JP5940912B2 - オットマン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両などの座席下部に格納可能な状態で取り付けられるオットマン装置に関する。
従来より、座席下部に取り付けられ、フットレストプレートを座席前方へ展開する展開動作と、フットレストプレートを座席下部に格納する格納動作とが可能な格納式のオットマン装置が高級車などで採用されている。フットレストプレートを格納するための機構は、様々であるが、四点リンク機構を利用したものが一般的となっている(例えば特許文献1〜4を参照)。しかし、この種のオットマン装置においては、フットレストプレートを座席の前方へ大きく迫り出させることが困難であった。というのも、この種のオットマン装置において、迫出量を大きく確保しようとすると、四点リンク機構を構成するリンク節を長くする必要があるものの、車両の座席下部のスペースは限られており、リンク節を長くすることができなかったからである。
このような実状に鑑みてか、これまでには、フットレストプレートを前方へ迫り出ことができるようにしたオットマン装置も提案されている(例えば特許文献5,6を参照)。しかし、これらのオットマン装置はいずれも、フットレストプレートを座席下部から座席前方へ展開した後に、フットレストプレートを前方へ迫り出させる動作を別途行わなければならず、操作が非常に煩わしかった。一連の操作でフットレストプレートの展開動作と迫出動作とを行うことができるオットマン装置が望まれている。
特開2006−006718号公報 特開2006−036136号公報 特開2006−198104号公報 特開2010−137717号公報 特開2008−029666号公報 特開2009−055973号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、一連の簡単な操作でフットレストプレートの展開動作と迫出動作とを行うことができ、座席下部のスペースを広く確保できない場合であっても、フットレストプレートを座席前方へ大きく迫り出させることが可能なオットマン装置を提供するものである。
上記課題は、
座席下部に取り付けられ、フットレストプレートを座席前方へ展開する展開動作と、フットレストプレートを座席下部に格納する格納動作とが四点リンク機構によって可能とされたオットマン装置であって、
展開動作に連動してフットレストプレートを前方へ迫り出させるとともに、格納動作に連動してフットレストプレートを後退させる連動迫出機構を備えたことを特徴とするオットマン装置
を提供することによって解決される。
本発明のオットマン装置において、連動迫出機構の具体的な構成は、例えば、連動迫出機構を、前記四点リンク機構の回動動作を直線運動に変換することによりフットレストプレートを迫り出し又は後退させるスライド機構を利用することで具現化した。また、連動迫出機構を、フットレストプレートの前端部に回動可能に設けられた可動部を上方に回動させることによりフットレストプレートを実質的に迫り出させ、前記可動部を下方に回動させることによりフットレストプレートを実質的に後退させる跳上げ機構を利用したものとする。これらのスライド機構や跳上げ機構の具体的な構成については、後で詳しく説明する。
ところで、スライド機構を利用したタイプのオットマン装置においては、前記四点リンク機構に滑車機構を組み合わせることにより、フットレストプレートの迫出量が増大されるようにすると好ましい。これにより、フットレストプレートの迫出量を、滑車機構を設けない場合の約2倍まで増大させることが可能になる。この滑車機構の具体的な構成については、後で詳しく説明する。
また、本発明のオットマン装置においては、迫り出し状態にあるフットレストプレートの前方から異常負荷が掛かった際にフットレストプレートを後退させる安全機構を備えることも好ましい。オットマン装置は、車両の後部座席などに採用すると、不意に前の座席が後方へ大きくスライドされたような場合には、足が挟まれるおそれがある。しかし、上記の安全機構を設けることにより、足が挟まれた状態となっても、その力を後方へ逃がすことができるので、ケガをしないようにすることができる。
さらに、本発明のオットマン装置においては、迫り出し状態にあるフットレストプレートの角度を調節するための角度調節機構を備えることも好ましい。これにより、座席に着席した人の足の長さやふくらはぎの形状に応じて、フットレストプレートの上面がふくらはぎの裏側にやさしく接触するようにフットレストプレートの角度を調節することが可能になり、座席の座り心地を向上することができる。
