JP7062713B2 - マガジン、及び、マガジン什器 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 [公開の事実1] 公開日:令和1年11月28日(令和2年3月31日現在公開中) 公開場所:セブンイレブン川崎新丸子東2丁目店(神奈川県川崎市中原区新丸子東2丁目884-1) [公開の事実2] 公開日:令和1年12月2日(令和2年3月31日現在公開中) 公開場所:セブンイレブン川崎浜町3丁目店(神奈川県川崎市川崎区浜町3丁目8-22) [公開の事実3] 公開日:令和1年12月2日(令和2年3月31日現在公開中) 公開場所:セブンイレブン川崎池上新町1丁目店(神奈川県川崎市川崎区池上新町1丁目6-5) [公開の事実4] 公開日:令和1年12月5日(令和2年3月31日現在公開中) 公開場所:セブンイレブン川崎仲見世通り店(神奈川県川崎市川崎区砂子2丁目6-8 Yk-9ビル 1F) [公開の事実5] 公開日:令和1年12月12日(令和2年3月31日現在公開中) 公開場所:セブンイレブン麹町駅前店(東京都千代田区二番町4-3)
本発明は、マガジン、及び、マガジン什器に関する。
コンビニエンスストアなどの店舗では、様々な物品がいわゆる什器に配置されている。
たばこ商品などの特定の物品を配置するための什器の棚には、複数の物品を前後方向に並べて配置するための容器(例えば、特許文献1参照)が複数設置される。この容器は、一般的にはマガジン、カートリッジまたはホルダーなどと呼ばれている。以下では、この容器をマガジンと呼称する。
なお、ここでいうたばこ商品とは、喫煙に供される個々の紙巻たばこではなく、複数本の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージや他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。
特表2013-526296号公報
本発明者の検討によれば、特許文献1の技術では、マガジンからの物品の取り出しやすさについて、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、物品の取り出し作業をより容易に行うことが可能な構造のマガジンを提供するものである。
本発明によれば、複数の物品を前後方向に並べて搭載可能な搭載部と、
前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダと、
前記押圧スライダを前方に付勢する付勢部と、
を備え、
前記搭載部は、
前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部を有する搭載部本体と、
前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する第2底部を有し、前記搭載部本体の装着領域に着脱可能に装着される底上げ部材と、
を有し、
前記底上げ部材が前記装着領域に装着された状態では、前基底部の前端部の上方位置に前記第2底部の前端部が配置されるマガジンが提供される。
本発明によれば、マガジンからの物品の取り出しをより容易に行うことが可能となる。
第1実施形態に係るマガジン什器の部分拡大の側面図であり、1つのマガジン及びその周囲の部分を示す。 図1の部分拡大図である。 第1実施形態に係るマガジン什器の部分拡大の側断面図であり、1つのマガジンの前部とその周囲の部分を示しており、特に、マガジンの装着領域に底上げ部材が装着されている状態を示す。 第1実施形態に係るマガジン什器の部分拡大の側断面図であり、1つのマガジンの前部とその周囲の部分を示しており、特に、マガジンの装着領域に底上げ部材が装着されていない状態を示す。 第1実施形態に係るマガジンの平面図である。 第1実施形態に係るマガジンの前部の平面図である。 第1実施形態に係るマガジン什器の部分拡大の正面図である。 図8(a)及び図8(b)は第1実施形態における底上げ部材の斜視図である。 図9(a)、図9(b)及び図9(c)は第1実施形態における底上げ部材を示す図であり、このうち図9(a)は平面図、図9(b)は側面図、図9(c)は正面図である。 図10(a)及び図10(b)は第1実施形態に係るマガジンの後部を示す図であり、このうち図10(a)は平面図、図10(b)は側面図である。 第1実施形態に係るマガジン什器の斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は第2実施形態に係るマガジンの後端部を示す図であり、このうち図12(a)は平面図、図12(b)は側面図である。 図13(a)及び図13(b)は第3実施形態に係るマガジンを示す図であり、このうち図13(a)は平面図、図13(b)は側面図である。 第4実施形態に係るマガジン什器の部分拡大の側面図であり、1つのマガジン及びその周囲の部分を示す。 第4実施形態における搭載部本体の平面図である。 第4実施形態における搭載部本体の側面図である。 図15に示すA―A線に沿った断面図である。 図18(a)及び図18(b)は第4実施形態における押圧スライダを示す図であり、このうち図18(a)は側面図、図18(b)は斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図11を用いて第1実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係るマガジン什器110の部分拡大の側面図であり、1つのマガジン100及びその周囲の部分を示す。図2は図1の部分拡大図である。図1及び図2において、マガジン100を収容するマガジン収容棚111については断面構造を示している。図2において、前傾した状態のフラップ21が二点鎖線で示されている。
図3及び図4は本実施形態に係るマガジン什器110の部分拡大の側断面図であり、1つのマガジンの前部とその周囲の部分を示している。このうち図3はマガジン100の装着領域56(図1~図3等)に底上げ部材40が装着されている状態を示し、図4は装着領域56に底上げ部材40が装着されていない状態を示す。
なお、図1から図3において、マガジン100に搭載されているたばこ商品60は、いわゆるレギュラーサイズのものである。図4において、マガジン100に搭載されているたばこ商品60は、いわゆるロングサイズのものである。以下、マガジン100にたばこ商品60が搭載されていることを、マガジン100にたばこ商品60が収容されている、という場合がある。
図5及び図6は本実施形態に係るマガジン100の平面図であり、このうち図5はマガジン100の全体を示し、図6はマガジン100の前部を示す。
図7は第1実施形態に係るマガジン什器110の部分拡大の正面図である。
図8(a)から図9(c)は第1実施形態における底上げ部材40を示す図であり、このうち図8(a)は斜め後方から視た斜視図、図8(b)は斜め前方から視た斜視図、図9(a)は平面図、図9(b)は側面図、図9(c)は正面図である。
図10(a)及び図10(b)は第1実施形態に係るマガジン100の後部を示す図であり、このうち図10(a)は平面図、図10(b)は側面図である。図10(a)及び図10(b)においては、底上げ部材40が保管領域(第2領域49)に配置されている状態を示す。
図11は本実施形態に係るマガジン什器110の斜視図である。
図1から図11のいずれかに示すように、本実施形態に係るマガジン100は、複数の物品(例えば、たばこ商品60)を前後方向に並べて搭載可能な搭載部10と、搭載部10に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダ30と、押圧スライダ30を前方に付勢する付勢部(例えば、線材リール50)と、を備えている。搭載部10は、物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部12を有する搭載部本体11を有する。
マガジン100は、搭載部本体11の装着領域56(図1~図3等)に着脱可能に装着される底上げ部材40(図8(a)~図9(b))を更に備えている。
底上げ部材40は、物品を前方に向けて摺動可能に支持する第2底部41を有する。底上げ部材40が装着領域56に装着された状態(図1~図3、図5、図6等)では、底部12の前端部(例えば、後述する水平部20)の上方位置に第2底部41の前端部(例えば、後述する連結部43)が配置される。
本実施形態によれば、底上げ部材40を搭載部本体11に装着することによって、底上げ部材40を用いない場合と比べて、マガジン100の前端部におけるたばこ商品60の上端位置を高くすることができる。このため、マガジン100に搭載されるたばこ商品60が、相対的に高さ寸法が小さい種類である場合に、底上げ部材40を用いることによって、相対的に高さ寸法が大きい種類のたばこ商品60を取り出す場合と同様の作業性で、たばこ商品60をマガジン100から取り出せるようになる。よって、マガジン100からのたばこ商品60の取り出しを店員などのオペレータがより容易に行うことが可能になる。
また、本実施形態に係るマガジン什器110は、それぞれ複数のマガジンを横並びに支持可能な複数段の棚板112を備える。棚板112に支持される複数のマガジンの各々は、本実施形態に係るマガジン100である。
ここでいうたばこ商品60は、喫煙に供される個々の紙巻きたばこではなく、複数本の紙巻きたばこを収容している直方体状のパッケージや、紙巻たばこ以外の他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。他のたばこ製品としては、嗅ぎたばこ、パイプたばこのほか、それら他のたばこ製品に用いられる吸引具等の関連物品を挙げることができる。より詳細には、他のたばこ製品としては、エアロゾル吸引器の一種である電子たばこの関連物品を挙げることができる。
本実施形態では、各構成要素の位置関係をわかりやすく説明するために、前後左右上下等の方向を規定して説明する場合がある。すなわち、マガジン100及びマガジン什器110の正面側を前方向、背面側を後方向とする。また、水平な方向であって前後方向に対して直交する方向を横方向といい、横方向のうち、マガジン100及びマガジン什器110を正面側から視たときの左側を左方向、右側を右方向という。しかし、これらの方向の規定は便宜的なものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
後述するフラップ21の各部の位置関係は、特に断りが無い限り、フラップ21が起立している状態での位置関係を説明したものである。
底上げ部材40の各部の位置関係は、特に断りが無い限り、底上げ部材40が装着領域56に装着された状態での位置関係を説明したものである。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要は無く、一つの構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
マガジン100の搭載部10には、例えば、複数のたばこ商品60を縦置で一列に並べて搭載可能となっている。より詳細には、たばこ商品60は、当該たばこ商品60の長手方向が上下方向となり、当該たばこ商品60の厚み方向が前後方向となる姿勢で、搭載部10に搭載される。
ただし、本発明は、この例に限らず、搭載部10には、たばこ商品60を複数列に並べて搭載可能であってもよいし、たばこ商品60がその他の姿勢で搭載されるようになっていてもよい。
搭載部10の具体的な構造は特に限定されないが、本実施形態の場合、搭載部10は、前後方向に長尺で上方に向けて開口している箱型の容器である。
搭載部10は、例えば、複数のたばこ商品60を支持する底部12と、左右一対の側壁部17と、前壁部22と、後壁部19と、を備えて構成されている。
底部12、側壁部17、後壁部19及び前壁部22は、例えば、それぞれ板状に形成されている。
底部12及び側壁部17は、それぞれ前後方向に長尺に形成されている。
搭載部10は、その全体が一体形成されていてもよいが、本実施形態の場合、搭載部10は、例えば、搭載部本体11と、搭載部本体11の前端部に設けられているフラップ21と、によって構成されている。このうち搭載部本体11の一部分ずつによって、底部12と、左右一対の側壁部17と、後壁部19と、が構成されている。一方、フラップ21の一部分によって、前壁部22が構成されている。
