JP5952290B2 - マガジンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数のたばこ商品を前後方向に配列した状態で収容するマガジンユニットに関する。
現在、いわゆるコンビニエンスストアなどの店舗では、たばこ商品を陳列して販売している。ここで云うたばこ商品とは、実際に喫煙される紙巻たばこではなく、複数の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージ、および複数のパッケージを収容しているカートンを意味している。
たばこ商品を陳列するたばこ陳列システムは、例えば、複数のマガジンユニットと一個のシステムフレームからなる(特許文献1:特開2000−060691号公報を参照)。マガジンユニットは、例えば、無色透明な樹脂により、前後方向に細長い上面開口のボックス状に形成されている。
マガジンユニットは、立設された状態のたばこ商品が前後方向に配列された状態で上方から収容される。なお、マガジンユニットには、押圧スライダが底面に前後方向にスライド自在に装着されている。
より詳細には、マガジンユニットの底部には、前後方向に細長い開口孔が形成されている。その開口孔の左右両側には上方に突出したリブが形成されている。この一対のリブと開口孔に、押圧スライダが前後方向にスライド自在に装着されている。
押圧スライダの後部には、付勢機構となる巻回された板バネが装着されている。その板バネの一端は、押圧スライダから引き出されてマガジンユニットの底部前方に装着されている。
このため、前後方向にスライド自在な押圧スライダが、板バネにより弾性力で前方に付勢されている。マガジンユニットに収容された複数のたばこ商品は、押圧スライダにより最前部に押圧される。
システムフレームは、複数のマガジンユニットを上下左右に配列して保持する。システムフレームは、複数のガイドレールと一個の本体フレームからなる。ガイドレールは、一対でマガジンユニットの両側部を保持する。本体フレームは、例えば、金属棒で立体形状に形成されている。本体フレームの要所に複数のガイドレールが一対ずつ固定されている。
上述のたばこ陳列システムでは、例えば、20個のマガジンユニットが、4段5列などの配列でシステムフレームに装着される。そのマガジンユニットの各々に、例えば、10個から13個程度のたばこ商品が収容される。
たばこ商品は、その正面および背面と、2つの側面と、天面および底面と、のサイズが相違する直方体状に形成されている。そのうち正面および背面の面積が最大であり、その最大面には銘柄などが表記されている。上述のたばこ陳列システムでは、無色透明なマガジンユニットにたばこ商品が立設した状態で収容される、そのたばこ商品の正面または背面がマガジンユニットの前面に位置する状態で陳列される。例えば、20種類のたばこ商品を陳列しながら、各々10個ずつ収容することができる。
たばこ商品を販売するときには、マガジンユニットの最前の位置からたばこ商品を上方に取り出せばよい。たばこ商品が取り出されると、マガジンユニットに収容されている後続のたばこ商品は押圧スライダにより前方に押し出される。このため、マガジンユニットの最前の位置から1個または複数個のたばこ商品が取り出されても、その位置にたばこ商品が配置された状態が維持される。
たばこ陳列システムにたばこ商品を補充するときには、システムフレームからマガジンユニットが取り外される。そのマガジンユニットにたばこ商品が収容され、このたばこ商品が収容されたマガジンユニットがシステムフレームに装着される。このため、マガジンユニットをシステムフレームから取り外した状態で、マガジンユニットにたばこ商品を簡易に補充することができる。
上述のたばこ陳列システムでは、透明体からなる上面開口のトレーに商品を陳列するマガジンユニットが進退自在に収納されている。
商品は押圧スライダにより前方へ押圧されており、前部フラップの内側に弾接されている。前部フラップは所定角度範囲で揺動自在であり、下端部に形成してある保持部を介して商品を持ち上げられるようにしてあるため、商品を斜め方向に取り出し易くなっている。
特開2000−060691号公報
特許文献1のマガジンユニットでは、前方に揺動した前部フラップは自重によって略鉛直な閉止状態に戻る。しかしながら、かかる前部フラップでは後続のたばこ商品を最前の位置に制止することが困難である。
なぜならば、前部フラップが自重によって略鉛直に起立するまでには時間を要し、また押圧スライダに押圧された後続のたばこ商品の勢いに抗することができないためである。このため、従来のマガジンユニットでは、最前列のたばこ商品を取り出した際に、二個目以降のたばこ商品がマガジンユニットから落下してしまうことが問題となっていた。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、前部フラップを開放状態として最前列のたばこ商品を容易に取り出すことができ、たばこ商品を取り出した後は前部フラップが迅速に閉止状態となって最前列のたばこ商品が略鉛直に保持されるマガジンユニットを提供するものである。
