JPH05116766A - アンローダの自動運転方法 - Google Patents

アンローダの自動運転方法

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JPH05116766A
JPH05116766A JP27800291A JP27800291A JPH05116766A JP H05116766 A JPH05116766 A JP H05116766A JP 27800291 A JP27800291 A JP 27800291A JP 27800291 A JP27800291 A JP 27800291A JP H05116766 A JPH05116766 A JP H05116766A
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JP
Japan
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scraping
unloader
hold
shape
ship
Prior art date
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Pending
Application number
JP27800291A
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English (en)
Inventor
Shingo Shimogaki
慎吾 下垣
Nobuhiko Nakamura
允彦 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船倉内の形状に応じた運転ができると共に衝
突防止が図れ、十分な省力化を可能とする。 【構成】 船倉2の形状寸法を所定ポイントの座標とし
て記憶すると共に、船倉断面に合せた掻取レベルを数層
に分けて夫々の層に適した掻取パターンを設定し、船1
とアンローダ6の相対位置を検出しつつ上記掻取パター
ンに従ってアンローダを自動運転することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船型に合せて予めプロ
グラムされた軌跡により自動運転を行うアンローダの自
動運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】船倉内に積まれた石炭、穀物等のバラ物
を荷揚げするアンローダとしては、垂直のバケットコン
ベアの下端部を水平に延出させてバラ物の掻取部とした
アンローダが知られている。このアンローダによれば、
掻取部をその長手方向と直角の方向に水平移動させるこ
とにより、船倉内におけるバラ物の表層部を幅広く掻取
ることができ、効率よく荷揚げすることが可能となる。
【0003】そして、この様な掻取方法をティーチング
プレイバック方式(オペレータの運転により1周の軌跡
をティーチングし、次回以降は同一軌跡で自動運転する
方法)などにより実行するアンローダの運転方法が種々
提案されるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
運転方法は、船倉内の形状が一定であれば効果的である
が、船倉内の形状が一定である場合が少なく、また船の
移動によりアンローダが衝突するおそれがあるため、手
動運転の介入が多く必要となり、未だ省力化が不十分で
あった。
【0005】そこで、本発明の目的は、船倉内の形状に
応じた運転ができると共に衝突防止が図れ、十分な省力
化が達成できるアンローダの自動運転方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、船倉の形状寸法を所定ポイントの座標とし
て記憶すると共に、船倉断面に合せた掻取レベルを数層
に分けて夫々の層に適した掻取パターンを設定し、船と
アンローダの相対位置を検出しつつ上記掻取パターンに
従ってアンローダを自動運転することを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上記運転方法によれば、アンローダと船との相
対位置を検出しつつ船倉の形状寸法に応じて予めプログ
ラムされた掻取パターンによりアンローダを自動運転す
るため、船倉内の形状に応じた運転ができると共に衝突
防止が図れ、十分な省力化の達成が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0009】図1において、1は船倉2内に石炭、穀物
等のバラ物3を積載して運搬する船で、この船1の上部
には船倉2の入口であるハッチ口4が形成されている。
このハッチ口4はハッチコーミング5によって区画形成
され、図示しないハッチカバーによって覆われる。
