JP5936516B2 - 連続アンローダの非常時退避装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船倉内のバラ物を荷揚げする連続アンローダに係り、特に、津波が押し寄せるときの連続アンローダの非常時退避装置に関するものである。
連続アンローダは、埠頭の岸壁に沿って走行自在に設置され、岸壁に接岸されたバラ積み貨物船の船倉内に積荷された鉄鉱石や石炭などを連続して陸揚げするものである。連続アンローダの形式としては、複数のバケットをチェーンで繋いでそのバケットで船倉内のバラ物を掻き取って荷揚げするバッケット式連続アンローダ(CUL)、空気でバラ物を吸引して荷揚げする空気式連続アンローダ(PUL)など種々のものがある。
これら連続アンローダにおいては、バラ物が積荷された船倉内の荷揚げ状況を把握できるように運転室は、船倉の上方に位置するように設けられているのが一般的であり、また荷揚げが自動運転できるように、特許文献1、2では、荷揚げ状態で上昇する船底を検出し、連続式アンローダの掻き取り位置を制御したり、特許文献3、4では、掻き取り運転をオペレータの操作でティーチングさせ、そのティーチング機能を用いて自動運転する制御装置を備え、さらにその制御装置に、波で船体が揺動したときに掻取部が船底や側壁内面に衝突しないように掻取部を退避させるようにすることが提案されている。
特開平4−16426号公報 特開平5−254670号公報 特開平11−171348号公報 特開平11−171349号公報
ところで、荷揚げ中に、地震とその後に押し寄せる津波が発生したときには、運転室内のオペレータは、緊急地震速報で、地震の揺れに備えて掻取部など連続アンローダの下部が船底や側壁内壁に衝突しないように退避させることは可能である。
しかし、連続アンローダを安全な位置までオペレータが操作していたのでは、逃げ遅れてしまうため、津波が押し寄せる前には、運転室から安全な場所へ避難する必要がある。
したがって、連続アンローダの下部は、船倉内に挿入されたまま放置されることとなり、その後に津波が押し寄せてきたときには、連続アンローダの下部が船体に大きく押し上げられ、連続アンローダも船体も損傷してしまうことが防げない問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、地震とその後に押し寄せる津波が発生しても連続アンローダと船体が干渉しない連続アンローダの非常時退避装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の連続アンローダの非常時退避装置は、船倉内のバラ物を荷揚げする連続アンローダと、該連続アンローダを駆動する駆動装置と、その駆動装置を制御するシーケンサと、連続アンローダをシーケンサを介して自動運転する自動運転用コンピュータと、上記連続アンローダと船体や地上側設備との距離を計測すると共にこれを上記シーケンサを介して自動運転用コンピュータに入力する距離計と、連続アンローダの退避原点位置を、前記自動運転用コンピュータに記憶させる退避原点設定手段と、緊急地震速報を受信したとき前記自動運転用コンピュータが記憶された退避原点位置に連続アンローダを自動で退避させるよう退避指示する原点退避指示手段とを備え、さらに自動運転用コンピュータは、上記距離計で計測された船体や地上側設備との距離から船体や地上側設備に接触しないで上記退避原点位置に退避させるルートを演算することを特徴とするものである。
連続アンローダの退避原点位置は、荷揚げする船倉の上方の船体側原点位置と、予め決められた地上側原点位置からなり、前記自動運転用コンピュータは、連続アンローダを船体側原点位置に退避させた後、地上側原点位置に退避させることが好ましい。
自動運転用コンピュータは、上記船体側原点位置から上記地上側原点位置に連続アンローダを退避させるルートを設定し、そのルートで退避した際に、上記距離計からの距離情報を基に船体や地上側設備と接触するかどうかを判断し、接触しないときには設定したルートで上記地上側原点位置まで上記連続アンローダを退避し、接触するときには、迂回ルートを設定し、その迂回ルートで上記連続アンローダを退避させることが好ましい。
自動運転用コンピュータは、設定した迂回ルートで上記地上側原点位置まで上記連続アンローダを退避させたときに、船体や地上側設備と接触すると判断したとき、上記連続アンローダを上記船体側原点位置に戻すことが好ましい。
