JP5940307B2 - ミシンの送り調節機構 - Google Patents
ミシンの送り調節機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5940307B2 JP5940307B2 JP2012007756A JP2012007756A JP5940307B2 JP 5940307 B2 JP5940307 B2 JP 5940307B2 JP 2012007756 A JP2012007756 A JP 2012007756A JP 2012007756 A JP2012007756 A JP 2012007756A JP 5940307 B2 JP5940307 B2 JP 5940307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed
- cam
- pitch
- sewing
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B27/00—Work-feeding means
- D05B27/02—Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/06—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
- E05D15/0621—Details, e.g. suspension or supporting guides
- E05D15/0626—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
- E05D15/063—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B3/00—Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
- E06B3/32—Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing
- E06B3/34—Arrangements of wings characterised by the manner of movement; Arrangements of movable wings in openings; Features of wings or frames relating solely to the manner of movement of the wing with only one kind of movement
- E06B3/42—Sliding wings; Details of frames with respect to guiding
- E06B3/46—Horizontally-sliding wings
- E06B3/4663—Horizontally-sliding wings specially adapted for furniture
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefore
- E05Y2201/60—Suspension or transmission members; Accessories therefore
- E05Y2201/622—Suspension or transmission members elements
- E05Y2201/688—Rollers
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05Y2600/00—Mounting or coupling arrangements for elements provided for in this subclass
- E05Y2600/60—Mounting or coupling members; Accessories therefore
- E05Y2600/626—Plates or brackets
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/20—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furnitures, e.g. cabinets
Description
さらに、送り装置が備える送り調節機構は、縫製途中にワンタッチで送り方向を逆に変更させるために、上述の送り調節体を任意の回動角度に合わせて予め任意の縫いピッチに設定するための第一と第二の送り調節ダイヤルを備えると共に、縫いピッチの切り替えの必要が生じたときに切り替えボタンを押下することで第一の送り調節ダイヤルによって設定された縫いピッチを第二の送り調節ダイヤルによって設定された縫いピッチに切り替えることを可能としている。
図示のように、この送り調節機構100は、ダイヤル操作により進退移動を行う第一と第二の調節ネジ部材101,102と、第一の送り調節ネジ部材101の先端部に押圧されて回動する第一のカム部材103と、第二の送り調節ネジ部材102の先端部に押圧されて回動する第二のカム部材104と、第一又は第二のカム部材103,104のカム部に当接する当接ピン105を保持する送り調節腕106とを備えている。
第一及び第二のカム部材103,104のカム部に対して送り調節腕106の当接ピン105が当接することにより、送り調節腕106を介して送り調節体の角度が決まり、当接位置に応じた縫いピッチに調節される。そして、各カム部材103,104のカム部は、いずれも略V字状に形成されると共に、その谷の底部が送り調節体を中立角度とする中立位置となっており、当該中立位置を挟んで対向する両側の傾斜部に沿って当接ピンが移動することで送り調節体が正逆それぞれの方向に回動し、縫いピッチの設定が調節されるようになっている。そして、各カム部の一方の傾斜部は中立位置から離れるほど正送り方向の縫いピッチが大きくなり、各カム部の他方の傾斜部は中立位置から離れるほど逆送り方向の縫いピッチが大きくなるように形成されている。
