JP2000157367A - 電動オットマン装置 - Google Patents

電動オットマン装置

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JP2000157367A
JP2000157367A JP10339819A JP33981998A JP2000157367A JP 2000157367 A JP2000157367 A JP 2000157367A JP 10339819 A JP10339819 A JP 10339819A JP 33981998 A JP33981998 A JP 33981998A JP 2000157367 A JP2000157367 A JP 2000157367A
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JP10339819A
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Toru Kondo
藤 徹 近
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションの前端側に設けたオットマ
ンを簡易な機構で構成すると共に、車両前方での衝突時
における衝撃吸収特性を向上させる。 【解決手段】 シートクッション2の前端部に収納凹部
2aを形成し、この収納凹部2a内に、前方への展開可
能なオットマン本体10とこれに進退自在に配設された
補助ユニット11とで構成されるオットマン4を略垂直
状態で収納する。オットマン本体10は一対の回動リン
ク9A,9Bで前方に移動しながら傾斜角が水平状態に
近づくように保持され、直線移動機構17を構成するネ
ジ軸22に螺合するナット23と補助ユニット11の摺
動フレーム14に連結した弾性リンクとしての引張りコ
イルバネ27との間に主リンク26が回動自在に配設さ
れ、この主リンク26の引張りコイルバネ27よりナッ
ト23側にオットマン本体10に固定した支持ブラケッ
ト28が回動可能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
の前部にオットマンを前方に展開可能に設け、このオッ
トマンを電動駆動機構で足載せ位置及び収納位置間で回
動させるようにした電動オットマン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動オットマン装置としては、例
えば特開平9−206157号公報に記載されたものが
ある。この従来例には、前後方向に延びるように配設さ
れたスライダーの可動レールを電動駆動機構で前後動さ
せることによって平板状に形成された6本のリンク腕で
構成されるリンク機構を動作させ、これによって足載せ
台を収納姿勢と足載せ姿勢との間で姿勢変更可能に構成
した椅子の足載せ台の姿勢変更装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
姿勢変更装置にあっては、足載せ台即ちオットマンを電
動駆動機構によって収納姿勢と足載せ姿勢との間で姿勢
変更が可能であるが、足載せ台とスライダーとの間を連
結するリンク機構が6本の平板状のリンク腕を組合わせ
て構成されているので、構成が複雑となる欠点を有して
いた。
【0004】また、足載せ台をシートクッションの前端
に前方に突出させて装着しているので、例えば車両の前
席に適用する場合に、オットマンが収納位置にある状態
でも前方に突出しており、足元の前方空間が狭く、また
前方に突出させた足載せ姿勢では前方空間が狭くなり、
特に車両に搭載した場合には、車両の前方での衝突発生
時に車室前部のインストルメントパネルが後方に移動し
てオットマンに衝接する虞れがあり、この時にオットマ
ン側で衝撃力を吸収することができないという未解決の
課題がある。
【0005】本発明の目的は、前記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、オットマンの足載せ
位置で着座者の足元の前方空間を広くすることができる
と共に、オットマンに衝撃力が伝達された時に、これを
吸収することができ、更に、リンク機構を簡略化し得る
ようにした電動オットマン装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたものであり、請求項1に係る電動オット
マン装置は、シートクッションの前部にオットマンを展
開可能に連結し、該オットマンを電動駆動機構によって
足載せ位置及び収納位置間で展開させるようにした電動
オットマン装置において、前記オットマンは前記シート
クッションの前部に形成された収納凹部に収納された収
納位置から足載せ位置に展開されるオットマン本体と、
該オットマン本体に対して進退自在に配設された摺動体
とで構成され、電動モータによって車両前後方向に移動
