JP2971668B2 - ばら物貯蔵場に用いるスタッカリクレーマ - Google Patents

ばら物貯蔵場に用いるスタッカリクレーマ

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JP2971668B2
JP2971668B2 JP4170199A JP17019992A JP2971668B2 JP 2971668 B2 JP2971668 B2 JP 2971668B2 JP 4170199 A JP4170199 A JP 4170199A JP 17019992 A JP17019992 A JP 17019992A JP 2971668 B2 JP2971668 B2 JP 2971668B2
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武義 中尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばら物貯蔵場に用いる
スタッカリクレーマに関し、詳しくは、トリッパ式スタ
ッカとバケットエレベータ式リクレーマとを組合せて、
一つの橋形ガーダに取付けたスタッカリクレーマに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、ベルトコンベアで送
られてきた、石炭や鉱石等のばら物を貯蔵場に積付ける
装置をスタッカと称し、貯蔵場に積付けられたばら物を
掻取ってベルトコンベアに払出す装置をリクレーマと称
している。そして、一つの装置で、積付けと払出しを行
なう装置をスタッカリクレーマと称している(例えば、
実公昭44−3774号公報、実公昭48−13581
号公報、特公昭48−632号公報、特公平2−785
1号公報等参照)。
【0003】そして、かかる公報に示されたスタッカリ
クレーマはいずれも、ブームの先端にバケットホイルを
設け、このブームをスタッカリクレーマ本体(ポータ
ル)に俯仰可能に支持し、このポータルをクレーン本体
に取付けると共に、地上コンベアを斜め上方に持上げ
て、この地上コンベアのばら物を前記クレーン本体のシ
ュートに払い出すトリッパを設け,これらのクレーン本
体とトリッパとを同一のレール上で走行させるようにし
ている。
【0004】一方、ばら物貯蔵場の一種に、図7に示す
ような貯蔵場が知られている。同図において、前部に低
い前よう壁1が、後部に高い後よう壁2がそれぞれ立設
され、これらのよう壁1,2に直交して複数の隔壁3が
立設されている。そして、これらの壁1,2,3で囲ま
れた所に、それぞれ種類を異にするばら物を貯蔵してそ
れぞれが混ざり合うのを防止している。
【0005】かかる貯蔵場に、例えば、前記公報で示さ
れたスタッカリクレーマを設置した場合、後よう壁2側
のばら物は比較的容易に払い出すことが可能であるが、
前よう壁1側のばら物は容易に払い出すことができな
い。それは、後よう壁2側のばら物を払い出すために、
バケットホイルを支持するブームを長く形成して後よう
壁2近傍まで伸ばす必要上、クレーン本体の近傍にある
前よう壁1側のばら物を払い出す場合には、ブームを走
行レールと略平行になる程度まで旋回させることとな
り、その場合、前よう壁1に直交した隔壁3が邪魔にな
り、前よう壁1側のばら物を容易に払い出すことができ
なくなる。
【0006】したがって、かかるスタッカリクレーマに
はこのような問題があり、更に、バケットのホイル径が
大きいため、貯蔵場の隅部に残ったばら物を確実に払い
出すことができない、という問題があった。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、壁を有するばら物貯蔵場内のばら物を確実に払
い出すことができ、しかも、スタッカとリクレーマを同
一の橋形ガーダに横行可能に設けて、構造が簡単で安価
なスタッカリクレーマを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達するため
の本発明の要旨は、壁(1,2,3)で囲まれ、積山
