JP3185123B2 - 斜面用の揚重運搬設備 - Google Patents
斜面用の揚重運搬設備Info
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- JP3185123B2 JP3185123B2 JP27219993A JP27219993A JP3185123B2 JP 3185123 B2 JP3185123 B2 JP 3185123B2 JP 27219993 A JP27219993 A JP 27219993A JP 27219993 A JP27219993 A JP 27219993A JP 3185123 B2 JP3185123 B2 JP 3185123B2
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- Japan
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- track
- conveyor
- lifter
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に建設作業場の長
大な斜面用として好適に使用される自動式の揚重運搬設
備に関する。
大な斜面用として好適に使用される自動式の揚重運搬設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】特殊な建設作業場、例えば100mにも
及ぶほど長大な傾斜面に沿って上下方向に建築資材類そ
の他を運搬する必要がある場合、その揚重運搬手段とし
ては、一般的にはまずクレーンの使用が検討される。し
かし、クレーンの作業半径で前記の長大な運送距離をま
かなおうとすると数台のクレーンが必要になるから、通
常の条件下では不経済でとても採用できない。
及ぶほど長大な傾斜面に沿って上下方向に建築資材類そ
の他を運搬する必要がある場合、その揚重運搬手段とし
ては、一般的にはまずクレーンの使用が検討される。し
かし、クレーンの作業半径で前記の長大な運送距離をま
かなおうとすると数台のクレーンが必要になるから、通
常の条件下では不経済でとても採用できない。
【0003】そこで従来、長大な傾斜面用の運搬設備と
して、斜面の上下方向に敷設した軌道上を走行する運搬
台車によるシステムが提案されている。一例として、特
開昭63−184605号公報に記載された運搬設備
は、ダム建設工事現場でコンクリートの運搬に使用され
るものである。即ち、ダム堤上に設置したバッチャープ
ラントからダム堤内の低いコンクリート打設場所へコン
クリートを運搬するためのもので、斜面の軌道上を走行
する運搬台車(インクライン台車)のホッパーに、バッ
チャープラントからコンクリートを受ける。軌道の途中
において、同じ軌道の下方部分を走行するバケット受台
車のコンクリートバケットに前記ホッパーのコンクリー
トを移し替える。そして、バケット受台車がクレーンの
作業半径内に入った段階で、前記コンクリートバケット
をクレーンによりコンクリート打設場所にまで揚重運搬
する構成とされている。
して、斜面の上下方向に敷設した軌道上を走行する運搬
台車によるシステムが提案されている。一例として、特
開昭63−184605号公報に記載された運搬設備
は、ダム建設工事現場でコンクリートの運搬に使用され
るものである。即ち、ダム堤上に設置したバッチャープ
ラントからダム堤内の低いコンクリート打設場所へコン
クリートを運搬するためのもので、斜面の軌道上を走行
する運搬台車(インクライン台車)のホッパーに、バッ
チャープラントからコンクリートを受ける。軌道の途中
において、同じ軌道の下方部分を走行するバケット受台
車のコンクリートバケットに前記ホッパーのコンクリー
トを移し替える。そして、バケット受台車がクレーンの
作業半径内に入った段階で、前記コンクリートバケット
をクレーンによりコンクリート打設場所にまで揚重運搬
する構成とされている。
【0004】また、特開平1−163364号公報に記
載された運搬設備も、やはりダム建設工事現場でコンク
リートの運搬に使用されるものである。これはダム堤の
上面に設置したバッチャープラントからホッパーにコン
クリートを受け取る運搬台車(インクライン台車)を斜
面の軌道に沿って斜面下端まで下降させる。斜面下端に
