JPH08268517A - アンローダの最終シュート - Google Patents

アンローダの最終シュート

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JPH08268517A
JPH08268517A JP7359595A JP7359595A JPH08268517A JP H08268517 A JPH08268517 A JP H08268517A JP 7359595 A JP7359595 A JP 7359595A JP 7359595 A JP7359595 A JP 7359595A JP H08268517 A JPH08268517 A JP H08268517A
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Application number
JP7359595A
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English (en)
Inventor
Takashi Ida
傑 井田
Masao Fujita
昌男 藤田
Tomoki Ishikawa
知己 石川
Hiroaki Ishikawa
裕昭 石川
Tsunehiro Kaneda
経博 兼田
Masamichi Ogami
正通 大神
Kazuo Hosomi
和夫 細見
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ばら荷陸揚げ作業の高能率化と省力化を図るこ
とが可能なアンローダの最終シュートを提供する。 【構成】アンローダ4のばら荷搬出口29aから下方に
延在し、アンローダの移動方向に沿って設置した地上ベ
ルトコンベヤ5a、5bの搬送面10までのばら荷投入
路を形成するアンローダの最終シュート39である。こ
の最終シュートは、前記ばら荷搬出口の下方に上部開口
部を向けてアンローダに固定されている筒状の第1シュ
ート40と、この第1シュートの下部を内挿して前記搬
送面までの前記ばら荷投入路を形成するとともに、下端
開口部41bが前記搬送面に対して近接又は離間可能と
なるように前記第1シュートに沿って昇降自在とした筒
状の第2シュート41と、この第2シュートを昇降させ
る昇降装置43とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンローダのばら荷搬
出口から下方に延在する最終シュートに係り、特に、地
上ベルトコンベヤの搬送面高さが変化する場合や、異な
る地上ベルトコンベヤ間をアンローダが移動する場合に
好適なアンローダの最終シュートに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、岸壁1に船舶2が停
泊し、この船舶2の船倉3a〜3eに収容されている鉱
石(ばら荷)を連続して陸揚げする場合には、通常、ア
ンローダ4と、岸壁1に沿って配設された例えば2連の
地上ベルトコンベヤ(以下、第1地上ベルトコンベヤ5
aと、第2地上ベルトコンベヤ5bとする。)とが使用
される。
【0003】アンローダ4は、岸壁1に沿って移動可能
とされた走行体6上に、水平旋回及び俯迎旋回自在なブ
ーム7が搭載され、このブーム7の先端部に、船倉3a
〜3e内に収容されている鉱石を連続的に掻き出してい
くバケットエレベータ8が配設されている。そして、バ
ケットエレベータ8により掻き出されてきた鉱石は、ア
ンローダ4の最後尾に配設された最終機内コンベヤ9か
ら地上に設置された第1及び第2地上ベルトコンベヤ5
a、5bのいずれかに連続的に投入されていく。なお、
図7の実線で示すアンローダ4は、最終機内コンベヤ9
から第1地上ベルトコンベヤ5aに鉱石を連続的に投入
し、破線で示すアンローダ4は、最終機内コンベヤ9か
ら第2地上ベルトコンベヤ5bに鉱石を連続的に投入し
ていく。
【0004】ところで、最終機内コンベヤ9の搬出口
(第1及び第2地上ベルトコンベヤ5a、5bに向けて
鉱石を投入する位置)には、第1又は第2地上ベルトコ
ンベヤ5a、5bの搬送面に向かって、特定の長さだけ
下方に延びる最終シュートが一体に固定されており、搬
出口まで搬送されてきた鉱石は、前記最終シュート内部
を通過して第1又は第2地上ベルトコンベヤ5a、5b
の搬送面上に落下していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1地上ベ
ルトコンベヤ5a、又は第2地上ベルトコンベヤ5b
は、その搬送面高さが場所によって異なるので、特定の
