JP5942656B2 - 弾性表面波センサ - Google Patents

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Description

本発明は、遅延線タイプの弾性表面波素子を用いて物理量を測定する弾性表面波センサに関する。
圧電体基板上に弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)を励振するための櫛形電極(IDT:InterDigital Transducer)が形成されたSAW素子が知られている。このSAW素子が用いられたSAWセンサ、とくに、特許文献1のような遅延線タイプのSAWセンサでは、例えば、入力用IDTと出力用IDTを有するSAW素子が採用されている。SAWセンサは、入力用IDTで発生させたSAWと、出力用IDTで検出されたSAWの位相の差(位相角)を基に測定対象の物理量を求めるものである。より詳しくは、入力用IDTにより励振されたSAWが圧電体基板の表面を伝搬する際に、測定対象の変化から圧電体基板の大きさや音速(SAWの伝搬経路の長さや伝搬速度)が変化し、出力用IDTが検出するSAWの位相角が変化する。この位相角の変化量から測定対象の物理量を求めるものである。
なお、遅延線タイプのSAW素子の構成として、入力用IDTと出力用IDTを別に有する構成(非反射型)のほかに、SAWを反射する反射器を設けることにより、一つのIDTに入力と出力を兼用させた構成(反射型)もある。
特開2005−92490号公報
上記したように、遅延線タイプのSAWセンサにおいては、出力側IDTで検出されたSAWの位相角から物理量を求める。位相角は、−180deg〜+180degの範囲で検出される。このため、位相角の変化が物理量の変化に対して大きい、すなわち、感度の高いSAW素子を用いると、位相角が±180deg以上変動してしまい、正しい位相角が分からなくなるという問題があった。換言すれば、測定可能な物理量の範囲が、位相角の範囲に限定されてしまう。
これを解決するため、測定対象の物理量の変化範囲が、位相角の範囲を超えないように、低感度のSAW素子を使用する方法が一般的に知られている。低感度のSAW素子とは、例えば、SAWの伝搬経路の長さを短くすることにより、物理量の変化に対する位相角の変化を小さくしたものである。
しかしながら、SAWの伝搬経路の長さが短くなると次に記載するような問題がある。非反射型のSAW素子の場合には、入力用IDTと出力用IDTとの間の距離が短くなるため、物理量の変化に対する、入力用IDTと出力用IDTとの間の距離の変化量も小さくなり、物理量に対する分解能が低下する。一方、反射型のSAW素子の場合には、IDTに入力されるバースト信号(入力信号)と、反射器に反射してIDTで検出される検出信号が重なって分解できないという問題がある。また、入力信号と検出信号が重ならないように、バースト信号自体の長さを小さくすると、バースト信号を最大出力に至らせることができないことがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、SAW素子の伝搬経路の長さを変えることなく、物理量の測定可能範囲を拡張することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
複数の遅延線タイプの弾性表面波素子(11)と、
該弾性表面波素子と通信可能に接続され、弾性表面波素子で検出された弾性表面波の位相角を検出するセンシング装置(12)と、を有し、
該センシング装置が、
弾性表面波素子に入力するバースト信号を発生させるための信号源(30)と、
バースト信号と、バースト信号が弾性表面波素子により遅延して出力された検出信号と、から位相角を算出する位相角算出部(35)と、
を有する弾性表面波センサであって、
信号源は、バースト信号として、所定の周波数とされた第1信号と、該第1信号と異なる周波数の第2信号と、を発生させ、
一部の弾性表面波素子は、第1信号および第2信号のうち、一方のバースト信号のみにより動作し、
位相角算出部は、位相角のうち、
第1信号により得られる第1位相角θと、第2信号により得られる第2位相角θと、から次の数式2を計算する差分処理部(36)を含むことを特徴としている。
