JPH0812094A - アンローダ設備 - Google Patents

アンローダ設備

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JPH0812094A
JPH0812094A JP15102194A JP15102194A JPH0812094A JP H0812094 A JPH0812094 A JP H0812094A JP 15102194 A JP15102194 A JP 15102194A JP 15102194 A JP15102194 A JP 15102194A JP H0812094 A JPH0812094 A JP H0812094A
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JP
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scraping
detection sensor
conveying device
traveling
boom
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JP15102194A
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English (en)
Inventor
Takuro Nakajima
卓郎 中島
Sunao Niitsuma
素直 新妻
Sadao Degawa
定男 出川
Yoichi Kenmochi
庸一 剣持
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 掻取り搬送装置10と船倉の内壁部13との
水平距離を検出する水平方向距離検出センサ14と、前
記の掻取り搬送装置10と内壁部13との間の保持され
るべき間隔を記憶する間隔データ記憶器15と、水平距
方向距離検出センサ14が出力する水平距離検出信号と
間隔データ記憶器15が出力する間隔データ信号とに基
づいて警報器17を作動させ且つアンローダ設備を停止
させる衝突防止制御器16を備えてなる構成としてい
る。 【効果】 掻取り搬送装置10をできる限り内壁部13
へ接近させることが可能となり、しかも両者の接触寸前
にアンローダ設備を停止させることができるので、散積
み貨物の掻き残しを少なくすることができ且つ接触を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱石などの散積み貨物
を連続的に陸揚げするアンローダ設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】岸壁に接岸した船舶の船倉に積載された
鉱石などの散積み貨物を連続的に陸揚げするための荷役
設備の一つに掻取り搬送装置付のアンローダ設備があ
る。
【0003】図13及び図14はアンローダ設備の一例
を示すもので、1は岸壁に沿って延設された一対のレー
ル、3は走行体であり、該走行体3は、レール1上を走
行するように構成されている。
【0004】4は旋回体であり、該旋回体4は、前記の
走行体3に対して旋回し得るように設けられている。
【0005】5はブームであり、該ブーム5は、前記の
旋回体4に対して起伏し得るように設けられている。
【0006】このブーム5の先端部には、後述する掻取
り搬送装置10を支持するための先端フレーム6が枢支
されており、該先端フレーム6は、リンク機構7により
前記のブーム5の起伏角度の変化の影響を受けることな
く略水平を保持するようになっている。
【0007】この先端フレーム6には、岸壁に接岸した
船舶11の船倉を見降ろせるように操作室2が設けられ
ている。
【0008】10は掻取り搬送装置であり、該掻取り搬
送装置10は、略垂直に延び且つ上端部が前記の先端フ
レーム6に連結されたバケットエレベータ部8と、該バ
ケットエレベータ部8の下端部より略水平に突出する掻
取り部9とを有している。
【0009】前記のバケットエレベータ部8は、先端フ
レーム6に対して周方向へ回動し得るように、また、掻
取り部9は、バケットエレベータ部8に対して昇降し得
るように構成されている。
【0010】なお、アンローダ設備では、旋回体4にバ
ラストを搭載することにより掻取り搬送装置10のバラ
ンスの均一化を図るようにする場合もある。
【0011】従来、上記のアンローダ設備によって岸壁
に接岸した船舶11に対する荷役作業を行なう際には、
先端フレーム6に設けた操作室2から運転者が先端フレ
ーム6、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各
位置を目視によって確認し、先端フレーム6、旋回体
4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各位置調整機構の
それぞれの駆動装置を運転機構を介して適宜操作すると
ともに、掻取り搬送装置10の搬送駆動機構を作動させ
ることにより、船倉内の散積み貨物を掻取り部9、バケ
ットエレベータ部8、及びブーム5と走行体3のそれぞ
れに設けたコンベヤ(図示していない)を介して陸揚げ
するようにしている。
【0012】このように、アンローダ設備により船舶1
1の船倉から散積み貨物の陸揚げを行なう場合、掻取り
搬送装置10を船倉の内壁に沿って移動させるとき、或
いは、貨物の陸揚げ完了直前には、掻取り搬送装置10
を可能な限り船倉の内壁部や内底部に接近させた状態で
移動させたほうが散積み貨物の掻取り残しが少なくな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、掻取り搬送
装置10を上述した状態で移動させる際の操作が適切で
ないと、船倉の内壁部や内底部などと掻取り搬送装置1
0とが接触し、その双方が損傷することがある。
【0014】一方、船倉の内壁部や内底部などと掻取り
搬送装置10との接触を回避するために、船倉の内壁部
や内底部などに対して十分な間隔が保たれるように掻取
り搬送装置10を移動させると、船倉の内部の散積み貨
物の掻取り残し量が多くなり、合理的な荷役作業を行な
うことができなくなるなどの問題がある。
【0015】本発明は、前述の実情に鑑み、船倉の内壁
部や内底部と掻取り搬送装置との距離を検出し得るセン
サを設けることにより、両者の接触を防止し且つ船倉内
の散積み貨物の掻取り残しを少なくし得るアンローダ設
備を提供することを目的としてなしたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、岸壁に延