本発明は、船倉の荷揚げ作業を行う際、連続アンローダを安全に退避できる退避原点位置を自動運転用コンピュータに記憶させ、緊急地震速報を受信したときに、自動運転用コンピュータが連続アンローダを退避原点位置まで自動運転で退避させることで、その後津波などで船体が大きく動揺しても船体と連続アンローダが干渉することを防止できるという優れた効果を発揮する。
本発明の連続アンローダの非常時退避装置の退避時のフローチャートを示す図である。 本発明の制御ブロック図である。 本発明の連続アンローダを示し、連続アンローダを船倉に投入する直前を示す図である。 図3に示した連続アンローダの斜視図である。 図3の変形例を示す図である。 図3の平面図である。 本発明において、連続アンローダを地上側原点位置まで退避したときの平面図である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
先ず、図3により連続アンローダ10を説明する。
図3に示すように、連続アンローダ10は、埠頭などの岸壁11に設けられたレール12上を走行するポータル部13と、ポータル部13に水平旋回自在に設けられた旋回フレーム14と、旋回フレーム14の頂部に俯仰自在に設けられたバランシングレバー15と、バランシングレバー15にトップフレーム16を介して旋回自在に設けられ、荷役を行うための旋回マスト17と、トップフレーム16と旋回フレーム14とを連結して、これらとバランシングレバー15とで平行リンクを構成するブーム18とを備える。
バランシングレバー15は、旋回フレーム14の後方へも延出されており、後端には、旋回マスト17とつり合う重さのカウンターバランス19が設けられる。バランシングレバー15と旋回フレーム14とは俯仰用シリンダ20で連結されており、俯仰用シリンダ20を伸縮させることで、バランシングレバー15及びブーム18を俯仰させるようになっている。
旋回マスト17は、多数のバケットをチェーンで連結したバケットエレベータ21のケーシングを兼ねている。そのバケットエレベータ21のチェーンは、旋回マスト17内上部に設けられた駆動スプロケット22と、旋回マスト17の下方に掻取部23を形成するスプロケット24、24に巻き掛けられ、そのスプロケット24、24がリンク機構25で旋回マスト17の下部に連結される。リンク機構25は、油圧シリンダ(図示なし)でスプロケット24、24の間隔を調整し、通常の掻取時は、掻取部23間のチェーンが所定の張力となるように支持し、底ざらいを行う時や掻き取りを行っていない時には、スプロケット24、24の間隔を狭めてスプロケット24、24間のチェーンを緩ませたカテナリ状態に保持するようになっている。
この連続アンローダ10による荷揚げは、岸壁11に貨物船などの船体30が接岸され、その船体30の船倉31上のハッチ32を開け、その船倉31内に旋回マスト17を投入し、掻取部23を船倉31内の所定の位置に移動させると共にバラ物33上に、例えば図示の二点鎖線で示したように位置させ、その状態でバケットエレベータ21を駆動してバラ物33を掻き取る。
この掻取部23の各バケットで掻き取られたバラ物33は、旋回マスト17を通し、ブーム18内に設けたコンベア(図示せず)から旋回フレーム14内のシュート(図示せず)を介して、ポータル部13に設けた移送装置26から岸壁11に設けた陸揚げコンベア27に搬出され、陸揚げコンベア27から貯蔵設備に搬送されるようになっている。
この掻取部23による掻き取りは、ポータル部13を走行させると共に旋回フレーム14を旋回、ブーム18を旋回させることで、船倉31内のバラ物33を掻き取り、また掻き取りと共に掻取部23を船倉31内で移動しながら掻き取って荷揚げするようになっている。
この連続アンローダ10の荷揚げ作業においては、バランシングレバー15と反対側のトップフレーム16の先端に設けた運転室28内のオペレータが、ポータル部13の走行位置、俯仰用シリンダ20によるバランシングレバー15の俯仰角、旋回マスト17の旋回角を操作して連続アンローダ10の掻取部23の位置や高さを調整すると共に掻取部23のリンク機構25を操作して手動で荷揚げ運転を行ったり自動荷揚げ運転を行うようになっている。
