JP5906308B2 - カートリッジ - Google Patents

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    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F1/00Racks for dispensing merchandise; Containers for dispensing merchandise
    • A47F1/04Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs
    • A47F1/12Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack
    • A47F1/125Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack with an article-pushing device
    • A47F1/126Racks or containers with arrangements for dispensing articles, e.g. by means of gravity or springs dispensing from the side of an approximately horizontal stack with an article-pushing device the pushing device being urged by spring means

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Description

本発明は、複数の商品が前後方向に一列に搭載されるカートリッジに関し、特に、商品残数を表示により報知するカートリッジに関する。
コンビニエンスストアなどの店舗では、様々な商品がいわゆる什器(商品陳列棚)に陳列されている。
多様な商品のうち、例えばたばこ商品などの特定の商品を陳列するための什器は、電子キャッシュレジスタなどの販売処理装置が載置されたレジカウンタ上またはその周辺に配置されることが一般的である。
ここで云うたばこ商品とは、実際に喫煙される紙巻たばこではなく、複数の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージを意味している。
什器の棚には、例えば、カートリッジなどと呼ばれる容器が複数設置され、各カートリッジには、複数の商品を搭載できるようになっている。
ところで、カートリッジに搭載された商品の残数が減ってくると、商品を適宜補充する必要があるため、カートリッジの搭載部に搭載されている商品の残数表示を行う技術が求められている。
特許文献1には、複数の商品が前後方向に一列に搭載部(同文献中の載品台)上に搭載されるカートリッジ(同文献中の商品繰り出し器)が記載されている。このカートリッジは、押板(同文献の押出体)と板バネとを有している。押板は、最後列の商品の背面を前方に付勢し、最前列の商品がカートリッジから取り出されると残りの商品を前方に移動させる。板バネは、その先端を繰り出し可能な渦巻き状のものである。板バネの渦巻き状の部分は搭載部の下方に配置され、この渦巻き状の部分より繰り出された板バネの先端は、カートリッジの前端部と搭載部の上面とを経由して押板に固定されている。この構造により、押板は、板バネにより前方に付勢されている。
板バネには商品の残数表示が記載されているとともに、カートリッジの前端には板バネの残数表示を前方より視認させる透孔が形成されていることにより、搭載部上の商品残数に応じた残数表示を透孔を介して確認できるようになっている。
よって、同文献の技術によれば、透孔を介して残数表示を確認することにより、搭載部の商品残数を認識できる。
実公平7−36523号公報
特許文献1の技術では、板バネにおいて、残数表示が記載された部分と、押板に固定された部分との間の部分が、そのバネ力により反り返ってしまうが、その反り量は、板バネの劣化に伴い減少する。
一方、ある残数表示(例えば残数2個を示す表示)が記載された部分と、押板との距離は、板バネの劣化に伴い(つまり反り量の減少に伴い)、逆に増大する。板バネが劣化すると、残数表示が透孔からずれてしまうことにより正確な残数の認識が困難となったり、或いは、実際の残数と残数表示との不一致(つまり残数の誤報知)が生じたりする可能性がある。
このような理由から、カートリッジにおける商品残数の検知精度に対して改善のニーズがある。
本発明は、カートリッジの搭載部に搭載されている商品の残数が所定数以下になったことを正確に検知および報知することが可能なカートリッジを提供する。
本発明は、複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、
前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押板と、
前記押板を前方に付勢する付勢部と、
前記押板の移動に連動して、前記搭載部に対して相対的に移動する移動部と、
を有するカートリッジであって、
前記移動部は、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったか否かを前記カートリッジの後部において表示により報知する残数表示部を有し、
前記残数表示部は、表示位置と、前記表示位置とは異なる待避位置と、に移動可能であり、
前記押板が所定の前進位置まで前進するのに連動して前記移動部が移動することにより、前記残数表示部が前記待避位置から前記表示位置へ移動するか、又は、前記残数表示部が前記表示位置から前記待避位置へ移動することを特徴とするカートリッジを提供する。
このカートリッジによれば、移動部は、押板の移動に連動して、搭載部に対して相対的に移動する。そして、残数表示部は、押板が所定の前進位置まで前進するのに連動して移動部が移動することにより、待避位置から表示位置へ移動するか、又は、表示位置から待避位置へ移動する。これにより、搭載部の商品の残数が所定数以下になったか否かを、残数表示部の表示状態の変化により報知することができる。
ここで、移動部は、押板が所定の前進位置まで前進することに連動して移動し、残数表示部は、押板が所定の前進位置まで前進するのに連動して移動部が移動することにより、待避位置から表示位置へ移動するか、又は、表示位置から待避位置へ移動する。よって、搭載部の商品の残数が所定数以下になったか否かの報知が残数表示部によって行われるタイミングは、押板の位置で決まり、その押板の位置は残りの商品のトータルの前後幅で決まる。よって、残数の表示報知が開始されるタイミングは、そのタイミングでの商品残数を正確に反映したものとなるので、カートリッジの搭載部に搭載されている商品残数が所定数Nとなったことを正確に検知及び報知することが可能となる。
本発明によれば、カートリッジの搭載部に搭載されている商品の残数が所定数以下になったことを正確に検知及び報知することが可能である。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係るカートリッジの斜視図である。 第1の実施形態に係るカートリッジの斜視図である。 図3(A)、図3(B)及び図3(C)は第1の実施形態に係るカートリッジの裏面図である。 図4(A)は第2部材の前端部近傍を示す平面図、図4(B)は第2部材の前端部近傍を示す側面図である。 第1部材と第2部材との連結構造を示す側面図である。 第1の実施形態に係るカートリッジの側断面図である。 図7(A)は押板の正面図、図7(B)は押板の側面図、図7(C)は押板の裏面図である。 図8(A)及び図8(B)は線材リールの側面図、図8(C)は図8(B)のA−A矢視断面図である。 図9(A)は商品陳列棚の正面図、図9(B)は商品陳列棚の背面図である。 図10(A)及び図10(B)は第1の実施形態の変形例1に係るカートリッジの移動部の裏面図である。 第1の実施形態の変形例2に係るカートリッジの裏面図である。 図12(A)、図12(B)及び図12(C)は 第1の実施形態の変形例3に係るカートリッジの裏面図である。 図13(A)及び図13(B)は第2の実施形態に係るカートリッジの模式的な裏面図である。 図14(A)及び図14(B)は第2の実施形態の変形例に係るカートリッジの模式的な裏面図である。 図15(A)及び図15(B)は第3の実施形態に係るカートリッジの模式的な裏面図である。 図16(A)及び図16(B)は第4の実施形態に係るカートリッジの残数表示装置を示す模式的な平面図、図16(C)は第4の実施形態に係るカートリッジの模式的な平面図である。 図17(A)及び図17(B)は第5の実施形態に係るカートリッジの模式的な裏面図、図17(C)は揺動片の裏面図である。 図18(A)及び図18(B)は第6の実施形態に係るカートリッジの模式的な裏面図である。 図19(A)及び図19(B)は第7の実施形態に係るカートリッジの模式的な側断面図、図19(C)は図19(B)のB−B矢視断面図である。 図20(A)は第7の実施形態に係るカートリッジの移動部の平面図、図20(B)は第7の実施形態に係るカートリッジの移動部の側面図である。 図21(A)は第8の実施形態に係るカートリッジの前部の平面図、図21(B)は第8の実施形態に係るカートリッジの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係るカートリッジ100の底面側から見た斜視図である。図2はカートリッジ100を側方から見た斜視図である。
図3(A)、図3(B)及び図3(C)はカートリッジ100の裏面図である。
図4(A)は第2部材170の前端部172及びその近傍を示す平面図、図4(B)は第2部材170の前端部172及びその近傍を示す側面図である。
図5は第1部材160と第2部材170との連結構造を示す側面図である。
図6はカートリッジ100の側断面図である。
図7(A)は押板20の正面図、図7(B)は押板20の側面図、図7(C)は押板20の裏面図である。
図8(A)及び図8(B)は線材リール50の側面図、図8(C)は線材リール50の断面図である。
図9(A)は商品陳列棚150の正面図、図9(B)は商品陳列棚150の背面図である。
本実施形態に係るカートリッジ100は、複数の商品(例えば、たばこ商品60)が前後方向に一列に搭載される搭載部10と、搭載部10に沿って前後移動可能に設けられた押板20と、押板20を前方に付勢する付勢部(例えば、線材リール50)と、押板20の移動に連動して、搭載部10に対して相対的に移動する移動部(移動部は、例えば、第1部材160と第2部材170とを含む)と、を有する。
