JP2002234619A - 機械式アンローダ - Google Patents

機械式アンローダ

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JP2002234619A
JP2002234619A JP2001033620A JP2001033620A JP2002234619A JP 2002234619 A JP2002234619 A JP 2002234619A JP 2001033620 A JP2001033620 A JP 2001033620A JP 2001033620 A JP2001033620 A JP 2001033620A JP 2002234619 A JP2002234619 A JP 2002234619A
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detection sensor
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Katsuo Takeuchi
克夫 竹内
Hisashi Kitajima
久 喜多島
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常に最良な荷役状態を維持して運転できる機械
式アンローダを提供する。 【解決段】掻取装置18に掻取装置18の挿入量を検出
する挿入量検出センサ36を設けるとともに、掻取装置
18の駆動抵抗を検出する駆動抵抗検出センサ40を設
ける。また、垂直ブーム16に輸送物面から掻取装置1
8までの距離を検出する距離センサ38を設ける。各セ
ンサの検出値はコンピュータ44に出力され、コンピュ
ータ44は、挿入量検出センサ36の検出値と距離セン
サ38の検出値とが、共にあらかじめ設定された許容値
の範囲内にあり、かつ、駆動抵抗検出センサ40の検出
値が、あらかじめ設定された許容値の範囲内にある場合
には水平ブーム14の状態を維持して運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械式アンローダに
関し、 特に水平ブーム、 垂直ブームを自動的に最良位置
に昇降させ得る機械式アンローダに関する。
【0002】
【従来の技術】機械式アンローダは、アンローダ本体に
起伏自在な水平ブームとスイング自在な垂直ブームとを
備え、その垂直ブームの先端に設けられた掻取装置で船
内の輸送物を掻き取って船外に搬出する装置である。こ
の機械式アンローダの荷役作業は、輸送船に積載された
輸送物内に掻取装置を挿入して行なうが、荷役が進むと
船内の輸送物の上面位置が下がるため、その都度掻取装
置を下降させる必要がある。従来、この掻取装置の位置
調整は、作業者が目視で輸送物の上面位置を確認しなが
ら、水平ブームと垂直ブームを最適位置にコントロール
することにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 従来の
操作方法によると、作業者が常に各ブームの位置及び輸
送物の状態を監視しなければならないという欠点があっ
た。また、各ブームを常に最良な位置に維持し、 安定し
た荷役作業を行なうには、作業者の熟練を必要とすると
いう欠点があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、常に最良な荷役状態を維持して運転できる機械
式アンローダを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、アンローダ本体と、アンローダ本体に設け
られた起伏自在な水平ブームと、水平ブームの先端に設
けられたスイング自在な垂直ブームと、垂直ブームの先
端に設けられた掻取装置とからなり、輸送物を前記掻取
装置で掻き取って搬出する機械式アンローダにおいて、
前記垂直ブームに設けられ、輸送物に挿入された前記掻
取装置の挿入量を検出する挿入量検出センサと、前記垂
直ブームに設けられ、輸送物の上面から前記掻取装置ま
での距離を検出する距離センサと、前記掻取装置の駆動
抵抗を検出する駆動抵抗検出センサと、あらかじめ設定
された設定値と前記各センサの検出値とに基づいて前記
水平ブームの起伏動作及び前記垂直ブームのスイング動
作を制御する制御部と、からなり、前記制御部は、前記
挿入量検出センサの検出値と前記距離センサの検出値と
が、共にあらかじめ設定された設定値の範囲内にあり、
かつ、前記駆動抵抗検出センサの検出値が、あらかじめ
設定された設定値の範囲内にある場合には、前記水平ブ
ームの状態を維持して運転することを特徴とする機械式