Figure 0005942656
この弾性表面波(以下、SAWと示す)センサは、バースト信号を発生させる信号源が、互いに異なる周波数の2つのバースト信号を発生させる。SAW素子に個々に入力される2つのバースト信号により、異なる2つの位相角が得られる。これらの差分を計算することにより、SAW素子の感度を擬似的に低感度化させることができる。以下、詳細に説明する。
遅延線タイプのSAW素子は、バースト信号と検出信号とから位相角を検出することにより、測定対象の物理量を特定する。SAWの伝搬経路の長さをx、SAWの伝搬速さ(音速)をvとし、信号源から周波数fのバースト信号を入力すると、位相角θ=f・(x/v)となる検出信号が検波される。伝搬経路の長さxと音速vは、測定対象の物理量pにより変化する因子である。仮に、(x/v)が物理量pに比例すると仮定すれば、
(x/v)=ap+b
と表すことができる(a:比例定数、b:定数)。よって、位相角θは、
θ=fap+fb
となる。ここで、SAW素子の感度とは、物理量pの変化に対する位相角θの変化であるから、dθ/dp=faが感度に相当する。本発明では、異なる2つの周波数f,fのバースト信号(第1信号および第2信号)が、それぞれSAW素子に入力される。このため、位相角θとして、2つの異なる位相角θ,θが得られる。すなわち、
θ=fap+f
θ=fap+f
である。本発明は、これらの差分Δθ=θ−θを計算する差分処理部を備える。この差分処理部により、Δθは、
Δθ=θ−θ=(f−f)ap+(f−f)b
と計算される。差分Δθは、感度が(f−f)aのSAW素子によって得られる位相角に相当する。すなわち、所定のSAW素子に、周波数fのバースト信号を入力した場合の感度faに対して、このSAW素子の感度を、擬似的に、(f−f)/f倍に低感度化させることができる。このように、SAW素子の伝搬経路の長さを変えることなく、擬似的に低感度化させることができ、測定対象の物理量の変化に対して、位相角が−180deg〜+180degの範囲を超えにくくすることができる。したがって、物理量の測定可能範囲を拡張することができる。また、複数の弾性表面波素子のうち、一部は第1信号および第2信号のうち、一方のバースト信号のみにより動作するようになっている。これによれば、物理量の測定可能範囲を拡張する必要のない弾性表面波素子は1つのバースト信号に対してのみ出力を返すので、サンプリングレートを向上することができる。
なお、差分処理部は、計算する差分Δθについて、数式2に示すように、θとθの差分値によって、差分値をそのまま出力する、あるいは、差分値に360degを加算する、あるいは、差分値から360degを減算する操作を行うようになっている。観測可能なθ,θは、−180deg以上、180deg以下であるため、θとθの差分値(θ−θ)が、−180≦θ−θ≦180の範囲を超えることがある。上記操作は、Δθを−180deg以上、180deg以下の範囲にする操作である。
第1実施形態に係るSAWセンサの概略構成を示す図である。 位相角の温度依存性を示す図である。 真の位相角の温度依存性を示す図であり、差分処理部が行う演算の概略を示す。 第2実施形態に係るSAWセンサの概略構成を示す図である。 バースト信号および検出信号の入出力タイミングを示す図である。 第3実施形態に係るSAWセンサの概略構成を示す図である。 その他の実施形態に係るSAWセンサの概略構成を示す図である。 その他の実施形態に係るSAW素子の概略構成を示す図である。 その他の実施形態に係るSAW素子の概略構成を示す図である。 その他の実施形態に係るSAW素子の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る弾性表面波(SAW)センサの概略構成について説明する。
本実施形態におけるSAWセンサ10は、ひとつのSAW素子11と、SAW素子11で検出されるSAWの位相角を検出するセンシング装置12を有する。
本実施形態におけるSAW素子11は反射型である。SAW素子11は、圧電体基板20に、バースト信号の入力によりSAWを生じさせる櫛形電極21(以下、IDTと示す)と、SAWを反射する反射器22と、を有する。