移動部は、搭載部10に搭載されている商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったか否かをカートリッジ100の後部(例えば後端部)において表示により報知する残数表示部31を有している。残数表示部31は、表示位置と、表示位置とは異なる待避位置と、に移動可能である。押板20が所定の前進位置まで前進するのに連動して移動部が移動することにより、残数表示部31が待避位置から表示位置へ移動するか、又は、残数表示部31が表示位置から待避位置へ移動する。
ここで、押板20が所定の前進位置まで前進するときに、押板20が直接的に移動部に接触し、押板20から移動部に力を伝達して移動部を移動させるようにしても良いし、押板20から移動部に対して間接的に力が伝達して、移動部を移動させるようにしても良い。
なお、所定数Nは、商品の前後方向寸法(前後方向厚み)に応じて変動しうる。このため、ある商品をカートリッジ100に搭載したときの所定数Nと、それとは前後方向厚みが異なる商品をカートリッジ100に搭載したときの所定数Nとは、相違する場合がある。
以下、詳細に説明する。
図1、図2及び図6に示すように、搭載部10は、上方に向けて開口する半筐体状に形成されている。搭載部10は、底板部11と、左右一対の側壁部12と、底板部11の後端に対して垂直に設けられた後壁部14と、当該搭載部10の前端部に位置するフラップ部材140と、を有する。
搭載部10は、底板部11と、左右の側壁部12と、後壁部14と、フラップ部材140と、により囲まれた半筐体状の領域に、複数のたばこ商品60を縦置きで前後に列をなすように収容可能となっている。
図1及び図2に示すように、後壁部14には、表示窓71が形成されている。この表示窓71は、例えば、後壁部14の下部の、左右方向における一端部に配置されている。表示窓71は、例えば、後壁部14に形成された開口又は切欠形状部であることが挙げられる。本実施形態の場合、残数表示部31は、表示窓71を介して後壁部14の後方に突出するようになっている。
フラップ部材140は、搭載部10の前端部において、常態である直立状態と前傾状態とに揺動可能に、側壁部12に対して軸支されている。フラップ部材140は、常態において、後壁部14と平行に対向する。フラップ部材140には、例えば、フラップ部材140の左右両側面よりそれぞれ左右に突出する揺動軸145(図2参照)が形成され、この揺動軸145が側壁部12により軸受けされている。搭載部10における先頭のたばこ商品60を搭載部10から取り出す際には、図6に示すようにフラップ部材140が前傾することにより、この取り出し作業を容易に行うことができる。フラップ部材140は、たばこ商品60の取り出し後は、後述する線材リール50の付勢により直立状態に復帰する。フラップ部材140には、線材リール50の後述する留め具52を係止固定する係止部143が形成されている。
フラップ部材140及び後壁部14には、商品ラベル(図示略)などを保持するラベルホルダ142(図6)がそれぞれ形成されていても良い。
搭載部10の内部の前端部には、該前端部へ前送りされたたばこ商品60を上方に変位させるスロープ114(図6)が形成されている。スロープ114には、後述する線材リール50の線材51を通過させる開口が形成されている。
底板部11には、該底板部11に押板20を連結するためのスリット11aが、前後方向に延在するように形成されている。このスリット11aは、例えば、底板部11の幅方向中央に位置している。
底板部11の上面におけるスリット11aの両脇には、底板部11の上面より上方に起立し、前後方向に延在するガイドレール113(図6)が形成されている。たばこ商品60は、これらガイドレール113間に架設されるようにして、搭載部10に搭載される。つまり、搭載部10は、たばこ商品60を支持する底板部11を有している。たばこ商品60は、押板20により前方に移動される際に、これらガイドレール113と左右の側壁部12とにガイドされる。
図7に示すように、押板20は、底板部11に対して前後方向にスライド自在に連結される連結部120と、この連結部120の前端より起立するように設けられて、たばこ商品60を前方に押圧する押圧部220と、を有している。
連結部120は、底板部11におけるスリット11aの左右縁部の上面に沿って配置される上側板状部121と、底板部11におけるスリット11aの左右縁部の下面に沿って配置される下側板状部122と、上側板状部121と下側板状部122とを連結する上下連結部123と、を有している。
上側板状部121と下側板状部122とにより、底板部11におけるスリット11aの左右縁部を上下から挟み込んで保持することによって、連結部120が底板部11に対して連結されている。上下連結部123は、スリット11aを上下に貫通するように配置されている。
このように連結された状態で、連結部120、ひいては押板20の全体が、スリット11aに沿って底板部11に対して前後にスライド移動可能となっている。
押板20は、上側板状部121より上方に起立する左右一対の補強板22を有している。押板20は、左右の補強板22の間、且つ押圧部220の背面側の位置において、線材リール50を保持している。押板20の下部には、線材リール50の後述するケース(リール本体)53に対して線材51を出し入れするための貫通孔124が形成されている。貫通孔124は、線材リール50の配置領域と、押板20の前方の領域とを連通させている。
図8に示すように、線材リール50は、例えば、左右方向に薄い扁平形状のケース53と、軸方向が左右方向となるようにケース53の中央部に固定された軸部55と、この軸部55の軸周りにおいて回転自在にケース53内に設けられ、線材51を巻き取る円筒形状の巻ドラム57と、巻ドラム57の内側に設けられた板バネ(弾性部材)56と、線材51と、留め具52と、を有している。なお、図8(C)においては、線材51、板バネ56および留め具52を図示していない。
板バネ56は、その一端部が軸部55に固定され、且つ、軸部55の周囲に渦巻き状に巻回されている。その巻回の方向は、図8(B)において時計回りである。板バネ56の他端部は、巻ドラム57に固定されている。
巻ドラム57は、線材51を巻き取る円筒形状の胴体部57aと、胴体部57aの左右両端にそれぞれ形成されたフランジ部57bと、を有している。
線材51は、その一端部が巻ドラム57の胴体部57aに固定され、且つ、胴体部57aの周囲に巻回されている。線材51の巻回方向は、板バネ56の巻回方向と同方向である。
線材51の他端側の部分は、ケース53に形成された開口孔54を介して、ケース53の外部へ引き出されている。
板バネ56は、巻ドラム57を一方向(図8(B)において反時計回り)に回転させる方向へと、つまり、線材51を巻ドラム57の胴体部57aに巻き取ることによって該線材51をケース53内に引き込む方向へと、巻ドラム57を弾性力によって付勢している。線材51をケース53から引き出すことにより、巻ドラム57は、板バネ56の弾性力に抗して、上記一方向に対する反対方向(図8(B)において時計回り)へと回転する。
線材51は、押板20の前部の下部に形成された貫通孔124を介して押板20の前方に引き出されている。
線材51の他端(先端)には、留め具52が取り付けられている。
留め具52は、フラップ部材140の係止部143(図6)に対して係止されることにより固定されている。係止部143は、開口孔54および貫通孔124の正面(前方)に配置されている。
このため、線材リール50は、板バネ56の付勢力によって、押板20を前方に引っ張っている(付勢している)。
この引っ張り力(付勢力)により、押板20の押圧部220が最後尾のたばこ商品60の背面を前方に押すようになっている。
先頭のたばこ商品60が搭載部10から取り出されると、押板20は、線材リール50の付勢力によって残りのたばこ商品60を前方に移動させる。
ここで、フラップ部材140の係止部143は、揺動軸145よりも上方に位置している。このため、フラップ部材140が線材51により後方に牽引されることにより、フラップ部材140は常態において直立するようになっている。すなわち、線材リール50は、板バネ56の付勢力によって、フラップ部材140を直立する方向へ付勢している。
線材51は、ガイドレール113上に支持されるたばこ商品60の下端よりも低い位置において前後方向に延在している。このため、ガイドレール113により支持されるたばこ商品60と線材51とが互いに干渉しないようになっている。
次に、移動部について詳述する。
図1に示すように、本実施形態の場合、移動部は、第1部材160と第2部材170とを有している。第1部材160及び第2部材170は、例えば、底板部11の裏面側に配置されている。
ここで、押板20の下側板状部122は、底板部11の裏面側に配置されており、底板部11に対して相対的に前後に移動する。第1部材160及び第2部材170は、下側板状部122の移動経路の側方、且つ、下側板状部122の移動経路を基準として同じ側に配置されている。
第1部材160は、押板20が前進する際に押板20の下側板状部122により押し退けられて前後方向に対する交差方向に移動する。第1部材160の移動方向は、例えば、カートリッジ100の幅方向(つまり水平面内に含まれる方向で、且つ、前後方向に対して直交する方向)である。なお、下側板状部122の側面、すなわち第1部材160を押す部分は、例えば、下側板状部122の側方に膨出する円弧状に形成されている。
第1部材160の後端部において、下側板状部122の移動経路側を向く部分には、傾斜部169が形成されている。傾斜部169は、前方に向けて次第に下側板状部122の移動経路に近づくように傾斜している。下側板状部122は、傾斜部169を押すことによって、第1部材160を移動させる。
第1部材160の後端部よりも前側の部分において、下側板状部122の移動経路側を向く側面168は、下側板状部122の移動経路と平行に前後方向に延在している。
第1部材160は、例えば、上下方向に薄い扁平な形状に形成されている。第1部材160には、カートリッジ100の幅方向に延在する長穴161が形成されている。
カートリッジ100は、第1部材160を底板部11に対して移動可能な状態で該底板部11に対して取り付けるためのガイドピン162を有している。
ガイドピン162は、長穴161の幅寸法(長穴161の長手方向に対して直交する方向の寸法)よりも大径の頭部162a(図1)と、長穴161を上下に貫通する軸部162b(図3)と、を有している。なお、図3(A)、図3(B)及び図3(C)では、軸部162bの配置を分かりやすくするため、頭部162aの図示を省略している。
図1に示すように、頭部162aが下側となるように、長穴161を通してガイドピン162が底板部11に対して差し込み固定されている。これにより、第1部材160は、搭載部10に対して相対的にカートリッジ100の幅方向に移動可能に、底板部11の裏面側に保持されている。
例えば、第1部材160には、複数の長穴161が前後方向に並んで形成されている。カートリッジ100は、各長穴161と対応するガイドピン162を有している。
