JP6550989B2 - センシングシステム - Google Patents

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本発明は、弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)センサを用いたセンシングシステムに関する。
SAW素子は、圧電体基板上に弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)を発生させるための櫛形電極を形成した受動素子である。SAW素子の電気的特性は、温度や力等の物理量の変化に応じて変化する。これは、SAW素子の電気的特性を決定する櫛形電極の間隔やSAWの伝搬特性が、温度や力等の物理量の変化に応じて変化するためである。この電気的特性の変化を検出することに基づいて測定対象の物理量を算出するシステムがSAWセンシングシステムである。
圧電体上に入力用の櫛形電極と出力用の櫛形電極とを備えているトランスバーサル型SAW遅延素子や、入出力兼用の櫛形電極とその櫛形電極から離れた位置に配置した反射器から成る反射型SAW遅延素子等の、遅延線タイプのSAW素子を用いたSAWセンサシステムは、SAW遅延素子における遅延時間(通過・反射位相)や信号強度の変化量に基づいて測定対象の物理量を算出する。
特表平5−506504号公報
一般に、SAWセンシングシステムにより測定対象の物理量を正しく算出するためには、測定対象の物理量の変化に対するSAW素子の電気的特性の感度を正確に把握しておく必要がある。しかし、経時劣化等の要因によりこの感度は変動する。一例として下記の例が挙げられる。シリコン酸化膜を表面に積層したSAW素子は、高温高湿環境に長時間晒された場合、吸湿するためSAWの伝搬速度が減少し感度が変動する。このようなSAWの伝搬特性の変動による感度の変動は、センサシステムが測定対象の物理量の変化を算出する際に大きな誤差の原因となるため、その影響を抑制する必要がある。SAWの伝搬特性の変動を抑制する方法として、SAW素子を密閉構造に封入する方法が考えられるが、組付に大きな制約を伴う。他の方法として、SAW素子の表面に保護膜を形成する方法が考えられるが、保護膜の影響を考慮した電極設計が必要となり、設計上の制約が大きくなる。伝搬特性の変動による感度の変動に対し補正をかける方法としては、SAW素子の共振周波数を別途測定することでSAWの伝搬特性の変動を検出する方法が考えられる。しかし、トランスバーサル型SAW遅延素子や反射型SAW遅延素子を用いたSAWセンサシステムでは、検出する電気的特性の違いから別途検出回路が必要となるため回路規模が大きくなる。
本発明は、SAW素子のSAWの伝搬特性の変動による物理量の算出誤差を補正できるようにしたセンシングシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、遅延線タイプのSAW素子を備えるSAWセンサと、SAWセンサに駆動信号を出力しSAWセンサのSAW素子を介して遅延する遅延信号を検出するセンシング装置と、センシング装置により検出された遅延信号の位相角を算出しその位相角に基づいてSAWセンサに作用した物理量を算出する制御装置と、を備える。センシング装置がSAW素子の遅延信号を検出するときに、2種類以上の異なる周波数の駆動信号を使用し、制御装置は2種類以上の異なる周波数におけるSAW素子の遅延信号の位相角の差を用いてSAW素子の物理量に対する感度を補正する。
この請求項1記載の発明によれば、センシング装置は、2種類以上の異なる周波数におけるSAW素子の遅延信号の位相角の差を用いてSAW素子の物理量に対する感度を補正するので、SAWの伝搬特性の変動による物理量の算出誤差を補正できるようになる。