おいて前記ホッパーのコンクリートをダンプトラックに
積み替えてコンクート打設場所まで運送する構成とされ
ている。
載された運搬設備も、やはりダム建設工事現場でコンク
リートの運搬に使用されるものである。これはダム堤の
上面に設置したバッチャープラントからホッパーにコン
クリートを受け取る運搬台車(インクライン台車)を斜
面の軌道に沿って斜面下端まで下降させる。斜面下端に
おいて前記ホッパーのコンクリートをダンプトラックに
積み替えてコンクート打設場所まで運送する構成とされ
ている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】上述した特開昭63
−184605号公報記載の運搬設備は、インクライン
台車、バケット受台車及びクレーンが構成要件である。
特開平1−163364号公報記載の運搬台車にして
も、インクライン台車とダンプトラックが構成要件とな
っている。しかも、両者ともに運搬可能な荷はコンクリ
ートに限られている。しかし、建設現場で使用され運搬
を必要とする荷は、鉄骨、木材、仮設材、土砂、樹木な
ど多種多様であり、これらを人手に頼らず、効率よく、
安全に、経済的に運搬する手段が切望されている。
−184605号公報記載の運搬設備は、インクライン
台車、バケット受台車及びクレーンが構成要件である。
特開平1−163364号公報記載の運搬台車にして
も、インクライン台車とダンプトラックが構成要件とな
っている。しかも、両者ともに運搬可能な荷はコンクリ
ートに限られている。しかし、建設現場で使用され運搬
を必要とする荷は、鉄骨、木材、仮設材、土砂、樹木な
ど多種多様であり、これらを人手に頼らず、効率よく、
安全に、経済的に運搬する手段が切望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するための手段として、この発明に係る斜面用の
揚重運搬設備は、斜面の上下方向に敷設された軌道1上
を走行する運搬台車2による運搬設備であって、前記運
搬台車2は軌道方向と直角な向きに軌道幅よりも十分に
長く両外側へ水平に突き出されたコンベア3を備えてい
る。一方、荷扱い場所には前記軌道1の側方位置に、前
記運搬台車2のコンベア3と一連に接続可能なコンベア
4が当該コンベアを前記運搬台車2のコンベア3と同レ
ベルまで上昇させ、又は地面レベルまで下降させること
が可能なリフター5に設置されていることを特徴とす
る。
を解決するための手段として、この発明に係る斜面用の
揚重運搬設備は、斜面の上下方向に敷設された軌道1上
を走行する運搬台車2による運搬設備であって、前記運
搬台車2は軌道方向と直角な向きに軌道幅よりも十分に
長く両外側へ水平に突き出されたコンベア3を備えてい
る。一方、荷扱い場所には前記軌道1の側方位置に、前
記運搬台車2のコンベア3と一連に接続可能なコンベア
4が当該コンベアを前記運搬台車2のコンベア3と同レ
ベルまで上昇させ、又は地面レベルまで下降させること
が可能なリフター5に設置されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明はまた、前記のリフター5を、その
コンベア4の走行方向と直角な方向へ移動させるトラバ
ーサ機構が設けられ、前記トラバーサ機構の一端部に、
前記リフター5と積荷のやりとりが可能な運搬車6及び
その軌道7が敷設されていることも特徴とする。
コンベア4の走行方向と直角な方向へ移動させるトラバ
ーサ機構が設けられ、前記トラバーサ機構の一端部に、
前記リフター5と積荷のやりとりが可能な運搬車6及び
その軌道7が敷設されていることも特徴とする。
【0008】
【作用】運搬台車2へ荷32を積み込む場合は、まずリ
フター5のコンベア4を地面レベルまで下降させて、そ
の上へ荷を載せる。しかる後に、リフター5を上昇させ
てそのコンベア4を運搬台車2のコンベア3と同一レベ
ルにして一連に接続し、リフター5のコンベア4を前進
駆動させて荷32を送らせ、他方、運搬台車2のコンベ
ア3を後退駆動させて前記荷を受け取らせる。
フター5のコンベア4を地面レベルまで下降させて、そ
の上へ荷を載せる。しかる後に、リフター5を上昇させ
てそのコンベア4を運搬台車2のコンベア3と同一レベ
ルにして一連に接続し、リフター5のコンベア4を前進
駆動させて荷32を送らせ、他方、運搬台車2のコンベ