さらにまた、本発明のオットマン装置を、フットレストプレートに荷重が掛かった際に前記四点リンク機構をロックするロック機構と、該ロック機構を解除するためのロック解除機構とで構成されたフットレストプレート高さ調節機構を備えたものとすることも好ましい。ロック機構の具体的な構成は、例えば、ロック機構を、前記荷重が掛かった際にロックバネが巻増し方向に引っ張られて前記四点リンク機構におけるいずれかの軸の外周部を締め付け、ロック解除機構が作動した際に前記ロックバネの軸に対する締め付けが解除される締付型ロックバネ機構を利用して具現化した。また、ロック機構を、前記荷重が掛かった際にロックバネが拡径方向に押し込まれて前記四点リンク機構におけるドラムの内部で張り出して該可動軸の内周面に密着した状態となり、ロック解除機構が作動した際に前記ロックバネの張り出した状態が解除される張出型ロックバネ機構を利用したものとすることも好ましい。これら締付型ロックバネ機構と張出型ロックバネ機構は、いずれも簡素でありながら、フットレストプレートの高さ調節を無段階で可能とする。加えて、フットレストプレートに足を載せた際には、ロックバネが前記の軸又はドラムを締め付けるか張り出すかによって、フットレストプレートが下方へ沈み込まないように確実にロックすることを可能とする。
以上のように、本発明によって、一連の簡単な操作でフットレストプレートの展開動作と迫出動作とを行うことができ、座席下部のスペースを広く確保できない場合であっても、フットレストプレートを座席前方へ大きく迫り出させることが可能なオットマン装置を提供することが可能になる。
第一実施態様のオットマン装置の展開状態と格納状態を示した側面図である。 第一実施態様のオットマン装置において、ロック状態にある張出型ロックバネ機構(ロック機構)の周辺を拡大して示した側面図である。 第一実施態様のオットマン装置において、ロック解除状態にある張出型ロックバネ機構(ロック機構)の周辺を拡大して示した側面図である。 第一実施態様のオットマン装置において、張出型ロックバネ機構(ロック機構)の周辺をロック軸の中心を通る平面で切断した状態を示した断面図である。 第二実施態様のオットマン装置におけるフットレストプレート周辺を拡大して示した側面図である。 第三実施態様のオットマン装置におけるフットレストプレート周辺を拡大して示した側面図である。 第四実施態様のオットマン装置におけるフットレストプレート周辺を拡大して示した側面図である。 第五実施態様のオットマン装置におけるフットレストプレート周辺を拡大して示した底面図である。
本発明のオットマン装置の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、第一実施態様から第五実施態様までの5つの実施態様を例に挙げて本発明のオットマン装置を説明するが、本発明のオットマン装置の技術的範囲はこれらの構成に限定されることなく、その趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
1.第一実施態様のオットマン装置
まず、第一実施態様のオットマン装置について説明する。図1は、第一実施態様のオットマン装置10の展開状態(実線部)と格納状態(二点鎖線部)を示した側面図である。第一実施態様のオットマン装置10は、図1に示すように、座席50の下部に取り付けられ、フットレストプレート11を座席50の前方へ展開する展開動作と、フットレストプレート11を座席50の下部に格納する格納動作とが四点リンク機構12によって可能とされたものとなっており、展開動作に連動してフットレストプレート11を前方へ迫り出させる(前方へ突き出る距離を図1における距離ΔL分増大させる)とともに、格納動作に連動してフットレストプレート11を後退させる連動迫出機構13を備えたものとなっている。四点リンク機構12は、フットレストプレート取付部12aと、第一リンク12bと、第二リンク12cと、第三リンク12dと、第四リンク12eと、座席取付部12fとを点P〜Pで相対的に回動可能に連結した構造としている。