第1実施形態におけるセンサシステムの電気的構成を概略的に示すブロック図 SAW素子の構造を模式的に示す図((a)は平面図、(b)は断面図) 動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第2実施形態におけるセンサシステムの電気的構成を概略的に示すブロック図 SAW素子の構造を模式的に示す平面図 動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第3実施形態におけるセンサシステムの電気的構成を概略的に示すブロック図 動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第4実施形態における動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第5実施形態におけるセンサシステムの電気的構成を概略的に示すブロック図 動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第6実施形態におけるセンサシステムの電気的構成を概略的に示すブロック図 動作の流れを概略的に説明するフローチャート
以下、センシングシステムの幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号を付して必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
図1〜図3は、第1実施形態の説明図を示す。図1のセンシングシステム1は、測定対象の物理量に応じ適切に配置されたセンサヘッドとしてのSAWセンサ3と、このSAWセンサ3に接続されたセンシング装置4と、を備える。
センシング装置4は、駆動信号を出力する信号源5と、送信用増幅器6と、送受信切換用のスイッチ7と、受信用増幅器8と、ミキサ9、10と、低域通過フィルタ11、12と、移相器13と、を備え、このセンシング装置4には制御装置14が接続されている。信号源5は、例えば200[MHz]近傍の二種類以上の周波数(例えば200MHzと201MHz)を選択可能とされており、選択された周波数の駆動信号を出力する。
送信用増幅器6は、信号源5から駆動信号を入力すると、この駆動信号を増幅し、スイッチ7に出力する。スイッチ7は、制御装置14から与えられる制御信号に応じて送信側/受信側に切換えする。スイッチ7は、送信用増幅器6側に切換えられていると送信用増幅器6の増幅された駆動信号をSAWセンサ3に出力する。
SAWセンサ3は、遅延線タイプのSAW素子15を1つ用いて構成される。SAW素子15は、図2(a)及び図2(b)にその構造例を模式的に示すように、圧電体基板17と、この圧電体基板17にSAWを生じさせるための櫛形電極18と、この櫛形電極から離間して配置された反射器19とを備える。圧電体基板17は、例えばニオブ酸リチウムで構成されている。図2(b)に示すように、櫛形電極18及び反射器19は、例えばアルミニウムにより構成され、圧電体基板17の一端及び他端にそれぞれ配置されている。
櫛形電極18は、一例として、櫛の歯数が数十本(例えば20本)の2つの電極が対にして構成され、これらの歯が所定ピッチ(例えば9.6μm)で配置されている。SAW素子15の櫛形電極18は、2つの電極18a、18bを対にして構成され、対となった電極のうち1つの電極18bは接地されており、もう1つの電極18aがセンシング装置4に接続されている。
反射器19は、例えば櫛形電極18と同一材料であるアルミニウムにより構成される。この反射器19は、SAWの進行方向と垂直な方向に延びた所定本(例えば40本)の電極19aが所定ピッチ(例えば、9.6μmピッチ)で配置されている。
図1に示すように、センシング装置4は、信号源5、送信用増幅器6、スイッチ7を通じて、櫛形電極18に所定周波数の駆動信号を印加すると、図3(b)に示す圧電体基板17にSAWを発生させることができる。このとき発生したSAWは、櫛形電極18から反射器19に向けて進行する。そしてSAWは反射器19により反射され櫛形電極18に戻る。本実施形態では、櫛形電極18と反射器19との間の距離は概ね数mm(例えば3mm)程度に設定されている。
前述したように、図1に示すスイッチ7は、制御装置14から与えられる制御信号に応じて送信側/受信側を切換えるが、本実施形態では、制御装置14は、駆動信号がSAW素子15を伝搬している最中にスイッチ7を受信用増幅器8側に切換える。SAW素子15を伝搬した反射信号は遅延信号として受信用増幅器8に伝達される。受信用増幅器8はこの伝達された信号を増幅し、増幅信号を第1及び第2のミキサ9、10に出力する。