また、第一又は第二のカム部材103,104を回動しないように固定し、いずれかのカム部の内側で送り調節腕106を正逆のそれぞれの方向に回動させることで当接ピン105が両側の傾斜部に当接するそれぞれの位置においては、送り方向は互いに逆となるがピッチ幅は等しくなるようにカム部は設計されている。
この状態で切り替えボタンが押されると、エアシリンダの作動により第二のカム部材104が第二の調節ネジ部材102に当接する方向に回動が付与され、第二のカム部材104のカム部が当接ピン105に摺接して、第二の調節ネジ部材102により設定された縫いピッチに切り替えが行われている。
また、この送り調節機構100は、逆送りへの切り替えボタンの操作を受けて、送り調節腕106の当接ピン105を各カム部における正送り側の傾斜部から逆送り側の傾斜部に回動させて送り方向を切り替えるエアシリンダも搭載している(例えば、特許文献1参照)。
また、摺動により、カム部材又は当接ピンが摩耗して縫いピッチが変化するため、調整が必要となり、メンテナンス性が低下するという問題もあった。
、前記回動体に設けられた当接部に当接するカム部を備えると共に、回動することで前記カム部に対する前記当接部の当接位置が変動して前記回動体の回動角度を変動させるカム部材と、手動操作により進退移動を行い、その先端部を前記カム部材に個別に当接させることによりカム部材の回動角度を設定する第一と第二の操作部材と、前記カム部材に回動動作を付与して、前記第一の操作部材により設定された回動角度と前記第二の操作部材により設定された回動角度とに切り替えるピッチ切り替え用アクチュエータとを備え、前記カム部材のカム部は、縫いピッチを0とする中立位置を境界として、前記当接部の当接により正送りの縫いピッチを調節可能とする正送り調節部と前記当接部の当接により逆送りの縫いピッチを調節可能とする逆送り調節部とが対向して形成され、前記当接部が前記カム部材のカム部における前記正送り調節部と前記逆送り調節部との間を移動するように前記回動体に回動動作を付与することで正送りと逆送りとを切り替える方向切り替え用アクチュエータをさらに備え、前記ピッチ切り替え用アクチュエータの動作開始時に、前記方向切り替え用アクチュエータを縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる制御部を備えることを特徴とする。
そして、第一の操作部で設定された縫いピッチが選択された状態から第二の操作部材で設定された縫いピッチに切り替える場合には、ピッチ切り替え用アクチュエータと同時に、方向切り替え用アクチュエータを縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる。その結果、それぞれの当接部は、正送り調節部から逆送り調節部側に向かって移動を開始する。その間に、ピッチ切り替え用アクチュエータがカム部材の切り替え動作を実行するので、当接部と第二のカム部材のカム部との摺接が回避又は低減される。従って、摺動摩擦が低減し、ピッチ切り替え用アクチュエータが小型の小さい出力のものであっても容易に切り替え動作を行うことが可能となる。
また、摺動摩擦の低減により切り替え動作をより迅速に行うことが可能となる。
さらに、摺動摩擦の低減により、部材の摩耗を低減し、耐久性及びメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
そして、第一の操作部で設定された縫いピッチが選択された状態から第二の操作部材で設定された縫いピッチに切り替える場合には、ピッチ切り替え用アクチュエータと同時に、方向切り替え用アクチュエータを縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる。その結果、カム部材のカム部において、各当接部が、正送り調節部から逆送り調節部側に向かって移動を生じる。そして、その間に、ピッチ切り替え用アクチュエータがカム部材を回動させて当接部とカム部との当接位置を切り替える動作を実行するので、当接部とカム部との摺接が回避又は低減される。従って、摺動摩擦が低減し、ピッチ切り替え用アクチュエータの負荷が低減されるので、ピッチ切り替え用アクチュエータとして出力が小さい小型のものを使用することが可能となる。
また、摺動摩擦の低減により切り替え動作をより迅速に行うことが可能となる。
さらに、摺動摩擦の低減により、部材の摩耗を低減し、耐久性及びメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の第一の実施形態である送り調節機構を備えるミシンについて詳細に説明する。
図1〜図9に示すように、ミシン10は、縫い針を上下動させる図示しない上下動機構と、その駆動源となるミシンモータ16(図9参照)と、全回転釜31により縫い針に挿通された縫い糸に下糸を絡める釜機構30と、縫い針の上下動に合わせて針板11上の被縫製物たる布地を送る送り装置40と、送り装置40の上下送り軸43から釜機構30に回転駆動力を伝達する歯車機構60と、針板11上の布地を上方から押圧して保持する布押さえ19と、上記各構成を支持するミシンフレーム20とを備えている。
ミシンフレーム20は、ミシン10の全体において下部に位置するベッド部21と、ミシンベッド部21の長手方向の一端部において上方に立設された縦胴部22と、縦胴部22の上端部からベッド部21と同方向に延設された図示しないアーム部とを備えている。
なお、ベッド部21はミシン10を水平面上に設置した状態でその長手方向が水平となる。そして、以下の説明において、ベッド部21の長手方向をY軸方向とし、水平面に平行であると共にY軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。
図3に示すように、針板11は、ベッド部21の上面であって縦胴部22とは逆側の端部に設けられている。かかる針板11には縫い針が挿通される針穴と後述する送り装置40の送り歯41が出没する貫通穴11aが形成されている。