本実施形態の場合、搭載部本体11の内部領域は、第1領域48と第2領域49(保管領域)とを含む。搭載部本体11の内部領域とは、左右の側壁部17と、底部12と、後壁部19と、によって囲まれた領域、すなわち底部12の上方の領域であって左右の側壁部17どうしの対向間隔に位置する領域である。
第1領域48は、たばこ商品60の搭載領域並びにたばこ商品60の移動領域と、押圧スライダ30の移動領域と、装着領域56と、を含む。第1領域48は、例えば、搭載部本体11の内部領域のうち後端部を除く領域である。
第2領域49は、例えば、搭載部本体11の内部領域における後端部であり、第1領域48の後側に隣接している。底上げ部材40を使用しないとき(底上げ部材40を装着領域56に装着していないとき)には、当該底上げ部材40を第2領域49(保管領域)に配置することが可能となっている(詳細後述)。
底部12は、例えば、第1領域48の前端から後端に亘って延在している。
一方、側壁部17は、例えば、搭載部本体11の前端から後端に亘って延在している。すなわち、側壁部17は、第1領域48の前端から第2領域49の後端に亘って延在している。
後壁部19は、例えば、搭載部本体11、すなわち第2領域49の後端に配置されている。
底部12の横方向における中央部には、例えば、当該底部12を上下に貫通するスリット13が形成されており、当該スリット13は、当該底部12の後端部から前端部に亘って前後に延在している。
底部12において、スリット13を介して左右に隔てられている部分を、それぞれ側部12aと称する。すなわち、底部12は、左右一対の側部12aを有する。
一対の側部12aの各々の上面には、前後に延在する突条であるガイドレール14b(以下、一対のガイドレール14b)が形成されている。
底部12上に搭載されたたばこ商品60は、一対のガイドレール14b間に跨がった状態となり、一対のガイドレール14bに沿って前後に摺動可能となる。
一対の側部12aの各々の前端部は、それぞれ前方に向けて上り傾斜しているスロープ15(図4参照)となっている。このため、押圧スライダ30に押されて底部12の前端部に到達したたばこ商品60は、スロープ15に沿って上方に変位するので、当該たばこ商品60の上端の位置が、他のたばこ商品60の上端の位置よりも高くなる。しかも、より前方に位置するたばこ商品60の上端の位置が、より高くなるようになっている。
底部12において、スロープ15よりも後方の部分は、実質的に水平に延在している。
ガイドレール14bは、スロープ15よりも後方においては水平方向に延在しており、スロープ15の形成箇所ではスロープ15の上面に沿って(つまり傾斜方向に)延在している。
一対の側部12aの各々において、ガイドレール14bの形成位置よりもスリット13に近い部分(横方向における中央寄りの部分)は、前端部(スロープ15と左右に並ぶ位置)においても水平に形成されている。
一対の側部12aの各々において、ガイドレール14bの形成位置よりもスリット13に近い部分には、前後に延在する突条であるスライドレール14aが形成されている。スライドレール14aは、押圧スライダ30の後述する摺動部31を前後にガイドする。
スライドレール14aの高さ寸法は、ガイドレール14bの高さ寸法よりも小さい。このため、ガイドレール14bに支持されているたばこ商品60の下面は、スライドレール14aの上端よりも高い位置に配置される。よって、たばこ商品60とスライドレール14aとの干渉を抑制できるようになっている。
底部12の前端部(一対の側部12aの前側に隣接している部分)は、水平に配置されている。以下、底部12の前端部を水平部20と称する。
水平部20は、一対の側部12aの各々の前縁(つまり各スロープ15の前縁)どうしを相互に連結しており、スリット13の前縁を画定している。
水平部20の高さ位置は、スロープ15の前縁の高さ位置と等しい。側部12aにおけるスロープ15よりも後方の部分と、水平部20と、の高低差は、スロープ15の高さ寸法に等しい。
図4に示すように、装着領域56に底上げ部材40が装着されていない状態では、搭載部10に搭載されているたばこ商品60のうち、少なくとも先頭のたばこ商品60が、水平部20の上面に載るようになっている。このため、少なくとも先頭のたばこ商品60の上端面を水平に維持しやすく、当該たばこ商品60を搭載部10からより容易に取り出せるようになっている。
搭載部本体11は、水平部20の前縁から上方に起立している前板部18を有する。前板部18の板面は、前後方向を向いている。前板部18は、押圧スライダ30に押されて底部12の前端部に到達した先頭のたばこ商品60の更なる前方移動を規制する。前板部18の高さ寸法は、たばこ商品60の高さ寸法の半分以下であることが好ましく、たばこ商品60の高さ寸法の1/4以下であることが更に好ましい。
なお、前板部18は、水平部20の前縁から、上方に起立しているだけでなく、垂下もしている。
一対の側壁部17の各々は、底部12の左右両側縁から上方に起立しているとともに、底部12の左右両側縁から垂下もしている。
一対の側壁部17は、略鉛直に配置されているとともに、それらの板面が左右方向を向いており、且つ、互いに平行に対向している。
各側壁部17の下縁17cは、前後に水平に延在している。
一方、例えば、図1に示すように、各側壁部17の上縁は、前部において、後部よりも高くなっている。このため、搭載部10の前部においてスロープ15又は底上げ部材40に沿って上方に押し上げられたたばこ商品60が、搭載部10の側方に脱落してしまうことを抑制することができる。より詳細には、側面視において、各側壁部17の上縁は、例えば、側壁部17の後端から前方に向けて水平に直線状に延びている第1直線部と、第1直線部の前端から前方に向けて上り傾斜している傾斜部と、傾斜部の前端から前方に向けて直線状に延びている第2直線部と、を有する。
搭載部本体11は、フラップ21を軸支する左右一対の軸部17bを有する。左側の軸部17bは、左側の側壁部17の前端部の下端部における内面から内方向(右方)に向けて水平に延出しており、右側の軸部17bは、右側の側壁部17の前端部の下端部における内面から内方向(左方)に向けて水平に延出している。一対の軸部17bの各々は、例えば、左右方向を軸方向とする円柱状に形成されている。一対の軸部17bは、互いに同軸に配置されている。
ここで、前板部18の左右の両側縁は、左右の側壁部17からそれぞれ離間している。そして、各軸部17bの内方側の端部が、例えば、前板部18の下端部における左右の両側縁に接続されている。これにより、前板部18と左右の側壁部17とは、各軸部17bを介して連結されている。
搭載部本体11は、フラップ21の揺動をガイドする左右一対のガイドピン17aを有する。
例えば、左側のガイドピン17aは、左側の側壁部17の前端部における外面から外方向(左方)に向けて突出しており、右側のガイドピン17aは、右側の側壁部17の前端部における外面から外方向(右方)に向けて突出している。
ガイドピン17aは、軸部17bよりも上方に配置されている。より詳細には、ガイドピン17aは、例えば、軸部17bよりも後方に配置されている。
搭載部本体11は、更に、底部12の左右両側縁部から下方に突出している突出部12bを有する。突出部12bは、側壁部17の下縁よりも更に下方に突出している。突出部12bは、例えば、板面が左右方向を向く平板状に形成されている。例えば、図5に示すように、突出部12bは、マガジン収容棚111の左縁部と右縁部との各々において前後2箇所ずつ形成されている。突出部12bは、マガジン什器110の棚板112に対するマガジン100の位置決めに用いられる(詳細後述)。
フラップ21は、一対の軸部17bによって軸支されており、前傾する方向に揺動可能となっている。
フラップ21は、例えば、平板状の前壁部22と、それぞれ平板状の左右一対の側壁部23と、を備えている。
フラップ21が前傾してない通常時には、前壁部22の板面が略鉛直に起立し、当該前壁部22の板面が前後方向を向くようになっている。前壁部22は、側壁部17の前縁の前方に配置されている。また、前壁部22は、前板部18の前方に配置されている。
一対の側壁部23は、板面が左右を向く板状に形成されており、前壁部22の左右両側縁部(例えば、左右両側縁部の下部)からそれぞれ後方に向けて起立している。例えば、側壁部23の側面形状は、略直角三角形状となっており、側壁部23の下部に向けて、前壁部22から後方への突出長が拡大している。側壁部23は、側壁部17の外面に沿って配置されている。
前壁部22の背面の下端部には、左右一対の軸受部22aが形成されている。一対の軸受部22aの各々は、それぞれ後方に向けて突出している上下一対の突出片を有している。この上下一対の突出片により軸部17bを上下から挟持することによって、一対の軸受部22aの各々は、対応する軸部17bを軸受けしている。こうして、フラップ21は一対の軸部17bによって軸支されている。
左右一対の側壁部23は、それぞれガイド孔23aを有する。ガイド孔23aは、側面視において軸部17bを中心とする円弧状に延在している長孔である。ガイド孔23aは、軸受部22aよりも上方に配置されている。より詳細には、ガイド孔23aは、例えば、軸受部22aよりも後方に配置されている。ガイド孔23aは、例えば、斜め上後方に向けて凸の円弧状に形成されている。
各ガイド孔23aには、左右一対の側壁部17にそれぞれ形成されたガイドピン17aが入り込んでおり、フラップ21が揺動する際には、ガイドピン17aによってガイド孔23aがガイドされるようになっている。ガイド孔23aによって、フラップ21の揺動の範囲が所定の角度の範囲に制限されている。
フラップ21の前壁部22は、正面視において矩形状に形成されており、当該前壁部22の上縁及び下縁が水平に配置されている。
前壁部22の背面において、一対の軸受部22aよりも上方の部位には、固定部22bが形成されている。この固定部22bは、線材リール50の後述する線材51の先端部が固定されている。
このため、フラップ21において、軸受部22aよりも上方の部位が、常時、線材51によって後方に牽引されている。この牽引力以外の外力がフラップ21に作用していない通常時には、フラップ21は起立した状態に維持されるようになっている。
一方、マガジン100からのたばこ商品60の取り出しの際などにおいて、上記牽引力に抗してフラップ21を前傾させる外力がフラップ21に作用した場合には、フラップ21は前傾する。
より詳細には、例えば、フラップ21が前傾した状態でも固定部22bが底部12の水平部20よりも上方に位置するように、前壁部22における固定部22bの配置が設定されている。
なお、フラップ21が起立した状態において、前壁部22の下縁の高さ位置は、前板部18の下縁の高さ位置並びに底部12の下面の高さ位置よりも低い位置となることが好ましい。ただし、フラップ21が起立した状態において、前壁部22の下縁の高さ位置は、側壁部17の下縁の高さ位置よりも僅かに高い位置となる。
押圧スライダ30は、底部12に沿って前後に移動可能に、底部12に装着されている。
図1、図5及び図7に示すように、押圧スライダ30は、底部12に対して前後に摺動可能に底部12に装着された摺動部31と、この摺動部31の前端部から上方に起立していてたばこ商品60を前方に押圧する押圧部32と、を備えて構成されている。
摺動部31は、底部12におけるスリット13の左右縁部(つまり左右の側部12aの各々におけるスリット13の縁部)をそれぞれ上下から挟持することによって、底部12に対して装着されている。
このように装着された状態で、摺動部31、ひいては押圧スライダ30の全体が、スリット13に沿って底部12に対して前後にスライド移動可能となっている。
押圧部32は、例えば、平板状に形成されており、その板面が前後方向を向いている。
押圧部32は、搭載部10に搭載されているたばこ商品60のうち、最後尾のたばこ商品60の背面に当接し、該たばこ商品60を前方に押すようになっている。
押圧スライダ30は、更に、押圧部32における左右縁部からそれぞれ後方に向けて延出している左右一対の補強板33を有している。一対の補強板33は、互いに対向している。