本実施形態において、圧電体基板20は、例えばニオブ酸リチウムからなる。また、IDT21は、例えばアルミニウムからなる。IDT21は、一例として、櫛の歯数が20本の2つの電極が対となって構成され、計40本の歯が9.6μmのピッチで配置されている。対となった電極のうち、1つの電極は接地されており、もう1つの電極が、後述するスイッチ31を介して後述する信号源30に電気的に接続されている。
反射器22は、IDT21と同一の材料であるアルミニウムからなり、SAWの進行方向と垂直な方向に延びた40本の電極が9.6μmのピッチで並設されてなる。信号源からIDT21に所定周波数の信号が入力されると、圧電体基板20に横波のSAWが発生し、IDT21から反射器22に向かって進行していく。そして、SAWは反射器22により反射され、IDT21に戻ることによって、検出信号として検出される。本実施形態では、IDT21と反射器22は、3mm離れて配置されている。このSAW素子11におけるSAWの伝搬経路の長さxは、IDT21における実効的なSAWの発生位置から反射器22における実効的なSAWの反射位置に向かう往路と、反射器22における実効的なSAWの反射位置からIDT21における実効的なSAWの発生位置に戻る復路との合計である。例えば、本実施形態ではx≒6.43mmとなる。
なお、以上のような構成のSAW素子11は、このSAW素子11を動作させるバースト信号の周波数として、204±4MHzなる仕様とすることができる。換言すれば、このSAW素子11は、バースト信号の周波数として、200MHz以上、208MHz以下の範囲において動作する。
本実施形態におけるセンシング装置12は、信号源30と、SAW素子11の接続先を切り替えるスイッチ31と、入力された波を進相あるいは遅相させる移相器32と、入力された2つの波を乗算する第1ミキサー33aおよび第2ミキサー33bと、所定の周波数以上の波の成分をカットする低域通過フィルタ34aおよび34bと、バースト信号と検出信号から位相角を算出する位相角算出部35と、を有する。また、位相角算出部35には、2つの位相角に基づいて、位相角の差分を計算する差分処理部36が含まれる。
信号源30は、スイッチ31を介して上記IDT21と接続される。信号源30は、IDT21に対して、電圧を周期的に変動させて印加できるようになっている。また、信号源30は、IDT21に、複数の周波数fのバースト信号を、個々に入力できるようになっている。本実施形態では、2種類の周波数(f,f)でバースト信号をIDT21に入力できるようになっている。すなわち第1信号と第2信号をIDT21に入力できるようになっている。例えば、f=200MHz、f=208MHz、のように印加できる。信号源30は、本発明の特徴部分であり、詳細は後述する。
スイッチ31は、SAW素子11と信号源30とを電気的に仲介するとともに、第1ミキサー33aおよび第2ミキサー33bとも接続されている。すなわち、このスイッチ31は、SAW素子11と電気的に接続される対象として、信号源30と、ミキサー33a,33bと、を切り替えられるようになっている。IDT21にバースト信号を入力するタイミングでは、スイッチ31が信号源30とSAW素子11とを電気的に接続する。一方、IDT21から検出信号を出力させるタイミングでは、スイッチ31がミキサー33a,33bとSAW素子11とを電気的に接続する。
移相器32は、信号源30と第2ミキサー33bと電気的に接続されている。信号源30から入力されるバースト信号の位相を所定の角度だけ進相あるいは遅相させ、第2ミキサー33bに出力する。なお、本実施形態における移相器32は、入力されるバースト信号を90deg進相させる90deg移相器である。
第1ミキサー33aは、入力側の端子に、信号源30と、スイッチ31のうちIDT21から検出信号が出力される側と、が電気的に接続されている。また、第1ミキサー33aの出力側の端子には、低域通過フィルタ34aを介して、位相角算出部35が電気的に接続されている。すなわち、第1ミキサー33aには、バースト信号と検出信号とが入力され、ミキシング(乗算)される。