する移動子を有する直線移動機構と、前記オットマン本
体を収納位置から足載せ位置に展開させる第1のリンク
機構と、前記直線移動機構の移動子に連結されて前記オ
ットマン本体を収納位置から足載せ位置側に展開させる
と共に、前記摺動体をオットマン本体から前方側に突出
させる第2のリンク機構とを配設し、前記第2のリンク
機構は前方からの許容荷重以上の荷重が作用した時に前
記摺動体を後方に摺動させる弾性リンクを有することを
特徴とする。
【0007】この請求項1に係る電動オットマン装置に
おいては、オットマン本体に摺動体が摺動可能に設けら
れ、この摺動体が収納位置でオットマン本体側に収縮す
ることにより、シートクッションの前端側に設けた収納
凹部に確実に収納することができ、着座者の足元空間を
広く確保することが可能となり、この状態からリンク部
材でオットマン本体を足載せ位置に展開させることによ
り、摺動体がオットマン本体より前方側に突出するが、
収納凹部の分だけ前方空間を拡大することができ、広い
足載せ幅を確保することができる。
【0008】しかも、第2のリンク機構は、許容以上の
荷重が作用した時に摺動体を後方に移動させる弾性体リ
ンクを有するので、車両の前方側での衝突発生時に摺動
体に許容以上の衝撃力が伝達された時に、弾性体リンク
が伸長することにより、衝撃力を吸収して、安全性を向
上させることができる。
【0009】また、請求項2に係る電動オットマン装置
は、前記請求項1に係る発明において、前記第2のリン
ク機構は、一端が前記直線移動機構の移動子に回動自在
に連結された主リンクと、該主リンクの先端と前記摺動
体との間に介挿された許容荷重以上の荷重が作用した時
に伸長する弾性リンクと、一端がオットマン本体に固定
され、当該オットマン本体に沿って延長する他端が前記
主リンクの回動リンクより移動子側に回動自在に連結さ
れたブラケットとで構成されていることを特徴とする。
【0010】この請求項2に係る電動オットマン装置に
おいては、第2のリンク機構によってオットマン本体の
前方への展開と摺動体の前方への摺動との双方を同時に
行うことができ構成を簡略化することができると共に、
摺動体を弾性リンクで支持しているので、摺動体の後退
量大きくとることができ、衝撃吸収特性を高めることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
を示す概略斜視図、図2は図1の側面図であり、図中1
は車両の助手席のシートであって、シートクッション2
とその後端側に例えば図示しないリクライニング機構に
よって傾斜可能なシートバック3と、シートクッション
2の前端部に形成された収納凹部2a内に収納された収
納位置と足載せ位置との間に回動可能に配設されたオッ
トマン4とを備えている。
【0012】ここで、シートクッション2には、その内
部に配設されたクッションフレーム5が車体の床面に配
設された左右一対の前後方向に延長するシートスライド
6に高さ調整自在に支持されている。
【0013】オットマン4は、図3に示すように、クッ
ションフレーム5の前端側の左右端部に前下方に突出し
て固定された例えば水平面に対して30°程度傾斜する
支持アーム8に第1のリンク機構9を介して展開自在に
支持されたオットマン本体10と、このオットマン本体
10に進退自在に配設された摺動体としての補助ユニッ
ト11とで構成されている。
【0014】また、第1のリンク機構9は、支持アーム
8に所定間隔を保って回動自在に枢支された支持アーム
8に対して略直交する状態で、先端が夫々内方に屈曲さ
れてく字状に形成された長さの異なる一対の回動リンク
9A及び9Bを有し、これら回動リンク9A及び9Bの
先端がオットマン本体10内に配設された前端部を開放
したコ字状の支持フレーム12の左右後端側に取付けら
れた支持アーム13に回動自在に連結されている。
【0015】ここで、回動リンク9A及び9Bの連結関
係は、図4に示すように、オットマン本体10がシート
クッション2の収納凹部2a内に収納されている状態
で、回動リンク9A及び9Bが近接して例えば水平面に
対して70°程度傾斜する状態となり、支持アーム8に
対する連結点間を結ぶ直線に対して支持アーム13に対
する連結点間を結ぶ直線が略平行に近い鋭角となり、且
つ支持アーム8の連結点間距離に対して支持アーム13
の連結点間距離が短く選定され、これによってオットマ
ン本体10が水平線に対して略70°程度傾斜した状態
に保持される。
【0016】そして、オットマン本体10を収納位置か
ら前方に展開させた時に、回動アーム9A及び9Bの時
計方向の回動によって両者間が徐々に離間することによ
り、オットマン本体10が徐々に傾斜角が緩やかとなっ
て水平状態に近い状態に向かい、回動アーム9A及び9
Bの基部が夫々支持アーム8と略直角となる状態で、オ
ットマン本体10と支持アーム8とが略平行状態とな