長さだけ下方に延在する従来の最終シュートでは、搬送
面と最終シュートの下端面との間に隙間が生じやすく、
その隙間から鉱石の荷こぼれが発生しやすい。
【0006】また、図7で示す船倉3d、3e内の鉱石
を掻き出すために、破線で示す位置までアンローダ4を
移動する際には、最終シュートを投入位置から取り外
し、アンローダ4を移動した後に、再度取り付ける作業
を行わなければならない。すなわち、図7に示すよう
に、第1地上ベルトコンベヤ5a及び第2地上ベルトコ
ンベヤ5bの端部には、コンベヤカバー等のように搬送
面より高い位置にコンベヤ設備Bが配設されているの
で、最終シュートがアンローダ4の移動を妨げるのであ
る。
【0007】このように、第1地上ベルトコンベヤ5a
及び第2地上ベルトコンベヤ5b間でアンローダ4を移
動する際には、最終シュートの取り外し、取り付け作業
を行わなければならないので、省力化及び作業能率の面
で問題がある。本発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、ばら荷陸揚げ作業の高能率化と省力化を図る
ことが可能なアンローダの最終シュートを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、船倉内のばら荷を連続的に
陸揚げし、岸壁に沿って移動するアンローダのばら荷搬
出口から下方に延在し、前記アンローダの移動方向に沿
って設置した地上ベルトコンベヤの搬送面までのばら荷
投入路を形成するアンローダの最終シュートであって、
前記搬送面に向けて伸縮自在なばら荷投入路を形成し、
前記ばら荷投入路の下端開口部が前記搬送面の高さに追
従するように、前記ばら荷投入路を伸縮させる伸縮可変
装置を備えたことを特徴とする装置である。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記ばら荷投入路を、前記ばら荷搬
出口の下方に上部開口部を向けて前記アンローダに固定
した筒状の第1シュートと、この第1シュートの下部を
遊嵌して前記搬送面まで延在するとともに、下端開口部
が前記搬送面に対して近接又は離間可能となるように前
記第1シュートに沿って昇降自在とした筒状の第2シュ
ートとで構成し、前記伸縮可変装置を、前記第2シュー
トを昇降させる昇降装置としたことを特徴とする装置で
ある。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記第1シュートの上方位置に、こ
の第1シュートの上部開口部に向けて下り傾斜が付けら
れ、前記ばら荷搬出口から投入されたばら荷が衝突する
干渉板を配設したことを特徴とする装置である。さら
に、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の発明において、アンローダの移動方向の
前後位置に、下方物体の高さを測定する少なくとも2つ
の非接触方式の距離計を配設するとともに、これら距離
計の測定値に基づいて下方物体の最大高さより前記下端
開口部が上方位置となるように、前記伸縮可変装置に対
して指令値を出力する制御装置を備えたことを特徴とす
る装置である。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、伸縮可変装置の
操作により下端開口部を上下動させて搬送面に追従させ
ると、地上ベルトコンベヤの搬送面高さが場所によって
異なる場合であっても、ばら荷投入路を通過して搬送面
に落下してきたばら荷は、荷こぼれが発生しない。
【0012】また、アンローダに沿って直列に設置され
た2基の地上ベルトコンベヤ間においてアンローダを移
動させる場合には、伸縮可変機構により下端開口部を上
昇させておく。これにより、2基の地上ベルトコンベヤ
間に障害物が存在していても、前記下端開口部を障害物
より上方位置とすることが可能となる。したがって、ア
ンローダが2基の地上ベルトコンベヤ間を移動する際に
は、最終シュートの取り外しが不要となるので、ばら荷
陸揚げ作業の省力化が図られる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、昇降
装置の下降動作により第2シュートを第1シュートに沿
って下降させていくと、第2シュートの下端開口部は地
上ベルトコンベヤの搬送面に近接する。これにより、地
上ベルトコンベヤの搬送面高さが場所によって異なる場
合であっても、第1及び第2シュートを通過して落下し
てきたばら荷は、荷こぼれが発生しない。
【0014】また、アンローダに沿って直列に設置され