布押さえ19は針板11の針穴及び貫通穴11aの真上となる位置に配置されており、当該布押さえ19を支持する布押さえ棒18を介して下方に押圧されている。
図2に示すように、上下動機構は、アーム部の内側に配設され、ミシンモータ16に回転駆動されると共にY軸方向に沿って配設された上軸12と、縫い針を下端部で保持する針棒と、上軸12の回転駆動力を上下動の往復駆動力に変換して針棒に伝達する図示しないクランク機構とを備えている。そして、上軸12には、縦胴部22側の端部に、後述する送り装置40の上下送り軸43に回転駆動力を伝達するためのタイミングベルト13を掛け渡すプーリ14が固定装備されている。
ミシンモータ16は、上軸12にカップリングを介して回転駆動を行っているが、歯車等の伝達機構を介してトルク伝達を行っても良い。
図1〜図3に示すように、釜機構30は、ベッド部21の内部に設けられており、前述した全回転釜31と、その一端部において全回転釜31を保持すると共にベッド部21内でY軸方向に沿った状態で回転可能に支持された釜軸32とを備えている。
釜軸32は、ベッド部21内においてY軸方向に沿って配置されている。また、釜軸32は、全回転釜31とは逆側の端部において歯車機構60から回転駆動力が入力されるようになっている。
全回転釜31は、縫い針から縫い糸を捕捉してループの形成を行う剣先を備えており、全回転釜31の回転による剣先の通過軌跡がちょうど縫い針の針落ち位置の脇を通るように、針板11の下側に配置されている。
歯車機構60は、送り装置40の上下送り軸43に固定装備された主動歯車61と、釜機構30の釜軸32に固定装備された従動歯車62を備えている。
これら主動歯車61と従動歯車62とは互いに噛合すると共に主動歯車61の歯数が従動歯車62の二倍に設定されている。これにより、歯車機構60は、釜軸32を介して全回転釜31を上軸12及び上下送り軸43の二倍の回転速度でこれらの軸12,43の逆方向に回転させる。
図2及び図3に示すように、送り装置40は、貫通穴11aから針板11上面に出没して布地を所定方向に送る送り歯41と、送り歯41を保持する送り台42と、送り台42を上下方向(Z軸方向)に沿って往復させるための回転駆動力が上軸12から伝達される上下送り軸43と、上下送り軸43の回転駆動力を偏心カム44により上下方向の往復駆動力に変換して送り台42に伝達するクランクロッド45と、送り台42を送り方向(X軸方向)に沿って往復させるための往復回動駆動力が上下送り軸43から伝達される水平送り軸46と、水平送り軸46の往復回動駆動力を送り方向の往復駆動力に変換して送り台42に伝達する水平送りアーム47と、上下送り軸43の回転駆動力を往復回動駆動力に変換して水平送り軸46に伝達する伝達機構48とを備え、これらにより所定の縫いピッチ単位で布地の間欠的な送り動作を行う。
第二のリンク体54は、一端部がクランクロッド50の他端部に連結され、他端部が送り調節体55の回動端部に連結され、これら両端部はいずれもY軸回りに回動可能に連結されている。
送り調節体55は、その基端部にY軸方向に沿った支軸56が固定装備されており、当該支軸56はミシンフレーム20内でY軸回りに回動可能に支持されている。
また、送り調節体55の回動端部は第二のリンク体54の他端部とY軸回りに回動可能に連結されている。
また、この送り調節体55を中立角度から逆方向に回動させると、やはりその回動角度量に応じて揺動アーム51側に往復の揺動動作を付与することができるが、この場合には、位相が反転して伝達され、これにより逆送り方向の縫いピッチを大きくすることができる。
送り台42は、針板下方に配設され、布送り方向(X軸方向)における一端部がクランクロッド45を介して上下送り軸43に連結され、他端部が水平送りアーム47を介して水平送り軸46に連結されている。また、送り台42の長手方向中間位置の上部には送り歯41が固定装備されている。
これにより、送り台42はその一端部から上下方向に往復駆動力が付与され、他端部からは同じ周期で送り方向の往復駆動力が付与される。そして、これらの往復駆動力を合成することでX−Z平面に沿って長円運動を行うこととなる。この送り台42に伴って送り歯41も長円運動を行い、当該長円運動軌跡の上部領域を通過する際に送り歯41の先端部が針板1の貫通穴11aから上方に突出し、布地を送ることを可能としている。
また、送り台42は、上下送り軸43側の端部がやや縦胴部22側に曲成(オフセット)された状態で取り付けられている。
図5は送り調節機構70の斜視図、図6は後述する第一のカム部材78をY軸方向から見た動作説明図、図7は後述する第二のカム部材79をY軸方向から見た動作説明図である。なお、これらの図では送り調節体55に連結された各リンク体やクランクロッドの図示は省略している。
送り調節機構70は、前述した送り調節体55を二つの目標回動角度に合わせることにより二つの異なる幅の設定縫いピッチを自在に切り替えることを可能とし、さらに、前述した二つの異なる幅の設定縫いピッチでの正送り方向と逆送り方向との切り替えも可能とする調節機構である。
なお、上記調節軸72,第一と第二の調節腕73,74及び切り替え腕85は、相互に固定連結され、ベッド部21内においてY軸回りに一体的に回動動作を行う回動体86として機能するものである。
なお、送り調節体55は引っ張りバネ58により常に図6における支軸56を中心として反時計方向への回動動力が付与されている。
そして、これら第一及び第二の調節ネジ部材76,77は、それぞれのダイヤル部761,771を回転操作すると、軸部762,772が前後に移動し、その先端部が第一と第二のカム部材78,79を押圧して回動させることにより、異なる幅の縫いピッチを個別に設定入力する。
なお、これら第一及び第二の調節ネジ部材76,77から入力される縫いピッチの設定幅は、正送り方向と逆送り方向とについて共通の値となり、第一及び第二の調節ネジ部材76,77により設定された縫いピッチで正送りと逆送りとが行われるようになっている。