ア3を後退駆動させて前記荷を受け取らせる。
【0009】運搬台車2から荷を下すときは、前記と正
反対の手順が実行される。運搬台車2は、軌道1上を走
行し、積載された荷32を軌道1に沿って斜面の所望地
点へ運搬する。荷扱い場所に敷設された水平運搬のため
の軌道7の上を走行する運搬車6と運搬台車2との間の
荷のやりとりには、リフター5のトラバーサ機構が活用
される。即ち、リフター5はトラバーサ機構を駆動して
運搬車6へ横づけする形に接近するまで移動させ、同リ
フター5のコンベア4と運搬車6との間で、まるでフォ
ークリフトによる荷扱いと同様な要領で荷を下したり、
又は運搬車6上の荷をコンベア4上へと受け取る。
反対の手順が実行される。運搬台車2は、軌道1上を走
行し、積載された荷32を軌道1に沿って斜面の所望地
点へ運搬する。荷扱い場所に敷設された水平運搬のため
の軌道7の上を走行する運搬車6と運搬台車2との間の
荷のやりとりには、リフター5のトラバーサ機構が活用
される。即ち、リフター5はトラバーサ機構を駆動して
運搬車6へ横づけする形に接近するまで移動させ、同リ
フター5のコンベア4と運搬車6との間で、まるでフォ
ークリフトによる荷扱いと同様な要領で荷を下したり、
又は運搬車6上の荷をコンベア4上へと受け取る。
【0010】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は階段状に構築された構造物10の斜面に沿ってそ
の上下方向に長大な軌道1が敷設され、前記軌道1上を
走行する運搬台車2、及び荷扱い場所に用意された運搬
車6の関係を示している。
図1は階段状に構築された構造物10の斜面に沿ってそ
の上下方向に長大な軌道1が敷設され、前記軌道1上を
走行する運搬台車2、及び荷扱い場所に用意された運搬
車6の関係を示している。
【0011】図2は本発明の第1実施例たる揚重運搬設
備の主要部を示している。図1のように構造物10の斜
面に沿って敷設された軌道1上を走行する運搬台車2
は、自走用の動力源としてギャードモータ11を備え、
軌道1に沿って敷設されたラック12と噛合うピニオン
13を回転駆動するように構成されている(図3)。但
し、運搬台車2は斜面の頂部に設置した電動ウインチで
昇降させる方式も実施可能である。
備の主要部を示している。図1のように構造物10の斜
面に沿って敷設された軌道1上を走行する運搬台車2
は、自走用の動力源としてギャードモータ11を備え、
軌道1に沿って敷設されたラック12と噛合うピニオン
13を回転駆動するように構成されている(図3)。但
し、運搬台車2は斜面の頂部に設置した電動ウインチで
昇降させる方式も実施可能である。
【0012】図3に詳示したように、軌道1は、トラス
構造のガーダ14,14(図1を参照)を2列平行に配
置し、両者をつなぎ梁15で結合した上で、各ガーダ1
4の上面に軌道間隔を約600mmぐらいとしてH形鋼1
6を敷設し、更にその上にレール17を敷設した構成と
されている。前記ラック12は前記つなぎ梁15の略中
央部に立てた支柱18の上部に支持されている。前記ピ
ニオン13とは正反対側の位置に設けた押えローラ19
がラック12の背面に当接して転がり、ラック12とピ
ニオン13との噛合い状態を確実ならしめている。運搬
台車2の両フランジ付き軌道用車輪20が前記レール1
7の上に乗り、レール17の外側位置に垂直下向きに設
けた支持アーム21の跳ね上り防止ローラ22が前記H
形鋼16の外側溝内にはまり、上側フランジの下面に当
接して転がる構成とされている。
構造のガーダ14,14(図1を参照)を2列平行に配
置し、両者をつなぎ梁15で結合した上で、各ガーダ1
4の上面に軌道間隔を約600mmぐらいとしてH形鋼1
6を敷設し、更にその上にレール17を敷設した構成と
されている。前記ラック12は前記つなぎ梁15の略中
央部に立てた支柱18の上部に支持されている。前記ピ
ニオン13とは正反対側の位置に設けた押えローラ19
がラック12の背面に当接して転がり、ラック12とピ
ニオン13との噛合い状態を確実ならしめている。運搬
台車2の両フランジ付き軌道用車輪20が前記レール1
7の上に乗り、レール17の外側位置に垂直下向きに設
けた支持アーム21の跳ね上り防止ローラ22が前記H
形鋼16の外側溝内にはまり、上側フランジの下面に当