第2ミキサー33bは、入力側の端子に、移相器32と、スイッチ31のうちIDT21から検出信号が出力される側と、が電気的に接続されている。また、第2ミキサー33bの出力側の端子には、低域通過フィルタ34bを介して、位相角算出部35が電気的に接続されている。第2ミキサー33bには、バースト信号を90degだけ遅相させた信号と、検出信号と、が入力され、ミキシング(乗算)される。
位相角算出部35は、低域通過フィルタ34a,34bを介して、第1ミキサー33aおよび第2ミキサー33bと電気的に接続されている。位相角算出部35は、第1ミキサー33aから出力され、低域通過フィルタ34aを通過した信号と、第2ミキサー33bから出力され、低域通過フィルタ34bを通過した信号と、に基づいて、バースト信号と検出信号との位相の差(位相角)を算出する。
差分処理部36は、2つの位相角の差分を計算する。2つの位相角とは、信号源30により個々に出力された、周波数の異なる2つのバースト信号に対して、それぞれ得られる位相角である。差分処理部36は、本発明の特徴部分であり、詳細は後述する。
次に、図1を参照して、本実施形態に係るSAWセンサ10の作用効果について説明する。以下、SAWセンサ10を用いて測定する物理量を温度として、測定の順を追って説明する。
先ず、SAW素子11が所定温度下に置かれた状況において、スイッチ31によりSAW素子12と信号源30とを電気的に接続させる。
次いで、信号源30から周波数f=200MHzのバースト信号を出力させる。このバースト信号は、SAW素子11に入力されるとともに、移相器32と、第1ミキサー33aに入力される。移相器32に入力されたバースト信号は位相が90deg進相されて第2ミキサー33bに入力される。SAW素子11に入力されたバースト信号により、IDT21の対をなす電極間に電位差が生じる。これにより、圧電体基板20が変形してSAWが発生し、波として反射器22に伝わっていく。
次いで、上記したSAWが反射器22にて反射され、IDT21に戻るまえに、スイッチ31を切り替える。すなわち、SAW素子11と第1ミキサー33aおよび第2ミキサー33bを接続させる。反射器22で反射されたSAWはIDT22を振動させる。これにより、IDT21の対をなす電極間に電位差が生じる。この電位差が検出信号となる。検出信号は、スイッチ31を経由して第1ミキサー33aおよび第2ミキサー33bに入力される。ここで、検出信号は、バースト信号よりも、SAW素子11の構成条件と、SAW素子11が置かれた条件(SAWが伝搬する条件)、および、バースト信号の周波数fにより規定される角度だけ遅相する。遅相量(すなわち位相角)θは、伝搬経路の長さxと、SAWが圧電体基板20を伝わる速さ(音速)vと、バースト信号の周波数fとを用いて、θ=f・(x/v)と表される。この位相角θが特許請求の範囲の第1位相角に相当する。
この時点で、第1ミキサー33aには、バースト信号と検出信号とが入力され、ミキシング(乗算)される。また、第2ミキサー33bには、バースト信号を90degだけ遅相させた信号と、検出信号と、が入力され、ミキシング(乗算)される。
次いで、ミキサー33a,33bは、ミキシングした信号を、それぞれ低域通過フィルタ34a,34bに出力する。低域通過フィルタ34a,34bは入力された信号を積分処理して位相角算出部35に出力する。位相角算出部35は、第1ミキサー33aから出力され、積分処理された信号と、第2ミキサー33bから出力され、積分処理された信号と、に基づいて位相角θを算出する。位相角θは、図示しないメモリに一時的に記憶される。
次いで、再びスイッチ31を切り替えてSAW素子12と信号源30とを電気的に接続させる。信号源30から出力させるバースト信号の周波数fをf=208MHzとして、上記と同一の手順を経て、位相角算出部35に位相角θを算出させる。位相角θは、周波数fのバースト信号と、このバースト信号がSAW素子11を経由して出力された検出信号との位相差である。すなわち、θ=f・(x/v)である。この位相角θが特許請求の範囲の第2位相角に相当する。第2位相角θは、図示しないメモリに一時的に記憶される。
位相角θ,θを規定する伝搬経路の長さxと音速vは、SAW素子11の置かれた条件に依存する。本実施形態では、伝搬経路の長さxと音速vに影響する因子は温度であり、x/vは、温度Tにほぼ比例する。比例定数をaとし、切片をb(定数)とすれば、x/v=aT+bであり、位相角θ,θは、