【0010】この船1の船倉2からバラ物3を荷揚げす
るために使用されるアンローダ6は、地上(埠頭)に敷
設されたレール上を走行する図示しない走行部と、この
走行部上に設けられた旋回部から延出された俯仰自在な
ブーム7と、このブーム7の先端部から垂直軸回りに回
動可能に垂下され、ハッチ口4から船倉2内に挿入され
る垂直のバケットエレベータ部8とから主に構成されて
いる。
【0011】バケットエレベータ部8は、上端の駆動ス
プロケット9と下端の従動スプロケット10の間に掛け
渡されたバケットコンベア11と、このバケットコンベ
ア11を長手方向に沿って覆う矩形筒体12とから主に
構成されている。特に、バケットコンベア11の下端部
を水平に延出させてバラ物3の掻取部13とするため
に、従動スプロケット10と水平方向に対向させて可動
スプロケット14が油圧シリンダ15を介して設けら
れ、その油圧シリンダ15により掻取部13の長さを可
変できるようになっている。掻取部13で掻取られたバ
ラ物3はバケットエレベータ部8に沿って上端部まで搬
送され、更にターンテーブル16およびブーム7上のベ
ルトコンベアを介して地上まで搬送される。
【0012】上記バケットエレベータ部8の筒体12の
左右および後部の外壁には長手方向に沿ってガイドレー
ル17が取付けられ、これらガイドレール17によって
案内されるガイドローラ18を有するコ字状の昇降枠1
9がバケットエレベータ部8に沿って昇降自在に取付け
られている。昇降枠19の左右両側部および後部には水
平方向の距離を検出するための赤外レーザセンサ、超音
波距離計等からなる水平距離センサ20がそれぞれ取付
けられている。
【0013】上記昇降枠19を昇降移動させるために、
筒体12の上下部には図2に示すようにモータMにより
駆動される駆動プーリ21と従動プーリ22とが取付け
られ、滑りを生じないよう各プーリ21,22に巻き付
けられつつ両プーリ21,22間に掛け渡された無端ワ
イヤ23には昇降枠19が固定されている。また、駆動
プーリ21にはバケットエレベータ部8上における昇降
枠19の位置(高さ)を検出するためのセンサであるエ
ンコーダ等の位置検出器24が連結されている。
【0014】なお、測定範囲A〜Bの最下点Aが原点と
され、掻取部13の下面から原点Aまでの高さHは予め
実測値としてコンピュータにインプットされており、コ
ンピュータは水平距離センサ20が水平方向の最短距離
(ハッチ口部分)を検出したときにエンコーダ24から
の検出値を得てその時点の掻取部13の下面からの水平
距離センサ20の高さを算出する。更に、水平距離セン
サ20が原点AからB点までゆっくり上昇して測定を行
い、B点から原点Aに早く復帰するようモータMがイン
バータ等による可変速制御され、この様なサイクルを荷
役中繰り返して常時相対位置を検出すように構成されて
いる。
【0015】一方、筒体12の下端両側部には掻取部1
3と平行に延出された支持棒25が取付けられ、両支持
棒25にはバラ物3の掻取面(表層面)までの高さを検
出するための垂直距離センサ26が複数個ずつ取付けら
れている。この場合、アンローダ6は図4に矢印で示す
ように掻取部13がその長手方向と直角の方向に水平移
動してバラ物を掻取る(水平サイドカッティング)よう
に運転され、その際、移動方向前方の垂直距離センサ2
6がこれより未掻取面27aまでの高さH1を検出し、
移動方向後方の垂直距離センサ26がこれより既掻取面
27bまでの高さH2を検出する。これら検出信号はア
ンローダ6のコンピュータに入力され、検出値の差(H
2−H1)と掻取部13の長さLから掻取断面積D=L
(H2−H1)を算出し、掻取量Qが一定になるよう移
動速度V=Q/Aを制御するようになっている。また、
上記垂直距離センサ26の検出値から大規模な山崩れを
検出し、掻取不能と判断した場合には安全確保の点から
運転を停止させることができる。
【0016】そして、このように構成されたアンローダ
6の自動運転においては、予めコンピュータに船倉2の
形状寸法を所定ポイントの座標として記憶すると共に、
船倉2の断面に合せた掻取レベルを数層に分けて夫々の
層に適した掻取パターンを設定する。
【0017】この場合、船倉2内は図6に示すように複
雑な形状に形成されると共に、階段等の邪魔物28が設
けられているため、図に丸印で示すように所定のポイン
トをX、Y、Z座標上の点としてインプットし、各船の
船倉ごとに所定ポイントのX、Y、Z座標をデータベー
スに保有しておく。また、船名と船倉スケジュールから
自動運転に必要なデータを作成しておく。
【0018】この場合の掻取りは、前述したような水平
サイドカッティング方式であり、上荷から底荷まで、所
定の掘削深さごとの層状掘削とする。この場合、図7に
示すように開始点からY軸方向に沿ってまで掻取り