第一のカム部材78は、その下端部にY軸方向に沿った回動軸782を備え、軸部762との対向部位には当該軸部762が押圧接触する平坦な当接面783が形成されている。
さらに、第一のカム部材78は、Y軸方向について第一の送り調節腕73に隣接して配置されており、カム部材78の上部に形成されたカム部781が第一の送り調節腕73の当接ピン731と係合している。
また、カム部781は、中立位置784を境に、互いに対向する傾斜部分が形成されており、その一方(図6における上部分)は当接ピン731を当接させることで正送り方向の縫いピッチを調節可能とする正送り調節部785となっている。また、カム部781の他方の傾斜部分(図6における下部分)は当接ピン731を当接させることで逆送り方向の縫いピッチを調節可能とする逆送り調節部786となっている。
なお、カム部781に対する当接ピン731の当接位置は、第一のカム部材78を回動軸782回りの回動角度により決定され、第一のカム部材78の回動角度は第一の調節ネジ部材76の回転操作により設定することができる。
そして、このカム部781では、上述のように、調節軸72回りに当接ピン731を回動させることで、当該当接ピン31は、正送り調節部785の所定位置に当接した状態から逆送り調節部786の所定位置に当接した状態に切り替えられる。この場合の、正送り調節部785の所定位置に当接ピン31が当接した状態における正送り方向の縫いピッチと、逆送り調節部785の所定位置に当接ピン31が当接した状態における逆送り方向の縫いピッチとは、そのピッチ幅が等しくなるようにカム部781の形状が設計されている。
さらに、第二のカム部材79は、Y軸方向について第二の送り調節腕74に隣接して配置されており、その下部に形成されたカム部791が第二の送り調節腕74の当接ピン741と係合する。
そして、第二の調節ネジ部材77により設定した縫いピッチに切り替える場合に、図7(B)に示すように、ピッチ切り替えシリンダ80のプランジャが前進し、回転軸792を中心に図7における時計方向に第二のカム部材79が回動し、カム部791が当接ピン741に当接した状態に切り替えられ、第二のカム部材79の当接面793が第二の調節ネジ部材77の軸部772の先端部と当接した所で第二のカム部材79の回動が止まり、第二の調節ネジ部材77による設定縫いピッチに切り替えられるようになっている。
なお、この時に、第二の調節ネジ部材77による設定縫いピッチは第一の調節ネジ部材76による設定縫いピッチよりも小さい値とすることが必須であり、仮に、第二の調節ネジ部材77による設定縫いピッチの方を大きく設定すると、ピッチ切り替えシリンダ80により第二のカム部材79に切り替える動作を実行しても、そのカム部791が当接ピン741に届かず、第二の調節ネジ部材77による設定縫いピッチに切り替えることができない。つまり、上記第二の調節ネジ部材77は、小ピッチ設定用となっている。
そして、かかる構成により、方向切り替えシリンダ81のプランジャが後退動作を行うと、リンク部材82,84,ベルクランク部材83及び切り替え腕85を介して調節軸72は図6〜8における時計方向に回動力が付与される。そして、これにより、各当接ピン731,741はそれぞれのカム部781,791における正送り調節部785,795から逆送り調節部786,796側に移動し、第一と第二の調節ネジ部材76,77のいずれの設定縫いピッチで縫製が行われる場合でも、正送りから逆送りに切替が行われる。
即ち、このリンク体82には、マーキング821を検出するための検出手段としての光学的な位置検出センサー87が併設されており、方向切り替えシリンダ81のプランジャが予め定めた微少動作量だけ後退移動すると、マーキング821が位置検出センサー87の検出範囲に入り、検出信号を出力する。そして、これにより、微少動作量の動作が検出されると、方向切り替えシリンダ81はそれ以上動作を生じないように停止させる制御が行われるようになっている。
上記ミシン10の制御系を図9のブロック図に示す。この図9に示すように、ミシン10は、各構成の動作制御を行う制御部90を備えている。そして、この制御部90には、ピッチ切り替えシリンダ80の動作を制御する電磁弁802と、方向切り替えシリンダ81の動作を制御する電磁弁811とがそれぞれの駆動回路803,812を介して接続され、前述した方向切り替えシリンダ81に併設された位置検出センサー87も接続されている。
また、制御部90には、第一の調節ネジ部材76の設定縫いピッチを第二の調節ネジ部材77の設定縫いピッチに切り替えるピッチ切替スイッチ95と縫い方向の正逆を切り替える方向切り替えスイッチ96とがインターフェイス97を介して接続されている。
また、この制御部90には、モータ駆動回路161を介してミシンモータ16及びその回転数を検出するエンコーダ17が接続されている。
制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94を備え、縫製時には、エンコーダ17の出力を監視しつつ、ミシンモータ16が目標速度を維持するよう制御する。
制御部90が送り調節機構70について行うピッチ切り替え制御について図10に示すタイミングチャートを参照しつつ説明に行う。
この方向切り替えシリンダ81の動作により、調節軸72が図7における時計方向に回動を生じ、当接ピン741がカム部791の正送り調節部795から離れる方向に移動する。そして、これと同時に、ピッチ切り替えシリンダ80が図7(B)に示すように、第二のカム部材79の上端部を押圧し、カム部791が当接ピン741側に移動する。この時、当接ピン731が正送り調節部785から離れる方向に移動していること及び当接ピン741が正送り調節部795から離れる方向に移動していることにより、これら当接ピンとカム部相互間の摺動が回避又は低減される。従って、ピッチ切り替えシリンダ80は、小さな出力で円滑に切り替え動作を行うことができる。
これにより、当接ピン741がカム部791の逆送り調節部796に届く前に戻され、当接ピン741が正送り調節部795に当接し、第二の調節ネジ部材77により設定された縫いピッチに設定される。