(7)状に貯蔵するばら物貯蔵場を挟んで平行なレール
を敷設し、該レールにガーダ(6)を走行可能に設け、
該ガーダ(6)の走行方向と直交して横行するエレベー
タ台車(13)とトリッパ台車(36)とを、別々に走
行可能に並設したばら物貯蔵場に用いるスタッカリクレ
ーマにあって、前記エレベータ台車(13)にエレベー
タフレーム(23)を設け、該エレベータフレーム(2
3)のガーダ(6)近傍に、その垂直状態の際、下端が
貯蔵場の床近くになるような平行リンク(21,22)
の上端を枢着し、該平行リンク(21,22)に多数の
バケット(18)を有する無端チェーン(19)をL字
状に装着すると共に、前記平行リンク(21,22)を
俯仰させる俯仰装置を設けて、ばら物の積山(7)の傾
斜面からの切出しや隅部の払出しを可能にし、前記ガー
ダ(6)の長手方向に沿って、前記バケット(18)で
掻き取られたばら物を払出したり、地上側のばら物を積
付けるためのガーダ側搬出入用ベルトコンベア(43)
を設け、該ガーダ側搬出入用ベルトコンベア(43)の
ヘッドプーリ(37)を前記トリッパ台車(36)に設
けると共に、テールプーリ(42)を前記ガーダ(6)
のばら物払出し側に設け、しかも、前記トリッパ台車
(36)の移動に伴ってベルトが弛むのを防止するため
の、積山(7)外に設けたベルト緊張装置(44)を設
けることにより、該ガーダ側搬出入用ベルトコンベア
(43)をシヤットルコンベアに形成し、その上、前記
ばら物を積付ける際は、前記ガーダ側搬出入用ベルトコ
ンベア(43)のヘッドプーリ(37)からばら物を搬
出して積付けを行うことを特徴とするばら物貯蔵場に用
いるスタッカリクレーマにある。
【0009】
【実施例】本発明の構成を添付図面に示す実施例により
詳細に述べる。図1は本発明の実施例の全体側面図、図
2は図1のA矢視要部拡大断面図、図3は図2のB矢視
図、図4はトリッパ台車およびガーダ側搬出入用ベルト
コンベアの図、図5は図1のC矢視図、図6は本実施例
の作動説明図である。
【0010】本実施例のスタッカリクレーマが設置され
たばら物貯蔵場は、前部に低い前よう壁1、後部に高い
後よう壁2がそれぞれ立設され、これらのよう壁1,2
に直交して複数の隔壁3が立設されている。これらの
前、後よう壁1,2に沿ってそれぞれレール(不図示)
が敷設され、これらのレール上を、高さを異にする脚
4,5を介して橋形ガーダ6が積山7を跨いで走行す
る。また、前よう壁1の前面には、架設用スタンド8が
立てられ、この架設用スタンド8上に地上側搬出入用ベ
ルトコンベア9が設置されている。
【0011】その橋形ガーダ6には、このガーダ6に沿
って走行するバケットエレベータ式リクレーマ部10と
クレーン側トリッパ式スタッカ部11とが取付けられ、
互に連動するか、または、後述の横行用駆動装置40に
よって、一体となって横行する。
【0012】先ず、橋形ガーダ6とバケットエレベータ
式リクレーマ部10について述べる。橋形ガーダ6は、
脚4,5で支持された第1ビーム6aと第2ビーム6b
と第3ビーム6cとで構成され、これらのビーム6a,
6b,6cは前よう壁1と後よう壁2を跨ぐように配置
されている。そして、これらのビーム6a,6b,6c
の長手方向に沿ってレール(不図示)が敷設されてい
る。
【0013】次に、バケットエレベータ式リクレーマ部
10は、第1ビーム6aと第2ビーム6bのレール上を
車輪12を介して横行するエレベータ台車13と、この
台車13に支持されたバケットエレベータ部14とで構
成されている。このバケットエレベータ部14の上方に
は上部スプロケット15が配置され、下方には下部前方
スプロケット16と下部後方スプロケット17とがばら
物貯蔵場の床面に近接できるように配置されている。こ
れらのスプロケット15,16,17には、多数のバケ
ット18が等ピッチで取付けられたチェーン19が巻回
されている。したがって、このチェーン19は、側面視
でL字状に形成されている。なお、このチェーン19は
下方側に弛みをもたせて底ざらいができるようにしてい
る。