図2は、連続アンローダの自動運転と緊急時の退避運転の制御ブロック図を示したものである。
図2において、40はシーケンサ、41は自動運転用コンピュータで、オペレータが操作部42の各種ボタンやレバーを操作することで、その信号がシーケンサ40に入力され、これに基づいてシーケンサ40は、駆動装置43を制御し、対応する各駆動部44a、44b、44c、・・・を操作して連続アンローダ10を運転する。連続アンローダ10には船倉31内を撮像するカメラが設けられており、オペレータはそのカメラを見ながら連続アンローダ10を操作する。またシーケンサ40には、掻取部23の船底からの高さ、ブームの俯仰角、旋回マスト17の旋回角、リンク機構25の角度などを検出する各種センサ45の検出値が入力され、その検出値に基づいてシーケンサ40が駆動装置43を介して駆動部44a、44b、44cを制御する。
この連続アンローダ10の掻取部23による操作は、船倉31内を隈無く移動させたときのオペレータの操作を自動運転用コンピュータ41に記憶させることでティーチングでき、以後は自動運転により掻き取りを行うことができる。また船倉31のサイズが既知であれば、これを入力することでティーチングせずに自動運転も可能である。
この自動運転中には、表示部46にて船倉31内での掻取部23の軌跡などが表示され、オペレータは自動運転中にその軌跡を見ながら自動運転が適正に行われているかどうかを見ることができる。
さて、本発明においては、図3、図4に示すように連続アンローダ10の旋回マスト17には、追尾機能付の距離計35が旋回マスト17の周りに3箇所設けられ、船体30側、例えばハッチ32には、追尾機能付の距離計35からの赤外線レーザー光線Lを反射するプリズム36が設けられ、その追尾機能付の距離計35で計測された距離がシーケンサ41に入力される。この3つの距離計35で計測された距離から自動運転用コンピュータ41は、船体30に対する旋回マスト17の相対位置を求めることができる。
この追尾式の距離計35は、赤外線レーザー光線Lを所定の角度範囲で出射し、プリズム36からの反射光を検出したときに、その水平・鉛直角度からプリズム36との距離を測定するもので、またプリズム36からの反射がなくとも船体30や地上側設備からの反射光から、その船体30や地上側設備との距離を計測できる。
また、この追尾式の距離計35とプリズム36は、図5に示すように船体30側に追尾式の距離計35を設置すると共に旋回マスト17にプリズム36を設けるようにしてもよい。また追尾式の距離計35は、図には示していないが退避ルートとなる岸壁11側にも複数設置し、退避中の旋回マスト17の位置を計測するようにする。この図5の場合、距離計35で検出した距離は、無線等にてシーケンサ41に入力できるようにする。
一方、運転室28内には、緊急地震速報受信器48が設けられており、緊急地震速報を受けてオペレータは、連続アンローダ10を退避運転することとなるが、緊急地震速報を受信したときの旋回マスト17の掻取部23の位置は、まちまちであり、オペレータが直ちに掻取部23の位置を確認し、安全に退避できる位置まで操作することは困難である。
そこで、本発明では、自動運転用コンピュータ41に、連続アンローダ10が船体30に対して十分に安全な位置を、図3、図5に示した船上側原点位置Poと、図7に示した地上側原点位置Psとを、退避原点位置として認識させる退避設定原点ボタンなどで構成した退避原点設定手段50を設ける。
この地上側原点位置Psは、連続アンローダ10が荷役作業していない位置で、防波設備、防振設備、連続アンローダ10のポータル部13の浮き上がり防止機構や、旋回マスト17を保持する支持機構などが備わっている位置とし、船上側原点位置Poは、連続アンローダ10で荷揚げ作業を行う船倉31の上部に設定しておく。
次にオペレータが連続アンローダ10で荷揚げ作業を開始する際に、オペレータが、その退避原点設定手段50を操作することで、船上側原点位置Poと予め決められた地上側原点位置Psが設定されると共に自動運転用コンピュータ41に船上側原点位置Poと地上側原点位置Psが記憶される。これにより自動運転用コンピュータ41は、3つの距離計35で計測された距離から船上側原点位置Poを記憶する。ここで、例えば、図3(又は図5)に示したように船倉31の上部で、図3(又は図5)に示すように掻取部23が船倉31の中央に位置している状態を、船上側原点位置Poとした場合、オペレータが、連続アンローダ10の掻取部23を船倉31に投入する直前に退避原点設定手段50を操作し、その船上側原点位置Poを自動運転用コンピュータ41が距離計35から演算してその船上側原点位置Poの位置情報を記憶する。その後、オペレータは、連続アンローダ10を操作部42で操作して、連続アンローダ10の掻取部23を荷揚げする船倉31内のバラ物位置まで垂直に下方に移動し、その後掻き取り位置に水平に移動して、通常の荷揚げ作業を行う。