第1部材160の後部には、カートリッジ100の前後方向に対して交差する方向に延在する第2長穴(長穴)163が形成されている。第2長穴163は、第1部材160の後部を上下に貫通している。第2長穴163の延在方向は、水平面内に含まれる方向であって、カートリッジ100の前後方向に対して交差し、且つ、カートリッジ100の幅方向に対して交差する方向となっている。第2長穴163の延在方向は、前方に向けて、次第に下側板状部122の移動経路から遠ざかる方向である。第2長穴163の延在方向は、例えば、前後方向に対して45°の方向であることが好ましい一例である。
更に、第1部材160の後部には、第2部材170の後述する前端部172が差し込まれる収容部164が形成されている(図5)。収容部164は、第2長穴163の上方に位置し、且つ、第2長穴163と連通している。収容部164は、後方に向けて開放している。
図1に示すように、第2部材170の後端部には、残数表示部31が形成されている。第2部材170は、第1部材160の移動に連動して後方に移動する。
残数表示部31は、例えば、カートリッジ100における残数表示部31の周囲の部分とは明度、彩度及び色相のうち少なくとも何れか1つが異なる色が着色された着色部である。この着色部は、オペレータによる視認性が良好となるように、例えば、赤色などの目立つ色彩とすることが好ましく、これにより、好適に残数の報知が可能となる。残数表示部31が表示窓71より後方に突出することによって、オペレータは、容易に、残数表示部31を視認できる。なお、第2部材170の全体が同じ色であっても良い。残数表示部31は、第2部材170の後端部に貼り付けられたシール(ステッカー)、又は、第2部材170の後端部に施された印刷であることが挙げられる。
第2部材170は、前後方向に長尺な棒状の本体部171と、この本体部171の前方に位置する前端部172と、を有する。例えば、前端部172は、第2長穴163の延在方向に対して直交する方向に延在している。
図4に示すように、前端部172には、裏面側に向けて突出する突起173が形成されている。
搭載部10の裏面側には、本体部171を前後移動可能にガイド及び保持するガイド枠175が形成されている。搭載部10には、例えば、複数のガイド枠175が前後方向に離間して設けられ、本体部171は、その前後方向における複数箇所にてそれぞれガイド枠175によりガイド及び保持されている。
図5に示すように、第2部材170の前端部172が第1部材160の収容部164に差し込まれ、且つ、突起173が第2長穴163に差し込まれている。これにより、第1部材160と第2部材170とが連結されている。
突起173は、第2長穴163の長手方向に移動可能となっている。押板20が前進する際に第1部材160が下側板状部122により押し退けられて幅方向に移動することにより、突起173が第2長穴163の長手方向に移動するとともに、第2部材170が後方に移動する。
なお、突起173が第1部材160に形成され、第2長穴163が第2部材170に形成されていても良い。この場合も、第1部材160の移動に連動させて、第2部材170を後方に移動させることができる。
カートリッジ100は、更に、第1部材160を下側板状部122の移動経路側に付勢する付勢バネ(第2付勢部)165(図3)を有している。付勢バネ165は、例えば、ねじりバネであり、弾性体の線材(例えば金属線)を巻回することにより構成されている。付勢バネ165は、この線材をコイル状に巻回してなる巻回部と、この巻回部から延出する一対の延出部とを有する。一対の延出部は線材の両端部であり、線材において一対の延出部の間の中間部が巻回部を構成する。例えば、巻回部は、固定ピン166(図3)によって、底板部11の裏面側に固定されている。付勢バネ165は、搭載部10の一方の側壁部12の内面と、第1部材160の一対の側面のうち下側板状部122の移動経路側とは反対側の側面と、を互いに反対方向に付勢している。
なお、第1部材160を下側板状部122の移動経路側に付勢する態様はこの例に限らない。例えば、ガイドピン162の軸部162bと長穴161における下側板状部122の移動経路側の端部との間に圧縮型のコイルバネを配置することによって、第1部材160を下側板状部122の移動経路側に付勢しても良い。また、引っ張り型のコイルバネにより第1部材160を下側板状部122の移動経路側に牽引しても良い。
また、第2付勢部により第1部材160を下側板状部122の移動経路側に付勢する代わりに、第2付勢部により第2部材170を前方に付勢するようにしても良い。
図3を参照して、移動部の動作を説明する。
図3(A)は搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多く、残数表示部31が待避位置に位置する状態を示す。図3(C)は搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下であり、残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。図3(B)は第1部材160及び第2部材170が図3(A)に示す位置から図3(C)に示す位置へ移動する動作を示す。
図3(A)に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い状態では、残数表示部31は、後壁部14よりも後方へ突出してはいない状態となっている。この状態での残数表示部31の位置が待避位置である。
図3(A)の状態から、次第に搭載部10のたばこ商品60の個数が減ってくると、押板20の下側板状部122は次第に前方に移動する。
図3(B)に示すように、下側板状部122が傾斜部169に接触する位置まで前進すると、下側板状部122が傾斜部169を押し始める。これにより、第1部材160は、付勢バネ165による付勢に抗して、下側板状部122の移動経路から遠ざかる方向に移動する。
このとき、ガイドピン162の軸部162bが第1部材160の長穴161をガイドするため、第1部材160は、長穴161の長手方向に移動する。その移動に伴い、第2長穴163内の突起173は、第2長穴163の長手方向に移動する。このため、第2部材170は後方に移動し、残数表示部31が後壁部14の後方へ突出し始める。
ここで、第1部材160と第2部材170とは、カートリッジ100の幅方向における第1部材160の移動をカートリッジ100の前後方向における第2部材170の移動に変換する変換機構(具体的には第2長穴163及び突起173)を介して相互に連結されているといえる。
図3(C)に示すように、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下の状態では、下側板状部122は、傾斜部169を越えて前方に移動し、側面168に接触した状態となる。この状態では、残数表示部31が後壁部14の後方へ突出した状態となる。すなわち、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下となったことを、カートリッジ100の後部において表示により報知する状態となる。これにより、オペレータは、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下となったことを、カートリッジ100の後方から容易に認識することができる。この状態での残数表示部31の位置が表示位置である。本実施形態の場合、表示位置は、カートリッジ100の後方から残数表示部31を視認可能な位置である。
このように、本実施形態の場合、表示位置にある残数表示部31は、搭載部10の後端より後方に突出し、待避位置にある残数表示部31は、搭載部10の後端より後方に突出していない。従って、残数表示部31が表示位置に位置する場合、残数表示部31が待避位置に位置する場合よりも、カートリッジ100の後方からの残数表示部31の視認性が良い。
その後、搭載部10にたばこ商品60が補充されて、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い状態となると、図3(A)に示すように、第1部材160は、付勢バネ165の付勢に従って下側板状部122の移動経路側に移動する。その結果、再び、残数表示部31が後壁部14よりも後方へ突出してはいない状態に復帰する。
すなわち、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多いことを、カートリッジ100の後部において表示により報知する状態となる。これにより、オペレータは、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多いことを、カートリッジ100の後方から容易に認識することができる。
なお、所定数Nは、例えば、3であることが一例として挙げられるが、所定数Nはその他の自然数であっても良い。
図9(A)及び図9(B)に示すように、商品陳列棚150は、例えば、互いに平行に配置された複数の側板151と、側板151間に架設された複数段の棚板152と、を有し、棚板152によりカートリッジ100を支持する。
ここで、コンビニエンスストアなどの店舗においては、来店した一般消費者から見てレジカウンタの向こう側の位置に、レジ作業を行う店員用のスペース(以下、レジ作業スペース)が設けられている。
カートリッジ100は、例えば、前側が一般消費者側、後側がレジ作業スペース側となるように、商品陳列棚150に搭載される。来店した一般消費者は、レジカウンタの手前側から、カートリッジ100内のたばこ商品60を取り出して、該たばこ商品60を購入することができる。
本実施形態の場合、図9(B)に示すように、カートリッジ100の背面側において、残数表示部31による表示報知を行う。このため、レジ作業スペース内の店員は、容易に、各カートリッジ100内のたばこ商品60の残数を認識し、必要に応じ、たばこ商品60を搭載部10に補充することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、移動部は、押板20の移動に連動して、搭載部10に対して相対的に移動する。そして、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進するのに連動して移動部が移動することにより、待避位置から表示位置へ移動する。これにより、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数N以下になったか否かを、残数表示部31の表示状態の変化により報知することができる。
ここで、移動部は、押板20が所定の前進位置まで前進することに連動して移動し、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進するのに連動して移動部が移動することにより、待避位置から表示位置へ移動する。よって、搭載部10のたばこ商品60の残数が所定数N以下になったか否かの報知が残数表示部31によって行われるタイミングは、押板20の位置で決まり、その押板20の位置は残りのたばこ商品60のトータルの前後幅で決まる。よって、残数の表示報知が開始されるタイミングは、そのタイミングでの商品残数を正確に反映したものとなるので、カートリッジ100の搭載部10に搭載されている商品残数が所定数Nとなったことを正確に検知及び報知することが可能となる。