る。
【0017】更に、補助ユニット11は、オットマン本
体10の内部に配設された前端部を開放したコ字状の支
持フレーム12の左右杆部12a内に摺動自在に保持さ
れた後端を開放したコ字状パイプ14aとその開放端間
を連結するアングル材でなる連結杆14bとで方形枠状
に構成された摺動フレーム14を有し、この摺動フレー
ム14に着座者のふくらはぎを受ける足載せクッション
14Cが装着されている。
【0018】一方、前述したクッションフレーム5にお
ける前方側で車幅方向の中央部の下面に支持ブラケット
15が取付けられ、この支持ブラケット15に後ろ下が
りに延長する断面逆U字状の支持ケース体16が配設さ
れ、このケース体16内に直線移動機構17が配設され
ている。
【0019】この直線移動機構17は、ケース体16の
後端側に枢着された、電動モータ18の回転駆動力を減
速するギヤユニット19を有し、その前端から突出する
出力回転軸20に前端がケース体16の前端部に回転自
在に支持された二重ネジ軸22の他端が連結されてい
る。この二重ネジ軸22に移動子としてのナット23が
螺合されている。
【0020】そして、ナット23には、オットマン本体
10及び補助ユニット11を可動させる第2のリンク機
構25が連結されている。この第2のリンク機構25
は、ナット23に垂直面内で回動自在に取付けられた前
方に延長する主リンク26を有する。
【0021】そして、主リンク26の先端部と前述した
補助ユニット11の摺動フレーム14における連結杆1
4bとの間に、オットマン本体10が収納位置にある状
態で摺動フレーム14と平行となる弾性リンクとしての
引張りコイルバネ27が介挿されている。
【0022】ここで、引張りコイルバネ27は、補助ユ
ニット11に後方への大きな衝撃力が伝達されない常時
は自由長を保って、主リンク26と連結杆14bとを連
結しているが、補助ユニット11に前方から許容荷重以
上の衝撃力が伝達されて、これが後方に移動すると、引
張りコイルバネ27が伸長して、補助ユニット11の後
方への移動を許容する。
【0023】また、主リンク26の先端部より所定距離
後方側位置にオットマン本体10の支持フレーム12に
おける中央下面側に突出形成された支持ブラケット28
が回動自在に連結されている。
【0024】次に、前記実施の形態の動作を説明する。
今、図4に示すように、二重ネジ軸22の基部側にナッ
ト23が螺合しており、この状態で、主リンク26を介
してオットマン本体10がシートクッション2の収納凹
部2a内に水平線に対して70°程度傾斜したシートク
ッション2の前端部に略沿う状態の収納位置にあるもの
とする。
【0025】この状態では、補助ユニット11は、摺動
フレーム14がオットマン本体10の支持フレーム12
内の奥まで入り込んで補助ユニット11とオットマン本
体10とが密着され、且つ補助ユニット11の足載せク
ッション部14Cによりオットマン本体10の上部が全
て覆われていると共に、両者間の幅が最短幅となり、シ
ートクッション2の最低高さ未満となって、補助ユニッ
ト11の下端が床面に対して離間している。
【0026】この収納状態で、電動モータ18を例えば
正転駆動することにより、ギヤユニット19の出力回転
軸20を例えば時計方向に回転させて、二重ネジ軸22
を時計方向に回転させると、これに応じてナット23が
前方に移動される。このナット23の前進によって主リ
ンク26も前進することにより、これに支持ブラケット
28によって連結されたオットマン本体10が図4に示
す状態より前方に押し出される。
【0027】このため、回動リンク9A及び9Bが時計
方向に回動することになり、これによって支持アーム1
3での回動リンク9A及び9Bの連結点を結ぶ直線の傾
斜角が徐々に水平方向に向かい、これに従ってオットマ
ン本体10も前方に押し出されながら徐々に水平状態に
向かう。
【0028】このオットマン本体10の傾斜角が徐々に
水平方向に向かうことにより、主リンク26とオットマ
ン本体10の支持ブラケット28とのなす角が徐々に大
きくなることにより、引張りコイルバネ27を介して補
助ユニット11が前方に徐々に摺動されて、オットマン
本体10及び補助ユニット11で構成されるオットマン
4全体の幅が拡がることになり、足載せ面積が増加す
る。
【0029】そして、図5に示すように、ナット23が
二重ネジ軸22の前方端部側まで前進すると、その前進
位置が図示しないリミットスイッチ等の位置センサによ
って検出され、これによって電動モータ18の通電が停
止されることにより、ギヤユニット19による二重ネジ
軸22の回転が停止され、オットマン4の前方への展開
が停止されて、所定の足載せ位置に停止される。
【0030】この時、図5に示すように、補助ユニット
11が引張りコイルバネ27によって引っ張られてオッ
トマン本体10に対して前方に大きく突出してオットマ