θ=faT+f
θ=faT+f
と書き換えることができる。なお、温度に対する位相角に変化(感度)は、上式の傾きに相当し、バースト信号の周波数fがfのときにはfaであり、周波数fがfのときにはfaである。
次いで、差分処理部36は、メモリに記憶された位相角θおよびθの差分を計算する。そして、計算された差分値を基に温度を特定する。
以下、図2および図3を参照して、この差分処理の効果についての詳細を説明する。
位相角算出部35において、位相角θは、−180deg≦θ≦180degの範囲でのみ検出される。換言すれば、−180deg≦θ≦180degの範囲を超える範囲で温度の測定をすることができない。例えば、温度の変化によって位相角θが270deg回転していたとしても、270degは−90degと等価であり、位相角検出部35は、270degの位相角を−90degと誤って判断してしまう。このように、必要とする温度の測定範囲において、温度と位相角とが一対一で対応しない虞がある。具体的には、本実施形態におけるSAW素子11の感度は、バースト信号の周波数fがf(=200MHz)のときには8.0deg/℃であり、周波数fがf(=208MHz)のときには8.32deg/℃である。感度が8.0deg/℃の場合、図2中、実線Aに示すように、温度変化として45℃毎に、同一の位相角が検出されてしまう。つまり、測定可能な温度範囲が、位相角の範囲−180deg≦θ≦180degの制限を受けてしまう。
上記の問題を解決するためには、感度を低下させればよい。図3に示すように、温度Tと真の位相角θ(温度の変化により本来遅相する角度)とは、線形の関係となり、その傾向が感度に相当する。なお、バースト信号の周波数fがfの場合を実線Aで示し、周波数fがfの場合を破線Bで示す。
本実施形態では、本発明の特徴部分として、位相角算出部35が差分処理部36を有している。差分処理部36は、位相角θとθの差分Δθ(=θ−θ)を計算する。この差分処理部36により、Δθは、
Δθ=θ−θ=(f−f)aT+(f−f)b
と計算される。差分Δθは、感度が(f−f)aのSAW素子によって得られる位相角に相当する。図3においては、一点鎖線Cに示す直線が、Δθの温度依存性を示す。すなわち、所定のSAW素子11に、周波数fのバースト信号を入力した場合の感度faに対して、このSAW素子11の感度を、擬似的に、(f−f)/f倍に低感度化させることができる。このように、SAW素子11の伝搬経路の長さxを変えることなく、擬似的に低感度化させることができ、温度の変化に対して、位相角が−180deg≦θ≦180degの範囲を超えにくくすることができる。したがって、温度の測定可能な変化量を拡張することができる。
実際には、検出される位相角θ,θは、図2に示すように、−180deg以上、180deg以下の範囲であるため、バースト信号の周波数fがf(=200MHz)の場合の、位相角の温度依存性は、実線Aで示すようになる。また、周波数fがf(=208MHz)の場合は破線Bで示すようになる。そして、数式2に示す演算を行うことにより、一点鎖線Cに示す、位相角(差分Δθ)の温度依存性を計算する。本実施形態では、SAW素子11に周波数fがf(=200MHz)のバースト信号を入力した場合の感度8.0deg/℃に対して、感度を(208−200)/200倍、すなわち4%まで低感度化させることができる。したがって、位相角が−180deg以上、180deg以下の範囲を超える温度の測定可能な変化量を、略45℃から略1100℃まで拡張させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、SAWセンサ10が1つのSAW素子11を有する構成について例示した。これに対して、本実施形態では、図4に示すように、SAWセンサ10が複数のSAW素子11,13,14を有する構成について例示する。なお、センシング装置12の構成については、第1実施形態と同様であるため、記載を省略する。
本実施形態において、SAWセンサ10は、第1SAW素子11と第2SAW素子13と第3SAW素子14とを有する。各SAW素子11,13,14は、並列接続されている。