次にオペレータは、荷揚げ作業中に、緊急地震速報受信器48で緊急地震速報を聞いたときに、オペレータが原点退避指示手段51を操作して、或いは、オペレータが操作しなくとも緊急地震速報受信器48の信号を原点退避指示手段51に入力し、これを原点退避指示手段51を介して自動的に自動運転用コンピュータ41に入力する。
これにより自動運転用コンピュータ41は、記憶した船上側原点位置Poに対して、原点退避指示手段51で退避指示がなされたときの掻取部23の位置から、設定された船上側原点位置Poの直下に移動し、その後、船上側原点位置Poに旋回マスト17を上昇させることで、図3、図5、図6に示したように連続アンローダ10を船上側原点位置Poに自動で戻すことが可能となる。
この際、自動運転用コンピュータ41は、距離計35から、船倉31の内側壁や天井壁に掻取部23が衝突しないで船上側原点位置Poに戻すルートを演算し、これに基づいてシーケンサ40を介して駆動装置43を制御し、駆動装置43がこれに基づいて各駆動部44a、44b、44cを駆動制御して連続アンローダ10を船上側原点位置Poに退避させる。
オペレータは、この連続アンローダ10の船上側原点位置Poへの自動退避が行われている前後に、安全を確認しながら退避する。
次に船上側原点位置Poへの退避を行った後、自動運転用コンピュータ41は、さらに距離計35から船体30や地上側設備に接触しないルートを演算して図7に示した地上側原点位置Psに退避するよう連続アンローダ10を自動運転する。
この地上側原点位置Psでは、連続アンローダ10のバランシングレバー15、ブーム18は、船体30と平行で岸壁11に沿った方向に旋回されると共にポータル部13はレール12を走行して地上側原点位置Psに旋回マスト17を位置させる。地上側原点位置Psに、連続アンローダ10を退避させることで、船上側原点位置Poの位置で退避させておくよりも、より確実に連続アンローダ10を津波から護ることができる。
この地上側原点位置Psに退避させる際には、連続アンローダ10の退避移動するルート中で、船体30や地上側設備と干渉するかどうかを、距離計35で確認しながら行い、干渉しない場合には連続アンローダ10を地上側原点位置Psに移動させ、また船体などと接触乃至干渉する場合には、迂回ルートを設定し、その迂回ルートで退避できるかどうかを判断し、迂回できるときにはその迂回ルートで退避し、迂回が困難な場合には、船上側原点位置Poに戻すよう移動して停止する。
また、図5に示すように船体30や岸壁11に追尾式の距離計35を設置した場合には、退避移動中の連続アンローダ10の旋回マスト17の位置を距離計35で検出し、その旋回マスト17の位置での退避ルートで、船体30や地上側設備と接触するかどうかを確認する。
なお、船上側原点位置Poは、船体30の船倉31の中央上部に限らず、岸壁11側に設定するようにしてもよい、すなわちオペレータは、荷揚げ開始に当たって、連続アンローダ10が安全に退避できる船上側原点位置Poを、その連続アンローダ10の周囲の状況に応じて設定することが可能である。その上で、退避の際には、距離計35で、船体30や地上側設備と干渉するかどうかを確認しながら退避する。また船上側原点位置Poと地上側原点位置Psとの設定は、別個の位置としたが、連続アンローダ10の荷揚げ位置の状況次第では、船上側原点位置Poを地上側原点位置Psとを同じにして退避原点位置を設定してもよい。
この自動運転用コンピュータ41による連続アンローダ10の自動退避のフローチャートを図1により説明する。