ミシン10では、ピッチ切り替え制御において、第一の調節ネジ部材76の設定縫いピッチが選択された状態から第二の調節ネジ部材77の設定縫いピッチに切り替える際に、ピッチ切り替えシリンダ80と同時に方向切り替えシリンダ81を縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる。
これにより、各当接ピン731,741は、正送り調節部785,795から逆送り調節部786,796側に移動を生じ、その間に、ピッチ切り替え用シリンダ80が第二のカム部材79への切り替え動作を実行するので、当接ピン731と第一のカム部材85のカム部781との摺接及び当接ピン741と第二のカム部材79のカム部791との摺接が回避又は低減される。従って、摺動摩擦が低減し、ピッチ切り替え用シリンダ80の負荷が低減し、小さい出力の小型のシリンダを使用することが可能となる。
また、摺動摩擦の低減により切り替え動作をより迅速に行うことが可能となる。
さらに、摺動摩擦の低減により、部材の摩耗を低減し、耐久性及びメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
これにより、方向切り替えシリンダ81を適正な動作量で動作させることができ、当接ピン741がカム部791の逆送り調節部796に当接して摺動摩擦が生じるなどの事態を回避でき、より確実な動作を行うことで機構の信頼性の向上を図ることが可能となる。
なお、上記ミシン10では、ピッチ切り替え制御における方向切り替えシリンダ81の微少動作を実行するために、位置検出センサー87によって、実際の動作量が目標値に達すると、方向切り替えシリンダ81を停止させる制御を行っていたが、方向切り替えシリンダ81の停止条件は動作量に限らず、例えば、動作時間により設定しても良い。
例えば、方向切り替えシリンダ81により当接ピン741が正送り調節部795から逆送り調節部796に達するまでの動作所要時間が予め分かっている場合に、その動作所要時間よりも短い時間を方向切り替えシリンダ81の作動時間と定めて、当該作動時間を経過した時点で方向切り替えシリンダ81を停止させる制御を行っても良い。
例えば、上述の動作所要時間が10[ms]である場合に、制御部90のCPU91の内蔵クロックによって、方向切り替えシリンダ81の駆動開始から動作所要時間10[ms]より短い時間、例えば5[ms]を計時したら、方向切り替えシリンダ81の作動を停止させる制御を行う。
これにより、ピッチ切り替え制御において、方向切り替えシリンダ81を微少動作量で作動させることができ、位置検出センサー87を使用する場合と同様の効果を得ることが可能である。
第二の実施形態として送り調節機構の他の例を説明する。図11は他の例である送り調節機構70Aの斜視図、図12は分解斜視図である。この図では送り調節体55の図示は省略し、その支軸56のみを図示している。なお、送り調節体55や送り装置40は第一の実施形態と同様の機構である。
前述した送り調節機構70では、送り調節腕73,74やカム部材78,79を二つ備えていたが、この送り調節機構70Aは送り調節腕及びカム部材を一つしか使用しない点が送り調節機構70と異なっている。
なお、上記調節軸72A,送り調節腕73A及び切り替え腕85Aは、相互に固定連結され、ベッド部21内においてY軸回りに一体的に回動動作を行う回動体86Aとして機能するものである。
送り調節腕73は、その側面部にY軸方向に沿って突出したボス状の当接部としての当接ピン731Aを備えており、カム部材78Aのカム部781Aと当接して送り調節腕73Aの調節軸72A回りの回動角度を固定する構造となっている。
そして、これら第一及び第二の調節ネジ部材76A,77Aの場合も、通常は、第一の調節ネジ部材76Aの設定縫いピッチで縫製が行われ、ピッチ切り替えシリンダ80Aの作動により、第二の調節ネジ部材77Aの設定縫いピッチに切り替えることが可能となっている。
また、正送りと逆送りの場合で同じ設定ピッチで縫製が行われる点や第二の調節ネジ部材77Aの設定縫いピッチを第一の調節ネジ部材76Aの設定縫いピッチよりも小さくする必要があることも各調節ネジ部材76,77と同じである。
但し、これらの第一及び第二の調節ネジ部材76A,77Aは、ミシンフレームの側面において、第一の調節ネジ部材76Aを上として上下に並んで配置される。
このカム部材78Aは、軸部762Aと772Aとがそれぞれ当接する第一と第二の当接面787A,788Aが上下に並んで設けられ、それらの間にY軸方向に沿った回動軸782Aを備えている。また、この回動軸782Aには、カム部材78Aの第一の当接面787Aを第一の調節ネジ部材76Aに向かって圧接する方向に押圧するねじりコイルバネ789Aが取り付けられている。
さらに、カム部材78Aは、Y軸方向について送り調節腕73Aに隣接して配置されており、カム部材78Aの各当接面787A,788Aとは逆側の端部近傍に形成されたカム部781Aが送り調節腕73Aの当接ピン731Aと係合している。
その作動原理を説明する。まず、第一の調節ネジ部材76Aにより所望の縫いピッチに設定調節を行い、第二の調節ネジ部材77Aにより第一の調節ネジ部材76Aよりも小さい所望の縫いピッチに設定調節を行うと、カム部材78Aは、ねじりコイルバネ789Aによりその当接面787Aが第一の調節ネジ部材76Aに圧接し、当接面788Aとが第二の調節ネジ部材77Aとの間には隙間が形成される。
ピッチ切り替えの際にはピッチ切り替えシリンダ80Aが作動してプランジャがカム部材78Aの後端部近傍の上面を下方に押圧する。これにより、カム部材78Aは回動軸782Aを中心に図示の反時計方向に回動し、当接面788Aが第二の調節ネジ部材77Aに圧接した状態に切り替えられる。そして、カム部材78Aが反時計方向に回動を行うと、当接ピン731Aが正送り調節部785Aを摺動しながら中立位置784A寄りに移動するため(二点鎖線の当接ピン731A)、当接ピン731Aと係合する送り調節腕73A(図13では図示略)は図13における時計方向に回動する。これにより、送り調節腕73Aと共に送り調節体55が回動して、第二の調節ネジ部材77Aの設定縫いピッチに切り替えられるようになっている。