移相器13が、信号源5と第2ミキサ10との間に構成されている。移相器13は、信号源5から発生される駆動信号を所定角度だけ移相して第2ミキサ10に出力する。本実施形態では、移相器13は、駆動信号を例えば90度移相して第2ミキサ10に出力する。
第1ミキサ9は、例えばパッシブミキサにより構成され、信号源5から駆動信号を入力し、この入力信号と受信用増幅器8の増幅信号とを混合し低域通過フィルタ11を通じて制御装置14に出力する。また、第2ミキサ10は、例えばパッシブミキサにより構成され、信号源5から移相器13により90度移相された駆動信号を入力し、この入力信号と受信用増幅器8の増幅信号とを混合し低域通過フィルタ12を通じて制御装置14に出力する。
制御装置14は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成できる。この制御装置14は、制御の主体となる制御部20と、A/D変換器21及び記憶部22を備えている。制御部20は、第1ミキサ9から低域通過フィルタ11を通過した信号をA/D変換器21によりデジタル変換処理して記憶部22に記憶させると共に、第2ミキサ10から低域通過フィルタ12を通過した信号をA/D変換器21によりデジタル変換処理して記憶部22に記憶させる。制御装置14は、記憶部22に記憶されたA/D変換データに基づいて、SAW素子15の遅延信号の位相角を算出する。
SAWセンサ3は、測定対象の物理量に応じSAW素子15の遅延信号の位相角が変化するように設置されている。例えば、測定対象の物理量として外的に与えられるY方向歪みを測定する場合は、その歪みに応じてSAW素子15が変形するように設置されている。このとき、Y方向歪みの変化量に比例して、SAW素子15の遅延信号の位相角が変化するため、位相角を用いて歪みの算出が可能となる。ただし、測定対象の物理量に対する位相角の変化量(感度)は、SAW素子の経時劣化によるSAWの伝搬特性(例えばSAWの伝搬速度)の変動によって変化する。
SAW素子15が信号伝搬可能な周波数帯域内の周波数fa、fb(>fa)の信号を、それぞれ信号源5が出力する駆動信号とし、LをSAW素子15の実効的な伝搬経路長、VをSAW素子15内における実効的なSAWの伝搬速度、とすると、SAW素子15の位相回転角P[deg]は下記の(1)式のように導出される。
P = L/V × fa × 360
= (θb−θa)/(fb−fa) × fa …(1)
TCD[ppm/℃]を遅延時間の温度係数とすれば、SAW素子15の位相回転角の温度感度G[deg/℃]は下記の(2)式のように導出される。
G ≒ P[deg] × TCD[ppm/℃] ∝ (θb−θa) …(2)
さらに、SAW素子15の位相回転角の歪み感度をF[deg]とすると、このF[deg]は下記の(3)式のように導出される。
F ≒ P[deg] × 1[ε] ∝ (θb−θa) …(3)
すなわち、周波数fa、fbの駆動信号に対する遅延信号の位相角の差(θb−θa)を同一環境下で測定、比較することで、SAW素子15の伝搬特性(例えばSAWの伝搬速度)の変動に基づく、測定対象となる物理量に対する感度の変動を補正できる。
このような技術思想を考慮すれば、制御装置14が以下に示すように処理することで、測定対象となる物理量を極力正確に算出できるようになる。以下、図3を参照してこの説明を行う。
まず、制御装置14の制御部20は、センシング装置4により駆動信号の周波数fa、fbで遅延信号を検出する(S1)。そして、制御部20は、周波数faの遅延信号に基づいて位相角θaを算出し(S2)、周波数fbの遅延信号に基づいて位相角θbを算出する(S3)。そして、制御部20は、これらの位相角の差(θb−θa)を算出し(S4)、位相角の差(θb−θa)及び比例係数を用いてSAW素子15の物理量に対する感度を補正する(S5)。この比例係数は実験又はシミュレーションなどにより予め算出された係数であり、記憶部22に予め記憶されている。したがって、制御部20は、位相角の差(θb−θa)と比例係数を用いてSAW素子15の物理量に対する感度を補正できる。そして、制御部20は、位相角θa(もしくはθb)と補正後の感度を用いて物理量を演算する(S6)。このようにして測定対象となる物理量を極力正確に算出できる。