【0014】下部前方スプロケット16と下部後方スプ
ロケット17とは、一つの連結リンク20で連結支持さ
れており、この連結リンク20に、等長の平行リンク2
1,22の各下端がピン結合により連結されている。こ
れらの平行リンク21,22の各上端は、ガーダ6の近
傍でエレベータフレーム23にピン結合により連結され
ている。また、これらの平行リンク21,22の間に
は、一端がエレベータフレーム23に、他端が平行リン
ク21,22のいずれか一方の中間部に連結された油圧
シリンダー24が斜めに配置されている。この油圧シリ
ンダー24の伸縮作動により、平行リンク21,22は
上下面において回動しながら平行移動するので、下部前
方スプロケット16と下部後方スプロケット17とを水
平に保ちながら平行リンク21,22は俯仰運動を行な
う。
【0015】前記エレベータ台車13には、前記エレベ
ータフレーム23が水平状に旋回できるように貫通して
取付けられている。すなわち、エレベータフレーム23
には、上下1対の旋回台車26,26aが一体的に取付
けられており、これらの旋回台車26,26aが、上下
1対の車輪27,27aを介して、エレベータ台車13
を挟持している。そして、上方の旋回台車26には大歯
車28が一体的に取付けられ、この大歯車28に小歯車
29が噛合っている。この小歯車29は旋回用モータ3
0によって駆動され、この旋回用モータ30は、エレベ
ータ台車13に設けられたブラケット31に取付けられ
ている。したがって、旋回用モータ30を正逆駆動すれ
ば、小歯車29および大歯車28を介して、旋回台車2
6,26aがエレベータ台車13を挟んで旋回するの
で、エレベータフレーム23が旋回して、バケット18
の掻き取る向きを変更する。
【0016】また、エレベータ台車13上には複数の駆
動ユニット32を介して回転トラフ33が取付けられて
いる。この回転トラフ33は、バケット18が前記旋回
駆動により、いずれの方向に向いても、反転したバケッ
ト18からばら物を受取るようにしている。この回転ト
ラフ33は、上方の旋回台車26の上側に配置されてい
て、駆動ユニット32の駆動により常時回転している。
この回転トラフ33にはスクレーパ34が臨んでおり、
このスクレーパ34はシュート35に一体的に取付けら
れている。したがって、回転トラフ33で運ばれきたば
ら物は、スクレーパ34によってシュート35へ掻き落
とされる。
【0017】このシュート35はエレベータ台車13に
取付けられ、その下方開口部は後述のガーダ側搬出入用
ベルトコンベア43上に臨んでいる。したがって、この
ガーダ側搬出用ベルトコンベア43は、バケット18で
掻き取られたばら物を払出したり、地上からのばら物を
積付けたりする。なお、前記駆動ユニット32は、不図
示の駆動モータと、その先端に直結された支持ローラ3
2aとで構成されている。
【0018】次に、クレーン側トリッパ式スタッカ部1
1について述べる。前記ガーダ6の第2ビーム6bと第
3ビーム6c上には、トリッパ台車36が車輪36aを
介して横行するように設けられている。したがって、こ
のトリッパ台車36は前記エレベータ台車13とは別々
の走行をすることができる。このトリッパ台車36には
ヘッドプーリ37と、このヘッドプーリ37が臨んでい
る防塵式伸縮シュート38とが取付けられている。ま
た、このトリッパ台車36は、横行用駆動装置40によ
って走行し、この横行用駆動装置40は、第2ビーム6
bまたは第3ビーム6c上に張られたチェーン39に噛
合う駆動用スプロケット40aの回転により往復動する
ようになっている。なお、この駆動用スプロケット40
aは、不図示のモータにより正逆駆動される。41,4
1は縦動スプロケットを示す。
【0019】一方、第2ビーム6bと第3ビーム6cの
架設用スタンド8側(ばら物払出し側)には、テールプ
ーリ42が設けられ、このテールプーリ42と前記トリ
ッパ台車36のヘッドプーリ37とにガーダ側搬出入用
ベルトコンベア43が巻回されている。このガーダ側搬
出入用ベルトコンベア43は、前記バケットエレベータ