そして、ピッチ切り替えシリンダ80A及び方向切り替えシリンダに対して、前述したピッチ切り替えシリンダ80及び方向切り替えシリンダ81について図10のタイミングチャートで示したものと同じ動作制御が行われる。
つまり、ピッチ切り替えの際には、ピッチ切り替えシリンダ80A及び方向切り替えシリンダが同時に作動を開始する。これにより、方向切り替えシリンダにより当接ピン731Aがカム部781Aの正送り調節部785Aから離間し、これと同時にピッチ切り替えシリンダ80Aによりカム部材78Aが回動を行うので、当接ピン731Aは正送り調節部785Aと摺動することなく第二の調節ネジ部材77Aにより設定位置に移動する。
また、方向切り替えシリンダは、位置検出センサーによって、微少動作が検出されるとプランジャが元の位置に戻されるので、当接ピン731Aは予定された位置に移動させることができる。
第三の実施形態として、上下送り軸43の回転駆動力を往復回動駆動力に変換して水平送り軸46に伝達する伝達機構48の他の例を説明する。即ち、前述した送り調節機構70,70Aは、いずれも伝達機構48に限らず、以下に示す伝達機構48Bにも適用することが可能である。この伝達機構48Bの説明において、前述したミシン10と同一の構成については同符号を付して、重複する説明は省略するものとする。
伝達機構48Bは、上下送り軸43に固定装備された偏心カム49Bと、偏心カム49Bを介して上下送り軸43に一端部が連結されたクランクロッド50Bと、水平送り軸46に固定装備されると共に当該水平送り軸46を中心として揺動を行う揺動アーム51Bと、クランクロッド50Bの他端部と揺動アーム51Bの揺動端部との間を連結すると共に水平送り軸46に伝達する往復回動角度の幅を調節することが可能な送り量可変部52Bとを備えている。
そして、リンク体53Bは、その中間部においてクランクロッド50Bの他端部が連結されているため、上下送り軸43が回転を行うと、上下方向成分を含む往復動作が付与される。そして、リンク体53Bの他端部は角コマ54Bが取り付けられ、当該角コマ54Bは、送り調節体55Bに形成されたガイド溝551Bによりその移動方向が規制される構造となっている。
この場合、例えば、図15に示すように、ガイド溝551Bが上下方向に向けられていると、クランクロッド50Bからリンク体53Bに入力される往復動作も概ね上下方向となり、このリンク体53Bは揺動アーム51Bとの連結部を支点として往復回動動作を行う。このため、揺動アーム51Bの回動端部側はほぼ静止状態となり、水平送り軸46には回動動作が伝わらない。つまり、この向きが送り調節体55Bにおける中立角度となる。
そして、送り調節体55Bを中立角度からいずれかに回動させると、ガイド溝551Bが斜め方向に傾斜するため、リンク体53Bには左右方向(X軸方向)の往復動作成分が発生し、これが揺動アーム51Bの回動端部にも伝わるため、水平送り軸46にも回動動作が伝達される。そして、水平送り軸46に伝わる往復回動のストロークは、送り調節体55Bの中立角度からの角度変動量に応じて変動する。
また、送り調節体55Bを中立角度から時計方向と反時計方向のいずれの方向に回動させるかによって、水平送り軸46に伝わる往復動作の位相は反転する。従って、各方向への回動角度に応じて、正方向と逆方向の縫いピッチを任意に調節することが可能となっている。
16 ミシンモータ
20 ミシンフレーム
21 ベッド部
40 送り装置
43 上下送り軸
46 水平送り軸
48,48B 伝達機構
52,52B 送り量可変部
55,55B 送り調節体
70,70A 送り調節機構
73 第一の送り調節腕
73A 送り調節腕
74 第二の送り調節腕
76,76A 第一の調節ネジ部材(第一の操作部材)
77,77A 第二の調節ネジ部材(第二の操作部材)
78 第一のカム部材
78A カム部材
79 第二のカム部材
80,80A ピッチ切り替えシリンダ(ピッチ切り替え用アクチュエータ)
81,81A 方向切り替えシリンダ(方向切り替え用アクチュエータ)
86,86A 回動体
87 位置検出センサー(検出手段)
90 制御部
731,731A,741 当接ピン(当接部)
781,781A,791 カム部
784,784A,794 中立位置
785,785A,795 正送り調節部
786,786A,796 逆送り調節部
821 マーキング
Claims (4)
- ミシン内において回動可能に支持されると共にその回動角度に応じて縫いピッチ0を含む正送りから逆送りの範囲までの縫いピッチを変更させる回動体と、
前記回動体に設けられた当接部に当接するカム部を備えると共に、回動することで前記カム部に対する前記当接部の当接位置が変動して前記回動体の回動角度を変動させる第一と第二のカム部材と、
手動操作により進退移動を行い、その先端部を前記第一と第二のカム部材に個別に当接させることにより当該第一と第二のカム部材の回動角度を設定する第一と第二の操作部材と、
前記第二のカム部材に回動動作を付与して、前記第一のカム部材のカム部と前記当接部とが当接した状態と前記第二のカム部材のカム部と前記当接部とが当接した状態とを切り替えるピッチ切り替え用アクチュエータとを備え、
前記第一と第二のカム部材のカム部は、いずれも、縫いピッチを0とする中立位置を境界として、前記当接部の当接により正送りの縫いピッチを調節可能とする正送り調節部と前記当接部の当接により逆送りの縫いピッチを調節可能とする逆送り調節部とが対向して形成され、
前記当接部が前記第一と第二のカム部材のカム部における前記正送り調節部と前記逆送り調節部との間を移動するように前記回動体に回動動作を付与することで正送りと逆送りとを切り替える方向切り替え用アクチュエータをさらに備え、
前記ピッチ切り替え用アクチュエータの動作開始時に、前記方向切り替え用アクチュエータを縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる制御部を備えることを特徴とするミシンの送り調節機構。 - ミシン内において回動可能に支持されると共にその回動角度に応じて縫いピッチ0を含