アンローダを提供する。
【0006】本発明によれば、制御部が、挿入量検出セ
ンサ、距離センサ及び駆動抵抗検出センサの検出値に基
づき掻取装置を常に最適位置にコントロールする。すな
わち、制御部は、挿入量検出センサの検出値と距離セン
サの検出値とが、共にあらかじめ設定された設定値の範
囲内にあり、かつ、駆動抵抗検出センサの検出値が、あ
らかじめ設定された設定値の範囲内にある場合には、水
平ブームの状態を維持して運転する。これにより、掻取
装置が輸送物面の高さの変化に追従するので、常に掻取
装置を最適位置に位置させて荷役作業を行うことができ
る。また、ブームの突っ込み過ぎ又は突っ込み不足を防
止できるので、掻取装置の過負荷運転を防止することが
できる。さらに、作業者の監視負担も軽減できる。
【0007】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記制御部は、前記挿入量検出センサの検出値と前
記距離センサの検出値とが、共にあらかじめ設定された
設定値以下になり、かつ、前記駆動抵抗検出センサの検
出値が、あらかじめ設定された設定値以下になると、前
記水平ブームを下げ動作し、前記挿入量検出センサの検
出値と前記距離センサの検出値とが、共にあらかじめ設
定された設定値以上になるか、若しくは、前記駆動抵抗
検出センサの検出値が、あらかじめ設定された設定値以
上になると、前記水平ブームを上げ動作することを特徴
とする請求項1に記載の機械式アンローダを提供する。
【0008】本発明によれば、制御部は挿入量検出セン
サの検出値と距離センサの検出値とが、共にあらかじめ
設定された設定値以下になり、かつ、駆動抵抗検出セン
サの検出値があらかじめ設定された設定値以下になる
と、水平ブームを下げ動作する。逆に、挿入量検出セン
サの検出値と距離センサの検出値とが、共にあらかじめ
設定された設定値以上になるか、若しくは、駆動抵抗検
出センサの検出値があらかじめ設定された設定値以上に
なると、水平ブームを上げ動作する。
【0009】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記機械式アンローダは、水平面に対する前記垂直
ブームの傾斜角度を検出する角度検出センサを備え、前
記制御部は、該角度検出センサの検出値が、あらかじめ
設定された設定値の範囲を超えると、前記垂直ブームの
傾斜角度が、あらかじめ設定された設定値の範囲内にな
るように前記垂直ブームのスイング動作を制御すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の機械式アンローダ
を提供する。
【0010】本発明によれば、制御部は、角度検出セン
サの検出値が、あらかじめ設定された設定値の範囲を超
えると、垂直ブームの角度が、あらかじめ設定された設
定値の範囲内になるように、垂直ブームのスイング動作
を制御する。これにより、輸送物に片寄りを生じさせる
ことなく荷役作業を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る機械式アンローダの好ましい実施の形態について詳
説する。
【0012】図1は、本発明に係る機械式アンローダの
実施の形態の構成を示す正面図である。同図に示すよう
に、本実施の形態の機械式アンローダ10は、主として
アンローダ本体12、水平ブーム14、垂直ブーム16
及び掻取装置18で構成されている。
【0013】アンローダ本体12は、走行フレーム12
Aと旋回フレーム12Bとから構成されている。走行フ
レーム12Aは、車輪22、22、…を備え、例えば岸
壁等に敷設されたレール(図示せず)上を自走する。旋
回フレーム12Bは、走行フレーム12A上に旋回自在
に設けられ、図示しないモータに駆動されることにより
旋回する。
【0014】水平ブーム14は、旋回フレーム12Bの
頂部に設けられた支軸24を中心に上下方向に揺動自在
に設けられており、図示しない駆動手段に駆動されるこ
とにより、上下方向に揺動、すなわち起伏する。この水
平ブーム14には、水平ブーム角度検出センサ26が設
けられており、この水平ブーム角度検出センサ26によ
って起伏する水平ブーム14の大地(水平面)に対する
傾斜角度が検出される。
【0015】垂直ブーム16は、水平ブーム14の先端
に設けられた支軸28を中心に左右方向に揺動自在に設
けられており、図示しない駆動手段に駆動されることに
より、左右方向に揺動、すなわちスイングする。この垂
直ブーム16には、垂直ブーム角度検出センサ30が設
けられており、この垂直ブーム角度検出センサ30によ