接して転がる構成とされている。
【0013】図2の説明に戻って、運搬台車2の前部に
は、三角形状に組立てた構台23の上に、軌道方向と直
角な向きに軌道幅よりも十分に長く(有効長さが約2
m)両外側へ等しく突き出されたベルトコンベア3(図
4も参照)が水平に設置されている。また、運搬台車2
の後部であって軌道1の両外側の位置(図4を参照)に
一対のホッパー24,24が設置されている。従って、
鋼材、木材、樹木あるいはコンテナのような定形材はベ
ルトコンベア3の上に載せて運搬し、生コンクリート、
土砂などの非定形材はホッパー24に収容して運搬す
る。ホッパー24には、ゲート25を開閉するパワーシ
リンダ26が附属されている。
は、三角形状に組立てた構台23の上に、軌道方向と直
角な向きに軌道幅よりも十分に長く(有効長さが約2
m)両外側へ等しく突き出されたベルトコンベア3(図
4も参照)が水平に設置されている。また、運搬台車2
の後部であって軌道1の両外側の位置(図4を参照)に
一対のホッパー24,24が設置されている。従って、
鋼材、木材、樹木あるいはコンテナのような定形材はベ
ルトコンベア3の上に載せて運搬し、生コンクリート、
土砂などの非定形材はホッパー24に収容して運搬す
る。ホッパー24には、ゲート25を開閉するパワーシ
リンダ26が附属されている。
【0014】一方、前記軌道1の所望地点に設けられる
荷扱い場所には、図2のように、まずリフター装置27
が軌道1にできるだけ接近した側方位置に設置される
(図4も参照)。リフター装置27としては、H形鋼を
使用して垂直に平行に立てた一対の高さ約3mのガイド
支柱28,28が設けられ、前記ガイド支柱28の内向
きの溝を伝って転がる車輪29、及び昇降動力用のギャ
ードモータ30を備えた昇降台31が設けられ、前記昇
降台31から片持ち形式で水平に突き出されたリフター
5が設けられている。前記リフター5の上面に、前記運
搬台車2のベルトコンベア3と一連に接続可能な向きと
長さ及び配置でベルトコンベア4が設置されている(図
4を参照)。従って、図5に示したように、リフター5
はその上のベルトコンベア4を運搬台車2のベルトコン
ベア3と同一レベルの高さに上昇させ、2つのベルトコ
ンベア3と4を一連の配置とし、共通に同じ速度で駆動
することにより、コンテナのような荷32は、双方向に
機械的にやりとり出来る(矢印イ,ロを参照)。勿論、
リフター5のベルトコンベア4上に載せた荷32は、リ
フター5の昇降動作により、地上レベルから運搬台車2
のベルトコンベア3の高さまで機械的に上げ下げできる
(矢印ハ,ニ参照)。
荷扱い場所には、図2のように、まずリフター装置27
が軌道1にできるだけ接近した側方位置に設置される
(図4も参照)。リフター装置27としては、H形鋼を
使用して垂直に平行に立てた一対の高さ約3mのガイド
支柱28,28が設けられ、前記ガイド支柱28の内向
きの溝を伝って転がる車輪29、及び昇降動力用のギャ
ードモータ30を備えた昇降台31が設けられ、前記昇
降台31から片持ち形式で水平に突き出されたリフター
5が設けられている。前記リフター5の上面に、前記運
搬台車2のベルトコンベア3と一連に接続可能な向きと
長さ及び配置でベルトコンベア4が設置されている(図
4を参照)。従って、図5に示したように、リフター5
はその上のベルトコンベア4を運搬台車2のベルトコン
ベア3と同一レベルの高さに上昇させ、2つのベルトコ
ンベア3と4を一連の配置とし、共通に同じ速度で駆動
することにより、コンテナのような荷32は、双方向に
機械的にやりとり出来る(矢印イ,ロを参照)。勿論、
リフター5のベルトコンベア4上に載せた荷32は、リ
フター5の昇降動作により、地上レベルから運搬台車2
のベルトコンベア3の高さまで機械的に上げ下げできる
(矢印ハ,ニ参照)。
【0015】次に、トラバーサ機構は、リフター5上の
ベルトコンベア4の走行方向と直角な方向に敷設された
トラバーサレール33、及び前記トラバーサレール33
に沿って移動する車輪35を備えたトラバーサ用台車3
4とで構成されている。そして、前記リフター装置27
のガイド支柱28は、前記トラバーサ用台車34の上に
立てられている。トラバーサ用台車34は、溝形鋼を内
向きに使用したトラバーサレール33の溝内を走行する
前後の車輪35,35を回転駆動するギャードモータ3