また、表示位置にある残数表示部31は搭載部10の後端より後方に突出し、待避位置にある残数表示部31は搭載部10の後端より後方に突出していないので、残数表示部31が表示位置に位置しているか待避位置に位置しているかを視認により容易に判別できる。
また、移動部は、押板20が前進する際に押板20により押し退けられて前後方向に対する交差方向に移動する第1部材160と、第1部材160の移動に連動して後方に移動する第2部材170と、を有し、残数表示部31は第2部材170の後端部に形成されている。これにより、表示位置にある残数表示部31は搭載部10の後端より後方に突出し、待避位置にある残数表示部31は搭載部10の後端より後方に突出していない構成を容易に実現できる。
また、第1部材160と第2部材170との何れか一方には第2長穴163が形成され、第1部材160と第2部材170との何れか他方には突起173が形成され、突起173は第2長穴163に差し込まれ、且つ、第2長穴163の長手方向に移動可能となっている。このような構成により、第1部材160が前後方向に対する交差方向に移動することにより、突起173を第2長穴163の長手方向に移動させるとともに、第2部材170を後方に移動させることができる。
また、カートリッジ100は、例えば、第1部材160を前後方向に対する交差方向に対する反対方向へ付勢するか、又は、第2部材170を前方へ付勢する第2付勢部(例えば付勢バネ165)を有している。そして、押板20が所定の前進位置よりも後方へ移動することにより、第2付勢部が第1部材160又は第2部材170を付勢して、残数表示部31が待避位置へ移動する。よって、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多くなったときには、自動的に残数表示部31を待避位置へ復帰させることができる。
<第1の実施形態の変形例1>
図10(A)及び図10(B)は第1の実施形態の変形例1に係るカートリッジの移動部の裏面図である。
この変形例1に係るカートリッジは、第2長穴163の形状のみが上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点では第1の実施形態に係るカートリッジ100と同様に構成されている。
上記の第1の実施形態では、第2長穴163が直線状に延在する例を説明したが、この変形例1では、第2長穴163は、弧状に延在している。そして、第2長穴163の前端部163bにおける第2長穴163の延在方向は、第2長穴163の後端部163aにおける第2長穴163の延在方向よりも、前後方向に対する交差方向(つまり第1部材160の移動方向)に近い。換言すれば、第2長穴163の前端部163bにおける第2長穴163の延在方向は、第2長穴163の後端部163aにおける第2長穴163の延在方向よりも、カートリッジ100の幅方向に近い。これにより、押板20の下側板状部122により押されて第1部材160が下側板状部122の移動経路から遠ざかる方向に移動する際の初動抵抗(動きはじめにおける突起173と第2長穴163との摩擦抵抗)を低減することができる。
<第1の実施形態の変形例2>
図11は第1の実施形態の変形例2に係るカートリッジ100の裏面図である。
この変形例2に係るカートリッジ100は、以下に説明する点でのみ、上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点では第1の実施形態に係るカートリッジ100と同様に構成されている。
線材リール50は、リール本体としてのケース53と、リール本体より引出自在な線材51と、リール本体内に設けられて線材51をリール本体に収納する方向へ弾性力によって付勢する弾性部材としての板バネ56とを有している。線材リール50は、板バネ56の弾性力により押板20を前方に付勢するものである。
上記の第1の実施形態では、線材リール50によって、フラップ部材140を直立する方向へ付勢することを説明した。これに対し、変形例2では、線材リール50は、フラップ部材140を直立する方向へ付勢するのみならず、第2付勢部として第1部材160又は第2部材170を付勢する。このため、カートリッジ100は、付勢バネ165は有していない。
図11には、線材リール50(図2)が第2付勢部として第1部材160を付勢する例を示している。なお、本実施形態の場合、線材リール50は、線材51の先端部51aに留め具52が設けられていなくても良い。
線材リール50のケース53から引き出された線材51の先端部51aは、フラップ部材140に形成された通し穴181と、底板部11の裏面に固定された案内管182とに通された後、第1部材160の側面168に固定されている。
通し穴181は、揺動軸145よりも上側に配置されている。なお、通し穴181に代えて、線材51を係止可能な係止部をフラップ部材140に形成しても良い。案内管182は、例えば、下側板状部122の移動経路を基準として、第1部材160とは反対側に配置されている。案内管182は、例えば、屈曲部185を有するJ字状となっていることが挙げられる。線材51の引き回し経路は、α字状となっていることが挙げられる。なお、案内管182は、その全体が一体的である必要は無く、複数部分に分割されていても良い。要は、案内管182によって、線材51を所望の引き回し経路で引き回すことができれば良い。
変形例2の場合、第1部材160は、線材リール50の板バネ56の付勢力によって、案内管182の出口186の方向に付勢される。これにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多くなったときには、自動的に残数表示部31を待避位置へ復帰させることができる。
なお、カートリッジ100の裏面側から見たときに、線材51における先端部51aの近傍の部分と側面168とのなす角度105は、90度よりも大きいことが好ましい一例である。つまり、出口186を先端部51aよりも後方に配置することが好ましい一例である。このようにすることによって、特に屈曲部185における線材51と案内管182との摺動抵抗が向上する。その結果、線材リール50によって押板20を前方に付勢する力を、線材リール50によって第1部材160を下側板状部122の移動経路側に付勢する力よりも十分に大きくすることができる。これにより、下側板状部122により第1部材160を下側板状部122の移動経路から遠ざかる方向に付勢する動作を確実に行うことができる。
<第1の実施形態の変形例3>
図12(A)、図12(B)及び図12(C)は 第1の実施形態の変形例3に係るカートリッジ100の裏面図である。図12(A)は搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多く、残数表示部31及び第2残数表示部195が待避位置に位置する状態を示す。図12(C)は搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下であり、残数表示部31及び第2残数表示部195が表示位置に位置する状態を示す。図12(B)は第1部材160、第2部材170及び第3部材190が図12(A)に示す位置から図12(C)に示す位置へ移動する動作を示す。なお、図12(A)、図12(B)及び図12(C)において、ガイドピン162の頭部162aは図示を省略している。
この変形例3に係るカートリッジ100は、以下に説明する点でのみ、上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点では第1の実施形態に係るカートリッジ100と同様に構成されている。
この変形例3の場合、移動部は、第1部材160の移動に連動して前方へ移動する第3部材190を更に有している。第3部材190の前端部には、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったことをカートリッジ100の前部において表示により報知する第2残数表示部195が形成されている。第2残数表示部195は、残数表示部31と同様のものである。
第3部材190は、第1部材160を前後反転させたような形状に形成されている。第3部材190は、棒状の本体部191と、本体部191の後側に位置する後端部192と、後端部192に形成された突起193と、を有している。本体部191は第2部材170の本体部171と同様の形状であるが、本体部171よりも前後方向における長さが短い。
また、第1部材160の前部には、第3長穴167が形成されている。第3長穴167の延在方向は、第2長穴163とは前後反転している。すなわち、第3長穴167の延在方向は、前方に向けて、次第に下側板状部122の移動経路に近づく方向である。なお、第1部材160の前部には、収容部164と同様の収容部(図示略)が、前方に向けて開放する形状に形成されている。この収容部と第3長穴167とが連通している。この収容部に後端部192が差し込まれ、第3長穴167に突起193が差し込まれている。
以下、変形例3の動作を説明するが、第2部材170の動作については第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
図12(A)の状態では、第2残数表示部195はフラップ部材140よりも前方へ突出してはいない状態となっている。
図12(B)の状態では、第1部材160が長穴161の長手方向に移動するのに伴い、第3長穴167内の突起193は、第3長穴167の長手方向に移動する。このため、第3部材190は前方に移動し、第2残数表示部195がフラップ部材140の前方へ突出し始める。
図12(C)の状態では、第2残数表示部195がフラップ部材140の前方へ突出した状態となる。すなわち、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下となったことを、カートリッジ100の前部において表示により報知する状態となる。これにより、オペレータは、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下となったことを、カートリッジ100の前方から容易に認識することができる。
その後、搭載部10にたばこ商品60が補充されて、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い状態となると、図12(A)に示すように、第1部材160は、付勢バネ165の付勢に従って下側板状部122の移動経路側に移動する。その結果、再び、第2残数表示部195がフラップ部材140よりも前方へ突出してはいない状態に復帰する。