第1SAW素子11は、圧電体基板20、IDT21、および、反射器22ともに、第1実施形態に記載のSAW素子11と同一の構成である。すなわち、第1SAW素子11を動作させることのできるバースト信号の周波数は、204±4MHzである。
第2SAW素子13は、圧電体基板40に、IDT41と反射器42とを有する。圧電体基板40、IDT41、および、反射器42の構成材料は第1SAW素子11と同一である。ただし、IDT41の歯のピッチ、および、反射器42の電極間のピッチが、第1SAW素子11に較べて大きくされている。また、IDT41の歯数、および、反射器42の電極の本数、が第1SAW素子11に較べて多くされている。これにより、第2SAW素子13を動作させることのできるバースト信号の周波数が、202±2MHzとなっている。また、IDT41と反射器42は、互いに5mm離れて配置されている。すなわち、SAWの伝搬経路の長さxが、第1SAW素子11よりも長くされ、感度が高くされている。
第3SAW素子14は、圧電体基板50に、IDT51と反射器52とを有する。圧電体基板50、IDT51、および、反射器52の構成材料、および、IDT51の歯のピッチ、反射器52の電極間のピッチは、第2SAW素子13と同一とされている。つまり、第3SAW素子14を動作させることのできるバースト信号の周波数は、202±2MHzである。また、第1SAW素子11よりも感度が高くされている。
このように、SAWセンサ10が複数のSAW素子11,13,14を有することにより、複数の物理量を、1つのSAWセンサ10を用いて測定することができる。例えば、第1SAW素子11を用いて温度を測定し、第2SAW素子13および第3SAW素子14を用いて部材の変形量を測定する、などとすることができる。なお、部材の変形量の測定を行うセンサとは、例えば、トルクセンサなどが有る。トルクセンサは、トルク印加時の部材の変形量による位相角の変化量に基づいて、トルクを測定することができる。本実施形態では、図4に示すように、第2SAW素子13と第3SAW素子14とが、SAWの伝搬方向が互いに直交するように配置されている。
このような構成とした場合、第1実施形態に示したように、測定対象の温度の変化量に対して、位相角が大きいため、第1SAW素子11について、2つの位相角の差分を計算することにより低感度化を行うことが好ましい。一方、測定対象の部材の変形量に対する位相角は温度の場合よりも小さい。このため、第2SAW素子13および第3SAW素子14について、第1実施形態に示したような2つの位相角の差分に基づく低感度化を行う必要はない。
本実施形態では、センシング装置12の信号源30から各SAW素子11,13,14に入力されるバースト信号について、全てのSAW素子を動作させることのできる周波数と、一部のSAW素子のみを動作させることのできる周波数とが存在する。具体的には、バースト信号のうち、周波数f(=200MHz)のバースト信号を入力すれば、全てのSAW素子11,13,14を動作させることができる。一方、周波数f(=208MHz)のバースト信号を入力すると、第1SAW素子11のみを動作させることができる。換言すれば、第1SAW素子11は、信号源30が出力する2つのバースト信号(周波数fがfとf)の両方で動作させることができる。また、第2SAW素子13および第3SAW素子14は、信号源30が出力するバースト信号のうち、周波数fがfとされたバースト信号のみで動作させることができる。
したがって、本実施形態に示す構成とすることにより、温度については、本発明の特徴である、2種類のバースト信号と差分処理部36を用いて擬似的な低感度化を行うことによって測定することができる。且つ、部材の変形量については、従来の構成と同様に、所定のバースト信号のみによって測定することができる。
さらに、本実施形態では、複数のSAW素子11,13,14のうちに、1種類の周波数のバースト信号のみで動作するSAW素子13,14が存在する。これにより、全てのSAW素子11,13,14が2種類の周波数のバースト信号で動作する構成に較べて、サンプリングレートを向上させることができる。
本実施形態では、第1SAW素子11に較べて、第2SAW素子13および第3SAW素子14の伝搬経路の長さが長くされている。すなわち、第2SAW素子13および第3SAW素子14の伝搬経路の長さをSAWが伝わる時間は、第1SAW素子の伝搬経路の長さよりも長くなっている(遅延時間が長くなっている)。