上述のように、線材リール50は、押圧スライダ30を前方に付勢する付勢部である。
線材リール50は、例えば、ケース部52と、軸方向が左右方向となるようにケース部52の内部中央部に設けられている軸部と、この軸部の軸周りにおいて回転自在にケース部52内に設けられていて線材51を巻き取る円筒形状のドラムと、ドラムの内側に設けられている巻きバネと、線材51と、留め具53(図3)と、を有している。なお、線材リール50としては、周知の構造のものを使用することができるため、軸部、ドラム及び巻きバネについては図示を省略している。
ケース部52は、押圧スライダ30の下部に搭載されている。
巻きバネは、例えば、その一端部が軸部に固定されているとともに、その他端部がドラムに固定されており、軸部の周囲に渦巻き状に巻回されている。
線材51は、その一端部がドラムに固定され、且つドラムの周囲に巻回されており、その他端側(先端側)がケース部52の外部に導出されている。
線材51の他端側は、押圧スライダ30の摺動部31に形成された通孔から摺動部31の前方に引き出されている。引き出された線材51の先端部(他端部)は、底部12の水平部20の下側をくぐり抜けた後、上方に導かれ、前壁部22の背面の固定部22bに固定されている。
ここで、水平部20の下面には、水平部20の後端から前端に亘って前後に延在する溝20a(図3、図4)が形成されている。溝20aは、水平部20の横方向における中央部に配置されている。一例として、前後に延在する左右一対のリブが水平部20の下面に形成されており、これらリブどうしの間隙が溝20aを構成している。
線材51は、溝20aを通って水平部20の後方から前方に導かれ、更に、上方に向けて延びている。
このため、線材51は、水平部20の下面(溝20aの上面)に対して係合している。なお、水平部20の下面と前端面との間の角部は面取り形状とされており、当該角部に対して線材51がスムーズに摺動できるようになっている。
また、例えば、線材51の先端部には留め具53が取り付けられており、留め具53がフラップ21の前壁部22の背面の固定部22bに対して係止されることによって、線材51の先端部が固定部22bに固定されている。
なお、線材51は、水平部20と摺動部31との間において、ガイドレール14b上に支持されるたばこ商品60の下端面よりも低い位置にて前後方向に延在している。このため、ガイドレール14bにより支持されるたばこ商品60と線材51とが互いに干渉しないようになっている。
線材リール50の巻きバネは、線材51をドラムに巻き取ることで当該線材51をケース部52内に引き込む方向へと、ドラムを付勢している。すなわち、巻きバネの付勢によりドラムがケース部52に対して相対的に回転することで、線材51がドラムに巻き取られることによって、線材51がケース部52内に引き込まれるとともに、押圧スライダ30が前方に移動する。逆に、押圧スライダ30を後方に移動させると、巻きバネの付勢に抗して線材51がケース部52から引き出される。
このため、線材リール50は、巻きバネの付勢力によって、押圧スライダ30を前方に引っ張っている(付勢している)。
この引っ張り力(付勢力)により、押圧スライダ30の押圧部32が最後尾のたばこ商品60の背面を前方に押すようになっている。
先頭のたばこ商品60が搭載部10から取り出されると、押圧スライダ30は、線材リール50の付勢力によって残りのたばこ商品60を前方に移動させる。
ここで、フラップ21の固定部22bは、軸受部22a及び軸部17bよりも上方に位置している。このため、通常時においては、フラップ21が線材51により後方に牽引されることによって当該フラップ21が直立するようになっている。すなわち、線材リール50は、フラップ21を直立する方向へ付勢している。
なお、本実施形態では、巻きバネの他にケース部52、ドラム及び線材51等を備える線材リール50によって付勢部が構成されている例を説明するが、本発明は、この例に限らず、巻きバネ単体により付勢部が構成されていてもよい。
次に、底上げ部材40について詳述する。
底上げ部材40は、搭載部本体11の装着領域56に装着されて、底部12の少なくとも前端部を底上げするものである。
上述のように、底上げ部材40は、たばこ商品60を前方に向けて摺動可能に支持する第2底部41を有する。そして、底上げ部材40が装着領域56に装着された状態では、底部12の前端部(水平部20)の上方位置に第2底部41の前端部(後述する連結部43)が配置される。
本実施形態の場合、底上げ部材40は、底部12の前部を底上げするものである。すなわち、本実施形態の場合、装着領域56は、搭載部本体11の前部の領域である。底上げ部材40は、底部12の前部の上面に沿って配置され、且つ、一対の側壁部17の間に収容される。第2底部41は、前方に向けて上り傾斜している。
ただし、本発明は、この例に限らず、底上げ部材40は、底部12を全域に亘って底上げするものであってもよい。この場合、第2底部41は、全体的に平坦に形成されていて水平に配置されるようになっていてもよいし、少なくとも第2底部41の前部が前方に向けて上り傾斜していてもよい。
図8(a)から図9(c)のいずれかに示すように、本実施形態の場合、第2底部41は、たばこ商品60を支持する一対の(左右一対の)支持レール部42を含む。底上げ部材40は、一対の支持レール部42の一端部(前端部)どうしを相互に連結している連結部43を有する。一対の支持レール部42どうしは横方向において相互に離間しており、一対の支持レール部42の各々は、前後方向に延在している。すなわち、一対の支持レール部42は、互いに並列に延在している。
本実施形態の場合、第2底部41は、一対の支持レール部42のみならず、連結部43を含む。ただし、本発明は、この例に限らず、第2底部41は、一対の支持レール部42のみにより構成されていてもよい。すなわち、連結部43は、一対の支持レール部42どうしを連結しているが、たばこ商品60を支持しないものであってもよい。
一対の支持レール部42の各々は、例えば、一定の横幅寸法を有しており、平面視において、前後に長尺な長方形状に形成されている。
一対の支持レール部42の各々の後端部54は、薄板状に形成されている。
後端部54は、側部12aの上面に沿って水平に配置される(図3、図6)。
後端部54の厚み寸法は、例えば、ガイドレール14bの高さ寸法よりも小さい。このため、例えば、ガイドレール14bの上縁の位置が、後端部54の上面よりも高い位置となる。
ここで、各支持レール部42において後端部54よりも前側の部分をレール本体57と称する。
レール本体57は、前後に長尺に形成されていて前方に向けて直線状に上り傾斜している平板状のものである。レール本体57の上面には、前後に延在する突条であるガイドレール42aが形成されている。
レール本体57の上面における後端の高さ位置は、後端部54の上面と同じ位置となっている。
連結部43は、左右に長尺な平板状に形成されており、水平に配置されている。より詳細には、連結部43は、例えば、平面視において、左右に長尺な長方形状に形成されている。
連結部43の上面の高さ位置は、レール本体57の上面における前端の高さ位置と同じ位置となっている。
底上げ部材40は、各支持レール部42の幅方向における両側縁からそれぞれ垂下している側壁部42b、42cを有する。各側壁部42b、42cは、平板状に形成されており、それらの各々の板面は左右方向を向いている。
各支持レール部42における内側の側壁部42bどうしは互いに平行に対向しており、各支持レール部42における外側の側壁部42cどうしは互いに反対向きに配置されている。
底上げ部材40は、更に、連結部43の幅方向における両側縁から垂下している一対の側壁部47と、連結部43の前縁から上方に起立及び下方に垂下している前壁部45と、連結部43において左右の支持レール部42の間に位置する部分の後縁から垂下している後壁部46と、を有する。
一対の側壁部47の各々は、平板状に形成されている。左側の側壁部47は、左側の側壁部42cと同一平面上に配置されており、当該側壁部42cの前側に連接されている。右側の側壁部47は、右側の側壁部42cと同一平面上に配置されており、当該側壁部42cの前側に連接されている。
前壁部45は、平板状に形成されているとともに、その板面が前後方向を向いている。
後壁部46は、平板状に形成されており、その板面が前後方向を向いており、前壁部45に対して平行に配置されている。
各側壁部42b、42cの下縁の形状は、底部12の側部12aの前部の上面(スロープ15の上面を含む)と対応する形状となっている。
同様に、側壁部47の下縁の形状、前壁部45の下縁の形状、及び、後壁部46の下縁の形状は、水平部20の上面と対応する形状となっている。
図3及び図6に示すように、底上げ部材40は、連結部43が前、一対の支持レール部42が後、且つ、一対の支持レール部42が横方向に並ぶ向きで、装着領域56に装着されるようになっている
底上げ部材40が装着領域56に装着された状態では、左側の支持レール部42が左側の側部12aの前部(左側のスロープ15を含む)を上側から覆い、右側の支持レール部42が右側の側部12aの前部(右側のスロープ15を含む)を上側から覆い、連結部43が水平部20を上側から覆う。
より詳細には、支持レール部42は、例えば、側部12aにおいてガイドレール14bよりもスリット13から遠い部分(幅方向における外側の部分)を覆うようになっている。また、支持レール部42は、側部12aにおけるスロープ15よりも後方の部分と、スロープ15と、を覆う。
底上げ部材40が装着領域56に配置された状態において、各側壁部42b、42cの下縁が側部12aの前部の上面に対して実質的に線接触した状態となり、側部12aの上面と各側壁部42b、42cの下縁との間に実質的に隙間が存在しないようになっている。
同様に、側壁部47の下縁、前壁部45の下縁、及び、後壁部46の下縁が、水平部20の上面に対して実質的に線接触した状態となるようになっている。
このため、底上げ部材40を良好な安定性で装着領域56に装着することができるようになっている。
底上げ部材40は、例えば、側壁部42b又は側壁部47の下縁から下方に突出している突出部44を有する。突出部44は、例えば、底上げ部材40の左縁部と右縁部との各々において前後2箇所ずつ形成されている。
底部12には、各突出部44と対応する係合穴16が形成されている。係合穴16は、例えば、底部12を上下に貫通している貫通穴(スリット)であるが、本発明は、この例に限らず、係合穴16は、底部12を貫通していない凹部であってもよい。
底上げ部材40を上記の配置で装着領域56に装着した際には、各突出部44がそれぞれ対応する係合穴16に入り込んで係合するようになっている(図2、図6)。このため、底上げ部材40を装着領域56に装着した状態において、底部12に対する底上げ部材40の位置ずれ(水平方向における位置ずれ)を抑制することができる。なお、底上げ部材40を底部12に対して容易に着脱可能となるように、係合穴16は、突出部44に対してある程度の遊びを有するサイズに形成されている。
図3に示すように、底上げ部材40が装着領域56に装着された状態では、搭載部10の前部のたばこ商品60は、第2底部41によって支持される。すなわち、搭載部10の前部のたばこ商品60は、一対の支持レール部42間に跨がって支持されるか、又は、連結部43によって支持される。少なくとも先頭のたばこ商品60が連結部43によって支持され、連結部43によって支持されているたばこ商品60の後に続く1つ又は複数のたばこ商品60が支持レール部42間に跨がって支持される。
一対の支持レール部42間に跨がって支持されるたばこ商品60は、一対のガイドレール42aによって支持される。このため、押圧スライダ30により押されて前進するたばこ商品60が支持レール部42によって押し上げられる際に、支持レール部42とたばこ商品60との摺動抵抗を低減できる。
前壁部45において、連結部43よりも上方に突出している部分は、前方移動規制部43aを構成している。底上げ部材40が装着領域56に装着された状態で、前方移動規制部43aは、前板部18の上方に配置される。前方移動規制部43aは、押圧スライダ30により押されて第2底部41の前端部まで前進したたばこ商品60の、更なる前方移動を規制する。