式リクレーマ部10の払出し用コンベアを兼用してい
る。
【0020】このガーダ側搬出入用ベルトコンベア43
には、ベルトが弛むのを防止するための、積山7外に設
けたベルト緊張装置44が取付けられており、このベル
ト緊張装置44は、複数のテークアッププーリ45,4
5……と、これらのテークアッププーリ45にそれぞれ
吊設された重錘46とから構成されている。このテーク
アッププーリ45の個数nは、図4において、プーリの
上下移動距離をSとすれば、nS≧Lになるように決め
る。なお、このLは、隔壁3の水平部の長さと略等しく
している。
【0021】このガーダ側搬出入用ベルトコンベア43
は多数のキャリアローラ56で支持され、これらのキャ
リアローラ56は、不図示のパンタグラフで互に連結さ
れており、このパンタグラフの伸縮によってキャリアロ
ーラ56は互に近接離間してガーダ側搬出入用ベルトコ
ンベア43をシヤットルコンベアに形成している。な
お、キャリアローラ56はブラケット57で支持されて
いる。
【0022】前記ガーダ側搬出入用ベルトコンベア43
の架設用スタンド8側には、上部シュート47が臨んで
いて、ばら物を搬入するようになっている。また、前記
テールプーリ42は下部シュート48に臨んでいて、ば
ら物を搬出するようになっている。
【0023】次に、地上側搬出入用ベルトコンベア9に
ついて述べる。前記上部および下部シュート47,48
は、地上側トリッパフレーム49に一体的に取付けられ
ている。この地上側トリッパフレーム49は架設スタン
ド8上に敷設された1対のトリッパ用レール50,50
上を車輪51を介して走行するようになっている。ま
た、この地上側トリッパフレーム49は、橋形ガーダ6
の前よう壁1側に連結されており、したがって、ガーダ
6と一体となって走行する。
【0024】この地上側トリッパフレーム49には、上
部プーリ52と下部プーリ53とが設けてあり、この上
部プーリ52は前記上部シュート47内に設けられてい
る。
【0025】また、架設用スタンド8の片側にはヘッド
プーリ54が、他の片側にテールプーリ55が設けてあ
って、これらのプーリ54,55と、前記上部および下
部プーリ52,53とには、前記地上側搬出入用ベルト
コンベア9が巻回されている。
【0026】次に、本実施例の作用を述べる。先ず、ば
ら物の払出し作業は、次のように行われる。不図示の駆
動装置により上部スプロケット15を駆動すると、チェ
ーン19が回動してバケット18によりばら物を次々と
掻き取って持上げる。ばら物を掻き取ったバケット18
が上部スプロケット15を廻ると反転し、ばら物は回転
トラフ33へ搬出される。次いで、ばら物は、回転トラ
フ33上のばら物、スクレーパ34の所にきてシュート
35へ掻き落される。次いで、シュート35からガーダ
側搬出入用ベルトコンベア43に排出され、ガーダ側搬
出入用ベルトコンベア43から下部シュート48を介し
て地上側搬出入用ベルトコンベア9に排出され、払出し
が行われる。
【0027】次に、本実施例の払出し操作方法を述べ
る。先ず、払出しを行なう積山7へバケットエレベータ
式リクレーマ10を移動させるには、図6の左方2点鎖
線で示すように、バケットエレベータ部14の下部前、
後方スプロケット16,17が前よう壁1の上方にくる
ようにエレベータ台車13を横行させると共に、油圧シ
リンダー24によりバケットエレベータ部14を上方に
持上げておく。続いて、ガーダ6を走行させて希望する
積山7へ移動させる。希望する積山7にくれば、積山7
の上層部分を切出すために、油圧シリンダー24を伸縮
させて平行リンク21,22の俯仰角度を決定する。
【0028】そこで、図6に示すように第1のステップ
の作業として、バケットエレベータ部14の、決定した
俯仰角度を維持したままエレベータ台車13を前よう壁
1側から後よう壁2側へ移動させる。その移動量は、バ
ケット18がばら物の中に3分の1から半分程度突っ込
まれる程度でよい。
【0029】次いで、ばら物は、バケット18が上昇す
る過程(平行リンク21,22に沿って移動する過程)