本発明のマガジンユニットは、複数のたばこ商品を前後方向に配列した状態で収容するマガジン本体と、マガジン本体の内部に前後方向にスライド自在に設けられていてたばこ商品を前方に押圧する押圧スライダと、押圧スライダを弾性力で前方に付勢しているスライダ付勢機構と、マガジン本体の前面を構成し、起立状態と、この起立状態よりも傾斜した傾斜状態と、に揺動自在に軸支されている前部フラップと、この前部フラップを傾斜状態から起立状態に向けて弾性力で付勢しているフラップ付勢機構と、を有し、リール本体と、リール本体より引出自在にリール本体に収納された線材と、リール本体内に設けられ、線材をリール本体に収納する方向へ弾性力によって付勢する弾性部材と、を有する線材リールで構成されている前後付勢機構をさらに備え、前後付勢機構が、スライダ付勢機構およびフラップ付勢機構に対してともに付勢力を付与し、線材リールは押圧スライダの後部に搭載されており、前部フラップは揺動自在となるようにその下端近傍において軸支される軸部を有しており、線材の前端が前部フラップにおける軸部よりも上方の位置に連結されている
上述のようなマガジンユニットにおいて、前後付勢機構は押圧スライダと前部フラップとを連結していてもよい。
上述のようなマガジンユニットにおいて、マガジン本体の内部前端はたばこ商品を上方に変位させるスロープが形成されており、線材はスロープの内部に挿通されていてもよい。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
本発明のマガジンユニットでは、前部フラップがフラップ付勢機構により傾斜状態から起立状態に向かって弾性力で付勢されている。このため、前部フラップを傾斜状態として最前列のたばこ商品を容易に取り出すことができ、たばこ商品を取り出した後は前部フラップが迅速に起立状態となって、後続のたばこ商品が略鉛直に保持される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態のマガジンユニットの内部構造を示す前部フラップが開放状態の模式的な縦断側面図である。 マガジンユニットの内部構造を示す前部フラップが閉止状態の模式的な縦断側面図である。 マガジンユニットの組立構造を示す各部の縦断側面図である。 マガジンユニットの構造を示す前部フラップが閉止状態の模式的な平面図である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名称を使用して詳細な説明は省略する。本実施の形態のマガジンユニット100は、複数のたばこ商品TPを前後方向に配列させて収容する。
マガジンユニット100は、図1ないし図4に示すように、マガジン本体110、押圧スライダ120、前部フラップ140、スライダ付勢機構およびフラップ付勢機構を備えている。マガジン本体110は、複数のたばこ商品を前後方向に配列した状態で収容するトレーである。本実施形態のマガジン本体110は、上面と前面の各全面が開口したボックス状をなしている。押圧スライダ120は、マガジン本体110の内部に前後方向にスライド自在に設けられていて、たばこ商品TPを前方に押圧する。後述するスライダ付勢機構は、押圧スライダ120を弾性力で前方に付勢する。前部フラップ140は、マガジン本体110の前面を構成している。前部フラップ140は、マガジン本体110の前面の開口を塞ぐようにして略鉛直に起立した起立状態と、この起立状態よりも傾斜した傾斜状態と、に揺動自在に軸支されている。傾斜状態の前部フラップ140は、その上端が前方に倒れる向きに傾斜する。起立状態はマガジン本体110の前端の開口を閉止する状態であり、傾斜状態は、この開口を開放する状態である。前部フラップ140は下端近傍で軸支されている。後述するフラップ付勢機構は、前部フラップ140を傾斜状態から起立状態に向かって弾性力で付勢する。
起立状態の前部フラップ140は、マガジン本体110の底板111に対して略直交方向に立ち上がる。マガジンユニット100を水平設置した場合には前部フラップ140は略鉛直に起立した状態となる。ここで、前部フラップ140が略鉛直であるとは、最前列のたばこ商品TPの前面に沿って前部フラップ140が起立している状態をいい、マガジン本体110の底板111と前部フラップ140との為す角度は必ずしも90度に限定されるものではない。
傾斜状態の前部フラップ140は、マガジン本体110の底板111に対して平行であるか、または斜めに交差する。本実施形態の前部フラップ140は、傾斜状態において、その上端が前方に倒れる向きに傾斜する。たばこ商品TPをマガジン本体110から上方に引き抜いて取り出すときにたばこ商品TPの下端が前部フラップ140に干渉することがない。