すなわち、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多いことを、カートリッジ100の前部において表示により報知する状態となる。これにより、オペレータは、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多いことを、カートリッジ100の前方から容易に認識することができる。
〔第2の実施形態〕
図13(A)及び図13(B)は第2の実施形態に係るカートリッジ200の模式的な裏面図である。このうち図13(A)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示し、図13(B)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示す。
本実施形態に係るカートリッジ200は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点ではカートリッジ100と同様に構成されている。
本実施形態に係るカートリッジ200は、第1部材160及び第2部材170の代わりに、移動部として揺動部材430及びリンク410、420を有している。
揺動部材430は、搭載部10に対し揺動可能に設けられているとともに押板20が所定の前進位置まで前進することに連動して揺動する。
残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、待避位置から表示位置へ移動するか、又は、表示位置から待避位置へ移動する。本実施形態の場合、例えば、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、表示位置から待避位置へ移動する。
揺動部材430は、底板部11の下方に配置されている。揺動部材430は、底板部11に対して直交する揺動軸41により底板部11に軸支されている。これにより、揺動部材430は、揺動軸41を揺動支点として、底板部11と平行な面内において、底板部11に対して揺動可能となっている。
リンク410は、揺動部材430と連結されているとともに揺動部材430の揺動に連動して後端が前後移動する。リンク410の後端部に残数表示部31が形成されている。
リンク410は、例えば、リンク420を介して揺動部材430と連結されている。
揺動部材430、リンク420及びリンク410は、底板部11の下方、且つ、下側板状部122の移動経路の側方に配置されている。
揺動部材430は下側板状部122の移動経路側に向けて延出する一対の延出部を有し、これら一対の延出部は平面視においてV字状に配置されている。
揺動部材430は、図13(A)に示す位置から図13(B)に示す位置まで揺動可能である。図13(A)の状態では、揺動部材430の揺動先端側(下側板状部122の移動経路側)が最も後方に位置し、図13(A)の状態では、揺動部材430の揺動先端側(下側板状部122の移動経路側)が最も前方に位置している。
下側板状部122の側面には、側方に向けて突出する突起状の揺動力付与部231が形成されている。
一対の延出部のうち、前側の延出部は、押板20が前進する際に下側板状部122の揺動力付与部231により押される第1揺動力受部435を構成する。第1揺動力受部435が揺動力付与部231により前方に押されることにより、揺動部材430は、図13(A)に示す位置から図13(B)に示す位置まで揺動する。
一対の延出部のうち、後側の延出部は、押板20が後退する際に下側板状部122の揺動力付与部231により押される第2揺動力受部434を構成する。第2揺動力受部434が揺動力付与部231により後方に押されることにより、揺動部材430は、図13(B)に示す位置から図13(A)に示す位置まで揺動する。
リンク420は、前後方向に対して傾斜した状態で、且つ、水平に延在するように配置された棒状の部材である。リンク420の前端部は、第2揺動力受部434に対し、水平面内で相対的に回転可能となるように連結されている。
リンク410は、前後方向に長尺な棒状の部材であり、水平に延在するように配置されている。リンク410の前端部は、リンク420の後端部に対し、水平面内で相対的に回転可能となるように連結されている。例えば、リンク410は、底板部11の下面に形成された図示しないガイド部によって、前後方向に直線移動するようにガイドされ、且つ、底板部11から脱落しないように保持されている。
揺動部材430が図13(A)の状態から図13(B)の状態へと揺動するのに伴い、すなわち、第2揺動力受部434が前進するのに伴い、リンク420及びリンク410が前進する。これにより、リンク410の後端部の残数表示部31が、後壁部14よりも前方の待避位置に移動する。これにより、残数表示部31を搭載部10の後方より視認し難い状態となる。
一方、揺動部材430が図13(B)の状態から図13(A)の状態へと揺動するのに伴い、すなわち、第2揺動力受部434が後退するのに伴い、リンク420及びリンク410が後退する。これにより、リンク410の後端部の残数表示部31が、後壁部14よりも後方の表示位置へ突出するので、残数表示部31を搭載部10の後方より視認し易い状態となる。
ここで、本実施形態の場合、残数表示部31が表示位置に位置しているときには、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い。また、残数表示部31が待避位置に位置しているときには、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下である。
本実施形態の場合も、オペレータは、カートリッジ200の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
<第2の実施形態の変形例>
図14(A)及び図14(B)は第2の実施形態の変形例に係るカートリッジ200の模式的な裏面図である。このうち図14(A)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示し、図14(B)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。
この変形例に係るカートリッジ200は、以下に説明する点で、上記の第2の実施形態に係るカートリッジ200と相違し、その他の点では第2の実施形態に係るカートリッジ200と同様に構成されている。
上記の第2の実施形態では、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、残数表示部31が表示位置から待避位置へ移動する例を説明した。これに対し、この変形例では、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、残数表示部31が待避位置から表示位置へ移動する。
このような動作を実現するため、揺動部材430は、下側板状部122の移動経路とは反対側に向けて延出する延出部である揺動力伝達部436を有している。そして、リンク420の前端部は、揺動力伝達部436の先端部に対し、水平面内で相対的に回転可能となるように連結されている。その結果、本変形例においては、揺動部材430の揺動の方向(回転の方向)と、リンク410の移動の方向との関係が、上記の第2の実施形態の場合とは逆転する。
揺動部材430が図14(A)の状態から図14(B)の状態へと揺動するのに伴い、すなわち揺動力伝達部436が後退するのに伴い、リンク420及びリンク410が後退する。これにより、リンク410の後端部の残数表示部31が、後壁部14よりも後方の表示位置へ突出する。つまり、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、搭載部10の後端より後方に突出する。これにより、残数表示部31を搭載部10の後方より視認し易い状態となる。
一方、揺動部材430が図14(B)の状態から図14(A)の状態へと揺動するのに伴い、すなわち揺動力伝達部436が前進するのに伴い、リンク420及びリンク410が前進する。これにより、リンク410の後端部の残数表示部31が、後壁部14よりも前方の待避位置へ移動する。これにより、残数表示部31を搭載部10の後方より視認し難い状態となる。
本変形例の場合は、残数表示部31が表示位置に位置しているときには、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下である。また、残数表示部31が待避位置に位置しているときには、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い。
本変形例の場合も、オペレータは、カートリッジ200の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
〔第3の実施形態〕
図15(A)及び図15(B)は第3の実施形態に係るカートリッジ300の模式的な裏面図である。このうち図15(A)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示し、図15(B)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。
第3の実施形態に係るカートリッジ300は、以下に説明する点で、上記の第2の実施形態に係るカートリッジ200と相違し、その他の点ではカートリッジ200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、移動部は、揺動部材430と表示部材450とを有しているが、リンク410、420を有していない。
表示部材450は、揺動部材430と連結されているとともに揺動部材430の揺動に連動して揺動部材430に巻き取られる可撓性のものである。より具体的には、表示部材450は、少なくともその前部451が可撓性である。表示部材450における前部451以外の部分は、前部451よりも高剛性であることが好ましい。表示部材450は、揺動部材430より後方に延出しており、表示部材450の後端部に残数表示部31が形成されている。なお、表示部材450における前部451よりも後方の部分は、底板部11の下面に形成された図示しないガイド部によって、前後方向に直線移動するようにガイドされ、且つ、底板部11から脱落しないように保持されている。
表示部材450の前部451の前端部は、揺動部材430の円柱状の本体部431に固定されている。揺動部材430が揺動するのに連動して、可撓性の前部451が本体部431の周面に巻き取られたり、又は、本体部431の周面から後方へ巻き戻されたりする。前部451が本体部431に巻き取られるのに連動して、表示部材450における前部451よりも後方の部分は前進する。前部451が本体部431から後方へ巻き戻されるのに連動して、表示部材450における前部451よりも後方の部分は後退する。