制御が開始(ステップS1)され、連続アンローダ10の旋回マスト17の下部が、荷揚げする船体30の船倉31上の中央上部に位置したときに、オペレータの操作で船上側原点位置設定(ステップS2)を行う。これにより地上側原点位置の設定も自動的に行われる。この後、ステップS3で通常の手動・自動荷揚げ作業を行う。この荷揚げ作業中に、地震が発生(ステップS4)し、これを運転室28内に設けられた受信器で緊急地震速報を受信(ステップS5)したとき、オペレータの操作、或いは自動的に船上側原点位置自動運転(ステップS6)を行う。この際にステップS7の判断で、船上側原点位置Poと現在位置とが同じかどうかを判断し、同じでないとき(NO)は、自動運転用コンピュータ41が移動量を計算(ステップS8)して退避させ、船上側原点位置Poと現在位置とが同じとなったとき(YES)、ステップS9で、船上側原点位置Poから地上側原点位置Psへの地上側原点位置運転を行う。
この地上側原点位置運転では、ステップS10で、地上側原点位置Psまで移動中に船体(或いは地上側設備)と接触する可能性があるかどうかを、追尾式の距離計35での距離計測で判断し、接触の可能性がないとき(NO)は、そのまま地上側原点位置Psまで移動して制御を終了(ステップS16)する。
ステップ10の判断で、連続アンローダ10が、地上側原点位置Psまで移動する際に船体等と接触する可能性がある場合(YES)には、自動運転用コンピュータ41は、距離計35から得られた船体や地上側設備の障害物との接触がない迂回ルートを計算(ステップS11)し、ステップS12の判断で、計算した迂回ルートで地上側原点位置Psまで移動可能かどうかを判断し、移動可能(YES)であれば、その迂回ルートで地上側原点位置Psまで移動して制御を終了(ステップS16)する。
また、ステップS12の判断で、計算した迂回ルートで地上側原点位置Psまで移動可能でないとき(NO)には、ステップ13で船上側原点位置Poへ移動して戻す運転を行い、ステップS14で、船上側原点位置Poと現在位置が同じかどうかを判断し、同じでないとき(NO)は、移動量を計算(ステップS15)し、船上側原点位置Poと現在位置が同じとなったとき(YES)、船上側原点位置Poに戻して制御を終了(ステップS16)する。
10 連続アンローダ
31 船倉
40 シーケンサ
41 自動運転用コンピュータ
48 緊急地震速報受信器
50 退避原点設定手段
51 原点退避指示手段
Po 船上側原点位置

Claims (4)

  1. 船倉内のバラ物を荷揚げする連続アンローダと、該連続アンローダを駆動する駆動装置と、その駆動装置を制御するシーケンサと、連続アンローダをシーケンサを介して自動運転する自動運転用コンピュータと、上記連続アンローダと船体や地上側設備との距離を計測すると共にこれを上記シーケンサを介して自動運転用コンピュータに入力する距離計と、連続アンローダの退避原点位置を、前記自動運転用コンピュータに記憶させる退避原点設定手段と、緊急地震速報を受信したとき前記自動運転用コンピュータが記憶された退避原点位置に連続アンローダを自動で退避させるよう退避指示する原点退避指示手段とを備え、さらに自動運転用コンピュータは、上記距離計で計測された船体や地上側設備との距離から船体や地上側設備に接触しないで上記退避原点位置に退避させるルートを演算することを特徴とする連続アンローダの非常時退避装置。
  2. 連続アンローダの退避原点位置は、荷揚げする船倉の上方の船体側原点位置と、予め決められた地上側原点位置からなり、前記自動運転用コンピュータは、連続アンローダを船体側原点位置に退避させた後、地上側原点位置に退避させる請求項1記載の連続アンローダの非常時退避装置。
  3. 前記自動運転用コンピュータは、上記船体側原点位置から上記地上側原点位置に連続アンローダを退避させるルートを設定し、そのルートで退避した際に、上記距離計からの距離情報を基に船体や地上側設備と接触するかどうかを判断し、接触しないときには設定したルートで上記地上側原点位置まで上記連続アンローダを退避し、接触するときには、迂回ルートを設定し、その迂回ルートで上記連続アンローダを退避させる請求項2記載の連続アンローダの非常時退避装置。
  4. 前記自動運転用コンピュータは、設定した迂回ルートで上記地上側原点位置まで上記連続アンローダを退避させたときに、船体や地上側設備と接触すると判断したとき、上記連続アンローダを上記船体側原点位置に戻す請求項3記載の連続アンローダの非常時退避装置。
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