本実施形態によれば、2種類の異なる周波数fa、fbにおけるSAW素子15の遅延信号の位相角の差(θb−θa)を用いて、SAW素子15の物理量に対する感度を補正した。この結果、SAW素子の経時劣化による変形やSAWの伝搬特性(例えばSAWの伝搬速度)の変動の影響を極力抑制でき、測定対象となる物理量を極力正確に算出できる。本実施形態によれば、演算処理により感度を補正し物理量を算出できるため、別途回路を設ける必要がなくなり回路規模の増大を抑制できる。また設計上の制約を極力排除できる。
(第2実施形態)
図4〜図6は第2実施形態の追加説明図を示す。第2実施形態では、図4に示すように、センシングシステム101は、測定対象の第1及び第2の物理量に応じて適切に配置されたSAWセンサ103と、このSAWセンサ103に接続されたセンシング装置4とを備える。SAWセンサ103は、複数(2つ)の第1及び第2のSAW素子15及び16により構成されている。
図5に示すように、これらの第1及び第2のSAW素子15及び16は並列接続されている。第1及び第2SAW素子15及び16のそれぞれの櫛形電極18は、2つの電極18a、18bを対にして構成され、対となった電極のうち1つの電極18bは接地されており、もう1つの電極18aがセンシング装置4に接続されている。第1及び第2のSAW素子15及び16は、SAW素子15の第1の物理量に対する感度と第2の物理量に対する感度の比と、SAW素子16の第1の物理量に対する感度と第2の物理量に対する感度の比は異なるように設置されている。例えば、第1の物理量として測定対象のX方向に回転軸を持つ円柱のせん断歪、第2の物理量として温度の検出を想定する場合、第1及び第2のSAW素子15及び16は、その歪み検出方向が互いに交差するようにX−Y平面上に設置されている。これらのSAW素子15及び16の歪み検出方向は互いに直交方向となるように設置することが望ましい。すなわち図5のθ=45°として設置することが望ましい。SAW素子15、16の伝搬経路長LA、LBは互いに異なる長さに設定されており、センシング装置4は遅延信号を互いに異なるタイミングで受信可能になっている。その他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に示すように、第1及び第2のSAW素子15及び16を使用する場合、これらのSAW素子15、16のそれぞれについて、周波数fa、fbにおける位相角の差を算出して感度を補正すると良く、制御装置14が、以下に示すように処理することで測定対象となる第1及び第2の物理量を極力正確に算出できる。以下、図6を参照してこの説明を行う。なお、θa1を周波数faにおけるSAW素子15の測定上の位相角[deg]、θb1を周波数fbにおけるSAW素子15の測定上の位相角[deg]、θa2を周波数faにおけるSAW素子16の測定上の位相角[deg]、θb2を周波数fbにおけるSAW素子16の測定上の位相角[deg]とする。
図6に示すように、制御部20は、センシング装置4により周波数fa、fbで遅延信号を検出する(T1)。そして、制御部20は、周波数faにおける第1SAW素子15の位相角θa1を算出し(T21)、周波数fbにおける第1SAW素子15の位相角θb1を算出し(T31)、位相角の差(θb1−θa1)を算出し(T41)、位相角の差(θb1−θa1)及び比例係数を用いて第1SAW素子15の第1及び第2の物理量に対する感度を補正する(T51)。比例係数は実験又はシミュレーションなどにより予め算出された係数であり、記憶部22に予め記憶されている。
さらに、制御部20は、周波数faにおける第2SAW素子16の位相角θa2を算出し(T22)、周波数fbにおける第2SAW素子16の位相角θb2を算出し(T32)、位相差(θb2−θa2)を算出し(T42)、位相差(θb2−θa2)及び比例係数を用いて第2SAW素子16の第1及び第2の物理量に対する感度を補正する(T52)。この比例係数もまた実験又はシミュレーションなどにより予め算出された係数であり、記憶部22に予め記憶されている。そして、制御部20は、位相角θa1及びθa2とステップT51及びT52で補正された後の感度を用いて第1及び第2の物理量を演算する(T6)。