本実施形態の場合、残数表示部31は、押板20が所定の前進位置まで前進する際の揺動部材430の揺動に連動して、後壁部14よりも後方の表示位置へ突出する(図15(B))。また残数表示部31は、押板20が所定の前進位置よりも後方に後退する際の揺動部材430の揺動に連動して、後壁部14よりも前方の待避位置へ移動する(図15(A))。
ここで、本体部431に対する前部451の巻取及び本体部431からの前部451の巻き戻しを円滑に行うことができるように、底板部11の裏面には巻取ガイド350が形成されていることが好ましい。巻取ガイド350は、底板部11の裏面より下方に起立する突条部であり、本体部431に沿って弧状に延在している。巻取ガイド350は、本体部431の前方に配置されている。
本変形例の場合も、オペレータは、カートリッジ300の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
〔第4の実施形態〕
図16(A)及び図16(B)は第4の実施形態に係るカートリッジ400(図16(C))の残数表示装置501を示す模式的な平面図、図16(C)は第4の実施形態に係るカートリッジ400の模式的な平面図である。
図16(A)は残数表示部31が前進した状態を、図16(B)は残数表示部31が後退した状態を、それぞれ示す。
本実施形態に係るカートリッジ400は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点ではカートリッジ100と同様に構成されている。
図16(C)に示すように、本実施形態に係るカートリッジ400は、押板20との協働で残数の表示報知を行う残数表示装置501を有する。その代わりに、本実施形態に係るカートリッジ400は、第1部材160及び第2部材170を有していない。
残数表示装置501は、下側板状部122の移動経路の側方において、底板部11の裏面に固定されている。
図16(A)及び(B)に示すように、残数表示装置501は、搭載部10に対して相対的に前後移動可能に設けられた前後移動部材510を有している。本実施形態の場合、この前後移動部材510が移動部である。
残数表示装置501は、更に、前後移動部材510を搭載部10に対して相対的に後方に付勢する後方付勢部(例えば、後方付勢バネ540)と、後方付勢部の付勢に抗して前後移動部材510が前方に移動させられた状態で前後移動部材510と係合することにより前後移動部材510の後方移動を規制する移動規制部(例えば、本体ケース520)と、を有している。
前後移動部材510の後端部に残数表示部31が形成されている。揺動部材530は、押板20が前方に移動する際に当該揺動部材530が揺動することにより、移動規制部と前後移動部材510との係合を解除させ、前後移動部材510を後方付勢部の付勢に従い後退させる。
本体ケース520は、底板部11の下面に固定されている。例えば、本体ケース520は、その後端が搭載部10の後端とほぼ一致するように配置されている。
本体ケース520は、底板部522と、この底板部522の左右両側部より起立する側壁部521と、を有する。これら底板部522及び側壁部521により囲まれた空間には、前後移動部材510が本体ケース520に対して相対的に前後方向に移動可能に配置されている。なお、本体ケース520の上部は底板部11により塞がれており、前後移動部材510が本体ケース520の上方に脱落してしまうことが抑制されている。本体ケース520及び底板部11は、前後移動部材510が本体ケース520に対して前後方向に直線的に移動できるように、前後移動部材510をガイドしている。
前後移動部材510は、前後方向に長尺な棒状の部材であり、例えばその前端が着色されるなどにより残数表示部31を構成している。前後移動部材510には、後方付勢バネ540を収容するバネ収容開口511が形成されている。バネ収容開口511は、前後方向に長尺な長穴状のものであり、例えば、前後移動部材510を上下に貫通している。
なお、本体ケース520の底板部522の上面には、上方に向けて起立するバネ受け突起部524が形成され、このバネ受け突起部524は、バネ収容開口511内に位置している。
後方付勢バネ540は、例えば、圧縮型のコイルバネであり、バネ収容開口511内に配置されている。後方付勢バネ540は、バネ収容開口511の前縁と、バネ受け突起部524と、の間に圧縮状態で設けられている。後方付勢バネ540の前端部は、バネ受け突起部524を前方に付勢している。後方付勢バネ540の後端部は、バネ収容開口511の後縁に接触し、前後移動部材510を本体ケース520に対して相対的に後方に付勢している。
前後移動部材510には、本体ケース520の一方の側壁部521aに形成された切欠形状部523の後縁に対して係合可能な係合片512と、この係合片512の内側への移動(図16(A)の状態から図16(B)の状態への移動)を許容させる切欠形状部513と、が形成されている。
図16(A)に示すように、係合片512は、前後移動部材510における切欠形状部513の前縁の側端部から後方に向けて突出し、かつ、係合片512の先端部は、切欠形状部513からはみ出すように側方に向けて突出している。
前後移動部材510は、樹脂などの弾性を有する材質により構成されている。このため、係合片512は、外側から押し込まれるとその先端が切欠形状部513内に没入するように弾性変形する(図16(B))。
また、係合片512を外側から押し込まむ力が解除されると、係合片512が弾性復帰することにより、その先端は再び切欠形状部513の側方に向けて突出する(図16(A))。
前後移動部材510には、更に、側壁部521aに形成された切欠形状部525内で前後に移動する移動突起部514が形成されている。この移動突起部514は、前後移動部材510の側方に突出している。
揺動部材530は、前後方向に長尺に形成されている。
本実施形態の場合、揺動部材530において押板20の揺動力付与部231(図16(C))の移動経路側を向く部分とは反対側の部分の平面角(図16(A)の角度β)が、180度未満となるように、揺動部材30は屈曲している。
揺動部材530は、樹脂などの弾性変形可能な材質により構成されている。揺動部材530の後端部532は、本体ケース520の一方の側壁部521aに固定されている。揺動部材530は、この固定された後端部532を揺動支点として本体ケース520に対し揺動可能である。この揺動は、揺動部材530が弾性変形することにより行われる。なお、本体ケース520は搭載部10の底板部11に固定されているため、揺動部材530は、搭載部10に対して相対的に揺動可能に設けられていると言える。また、揺動部材530は、図16(A)の状態において、その前端部533における後部が押板20の揺動力付与部231の移動経路上に位置している。このため、揺動部材530は、押板20の前進に連動して揺動するようになっている。
揺動部材530において、側壁部521の切欠形状部523と対向する部位には、本体ケース520側に向けて突出する突起部534が設けられている。
次に、動作を説明する。
予め、図16(A)に示すように係合片512の先端が本体ケース520の切欠形状部523の後縁に係合し、且つ、移動突起部514が切欠形状部525の前部(例えば前端)に位置しているとする。
この状態において、押板20の揺動力付与部231が残数表示装置501の後方から残数表示装置501の側方へと前進すると、揺動部材530は揺動力付与部231により本体ケース520側に押されることにより揺動する。その結果、突起部534が係合片512を切欠形状部513内に押し込み、係合片512と切欠形状部523との係合が解除される。
ここで、上述のように前後移動部材510は後方付勢バネ540により前方に付勢されている。このため、係合片512と切欠形状部513との係合が解除し、係合片512の先端が切欠形状部513内に没入することにより、前後移動部材510は後方付勢バネ540の付勢に従って、本体ケース520に対して相対的に後退する。
その結果、図16(B)に矢印Cで示されるように、残数表示部31が本体ケース520の後端より後方に突出するので、図16(C)に示すように、残数表示部31を搭載部10の後方より容易に視認できる状態となる。
なお、図16(B)に示すように、後方付勢バネ540の付勢による前後移動部材510の後退は、移動突起部514の後退が切欠形状部525の後縁により移動規制された段階で停止する。
残数表示部31を待避位置(図16(A)の位置)に移動させるためには、例えばオペレータが手動で前後移動部材510を後方付勢バネ540の付勢に抗して後退させることにより、図16(A)に示すように前後移動部材510の係合片512を本体ケース520の切欠形状部523の前縁に対して係合させる。
以上のような第4の実施形態によっても、オペレータは、カートリッジ400の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
〔第5の実施形態〕
図17(A)及び図17(B)は第5の実施形態に係るカートリッジ500の模式的な裏面図、図17(C)は揺動部材30の裏面図である。このうち図17(A)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示し、図17(B)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。
本実施形態に係るカートリッジ500は、以下に説明する点で、上記の第2の実施形態に係るカートリッジ200と相違し、その他の点ではカートリッジ200と同様に構成されている。
本実施形態の場合、移動部は、揺動部材30により構成されている。
本実施形態の場合、揺動部材30は、前後方向に長尺な平板状のものであり、その板面を上下方向に向けて水平に配置されている。この揺動部材30は、その長手方向の中間部にて、底板部11と平行な面内(水平な面内)において屈曲した(或いは屈折した)形状に形成されている。
揺動部材30の後端部には残数表示部31が形成されている。
揺動部材30は、底板部11の下方に配置されている。
揺動部材30は、例えば、その屈曲部分にて、或いはその近傍にて、揺動軸41により底板部11に対し揺動可能に軸支されている。揺動軸41の軸方向は水平面に直交する方向、すなわち底板部11と直交する方向である。揺動軸41は、底板部11において、下側板状部122の移動経路の側方に配置されている。
揺動部材30は、揺動軸41を揺動支点として、水平面内において、図17(A)に示す状態から、図17(B)に示す状態まで揺動可能となっている。
揺動軸41の上端は、例えば、底板部11の下面により軸受けされている。また、底板部11の下方には、揺動軸41の下端を軸受けする軸受片42が設けられている。
図17(C)に示すように、揺動部材30の屈曲部分において、下側板状部122の移動経路側を向く部分303の平面角(角度α)が180度未満であり、その反対側を向く部分304の平面角(角度β)が180度を越える。
角度αは、90度を超えることが好ましく、例えば、135度以上とすることができる。角度βは、270度未満であることが好ましく、例えば、225度以下とすることができる。