すなわち、底上げ部材40は、第2底部41の前縁部から上方に向けて起立していてたばこ商品60の前方移動を規制する前方移動規制部43aを有する。
前方移動規制部43aの高さ寸法は、たばこ商品60の高さ寸法の半分以下であることが好ましく、たばこ商品60の高さ寸法の1/4以下であることが更に好ましい。
ここで、底上げ部材40の前面側には、後方に向けて窪んだ凹所45aが形成されている。凹所45aは、横方向における前壁部45の中央部において、前方及び下方に向けて開放している。
底上げ部材40を装着領域56に装着した状態では、搭載部本体11の前板部18が凹所45aに収容され、前方移動規制部43aと前板部18とが略同一平面上に配置されるようになっている。
このため、底上げ部材40を用いない場合において前板部18によりたばこ商品60の前進移動を規制する位置(前後方向における位置)と、底上げ部材40を用いる場合において前方移動規制部43aによりたばこ商品60の前進移動を規制する位置(前後方向における位置)とを、互いに同等の位置にすることができる。
底上げ部材40の横幅寸法は、底部12の横幅寸法よりも若干小さい程度に設定されている。
すなわち、連結部43の横幅寸法、並びに、一対の支持レール部42の側壁部42cどうしの距離は、底部12の横幅寸法よりも若干小さい程度に設定されている。
このため、一対の側壁部17と底上げ部材40との隙間が実質的に存在しない状態で、底上げ部材40を装着領域56に装着することができる。
また、一対の支持レール部42どうしの対向間隔(側壁部42bどうしの距離)は、押圧スライダ30の横幅寸法よりも広い間隔に設定されている。そして、底上げ部材40が装着領域56に装着されている状態で、押圧スライダ30が前進した際に、押圧スライダ30が一対の支持レール部42どうしの間に進入することが可能となっている(図5)。
つまり、前後方向において、装着領域56と、押圧スライダ30の移動領域とを重複させることができるので、マガジン100におけるスペース効率が向上する。
上述のように、搭載部本体11の内部領域の後端部は、底上げ部材40の保管時に当該底上げ部材40が配置される第2領域49(保管領域)となっている。底上げ部材40を使用しない(装着領域56に装着しない)ときには、底上げ部材40を装着領域56から取り外して、マガジン100内の保管領域に配置することが可能となっている。このため、底上げ部材40を用いない場合において、底上げ部材40の紛失を抑制することができ、底上げ部材40を使用する際には底上げ部材40を保管領域から取り外して速やかに装着領域56に装着することができる。
図10(a)及び図10(b)に示すように、第2領域49は、例えば、直方体形状の領域である。第2領域49の左右両端は、左右の側壁部17によって画定されており、第2領域49の後端は、後壁部19によって画定されている。後壁部19は、鉛直に配置されており、その板面が前後方向を向いている。
搭載部本体11は、第2領域49の下端を画定する底板49aと、第2領域49の前端を画定する仕切板部55と、を有する。
底板49aは、例えば、底部12よりも下方において、水平に配置されている。
仕切板部55は、鉛直に配置されているとともに、その板面が前後方向を向いており、後壁部19に対して平行に対向している。
仕切板部55によって、搭載部本体11の内部領域は、前後方向において第1領域48と第2領域49とに区画されている。すなわち、搭載部本体11の内部領域のうち、仕切板部55よりも前方の領域が第1領域48であり、仕切板部55よりも後方の領域が第2領域49である。
より詳細には、底板49aの下面の高さ位置は、側壁部17の下縁17cの高さ位置と同じである。同様に、後壁部19の下縁及び仕切板部55の下縁の高さ位置も、側壁部17の下縁17cの高さ位置と同じである。
このように、搭載部10は、押圧スライダ30の移動領域よりも後方に、底上げ部材40の保管領域(第2領域49)を有する。
図10(a)及び図10(b)に示すように、底上げ部材40は、連結部43が下、一対の支持レール部42が上の姿勢、保管領域に配置可能である。
すなわち底上げ部材40は、使用時とは90度異なる縦向きとなって、保管領域に保管される。このため、前後方向における保管領域の寸法をコンパクトにすることができるため、マガジン100に対するたばこ商品60の収容数を十分に確保することが可能である。
より詳細には、例えば、底上げ部材40は、前壁部45の前面が底板49aの上面に当接し、連結部43及び支持レール部42の上面が前方を向き、側壁部42b、42c、47、前壁部45及び後壁部46の下縁が後方を向く姿勢で、保管領域(第2領域49)に搭載される。
ここで、例えば、各側壁部17において保管領域を構成する部分の内面には、底上げ部材40を位置決めするための位置決め突起19aが形成されていることも好ましい。
例えば、底上げ部材40を上記の姿勢で保管領域に搭載した際には、位置決め突起19aが側壁部42cの下縁の一部分に当接し、底上げ部材40が後方に転倒してしまうことを抑制できるようになっている。
底上げ部材40は、例えば、樹脂等の材料によって、その全体が一体形成されている。
次に、本実施形態に係るマガジン什器110について詳述する。
マガジン什器110は、たばこ商品60が外部から視認可能な状態でたばこ商品60を収容するものであってもよいが、本実施形態の場合、マガジン什器110は、たばこ商品60が外部から実質的に視認できない状態で収容する。
図11に示すように、マガジン什器110は、複数段(例えば7段)の棚板112を有するマガジン収容棚111と、棚板112により支持されている複数のマガジン100と、を備えて構成されている。
各段の棚板112には、互いに横並びに複数(例えば8つ)のマガジン100が搭載され、正面視において、複数のマガジン100がマトリクス状に配置されるようになっている。
棚板112の上面には、マガジン100の突出部12bを差し込み可能な形状の凹部112aが、各突出部12bと対応する位置にそれぞれ形成されている(図1~図4、図7参照)。
マガジン100が棚板112上に搭載された状態で、各突出部12bが、それぞれ対応する凹部112a内に差し込まれるようになっている。
これにより、各マガジン100を、水平方向に位置決めされた状態で棚板112上に搭載することができる。
なお、各突出部12bは、その基端まで凹部112a内に差し込まれるようになっている。このため、マガジン100は、側壁部17の下縁17cが棚板112の上面と接する(線接触する)状態で、棚板112上に搭載される。
このように複数のマガジン100が棚板112上に横並びに搭載された状態で、各マガジン100は等間隔に配置されるようになっている。
棚板112に複数のマガジン100が搭載された状態で、各フラップ21の前壁部22は、互いに面一となっている。
更に、前壁部22は、例えば、棚板112及び側壁113の前端面と面一となっている。
マガジン収容棚111は、例えば、左右一対の側壁113と、後壁部114と、天板118と、を更に備えている。複数段の棚板112の各々は、左右の側壁113間に架設されている。天板118は、左右の側壁113の上縁間に架設されている。
なお、マガジン什器110は、左右に並んで配置された複数のマガジン収容棚111を備えていてもよい。この場合、互いに隣り合うマガジン収容棚111がそれぞれ個別に側壁113を備えていてもよいし、互いに隣り合うマガジン収容棚111がそれらの間に位置する側壁113を共有していてもよい。
ここで、フラップ21の前壁部22の上下寸法H(図7)は、マガジン100の横幅寸法W(図7)よりも大きいことが好ましい。すなわち、マガジン100の搭載部10は、前方を向く前壁部22を有し、前壁部22の上下寸法Hは、当該マガジン100の横幅寸法Wよりも大きい。
更に、前壁部22の上縁の位置は、押圧スライダ30の上縁(押圧部32の上縁)の位置よりも高いことが好ましい。
フラップ21は、例えば、不透明な(可視光に対して不透明な)樹脂により構成されている。
このため、フラップ21が起立した状態では、前壁部22は、正面視にて、マガジン100における前壁部22以外の部分の実質的に全体を覆っている。
よって、正面視において、たばこ商品60が前壁部22に隠れるようにできる。本実施形態の場合、例えば、装着領域56に底上げ部材40を装着して搭載部10にレギュラーサイズのたばこ商品60を搭載したとき、並びに、装着領域56に底上げ部材40を装着せずに搭載部10にロングサイズのたばこ商品60を搭載したときに、それぞれ先頭のたばこ商品60の上端の高さ位置が、前壁部22の上縁とほぼ同等の高さ位置となるようになっている。
このため、搭載部10に搭載されたたばこ商品60をマガジン100の正面側から実質的に視認できないようにすることができる。
なお、前壁部22の上縁の位置は、側壁部17の上縁の位置よりも高いことが好ましい。また、押圧スライダ30の上縁の位置は、側壁部17の上縁の位置よりも高いことが好ましい。
また、マガジン収容棚111の一の棚板112に複数のマガジン100が支持された状態で、これら複数のマガジン100の前壁部22の上縁と当該一の棚板112の一段上の棚板112の下縁との高低差ΔH(図7)が、横方向において互いに隣り合うマガジン100どうしの間隙G(図7)よりも大きい。
つまり、横隣のマガジン100どうしはなるべく詰めて配置されている。その一方で、オペレータは、前壁部22と1つ上の段の棚板112との間隙に指を入れて前壁部22を前傾させ、マガジン100からたばこ商品60を容易に取り出すことができるようになっている。
なお、最上段の棚板112に支持されているマガジン100に関しては、これらマガジン100の前壁部22の上縁と天板118の下縁との高低差を、高低差ΔHと読み替えるものとする。
高低差ΔHは、5mm以上30mm以下であることが好ましく、10mm以上20mm以下であることが更に好ましい。これにより、オペレータは、前壁部22の上縁と一段上の棚板112との間隙に指を入れて、容易にフラップ21を前傾させることができる。
たばこ商品60は、銘柄ごとに、互いに異なるマガジン100に収容される。なお、同一銘柄のたばこ商品60が複数のマガジン100にそれぞれ収容されてもよい。
マガジン収容棚111は、個々のマガジン100と対応して配置された複数の第1表示部115と、第2表示部117と、を備えている。
一例として、棚板112の前端面において、各マガジン100の下側に位置する部位に、第1表示部115が設けられている。
図11の例では、上から3段目の棚板112の下部には、左右に長尺な表示パネル119が設けられており、この表示パネル119に第2表示部117が設けられている。
マガジン什器110には、例えば、操作タブレットなどの図示しない操作端末が併設されている。購買客又は店員が操作端末に対して所定の操作を行うことにより、購買するたばこ商品60の銘柄の指定と購買数の指定が可能となっている。
操作端末に対する操作により銘柄及び購買数が指定されると、指定された銘柄のたばこ商品60が搭載されているマガジン100と対応する第1表示部115が表示動作(例えば、発光するなど)を行うとともに、購買数の表示動作を第2表示部117が行うようになっている。
図11においては、上から2段目の棚板112に支持されているマガジン100のうち左から2番目のマガジン100に、指定された銘柄のたばこ商品60が搭載されている場合の動作例を示しており、当該マガジン100と対応する第1表示部115である第1表示部115aが発光している状態を示す。なお、便宜的に第1表示部115aにはハッチングを付している。
店員は、このような発光表示を確認することによって、たばこ商品60を取り出すべきマガジン100の位置を速やかに認識することができる。
また、図11においては、購買数が2個であった場合を示しており、第2表示部117では「02」との表示報知が行われている。店員は、このような表示報知を確認することによって、たばこ商品60を取り出すべき個数を速やかに認識することができる。
ここで、コンビニエンスストアなどの店舗においては、販売カウンタに複数の販売端末が設置されており、複数人の店員により並行して販売処理を行うことができるようになっていることが一般的であり、販売端末毎に、異なる店員が販売業務を担当するようになっている。