で掻き取られる。この掻き取り状態で、ガーダ6を縦方
向aに走行させることにより、積山7の前よう壁1側の
傾斜面のばら物が掻き取られて行く。バケットエレベー
タ部14が一方の隔壁3まで移動すれば、掻き取り作業
を行なっているバケット18がばら物の中に3分の1か
ら半分程度突っ込まれた状態でエレベータ台車13を停
止させ、ガーダ6を反対側(図7中、反a矢方向)の隔
壁3へ移動させながら掻き取って行く。上記動作を繰り
返して、積山7の上層部分のばら物を全て払出す。
【0030】次に、下端にきているバケット18がばら
物の中に半分程度突っ込まれる迄、油圧シリンダー24
を伸ばす。その状態で、エレベータ台車13を後よう壁
2側から前よう壁1側へ移動させる。前よう壁1側のバ
ケット18が積山7の前よう壁側の傾斜面迄くると、エ
レベータ台車13の横行を止め、続いて、ガーダ6を走
行させて第2のステップの作業を行なう。
【0031】すなわち、第2のステップの作業では、バ
ケットエレベータ部14の下端水平部にきているバケッ
ト18によりばら物を掻き取って行く。
【0032】したがって、第2のステップの作業では、
エレベータ台車13の1回の横行移動量は、下端にきた
バケット18がばら物に接触している程度の距離になっ
ている。ここで第2のステップも第1のステップと同
様、ガーダ6の走行→エレベータ台車13の横行→ガー
ダ6の反対側への走行と繰り返しながら作業を行なう。
【0033】ばら物が貯蔵場の最下層の手前迄、払い出
されれば、第3のステップの作業として、バケットエレ
ベータ部14の下端を貯蔵場の床付近迄、到達させるた
めに油圧シリンダー24を伸ばしながらばら物を掻き取
るが、この掻き取りは、バケットエレベータ部14の平
行リンク21,22が垂直状になる迄行なう。
【0034】バケットエレベータ部14の下端が貯蔵場
の床付近に迄到達すれば、エレベータ台車13を後よう
壁2側から前よう壁1側へ横行させて最下層のばら物を
払出す。バケットエレベータ部14の下端側前端が、前
よう壁1側迄くれば、ガーダ6を走行させ、第2のステ
ップ作業と同様な作業を繰り返して払出しを行なう。
【0035】第4のステップ作業として、貯蔵場の床面
と後よう壁2との隅部に残った断面三角状のデッドパイ
ルを払出す。
【0036】したがって、本実施例によれば、デッドパ
イルを残すことなく掻き取ることができ、更に、床上の
ばら物は、L字状チェーン19の下方が弛んでいるの
で、良好に掻き取ることができる。
【0037】次に、本実施例のバケットエレベータ式リ
クレーマ10隔壁3を越えて隣接の貯蔵場へ移動させる
には、図1に示すように油圧シリンダー24を縮み作動
させて、平行リンク21,22を上方に持上げ、ガーダ
6を縦方向aに走行させる。したがって、L字状チェー
ン19の下方は隔壁3に当たることはない。
【0038】次に、ばら物の積付け作業は、次のように
して行われる。防塵式伸縮シュート38の下端を上方に
移動させておきガーダ6を走行させると、このガーダ6
と共に地上側トリッパフレーム49も同行し、希望する
貯蔵場へくれば、ガーダ6を停止させる。そこで、地上
側搬出入用ベルトコンベア9およびガーダ側搬出入用ベ
ルトコンベア43を、前記払出し作業時と逆方向に駆動
させる。したがって、地上側搬出入用ベルトコンベア9
で送られてきたばら物は、地上側トリッパフレーム49
の上部シュート47からガーダ側搬出入用ベルトコンベ
ア43へ移され、このガーダ側搬出入用ベルトコンベア
43上のばら物は、トリッパ台車36のヘッドプーリ3
7、防塵式伸縮シュート38から積山7へ放出される。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、バケットエレベータ
台車を設けたガーダに、シヤットルコンベアを設けたの
で、ガーダが共用できると共に、シヤットルコンベアが
好ましい積付けと払出しをするためのコンベアとして兼
用でき、全体の構造が簡単となり、スタッカリクレーマ
を安価に提供できる。
【0040】スタッカ部であるガーダ側搬出用ベルト