揺動部材30の前部302の後端部において、下側板状部122の移動経路側を向く部分は、下側板状部122が所定の前進位置まで前進する際に下側板状部122により押される第1揺動力受部34である。
揺動部材30の後部301の前端部において、下側板状部122の移動経路側を向く部分は、下側板状部122が所定の後退位置まで後退する際に下側板状部122により押される第2揺動力受部35である。
下側板状部122が揺動軸41よりも前方の所定の前進位置へ前進する際に、下側板状部122は、第1揺動力受部34を押すことにより、前部302を側方に押し退ける(図17(B))。これにより、揺動部材30が揺動軸41を支点として揺動し、揺動部材30の後端部の残数表示部31は表示窓71の後方(つまり表示位置)へと移動する。
ここで、本実施形態の場合、表示窓71は、例えば、透光性の後壁部14の一部分であっても良い。この場合、後方より、後壁部14を透視してその奥の残数表示部31を視認できる。
一方、後壁部14における表示窓71以外の部分は、遮光性の材質の遮光材(例えば光を遮る紙など)で遮蔽することができる。これにより、残数表示部31が表示窓71の前方位置以外の待避位置に位置するときには、搭載部10の後方より残数表示部31を視認できないようにすることができる。
このように、搭載部10の後端部には、表示位置に位置する残数表示部31を後方より視認させる表示窓71と、待避位置に位置する残数表示部31の後方からの目視を遮る遮蔽部と、を形成することができる。
残数表示部31が表示位置へ移動することによって、残数表示部31をカートリッジ100の後方より視認できる状態となる。
これにより、オペレータは、搭載部10におけるたばこ商品60の残数が所定数N以下になったことを容易に認識できる。
ここで、揺動部材30の揺動は、前部302が側壁部12の内側の面により移動規制されることにより停止する。この状態で、図17(B)に示すように、前部302の長手方向が前後方向となり、後部301の長手方向は前後方向に対して傾斜する。
なお、下側板状部122が図17(B)の位置よりも更に前進しても、搭載部10に対する揺動部材30の位置関係は、図17(B)の状態に維持される。
一方、下側板状部122が揺動軸41よりも後方の所定の後退位置へ後退する際に、下側板状部122は、揺動部材30の第2揺動力受部35を押すことにより、後部301を側方に押し退ける。これにより、揺動部材30が揺動軸41を支点として揺動し、揺動部材30の後端部の残数表示部31は表示窓71の後方の表示位置とは異なる待避位置へと移動する(図17(A))。
残数表示部31が待避位置へ移動することによって、残数表示部31をカートリッジ100の後方より視認できない状態となる。
ここで、揺動部材30の揺動は、後部301が側壁部12の内側の面により移動規制されることにより停止する。この状態で、図17(A)に示すように、後部301の長手方向が前後方向となり、前部302の長手方向は前後方向に対して傾斜する。
以上のような第5の実施形態によっても、オペレータは、カートリッジ500の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
なお、上記の第5の実施形態では、搭載部10のたばこ商品60の残数がNよりも多い場合に、磁石等を用いて揺動部材30を搭載部10に仮固定しても良い。これにより、たばこ商品60の残数の誤報知を抑制することができる。同様に、バネ等の付勢部による付勢によって、搭載部10のたばこ商品60の残数がNよりも多い場合に揺動部材30を搭載部10に仮固定しても良い。
〔第6の実施形態〕
図18(A)及び図18(B)は第6の実施形態に係るカートリッジ600の模式的な裏面図である。このうち図18(A)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示し、図18(B)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示す。
本実施形態に係るカートリッジ600は、以下に説明する点でのみ第5の実施形態に係るカートリッジ500と相違し、その他の点ではカートリッジ500と同様に構成されている。
本実施形態の場合、揺動部材30の屈曲の向きが、第5の実施形態と反対向きである。すなわち、揺動部材30は、前後方向に長尺に形成され、その長手方向の中間部にて底板部11と平行な面内において屈曲した形状をなし、揺動部材30の屈曲部分において、下側板状部122の移動経路側を向く部分303の平面角(角度α)が180度を越える。
また、例えば、揺動部材30の屈曲部分において、下側板状部122の移動経路とは反対側を向く部分304の平面角(角度β)は180度未満となっている。
なお、角度αは、270度未満であることが好ましく、例えば、225度以下とすることができる。また、角度βは、90度を超えることが好ましく、例えば、135度以上とすることができる。
例えば、揺動部材30の屈曲部分よりも前方の部分(前部302)が揺動軸41により軸支されている。より具体的には、例えば、前部302の前端部が軸支されている。
カートリッジ600は、更に、搭載部10のたばこ商品60が所定数N以下の状態のときに、残数表示部31が表示窓71の前方の表示位置に位置する揺動角度において、揺動部材30を搭載部10に対して仮固定するためのバネ330を有している。バネ330は、残数表示部31が表示位置に向かう方向に揺動部材30を付勢している。具体的には、バネ330は、例えば、揺動部材30の後部301を側壁部12から遠ざかる方向に付勢している。
バネ330は、例えば、板バネであり、その一端部が側壁部12の内面に固定され、他端部が揺動部材30の後部301に接触している。
本実施形態の場合、押板20が後退するときに、下側板状部122は、例えば、図18(A)に示すように、後部301をバネ330の付勢に抗して側方に押し退けることにより、残数表示部31を待避位置に移動させる。
一方、下側板状部122が、例えば前部302の配置領域よりも前進すると、バネ330の付勢に従って揺動部材30が揺動し、残数表示部31が表示位置に移動する(図18(B))。
以上のような第6の実施形態によっても、オペレータは、カートリッジ600の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
〔第7の実施形態〕
図19(A)及び図19(B)は第7の実施形態に係るカートリッジ700の模式的な側断面図、図19(C)は図19(B)のB−B矢視断面図である。図19(A)は残数表示部31が表示位置に位置する状態を示し、図19(B)は残数表示部31が待避位置に位置する状態を示す。
図20(A)は第7の実施形態に係るカートリッジ700の移動部730の平面図、図20(B)は移動部730の側面図である。
第7の実施形態に係るカートリッジ700は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係るカートリッジ100と相違し、その他の点ではカートリッジ100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、カートリッジ700は、図20に示す移動部730を有している代わりに、第1部材160及び第2部材170を有していない。
本実施形態の場合、搭載部10の底部は2重底形状となっている。すなわち、搭載部10は、底板部11よりも下方において水平に配置された受板部15を有している。受板部15と底板部11との間の空間は、移動部730の前後方向移動を許容する移動スペース16を構成している。移動部730は受板部15上に保持され、且つ、移動スペース16からの脱落が防止されている。
移動部730は、平板状で且つ水平に配置される本体部731と、本体部731の後端部に形成された残数表示部31と、を有している。
残数表示部31は、例えば、本体部731より起立していることが好ましい一例であるが、本体部731と同一平面上に位置していても良い。
移動スペース16の後端部が表示位置であり、それ以外の位置が待避位置である。残数表示部31が表示位置に位置している状態では、後壁部14を透視して残数表示部31を容易に視認できる。
本体部731の前部(例えば前端部)には、第1脱着部732が設けられている。第1脱着部732は、例えば、本体部731の上面に設けられている。
一方、図19に示すように、押板20には、第2脱着部735が設けられている。第2脱着部735は、例えば、押板20の下面に設けられている。
第1脱着部732及び第2脱着部735は、例えば、互いに吸着し合う磁性体であることが挙げられる。この場合、第1脱着部732と第2脱着部735との少なくとも一方は永久磁石であり、他方は永久磁石または磁化されていない強磁性材料もしくはフェリ磁性材料である。第1脱着部732及び第2脱着部735の双方が永久磁石である場合、第1脱着部732及び第2脱着部735の互いの対向面の極性を異極とする。
本実施形態の場合、押板20が所定の前進位置よりも後方の第2前進位置に前進することにより、第1脱着部732と第2脱着部735とが一体化する。すなわち、押板20と移動部730とが一体化する。
押板20と移動部730とが一体化した状態のままで、押板20が更に前進して所定の前進位置に達することにより、残数表示部31は、表示位置よりも前方の待避位置へ移動する(図19(B))。なお、本実施形態の場合、所定数Nが2個の例を示している。
また、押板20が第2前進位置へ後退することにより、残数表示部31が表示位置まで後退する。このとき、残数表示部31、ひいては移動部730の全体の後方移動が後壁部14により規制される。
このため、押板20が第2前進位置よりも後退することにより第1脱着部732と第2脱着部735とが分離する(図19(A))。なお、押板20が第2前進位置よりも後退したときにも、残数表示部31は表示位置に留まる。
以上のような第7の実施形態によっても、オペレータは、カートリッジ700の後方から残数表示部31を確認することにより、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
なお、上記の第7の実施形態においては、第1脱着部732及び第2脱着部735が磁性体である例を説明したが、第1脱着部732及び第2脱着部735は、移動部730と押板20とを脱着できるものであればその他のものであっても良い。例えば、第1脱着部732及び第2脱着部735は、相互に係脱可能な面ファスナーにより構成しても良い。
〔第8の実施形態〕
図21(A)は第8の実施形態に係るカートリッジ800の前部の平面図、図21(B)は第8の実施形態に係るカートリッジ800の前部の斜視図である。
第8の実施形態に係るカートリッジ800は、以下に説明する点で、上記の何れかの実施形態又はその変形例に係るカートリッジ100、200、300、400、500、600、700と相違し、その他の点ではカートリッジ100〜700と同様に構成されている。