本実施形態によれば、第1及び第2のSAW素子15及び16を使用する場合に、位相角の差(θb1−θa1)、(θb2−θa2)を用いて感度を補正できる。
(第3実施形態)
図7及び図8は第3実施形態の追加説明図を示す。第3実施形態も第2実施形態と同様に、第1及び第2のSAW素子15及び16を備えており、これらのそれぞれのSAW素子15、16を利用して感度を補正する別の形態について示す。
図7に示すように、センシングシステム201は、測定対象の第1及び第2の物理量に応じ適切に配置されたSAWセンサ103と、このSAWセンサ103に接続されたセンシング装置204と、を備える。センシング装置4に代わるセンシング装置204は、周波数を測定する測定部(測定手段相当)23を備えている。この測定部23は、周波数カウンタなどにより構成され、信号源5が出力する駆動信号の周波数を測定する。すなわち、センシング装置204は、第1又は第2実施形態のセンシング装置に比較して、測定部23による信号源5が出力する駆動信号の周波数を測定する機能を備える。
SAW素子15、16が信号伝搬可能な周波数帯域内の周波数fa、fb(>fa)をそれぞれ信号源5が出力する駆動信号とし、LAをSAW素子15の実効的な伝搬経路長、LBをSAW素子16の実効的な伝搬経路長、VAをSAW素子15における実効的なSAWの伝搬速度、VBをSAW素子16における実効的なSAWの伝搬速度、PAをSAW素子15の実効的な位相回転角、PBをSAW素子16の実効的な位相回転角、とすれば、下記の式(4)、(5)に示すように、位相回転角PA、PBを導出できる。
PA[deg] = LA/VA × fa × 360
= (θb1−θa1)/(fb−fa) × fa …(4)
PB[deg] = LB/VB × fa × 360
= (θb2−θa2)/(fb−fa) × fa …(5)
TCD[ppm/℃]を遅延時間の温度係数とすれば、SAW素子15、16の位相回転角の温度感度GA、GB[deg/℃]は下記の(6)、(7)式のように導出される。
GA ≒ PA[deg] × TCD[ppm/℃] …(6)
GB ≒ PB[deg] × TCD[ppm/℃] …(7)
さらに、SAW素子15、16の位相回転角の歪み感度をFA、FB[deg]とすると、このFA、FB[deg]は下記の(8)、(9)式のように導出される。
FA ≒ PA[deg] × 1[ε] …(8)
FB ≒ PB[deg] × 1[ε] …(9)
すなわち、位相回転角PA、PBを同一環境下で測定、比較することで、SAW素子15の伝搬特性(例えばSAWの伝搬速度)の変動に基づく、測定対象となる第一、第二の物理量に対する感度の変動を補正できる。
このような技術思想を考慮すれば、制御装置14が以下に示すように処理することで、測定対象となる第1及び第2の物理量を極力正確に算出できるようになる。以下、図8を参照してこの説明を行う。
図8に示すように、制御部20は、センシング装置4により周波数fa、fbで遅延信号を検出する(T1)。そして、制御部20は、センシング装置4の測定部23により信号源5が出力する駆動信号の周波数faを測定し(T21a)、周波数faにおける第1SAW素子15の位相角θa1を算出する(T21b)。そして、制御部20は、信号源5の周波数をfbに変更し、センシング装置4の測定部23により信号源5が出力する駆動信号の周波数fbを測定し(T31a)、周波数fbにおける第1SAW素子15の位相角θb1を算出する(T31b)。そして、制御部20は、位相角の勾配(θb1−θa1)/(fb−fa)を算出する(T41a)。制御部20は、この位相角の勾配(θb1−θa1)/(fb−fa)を用いて第1SAW素子15の第1及び第2の物理量に対する感度を補正する(T51a)。