コンベア(シヤットルコンベア)のヘッドプーリを設け
たトリッパ台車と、リクレーマ部であるバケットエレベ
ータ台車とを、別々に走行可能に設けたので、走行距離
の差のある操作もでき、積付けや払出しの自由度が得ら
れ、ひいては、リクレーマ部によって、ばら物の傾斜面
からの切出しや隅部の払出しを特に良好に行うことがで
きる。
【0041】単なるシヤットルコンベアでなく、ベル
ト緊張装置付のシヤットルコンベアであるため、その走
行距離を大にして、積付けを良好にしたり、バケットエ
レベータのばら物を良好に受け取るようにしても、横方
向に往復動するシヤットルコンベアがスタッカリクレー
マの装置から突出することがなく、しかも、このシヤッ
トルコンベアがガーダ側搬出用ベルトコンベアを構成し
ているので、このベルト緊張装置を積山外に設け、作動
に支障なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体側面図である。
【図2】図1のA矢視要部拡大断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】トリッパ台車およびガーダ側搬出入用ベルトコ
ンベアの図である。
【図5】図1のC矢視図である。
【図6】本実施例の作動説明図である。
【図7】一般のばら物貯蔵場の斜視図である。
【符号の説明】
1…前よう壁、2…後よう壁、3…隔壁、13…エレベ
ータ台車、15,16,17…スプロケット、18…バ
ケット、19…チェーン、20…連結リンク、21,2
2…平行リンク、23…エレベータフレーム、36…ト
リッパ台車、37…ヘッドプーリ、43…ガーダ側搬出
入用ベルトコンベア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 65/00 - 65/28 B65G 63/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁(1,2,3)で囲まれ、積山(7)
    状に貯蔵するばら物貯蔵場を挟んで平行なレールを敷設
    し、該レールにガーダ(6)を走行可能に設け、該ガー
    (6)の走行方向と直交して横行するエレベータ台車
    (13)とトリッパ台車(36)とを、別々に走行可能
    に並設したばら物貯蔵場に用いるスタッカリクレーマに
    あって、 前記エレベータ台車(13)にエレベータフレーム(2
    3)を設け、該エレベータフレーム(23)のガーダ
    (6)近傍に、その垂直状態の際、下端が貯蔵場の床近
    くになるような平行リンク(21,22)の上端を枢着
    し、該平行リンク(21,22)に多数のバケット(1
    8)を有する無端チェーン(19)をL字状に装着する
    と共に、前記平行リンク(21,22)を俯仰させる俯
    仰装置を設けて、ばら物の積山(7)の傾斜面からの切
    出しや隅部の払出しを可能にし、 前記ガーダ(6)の長手方向に沿って、前記バケット
    (18)で掻き取られたばら物を払出したり、地上側の
    ばら物を積付けるためのガーダ側搬出入用ベルトコンベ
    (43)を設け、該ガーダ側搬出入用ベルトコンベア
    (43)のヘッドプーリ(37)を前記トリッパ台車
    (36)に設けると共に、テールプーリ(42)を前記
    ガーダ(6)のばら物払出し側に設け、しかも、前記ト
    リッパ台車(36)の移動に伴ってベルトが弛むのを防
    止するための、積山(7)外に設けたベルト緊張装置
    (44)を設けることにより、該ガーダ側搬出入用ベル
    トコンベア(43)をシヤットルコンベアに形成し、そ
    の上、 前記ばら物を積付ける際は、前記ガーダ側搬出入用ベル
    トコンベア(43)のヘッドプーリ(37)からばら物
    を搬出して積付けを行う ことを特徴とするばら物貯蔵場
    に用いるスタッカリクレーマ。
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