た2基の地上ベルトコンベヤ間においてアンローダを移
動させる場合には、昇降装置の上昇動作により第2シュ
ートを第1シュートに沿って上昇させていく。これによ
り、2基の地上ベルトコンベヤ間に障害物が存在してい
ても、第2シュートの下端開口部を、前記障害物より上
方位置とすることが可能となる。したがって、アンロー
ダが2基の地上ベルトコンベヤ間を移動する際には、最
終シュートの取り外しが不要となるので、ばら荷陸揚げ
作業の省力化が図られる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の作用に加えて、ばら荷搬出口から大形状のば
ら荷が投入されると、そのばら荷は干渉板の上部に衝突
した後、干渉板に沿って斜め下方に落下して第1シュー
トの上部開口部内に案内されていく。また、ばら荷搬出
口から小形状のばら荷が投入されると、そのばら荷は干
渉板の下部に衝突した後、上部開口部内に案内されてい
く。このように、ばら荷搬出口から大きさの異なるばら
荷が連続的に投入されても、全てのばら荷は確実に最終
シュート内部に投入されていく。
【0016】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1から3記載の作用に加えて、アンローダに沿って直
列に設置された2基の地上ベルトコンベヤ間に障害物が
存在する場合、アンローダの移動方向の前方に配設され
た距離計が、第2シュートの下端開口部と障害物との距
離を非接触で測定する。そして、その距離計から測定値
が入力された制御装置は、伸縮可変装置に対して指令値
を出力する。これにより、指令値が入力された伸縮可変
装置は、下端開口部を自動的に上昇移動させて前記障害
物より上方位置とする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、図7で示した構造と同一構成部分には、同
一符号を付してその説明を省略する。図1は、第1地上
ベルトコンベヤ5aにばら荷を陸揚げするアンローダ4
の具体的構造を示すものであり、走行体6上に、水平旋
回部20が配設され、この旋回部20の上部に水平方向
に延在するメインフレーム21が上下動自在に連結され
ている。そして、このメインフレーム21の一端部には
カウンタウエイト22が固定されているとともに、水平
旋回部20とメインフレーム21との間に、油圧シリン
ダ23が連結されている。この油圧シリンダ23の駆動
により、メインフレーム21は、連結点21aを支点と
して他端部21bが上下方向に移動する。また、メイン
フレーム21と同一水平方向に延在するブーム24が水
平旋回部20に連設されている。このブーム24の先端
部は、サブフレーム21cを介してメインフレーム21
に支持されているとともに、その先端部にはバケットエ
レベータ8が連設されている。バケットエレベータ8
は、チェーンベルト8aに複数のチェーンバケット8b
が所定間隔をあけて連結されており、これらチェーンバ
ケット8bが矢印方向に循環することにより、船倉3a
に収納されている鉱石Sが順次掻き出されて上部まで搬
送されていく。
【0018】また、ブーム25内には第1機内コンベヤ
24が配設されており、各チェーンバケット8bにより
搬送されてきた鉱石Sは、第1機内コンベヤ25に移載
されて払出し口25aまで移動し、この払出し口25a
の下部に設けられたホッパ26を介して第2機内コンベ
ヤ(定量払い出しのためのベルトフィーダ)27、最終
機内コンベヤ29に順次移載されていく。
【0019】そして、最終機内コンベヤ29の搬出口
(ばら荷搬出口)29aまで搬送されてきた鉱石(ばら
荷)Sは、搬出口29aの下方に位置する第1地上ベル
トコンベヤ5aに連続的に投入されていく。ここで、前
記最終機内コンベヤ29は、図2に示すように、コンベ
ヤ軌道30上を移動するコンベヤ支持体31の上部に配
設されている。
【0020】すなわち、コンベヤ軌道30は、走行体6
の移動方向と直交する方向に水平に延在して走行体6に
固定されている。また、コンベヤ支持体31は長尺な枠
組み躯体として形成され、コンベヤ軌道30上を転動す
る複数の車輪31aが下部に装着されているとともに、
その上部に最終機内コンベヤ29を配設している。そし
て、最終機内コンベヤ29の搬出口29aの下方位置に
は、矩形状の開口部32aを設けた支持板32がコンベ
ヤ支持体31に一体固定されている。
【0021】なお、コンベヤ軌道30の端部にはストッ
パ30aが固定されており、第1地上ベルトコンベヤ5
a側に移動するコンベヤ支持体31は、前記ストッパ3