さらに、制御部20は、周波数faにおける第2SAW素子16の位相角θa2を算出し(T22)、周波数fbにおける第2SAW素子16の位相角θb2を算出し(T32)、位相角の勾配(θb2−θa2)/(fb−fa)を算出する(T42a)。そして、制御部20は、この位相角の勾配(θb2−θa2)/(fb−fa)を用いて、第2SAW素子16の第1及び第2の物理量に対する感度を補正する(T52a)。そして、制御部20は、位相角θa1及びθa2(もしくは、位相角θb1及びθb2)と補正後の感度を用いて第1及び第2の物理量を演算する(T6a)。
本実施形態によれば、第1及び第2のSAW素子15及び16を使用する場合に、位相角の勾配(θb1−θa1)/(fb−fa)、(θb2−θa2)/(fb−fa)を用いて感度を補正できる。
また、測定部23が信号源5の駆動信号の周波数fa、fbを測定しており、この測定結果に応じて算出される位相角の勾配を用いて感度を補正しているため、感度の補正精度を向上でき、さらに正確な第1及び第2の物理量を算出できる。
(第4実施形態)
図9は第4実施形態の追加説明図を示す。第4実施形態も第2実施形態と同様に、第1及び第2のSAW素子15及び16を備えており、これらのそれぞれのSAW素子15、16を利用して第1及び第2の物理量に対する感度の比を補正する別の形態について示す。
第1及び第2の物理量に対する感度の比は、下記のように導出できる。ここで、SAW素子15、16が動作可能な周波数帯域内の周波数fa、fb(>fa)をそれぞれ駆動信号とした場合、GB/GAをSAW素子15及び16の遅延信号の間の位相の第1の物理量に対する感度の比(例えば温度感度比)、FB/FAをSAW素子15及び16の遅延信号の間の位相の第1の物理量に対する感度の比(例えば歪み感度比)、αをSAW素子15、16の相互の影響度を表す係数(相対的な設置関係に依存)とすれば、下記の式(10)、(11)に示すように、位相回転角PA、PB、第1の物理量に対する感度の比GB/GA、第2の物理量に対する感度の比FB/FA、を導出できる。
GB/GA ≒ (θb2 − θa2)/(θb1 − θa1) …(10)
FB/FA ≒ (θb2 − θa2)/(θb1 − θa1)×α …(11)
このような技術思想を考慮すれば、制御装置14が以下に示すように処理することで、第1及び第2の物理量を計算する過程において最も精度が要求される第1及び第2の物理量に対する感度の比に対し補正することができ、測定対象となる第1及び第2の物理量を極力正確に算出できる。以下、図9を参照してこの説明を行う。
図9に示すように、制御部20は、センシング装置4により周波数fa、fbで遅延信号を検出する(T1)。そして、制御部20は、周波数faにおける第1SAW素子15の位相角θa1を算出し(T21)、周波数fbにおける第1SAW素子15の位相角θb1を算出する(T31)。さらに、制御部20は、周波数faにおける第2SAW素子16の位相角θa2を算出し(T22)、周波数fbにおける第2SAW素子16の位相角θb2を算出する(T32)。そして、制御部20は位相角の差の比率(θb2−θa2)/(θb1−θa1)を算出する(T4b)そして、制御部20は、この位相角の差の比率を用いて、第1SAW素子15の第1及び第2の物理量に対する感度と、第2SAW素子16の第1及び第2の物理量に対する感度との比を補正する(T5b)。制御部20は、位相角θa1とθa2と、補正後の感度の比を用いて第1及び第2の物理量を演算する(T6b)。
本実施形態によれば、第1及び第2のSAW素子15及び16を使用する場合に、位相角の差の比率(θb2−θa2)/(θb1−θa1)を用いて感度を補正できる。
(第5実施形態)
図10及び図11は第5実施形態の追加説明図を示す。第5実施形態は第1実施形態と同様に、1つの遅延線タイプのSAW素子15を備えると共に、別途センサ24を設けており、このセンサ24のセンサ信号が規定値以内であるか否かに応じて処理を分けるところに特徴を備える。
図10に示すように、センサ24が制御装置14に接続されており、制御装置14の制御部20が、センサ24のセンサ信号を取得できるように構成される。センサ24は、例えば湿度計又は/及び温度計など、SAW素子15の周辺の環境の変化を検出可能なセンサである。このセンサ24は、例えば温度が同一範囲となる条件で概ね同一環境下で感度の補正処理を行うために設けても良い。
