JP5942656B2 - 弾性表面波センサ - Google Patents
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Description
複数の遅延線タイプの弾性表面波素子(11)と、
該弾性表面波素子と通信可能に接続され、弾性表面波素子で検出された弾性表面波の位相角を検出するセンシング装置(12)と、を有し、
該センシング装置が、
弾性表面波素子に入力するバースト信号を発生させるための信号源(30)と、
バースト信号と、バースト信号が弾性表面波素子により遅延して出力された検出信号と、から位相角を算出する位相角算出部(35)と、
を有する弾性表面波センサであって、
信号源は、バースト信号として、所定の周波数とされた第1信号と、該第1信号と異なる周波数の第2信号と、を発生させ、
一部の弾性表面波素子は、第1信号および第2信号のうち、一方のバースト信号のみにより動作し、
位相角算出部は、位相角のうち、
第1信号により得られる第1位相角θ1と、第2信号により得られる第2位相角θ2と、から次の数式2を計算する差分処理部(36)を含むことを特徴としている。
(x/v)=ap+b
と表すことができる(a:比例定数、b:定数)。よって、位相角θは、
θ=fap+fb
となる。ここで、SAW素子の感度とは、物理量pの変化に対する位相角θの変化であるから、dθ/dp=faが感度に相当する。本発明では、異なる2つの周波数f1,f2のバースト信号(第1信号および第2信号)が、それぞれSAW素子に入力される。このため、位相角θとして、2つの異なる位相角θ1,θ2が得られる。すなわち、
θ1=f1ap+f1b
θ2=f2ap+f2b
である。本発明は、これらの差分Δθ=θ2−θ1を計算する差分処理部を備える。この差分処理部により、Δθは、
Δθ=θ2−θ1=(f2−f1)ap+(f2−f1)b
と計算される。差分Δθは、感度が(f2−f1)aのSAW素子によって得られる位相角に相当する。すなわち、所定のSAW素子に、周波数f1のバースト信号を入力した場合の感度f1aに対して、このSAW素子の感度を、擬似的に、(f2−f1)/f1倍に低感度化させることができる。このように、SAW素子の伝搬経路の長さを変えることなく、擬似的に低感度化させることができ、測定対象の物理量の変化に対して、位相角が−180deg〜+180degの範囲を超えにくくすることができる。したがって、物理量の測定可能範囲を拡張することができる。また、複数の弾性表面波素子のうち、一部は第1信号および第2信号のうち、一方のバースト信号のみにより動作するようになっている。これによれば、物理量の測定可能範囲を拡張する必要のない弾性表面波素子は1つのバースト信号に対してのみ出力を返すので、サンプリングレートを向上することができる。
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る弾性表面波(SAW)センサの概略構成について説明する。
θ1=f1aT+f1b
θ2=f2aT+f2b
と書き換えることができる。なお、温度に対する位相角に変化(感度)は、上式の傾きに相当し、バースト信号の周波数fがf1のときにはf1aであり、周波数fがf2のときにはf2aである。
Δθ=θ2−θ1=(f2−f1)aT+(f2−f1)b
と計算される。差分Δθは、感度が(f2−f1)aのSAW素子によって得られる位相角に相当する。図3においては、一点鎖線Cに示す直線が、Δθの温度依存性を示す。すなわち、所定のSAW素子11に、周波数f1のバースト信号を入力した場合の感度f1aに対して、このSAW素子11の感度を、擬似的に、(f2−f1)/f1倍に低感度化させることができる。このように、SAW素子11の伝搬経路の長さxを変えることなく、擬似的に低感度化させることができ、温度の変化に対して、位相角が−180deg≦θ≦180degの範囲を超えにくくすることができる。したがって、温度の測定可能な変化量を拡張することができる。
第1実施形態では、SAWセンサ10が1つのSAW素子11を有する構成について例示した。これに対して、本実施形態では、図4に示すように、SAWセンサ10が複数のSAW素子11,13,14を有する構成について例示する。なお、センシング装置12の構成については、第1実施形態と同様であるため、記載を省略する。
上記した各実施形態では、SAW素子11とセンシング装置12とが有線接続された例を示した。しかしながら、有線接続に限定されるものではなく、図6に示すように、SAW素子11側のIDT21、および、サンプリング装置12側のスイッチ31の端子に、信号の送受信用の無線アンテナ60を有する、無線接続の構成としてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
11・・・弾性表面波素子
12・・・センシング装置
30・・・信号源
32・・・移相器
33a,33b・・・ミキサー
34a,34b・・・低域通過フィルタ
35・・・位相角算出部
36・・・差分処理部
Claims (3)
- 複数の遅延線タイプの弾性表面波素子(11)と、
該弾性表面波素子と通信可能に接続され、前記弾性表面波素子で検出された弾性表面波の位相角を検出するセンシング装置(12)と、を有し、
該センシング装置が、
前記弾性表面波素子に入力するバースト信号を発生させるための信号源(30)と、
前記バースト信号と、前記バースト信号が前記弾性表面波素子により遅延して出力された検出信号と、から前記位相角を算出する位相角算出部(35)と、
を有する弾性表面波センサであって、
前記信号源は、前記バースト信号として、所定の周波数とされた第1信号と、該第1信号と異なる周波数の第2信号と、を発生させ、
一部の前記弾性表面波素子は、前記第1信号および前記第2信号のうち、一方の前記バースト信号のみにより動作し、
前記位相角算出部は、前記位相角のうち、
前記第1信号により得られる第1位相角θ1と、前記第2信号により得られる第2位相角θ2と、から次の数式1を計算する差分処理部(36)を含むことを特徴とする弾性表面波センサ。
- 前記第1信号および前記第2信号のうち、一方の前記バースト信号のみにより動作する前記弾性表面波素子には、複数の前記弾性表面波素子のうち遅延時間の最も長い前記弾性表面波素子が含まれることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波センサ。
- 前記信号源は、前記第1信号および前記第2信号のうち一方の前記バースト信号に対するすべての前記弾性表面波素子からの前記検出信号が検出されてから、他方の前記バースト信号を発生させるものであり、
一方の前記バースト信号に対するすべての前記検出信号が検出されてから、他方の前記バースト信号を発生させるまでの時間は、
前記第1信号および前記第2信号の両方により動作する前記弾性表面波素子の最長の遅延時間と、前記第1信号および前記第2信号のうち一方のみにより動作する前記弾性表面波素子の最長の遅延時間との差よりも短く設定されることを特徴とする請求項2に記載の弾性表面波センサ。
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