0aに最も近い車輪31aがこのストッパ30aに当接
することにより停止するが、その際に、第1地上ベルト
コンベヤ5aの搬送ベルト10の上方に、前記開口部3
2aが位置するようになっている。
【0022】また、支持板32の上部には、開口部32
aに向けて下り傾斜が付けられた干渉板35が配設され
ている。この干渉板35は平板形状とされ、その上部3
5aが支持板32上に配設された垂直板32bにピン3
6を介して回動自在に連結されている。また、干渉板3
5の下部35bは、伸縮ロッド37に回動自在に連結さ
れており、符号38で示した駆動部からの指示によって
伸縮ロッド37は伸縮動作を行う。そして、この伸縮ロ
ッド37の伸退動作により、干渉板35は、図2の破線
で示すようにピン36を中心として回動して傾斜角度が
変化する。
【0023】そして、支持板32の下部には、開口部3
2aの下部外周縁に固定された固定シュート(第1シュ
ート)40と、この固定シュート40に沿って昇降する
昇降シュート(第2シュート)41からなる最終シュー
ト39が配設されている。前記固定シュート40は矩形
筒状に形成されており、その下部空間には、仕切り板4
0aが固定されている。
【0024】また、昇降シュート41は、固定シュート
40より大きな口径を有する伸縮シュート41aと、こ
の伸縮シュート41aの下端部に一体形成された矩形筒
状の下端開口部41bと、搬送ベルト10に沿って延在
するように下端開口部41bの下端部に互いに対向して
固定された一対のスカート部材41cとを備えている。
そして、下端開口部41bの上部四隅には、それぞれフ
ック部41dが形成されており、これらフック部41d
には、支持板32の上面に配設されたシュート昇降装置
(昇降装置、伸縮可変装置)43の昇降ワイヤ43a〜
43dが係合している。
【0025】シュート昇降装置43は、図3に示すよう
に、支持板32上に固定された正方向又は逆方向に回転
する回転モータ44と、この回転モータ44の回転軸と
伝達ベルト45を介して連結された従動軸46と、この
従動軸46に端部が固定された前述した昇降ワイヤ43
a〜43dとにより構成されている。そして、各昇降ワ
イヤ43a〜43dは、支持板32上の支持プーリ47
a〜47dに支持されながら、前述した各フック部41
dに係合している。
【0026】そして、回転モータ44の正方向回転によ
って従動軸46が図3に示す矢印R 1 方向に回転する
と、昇降ワイヤ43a〜43dが従動軸46に巻き込ま
れていき、それにより、伸縮シュート41aが固定シュ
ート40の外周に沿って上方に移動していく。また、回
転モータ44の逆方向回転によって従動軸46が図3に
示す矢印R2 方向に回転すると、昇降ワイヤ43a〜4
3dは従動軸46から巻き戻されていき、それにより上
方に位置していた伸縮シュート41aが固定シュート4
0の外周に沿って下方に移動していく。
【0027】一方、アンローダ4の移動によって移動前
後方向となる支持板32の側部32c、32dには、図
3に示すように、搬送ベルト10の上方位置に突出板5
0、51が固定されている。そして、図4にも示すよう
に、これら突出板50、51の下面には、下方物体の高
さを非接触で測定するレーザ測長機等の距離計52、5
3が配設されている。
【0028】これら距離計52、53により測定される
下方物体との高さL1 、L2 は、図4に示す制御装置5
4に測定信号として入力される。制御装置54は、それ
ら測定信号に基づいて高さL1 、L2 の長さ判断、即
ち、L1 =L2 、L1 >L2 若しくはL1 <L2 のいず
れかを判断する。そして、高さL1 、L2 が異なる場
合、例えば高さL1 が短い場合に、最終シュート39の
下部(スカート部材41c)が高さL1 より下方に位置
している場合には、回転モータ44に対して正方向の回
転制御信号Ps を出力する。これにより、シュート昇降
装置43は、最終シュート39の下部が高さL1 より上
方位置となるように昇降シュート41を上方移動させて
いく。
【0029】一方、高さL1 、L2 が一致し、最終シュ
ート39の下部(スカート部材41c)が高さL1 、L
2 より上方に位置している場合には、回転モータ44に
対して逆方向の回転制御信号Ps を出力する。これによ
り、シュート昇降装置43は、最終シュート39の下部
が距離L1 、L2 と一致する位置となるように昇降シュ
ート41を下方移動させていく。
【0030】上記構成によれば、第1地上ベルトコンベ
ヤ5aの搬送面10と、スカート部材との間に隙間が生
じている場合には、回転モータ44の逆方向回転によっ