ってスイングする垂直ブーム16の大地(水平面)に対
する傾斜角度が検出される。
【0016】掻取装置18は、垂直ブーム16の先端部
に設けられ、輸送船32等の船内に収蔵された輸送物3
4の掻き取りを行う。この掻取装置18は、バケットが
環状に配設されたバッケットホイール(図示せず)を回
転駆動することにより掻取動作を行い、掻き取られた輸
送物34は垂直ブーム16及び水平ブーム14に設けら
れたコンベア20に搬送されて船外へと搬出される。
【0017】ここで、この掻取装置18には、挿入量検
出センサ36が設けられており、この挿入量検出センサ
36によって輸送物34に挿入された掻取装置18の挿
入量が検出できるようにされている。この挿入量検出セ
ンサ36は、たとえば複数個の静電容量式のセンサ36
A、36A、…を掻取装置18の前後位置又は左右位置
に上下方向に沿って一定の間隔をもって取り付けること
で構成され、個々のセンサ36A、36A、…が輸送物
34と接触することで掻取装置18の挿入量を検出す
る。
【0018】一方、垂直ブーム16には、掻取装置18
から所定高さの位置に距離センサ38が設けられてお
り、この距離センサ38によって輸送物34の上面(輸
送物面)から掻取装置18までの距離が検出できるよう
にされている。この距離センサ38は、例えば超音波式
のセンサであって、掻取装置18が輸送物34内に挿入
されてゆく過程で、又は掻取装置18が輸送物34から
離れてゆく過程で輸送物34の上面(輸送物面)までの
距離を非接触で検出する。
【0019】また、掻取装置18には、駆動抵抗検出セ
ンサ40が設けられており、この駆動抵抗検出センサ4
0によって掻取装置18の駆動抵抗、すなわち掻取装置
18の負荷状態が検出できるようにされている。この駆
動抵抗検出センサ40は、たとえばバケットホイールを
駆動するモータの電流計で構成され、その電流値の変化
をもって掻取装置18の駆動抵抗を検出する。
【0020】以上の構成の機械式アンローダ10は、旋
回フレーム12Bの旋回動作、水平ブーム14の起伏動
作、及び垂直ブーム16の揺動動作の組み合わせによ
り、垂直ブーム16の先端部に設けられた掻取装置18
が三次元的に移動し、これにより船内の輸送物34が掻
取装置18に掻き取られる。そして、この水平ブーム1
4の起伏動作や垂直ブーム16の揺動動作等は、すべて
旋回フレーム12Bに設けられた運転室42のコンピュ
ータ44でコントロールされ、自動で運転される。すな
わち、コンピュータ44は、所定の動作プログラムに従
いあらかじめ入力された設定値と各センサの検出値とに
基づいて掻取装置18の掻取動作、旋回フレーム12B
の旋回動作、水平ブーム14の起伏動作及び垂直ブーム
16のスイング動作を自動で制御して荷役作業を行う。
【0021】以下、このコンピュータ44で制御された
機械式アンローダ10の運転方法について説明する。
【0022】まず、荷役作業の開始に先立ち、作業者が
コンピュータ44に所要の設定値情報を入力する。すな
わち、水平ブーム角度検出センサ26で検出される水平
ブーム14の傾斜角度(大地面に対する傾斜角度)の許
容値、垂直ブーム角度検出センサ30で検出で検出され
る垂直ブームの傾斜角度(大地面に対する傾斜角度)の
許容値、挿入量検出センサ36で検出される掻取装置1
8の輸送物34への挿入量の許容値、距離センサ38で
検出される掻取装置18の輸送物面までの距離の許容
値、及び駆動抵抗検出センサ40で検出される掻取装置
18の駆動抵抗の許容値を荷役作業に先立ち、作業者が
コンピュータ44に入力する。
【0023】入力完了後、スタート信号の入力とととも
にコンピュータ44は、掻取装置18、旋回フレーム1
2B、水平ブーム14及び垂直ブーム16を駆動して荷
役作業を開始する。
【0024】まず、旋回フレーム12B、水平ブーム1
4及び垂直ブーム16の駆動を制御して掻取装置18を
船内の輸送物34のところまで導く。そして、掻取装置
18を輸送物中に挿入して荷役作業を開始する。
【0025】ここで、水平ブーム14、垂直ブーム16
及び掻取装置18の動作開始に伴い各センサからは、そ
の検出結果が逐次コンピュータ44に出力される。コン
ピュータ44は、そのセンサの検出結果とあらかじめ入
力された設定値とに基づいて輸送物34の有無、及び輸
送物34と掻取装置18との位置関係等を検出し、水平
ブーム14及び垂直ブーム16を自動で最適位置に動作
させる。
【0026】すなわち、コンピュータ44は、駆動抵抗
検出センサ40で検出される掻取装置18の駆動抵抗が
あらかじめ設定された許容値の範囲内であり、かつ、挿