こうした場合、たばこ商品60を取り出すべきマガジン100の位置や個数だけでなく、取り出すべきたばこ商品60が、複数の販売端末のうちいずれの販売端末での販売用であるかを示す情報を、第2表示部117にて報知することが好ましい。
例えば、図11に示すように、「02」、「1」との表示報知を行うことによって、複数の販売端末のうち1番レジを担当する店員は、第1表示部115aと対応するマガジン100から2個のたばこ商品60を取り出して販売する業務が自分の担当業務であることを容易に認識することができる。
なお、マガジン什器110は、図示しない制御部と記憶部とを備えている。記憶部には、各銘柄のたばこ商品60が複数のマガジン100のうちいずれのマガジン100に収容されているのかを示す情報が記憶されている。この情報は、より詳細には、例えば、たばこ商品60の銘柄と、当該銘柄のたばこ商品60を収容しているマガジン100と対応する第1表示部115と、の対応関係を示すものである。
制御部は、操作端末に対する操作により指定された銘柄及び購買数を認識する処理と、第1表示部115及び第2表示部117の動作制御と、を行う。このうち、第1表示部115の動作制御に際しては、制御部は、記憶部の記憶内容を参照し、指定された銘柄と対応する第1表示部115(指定された銘柄のたばこ商品60を収容しているマガジン100と対応する第1表示部115)を発光させる。
図1に示すように、本実施形態の場合、マガジン収容棚111の後端部には、各マガジン100毎に測距センサ116が設けられている。
測距センサ116は、例えば、光学式のものであり、前方に向けて光を照射する発光部116aと、発光部116aから照射された光の反射光を受光する受光部(不図示)と、を有する。測距センサ116の測定方式は、三角測距式であってもよいし、光が照射されてから受光されるまでの時間差を距離に換算する方式であってもよい。また、測距センサ116は、光学式のものに限らず、超音波式のものであってもよい。
測距センサ116は、例えば、当該測距センサ116と押圧スライダ30との距離、当該測距センサ116と線材リール50のケース部52との距離、又は、当該測距センサ116と最後尾のたばこ商品60との距離を検出する。
各測距センサ116による検出結果は、制御部に入力される。
ここで、発光部116aは、例えば、測距センサ116の前面側に配置されており、前方に向けて突出している。
例えば、マガジン100の後壁部19の上縁部の横方向における中央部には、後壁部19の上縁から下方に向けて切り欠かれた形状の切欠形状部19bが形成されており、切欠形状部19bを介して発光部116aが後壁部19よりも前方に突出できるようになっていてもよい(図1)。このようにすることによって、後壁部19と発光部116aとの干渉を抑制することができる。
なお、後壁部19には切欠形状部19bが形成されておらず、後壁部19の上縁が左右に水平に延在しており、後壁部19の上方に発光部116aが配置されるようになっていてもよい。
次に、動作を説明する。
マガジン什器110の使用時には、図11に示すように、各マガジン100の搭載部10に複数のたばこ商品60が搭載され、各マガジン100が棚板112上に並べて配置される。
各マガジン100に搭載されているたばこ商品60の種類に応じて、各マガジン100の装着領域56への底上げ部材40の装着の有無が設定される。
すなわち、いわゆるロングサイズのたばこ商品60を収容しているマガジン100においては、底上げ部材40を装着領域56に装着せず、底上げ部材40を保管領域に搭載する。マガジン100内のたばこ商品60がロングサイズの場合には、図4に示すように、底上げ部材40を用いなくても、先頭のたばこ商品60の上端位置が、フラップ21の前壁部22の上縁とほぼ同等の高さ位置となるようになっている。
底上げ部材40が装着領域56に装着されていないマガジン100の場合、図4に示すように、搭載部10に搭載されたたばこ商品60のうち最後尾のたばこ商品60の背面が押圧スライダ30の押圧部32によって前方に付勢され、先頭のたばこ商品60は、前板部18によって前方移動が規制された状態となる。また、少なくとも先頭のたばこ商品60が水平部20によって支持され、その直後に並ぶ1つ又は複数のたばこ商品60がスロープ15によって支持された状態となる。
一方、いわゆるレギュラーサイズ(ロングサイズと比べて高さ寸法が小さい)のたばこ商品60を収容しているマガジン100においては、図3に示すように、底上げ部材40を装着領域56に装着する。これにより、スロープ15を含む底部12の上方に第2底部41が配置される。つまり、底上げ部材40によって、底部12の前部を底上げすることができる。
マガジン100内のたばこ商品60がレギュラーサイズの場合には、図3に示すように、底上げ部材40を用いることにより、先頭のたばこ商品60の上端位置が、フラップ21の前壁部22の上縁とほぼ同等の高さ位置となるようになっている。
底上げ部材40が装着領域56に装着されているマガジン100の場合、搭載部10に搭載されたたばこ商品60のうち最後尾のたばこ商品60の背面が押圧スライダ30の押圧部32によって前方に付勢され、先頭のたばこ商品60は、前方移動規制部43aによって前方移動が規制された状態となる。また、少なくとも先頭のたばこ商品60が連結部43によって支持され、その直後に並ぶ1つ又は複数のたばこ商品60が一対の支持レール部42によって支持された状態となる。
店員又は購買客による操作を操作端末が受け付けると、マガジン什器110は、指定された銘柄のたばこ商品60を収容しているマガジン100と対応する第1表示部115を発光させるとともに、第2表示部117において、たばこ商品60の販売処理を行うべき販売端末の番号(レジ番号)と、販売すべきたばこ商品60の個数と、の表示報知を行う。
これにより、店員は、指定された銘柄のたばこ商品60を収容しているマガジン100の位置と、その販売処理を行うべき販売端末の番号と、販売すべきたばこ商品60の個数と、を速やかに認識することができる。よって、オペレータは、当該マガジン100から必要数のたばこ商品60を取り出して、対応する販売端末において販売処理を行うことができる。
マガジン100からのたばこ商品60の取り出しは、例えば、店員が、フラップ21の前壁部22の上縁と、当該マガジン100を支持している棚板112の一段上の棚板112の下縁と、の間隙に指を入れて、前壁部22を前方に傾けつつ、先頭のたばこ商品60(又は先頭のたばこ商品60を含む複数のたばこ商品60)を指で摘まみ、該たばこ商品60を斜め上前方に抜き取ることによって行われる。
上述のように、本実施形態の場合、マガジン100に搭載されているたばこ商品60がロングサイズの場合とレギュラーサイズの場合とで、たばこ商品60の上端位置が互いに同等となっている。
このため、マガジン100に搭載されているたばこ商品60がレギュラーサイズの場合にも、マガジン100に搭載されているたばこ商品60がロングサイズの場合と同様の作業性で、たばこ商品60をマガジン100から取り出すことができる。
よって、マガジン100からのたばこ商品60の取り出しを店員などのオペレータがより容易に行うことが可能である。
制御部は、測距センサ116による検出結果に基づいて、各マガジン100におけるたばこ商品60の残個数を監視する。制御部は、残個数が所定の閾値以下となった場合には、マガジン100へのたばこ商品60の補充を促す表示報知を第1表示部115に行わせる。たばこ商品60の補充を促す表示報知の際には、指定された銘柄のたばこ商品60を収容しているマガジン100と対応する第1表示部115を発光させる際とは異なる発光態様(例えば異なる発光色)で第1表示部115を発光させることが好ましい。
マガジン100へのたばこ商品60の補充は、マガジン100をマガジン収容棚111から取り出した状態で行われる。マガジン収容棚111のマガジン100の取り出しは、例えば、オペレータが前壁部22の上部を指で摘まみ、マガジン100の前端部を斜め上前方に持ち上げて、突出部12bと凹部112aとの係合状態を解除させた状態で、マガジン100を前方に引っ張り出すことによって、行うことができる。
ところで、本実施形態のように、たばこ商品60を取り出すべきマガジン100の位置を電気制御によって報知する場合、停電時などには第1表示部115や第2表示部117での表示動作(報知動作)ができなくなる可能性がある。
そこで、以下に説明する保持部材(不図示)を用いることによって、各フラップ21が前傾している状態を保持できるようになっていることも好ましい。
保持部材は、一例として、左右に長尺な棒状の部材であり、当該保持部材の長手寸法は、マガジン収容棚111の横幅寸法と同等の寸法に設定されている。
横一列に並ぶ各マガジン100のフラップ21を一斉に前傾させた状態で、各フラップ21の背面(例えば側壁部23の下部の後縁)と側壁113の前縁との間に保持部材が挟み込まれるようにして、保持部材をおもりとして配置する。これにより、各フラップ21を前傾状態に保持させることができる。
各フラップ21が前傾した状態では、マガジン100に収容されているたばこ商品60の少なくとも一部分を正面側から視認できる。このため、店員は、たばこ商品60を目視で確認することによって、所望の銘柄のたばこ商品60を複数のマガジン100のなかから探し出して取り出し、販売に供することができる。よって、停電時などにおいても、たばこ商品60の販売業務を継続することが可能となる。
なお、保持部材によってフラップ21を前傾状体に保持させる代わりに、マガジン100は、各フラップ21が前傾している状態を保持するための前傾状態保持機構を備えていてもよい。この前傾状体保持機構は、例えば、フラップ21が前傾した状態でフラップ21の揺動をロックする機構などであることが挙げられる。
〔第2実施形態〕
次に、図12(a)及び図12(b)を用いて第2実施形態を説明する。図12(a)は、底上げ部材40の一対の支持レール部42どうしの間に押圧スライダ30が進入した状態を示している。図12(b)においては、押圧スライダ30は不図示としている。
本実施形態に係るマガジン100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るマガジン100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、図12(a)及び図12(b)に示すように、保管領域(第2領域49)には、連結部43が後、一対の支持レール部42が前、且つ、一対の支持レール部42が横方向に並ぶ向きで、底上げ部材40を配置可能となっている。つまり、底上げ部材40は、装着領域56に装着される際とは前後対称な姿勢となって、保管領域に配置される。
更に、本実施形態の場合、搭載部本体11は、仕切板部55を有しておらず、底部12が例えば搭載部本体11の後端まで延在しているとともに、スリット13の後端部並びに各側部12aの後端部が保管領域(第2領域49)の配置領域まで延びている。
これにより、押圧スライダ30の移動領域と保管領域(第2領域49)との一部分どうしが前後方向において互いに重複している。すなわち、第1実施形態では、マガジン100が第1領域48と第2領域49とを互いに重複しない状態で有するのに対し、本実施形態の場合、第1領域48と第2領域49とが互いに重複している。より詳細には、押圧スライダ30の移動領域の後端部と、保管領域の前部と、が重複している。つまり、搭載部10は、押圧スライダ30の移動領域の後部に、底上げ部材40の保管領域を有する。
そして、底上げ部材40が保管領域に配置されている状態で、押圧スライダ30が後退した際に、当該押圧スライダ30が一対の支持レール部42どうしの間に進入可能となっている(図12(a))。
このように、底上げ部材40の保管のためのスペース(保管領域)と押圧スライダ30の移動領域とが前後方向において重複していて、押圧スライダ30が一対の支持レール部42どうしの間に進入可能であるため、底上げ部材40を保管領域に保管した状態でも、マガジン100におけるたばこ商品60の収容量を十分に確保することができる。
ここで、底上げ部材40が保管領域に配置されている状態で、1つ又は複数のたばこ商品60が一対の支持レール部42上(ガイドレール42a上)に載る位置まで押圧スライダ30が後退可能(一対の支持レール部42どうしの間に進入可能)であることも好ましい。