て昇降ワイヤ43a〜43dを従動軸46から巻き戻し
ていき、昇降シュート41を下方に移動させることによ
り、鉱石Sが落下する搬送面10に下端開口部41bが
近接し、且つ落下位置の周囲を囲むようにスカート部材
41cが搬送面10に当接する。
【0031】また、搬出口29aから大形状の鉱石Sが
投入されると、その鉱石Sは干渉板35の上部に衝突し
た後、干渉板36に沿って下方に落下して開口部32a
から固定シュート40及び昇降シュート41を通過して
搬送面10上に落下していく。また、搬出口29aから
小形状の鉱石Sが投入されると、その鉱石Sは干渉板3
5の下部に衝突した後、開口部32aから固定シュート
40及び昇降シュート41を通過して搬送面10上に落
下していく。
【0032】このように、搬出口29aから連続的に投
入される大小の鉱石Sは、干渉板35に案内されて最終
シュート29に確実に落下していき、しかも、鉱石Sが
落下する搬送面10には下端開口部41bが近接し、且
つその搬送面10の周囲を囲むようにスカート部材41
cが当接するので、鉱石Sを、荷こぼれを発生せずに確
実に搬送していくことができる。この動作は、第2地上
ベルトコンベヤ5bの搬送面10に向けて鉱石Sを投入
する場合であっても、同様の作用が得られる。
【0033】一方、図6に示すように、アンローダ4が
第1ベルトコンベヤ5aから第2地上ベルトコンベヤ5
bに向けて移動する場合には、距離計52、53が下方
物体との高さL1 、L2 を測定する。この際、距離計5
2の下方にはコンベヤカバー等の障害物Bが存在するの
で、距離計52、53からL1 、L2 の測定信号が入力
された制御装置54は、L1 <L2 と判断して回転モー
タ44に対して正方向の回転制御信号Ps を出力する。
これにより、昇降シュート41は、図6の破線で示すよ
うに、下端部のスカート部材41cが障害物Bより上方
位置となるように上方移動していく。この状態でアンロ
ーダ4が第2地上ベルトコンベヤ5b側に移動すると、
最終コンベヤ39は障害物B上を乗り越えていく。な
お、アンローダ4が第2ベルトコンベヤ5bから第1地
上ベルトコンベヤ5aに向けて移動する場合にも、同様
の作用が得られる。
【0034】したがって、アンローダ4が第1及び第2
地上ベルトコンベヤ5a、5b間を移動する際には、最
終シュート39が自動的に上昇して障害物Bの上方に位
置するので、最終シュート39の取り外しが不要とな
り、アンローダ4のばら荷陸揚げ作業を高能率に行うこ
とできる。なお、本実施例では、チェーンベルト8aに
複数のチェーンバケット8bが所定間隔をあけて連結さ
れ、これらチェーンバケット8bの循環により船倉に収
納されている鉱石Sを順次掻き出していく連続式アンロ
ーダを説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、グラブ式アンローダであっても同様の作
用効果を得ることができる。
【0035】また、本実施例の距離計52、53は、レ
ーザ測長機等の非接触式の距離計としたが、これに限る
ものではなく、超音波距離計等の任意の非接触式距離計
を用いても、同様の作用効果を得ることができる。さら
に、本実施例では、昇降装置として昇降ワイヤ43a〜
43dを使用したシュート昇降装置32を説明したが、
これに限るものではなく、シリンダ機構、リンク機構を
備えた昇降装置を使用しても、同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2記
載の発明は、地上ベルトコンベヤの搬送面高さが場所に
よって異なる場合であっても、最終シュートの下端開口
部を上下動して搬送面に追従させるので、落下してきた
ばら荷を荷こぼれを発生させずに確実に搬送していくこ
とができる。
【0037】また、アンローダに沿って直列に設置され
た2基の地上ベルトコンベヤ間においてアンローダを移
動させる場合には、それら地上ベルトコンベヤ間に障害
物が存在していても、最終シュートの下端開口部を上昇
させて前記障害物より上方位置とすることができる。こ
れにより、アンローダが2基の地上ベルトコンベヤ間で
移動する際の最終シュートの取り外しが不要となり、ば
ら荷陸揚げ作業の省力化を図ることができる。
【0038】また、請求項3記載の発明は、上述した効
果に加えて、ばら荷搬出口から大きさの異なるばら荷が
連続的に投入されてきても、それらばら荷は干渉板に衝
突した後に、確実に第1シュートの上部開口部内に案内
されていくので、さらに荷こぼれの発生を防止すること
ができる。また、請求項4記載の発明は、上述した効果