入量検出センサ36で検出される掻取装置18の輸送物
34への挿入量と、距離センサ38で検出される掻取装
置18の輸送物面までの距離が共にあらかじめ設定され
た許容値の範囲内にある場合は水平ブーム14の状態を
維持して荷役作業を続行する。
【0027】一方、駆動抵抗検出センサ40で検出され
る掻取装置18の駆動抵抗があらかじめ設定された許容
値以下となり、かつ、挿入量検出センサ36で検出され
る掻取装置18の輸送物34への挿入量と、距離センサ
38で検出される掻取装置18の輸送物面までの距離が
共にあらかじめ設定された許容値以下となった場合は水
平ブーム14を下げ動作する。
【0028】逆に、駆動抵抗検出センサ40で検出され
る掻取装置18の駆動抵抗があらかじめ設定された許容
値以上となるか、若しくは挿入量検出センサ36で検出
される掻取装置18の輸送物34への挿入量と、距離セ
ンサ38で検出される掻取装置18の輸送物面までの距
離が共にあらかじめ設定された許容値以上となった場合
は水平ブーム14を上げ動作する。
【0029】また、水平ブーム14の起伏動作時に、垂
直ブーム角度検出センサ30で検出された垂直ブーム1
6の傾斜角度が、あらかじめ設定された許容値を超えた
場合には、垂直ブーム16の傾斜角度が大地面(水平
面)に対して垂直に近い角度となるように補正する。
【0030】このように、水平ブーム14の起伏動作及
び垂直ブーム16のスイング動作をコンピュータ44で
自動制御することによって、掻取装置18が輸送物面の
変化に追従し、常に最適な位置で荷役作業を行うことが
できる。これにより、効率よく荷役作業を行うことがで
きる。また、監視が不要となるので、作業者の負担も軽
減される。さらに、掻取装置18の突っ込み過ぎや突っ
込み不足を生じさせることなく常に最適な位置で荷役作
業を行うことができるので、掻取装置18の過負荷運転
もなくなる。
【0031】また、水平ブーム14の起伏動作によって
垂直ブーム16の傾斜角度が許容値を超えると、自動で
補正して常に大地と垂直に近い位置で荷役するので、輸
送物34に片寄りを生じさせることなく荷役作業を行う
ことができる。また、これにより、輸送船32の傾きを
防止できる。
【0032】なお、コンピュータ44は、上記の自動運
転中に機械式アンローダ10が故障した場合、又は機械
式アンローダ10以外の後段搬送システムが故障した場
合、若しくは各種終了指令が出されて自動運転システム
を終了する場合は、 あらかじめ設定した任意の位置まで
水平、垂直ブームを自動的に復帰動作させるようにして
もよい。そして、コンピュータ44は、このシステムの
運転状態及び故障を常時監視及び記録し、 いつでも過去
及び現在の自動運転状態を確認できるようにしてもよ
い。
【0033】このように制御することにより、潮位の上
昇による輸送船32からの突き上げを防止することがで
きる。また、 復帰位置を輸送船32のハッチより上に設
定しておけば、荷役終了後に輸送船32のハッチを閉じ
ることもできる。
【0034】なお、水平ブーム14と垂直ブーム16の
復帰位置(大地面に対する傾斜角度で設定)は、荷役作
業の開始に先立ち、作業者がコンピュータ44に入力し
ておく。そして、コンピュータ44は、機械式アンロー
ダ10の故障等を確認すると、水平ブーム角度検出セン
サ26及び垂直ブーム角度検出センサ30の検出結果に
基づき水平ブーム14及び垂直ブーム16をあらかじめ
設定された復帰位置に復帰動作させる。
【0035】なお、本実施の形態では、挿入量検出セン
サ36として静電容量型のセンサ36Aを複数個一定の
間隔をもって配置したものを用いたが、輸送物34との
接触により検出する方式のセンサであれば、これに限定
されるものではない。
【0036】また、本実施の形態では、距離センサ38
として超音波式のセンサを用いたが、非接触で輸送物面
までの距離を検出できる方式のセンサであれば、これに
限定されるものではない。
【0037】なお、本実施の形態では接触式の挿入量検
出センサ36の他に非接触式の距離センサ38を用いて
いるが、このように2つのセンサを用いることにより、
輸送物34と掻取装置18とが接触していない状態にお
いても、輸送物面に対する掻取装置18の位置を把握す
ることができる。これにより、たとえば荷役作業を一時
中断したような場合に(機械式アンローダ10の後段設
備の切り替え待ち時等)、掻取装置18を輸送物面から
任意の高さ位置に離して待機させておくこともできる。
【0038】一方、非接触式の距離センサ38のみでは
掻取装置18が輸送物の34のどのレベルまで挿入され
ているかを細かく知ることは難しいので、接触式の挿入