設された走行レール1と、該走行レール1上を走行する
走行体3と、該走行体3に対して旋回し得るように設け
られた旋回体4と、該旋回体4に対して起伏し得るよう
に設けられたブーム5と、略垂直に延び且つ上端部が前
記のブーム5の先端部に連結されたバケットエレベータ
部8及び該バケットエレベータ部8の下端部より略水平
に突出する掻取り部9とを有する掻取り搬送装置10と
を備え、該掻取り搬送装置10がブーム5に対して回動
し且つ昇降し得るように構成されたアンローダ設備にお
いて、掻取り搬送装置10から荷役を行なうべき船倉の
内壁部13までの水平方向の距離を検出する水平方向距
離検出センサ14と、掻取り搬送装置10と荷役を行な
うべき船倉の内壁部13との間に保持されるべき間隔の
データを記憶する間隔データ記憶器15と、前記の水平
方向距離検出センサ14から出力される水平方向距離検
出信号38及び間隔データ記憶器15から出力される間
隔データ信号32に基づいて警報器17を作動させると
ともに、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装
置10の各駆動装置33〜37を停止させる衝突防止制
御器16を備えてなる構成としている。
【0017】第2の発明は、岸壁に延設された走行レー
ル1と、該走行レール1上を走行する走行体3と、該走
行体3に対して旋回し得るように設けられた旋回体4
と、該旋回体4に対して起伏し得るように設けられたブ
ーム5と、略垂直に延び且つ上端部が前記のブーム5の
先端部に連結されたバケットエレベータ部8及び該バケ
ットエレベータ部8の下端部より略水平に突出する掻取
り部9とを有する掻取り搬送装置10とを備え、該掻取
り搬送装置10がブーム5に対して回動し且つ昇降し得
るように構成されたアンローダ設備において、掻取り搬
送装置10から荷役を行なうべき船倉の内壁部13まで
の水平方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ1
4と、掻取り搬送装置10から荷役を行なうべき船倉の
内底部18までの垂直方向の距離を検出する垂直方向距
離検出センサ19と、掻取り搬送装置10と荷役を行な
うべき船倉の内壁部13との間に保持されるべき間隔及
び掻取り搬送装置10と荷役を行なうべき船倉の内底部
18との間に保持されるべき間隔の両データを記憶する
間隔データ記憶器20と、前記の水平方向距離検出セン
サ14から出力される水平方向距離検出信号38、垂直
方向距離検出センサ19から出力される垂直方向距離検
出信号46、間隔データ記憶器20から出力される間隔
データ信号45に基づいて警報器17を作動させるとと
もに、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置
10の各駆動装置33〜37を停止させる衝突防止制御
器21を備えてなる構成としている。
【0018】第3の発明は、岸壁に延設された走行レー
ル1と、該走行レール1上を走行する走行体3と、該走
行体3に対して旋回し得るように設けられた旋回体4
と、該旋回体4に対して起伏し得るように設けられたブ
ーム5と、略垂直に延び且つ上端部が前記のブーム5の
先端部に連結されたバケットエレベータ部8及び該バケ
ットエレベータ部8の下端部より略水平に突出する掻取
り部9とを有する掻取り搬送装置10とを備え、該掻取
り搬送装置10がブーム5に対して回動し且つ昇降し得
るように構成されたアンローダ設備において、荷役を行
なうべき船舶11の各船倉の形状のデータ及びその船倉
に対し前記の掻取り搬送装置10が移動すべき軌跡のデ
ータを記憶する荷役データ記憶器22と、走行体3に対
する旋回体4の旋回位置を検出する旋回位置検出センサ
27と、旋回体4に対するブーム5の起伏角度を検出す
る起伏角度検出センサ28と、ブーム5に対する掻取り
搬送装置10の回動位置を検出する回動位置検出センサ
29と、ブーム5に対する掻取り搬送装置10の昇降位
置を検出する昇降位置検出センサ30と、走行レール1
に対する走行体3の走行位置を検出する走行位置検出セ
ンサ64と、掻取り搬送装置10から荷役を行なうべき
船倉の内壁部13までの水平方向の距離を検出する水平
方向距離検出センサ14と、該水平方向距離検出センサ
14から出力される水平方向距離検出信号38及び前記
の荷役データ記憶器22から出力される荷役データ信号
47に基づき船倉に対する掻取り搬送装置10の相対位
置を求める相対位置演算器25と、手動操作により船舶
船倉選択信号49を出力する船舶船倉選択器23と、手
動操作により自動運転信号50を出力する自動運転指令
器24と、前記の船舶船倉選択器23から船舶船倉選択
信号49が出力され且つ自動運転指令器24から自動運
転信号50が出力された際に、荷役データ記憶器22か
ら出力される荷役データ信号47、相対位置演算器25
から出力される相対位置検出信号48、旋回位置検出セ
ンサ27、起伏角度検出センサ28、回動位置検出セン
サ29、昇降位置検出センサ30、走行位置検出センサ
64から出力される各検出信号51〜54,65に基づ
いて、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置
10の各駆動装置33〜37,61を作動させる運転制
御器26とを備えてなる構成としている。
【0019】第4の発明は、岸壁に延設された走行レー
ル1と、該走行レール1上を走行する走行体3と、該走
行体3に対して旋回し得るように設けられた旋回体4
と、該旋回体4に対して起伏し得るように設けられたブ
ーム5と、略垂直に延び且つ上端部が前記のブーム5の
先端部に連結されたバケットエレベータ部8及び該バケ
ットエレベータ部8の下端部より略水平に突出する掻取
り部9とを有する掻取り搬送装置10とを備え、該掻取
り搬送装置10がブーム5に対して回動し且つ昇降し得
るように構成されたアンローダ設備において、荷役を行
なうべき船舶11の各船倉の形状のデータ及びその船倉
に対し前記の掻取り搬送装置10が移動すべき軌跡のデ
ータを記憶する荷役データ記憶器22と、走行体3に対
する旋回体4の旋回位置を検出する旋回位置検出センサ
27と、旋回体4に対するブーム5の起伏角度を検出す
る起伏角度検出センサ28と、ブーム5に対する掻取り
搬送装置10の回動位置を検出する回動位置検出センサ
29と、ブーム5に対する掻取り搬送装置10の昇降位
置を検出する昇降位置検出センサ30と、走行レール1
に対する走行体3の走行位置を検出する走行位置検出セ
ンサ64と、掻取り搬送装置10から荷役を行なうべき