図11に示すように、制御部20は、センサ24のセンサ信号を受付け、この簡易センサ24のセンサ信号が規定値に入っているか否か(S1a、S3a)に応じて、1種類の周波数faで遅延信号を検出する(S11a)か、2種類の周波数fa、fbで遅延信号を検出する(S12a)か、を分ける。
制御部20は、感度の補正を行わない場合には、ステップS1a、S3aでNOと判定し、周波数faにおけるSAW素子15の位相角θaを算出し(S21)、この位相角θaと感度を用いて物理量を演算する(S6)。
逆に、制御部20は、感度の補正を行う場合には、ステップS1a、S3aでYESと判定し、周波数fa、fbにおけるSAW素子15の位相角θa、θbを算出し(S21、S32)、位相角θbと位相角θaとの差(θb−θa)を演算し(S42)、位相角の差(θb−θa)を用いてSAW素子15の物理量に対する感度を補正する(S52)。そして、制御部20は、この補正された感度と位相角θa(もしくはθb)とを用いて物理量を演算する(S6)。
本実施形態によれば、センサ24を設けているため、センシング装置4は使用周波数を切り替えるタイミングを制御でき、制御部20は感度の補正タイミングを計ることができる。
(第6実施形態)
図12及び図13は第6実施形態の追加説明図を示す。第6実施形態は、外部から与えられるトリガ信号を基準として使用周波数を切り替えて感度を補正する形態を示す。図12に示すように、センシング装置4及び制御装置14には外部からトリガ信号が与えられる。このトリガ信号は、時間経過等に応じて発生するタイマ信号に相当する信号であり、センシング装置4及び制御装置14はトリガ信号が与えられると、当該トリガ信号に対応して感度の補正を行うように使用周波数を切り替えて動作させる。具体的には第1実施形態で説明したように、信号源5は例えば200[MHz]近傍の二種類以上の周波数(例えば200MHzと201MHz)を選択可能な駆動信号して出力するが、センシング装置4及び制御装置14はこのトリガ信号を受付けると、トリガ信号に対応して周波数fa又はfbに切替えるように構成されている。感度の補正を行うタイミングが、このトリガ信号に応じて決定される。
図13に示すように、トリガ信号が予め定められた規定値以外に設定されていると(S1bでNO、S31bでNO)、センシング装置4は周波数faで遅延信号を測定し(S11b)、制御部20は周波数faにおけるSAW素子15の位相角θaを算出し(S21)、予め定められた感度を用いて物理量を演算する(S6)。
他方、トリガ信号が予め定められた規定値に設定されているときには(S1bでYES、S31bでYES)、センシング装置4は周波数fa、fbの双方で遅延信号を測定し(S12b)、制御部20はこれらの位相角θa、θbを算出し(S12b、S32)、位相角の差(θb−θa)を用いてSAW素子15の物理量に対する感度を補正し(S52)、位相角θaと感度を用いて物理量を演算する(S6)。
このようにして、外部から与えられるトリガ信号に応じて、センシング装置4は使用周波数を切り替えるタイミングを制御しつつ、制御部20は感度の補正タイミングを計ることができる。
(他の実施形態)
前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。これらの各実施形態の構成は適宜組み合わせて適用できる。
SAW素子15、16を2つ用いたが3つ以上用いても良い。2種類の異なる周波数を用いて位相角の差を算出するようにしたが、2種類を超える(すなわち2種類以上)の異なる周波数を用いて位相角の差を算出しても良い。この場合、SAWセンサ3等を駆動可能な周波数fa、fb(<fa)とし、その中間周波数fn(但しfa<fn<fb)としたとき、前述の(1)式に代えて、下記の(1a)式を適用しても良い。
P = L/V × fa × 360
= (θb−θa)/(fb−fa) × fn …(1a)
この場合にも、前述実施形態に示したように同様に補正することができ同様の効果を奏する。