連動迫出機構13は、各種のものを採用できるが、第一実施態様のオットマン装置においては、四点リンク機構12の回動動作を直線運動に変換することによりフットレストプレート11を迫り出し又は後退させるスライド機構を利用したものとしている。具体的には、フットレストプレート11を、フットレストプレート取付部12aに対して前後方向へ相対的にスライド可能な状態で固定するとともに、第一リンク12bをその先端部側(点P側の端部)が延長された構造とし、その延長された先端部に支点(点Q)を設けてコイルバネ14aを介してフットレストプレート11と連結した構造としている。これにより、展開動作に連動して、フットレストプレート11が第一リンク12bの先端部によって前方に迫り出され、格納動作に連動して、フットレストプレート11が第一リンク12bの先端部によって後退させられるようになる。連動迫出機構13による迫出量Lの増加分ΔLは、特に限定されないが、通常、30〜100mm程度とされる。迫出量Lの増加分ΔLは、点Pと点Qの距離を変えることで変更することができる。
ところで、第一実施態様のオットマン装置10は、迫り出し状態にあるフットレストプレート11の前方から異常負荷が掛かった際にフットレストプレート11を後退させる安全機構14を備えたものとなっている。具体的には、フットレストプレート11を前方に付勢するためのコイルバネ14aを安全機構14としてフットレストプレート11の裏側に設けている。コイルバネ14aの基端部は、フットレストプレート取付部12aに連結されており、コイルバネ14aの先端部は、フットレストプレート11の裏面に設けられたバネ受け部11aに押し当てられた状態となっている。このため、通常時のフットレストプレート11は、前方に迫り出した状態となっているものの、前方から負荷が掛かった際には、フットレストプレート11がコイルバネ14aに抗って後退するようになっている。
また、第一実施態様のオットマン装置10には、フットレストプレート11の高さを調節するためのフットレストプレート高さ調節機構を設けている。このフットレストプレート高さ調節機構は、フットレストプレート11に荷重が掛かった際に四点リンク機構12をロックするロック機構20と、ロック機構20を解除するためのロック解除機構30(図2〜4を参照)とで構成されている。ロック機構20は、上述した通り、締付型ロックバネ機構と張出型ロックバネ機構を好適に採用することができるが、ここでは、図2〜4に示すように、張出型ロックバネ機構を採用している。図2は、第一実施態様のオットマン装置10において、ロック状態にある張出型ロックバネ機構(ロック機構20)の周辺を拡大して示した側面図である。図3は、第一実施態様のオットマン装置10において、ロック解除状態にある張出型ロックバネ機構(ロック機構20)の周辺を拡大して示した側面図である。図4は、第一実施態様のオットマン装置10において、張出型ロックバネ機構(ロック機構20)の周辺をロック軸40の中心を通る平面で切断した状態を示した断面図である。図2と図3においては、図示の便宜上、一部の部材を透過して描いている。ロック解除機構30は、自転車のブレーキなどに採用される、操作ワイヤー31と操作ワイヤー31を内挿する外筒体32とで構成されるものを採用している。
この張出型ロック機構20は、図2〜4に示すように、ドラム21と、ロックバネ22と、先端受けパイプ23と、第一ロックバネ緩め片24と、第一ロックバネ緩め部材25と、第二ロックバネ緩め片26と、第二ロックバネ緩め部材27と、ロックバネ固定部材28と、リターンバネ29とを備えたものとなっており、ロックバネ22は、そのコイル部の外周がドラム21の内周に密着した状態で組み込まれ、その端部が段状に折り曲げられて先端受けパイプ23の外周で受けられた構造となっている。図2に示すロック状態においては、ロックバネ固定部材28がロックバネ22の端部と接触してコイルバネ22が拡径され、第四リンク12eが座席取付部12fに対して回動することができない状態になる。第一実施態様のオットマン装置10では、2本のロックバネ22を組み込んでおり、上下両方向への回転をロックすることができるようにしている。一方、図2に示すロック状態から、座席脇などに設けた図示省略のフットレストプレート高さ調節用操作レバーを操作すると、操作ワイヤー31が引き込まれて、第一ロックバネ緩め部材25と第二ロックバネ緩め部材27とが点Pを中心として互いに近づく向きに回動する(図3)。このとき、第一ロックバネ緩め部材25及び第二ロックバネ緩め部材27にそれぞれ一体的に設けられた第一ロックバネ緩め片24及び第二ロックバネ緩め片26がロックバネ自由端22aを緩め側(ロックバネ22の外径が小さくなる側)に押圧してロックバネ22の張り出した状態が解除され、ロック状態が解除されるようになっている。このとき、フットレストプレート11の高さを調節することができるようになる。また、段状に折り曲げられたロックバネ22の端部を先端受けパイプ23で受けたことにより、フットレストプレート11に過大な負荷が掛かった場合であってもロックバネ端部の変形を防ぎ、ロック状態が確実に維持されるようにして安全性を高めている。