船倉の内壁部13までの水平方向の距離を検出する水平
方向距離検出センサ14と、掻取り搬送装置10から荷
役を行なうべき船倉の内底部18までの垂直方向の距離
を検出する垂直方向距離検出センサ19と、前記の水平
方向距離検出センサ14から出力される水平方向距離検
出信号38と前記の垂直方向距離検出センサ19から出
力される垂直方向距離検出信号46、及び前記の荷役デ
ータ記憶器22から出力される荷役データ信号47に基
づき船倉に対する掻取り搬送装置10の相対位置を求め
る相対位置演算器31と、手動操作により船舶船倉選択
信号49を出力する船舶船倉選択器23と、手動操作に
より自動運転信号50を出力する自動運転指令器24
と、前記の船舶船倉選択器23から船舶船倉選択信号4
9が出力され且つ自動運転指令器24から自動運転信号
50が出力された際に、荷役データ記憶器22から出力
される荷役データ信号47、相対位置演算器31から出
力される相対位置検出信号63、旋回位置検出センサ2
7、起伏角度検出センサ28、回動位置検出センサ2
9、昇降位置検出センサ30、走行位置検出センサ64
から出力される各検出信号51〜54,65に基づい
て、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置1
0の各駆動装置33〜37,61を作動させる運転制御
器62とを備えてなる構成としている。
【0020】
【作用】従って、第1の発明では、手動操作によってア
ンローダ設備を運転中に掻取り搬送装置10が船倉の内
壁部13に対して所定の距離以内に接近すると、水平方
向距離検出センサ14が前記の内壁部13と掻取り搬送
装置10との間の水平方向距離を検出して水平方向距離
検出信号38を出力し、該水平方向距離検出信号38を
受信した衝突防止制御器16が、水平方向距離検出信号
38による水平方向距離と、間隔データ記憶器15から
出力される間隔データ信号32による船倉の内壁部13
と掻取り搬送装置10との間に保持されるべき水平方向
間隔とを比較し、水平方向距離検出信号38による水平
方向距離が保持されるべき水平方向間隔となった場合に
警報器17を作動させ、且つ走行体3、旋回体4、ブー
ム5、掻取り搬送装置10の各駆動装置33〜37を停
止させる。
【0021】また、散水装置12を作動させると、該散
水装置12から船倉の内壁部13に向かって射出された
水が内壁部13に付着している散積み貨物を洗い流す。
【0022】第2の発明では、手動操作によってアンロ
ーダ設備を運転中に掻取り搬送装置10が船倉の内壁部
13及び内底部18に対して所定の距離以内に接近する
と、水平方向距離検出センサ14が前記の内壁部13と
掻取り搬送装置10との間の水平方向距離を検出して水
平方向距離検出信号38を出力し、垂直方向距離検出セ
ンサ19が前記の内底部18と掻取り搬送装置10との
間の垂直方向距離を検出して垂直方向距離検出信号46
を出力し、前記の水平方向距離検出信号38及び垂直方
向距離検出信号46を受信した衝突防止制御器21が、
水平方向距離検出信号38による水平方向距離及び垂直
方向距離検出信号46による垂直方向距離と、間隔デー
タ記憶器20から出力される間隔データ信号45による
船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10との間及び船倉
の内底部18と掻取り搬送装置10との間にそれぞれ保
持されるべき水平方向間隔及び垂直方向間隔とを比較
し、水平方向距離検出信号38による水平方向距離が保
持されるべき水平方向間隔となった場合、あるいは垂直
方向距離検出信号46による垂直方向距離が保持される
べき垂直方向間隔となった場合に警報器17を作動さ
せ、且つ走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装
置10の各駆動装置33〜37を停止させる。
【0023】第3の発明では、手動により船舶船倉選択
器23から船舶船倉選択信号49を出力させ且つ自動運
転指令器24から自動運転信号50を出力させると、相
対位置演算器25が、水平方向距離検出センサ14から
出力される水平方向距離検出信号38と荷役データ記憶
器22から出力される荷役データ信号47とに基づき船
倉に対する掻取り搬送装置10の相対位置を演算して相
対位置検出信号48を出力し、運転制御器26が、荷役
データ記憶器22から出力される荷役データ信号47と
相対位置演算器25から出力される相対位置検出信号4
8と旋回位置検出センサ27、起伏角度検出センサ2
8、回動位置検出センサ29、昇降位置検出センサ3
0、走行位置検出センサ64から出力される各検出信号
51〜54,65とに基づいて、走行体3、旋回体4、
ブーム5、掻取り搬送装置10の各駆動装置33〜3
7,61を作動させる。
【0024】第4の発明では、手動により船舶船倉選択
器23から船舶船倉選択信号49を出力させ且つ自動運
転指令器24から自動運転信号50を出力させると、相
対位置演算器31が、水平方向距離検出センサ14から
出力される水平方向距離検出信号38と垂直方向距離検
出センサ19から出力される垂直方向距離検出信号46
と荷役データ記憶器22から出力される荷役データ信号
47とに基づき船倉に対する掻取り搬送装置10の相対
位置を演算して相対位置検出信号63を出力し、運転制
御器62が、荷役データ記憶器22から出力される荷役
データ信号47と相対位置演算器31から出力される相
対位置検出信号63と旋回位置検出センサ27、起伏角
度検出センサ28、回動位置検出センサ29、昇降位置
検出センサ30、走行位置検出センサ64から出力され
る各検出信号51〜54,65とに基づいて、走行体
3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各駆動
装置33〜37,61を作動させる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0026】図1は第1の発明のアンローダ設備の一実
施例の概略を表す側面図、図2は図1に関連する掻取り
搬送装置下部の側面図、図3は図2に関連する制御関係
のブロック図であり、図中、図14と同じものには同じ
符号を付すことにより説明を省略する。
【0027】本実施例では、掻取り搬送装置10の掻取
り部9の所定位置に、掻取り部9の突出先端方向へ向か
って水を射出し得る散水装置12と、掻取り搬送装置1
0の先端部から荷役を行なう船倉の内壁部13までの水
平方向の距離を検出し得るレーザ式あるいは音波式の水
平方向距離検出センサ14とを設け、操作室2内に間隔