図21に示すように、カートリッジ800は、搭載部10の内面に形成された第3残数表示部810を更に有している。第3残数表示部810は、例えば、搭載部10の内面に貼り付けられたシール(ステッカー)、又は、搭載部10の内面に施された印刷であることが挙げられる。第3残数表示部810の色は、残数表示部31と同様に、目立つ色であることが好ましい。第3残数表示部810は、底板部11の上面と、側壁部12の内側面と、のうちの少なくとも何れか一方に形成することができる。図21では、底板部11の上面及び側壁部12の内側面の双方に第3残数表示部810を形成した例を示している。
第3残数表示部810は、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数Nよりも多い場合には、たばこ商品60に隠れた状態となり、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になった場合に露出する。
従って、オペレータは、第3残数表示部810が露出しているか否かをカートリッジ800の後方から確認することによって、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の個数が所定数N以下になったか否かを容易に認識することができる。
なお、上記の各実施形態では、搭載部10がフラップ部材140を有する例を説明したが、搭載部10は、フラップ部材140を有していない代わりに、搭載部10の前面側を閉塞する前壁部を有していても良い。

Claims (20)

  1. 複数の商品が前後方向に一列に搭載される搭載部と、
    前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押板と、
    前記押板を前方に付勢する付勢部と、
    前記押板の移動に連動して、前記搭載部に対して相対的に移動する移動部と、
    を有するカートリッジであって、
    前記移動部は、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が所定数N(Nは自然数)以下になったか否かを前記カートリッジの後部において表示により報知する残数表示部を有し、
    前記残数表示部は、表示位置と、前記表示位置とは異なる待避位置と、に移動可能であり、
    前記押板が所定の前進位置まで前進するのに連動して前記移動部が移動することにより、前記残数表示部が前記待避位置から前記表示位置へ移動するか、又は、前記残数表示部が前記表示位置から前記待避位置へ移動することを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記表示位置にある前記残数表示部は、前記搭載部の後端より後方に突出し、
    前記待避位置にある前記残数表示部は、前記搭載部の前記後端より後方に突出していないことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記移動部は、
    前記押板が前進する際に前記押板により押し退けられて前後方向に対する交差方向に移動する第1部材と、
    前記第1部材の移動に連動して後方に移動する第2部材と、
    を有し、
    前記残数表示部は、前記第2部材の後端部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記第1部材と前記第2部材との何れか一方には長穴が形成され、
    前記第1部材と前記第2部材との何れか他方には突起が形成され、
    前記突起は、前記長穴に差し込まれ、且つ、前記長穴の長手方向に移動可能となっており、
    前記第1部材が前記交差方向に移動することにより、前記突起が前記長穴の長手方向に移動するとともに、前記第2部材が後方に移動することを特徴とする請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 前記長穴は弧状に延在し、
    前記長穴の前端部における前記長穴の延在方向は、前記長穴の後端部における前記長穴の延在方向よりも、前記交差方向に近いことを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記第1部材を前記交差方向に対する反対方向へ付勢するか、又は、前記第2部材を前方へ付勢する第2付勢部を有し、
    前記押板が前記前進位置よりも後方へ移動することにより、前記第2付勢部が前記第1部材又は前記第2部材を付勢して、前記残数表示部が前記待避位置へ移動することを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のカートリッジ。
  7. 前記付勢部は線材リールであり、
    前記線材リールは、
    リール本体と、
    前記リール本体より引出自在な線材と、
    前記リール本体内に設けられ、前記線材を前記リール本体に収納する方向へ弾性力によって付勢する弾性部材と、
    を有し、
    前記弾性力により前記押板を前方に付勢するものであり、
    前記線材リールは、前記第2付勢部として前記第1部材又は前記第2部材を付勢することを特徴とする請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 前記搭載部の前端部において、常態である直立状態と、前傾状態と、に揺動可能に軸支されているフラップ部材を更に有し、
    前記線材リールは、前記フラップ部材を直立する方向へ付勢することを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  9. 前記移動部は、前記第1部材の移動に連動して前方へ移動する第3部材を更に有し、
    前記第3部材の前端部には、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が前記所定数N以下になったことを前記カートリッジの前部において表示により報知する第2残数表示部が形成されていることを特徴とする請求項3乃至8の何れか一項に記載のカートリッジ。
  10. 前記移動部は、前記搭載部に対し揺動可能に設けられているとともに前記押板が前進位置まで前進することに連動して揺動する揺動部材を含み、
    前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の前記揺動部材の前記揺動に連動して、前記待避位置から前記表示位置へ移動するか、又は、前記残数表示部が前記表示位置から前記待避位置へ移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のカートリッジ。
  11. 前記搭載部は、前記商品を支持する底板部を有し、
    前記揺動部材は、前記底板部の下方に配置されているとともに、前記底板部と平行な面内において揺動可能なように前記底板部に対して直交する揺動軸により前記底板部に軸支されていることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
  12. 前記移動部は、前記揺動部材と連結されているとともに前記揺動部材の揺動に連動して後端が前後移動するリンクを更に有し、
    前記リンクの後端部に前記残数表示部が形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のカートリッジ。
  13. 前記残数表示部は、前記押板が前記前進位置まで前進する際の前記揺動部材の前記揺動に連動して、前記搭載部の後端より後方に突出することを特徴とする請求項12に記載のカートリッジ。
  14. 前記移動部は、前記揺動部材と連結されているとともに前記揺動部材の揺動に連動して前記揺動部材に巻き取られる可撓性の表示部材を更に有し、
    前記表示部材は、前記揺動部材より後方に延出しており、前記表示部材の後端部に前記残数表示部が形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のカートリッジ。
  15. 前記移動部は、前記搭載部に対して相対的に前後移動可能に設けられた前後移動部材を有し、
    当該カートリッジは、
    前記前後移動部材を前記搭載部に対して相対的に後方に付勢する後方付勢部と、
    前記後方付勢部の付勢に抗して前記前後移動部材が前方に移動させられた状態で前記前後移動部材と係合することにより前記前後移動部材の後方移動を規制する移動規制部と、
    を更に有し、
    前記前後移動部材に前記残数表示部が形成され、
    前記揺動部材は、前記押板が前方に移動する際の揺動により、前記移動規制部と前記前後移動部材との係合を解除させ、前記前後移動部材を前記後方付勢部の付勢に従い後退させることを特徴とする請求項10に記載のカートリッジ。
  16. 前記搭載部は、前記商品を支持する底板部を有し、
    前記揺動部材は、前後方向に長尺に形成され、その長手方向の中間部にて前記底板部と平行な面内において屈曲した形状をなし、
    前記揺動部材の後端部に前記残数表示部が形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のカートリッジ。
  17. 前記移動部と前記押板とにそれぞれ設けられて着脱可能に互いに一体化する一対の着脱部を更に備え、
    前記押板が前記所定の前進位置よりも後方の第2前進位置に前進することにより前記一対の着脱部が互いに一体化し、
    前記押板が前記第2前進位置よりも後退することにより前記一対の着脱部が互いに分離することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  18. 前記搭載部の内面に形成された第3残数表示部を更に有し、
    前記第3残数表示部は、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が前記所定数Nよりも多い場合には、前記商品に隠れた状態となり、前記搭載部に搭載されている前記商品の個数が前記所定数N以下になった場合に露出することを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載のカートリッジ。
  19. 前記残数表示部は、当該カートリッジにおける前記残数表示部の周囲の部分とは異なる色に着色された着色部であることを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載のカートリッジ。
  20. 前記搭載部の後端部には、前記表示位置に位置する前記残数表示部を後方より視認させる表示窓と、前記待避位置に位置する前記残数表示部の後方からの目視を遮る遮蔽部と、が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
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