また、底上げ部材40が保管領域に配置されている状態での底上げ部材40の安定性を向上するため、底部12の後端部の上面は、底部12の前端部(スロープ15や水平部20が形成されている部分)の上面と比べて前後対称な形状に形成されている。すなわち、底部12の後端部の上面側には、スロープ15と前後対称なスロープ15aと、スロープ15aの後方に位置していて水平部20と同様の形状となっている水平部20bと、が形成されている。
また、底部12の後端部にも、底上げ部材40の各突出部44と対応する係合穴16が形成されており、底上げ部材40が保管領域に配置された状態で、各突出部44がそれぞれ対応する係合穴16に入り込んで係合するようになっている。
このため、底上げ部材40が装着領域56に装着されているときと同様の良好な安定性で、底上げ部材40を保管領域に配置することができるようになっている。
なお、前方移動規制部43aには、例えば、当該前方移動規制部43aの上縁から下方に向けて切り欠かれた形状の切欠形状部43bが形成されている。切欠形状部43bは、横方向において、前方移動規制部43aの中央部に配置されている。
底上げ部材40が保管領域に配置された状態で、切欠形状部19bの前方に切欠形状部43bが配置されるようになっている。そして、切欠形状部19b及び切欠形状部43bを介して、測距センサ116の発光部116a(図1参照)が後壁部19よりも前方に突出できるようになっている。これにより、後壁部19及び前方移動規制部43aと発光部116aとの干渉を抑制することができる。
なお、後壁部19には切欠形状部19bが形成されておらず後壁部19の上縁が左右に水平に延在しているとともに、前方移動規制部43aには切欠形状部43bが形成されておらず前方移動規制部43aの上縁が左右に水平に延在しており、後壁部19及び前方移動規制部43aの上方に発光部116aが配置されるようになっていてもよい。
〔第3実施形態〕
次に、図13(a)及び図13(b)を用いて第3実施形態を説明する。図13(a)及び図13(b)において、押圧スライダ30は図示を省略している。
本実施形態に係るマガジン100は、以下に説明する点で、上記の第1又は第2実施形態に係るマガジン100と相違しており、その他の点では、上記の第1又は第2実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、マガジン100は、底上げ部材40に加え、レギュラーサイズよりも小さいサイズのたばこ商品60の側面と側壁部17との間隙を埋めるアダプタ部材を備えている。
このアダプタ部材は、例えば、左右一対の内幅調整スペーサ70により構成されている。
底上げ部材40及び一対の内幅調整スペーサ70を搭載部本体11に装着することによって、搭載部10の前部を底上げするとともに、たばこ商品60と搭載部10の側壁部17との間隙を埋めることができる。
図13(a)及び図13(b)に示すように、一対の内幅調整スペーサ70は、前後に長尺に形成されている。各内幅調整スペーサ70は、左右の側壁部17の上縁部にそれぞれ被さるようにして係止されることで、各側壁部17に対して着脱可能に装着される。
内幅調整スペーサ70が側壁部17に装着された状態で、内幅調整スペーサ70は、少なくとも、たばこ商品60の搭載領域並びにたばこ商品60の移動領域の全域に亘って前後に延在するようになっている。
内幅調整スペーサ70は、側壁部17の上縁に載る天面部71と、内側壁部72と、外側壁部73と、を有する。
天面部71は、前後に長尺な板状に形成されている。より詳細には、天面部71は、側面視においては、例えば、側壁部17の上縁の形状に沿って屈曲している。
内側壁部72は、側壁部17の内面(搭載部本体11の内部領域に臨む面)に沿って配置される板状の部分であり、板面が左右方向を向いている。内側壁部72は、天面部71の内側縁(左側の天面部71においては右縁、右側の天面部71においては左縁)から垂下している。内側壁部72の上縁及び下縁の各々は、例えば、側面視において、側壁部17の上縁と対応した形状となっており、内側壁部72の上下寸法は、内側壁部72の長手方向における全域に亘って一定となっている。
外側壁部73は、側壁部17の外面に沿って配置される板状の部分であり、板面が左右方向を向いている。外側壁部73は、天面部71の外側縁(左側の天面部71においては左縁、右側の天面部71においては右縁)から垂下している。外側壁部73の上縁及び下縁の各々は、例えば、側面視において、側壁部17の上縁と対応した形状となっており、外側壁部73の上下寸法は、外側壁部73の長手方向における全域に亘って一定となっている。
内側壁部72と外側壁部73とは、互いに平行に対向している。内幅調整スペーサ70が側壁部17に装着された状態では、内側壁部72と外側壁部73とは、側壁部17の上縁部を間に挟んで互いに対向する。
なお、内側壁部72の各部における上下寸法は、外側壁部73の各部における上下寸法よりも大きくなっており、内側壁部72の下縁の高さ位置は、外側壁部73の下縁の高さ位置よりも低くなっている。このため、内側壁部72によって、より安定的にたばこ商品60の側面の位置決め及びガイドが可能となる。
内側壁部72の前端部における下縁の高さ位置は、例えば、底上げ部材40の前部における上縁の高さ位置とほぼ一致している。このため、内幅調整スペーサ70が搭載部本体11に装着された状態で、内側壁部72の下縁が底上げ部材40の上縁に沿って配置されるようになっている。
より詳細には、内幅調整スペーサ70が側壁部17に装着された状態で、天面部71の下面は当該天面部71の前端から後端に亘り側壁部17の上縁(上端面)に当接した状態となり、外側壁部73は側壁部17の上縁部における外面に当接した状態となり、内側壁部72は側壁部17の上面部における内面から離間した状態となる。
内幅調整スペーサ70は、内側壁部72が側壁部17から離間した状態を保持するための複数の位置決め突起74を有する。
位置決め突起74は、例えば、内側壁部72において外側壁部73と対向する面から外側壁部73に向けて突出しているか、又は、天面部71の下面から下方に突出している。
位置決め突起74は、例えば、板面が前後方向を向いた平板状に形成されている。位置決め突起74は、上下方向において、例えば、天面部71の下端から外側壁部73の下端に亘る範囲に配置されている。
外側壁部73と位置決め突起74との間隙の横幅寸法は、側壁部17の厚み寸法と同等の寸法に設定されている。
側壁部17に対して内幅調整スペーサ70を装着する作業は、外側壁部73と位置決め突起74との間隙に側壁部17の上縁部を差し込むか又は圧入することにより行われる。
一対の内幅調整スペーサ70がそれぞれ側壁部17に装着された状態で、各内側壁部72において互いに対向する面どうし、すなわち搭載部本体11の内部領域に臨む面どうしの対向間隔は、たばこ商品60(レギュラーサイズよりも小さいサイズのたばこ商品60)の横幅寸法よりも若干の大きい程度の寸法となるようになっている。
各内幅調整スペーサ70は、例えば、樹脂等の材料によって、その全体が一体形成されている。
本実施形態の場合、搭載部10に搭載されているたばこ商品60の左右両側面が、左右の内幅調整スペーサ70の内側壁部72によって位置決めされる。より詳細には、搭載部10に搭載されているすべてのたばこ商品60の左右両側面が、左右の内幅調整スペーサ70の内側壁部72によって位置決めされる。また、たばこ商品60が前方に移動する際には、たばこ商品60の左右両側面が、左右の内側壁部72によってそれぞれガイドされる。
このため、たばこ商品60の横幅寸法が、搭載部10の内部領域の横幅寸法よりも小さい場合において、たばこ商品60が側方に変位したり側方に倒れてしまったりすることを抑制することができる。
ここで、本実施形態における底上げ部材40による底上げ高さは、第1実施形態における底上げ部材40による底上げ高さよりも高いものとする。
また、装着領域56には、第1実施形態における底上げ部材40又は本実施形態における底上げ部材40を選択的に装着可能となっている。
すなわち、底上げ部材40として、底上げ高さが互いに異なる複数種類の底上げ部材40を選択的に装着領域56に装着可能である。
このため、たばこ商品60の高さ寸法に応じて、適した底上げ高さの底上げ部材40を用いることによって、たばこ商品60の高さ寸法にかかわらず、同様の作業性でたばこ商品60をマガジン100から取り出すことが可能となる。
この場合、第1実施形態における底上げ部材40又は本実施形態における底上げ部材40のうち、装着領域56に装着されない方の底上げ部材40を、選択的に保管領域に保管できるようになっていることが好ましい。
なお、第1実施形態における底上げ部材40を装着領域56に装着する際には、第1実施形態と同様に、内幅調整スペーサ70を側壁部17に装着しないようにしてもよいし、一対の内幅調整スペーサ70の双方又は一方を併用することによって、搭載部10の内部領域の横幅寸法を調整してもよい。
〔第4実施形態〕
次に、図14から図18(b)を用いて第4実施形態を説明する。図14から図18(b)において、粗面化されている部分については、等間隔に配列されている複数のドットの網掛けで示しており、当該粗面化されている部分において、各方向に視た場合に、直接的に視認できる部分は相対的に小さいドットで示しており、他の部位によって隠されている(直接的には視認できない)部分は相対的に大きいドットで示している。
本実施形態に係るマガジン100は、以下に説明する点で、上記の第1、第2又は第3実施形態に係るマガジン100と相違しており、その他の点では、上記の第1、第2又は第3実施形態に係るマガジン100と同様に構成されている。
図14から図17に示すように、本実施形態の場合、搭載部本体11の内面11aにおいて、物品(例えば、たばこ商品60)と接触し得る部位の少なくとも一部分は、粗面化された粗面化部85である。搭載部本体11には、粗面化部85において、複数の微小な凹凸が形成されている。
本実施形態によれば、たばこ商品60が搭載部本体11に収容されている状態において、たばこ商品60と搭載部本体11の内面11aとが互いに全面的に密着することを抑制できる(たばこ商品60が内面11aに対して点接触することとなる)。よって、たばこ商品60が押圧スライダ30によって前方に押圧される際に、たばこ商品60と搭載部本体11の内面11aとの間に生じる摩擦を小さくすることができる。これにより、たばこ商品60が前方に向けてスムーズに摺動することができる。
粗面化部85は、例えば、搭載部本体11を射出成形する際に、金型に予め形成されている複数の微小な凹凸を搭載部本体11に転写することによって形成されている。ただし、粗面化部85を形成する手法は特に限定されず、例えば、ブラスト処理や、研磨剤を用いる手法などを用いてもよい。
本実施形態の場合、図15及び図17に示すように、搭載部本体11は、例えば、左右一対の側壁部17を有し、側壁部17の内面17eの少なくとも一部分に粗面化部85が形成されている。
いわゆるレギュラーサイズのたばこ商品60を収容している場合、たばこ商品60の側面60aと搭載部本体11の内面11aとが互いに接触した状態となる。
しかし、上述の構成によれば、たばこ商品60の側面60aと側壁部17の内面17eとが互いに全面的に密着することを抑制できる。よって、たばこ商品60が前方移動する際に、たばこ商品60と側壁部17の内面17eとの間に生じる摩擦を小さくすることができる。
また、本実施形態の場合、側壁部17の前部においては、例えば、当該側壁部17の上縁17dに沿った部位に粗面化部85が形成されていることが好ましい。
このようにすることにより、たばこ商品60が前方移動する際に、たばこ商品60と側壁部17の内面17eとの間に生じる摩擦を小さくすることができる。
より詳細には、図17に示すように、粗面化部85は、上縁17dの上記第1直線部の前端部に沿った部位と、上縁17dの上記傾斜部に沿った部位と、上縁17dの上記第2直線部に沿った部位と、に亘って形成されている。