に加えて、2基の地上ベルトコンベヤ間に障害物が存在
する場合には、アンローダの移動方向に配設された距離
計が障害物との距離を非接触で測定し、自動的に下端開
口部を上昇移動させていくので、ばら荷陸揚げ作業を高
能率に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンローダを示す図である。
【図2】アンローダのばら荷搬出口から下方に延在する
最終シュートを示す側部断面図えある。
【図3】ばら荷搬出口及び最終シュートを示す平面図で
ある。
【図4】最終シュートに配設された非接触式の距離計を
示す図である。
【図5】非接触式の距離計から測定値が入力される制御
装置を示すブロック図である。
【図6】直列に設置された地上ベルトコンベヤ間をアン
ローダが移動する際の最終シュートの動きを示す図であ
る。
【図7】岸壁に移動自在に配設されたアンローダと地上
ベルトコンベヤを示す図である。
【符号の説明】 1 岸壁 3a〜3d 船倉 4 アンローダ 5a、5b 地上ベルトコンベヤ 10 搬送面 29a 搬出口(ばら荷搬出口) 35 干渉板 39 最終シュート(伸縮自在なばら荷投入路) 40 固定シュート(第1シュート) 41 昇降シュート(第2シュート) 41b 下端開口部 43 シュート昇降装置(昇降装置、伸縮可変装置) 52、53 距離計 54 制御装置 S 鉱石(ばら荷)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 69/18 B65G 69/18 (72)発明者 石川 知己 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 石川 裕昭 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 兼田 経博 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 大神 正通 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 細見 和夫 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船倉内のばら荷を連続的に陸揚げし、岸
    壁に沿って移動するアンローダのばら荷搬出口から下方
    に延在し、前記アンローダの移動方向に沿って設置した
    地上ベルトコンベヤの搬送面までのばら荷投入路を形成
    するアンローダの最終シュートであって、 前記搬送面に向けて伸縮自在なばら荷投入路を形成し、
    前記ばら荷投入路の下端開口部が前記搬送面の高さに追
    従するように、前記ばら荷投入路を伸縮させる伸縮可変
    装置を備えたことを特徴とするアンローダの最終シュー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ばら荷投入路を、前記ばら荷搬出口
    の下方に上部開口部を向けて前記アンローダに固定した
    筒状の第1シュートと、この第1シュートの下部を遊嵌
    して前記搬送面まで延在するとともに、下端開口部が前
    記搬送面に対して近接又は離間可能となるように前記第
    1シュートに沿って昇降自在とした筒状の第2シュート
    とで構成し、前記伸縮可変装置を、前記第2シュートを
    昇降させる昇降装置としたことを特徴とする請求項1記
    載のアンローダの最終シュート。
  3. 【請求項3】 前記第1シュートの上方位置に、この第
    1シュートの上部開口部に向けて下り傾斜が付けられ、
    前記ばら荷搬出口から投入されたばら荷が衝突する干渉
    板を配設したことを特徴とする請求項2記載のアンロー
    ダの最終シュート。
  4. 【請求項4】 アンローダの移動方向の前後位置に、下
    方物体の高さを測定する少なくとも2つの非接触方式の
    距離計を配設するとともに、これら距離計の測定値に基
    づいて下方物体の最大高さより前記下端開口部が上方位
    置となるように、前記伸縮可変装置に対して指令値を出
    力する制御装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のアンローダの最終シュー
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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