量検出センサ36を併用することにより、掻取装置18
の位置を正確に把握することができる。また、2つのセ
ンサを併用することにより、一方が故障した場合であっ
ても、他方をバックアップとして利用することができ
る。
【0039】また、本実施の形態では、駆動抵抗検出セ
ンサ40として電流計を用いているが、掻取装置の負荷
状態を検出できるものであれば、これに限定されるもの
ではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、掻取装置が輸送物
面の高さの変化に追従するので、常に掻取装置を最適位
置に位置させて荷役作業を行うことができる。また、ブ
ームの突っ込み過ぎ又は突っ込み不足を防止できるの
で、掻取装置の過負荷運転を防止することができる。さ
らに、常に最適な状態で荷役作業を自動で実施でき、作
業者の監視も不要になるので、作業者の負担も軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械式アンローダの実施の形態の
構成を示す正面図
【符号の説明】
10…機械式アンローダ、12…アンローダ本体、12
A…走行フレーム、12B…旋回フレーム、14…水平
ブーム、16…垂直ブーム、18…掻取装置、20…コ
ンベア、22…車輪、24…支軸、26…水平ブーム角
度検出センサ、28…支軸、30…垂直ブーム角度検出
センサ、32…輸送船、34…輸送物、36…挿入量検
出センサ、36A…センサ、38…距離センサ、40…
駆動抵抗検出センサ、42…運転室、44…コンピュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンローダ本体と、アンローダ本体に設
    けられた起伏自在な水平ブームと、水平ブームの先端に
    設けられたスイング自在な垂直ブームと、垂直ブームの
    先端に設けられた掻取装置とからなり、輸送物を前記掻
    取装置で掻き取って搬出する機械式アンローダにおい
    て、 前記垂直ブームに設けられ、輸送物に挿入された前記掻
    取装置の挿入量を検出する挿入量検出センサと、 前記垂直ブームに設けられ、輸送物の上面から前記掻取
    装置までの距離を検出する距離センサと、 前記掻取装置の駆動抵抗を検出する駆動抵抗検出センサ
    と、 あらかじめ設定された設定値と前記各センサの検出値と
    に基づいて前記水平ブームの起伏動作及び前記垂直ブー
    ムのスイング動作を制御する制御部と、からなり、前記
    制御部は、前記挿入量検出センサの検出値と前記距離セ
    ンサの検出値とが、共にあらかじめ設定された設定値の
    範囲内にあり、かつ、前記駆動抵抗検出センサの検出値
    が、あらかじめ設定された設定値の範囲内にある場合に
    は、前記水平ブームの状態を維持して運転することを特
    徴とする機械式アンローダ。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記挿入量検出センサの
    検出値と前記距離センサの検出値とが、共にあらかじめ
    設定された設定値以下になり、かつ、前記駆動抵抗検出
    センサの検出値が、あらかじめ設定された設定値以下に
    なると、前記水平ブームを下げ動作し、 前記挿入量検出センサの検出値と前記距離センサの検出
    値とが、共にあらかじめ設定された設定値以上になる
    か、若しくは、前記駆動抵抗検出センサの検出値が、あ
    らかじめ設定された設定値以上になると、前記水平ブー
    ムを上げ動作することを特徴とする請求項1に記載の機
    械式アンローダ。
  3. 【請求項3】 前記機械式アンローダは、水平面に対す
    る前記垂直ブームの傾斜角度を検出する角度検出センサ
    を備え、前記制御部は、該角度検出センサの検出値が、
    あらかじめ設定された設定値の範囲を超えると、前記垂
    直ブームの傾斜角度が、あらかじめ設定された設定値の
    範囲内になるように前記垂直ブームのスイング動作を制
    御することを特徴とする請求項1又は2に記載の機械式
    アンローダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116171A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 宇部興産機械株式会社 粉粒体空気送出システム、粉粒体空気送出方法

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