本実施の形態のマガジンユニット100は前後付勢機構を備える。前後付勢機構は、マガジンユニット100の前後方向に弾性付勢力を有する一または複数の部材を含む構造である。本実施形態では、前後付勢機構として線材リール130を例示する。線材リール130は、スライダ付勢機構およびフラップ付勢機構に対してともに付勢力を付与する。言い換えると、線材リール130はスライダ付勢機構およびフラップ付勢機構として機能する。この線材リール130は、押圧スライダ120と前部フラップ140とを連結している。
図3に示すように、線材リール130は、リール本体132と、線材(樹脂線材131)と、弾性部材(図示せず)と、を備えている。本実施形態の線材は可撓性の樹脂材料からなる樹脂線材131である。樹脂線材131は、リール本体132より引出自在に、リール本体132に収納されている。弾性部材は、リール本体132内に設けられ、線材をリール本体132に収納する方向へ弾性力によって付勢する。弾性部材としては螺旋状に巻回された板バネを例示することができる。図1および図2に示すように、線材リール130は、押圧スライダ120の後部に搭載される。樹脂線材131の前端は、前部フラップ140の軸支位置よりも上方に連結されている。
マガジン本体110の内部前端には、たばこ商品TPを上方に変位させるスロープ114が前上がりに形成されている。リール本体から引き出された樹脂線材131の先端部はスロープ114の内部に挿通されている。
より詳細には、マガジン本体110と前部フラップ140とは無色透明な硬質の樹脂で形成されており、マガジン本体110の底板111には前後方向に開口孔112が形成されている。
押圧スライダ120の下部121は正面形状が横倒しH字状に形成されており、上述のマガジン本体110の開口孔112にスライド自在に係合している。マガジン本体110の底板111には、たばこ商品TPのスライド移動を円滑とするために左右一対のガイドレール113が形成されている。
押圧スライダ120の後部には左右一対のリブ122が形成されており、この左右一対のリブ122の中央に線材リール130が搭載されている。この線材リール130は、コイルスプリングが内蔵されており(図示せず)、引出自在な樹脂線材131を弾性力で収納する。
この樹脂線材131は、押圧スライダ120の下部の貫通孔123(図3)と、マガジン本体110の左右一対のガイドレール113(図4)同士の間隙と、に挿通されている。マガジン本体110の底板111には、前端が上方に傾斜した上記のスロープ114が形成されている。このスロープ114を挿通した樹脂線材131は、前部フラップ140の後面の係合部143に連結されている。
このため、ガイドレール113で支持されているたばこ商品TPに樹脂線材131が干渉することがなく、スロープ114で上方に変位される最前列のたばこ商品TPにも樹脂線材131が干渉することがない。
前部フラップ140には、下端の左右に円形の凸部141が形成されている。この凸部141が前部フラップ140をマガジン本体110に揺動自在に軸支する軸部を構成している。この凸部141よりも上方の位置で、樹脂線材131が前部フラップ140に連結されている。このため、線材リール130の巻取力により樹脂線材131が係合部143を牽引すると、前部フラップ140の上端には、後方に傾斜する向きのモーメント荷重が付勢される。
ここで、樹脂線材131の牽引力によって前部フラップ140に大きなモーメント荷重を与えるためには、略水平方向に牽引される樹脂線材131の先端位置(係合部143)と凸部141の軸心との鉛直長さを大きくすることが好ましい。本実施形態では、凸部141を前部フラップ140の下端近傍に設け、係合部143をその上方に設けることにより、この鉛直長さを大きくすることができる。
後述のように樹脂線材131がたばこ商品TPと干渉しないことが好ましく、係合部143がスロープ114よりも上方に突出しないことが好ましい。このため、本実施形態の係合部143は、スロープ114の中間の高さ、かつ、押圧スライダ120の貫通孔123と同等の高さ、に形成してある。
図1と図2に示すように、前部フラップ140が開閉揺動するときに樹脂線材131の先端位置(係合部143)の上下の高さ位置はほぼ変化せず、樹脂線材131は常に前後方向に略水平に牽引される。
なぜならば、閉止状態(図2)から凸部141を軸心として前部フラップ140が開く際に、凸部141の上方(直上)にある係合部143の移動方向は、凸部141を中心とする円の接線方向(すなわち、水平前方)となるためである。これにより、前部フラップ140が開閉揺動しても樹脂線材131が係合部143から脱離することがない。
この前部フラップ140はスロープ114の前端面に当接することで略鉛直な閉止状態に保持される。なお、前述のように前部フラップ140は無色透明に形成されており、値札等を挿入できる上面開口のポケット142が形成されている。
