部が、前方に向けて上り傾斜したスロープを有するとともに、
前記揺動部材の前端部が、前記スロープに沿って上り傾斜するよう屈曲した屈曲部を有する請求項1から12のいずれか一項に記載のマガジン。 - 請求項1から13に記載のいずれか一項に記載のマガジンを多段に積層してなることを特徴とする什器。
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