データ記憶器15と衝突防止制御器16と警報器17と
を配置する。
【0028】前記の操作室2内に設けた間隔データ記憶
器15は、掻取り搬送装置10の先端部と荷役を行なう
べき船倉の内壁部13との間に保持されるべき間隔のデ
ータを記憶し、該データに基づき間隔データ信号32を
出力するように構成されている。
【0029】また、同じく操作室2内に設けた前記の衝
突防止制御器16は、水平方向距離検出センサ14から
出力される水平方向距離検出信号38による船倉の内壁
部13と掻取り搬送装置10の先端部との水平方向距離
と、間隔データ記憶器15から出力される間隔データ信
号32に基づく船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10
の先端部との間に保持すべき水平方向間隔とを比較し、
検出された水平方向距離が保持されるべき水平方向間隔
となった場合に、警報器17を作動させる警報信号39
と、アンローダ設備を構成する走行体3の走行駆動装置
33、旋回体4の旋回駆動装置34、ブーム5の起伏駆
動装置35、掻取り搬送装置10の回動駆動装置36及
び昇降駆動装置37を停止させる停止信号40〜44を
出力するようになっている。
【0030】次に作動について説明する。
【0031】手動操作によってアンローダ設備を運転中
に掻取り搬送装置10が船倉の内壁部13に対して所定
の距離以内に接近すると、水平方向距離検出センサ14
が前記の内壁部13と掻取り搬送装置10の先端部との
間の水平方向距離を検出して水平方向距離検出信号38
を出力する。
【0032】水平方向距離検出信号38を受信した衝突
防止制御器16は、水平方向距離検出信号38によって
得られる船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10の先端
部との水平方向距離と、間隔データ記憶器15から出力
される間隔データ信号32による船倉の内壁部13と掻
取り搬送装置10の先端部との間に保持されるべき水平
方向間隔とを比較し、前記の検出した水平方向距離が、
保持されるべき水平方向間隔となった場合に、警報信号
39を出力することによって警報器17を作動させ、ま
た、停止信号40〜44を出力することによって走行体
3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各駆動
装置33〜37を停止させる。
【0033】また、前記の内壁部13に散積み貨物の一
部が付着し堆積している場合には、適宜に散水装置12
を作動し船倉の内壁部13に向かって水を射出すること
により、該内壁部13に付着し堆積している散積み貨物
を洗い流す。
【0034】本実施例においては、水平方向距離検出セ
ンサ14が検出する船倉の内壁部13と掻取り搬送装置
10の先端部との水平方向距離が、間隔データ記憶器1
5が記憶している船倉の内壁部13と掻取り搬送装置1
0の先端部との間に保持されるべき水平方向間隔となっ
た場合に、衝突防止制御器16が働いて警報器17を作
動させ、アンローダ設備の各駆動装置33〜37を停止
させるので、掻取り搬送装置10の先端部をできる限り
船倉の内壁部13に接近させることが可能となり散積み
貨物の掻き残しが少なくなる。
【0035】また、散水装置12によって、内壁部13
に付着している散積み貨物を必要に応じて洗い流すこと
ができ、内壁部13に付着している散積み貨物の表面を
内壁部13と誤認するような前記水平方向距離検出セン
サ14の誤動作を防止することが可能となるので、散積
み貨物の掻き残しを更に少なくできる。
【0036】図4は第2の発明のアンローダ設備の一実
施例の概略を表す側面図、図5は図4に関連する掻取り
搬送装置下部の側面図、図6は図4に関連する制御関係
のブロック図であり、図中、図1〜図3と同じものには
同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0037】本実施例では、掻取り搬送装置10の掻取
り部9の所定位置に設けた水平方向距離検出センサ14
に加えて、掻取り搬送装置10から船倉の内底部18ま
での垂直方向の距離を検出し得る垂直方向距離検出セン
サ19を設け、先に述べた間隔データ記憶器15、衝突
防止制御器16に替えて、操作室2内に間隔データ記憶
器20と衝突防止制御器21とを設けている。
【0038】間隔データ記憶器20は、掻取り搬送装置
10の先端部と荷役を行なう船倉の内壁部13との間に
保持されるべき水平方向間隔のデータ、及び掻取り搬送
装置10と前記船倉の内底部18との間に保持されるべ
き垂直方向間隔のデータを記憶し、該データに基づき間
隔データ信号45を出力するように構成されている。
【0039】また、衝突防止制御器21は、水平方向距
離検出センサ14から出力される水平方向距離検出信号
38による船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10の先
端部との水平方向距離、及び垂直方向距離検出センサ1
9から出力される垂直方向距離検出信号46による船倉
の内底部18と掻取り搬送装置10との垂直方向距離
を、前記の間隔データ記憶器20から出力される間隔デ
ータ信号45に基づく船倉の内壁部13と掻取り搬送装
置10の先端部との間の保持されるべき水平方向間隔、
及び船倉の内底部18と掻取り搬送装置10の間に保持
されるべき垂直方向間隔と比較し、検出された水平方向
距離が保持されるべき水平方向間隔となった場合、また
は垂直方向距離が保持されるべき垂直方向間隔になった
場合に、警報器17を作動させる警報信号39と、アン
ローダ設備を構成する走行体3の走行駆動装置33、旋
回体4の旋回駆動装置34、ブーム5の起伏駆動装置3
5、掻取り搬送装置10の回動駆動装置36及び昇降駆
動装置37を停止させる停止信号40〜44を出力する
ようになっている。
【0040】次に作動について説明する。
【0041】手動操作によってアンローダ設備を運転中
に掻取り搬送装置10が船倉の内壁部13及び内底部1
8に対して所定の距離以内に接近すると、水平方向距離
検出センサ14が前記の内壁部13と掻取り搬送装置1
0の先端部との間の水平方向距離を検出して水平方向距
離検出信号38を出力し、垂直方向距離検出センサ19
が前記の内底部18と掻取り搬送装置10との間の垂直
方向距離を検出して垂直方向距離検出信号46を出力す
る。
【0042】水平方向距離検出信号38及び垂直方向距
離検出信号46を受信した衝突防止制御器21は、前記
の水平方向距離検出信号38による水平方向距離、及び
垂直方向距離検出信号46による垂直方向距離と、間隔