1度の測定に要する時間を図5に示す。仮に、全てのSAW素子11,13,14が2種類の周波数のバースト信号で動作する場合には、次に示す過程により測定が行われる。まず、周波数fのバースト信号が入力される(図5中、Iで示す)。その後、遅延時間の早い第1SAW素子11からの検出信号が検出される(図5中、IIで示す)。その後、第1SAW素子11の検出信号よりも遅れて第2SAW素子13および第3SAW素子14の検出信号が検出される(図5中、IIIで示す)。その後、周波数fのバースト信号が入力される(図5中、IVで示す)。その後、遅延時間の早い第1SAW素子11からの検出信号が検出される(図5中、Vで示す)。その後、第1SAW素子11の検出信号よりも遅れて第2SAW素子13および第3SAW素子14の検出信号が検出される(図5中、VIで示す)。
一方、第1SAW素子11のみが2種類の周波数のバースト信号で動作する場合には、上記した過程のうち、図5のVIに示す検出信号を検出しない。これは、第2SAW素子13および第3SAW素子14が、周波数fのバースト信号では動作しないためである。
上記したように、遅延時間の遅いSAW素子13,14を1種類の周波数のみで動作させる構成とすることにより、1度の測定の測定時間を短縮させることができる。したがって、サンプリングレートを向上させることができる。
(第3実施形態)
上記した各実施形態では、SAW素子11とセンシング装置12とが有線接続された例を示した。しかしながら、有線接続に限定されるものではなく、図6に示すように、SAW素子11側のIDT21、および、サンプリング装置12側のスイッチ31の端子に、信号の送受信用の無線アンテナ60を有する、無線接続の構成としてもよい。
また、上記した各実施形態では、1つの信号源30が、2種類の周波数(f,f)のバースト信号を出力できる例を示した。しかしながら、1つの信号源30に2種類の周波数のバースト信号を出力させる必要はない。図6に示すように、2つの信号源30a,30bを有し、SAW素子11に入力するバースト信号を切り替えるスイッチ70を有する構成としてもよい。例えば、信号源30aは周波数fのバースト信号を出力し、信号源30bは周波数fのバースト信号を出力するような構成とする。これにより、第1実施形態と同様に、SAW素子11に2種類の周波数のバースト信号を各々入力することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態では、SAW素子11,13,14が、反射型であり、同一の圧電体基板20,40,50に、それぞれ1つのIDT21,41,51と、それぞれ1つの反射器22,42,52を有する構成について例示した。しかしながら、SAW素子の構成は上記例に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、第1実施形態における反射型のSAW素子11に替えて、非反射型のSAW素子15を採用してもよい。このSAW素子15は、圧電体基板80上に、入力用のIDT81aと、出力用のIDT81bが形成されている。各IDT81a,81bの構成は第1実施形態におけるIDT21と同様である。入力用IDT81aを構成する対になった電極のうちの一方は接地され、他方は信号源30に接続されている。また、出力用IDT81bを構成する対になった電極のうちの一方は接地され、他方はミキサー33a,33bに接続されている。なお、この実施形態では、1つのIDT81a,81bが入出力を共有する構成ではないため、センシング装置12にスイッチ31を必要としない。
また、SAW素子として、上記以外にも種々の形態のものを採用することができる。例えば、図8に示すように、共通の圧電体基板90に、IDT91aとIDT91b、および、反射器92aと反射器92bが形成されたSAW素子を採用することもできる。このような形態では、IDT91aと反射器92aとが互いの間でSAWの伝達を行う入出力系を成し、IDT91bと反射器92bとが互いの間でSAWの伝達を行う入出力系を成す。そして、それぞれの入出力系が互いに並列にセンシング装置12に接続されている。なお、センシング装置12は構成が第1実施形態と同様であるため、図8では図示を省略している。