図面中、1はセンシングシステム、3はSAWセンサ、4はセンシング装置、14は制御装置、15はSAW素子(第1SAW素子)、16は第2SAW素子、20は制御部、21はA/D変換器、22は記憶部、23は測定部(測定手段)、24はセンサ、を示す。

Claims (5)

  1. 遅延線タイプのSAW素子(15,16)を備えるSAWセンサ(3,103)と、
    前記SAWセンサに駆動信号を出力し前記SAWセンサのSAW素子を介して遅延する遅延信号を検出するセンシング装置()と、
    前記センシング装置により検出された遅延信号から位相角を算出しその位相角に基づいて前記SAWセンサに作用した物理量を算出する制御装置(14)と、を備え、
    前記センシング装置()は、前記SAW素子の遅延信号の検出の際に2種類以上の異なる周波数の駆動信号を使用しており、
    前記制御装置は、2種類以上の異なる周波数における前記SAW素子の遅延信号の位相角の差を用いて、前記SAW素子の物理量に対する感度を補正するものであり、
    前記SAWセンサの感度の補正タイミングを検出するためのセンサ(24)を備え、
    前記センシング装置(4)は、前記センサのセンサ信号を基準として、使用周波数を切り替えるタイミングを制御し、
    前記制御装置(14)は、前記センサのセンサ信号を基準として、前記SAW素子の物理量に対する感度の補正を行うタイミングを制御することを特徴とするセンシングシステム。
  2. 遅延線タイプのSAW素子(15,16)を備えるSAWセンサ(3,103)と、
    前記SAWセンサに駆動信号を出力し前記SAWセンサのSAW素子を介して遅延する遅延信号を検出するセンシング装置()と、
    前記センシング装置により検出された遅延信号から位相角を算出しその位相角に基づいて前記SAWセンサに作用した物理量を算出する制御装置(14)と、を備え、
    前記センシング装置()は、前記SAW素子の遅延信号の検出の際に2種類以上の異なる周波数の駆動信号を使用しており、
    前記制御装置は、2種類以上の異なる周波数における前記SAW素子の遅延信号の位相角の差を用いて、前記SAW素子の物理量に対する感度を補正するものであり、
    前記センシング装置(4)は、外部から与えられるトリガ信号を基準として、使用周波数を切り替えるタイミングを制御し、
    前記制御装置(14)は、前記トリガ信号を基準として、前記SAW素子の物理量に対する感度の補正を行うタイミングを制御することを特徴とするセンシングシステム。
  3. 前記SAWセンサ(103)は、遅延線タイプの複数のSAW素子(15,16)を備えており、
    前記センシング装置は、前記複数のSAW素子の遅延信号の検出の際に2種類以上の異なる周波数の駆動信号を使用しており、
    前記制御装置は、前記複数のSAW素子のそれぞれについて、前記2種類以上の異なる周波数における遅延信号の位相角の差を用いて、前記複数のSAW素子の物理量に対するそれぞれの感度を補正することを特徴とする請求項1または2記載のセンシングシステム。
  4. 前記センシング装置()は、前記SAW素子の駆動信号の周波数を測定する測定手段(23)を備えており、
    前記制御装置は、前記測定手段の測定結果を用いて前記SAW素子の駆動信号の周波数に対する位相角の勾配を算出し、前記位相角の勾配を用いて前記SAW素子の物理量に対する感度を補正することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のセンシングシステム。
  5. 前記SAWセンサ(103)は、遅延線タイプの第1及び第2SAW素子(15,16)を備えており、
    前記センシング装置は、前記第1及び第2SAW素子の遅延信号の検出の際に2種類以上の異なる周波数の駆動信号を使用しており、
    前記制御装置は、前記第1及び第2SAW素子のそれぞれについて、前記2種類以上の異なる周波数における遅延信号の位相角の差の比率を用いて、前記第1SAW素子の物理量に対する感度と、前記第2SAW素子の物理量に対する感度との比率を補正することを特徴とする請求項1または2記載のセンシングシステム。
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