データ記憶器20から出力される間隔データ信号45に
基づく船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10の先端部
との間の保持されるべき水平方向間隔、及び船倉の内底
部18と掻取り搬送装置10の間に保持されるべき垂直
方向間隔とを比較し、検出された水平方向距離が保持さ
れるべき水平方向間隔となった場合、あるいは垂直方向
距離が保持されるべき垂直方向間隔になった場合に、警
報信号39を出力することによって警報器17を作動さ
せ、また、停止信号40〜44を出力することによって
走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の
各駆動装置33〜37を停止させる。
【0043】また、前記の内壁部13に散積み貨物の一
部が付着し堆積している場合には、適宜に散水装置12
を作動し船倉の内壁部13に向かって水を射出すること
により、該内壁部13に付着し堆積している散積み貨物
を洗い流す。
【0044】本実施例においては、水平方向距離検出セ
ンサ14が検出する船倉の内壁部13と掻取り搬送装置
10の先端部との水平方向距離が間隔データ記憶器20
が記憶している船倉の内壁部13と掻取り搬送装置10
の先端部との間に保持されるべき水平方向間隔となった
場合、または垂直方向距離検出センサ19が検出する船
倉の内壁部13と掻取り搬送装置10との垂直方向距離
が間隔データ記憶器20が記憶している船倉の内壁部1
3と掻取り搬送装置10との間に保持されるべき垂直方
向間隔となった場合に、衝突防止制御器21が働いて警
報器17を作動させ、アンローダ設備の各駆動装置33
〜37を停止させるので、掻取り搬送装置10の先端部
を船倉の内壁部13に、または掻取り搬送装置10を船
倉の内底部18にできる限り接近させることが可能とな
り散積み貨物の掻き残しが少なくなる。
【0045】また散水装置12によって内壁部13に付
着している散積み貨物を必要に応じて洗い流すことがで
き、内壁部13に付着している散積み貨物の表面を内壁
部13と誤認するような前記水平方向距離検出センサ1
4の誤動作を防止することが可能となるので、散積み貨
物の掻き残しを更に少なくできる。
【0046】図7は第3の発明のアンローダ設備の一実
施例の概略を表す側面図、図8は図7に関連する掻取り
搬送装置下部の側面図、図9は図7に関連する制御関係
のブロック図であり、図中、図1〜図3と同じものには
同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0047】本実施例では、荷役を行なうべき複数の船
舶11の各船倉の形状のデータ及びその船倉に対し前記
の掻取り搬送装置10が移動すべき軌跡のデータを各船
舶11ごとに記憶する荷役データ記憶器22と、手動操
作により船舶船倉選択信号49を出力する船舶船倉選択
器23と、手動操作により自動運転信号50を出力する
自動運転指令器24と、相対位置演算器25及び運転制
御器26とを操作室2内に配置する。
【0048】さらに、走行体3に対する旋回体4の旋回
位置を検出する旋回位置検出センサ27を旋回体4近傍
の走行体3上面に配置し、旋回体4に対するブーム5の
起伏角度を検出する起伏角度検出センサ28をブーム5
基部近傍の旋回体4に配置し、ブーム5に対するバケッ
トエレベータ部8の回動位置を検出する回動位置検出セ
ンサ29をブーム5先端に設けた先端フレーム6に配置
し、バケットエレベータ部8に対する掻取り部9の昇降
位置を検出する昇降位置検出センサ30をバケットエレ
ベータ部8の所定位置に配置し、掻取り搬送装置10の
掻取り部9先端から荷役を行なう船倉の内壁部13まで
の水平方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ1
4を掻取り部9に配置し、走行レール1に対する走行体
3の走行位置を検出して走行位置検出信号65を出力す
る走行位置検出センサ64を設ける。
【0049】相対位置演算器25は、水平方向距離検出
センサ14から出力される水平方向距離検出信号38、
及び荷役データ記憶器22から出力される荷役データ信
号47に基づき船倉に対する掻取り搬送装置10の相対
位置を求めて相対位置検出信号48を出力するようにな
っている。
【0050】運転制御器26は、前記の船舶船倉選択器
23から船舶船倉選択信号49が出力され且つ自動運転
指令器24から自動運転信号50が出力された際に、荷
役データ記憶器22から出力される荷役データ信号47
と、相対位置演算器25から出力される相対位置検出信
号48と、旋回位置検出センサ27、起伏角度検出セン
サ28、昇降位置検出センサ30、回動位置検出センサ
29、走行位置検出センサ64の各センサから出力され
るそれぞれの検出信号51〜54,65とに基づいて、
アンローダ設備を構成する走行体3の走行駆動装置3
3、旋回体4の旋回駆動装置34、ブーム5の起伏駆動
装置35、掻取り搬送装置10の回動駆動装置36、昇
降駆動装置37、掻取り駆動装置61を作動させる作動
指令信号55〜60を出力するように構成されている。
【0051】次に作動について説明する。
【0052】荷役作業を行う際には、アンローダ設備を
構成する走行駆動装置33、旋回駆動装置34、起伏駆
動装置35、回動駆動装置36、昇降駆動装置37を手
動操作により作動させ、掻取り搬送装置10が荷役を行
うべき船舶11の所定の船倉の散積み貨物の上面の掻取
り開始位置に接するように、走行体3、旋回体4、ブー
ム5の位置を適宜設定する。
【0053】次いで手動により船舶船倉選択器23から
荷役作業を行うべき船舶11の船倉に応じた船舶船倉選
択信号49を運転制御器26に対して出力させ且つ自動
運転指令器24から自動運転信号50を運転制御器26
に対して出力させる。
【0054】このとき、相対位置演算器25は、水平方
向距離検出センサ14から出力される水平方向距離検出
信号38と荷役データ記憶器22から出力される荷役デ
ータ信号47とに基づき船倉に対する掻取り搬送装置1
0の相対位置を演算し、相対位置検出信号48を運転制
御器26に対して出力する。
【0055】運転制御器26は、相対位置検出信号48
と荷役データ記憶器22から出力される荷役データ信号
47と、旋回位置検出センサ27、起伏角度検出センサ
28、回動位置検出センサ29、昇降位置検出センサ3
0、走行位置検出センサ64の各検出センサから出力さ
れるそれぞれの検出信号51〜54,65とに基づい
て、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取り搬送装置1