ここで、側壁部17の前部において、側壁部17の上縁17dに沿った部位(粗面化部85)よりも下側の部位は、粗面化されておらず平滑面となっている。このため、測距センサ116の発光部116aから出力された光が、側壁部17の前部における上縁17dよりも下方の部位に照射された場合にも、当該照射された光が散乱することに起因して測距センサ116の横隣などに位置する他の測距センサ116の受光部(不図示)に反射光が到達してしまうこと、を抑制できる。すなわち、発光部116aから出力された光が他の測距センサ116の受光部(不図示)にて受光されることによる誤検出の発生を好適に抑制することができる。
更に、本実施形態の場合、図14及び図17に示すように、側壁部17の後部、及び、側壁部17の後部と前部との間の中間部においては、内面17eの全体に粗面化部85が形成されていることが好ましい。
このようにすることにより、レギュラーサイズのたばこ商品60が側壁部17の後部付近まで搭載されている場合においても、たばこ商品60が前方移動する際に、たばこ商品60と側壁部17の内面17eとの間に生じる摩擦をより小さくすることができる。
なお、ここでいう内面17eの全体とは、内面17eにおいて、少なくとも側壁部17の上縁17dから、底部12よりも上側に位置する部位の下縁までの領域を意味している。内面17eにおいて、底部12よりも下側の領域には、粗面化部85が形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。
また、本実施形態の場合、底部12の前部における一部分の上面に粗面化部85が形成されていることが好ましい。
より詳細には、本実施形態の場合、上述のように、底上げ部材40は底部12に対して着脱可能となっている。よって、搭載するたばこ商品60の高さ寸法に応じて、底上げ部材40を底部12から取り外し、たばこ商品60を底部12の前端部に直に搭載する場合がある。また、図15に示すように、一対のスライドレール14a及び一対のガイドレール14bの各々は、例えば、底部12の一対のスロープ15の前端で終端しており、底部12の水平部20までは延出していない。よって、押圧スライダ30に押されて底部12の前部に到達したたばこ商品60は、スロープ15に沿って上方に変位し、更に水平部20上に配置されることとなる。
ここで、上述の構成によれば、押圧スライダ30に押されて、たばこ商品60が一対の側部12a(一対のスライドレール14a)の前端から水平部20に移動する際に、たばこ商品60の底面60bと底部12の上面との間に生じる摩擦をより小さくすることができる。よって、たばこ商品60は、スロープ15から水平部20にスムーズに乗り上げることができる。
図15に示すように、粗面化部85は、例えば、一対の側部12aの上面の各前端部(一対のスロープ15の前端部)と水平部20の上面の全面とに亘って形成されている。
また、本実施形態の場合、底上げ部材40の前部における一部分の上面が粗面化されていることが好ましい。より詳細には、底上げ部材40の一対の支持レール部42の上面の各前端と連結部43の上面の全面とが粗面化されていることが好ましい。
これにより、搭載部本体11に対して底上げ部材40が装着されている状態において、押圧スライダ30に押されて、たばこ商品60が一対の支持レール部42の前端から連結部43に移動する際に、たばこ商品60の底面60bと底上げ部材40の上面との間に生じる摩擦をより小さくすることができる。よって、たばこ商品60は、一対の支持レール部42から連結部43にスムーズに乗り上げることができる。
また、上記において、底上げ部材40が連結部43を有する例を説明したが、底上げ部材40が連結部43を有しておらず、例えば、一対の支持レール部42どうしは、前壁部45によって互いに連結されていてもよい。この場合、底上げ部材40の前部(一対の支持レール部42の前部)における一部分の上面は粗面化されていなくてもよいし、粗面化されていてもよい。
更に、図18(a)及び図18(b)に示すように、押圧スライダ30の背面30aの少なくとも一部分が粗面化されている(以下、第2粗面化部89)ことが好ましい。搭載部本体11には、第2粗面化部89において、例えば、粗面化部85と同様の複数の微小な凹凸が形成されている。
そして、押圧スライダ30の背後に、押圧スライダ30の位置の測距用の発光部(例えば、測距センサ116の発光部116a)が設置されており、発光部116aは、押圧スライダ30の粗面化されている部分(第2粗面化部89)と同じ高さ位置に配置されていることが好ましい。また、発光部116aは、例えば、押圧スライダ30の背面30aの上縁よりも低い位置に配置されていることが好ましい。
本実施形態の場合、図14に示すように、測距センサ116の発光部116aと押圧スライダ30の背面30aとは、前後方向において互いに対向して配置されている。そして、発光部116aから前方に向けて照射された光は、背面30aによって測距センサ116の受光部(不図示)に向けて(後方に向けて)反射される。これにより、測距センサ116は、当該測距センサ116と押圧スライダ30との距離を検出する。
ここで、上述の構成によれば、照射された光の角度にズレがあったとしても、当該照射された光は、背面30aが有する複数の微小な凹凸(第2粗面化部89)によって拡散されるので、反射光の一部は受光部に到達することとなる。よって、測距センサ116は、当該測距センサ116と押圧スライダ30との距離をより高い精度で検出することができる。
本実施形態の場合、押圧スライダ30において、少なくとも発光部116aから光が照射され得る部位に第2粗面化部89が形成されていればよい。よって、第2粗面化部89は、例えば、押圧スライダ30の背面30aの全面に亘って形成されていてもよいし、背面30aの中心部に形成されていてもよい。
本実施形態の場合、一例として、押圧部32の背面の全面に亘って第2粗面化部89が形成されている。
また、第2粗面化部89は、例えば、背面30aに加えて、押圧スライダ30の正面(押圧部32の正面)にも形成されていてもよい。
また、図14に示すように、押圧スライダ30の押圧部32の上縁の高さ位置は、例えば、フラップ21の前壁部22の上縁の高さ位置よりも僅かに高い位置に設定されている。
これにより、発光部116aから前方に向けて照射される光が、フラップ21の前壁部22の背面ではなく、押圧スライダ30の背面30aによって反射されるようにできる。
また、本実施形態の場合、図14及び図18(a)に示すように、押圧スライダ30は、例えば、押圧部32の上縁から前方に向けて延出している平板部34を有する。
平板部34の上面及び下面の各々は、例えば、平坦に形成されており、水平に配置されている。平板部34の平面形状は、例えば、左右方向に長尺な略矩形状に形成されている。平板部34の高さ位置は、フラップ21の前壁部22の上縁の高さ位置よりも僅かに高い位置に設定されている。
押圧スライダ30が平板部34を有することによって、収容されているたばこ商品60の数が少なくなったとしても、たばこ商品60が搭載部10(搭載部本体11)から上方に向けて飛び出してしまうことを規制できる。よって、たばこ商品60が搭載部10(搭載部本体11)に良好に搭載されている状態を維持することができる。
また、図15に示すように、本実施形態の場合、搭載部本体11の内部領域は、例えば、底上げ部材40が保管される保管領域(第2領域49)を含んでいなくてもよい。この場合、例えば、一対の側部12aの各々の後端部は、それぞれ後方に向けて上り傾斜している第2スロープ83となっており、底部12において、第2スロープ83よりも後方の部分は、実質的に水平に延在している第2水平部84となっている。
図14及び図15に示すように、マガジン100は、搭載部10に物品(例えば、たばこ商品60)を限度量(上限量)まで補充した際の、最後尾の物品の後端位置を示す標示部80を有する。
なお、ここでいう限度量とは、搭載部10に収容することのできる物品の最大量ではなく、搭載される物品の推奨量を意味している。
また、図15に示すように、標示部80は、例えば、押圧スライダ30の摺動部31を前後にガイドする一対のスライドレール14aの後端よりも前側に配置されている。
上述の構成によれば、使用者は、収容されているたばこ商品60の数が上記限度量に達しているかどうかを容易に確認することができる。そして、収容されるたばこ商品60の量が当該限度量を超えないようにすることにより、押圧スライダ30の摺動部31が、収容されているたばこ商品60によって、一対のスライドレール14aの後端よりも後側に押し下げられてしまうことを抑制できる。これにより、先頭のたばこ商品60が搭載部10から取り出されると押圧スライダ30が線材リール50の付勢力によって前方移動する状態を、良好に維持することができる。
本実施形態の場合、標示部80は、例えば、側壁部17に形成されている第1標示部81と、底部12に形成されている第2標示部82と、を含む。
図14及び図17に示すように、第1標示部81は、例えば、左右一対の側壁部17の各々の後部に形成されている。右側の第1標示部81は、例えば、右側の側壁部17の外面に形成されている突条であり、左側の第1標示部81は、例えば、左側の側壁部17の外面に形成されている突条である。
各第1標示部81は、側壁部17の上縁17dから下縁17cに亘って直線状に延在している直線部と、直線部の上下方向における中央部と接続しており、前方を指している矢印形状に形成されている矢印部と、を有する。
また、図15に示すように、第2標示部82は、例えば、左右一対の側部12aの各々の後部の上面に形成されている。各第2標示部82は、例えば、前後方向において、各第1標示部81の上記直線部と同じ位置に配置されている。
各第2標示部82は、例えば、左右方向に直線状に延在している突条である。右側の第2標示部82と左側の第2標示部82とは、例えば、スリット13を間に挟んで、左右に並んでおり、互いに延長上に配置されている。
上述の構成によれば、使用者は、第1標示部81によって、側面視において、搭載されているたばこ商品60の数が上記限度量に達しているかどうかを視認することができるとともに、第2標示部82によって、平面視において、搭載されているたばこ商品60の数が上記限度量に達しているかどうかを視認することができる。このため、押圧スライダ30の摺動部31が、収容されているたばこ商品60によって、一対のスライドレール14aの後端よりも後側に押し下げられてしまうことをより確実に抑制できる。
ところで、搭載部本体11の内面11aにおいて、物品と接触し得る部位の少なくとも一部分は粗面化された粗面化部85である上述の構成は、例えば、底上げ部材40を有していないマガジン100及びマガジン什器110にも適用可能である。すなわち、マガジン100は、複数の物品(例えば、たばこ商品60)を前後方向に並べて搭載可能な搭載部10と、搭載部10に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダ30と、押圧スライダ30を前方に付勢する付勢部(例えば、線材リール50)と、を備えるマガジン100であって、搭載部10は、物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部12を有する搭載部本体11を有し、搭載部本体11の内面11aにおいて、物品と接触し得る部位の少なくとも一部分は、粗面化された粗面化部85であるように構成されていてもよい。
また、マガジン什器110は、それぞれ複数のマガジンを横並びに支持可能な複数段の棚板112を備えており、複数のマガジンの各々は、ここで説明したように、底上げ部材40を有しておらず粗面化部85を有するマガジンであるように構成されていてもよい。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)複数の物品を前後方向に並べて搭載可能な搭載部と、
前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダと、
前記押圧スライダを前方に付勢する付勢部と、
を備えるマガジンであって、
前記搭載部は、前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部を有する搭載部本体を有し、
当該マガジンは、前記搭載部本体の装着領域に着脱可能に装着される底上げ部材を更に備え、
前記底上げ部材は、前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する第2底部を有し、