上述のような構成において、本実施の形態のマガジンユニット100では、図2に示すように、上面と前面とが開口しているボックス状のマガジン本体110に複数のたばこ商品TPが前後方向に配列されて収容される。
マガジン本体110がボックス状であるとは、前後方向に並ぶ複数のたばこ商品TPを保持してその配列状態を維持することができるような略直方体状の面やフレームを備えることを意味する。本実施形態のマガジン本体110は、上面と前面のほか、後面が開口していてもよく、さらに底面および一方の側面が部分的に開口していてもよい。
この複数のたばこ商品TPは、前後方向にスライド自在に支持されていて線材リール130で前方に付勢されている押圧スライダ120により前方に付勢される。図1および図2に示すように、マガジン本体110の前面開口には前部フラップ140が略鉛直な閉止状態と前方に傾斜した開放状態とに揺動自在に下端近傍で軸支されている。
この前部フラップ140は線材リール130により開放状態から閉止状態に弾性力で付勢されているので、開放状態から閉止状態に迅速に遷移することができる。前部フラップ140が開放状態となって最前列の1個または複数個のたばこ商品TPが斜め上方に引き抜かれた際には、後続の他のたばこ商品TPが前進して最前の位置に達するのと同時またはそれよりも早く、前部フラップ140は閉止状態に戻る。
このため、前部フラップ140を開放状態として最前列の1個または複数個のたばこ商品TPを容易に取り出すことができ、かつ、たばこ商品TPを取り出した後は前部フラップ140が即座に閉止状態となって次の最前列のたばこ商品TPが鉛直に保持される。このため、最前列の1個または複数個のたばこ商品TPの取り出し時に、他のたばこ商品TPまでマガジンユニット100から落下してしまうことがなく、安定した取り出し操作が可能である。
上述のように、押圧スライダ120を前方に付勢するスライダ付勢機構と、前部フラップ140を起立方向に付勢するフラップ付勢機構とが一体の線材リール130により実現されている。このため、押圧スライダ120の前進動作と前部フラップ140の起立動作が同時に発生する。このため、最前列の1個または複数個のたばこ商品TPを取り出した直後に後続のたばこ商品TPが前進する動作が、起立動作中の前部フラップ140によって良好に抑えられる。また、線材リール130がスライダ付勢機構とフラップ付勢機構を兼用することで、部品点数が削減されてマガジンユニット100の生産性が良好である。
共通の線材リール130の弾発力を用いて押圧スライダ120の前方付勢と前部フラップ140の後方付勢とを行うことにより、線材リール130の弾発力の大小によらず上記のように安定した取り出し操作が可能である。
なぜならば、線材リール130の弾発力が大きい場合には、後続のたばこ商品TPが前進する速度および前部フラップ140を前方に付勢する力が大きくなるところ、前部フラップ140が後方に閉止する速度および付勢力も同様に大きくなるためである。
本実施形態の線材リール130は、リール本体132の内部にコイルスプリングなどの弾性部材が設けられている。樹脂線材131がリール本体132から引き出されると弾性部材が弾性変形し、その復元力により樹脂線材131には巻取力が付与される。コイルスプリング(弾性部材)は線材リール130のケース内部に収容されていて外部に露出しない。繰り返し弾性変形するコイルスプリング(弾性部材)がリール本体132(ケース)で保護されているため、その信頼性と耐久性とが良好である。一方、リール本体132の外部に露出される樹脂線材131はナイロンなどの柔軟な可撓性の樹脂材料からなる紐状体であるため、ユーザが指等で樹脂線材131に触れても安全である。
線材リール130は、押圧スライダ120の後部に搭載されているので、デッドスペースとなる押圧スライダ120の後部を有効に利用することができる。また、樹脂線材131の前端が前部フラップ140の軸部又は軸支位置より上方に連結されている。このため、簡単な構造で確実に前部フラップ140を後方に付勢することができる。
マガジン本体110の底板111には左右一対のガイドレール113が形成されており、その間隙に樹脂線材131が挿通されているので、ガイドレール113で支持されているたばこ商品TPの底面に樹脂線材131が干渉することがない。
マガジン本体110の底板111の前端には上方に傾斜したスロープ114が形成されているので、最前列の1個または数個のたばこ商品TPのみが上方に変位することになり、最前列のたばこ商品TPが取り出しやすくなっている。前後方向におけるスロープ114の長さは、1個のたばこ商品TPの前後方向におけるサイズの半分以上の長さとすることができる。前後方向におけるスロープ114の長さは、1個のたばこ商品TPの前後方向におけるサイズを越えることが好ましい。なぜなら、最前列の複数個のたばこ商品TPが上方に変位するので、これらをまとめて取り出すことが容易になるからである。前後方向におけるスロープ114の長さは、3個分のたばこ商品TPの前後方向におけるサイズ以下であることが好ましい。