0の各駆動装置33〜37,61を作動させる作動指令
信号55〜60を出力する。
【0056】本実施例においては、水平方向距離検出セ
ンサ14から出力される水平方向距離検出信号38と荷
役データ記憶器22から出力される荷役データ信号47
とから、相対位置演算器25によって船倉に対する掻取
り搬送装置10の相対位置を求め、荷役データ記憶器2
2から出力される荷役データ信号47と相対位置演算器
25から出力される相対位置検出信号48と旋回位置検
出センサ27、起伏角度検出センサ28、回動位置検出
センサ29、昇降位置検出センサ30、走行位置検出セ
ンサ64から出力されるそれぞれの検出信号51〜5
4,65とから、運転制御器26によって走行体3、旋
回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各駆動装置3
3〜37,61を作動させるので、掻取り搬送装置10
の先端部を船倉の内壁部13にできる限り接近させるこ
とが可能となり、散積み貨物の掻き残しが少なくなる。
【0057】図10は第4の発明のアンローダ設備の一
実施例の概略を表す側面図、図11は図10に関連する
掻取り搬送装置下部の側面図、図12は図10に関連す
る制御関係のブロック図であり、図中、図7〜図9と同
じものには同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0058】本実施例では、掻取り搬送装置10の掻取
り部9の所定位置に設けた水平方向距離検出センサ14
に加えて、掻取り搬送装置10から船倉の内底部18ま
での垂直方向の距離を検出し得る垂直方向距離検出セン
サ19を設け、先に述べた相対位置演算器25、運転制
御器26に替えて、操作室2内に相対位置演算器31と
運転制御器62とを設けている。
【0059】相対位置演算器31は、水平方向距離検出
センサ14から出力される水平方向距離検出信号38と
垂直方向距離検出センサ19から出力される垂直方向距
離検出信号46、及び荷役データ記憶器22から出力さ
れる荷役データ信号47に基づき船倉に対する掻取り搬
送装置10の相対位置を求めて相対位置検出信号63を
出力するようになっている。
【0060】その他は、図7〜図9に示す第3の発明の
アンローダ設備と変わらないので以下の説明を省略す
る。
【0061】次に作動について説明する。
【0062】荷役作業を行う際には、アンローダ設備を
構成する走行駆動装置33、旋回駆動装置34、起伏駆
動装置35、回動駆動装置36、昇降駆動装置37を手
動操作により作動させ、掻取り搬送装置10が荷役を行
うべき船舶11の所定の船倉の散積み貨物の上面の掻取
り開始位置に接するように、走行体3、旋回体4、ブー
ム5の位置を適宜設定する。
【0063】次いで、手動により船舶船倉選択器23か
ら荷役作業を行うべき船舶11の船倉に応じた船舶船倉
選択信号49を出力させ且つ自動運転指令器24から自
動運転信号50を運転制御器62に対して出力させる。
【0064】このとき、相対位置演算器31は、水平方
向距離検出センサ14から出力される水平方向距離検出
信号38と垂直方向距離検出センサ19から出力される
垂直方向距離検出信号46と荷役データ記憶器22から
出力される荷役データ信号47とに基づき船倉に対する
掻取り搬送装置10の相対位置を演算し、相対位置検出
信号63を運転制御器62に対して出力する。
【0065】運転制御器62は、相対位置検出信号63
と荷役データ記憶器22から出力される荷役データ信号
47と、旋回位置検出センサ27、起伏角度検出センサ
28、回動位置検出センサ29、昇降位置検出センサ3
0、走行位置検出センサ64から出力されるそれぞれの
検出信号51〜54,65とに基づいて、走行体3、旋
回体4、ブーム5、掻取り搬送装置10の各駆動装置3
3〜37,61を作動させる作動指令信号55〜56を
出力する。
【0066】本実施例においては、水平方向距離検出セ
ンサ14から出力される水平方向距離検出信号38と垂
直方向距離検出センサ19から出力される垂直方向距離
検出信号46と荷役データ記憶器22から出力される荷
役データ信号47とから相対位置演算器31によって船
倉に対する掻取り搬送装置10の相対位置を求め、荷役
データ記憶器22から出力される荷役データ信号47と
相対位置演算器25から出力される相対位置検出信号6
3と旋回位置検出センサ27、起伏角度検出センサ2
8、回動位置検出センサ29、昇降位置検出センサ3
0、走行位置検出センサ64の各センサから出力される
それぞれの検出信号51〜54,65とから、運転制御
器62によって、走行体3、旋回体4、ブーム5、掻取
り搬送装置10の各駆動装置33〜37,61を作動さ
せるので、掻取り搬送装置10を船倉の内壁部13、あ
るいは船倉の内底部18にできる限り接近させることが
可能となり、散積み貨物の掻き残しが少なくなる。
【0067】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】本発明のアンローダ設備によれば、下記
の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0069】I)第1の発明によれば、水平方向距離検
出センサ14を設けることによって掻取り搬送装置10
をできる限り船倉の内壁部13に接近させることが可能
となるので、散積み貨物の掻き残しを少なくすることが
できるとともに荷役作業効率が向上する。
【0070】II)第2の発明によれば、水平方向距離
検出センサ14と垂直方向距離検出センサ19とを設け
ることによって掻取り搬送装置10をできる限り船倉の
内壁部13、及び内底部18に接近させることが可能と
なるので、散積み貨物の掻き残しを少なくすることがで
きるとともに荷役作業効率が向上する。
【0071】III)第3の発明によれば、荷役データ
記憶器22による移動すべき軌跡と水平方向距離検出セ
ンサ14とに基づき掻取り搬送装置10をできる限り船
倉の内壁部13に接近させつつ自動的に荷役作業が行え
るので、散積み貨物の掻き残しを少なくすることができ
るとともに荷役作業効率が向上する。
【0072】IV)第4の発明によれば、荷役データ記
憶器22による移動すべき軌跡と水平方向距離検出セン
サ14と垂直方向距離検出センサ19とに基づき掻取り
搬送装置10をできる限り船倉の内壁部13、及び内底
部18に接近させつつ自動的に荷役作業が行えるので、
散積み貨物の掻き残しを少なくすることができるととも
に荷役作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のアンローダ設備の一実施例の概略