6を備えている。前記トラバーサレール33は、荷扱い
場所に設備する運搬車6の軌道7と直交する配置とさ
れ、同軌道7の下を交差する状態に敷設されている。
ベルトコンベア4の走行方向と直角な方向に敷設された
トラバーサレール33、及び前記トラバーサレール33
に沿って移動する車輪35を備えたトラバーサ用台車3
4とで構成されている。そして、前記リフター装置27
のガイド支柱28は、前記トラバーサ用台車34の上に
立てられている。トラバーサ用台車34は、溝形鋼を内
向きに使用したトラバーサレール33の溝内を走行する
前後の車輪35,35を回転駆動するギャードモータ3
6を備えている。前記トラバーサレール33は、荷扱い
場所に設備する運搬車6の軌道7と直交する配置とさ
れ、同軌道7の下を交差する状態に敷設されている。
【0016】したがって、前記リフター5のベルトコン
ベア4上に載せた荷32は、トラバーサ用台車34のギ
ャードモータ36を駆動して同台車をトラバーサレール
33に沿って移動させることにより、運搬車6との間で
荷32のやりとりを機械的に行なうことができる。な
お、リフター5と運搬車6との間で前記したような荷3
2のやりとりを機械的に行なうために、運搬車6には、
図6に示したようにリフター5及びその上のベルトコン
ベア4を挿入可能な高さの荷受け台37,37が用意さ
れている。コンテナのような荷32は、その両端を前記
荷受け台37,37の上に両端支持の形で載せることに
より、まるでフォークリフトと同様な荷扱い要領で荷3
2の積み下しを機械的にでき、人手を要しない。
ベア4上に載せた荷32は、トラバーサ用台車34のギ
ャードモータ36を駆動して同台車をトラバーサレール
33に沿って移動させることにより、運搬車6との間で
荷32のやりとりを機械的に行なうことができる。な
お、リフター5と運搬車6との間で前記したような荷3
2のやりとりを機械的に行なうために、運搬車6には、
図6に示したようにリフター5及びその上のベルトコン
ベア4を挿入可能な高さの荷受け台37,37が用意さ
れている。コンテナのような荷32は、その両端を前記
荷受け台37,37の上に両端支持の形で載せることに
より、まるでフォークリフトと同様な荷扱い要領で荷3
2の積み下しを機械的にでき、人手を要しない。
【0017】運搬車6は、運搬台車2へ積み込む荷又は
同台車から下した荷を目的地点へ水平運送するためのも
ので、図示例では動力源としてのギャードモータ38を
駆動して軌道7上を走行する構成になっている。しか
し、軌道を使用しないトラックのようなものであっても
よい。また、各ベルトコンベア3,4は、動力式のロー
ルコンベアなどに置換して実施しても全く同様な作用効
果を期待できる。
同台車から下した荷を目的地点へ水平運送するためのも
ので、図示例では動力源としてのギャードモータ38を
駆動して軌道7上を走行する構成になっている。しか
し、軌道を使用しないトラックのようなものであっても
よい。また、各ベルトコンベア3,4は、動力式のロー
ルコンベアなどに置換して実施しても全く同様な作用効
果を期待できる。
【0018】図2では運搬車6及びその軌道7の中心
が、斜面の軌道1上に停車した運搬台車2の特にホッパ
ー24の中心と一致する配置とされている。軌道1の両
側のホッパー24のゲート25の直下位置にはシュート
39が設けられている。従って、運搬車6にホッパーを
積載しておけば、運搬台車2のホッパー24から直接運
搬車6のホッパーへコンクリートのような荷を載せ替え
可能である。
が、斜面の軌道1上に停車した運搬台車2の特にホッパ
ー24の中心と一致する配置とされている。軌道1の両
側のホッパー24のゲート25の直下位置にはシュート
39が設けられている。従って、運搬車6にホッパーを
積載しておけば、運搬台車2のホッパー24から直接運
搬車6のホッパーへコンクリートのような荷を載せ替え
可能である。
【0019】次に、図7は本発明の第2実施例であっ
て、基本的に図1と同じ構成の運搬設備を示している。
これが上記第1実施例と異なるところは、リフター装置
27がなく、運搬車6の上には上述のシュート39と接
続可能なホッパー40が搭載されていることである。ホ
ッパー40の下部には、自動式のゲート41が設けられ
ている。従って、この運搬設備は、生コンクリート、土
砂などの非定形材の運搬専用である。