2.第二実施態様のオットマン装置
続いて、第二実施態様のオットマン装置について説明する。図5は、第二実施態様のオットマン装置10におけるフットレストプレート11の周辺を拡大して示した側面図である。第二実施態様のオットマン装置10は、図5に示すように、四点リンク機構12に滑車機構15を組み合わせることにより、フットレストプレート11の迫出量ΔLが倍増されたものとなっている。滑車機構15は、第一リンク12bの先端部に軸支された動滑車15aと、動滑車15aに掛け回されたワイヤー15とで構成している。ワイヤー15の一端部は、フットレストプレート11の裏面に設けられたワイヤー連結部11bに連結され(図5の点Q)、ワイヤー15の他端部は、フットレスト取付部12aに設けられたワイヤー連結部12gに連結されている(図5の点Q)。
このように、第一リンク12bの先端部を、動滑車15aとワイヤー15bを介してフットレストプレート11に連結することにより、展開動作に伴って第一リンク12bの先端部が前方へ移動すると、動滑車15aも前方へ移動し、それに掛け回されたワイヤー15bもその中途部分を動滑車15aにより前方へ引っ張られるようになる。このため、フットレストプレート11は、その第一ワイヤー連結部11bをワイヤー15bによって前方に引っ張られることにより、フットレストプレート取付部12aに対して相対的に前方へとスライドする。フットレストプレート11の迫出量ΔLは、動滑車15aのスライド量X(第一リンク12bの先端部のスライド量)の2倍になる。したがって、第二実施態様のオットマン装置10は、第一実施態様のオットマン装置10と比較して、迫出量ΔLを約2倍とすることが可能となっている。第二実施態様のオットマン装置10におけるその他の構成については、第一実施態様のオットマン装置10と同様であるために、説明を割愛する。
3.第三実施態様のオットマン装置
続いて、第三実施態様のオットマン装置について説明する。図6は、第三実施態様のオットマン装置10におけるフットレストプレート11の周辺を拡大して示した側面図である。第三実施態様のオットマン装置10は、図6に示すように、その連動迫出機構13として、フットレストプレート11の前端部に回動可能に設けられた可動部11cを上方に回動させることによりフットレストプレート11を実質的に迫り出させ、可動部11cを下方に回動させることによりフットレストプレート11を実質的に後退させる跳上げ機構を利用したものとなっている。
第三実施態様のオットマン装置10においては、可動部11cと四点リンク機構12を連結部材16を介して連結することにより実現している。連結部材16の基端部は、第一リンク12bの先端部に連結され(図6の点Q)、連結部材16の先端部は、可動部11cの基端側に下向きに設けたアーム部11dの先端部に連結されている(図6の点R)。可動部11cは、その基端部をフットレストプレート11の本体部に対して回動可能な状態で連結されている(図6の点R)。このため、展開動作に伴って第一リンク12bの先端部が前方へ移動すると、連結部材16がアーム部11dを下向きに押すことにより、可動部11cが前方へ迫り出した状態となるようになっている。第三実施態様のオットマン装置10におけるその他の構成については、第一実施態様又は第二実施態様のオットマン装置10と同様であるために、説明を割愛する。
4.第四実施態様のオットマン装置
続いて、第四実施態様のオットマン装置について説明する。図7は、第四実施態様のオットマン装置10におけるフットレストプレート11の周辺を拡大して示した側面図である。第四実施態様のオットマン装置10は、図7に示すように、迫り出し状態にあるフットレストプレート11の角度を調節するための角度調節機構17を備えたものとなっている。この角度調節機構17は、図示省略の角度調節操作手段(操作レバーやハンドルなど)によって操作することができるようになっている。角度調節手段は、通常、フットレストプレート11の側方か、操作ワイヤーなどを介して座席脇などに設けられる。