を表す側面図である。
【図2】図1に関連する掻取り搬送装置下部の側面図で
ある。
【図3】図1に関連する制御関係のブロック図である。
【図4】第2の発明のアンローダ設備の一実施例の概略
を表す側面図である。
【図5】図4に関連する掻取り搬送装置下部の側面図で
ある。
【図6】図4に関連する制御関係のブロック図である。
【図7】第3の発明のアンローダ設備の一実施例の概略
を表す側面図である。
【図8】図7に関連する掻取り搬送装置下部の側面図で
ある。
【図9】図7に関連する制御関係のブロック図である。
【図10】第4の発明のアンローダ設備の一実施例の概
略を表す側面図である。
【図11】図10に関連する掻取り搬送装置下部の側面
図である。
【図12】図10に関連する制御関係のブロック図であ
る。
【図13】従来のアンローダ設備の一例の概略を表す斜
視図である。
【図14】図13に関連するアンローダ設備の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 走行レール 3 走行体 4 旋回体 5 ブーム 8 バケットエレベータ部 9 掻取り部 10 掻取り搬送装置 11 船舶 12 散水装置 13 内壁部 14 水平方向距離検出センサ 15,20 間隔データ記憶器 16,21 衝突防止制御器 17 警報器 18 内底部 19 垂直方向距離検出センサ 22 荷役データ記憶器 23 船舶船倉選択器 24 自動運転指令器 25 相対位置演算器 26,62 運転制御器 27 旋回位置検出センサ 28 起伏角度検出センサ 29 回動位置検出センサ 30 昇降位置検出センサ 31 相対位置演算器 32,45 間隔データ信号 33 走行駆動装置 34 旋回駆動装置 35 起伏駆動装置 36 回動駆動装置 37 昇降駆動装置 38 水平方向距離検出信号 46 垂直方向距離検出信号 47 荷役データ信号 48,63 相対位置検出信号 49 船舶選択信号 50 自動運転信号 61 掻取り駆動装置 64 走行位置検出センサ 65 走行位置検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出川 定男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 剣持 庸一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岸壁に延設された走行レール(1)と、
    該走行レール(1)上を走行する走行体(3)と、該走
    行体(3)に対して旋回し得るように設けられた旋回体
    (4)と、該旋回体(4)に対して起伏し得るように設
    けられたブーム(5)と、略垂直に延び且つ上端部が前
    記のブーム(5)の先端部に連結されたバケットエレベ
    ータ部(8)及び該バケットエレベータ部(8)の下端
    部より略水平に突出する掻取り部(9)とを有する掻取
    り搬送装置(10)とを備え、該掻取り搬送装置(1
    0)がブーム(5)に対して回動し且つ昇降し得るよう
    に構成されたアンローダ設備において、掻取り搬送装置
    (10)から荷役を行なうべき船倉の内壁部(13)ま
    での水平方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ
    (14)と、掻取り搬送装置(10)と荷役を行なうべ
    き船倉の内壁部(13)との間に保持されるべき間隔の
    データを記憶する間隔データ記憶器(15)と、前記の
    水平方向距離検出センサ(14)から出力される水平方
    向距離検出信号(38)及び間隔データ記憶器(15)
    から出力される間隔データ信号(32)に基づいて警報
    器(17)を作動させるとともに、走行体(3)、旋回
    体(4)、ブーム(5)、掻取り搬送装置(10)の各
    駆動装置(33)〜(37)を停止させる衝突防止制御
    器(16)を備えてなることを特徴とするアンローダ設
    備。
  2. 【請求項2】 岸壁に延設された走行レール(1)と、
    該走行レール(1)上を走行する走行体(3)と、該走
    行体(3)に対して旋回し得るように設けられた旋回体
    (4)と、該旋回体(4)に対して起伏し得るように設
    けられたブーム(5)と、略垂直に延び且つ上端部が前
    記のブーム(5)の先端部に連結されたバケットエレベ
    ータ部(8)及び該バケットエレベータ部(8)の下端
    部より略水平に突出する掻取り部(9)とを有する掻取
    り搬送装置(10)とを備え、該掻取り搬送装置(1
    0)がブーム(5)に対して回動し且つ昇降し得るよう
    に構成されたアンローダ設備において、掻取り搬送装置
    (10)から荷役を行なうべき船倉の内壁部(13)ま
    での水平方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ
    (14)と、掻取り搬送装置(10)から荷役を行なう
    べき船倉の内底部(18)までの垂直方向の距離を検出
    する垂直方向距離検出センサ(19)と、掻取り搬送装
    置(10)と荷役を行なうべき船倉の内壁部(13)と
    の間に保持されるべき間隔及び掻取り搬送装置(10)
    と荷役を行なうべき船倉の内底部(18)との間に保持
    されるべき間隔の両データを記憶する間隔データ記憶器
    (20)と、前記の水平方向距離検出センサ(14)か
    ら出力される水平方向距離検出信号(38)、垂直方向
    距離検出センサ(19)から出力される垂直方向距離検
    出信号(46)、間隔データ記憶器(20)から出力さ
    れる間隔データ信号(45)に基づいて警報器(17)
    を作動させるとともに、走行体(3)、旋回体(4)、
    ブーム(5)、掻取り搬送装置(10)の各駆動装置
    (33)〜(37)を停止させる衝突防止制御器(2
    1)を備えてなることを特徴とするアンローダ設備。
  3. 【請求項3】 岸壁に延設された走行レール(1)と、
    該走行レール(1)上を走行する走行体(3)と、該走
    行体(3)に対して旋回し得るように設けられた旋回体
    (4)と、該旋回体(4)に対して起伏し得るように設
    けられたブーム(5)と、略垂直に延び且つ上端部が前
    記のブーム(5)の先端部に連結されたバケットエレベ