て、基本的に図1と同じ構成の運搬設備を示している。
これが上記第1実施例と異なるところは、リフター装置
27がなく、運搬車6の上には上述のシュート39と接
続可能なホッパー40が搭載されていることである。ホ
ッパー40の下部には、自動式のゲート41が設けられ
ている。従って、この運搬設備は、生コンクリート、土
砂などの非定形材の運搬専用である。
【0020】
【本発明が奏する効果】本発明に係る斜面用の揚重運搬
設備は、鋼材、木材、樹木など定形材の運搬のみならず
生コンクリート、土砂など非定形材の運搬にも広く適用
でき、種々な資材の運搬が必要な建設工事現場の斜面用
の揚重運搬設備として至便である。しかも、定形材の揚
重運搬に関しては、荷32の積み下しを全て機械的に行
なえて人手を要しないので、運搬効率及び作業員の重労
働からの解放に大きく貢献する。
設備は、鋼材、木材、樹木など定形材の運搬のみならず
生コンクリート、土砂など非定形材の運搬にも広く適用
でき、種々な資材の運搬が必要な建設工事現場の斜面用
の揚重運搬設備として至便である。しかも、定形材の揚
重運搬に関しては、荷32の積み下しを全て機械的に行
なえて人手を要しないので、運搬効率及び作業員の重労
働からの解放に大きく貢献する。
【図1】運搬設備の全景を示した側面図である。
【図2】揚重運搬設備の主要部を示した側面図である。
【図3】図2の3−3矢視図である。
【図4】図2の簡単化した平面図である。
【図5】図2の5−5線矢視の簡単化した正面図であ
る。
る。
【図6】図2の6−6線矢視の簡単化した正面図であ
る。
る。
【図7】第2実施例の主要部を示した側面図である。
1 軌道 2 運搬台車 3 コンベア 4 コンベア 5 リフター 6 運搬車 7 軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐野 正己 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 尾崎 徹也 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 前畑 達実 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 中村 昌二 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 角谷 生起 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 樋口 清範 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 鶴田 誠 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 有津 均 福岡市中央区天神四丁目2番20号 株式 会社竹中工務店九州支店内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/16
Claims (2)
- 【請求項1】斜面の上下方向に敷設された軌道上を走行
する運搬台車による運搬設備であって、運搬台車は軌道
方向と直角な向きに軌道幅よりも十分に長く両外側へ水
平に突き出されたコンベアを備えており、一方、荷扱い
場所には前記軌道の側方位置に、前記運搬台車のコンベ
アと一連に接続可能なコンベアが該コンベアを前記運搬
台車のコンベアと同レベルまで上昇させ又は地面レベル
まで下降させることが可能なリフターに設置されている
ことを特徴とする、斜面用の揚重運搬設備。 - 【請求項2】請求項1に記載したリフターを、そのコン
ベアの走行方向と直角な方向へ移動させるトラバーサ機
構が設けられ、前記トラバーサ機構の一端部に、前記リ
フターと積荷のやりとりが可能な運搬車及びその軌道が
敷設されていることを特徴とする、斜面用の揚重運搬設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27219993A JP3185123B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 斜面用の揚重運搬設備 |
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