他の形態として、図8に示す形態のうち、片方の入出力系において、IDTが2つの反射器に挟まれて形成されるような構成でもよい。具体的には、図9に示すように、IDT91aが、反射器92aと、反射器92cとによって挟まれた構成としてもよい。なお、図9では、2つの入出力系のうち1つについて、IDT91aが反射器92a,92cに挟まれる構成を示したが、2つの入出力系の両方において、IDTが反射器の挟まれる構成となっていてもよい。
さらに他の形態として、図10に示すように、図8に示す形態のうち、片方の入出力系が、入力用IDT100aと出力用IDT100bとから成る非反射型の構成としてもよい。この実施形態では、特に、入力用IDT100aと出力用IDT100bとを短絡して形成されている。上記した各実施形態と同様に、バースト信号をSAW素子に入力する際には、スイッチ31により、SAW素子と信号源30が接続される。また、検出信号は、スイッチ31を切り替えることにより、ミキサー33a,33bに入力される。
なお、SAW素子は、上記例に限定されず、上記以外にも種々の形態のものを採用することができる。
また、各実施形態において、SAW素子とセンシング装置との信号の送受信は、有線接続により行われてもよいし、第3実施形態のように、無線接続により行われてもよい。
また、上記した各実施形態では、SAWセンサ10の測定対象となる物理量について、温度、および、部材の変形量について記載したが、測定対象は上記に限定されない。SAW素子が置かれた条件において、位相角θ=f・(x/v)が変化するような物理量の測定であれば、本発明を適用することができる。
10・・・弾性表面波センサ
11・・・弾性表面波素子
12・・・センシング装置
30・・・信号源
32・・・移相器
33a,33b・・・ミキサー
34a,34b・・・低域通過フィルタ
35・・・位相角算出部
36・・・差分処理部

Claims (3)

  1. 複数の遅延線タイプの弾性表面波素子(11)と、
    該弾性表面波素子と通信可能に接続され、前記弾性表面波素子で検出された弾性表面波の位相角を検出するセンシング装置(12)と、を有し、
    該センシング装置が、
    前記弾性表面波素子に入力するバースト信号を発生させるための信号源(30)と、
    前記バースト信号と、前記バースト信号が前記弾性表面波素子により遅延して出力された検出信号と、から前記位相角を算出する位相角算出部(35)と、
    を有する弾性表面波センサであって、
    前記信号源は、前記バースト信号として、所定の周波数とされた第1信号と、該第1信号と異なる周波数の第2信号と、を発生させ、
    一部の前記弾性表面波素子は、前記第1信号および前記第2信号のうち、一方の前記バースト信号のみにより動作し、
    前記位相角算出部は、前記位相角のうち、
    前記第1信号により得られる第1位相角θと、前記第2信号により得られる第2位相角θと、から次の数式1を計算する差分処理部(36)を含むことを特徴とする弾性表面波センサ。
    Figure 0005942656
  2. 前記第1信号および前記第2信号のうち、一方の前記バースト信号のみにより動作する前記弾性表面波素子には、複数の前記弾性表面波素子のうち遅延時間の最も長い前記弾性表面波素子が含まれることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波センサ。
  3. 前記信号源は、前記第1信号および前記第2信号のうち一方の前記バースト信号に対するすべての前記弾性表面波素子からの前記検出信号が検出されてから、他方の前記バースト信号を発生させるものであり、
    一方の前記バースト信号に対するすべての前記検出信号が検出されてから、他方の前記バースト信号を発生させるまでの時間は、
    前記第1信号および前記第2信号の両方により動作する前記弾性表面波素子の最長の遅延時間と、前記第1信号および前記第2信号のうち一方のみにより動作する前記弾性表面波素子の最長の遅延時間との差よりも短く設定されることを特徴とする請求項2に記載の弾性表面波センサ。
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