    ータ部(8)及び該バケットエレベータ部(8)の下端
    部より略水平に突出する掻取り部(9)とを有する掻取
    り搬送装置(10)とを備え、該掻取り搬送装置(1
    0)がブーム(5)に対して回動し且つ昇降し得るよう
    に構成されたアンローダ設備において、荷役を行なうべ
    き船舶(11)の各船倉の形状のデータ及びその船倉に
    対し前記の掻取り搬送装置(10)が移動すべき軌跡の
    データを記憶する荷役データ記憶器(22)と、走行体
    (3)に対する旋回体(4)の旋回位置を検出する旋回
    位置検出センサ(27)と、旋回体(4)に対するブー
    ム(5)の起伏角度を検出する起伏角度検出センサ(2
    8)と、ブーム(5)に対する掻取り搬送装置(10)
    の回動位置を検出する回動位置検出センサ(29)と、
    ブーム(5)に対する掻取り搬送装置(10)の昇降位
    置を検出する昇降位置検出センサ(30)と、走行レー
    ル(1)に対する走行体(3)の走行位置を検出する走
    行位置検出センサ(64)と、掻取り搬送装置(10)
    から荷役を行なうべき船倉の内壁部(13)までの水平
    方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ(14)
    と、該水平方向距離検出センサ(14)から出力される
    水平方向距離検出信号(38)及び前記の荷役データ記
    憶器(22)から出力される荷役データ信号(47)に
    基づき船倉に対する掻取り搬送装置(10)の相対位置
    を求める相対位置演算器(25)と、手動操作により船
    舶船倉選択信号(49)を出力する船舶船倉選択器(2
    3)と、手動操作により自動運転信号(50)を出力す
    る自動運転指令器(24)と、前記の船舶船倉選択器
    (23)から船舶船倉選択信号(49)が出力され且つ
    自動運転指令器(24)から自動運転信号(50)が出
    力された際に、荷役データ記憶器(22)から出力され
    る荷役データ信号(47)、相対位置演算器(25)か
    ら出力される相対位置検出信号(48)、旋回位置検出
    センサ(27)、起伏角度検出センサ(28)、回動位
    置検出センサ(29)、昇降位置検出センサ(30)、
    走行位置検出センサ(64)から出力される各検出信号
    (51)〜(54)(65)に基づいて、走行体
    (3)、旋回体(4)、ブーム(5)、掻取り搬送装置
    (10)の各駆動装置(33)〜(37)(67)を作
    動させる運転制御器(26)とを備えてなることを特徴
    とするアンローダ設備。
  4. 【請求項4】 岸壁に延設された走行レール(1)と、
    該走行レール(1)上を走行する走行体(3)と、該走
    行体(3)に対して旋回し得るように設けられた旋回体
    (4)と、該旋回体(4)に対して起伏し得るように設
    けられたブーム(5)と、略垂直に延び且つ上端部が前
    記のブーム(5)の先端部に連結されたバケットエレベ
    ータ部(8)及び該バケットエレベータ部(8)の下端
    部より略水平に突出する掻取り部(9)とを有する掻取
    り搬送装置(10)とを備え、該掻取り搬送装置(1
    0)がブーム(5)に対して回動し且つ昇降し得るよう
    に構成されたアンローダ設備において、荷役を行なうべ
    き船舶(11)の各船倉の形状のデータ及びその船倉に
    対し前記の掻取り搬送装置(10)が移動すべき軌跡の
    データを記憶する荷役データ記憶器(22)と、走行体
    (3)に対する旋回体(4)の旋回位置を検出する旋回
    位置検出センサ(27)と、旋回体(4)に対するブー
    ム(5)の起伏角度を検出する起伏角度検出センサ(2
    8)と、ブーム(5)に対する掻取り搬送装置(10)
    の回動位置を検出する回動位置検出センサ(29)と、
    ブーム(5)に対する掻取り搬送装置(10)の昇降位
    置を検出する昇降位置検出センサ(30)と、走行レー
    ル(1)に対する走行体(3)の走行位置を検出する走
    行位置検出センサ(64)と、掻取り搬送装置(10)
    から荷役を行なうべき船倉の内壁部(13)までの水平
    方向の距離を検出する水平方向距離検出センサ(14)
    と、掻取り搬送装置(10)から荷役を行なうべき船倉
    の内底部(18)までの垂直方向の距離を検出する垂直
    方向距離検出センサ(19)と、前記の水平方向距離検
    出センサ(14)から出力される水平方向距離検出信号
    (38)と前記の垂直方向距離検出センサ(19)から
    出力される垂直方向距離検出信号(46)、及び前記の
    荷役データ記憶器(22)から出力される荷役データ信
    号(47)に基づき船倉に対する掻取り搬送装置(1
    0)の相対位置を求める相対位置演算器(31)と、手
    動操作により船舶船倉選択信号(49)を出力する船舶
    船倉選択器(23)と、手動操作により自動運転信号
    (50)を出力する自動運転指令器(24)と、前記の
    船舶船倉選択器(23)から船舶船倉選択信号(49)
    が出力され且つ自動運転指令器(24)から自動運転信
    号(50)が出力された際に、荷役データ記憶器(2
    2)から出力される荷役データ信号(47)、相対位置
    演算器(31)から出力される相対位置検出信号(6
    3)、旋回位置検出センサ(27)、起伏角度検出セン
    サ(28)、回動位置検出センサ(29)、昇降位置検
    出センサ(30)、走行位置検出センサ(64)から出
    力される各検出信号(51)〜(54)(65)に基づ
    いて、走行体(3)、旋回体(4)、ブーム(5)、掻
    取り搬送装置(10)の各駆動装置(33)〜(37)
    (61)を作動させる運転制御器(62)とを備えてな
    ることを特徴とするアンローダ設備。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143260A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsui Miike Mach Co Ltd ばら物運搬船の陸揚げ時における船体の位置調整システム
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