ン4としての足載せクッション14Cが収納位置でのシ
ートクッション2の前端との間隔に比較して大きく前方
に突出し、着座者のふくらはぎを確実に支持することが
でき、着座者がリラックス姿勢をとることができる。
【0031】この時、主リンク26及び摺動フレーム1
4間に介挿された引張りコイルバネ27は、自由長とな
っており、これ以上収縮することはないので、補助ユニ
ット11の足載せクッション14Cに下方への荷重が作
用した場合でも、この補助ユニット11を確実に保持す
ることができる。
【0032】この足載せ位置から収納位置に復帰させる
には、電動モータ18を逆転駆動して、ギヤユニット1
9の出力回転軸20を反時計方向に回転させることによ
り、ナット23が後退し、これに応じてオットマン本体
10が図5の足載せ位置から徐々に傾斜角が大きくなり
ながら後方に移動すると共に、補助ユニット11の摺動
フレーム14が自由長の引張りコイルバネ27で押圧さ
れてオットマン本体10の支持フレーム12内に徐々に
挿入されることにより、補助ユニット11がオットマン
本体10側に移動する。
【0033】その後、ナット23が図4に示す収納位置
に達すると、これが図示しない位置検出センサで検出さ
れて、電動モータ18に対する通電が停止されて、その
回転が停止され、これに応じてギヤユニット19の出力
回転軸20の回転が停止されることにより、二重ネジ軸
22の回転も停止してナット23の後退が停止され、補
助ユニット11がオットマン本体10に接触した状態で
オットマン4がシートクッション2の収納凹部2a内に
収納された収納位置で停止される。
【0034】ところで、オットマン4が所定の足載せ位
置に展開している状態で、車両前方での衝突発生時に、
インストルメントパネルが後方に移動することにより、
補助ユニット11の前端部に衝接した場合には、その補
助ユニット11が後方に移動されることになる。この
時、補助ユニット11は主リンク26と引張りコイルバ
ネ27を介して連結されているので、この引張りコイル
バネ27がその弾発力に抗して伸長し、補助ユニット1
1の後方への移動を許容し、車体全体としての衝撃吸収
特性を向上させることができる。
【0035】このように、前記実施の形態によると、二
重ネジ軸22を回転させてナット23を進退させること
により、オットマン本体10の前方への展開と補助ユニ
ット11の前方への摺動との双方を行うことができ、簡
易なリンク機構でオットマン4の回動と幅拡張とを同時
に行うことができる。しかも、オットマン4は収納位置
でシートクッション2に形成した収納凹部2a内に収納
されることにより、着座者の足元の自由空間が狭くなる
ことを防止することができる。
【0036】また、オットマン本体10が一対の回動リ
ンク9A及び9Bを有する第1のリンク機構9によって
支持されているので、オットマン本体10が収納位置か
ら前方に展開される時に、前方に押し出されながら傾斜
角を徐々に小さくすることができ、オットマン本体10
を一点で回動自在に支持する場合に比較して前方への突
出量を大きくとることができる。
【0037】更に、第2のリンク機構25の主リンク2
6と補助ユニット11の摺動フレーム14との間に引張
りコイルバネ27が介挿されているので、車両前方での
衝突時にその衝撃力が補助ユニット11に伝達される
と、引張りコイルバネ27が伸長して、補助ユニット1
1が後方に移動可能となるので、インストルメントパネ
ルの後方への移動を許容して、衝撃吸収特性を向上させ
ることができる。
【0038】尚、前記実施の形態においては、弾性リン
クとして引張りコイルバネ27を適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、竹の子バ
ネ等の他のバネやゴム等の他の弾性体を適用することが
できる。
【0039】更に、前記実施の形態においては、補助ユ
ニット11がオットマン本体10に摺動フレーム14で
摺動自在に連結されている場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、補助ユニット11をオッ
トマン本体10に入れ子式に配設して、補助ユニット1
1を前進させた時にオットマン本体10との間に大きな
段差を生じないようにすることもできる。
【0040】更にまた、前記実施の形態においては、直
線移動機構として二重ネジ軸22を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、一重ネ
ジ軸または三重ネジ軸を適用することもでき、更にはネ
ジ軸に代えてボールネジを適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る電
動オットマン装置によれば、オットマン本体に摺動体が
摺動可能に設けられ、この摺動体が収納位置でオットマ
ン本体側に収縮することにより、シートクッションの前