そして、このスロープ114の内部に樹脂線材131が挿通されているので、最前列のたばこ商品TPにも樹脂線材131が干渉することがない。前部フラップ140は無色透明で上面開口のポケット142が形成されているので、このポケット142に値札等を挿入することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では樹脂線材131の前端が前部フラップ140の軸支位置より上方に連結されていることで、簡単な構造で確実に前部フラップ140を後方に付勢できることを例示した。
しかし、前部フラップ140を凸部141ではなく回動軸(図示せず)で支持し、この回動軸に樹脂線材131を巻回して固定してもよい。この回動軸の周囲における樹脂線材131の巻回方向は、樹脂線材131が後方に牽引されたときに、傾斜した状態の前部フラップ140が起立状態に向けて付勢されるような向きとなるように選択されている。
この出願は、2011年3月22日に出願された日本出願特願2011−063359号を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
以下、参考形態の例を付記する。
1.複数のたばこ商品を前後方向に配列した状態で収容するマガジン本体と、
前記マガジン本体の内部に前後方向にスライド自在に設けられていて前記たばこ商品を前方に押圧する押圧スライダと、
前記押圧スライダを弾性力で前方に付勢しているスライダ付勢機構と、
前記マガジン本体の前面を構成し、起立状態と、前記起立状態よりも傾斜した傾斜状態と、に揺動自在に軸支されている前部フラップと、
前記前部フラップを前記傾斜状態から前記起立状態に向けて弾性力で付勢しているフラップ付勢機構と、
を有するマガジンユニット。
2.前後付勢機構をさらに備え、前記前後付勢機構が、前記スライダ付勢機構および前記フラップ付勢機構に対してともに付勢力を付与する1.に記載のマガジンユニット。
3.前記前後付勢機構は前記押圧スライダと前記前部フラップとを連結している2.に記載のマガジンユニット。
4.前記前後付勢機構は、リール本体と、前記リール本体より引出自在に前記リール本体に収納された線材と、前記リール本体内に設けられ、前記線材を前記リール本体に収納する方向へ弾性力によって付勢する弾性部材と、を有する線材リールで構成されている2.または3.に記載のマガジンユニット。
5.前記線材リールは前記押圧スライダの後部に搭載されており、
前記前部フラップは揺動自在となるようにその下端近傍において軸支される軸部を有しており、
前記線材の前端が前記前部フラップにおける前記軸部よりも上方の位置に連結されている4.に記載のマガジンユニット。
6.前記マガジン本体の内部前端には前記たばこ商品を上方に変位させるスロープが前上がりに形成されており、
前記リール本体から引き出された前記線材の先端部が前記スロープの内部に挿通されている5.に記載のマガジンユニット。

Claims (3)

  1. 複数のたばこ商品を前後方向に配列した状態で収容するマガジン本体と、
    前記マガジン本体の内部に前後方向にスライド自在に設けられていて前記たばこ商品を前方に押圧する押圧スライダと、
    前記押圧スライダを弾性力で前方に付勢しているスライダ付勢機構と、
    前記マガジン本体の前面を構成し、起立状態と、前記押圧スライダとは逆側に向かって前記起立状態よりも傾斜した傾斜状態と、に揺動自在に軸支されている前部フラップと、
    前記前部フラップを前記傾斜状態から前記起立状態に向けて弾性力で付勢しているフラップ付勢機構と、
    を有し、
    リール本体と、前記リール本体より引出自在に前記リール本体に収納された線材と、前記リール本体内に設けられ、前記線材を前記リール本体に収納する方向へ弾性力によって付勢する弾性部材と、を有する線材リールで構成されている前後付勢機構をさらに備え、前記前後付勢機構が、前記スライダ付勢機構および前記フラップ付勢機構に対してともに付勢力を付与し、
    前記線材リールは前記押圧スライダの後部に搭載されており、
    前記前部フラップは揺動自在となるようにその下端近傍において軸支される軸部を有しており、
    前記線材の前端が前記前部フラップにおける前記軸部よりも上方の位置に連結されている、マガジンユニット。
  2. 前記前後付勢機構は前記押圧スライダと前記前部フラップとを連結している請求項に記載のマガジンユニット。
  3. 前記マガジン本体の内部前端には前記たばこ商品を上方に変位させるスロープが前上がりに形成されており、
    前記リール本体から引き出された前記線材の先端部が前記スロープの内部に挿通されている請求項1または2に記載のマガジンユニット。
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