を行い、次いで90度方向転換してからX軸方向に沿
ってまで掻取りを行い、次いで90度方向転換して
からY軸方向に沿ってまで掻取りを行い、次いで90
度方向転換してからX軸方向に沿ってまで掻取りを
行い、更に90度方向転換して開始点に戻り、1層目
の掻取りを終える。なお、方向転換中に掻取部13の長
さが調節される。
【0019】船倉2内の断面は図5に示すように上部か
らハッチコーミング部29、ひさし部30、中間部31
およびホッパ部32の4層から構成され、自動運転で
は、船倉2の断面に合せて掻取レベルを数層に分け、夫
々の層に最も適した掻取パターンを設定する。この場
合、掻取パターンには実機での熟練運転員による掻取操
作が反映され、また掻取パターンの軌跡は前記水平距離
センサ20および垂直距離センサ26により検出される
掻取状況に応じて補正されるようになっている。
【0020】従って、アンローダ6の自動運転を行う場
合には、対象の船型および船倉のタイプを特定すること
によりデータベースから当該船倉の形状寸法のデータお
よび掻取パターンのデータを呼び出し、アンローダの自
動運転を開始すればよい。なお、最初の荷表面への喰い
付きおよび最後の底浚作業は手動運転となるが、それ以
外は自動運転となるため、全積載量の90%以上が自動
運転の対象になり、十分な省力化が図れる。
【0021】アンローダ6と船1との相対位置および掻
取面の状況を検出しつつ船倉2の形状寸法に応じて予め
プログラムされた掻取パターンによりアンローダ6の自
動運転を行うため、荷役作業が効率よく行われ、荷量の
減少に伴い船1が上昇移動したとしてもアンローダ6と
船1の衝突を防止でき、また大規模なバラ物の山崩れを
検出した場合には掘削を停止して手動運転に切り替えれ
ばよく、安全性が非常に高い。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、船倉の形
状寸法に合せて予めプログラムされた軌跡によりアンロ
ーダを自動運転するようにしたので、船倉内の形状に応
じた運転ができると共に衝突防止が図れ、十分な省力化
が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に用いられるアンローダおよび船倉
内を示す図である。
【図2】水平距離センサの駆動手段および位置検出手段
を示す図である。
【図3】水平距離センサによる検出状況を示す平面図で
ある。
【図4】垂直距離センサによる検出状況を示す正面図で
ある。
【図5】船倉の断面形状を示す図である。
【図6】記憶すべき船倉の所定ポイントを示す図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のI−I線断面図、
(c)は(a)のII−II線断面図である。
【図7】掻取パターンを示す平面図である。
【符号の説明】
1 船 2 船倉 6 アンローダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船倉の形状寸法を所定ポイントの座標と
    して記憶すると共に、船倉断面に合せた掻取レベルを数
    層に分けて夫々の層に適した掻取パターンを設定し、船
    とアンローダの相対位置を検出しつつ上記掻取パターン
    に従ってアンローダを自動運転することを特徴とするア
    ンローダの自動運転方法。
JP27800291A 1991-10-24 1991-10-24 アンローダの自動運転方法 Pending JPH05116766A (ja)

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JP27800291A JPH05116766A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 アンローダの自動運転方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826492A (ja) * 1994-07-11 1996-01-30 Nkk Corp 連続アンローダの制御方法およびその装置
JP2014227283A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 株式会社日立プラントメカニクス アンローダの自動退避システム
JP2019131398A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社Ihi 荷揚げ装置
JP2020172353A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 株式会社Ihi 荷揚げ装置

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