端側に設けた収納凹部に確実に収納することができ、着
座者の足元空間を広く確保することが可能となり、この
状態からリンク部材でオットマン本体を足載せ位置に展
開させることにより、摺動体がオットマン本体より前方
側に突出するが、収納凹部の分だけ前方空間を拡大する
ことができ、広い足載せ幅を確保することができ、しか
も、第2のリンク機構は、許容以上の荷重が作用した時
に摺動体を後方に移動させる弾性体リンクを有するの
で、車両の前方側での衝突発生時に摺動体に許容以上の
衝撃力が伝達された時に、弾性体リンクが伸長すること
により、衝撃力を吸収して、安全性を向上させることが
できるものである。
【0042】また、請求項2に係る電動オットマン装置
によれば、第2のリンク機構によってオットマン本体の
前方への展開と摺動体の前方への摺動との双方を同時に
行うことができ構成を簡略化することができると共に、
摺動体を弾性リンクで支持しているので、摺動体の後退
量を大きくとることができ、衝撃吸収特性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動オットマン装置の実施の形態
の概略構成を示す斜視図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1のフレーム構成を示す斜視図。
【図4】本発明に係る電動オットマン装置におけるオッ
トマンが収納位置にある状態の断面図。
【図5】本発明に係る電動オットマン装置におけるオッ
トマンが足載せ位置にある状態の断面図。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 オットマン 8 支持アーム 9 第1のリンク機構 9A 回動リンク 9B 回動リンク 10 オットマン本体 11 補助ユニット(摺動体) 12 支持フレーム 13 支持アーム 14 摺動フレーム 14a コ字状パイプ 14b 連結杆 14C 足載せクッション 17 直線移動機構 18 電動モータ 19 ギヤユニット 22 二重ネジ軸 23 ナット 25 第2のリンク機構 26 主リンク 27 引張りコイルバネ(弾性リンク) 28 支持ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの前部にオットマンを
    展開可能に連結し、該オットマンを電動駆動機構によっ
    て足載せ位置及び収納位置間で展開させるようにした電
    動オットマン装置において、前記オットマンは前記シー
    トクッションの前部に形成された収納凹部に収納された
    収納位置から足載せ位置に展開されるオットマン本体
    と、該オットマン本体に対して進退自在に配設された摺
    動体とで構成され、電動モータによって車両前後方向に
    移動する移動子を有する直線移動機構と、前記オットマ
    ン本体を収納位置から足載せ位置に展開させる第1のリ
    ンク機構と、前記直線移動機構の移動子に連結されて前
    記オットマン本体を収納位置から足載せ位置側に展開さ
    せると共に、前記摺動体をオットマン本体から前方側に
    突出させる第2のリンク機構とを配設し、前記第2のリ
    ンク機構は前方からの許容荷重以上の荷重が作用した時
    に前記摺動体を後方に摺動させる弾性リンクを有するこ
    とを特徴とする電動オットマン装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のリンク機構は、一端が前記直
    線移動機構の移動子に回動自在に連結された主リンク
    と、該主リンクの先端と前記摺動体との間に介挿された
    許容荷重以上の荷重が作用した時に伸長する弾性リンク
    と、一端がオットマン本体に固定され、当該オットマン
    本体に沿って延長する他端が前記主リンクの回動リンク
    より移動子側に回動自在に連結されたブラケットとで構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動オ
    ットマン装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100734417B1 (ko) * 2005-10-20 2007-07-03 비스티온 인테리어스 코리아 주식회사 풋 레스트 시스템
KR101307281B1 (ko) * 2011-12-23 2013-09-11 현대다이모스(주) 차량 시트용 레그 레스트 장치
JP2014004966A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Bizen Hatsujo Kk オットマン装置

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