角度調節機構17の具体的な構造は特に限定されないが、第四実施態様のオットマン装置10においては、角度調節機構17を、フットレストプレート11の裏面側に配された支持基体17aと、基体17aの前端部(図7における点S)に回動可能な状態で取り付けられたカム17bとで構成している。フットレストプレート11は、その基端部を支持基体17aにおける基端部(図7における点S)に対して回動可能な状態で取り付けられている。フットレストプレート取付部12aは、支持基体17aに固定されている。このため、先端部が後方を向いて倒伏状態にあるカム17bを、角度調節操作手段によって操作して点S回りに起立させると、フットレストプレート11の前端部がカム17bによって押し上げられ、フットレストプレート11の角度が変化するようになっている。第四実施態様のオットマン装置10におけるその他の構成については、第一実施態様から第三実施態様のオットマン装置10と同様であるために、説明を割愛する。
5.第五実施態様のオットマン装置
最後に、第五実施態様のオットマン装置について説明する。図8は、第五実施態様のオットマン装置10におけるフットレストプレート11の周辺を拡大して示した底面図である。第五実施態様のオットマン装置10では、図8に示すように、安全機構14aを、コイルバネ14aと、揺動部材14bとで構成している。コイルバネ14aの一端部は、フットレストプレート11の裏面側に設けられたバネ受け部11aに連結され、コイルバネ14aの他端部は、揺動部材14bの一端部に連結されている。揺動部材14bの他端部は、連結部材12hを介してフットレストプレート取付部12aに一体的に設けられた軸支部12iに軸支されており、揺動部材14bは、図8における点Tを中心として揺動することができるようになっている。フットレストプレート11は、その裏面側に固定された一対のスライドレール11eを介してフットレストプレート取付部12aに支持された状態となっており、フットレストプレート取付部12aに対して相対的に前後方向へスライドすることができるようになっている。
この第五実施態様のオットマン装置10においては、第一実施態様のオットマン装置10と同様、通常時には、コイルスプリング14aによってフットレストプレート11が前方に迫り出した状態となっているものの、前方から異常負荷が掛かった際には、フットレストプレート11がコイルバネ14aの付勢力に抗って後退するようになっている。第五実施態様のオットマン装置10におけるその他の構成については、第一実施態様から第四実施態様のオットマン装置10と同様であるために、説明を割愛する。
6.用途
本発明のオットマン装置は、その用途を限定されず、各種の座席に備え付けることができる。なかでも、本発明のオットマン装置は、座席下のスペースが狭い場合でも大きな迫出量を確保することができるため、車両用シートや、航空機シートなど、オットマン装置を取り付ける座席下のスペースを確保しにくい場合に好適に採用することができる。
10 オットマン装置
11 フットレストプレート
11a バネ受け部
11b 第一ワイヤー連結部
11c 可動部(跳ね上げ機構)
11d 被操作部(跳ね上げ機構)
11e スライドレール
12 四点リンク機構
12a フットレストプレート取付部
12b 第一リンク
12c 第二リンク
12d 第三リンク
12e 第四リンク
12f 座席取付部
12g 第二ワイヤー連結部
12h 連結部材
13 連動迫出機構
14 安全機構
14a コイルバネ
14b 揺動部材
15 滑車機構
15a 動滑車
15b ワイヤー
16 連結部材(跳ね上げ機構)
17 角度調節機構
17a 支持基体
17b カム
20 ロック機構(フットレストプレート高さ調節機構)
21 ドラム
22 ロックバネ
22a ロックバネ自由端
22b ロックバネ固定端
23 先端受けパイプ
24 第一ロックバネ緩め片
25 第一ロックバネ緩め部材
26 第二ロックバネ緩め片
27 第二ロックバネ緩め部材
28 ロックバネ固定部材
29 リターンバネ
30 ロック解除機構(フットレストプレート高さ調節機構)
31 操作ワイヤー
32 外筒体
40 ロック軸
50 座席
A 溶接部
L 連動迫出機構がない場合の迫出量
ΔL 連動迫出機構による迫出量の増加分
フットレストプレート取付部と第一リンクの連結点(フットレストプレート取付部の前端部)
フットレストプレート取付部と第三リンクの連結点(フットレストプレート取付部の後端部及び第三リンクの先端部)
第一リンクと第二リンクの連結点(第一リンクの基端部及び第二リンクの先端部)
第二リンクと第三リンクの連結点(第二リンクの中間部及び第三リンクの中間部)
第三リンクと第四リンクの連結点(第三リンクの基端部及び第四リンクの先端部)
第二リンクと座席取付部の連結点(第二リンクの基端部及び座席取付部の前端部)
第四リンクと座席取付部の連結点(第四リンクの基端部及び座席取付部の後端部)