前記底上げ部材が前記装着領域に装着された状態では、前記底部の前端部の上方位置に前記第2底部の前端部が配置されるマガジン。
(2)前記装着領域は、前記搭載部本体の前部の領域であり、
前記第2底部は、前記底部の前部を底上げするものであり、前方に向けて上り傾斜している(1)に記載のマガジン。
(3)前記底上げ部材は、前記第2底部の前縁部から上方に向けて起立していて前記物品の前方移動を規制する前方移動規制部を有する(1)又は(2)に記載のマガジン。
(4)前記第2底部は、前記物品を支持する一対の支持レール部を含み、
前記一対の支持レール部どうしが相互に離間しており、
前記底上げ部材は、前記一対の支持レール部の一端部どうしを相互に連結している連結部を有し、
前記底上げ部材は、前記連結部が前、前記一対の支持レール部が後、且つ、前記一対の支持レール部が横方向に並ぶ向きで、前記装着領域に装着されるようになっており、
前記底上げ部材が前記装着領域に装着されている状態で、前記押圧スライダが前進した際に、当該押圧スライダが前記一対の支持レール部どうしの間に進入する(1)から(3)のいずれか一項に記載のマガジン。
(5)前記搭載部は、前記押圧スライダの移動領域よりも後方に、前記底上げ部材の保管領域を有し、
前記連結部が下、前記一対の支持レール部が上の姿勢で、前記底上げ部材を前記保管領域に配置可能である(4)に記載のマガジン。
(6)前記搭載部は、前記押圧スライダの移動領域の後部に、前記底上げ部材の保管領域を有し、
前記連結部が後、前記一対の支持レール部が前、且つ、前記一対の支持レール部が横方向に並ぶ向きで、前記底上げ部材を前記保管領域に配置可能であり、
前記底上げ部材が前記保管領域に配置されている状態で、前記押圧スライダが後退した際に、当該押圧スライダが前記一対の支持レール部どうしの間に進入する(4)に記載のマガジン。
(7)前記底上げ部材として、底上げ高さが互いに異なる複数種類の底上げ部材を選択的に前記装着領域に装着可能である(1)から(6)のいずれか一項に記載のマガジン。
(8)前記搭載部本体の内面において、前記物品と接触し得る部位の少なくとも一部分は、粗面化された粗面化部である(1)から(7)のいずれか一項に記載のマガジン。
(9)前記搭載部本体は、左右一対の側壁部を有し、前記側壁部の内面の少なくとも一部分に前記粗面化部が形成されている(8)に記載のマガジン。
(10)前記側壁部の前部においては、当該側壁部の上縁に沿った部位に前記粗面化部が選択的に形成されている(9)に記載のマガジン。
(11)前記側壁部の後部、及び、前記側壁部の前記後部と前記前部との間の中間部においては、内面の全体に前記粗面化部が形成されている(10)に記載のマガジン。
(12)前記底部の前部における一部分の上面が粗面化されている(8)から(11)のいずれか一項に記載のマガジン。
(13)前記押圧スライダの背面の少なくとも一部分が粗面化されている(1)から(12)のいずれか一項に記載のマガジン。
(14)前記押圧スライダの背後に、前記押圧スライダの位置の測距用の発光部が設置されており、
前記発光部は、前記押圧スライダの前記粗面化されている部分と同じ高さ位置に配置されている(13)に記載のマガジン。
(15)前記搭載部に前記物品を限度量まで補充した際の、最後尾の前記物品の後端位置を示す標示部を有する(1)から(14)のいずれか一項に記載のマガジン。
(16)それぞれ複数のマガジンを横並びに支持可能な複数段の棚板を備えるマガジン什器であって、
前記複数のマガジンの各々は、(1)から(15)のいずれか一項に記載のマガジンであるマガジン什器。
(17)前記マガジンの前記搭載部は、前方を向く前壁部を有し、前記前壁部の上下寸法は、当該マガジンの横幅寸法よりも大きい(16)に記載のマガジン什器。
(18)一の前記棚板に前記複数のマガジンが支持された状態で、これら複数のマガジンの前記前壁部の上縁と当該一の棚板の一段上の前記棚板の下縁との高低差が、横方向において互いに隣り合う前記マガジンどうしの間隙よりも大きい(17)に記載のマガジン什器。
(19)前記マガジンの前記前壁部の上縁の位置が、当該マガジンの前記押圧スライダの上縁の位置よりも高い(17)又は(18)に記載のマガジン什器。
(20)複数の物品を前後方向に並べて搭載可能な搭載部と、
前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダと、
前記押圧スライダを前方に付勢する付勢部と、
を備えるマガジンであって、
前記搭載部は、前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部を有する搭載部本体を有し、
前記搭載部本体の内面において、前記物品と接触し得る部位の少なくとも一部分は、粗面化された粗面化部であるマガジン。
(21)それぞれ複数のマガジンを横並びに支持可能な複数段の棚板を備えるマガジン什器であって、前記複数のマガジンの各々は、(20)に記載のマガジンであるマガジン什器。
10 搭載部
11 搭載部本体
11a 内面
12 底部
12a 側部
12b 突出部
13 スリット
14a スライドレール
14b ガイドレール
15、15a スロープ
16 係合穴
17 側壁部
17a ガイドピン
17b 軸部
17c 下縁
17d 上縁
17e 内面
18 前板部
19 後壁部
19a 位置決め突起
19b 切欠形状部
20、20b 水平部
20a 溝
21 フラップ
22 前壁部
22a 軸受部
22b 固定部
23 側壁部
23a ガイド孔
30 押圧スライダ
31 摺動部
32 押圧部
33 補強板
40 底上げ部材
41 第2底部
42 支持レール部
42a ガイドレール
42b、42c 側壁部
43 連結部
43a 前方移動規制部
43b 切欠形状部
44 突出部
45 前壁部
45a 凹所
46 後壁部
47 側壁部
48 第1領域
49 第2領域
49a 底板
50 線材リール
51 線材
52 ケース部
53 留め具
54 後端部
55 仕切板部
56 装着領域
57 レール本体部
60 たばこ商品
60a 側面
60b 底面
70 内幅調整スペーサ
71 天面部
72 内側壁部
73 外側壁部
74 位置決め突起
80 標示部
81 第1標示部
82 第2標示部
85 粗面化部
83 第2スロープ
84 第2水平部
89 第2粗面化部
100 マガジン
110 マガジン什器
111 マガジン収容棚
112 棚板
112a 凹部
113 側壁
114 後壁部
115、115a 第1表示部
116 測距センサ
116a 発光部
117 第2表示部
118 天板
119 表示パネル

Claims (18)

  1. 複数の物品を前後方向に並べて搭載可能な搭載部と、
    前記搭載部に沿って前後に移動可能に設けられた押圧スライダと、
    前記押圧スライダを前方に付勢する付勢部と、
    を備えるマガジンであって、
    前記搭載部は、前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する底部を有する搭載部本体を有し、
    当該マガジンは、前記搭載部本体の装着領域に着脱可能に装着される底上げ部材を更に備え、
    前記底上げ部材は、前記物品を前方に向けて摺動可能に支持する第2底部を有し、
    前記底上げ部材が前記装着領域に装着された状態では、前記底部の前端部の上方位置に前記第2底部の前端部が配置されるマガジンであって、
    前記装着領域は、前記搭載部本体の前部の領域であり、
    前記第2底部は、前記底部の前部を底上げするものであり、前方に向けて上り傾斜しており、
    前記搭載部本体の前記前部の領域において、
    前記底上げ部材が前記装着領域に装着されておらず前記底部が前記物品を支持する第1状態と、前記底上げ部材が前記装着領域に装着されており前記第2底部が前記物品を支持する第2状態と、に切り替え可能となっており、
    前記第1状態では、前記複数の物品のうちの少なくとも先頭の物品が、前記底部の前記前端部によって支持され、
    前記第2状態では、前記複数の物品のうちの少なくとも前記先頭の物品が、前記第2底部の前記前端部によって支持されるマガジン。
  2. 前記底上げ部材は、前記第2底部の前縁部から上方に向けて起立していて前記物品の前方移動を規制する前方移動規制部を有する請求項1に記載のマガジン。
  3. 前記第2底部は、前記物品を支持する一対の支持レール部を含み、
    前記一対の支持レール部どうしが相互に離間しており、
    前記底上げ部材は、前記一対の支持レール部の一端部どうしを相互に連結している連結部を有し、
    前記底上げ部材は、前記連結部が前、前記一対の支持レール部が後、且つ、前記一対の支持レール部が横方向に並ぶ向きで、前記装着領域に装着されるようになっており、
    前記底上げ部材が前記装着領域に装着されている状態で、前記押圧スライダが前進した際に、当該押圧スライダが前記一対の支持レール部どうしの間に進入する請求項1又は2に記載のマガジン。
  4. 前記搭載部は、前記押圧スライダの移動領域よりも後方に、前記底上げ部材の保管領域を有し、
    前記連結部が下、前記一対の支持レール部が上の姿勢で、前記底上げ部材を前記保管領域に配置可能である請求項に記載のマガジン。
  5. 前記搭載部は、前記押圧スライダの移動領域の後部に、前記底上げ部材の保管領域を有し、
    前記連結部が後、前記一対の支持レール部が前、且つ、前記一対の支持レール部が横方向に並ぶ向きで、前記底上げ部材を前記保管領域に配置可能であり、
    前記底上げ部材が前記保管領域に配置されている状態で、前記押圧スライダが後退した際に、当該押圧スライダが前記一対の支持レール部どうしの間に進入する請求項に記載のマガジン。
  6. 前記底上げ部材として、底上げ高さが互いに異なる複数種類の底上げ部材を選択的に前記装着領域に装着可能である請求項1からのいずれか一項に記載のマガジン。
  7. 前記搭載部本体の内面において、前記物品と接触し得る部位の少なくとも一部分は、粗面化された粗面化部である請求項1からのいずれか一項に記載のマガジン。
  8. 前記搭載部本体は、左右一対の側壁部を有し、前記側壁部の内面の少なくとも一部分に前記粗面化部が形成されている請求項に記載のマガジン。
  9. 前記側壁部の前部においては、当該側壁部の上縁に沿った部位に前記粗面化部が形成されている請求項に記載のマガジン。
  10. 前記側壁部の後部、及び、前記側壁部の前記後部と前記前部との間の中間部においては、内面の全体に前記粗面化部が形成されている請求項に記載のマガジン。
  11. 前記底部の前部における一部分の上面に前記粗面化部が形成されている請求項から1のいずれか一項に記載のマガジン。
  12. 前記押圧スライダの背面の少なくとも一部分が粗面化されている請求項1から1のいずれか一項に記載のマガジン。
  13. 前記押圧スライダの背後に、前記押圧スライダの位置の測距用の発光部が設置されており、
    前記発光部は、前記押圧スライダの前記粗面化されている部分と同じ高さ位置に配置されている請求項1に記載のマガジン。
  14. 前記搭載部に前記物品を限度量まで補充した際の、最後尾の前記物品の後端位置を示す標示部を有する請求項1から1のいずれか一項に記載のマガジン。
  15. それぞれ複数のマガジンを横並びに支持可能な複数段の棚板を備えるマガジン什器であって、
    前記複数のマガジンの各々は、請求項1から1のいずれか一項に記載のマガジンであるマガジン什器。
  16. 前記マガジンの前記搭載部は、前方を向く前壁部を有し、前記前壁部の上下寸法は、当該マガジンの横幅寸法よりも大きい請求項1に記載のマガジン什器。
  17. 一の前記棚板に前記複数のマガジンが支持された状態で、これら複数のマガジンの前記前壁部の上縁と当該一の棚板の一段上の前記棚板の下縁との高低差が、横方向において互いに隣り合う前記マガジンどうしの間隙よりも大きい請求項1に記載のマガジン什器。
  18. 前記マガジンの前記前壁部の上縁の位置が、当該マガジンの前記押圧スライダの上縁の位置よりも高い請求項1又は1に記載のマガジン什器。
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