む正送りから逆送りの範囲までの縫いピッチを変更させる回動体と、
前記回動体に設けられた当接部に当接するカム部を備えると共に、回動することで前記カム部に対する前記当接部の当接位置が変動して前記回動体の回動角度を変動させるカム部材と、
手動操作により進退移動を行い、その先端部を前記カム部材に個別に当接させることによりカム部材の回動角度を設定する第一と第二の操作部材と、
前記カム部材に回動動作を付与して、前記第一の操作部材により設定された回動角度と前記第二の操作部材により設定された回動角度とに切り替えるピッチ切り替え用アクチュエータとを備え、
前記カム部材のカム部は、縫いピッチを0とする中立位置を境界として、前記当接部の
当接により正送りの縫いピッチを調節可能とする正送り調節部と前記当接部の当接により逆送りの縫いピッチを調節可能とする逆送り調節部とが対向して形成され、
前記当接部が前記カム部材のカム部における前記正送り調節部と前記逆送り調節部との間を移動するように前記回動体に回動動作を付与することで正送りと逆送りとを切り替える方向切り替え用アクチュエータをさらに備え、
前記ピッチ切り替え用アクチュエータの動作開始時に、前記方向切り替え用アクチュエータを縫い方向が切り替わらない範囲で駆動させる制御部を備えることを特徴とするミシンの送り調節機構。 - 前記方向切り替え用アクチュエータにより動作を行ういずれかの部材が縫い方向が切り替わらない一定の範囲まで動作したことを検出する検出手段を備え、
前記制御部は、前記ピッチ切り替え用アクチュエータの動作開始時における前記方向切り替え用アクチュエータの動作を前記検出手段が検出を行うまで実行させることを特徴とする請求項1又は2記載のミシンの送り調節機構。 - 前記方向切り替え用アクチュエータによる縫い方向が切り替わらない範囲内となる一定の動作時間を計時する計時手段を備え、
前記制御部は、前記ピッチ切り替え用アクチュエータの動作開始時における前記方向切り替え用アクチュエータの動作を前記計時手段が前記一定の動作時間を計時するまで実行させることを特徴とする請求項1又は2記載のミシンの送り調節機構。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007756A JP5940307B2 (ja) | 2012-01-18 | 2012-01-18 | ミシンの送り調節機構 |
TW102101800A TW201341620A (zh) | 2012-01-18 | 2013-01-17 | 縫紉機之送布調節裝置 |
KR1020130005293A KR101912354B1 (ko) | 2012-01-18 | 2013-01-17 | 재봉기의 천 이송 조절 장치 |
CN201310020001.8A CN103215756B (zh) | 2012-01-18 | 2013-01-18 | 缝纫机的布料进给调节装置 |
EP13151760.9A EP2617884B1 (en) | 2012-01-18 | 2013-01-18 | Cloth feed adjusting device of sewing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007756A JP5940307B2 (ja) | 2012-01-18 | 2012-01-18 | ミシンの送り調節機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013146326A JP2013146326A (ja) | 2013-08-01 |
JP5940307B2 true JP5940307B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=47912882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012007756A Active JP5940307B2 (ja) | 2012-01-18 | 2012-01-18 | ミシンの送り調節機構 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2617884B1 (ja) |
JP (1) | JP5940307B2 (ja) |
KR (1) | KR101912354B1 (ja) |
TW (1) | TW201341620A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015207998B3 (de) * | 2015-04-30 | 2016-08-04 | Dürkopp Adler AG | Stichlängen-Stellvorrichtung für eine Nähmaschine sowie Nähmaschine mit einer derartigen Stichlängen-Stellvorrichtung |
DE102015207996B3 (de) * | 2015-04-30 | 2016-10-27 | Dürkopp Adler AG | Nähmaschine |
JP2017184980A (ja) | 2016-04-05 | 2017-10-12 | Juki株式会社 | ミシン |
JP6761659B2 (ja) | 2016-04-05 | 2020-09-30 | Juki株式会社 | ミシン |
CN106012337B (zh) * | 2016-08-03 | 2019-01-11 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 针距及差动调节机构及缝纫机 |
CN110130003A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-08-16 | 廊坊市东平汽车零配件有限公司 | 一种缝纫机及缝纫机的使用方法 |