フットレストプレートと第一リンクの連結点(第一リンクの先端部)
フットレストプレート取付部とワイヤーの連結点
フットレストプレートとワイヤーの連結点
フットレストプレートの可動部と本体部の連結点
フットレストプレートの可動部と第一リンクの連結点
支持基体とカムの連結点
支持基体とフットレストプレートの連結点
コイルバネと揺動部材の連結点
X 動滑車のスライド量

Claims (5)

  1. 座席下部に取り付けられ、フットレストプレートを座席前方へ展開する展開動作と、フットレストプレートを座席下部に格納する格納動作とがリンク機構によって可能とされたオットマン装置であって、
    前記リンク機構が、
    フットレストプレートを前後方向へスライド可能な状態で支持するフットレストプレート取付部と、
    その先端側の支点P でフットレストプレート取付部に対して回動可能に連結された第一リンクと、
    その先端側の支点P で第一リンクの基端側に対して回動可能に連結された第二リンクと、
    その先端側の支点P でフットレストプレート取付部における支点P よりも後側の部分に対して回動可能に連結され、その中途部分の支点P で第二リンクの中途部分に対して回動可能に連結された第三リンクと、
    その先端側の支点P で第三リンクの基端側に対して回動可能に連結された第四リンクと、
    座席に取り付けられ、その前方の支点P に第二リンクの基端側が回動可能に連結され、支点P よりも後側の支点P に第四リンクの基端側が回動可能に連結された座席取付部と、
    フットレストプレートの裏面に設けられたバネ受け部と、
    一端側がフットレストプレート取付部に連結されて他端側がバネ受け部に押し当てられ、バネ受け部を介してフットレストプレートを常に前方へ付勢するコイルバネと
    で構成され、
    第一リンクが、支点P よりも先端側に延長された部分を有し、当該部分における支点Q が、フットレストプレートに連結されるとともにバネ受け部の前方に位置するようにし、
    前記リンク機構の展開動作によって支点Q が前方へ変位すると、フットレストプレートを支点Q に連動させてコイルバネで付勢しながら前方へ迫り出させる一方、前記リンク機構の格納動作によって支点Q が後方へ変位すると、フットレストプレートを支点Q に連動させてコイルバネに抗いながら後退させることにより、展開動作格納動作に連動してフットレストプレートを前進又は後退させる連動迫出機構を設けるとともに、
    迫り出し状態にあるフットレストプレートの前方から異常負荷が掛かった際にフットレストプレートをコイルバネに抗って後退させる安全機構を設け
    ことを特徴とするオットマン装置。
  2. 第一リンクの支点Q に軸支された動滑車と、
    動滑車に掛け回されるとともに、その一端部がフットレストプレートに設けられたフットレストプレート側ワイヤー連結部に連結され、その他端部がフットレスト取付部に設けられたフットレスト取付部側ワイヤー連結部に連結されたワイヤーと、
    で構成された滑車機構を組み合わせることにより、フットレストプレートの迫出量増大さた請求項記載のオットマン装置。
  3. フットレストプレートの裏面側に配されてフットレストプレートの後端部が回動可能な状態で後端部に取り付けられた支持基体と、支持基体の前端部に回動可能な状態で取り付けられたカムとを有し、カムを操作することにより、迫り出し状態にあるフットレストプレートの角度を調節可能とする角度調節機構を備えた請求項1又は2記載のオットマン装置。
  4. 前記リンク機構をロックするロック機構が、荷重が掛かった際にロックバネが巻増し方向に引っ張られて前記リンク機構におけるいずれかの軸の外周部を締め付け、ロック機構を解除するロック解除機構が作動した際にロックバネの軸に対する締め付けが解除される締付型ロックバネ機構を利用したものでフットレストプレートの高さ調節が可能な請求項1〜いずれか記載のオットマン装置。
  5. 前記リンク機構をロックするロック機構が、荷重が掛かった際にロックバネが拡径方向に押し込まれて前記リンク機構におけるドラムの内部で張り出して該可動軸の内周面に密着した状態となり、ロック機構を解除するロック解除機構が作動した際にロックバネの張り出した状態が解除される張出型ロックバネ機構を利用したものでフットレストプレートの高さ調節が可能な請求項1〜いずれか記載のオットマン装置。
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