TWI796518B (zh) * | 2019-09-20 | 2023-03-21 | 億勤有限公司 | 縫紉機的進給機構 |
TWI782686B (zh) * | 2021-09-01 | 2022-11-01 | 伸興工業股份有限公司 | 縫紉機的送布齒驅動裝置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH290562A (de) * | 1951-04-25 | 1953-05-15 | Orelli Franz Von | Umsteuerbare Stoffvorschubeinrichtung an einer Nähmaschine. |
DE3819061C1 (ja) * | 1988-06-04 | 1989-11-23 | Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern, De | |
JP2881784B2 (ja) * | 1988-11-29 | 1999-04-12 | アイシン精機株式会社 | ミシンの送り量制御装置 |
JPH04108488A (ja) * | 1990-08-28 | 1992-04-09 | Juki Corp | ミシンの縫い始め布送り停止装置 |
JPH06292778A (ja) * | 1993-04-08 | 1994-10-21 | Brother Ind Ltd | ミシン |
JP4624169B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2011-02-02 | Juki株式会社 | ミシンの送り装置 |
JP4823700B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-11-24 | Juki株式会社 | ミシン |
JP2010246839A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Juki Corp | ミシン |
JP2011101719A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Juki Corp | ミシンの送り調節機構 |
-
2012
- 2012-01-18 JP JP2012007756A patent/JP5940307B2/ja active Active
-
2013
- 2013-01-17 KR KR1020130005293A patent/KR101912354B1/ko active IP Right Grant
- 2013-01-17 TW TW102101800A patent/TW201341620A/zh unknown
- 2013-01-18 EP EP13151760.9A patent/EP2617884B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2617884A1 (en) | 2013-07-24 |
CN103215756A (zh) | 2013-07-24 |
KR20130085003A (ko) | 2013-07-26 |
TWI563139B (ja) | 2016-12-21 |
TW201341620A (zh) | 2013-10-16 |
JP2013146326A (ja) | 2013-08-01 |
KR101912354B1 (ko) | 2018-10-26 |
EP2617884B1 (en) | 2014-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5940307B2 (ja) | ミシンの送り調節機構 | |
JP4624169B2 (ja) | ミシンの送り装置 | |
KR101384715B1 (ko) | 재봉기 | |
JP2010246839A (ja) | ミシン | |
CN106544793B (zh) | 缝纫机 | |
JP5925603B2 (ja) | ミシン | |
JP2008259752A (ja) | ミシンの送り装置 | |
JP2008011915A (ja) | ミシン | |
JP4261698B2 (ja) | ミシンの布送り機構 | |
EP2615199B1 (en) | Buttonholing machine | |
CN103469499B (zh) | 缝纫机送布机构 | |
JP2009247377A (ja) | ミシン | |
JP4198236B2 (ja) | 2本針ミシンおよびベルトループ縫付けミシン | |
KR101426812B1 (ko) | 단추달이 재봉기 | |
US3844234A (en) | Work clamp feeding mechanism for sewing machines | |
TW201920796A (zh) | 操作縫紉機的方法和配置成執行所述方法的縫紉機 | |
EP2192220A1 (en) | Buttonholing machine | |
JPH1157267A (ja) | オーバーロックミシン | |
JP2009050638A (ja) | ミシン | |
JP2023058316A (ja) | ミシン | |
JP2010012235A (ja) | ミシンの針上下動機構 | |
CN103215756B (zh) | 缝纫机的布料进给调节装置 | |
JP2006061594A (ja) | ミシン | |
JPH10249082A (ja) | ミシン | |
JP2019054902A (ja) | ミシン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5940307 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |