JP5935776B2 - ダイカスト方法及びダイカスト装置 - Google Patents

ダイカスト方法及びダイカスト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5935776B2
JP5935776B2 JP2013182209A JP2013182209A JP5935776B2 JP 5935776 B2 JP5935776 B2 JP 5935776B2 JP 2013182209 A JP2013182209 A JP 2013182209A JP 2013182209 A JP2013182209 A JP 2013182209A JP 5935776 B2 JP5935776 B2 JP 5935776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
sleeve
electromagnetic pump
hot water
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013182209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015047626A (ja
Inventor
亮 菊池
亮 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013182209A priority Critical patent/JP5935776B2/ja
Priority to CN201480048661.XA priority patent/CN105517730B/zh
Priority to PCT/JP2014/069553 priority patent/WO2015033693A1/ja
Priority to US14/915,827 priority patent/US9718123B2/en
Priority to DE112014004016.9T priority patent/DE112014004016B4/de
Publication of JP2015047626A publication Critical patent/JP2015047626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5935776B2 publication Critical patent/JP5935776B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/2015Means for forcing the molten metal into the die
    • B22D17/2046Means for forcing the molten metal into the die with provisions for damping the pressure peak
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
    • B22D17/145Venting means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/2015Means for forcing the molten metal into the die
    • B22D17/2023Nozzles or shot sleeves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/30Accessories for supplying molten metal, e.g. in rations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/32Controlling equipment

Description

本発明は、ダイカスト方法及びダイカスト装置の技術に関する。
ダイカストとは、金型(キャビティ)に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方式である。例えば、特許文献1には、キャビティ及びスリーブの内部を減圧し、電磁ポンプによって溶湯をスリーブに汲み上げるダイカスト装置が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されるダイカスト装置では、キャビティ及びスリーブの内部を減圧した際に、減圧の吸引力によって、電磁ポンプの基準位置まで汲み上げられている溶湯の一部が、不意にスリーブ内部に給湯されるおそれがある。なお、電磁ポンプの基準位置とは、電磁ポンプ内部において電磁ポンプが汲み上げ可能な溶湯の湯面位置である。
特開2013−066896号公報
本発明の解決しようとする課題は、減圧下で溶湯が不意にスリーブに給湯されることを防止できるダイカスト方法及びダイカスト装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、金型のキャビティ及び前記金型に付設されるスリーブの内部を減圧した状態で、電磁ポンプによって溶湯を汲み上げて、前記スリーブに供給するダイカスト方法であって、前記溶湯の湯面を、前記電磁ポンプによって、基準位置から前記溶湯の供給方向とは逆方向に引き戻す工程と、前記キャビティ及び前記スリーブの内部を減圧する工程と、前記電磁ポンプの、前記溶湯を前記供給方向とは逆方向に引き戻す力を弱めつつ、前記溶湯を前記スリーブに供給する工程とを備えるものである。
請求項2においては、請求項1記載のダイカスト方法であって、前記電磁ポンプと前記スリーブとを接続する配管の、前記電磁ポンプ側及び前記スリーブ側に、前記溶湯の流れを検知する流量検知手段を備え、前記流量検知手段によって検知した溶湯の流れの状態に基づいて、前記電磁ポンプによる前記スリーブへの溶湯の供給を制御するものである。
請求項3においては、金型と、前記金型に付設されるスリーブと、前記金型のキャビティ及びスリーブを減圧する減圧手段と、溶湯を汲み上げて前記スリーブへ供給する電磁ポンプとを備え、前記キャビティ及びスリーブの内部を減圧した状態で、電磁ポンプによって前記溶湯を前記スリーブに供給するダイカスト装置であって、前記電磁ポンプと前記スリーブとを接続する配管の、前記電磁ポンプ側及び前記スリーブ側に設けられ、前記溶湯の流れを検知するための流量検知手段と、前記流量検知手段により検知した前記溶湯の流れの状態に基づいて、前記電磁ポンプによる前記スリーブへの溶湯の供給を制御する制御手段とを備えるものである。
本発明のダイカスト方法及びダイカスト装置によれば、減圧下で溶湯が不意にスリーブに給湯されることを防止できる。
ダイカスト装置の構成を示した模式図。 給湯配管及びスリーブの構成を示す模式図。 給湯制御の流れを示すフロー図。 給湯制御の作用を示すグラフ図。
図1を用いて、ダイカスト装置100の構成について説明する。
なお、図1では、ダイカスト装置100を側面視にて模式的に表している。
ダイカスト装置100は、本発明のダイカスト装置に係る実施形態である。ダイカスト装置100は、キャビティ11及びスリーブ20の内部を減圧し、電磁ポンプ60によって適正量の溶湯Mを溶湯保持炉40から汲み上げて、スリーブ20に給湯する装置である。
ダイカスト装置100は、金型10と、スリーブ20と、減圧装置30と、溶湯保持炉40と、コントローラ50と、電磁ポンプ60と、給湯配管70と、を具備している。
金型10には、キャビティ11が形成されている。また、金型10には、吸引口12と、シャットバルブ13と、が設けられている。吸引口12は、キャビティ11内に通じ、キャビティ11内の空気を吸引するものである。シャットバルブ13は、キャビティ11と吸引口12とを結ぶ経路に設けられている。
スリーブ20は、略円筒形状に構成されている。スリーブ20は金型10に付設されており、金型10から左側方へ突出している。スリーブ20は、キャビティ11と連通している。スリーブ20には、給湯口22が形成され、射出チップ23が摺動可能に収納されている。給湯口22は、後述する給湯配管70を介して溶湯Mが供給される開口部である。
射出チップ23は、短円柱形状に形成されている。射出チップ23は、スリーブ20の内部に摺動可能に収納されている。射出チップ23は、給湯口22からスリーブ20内に供給された溶湯Mを押し出して、キャビティ11内に射出するものである。
射出チップ23は、支持軸24の先端側に設けられている。支持軸24は、スリーブ20に挿通され、例えば油圧シリンダ(図示略)によって進退するように制御されている。油圧シリンダは、コントローラ50に接続されている。
減圧装置30(本実施形態では減圧タンク31及び真空ポンプ32)は、吸引口12に接続され、キャビティ11内と連通されている。具体的には、減圧タンク31には真空ポンプ32が接続されており、真空ポンプ32により減圧タンク31内を減圧可能に構成されている。また、減圧タンク31は吸引口12に接続されており、これにより、減圧タンク31がキャビティ11内と連通可能になっている。
減圧タンク31と吸引口12との接続経路上には該接続経路を開閉する開閉バルブ33が設けられている。真空ポンプ32及び開閉バルブ33は、コントローラ50に接続されており、真空ポンプ32の動作及び開閉バルブ33の開閉がコントローラ50により制御される。
溶湯保持炉40は、溶湯Mを内部に貯溜するものである。なお、溶湯保持炉40は、溶湯Mを大気から遮断した状態で貯溜している。
電磁ポンプ60は、溶湯保持炉40内の溶湯Mに約45度の角度でその一端が挿入されて、溶湯保持炉40から溶湯Mを汲み上げるものである。電磁ポンプ60は内周部がセラミックで形成され、射出制御と連動して内蔵するコイルに電圧を加えることにより電磁力で溶湯Mを汲み上げる、或いは、引き戻す(汲み上げ力とは反対向きに圧送する)。電磁ポンプ60は、コントローラ50に接続されている。
給湯配管70は、その一端である上端が電磁ポンプ60に接続されて、他端である下端が給湯口22に対向する箇所に位置するものである。給湯配管70は、上側給湯配管71と下側給湯配管72とが連結されて構成されている。
上側給湯配管71は、その上端部が電磁ポンプ60の上端部(他端部)に接続され、スリーブ20の側に向かって下方へ傾斜するように配置される。さらに、下側給湯配管72の上端部が上側給湯配管71の下端部に接続され、下側給湯配管72は給湯口22の上方から給湯口22側へ延出している。
コントローラ50は、真空ポンプ32と、開閉バルブ33と、第一流量検知センサ51と、第二流量検知センサ52と、電磁ポンプ60と、に接続されている。コントローラ50は、キャビティ11及びスリーブ20の内部を減圧し、電磁ポンプ60によって適正量の溶湯Mをスリーブ20に給湯する機能を有する制御手段である。
第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52は、給湯配管70を通過する溶湯Mの流れを検知するセンサである。第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52は、レーザレベルセンサであって、給湯配管70へ向けて発振したレーザを受信することによって溶湯Mの通過の有無を検知している。
第一流量検知センサ51は、上側給湯配管71の上端部(電磁ポンプ60側端部)に設けられている。第二流量検知センサ52は、上側給湯配管71の下端部(給湯口22側端部)に設けられている。
図2を用いて、給湯配管70及びスリーブ20の構成について説明する。
なお、図2では、給湯配管70及びスリーブ20の構成を斜視にて模式的に表している。
給湯配管70(下側給湯配管72)は、スリーブ20の給湯口22に差し込まれている。下側給湯配管72は、スリーブ20の内部にて、下側給湯配管72の下端がスリーブ20内部壁の一側に当接し、かつ、下側給湯配管72の軸方向がスリーブ20の軸方向に斜交するように配置されている。
このような構成とすることで、下側給湯配管72からスリーブ20内部に向かって供給される溶湯Mは、スリーブ20内部を螺旋状に流れた後に(図2の二点鎖線)、スリーブ20内部に貯溜される。
図3を用いて、給湯制御S100の流れについて説明する。
なお、図3では、給湯制御S100の流れをフローチャートによって表している。
給湯制御S100は、本発明のダイカスト方法に係る実施形態である。給湯制御S100は、キャビティ11及びスリーブ20の内部を減圧し、キャビティ11及びスリーブ20の内部を減圧した状態で、電磁ポンプ60によって適正量の溶湯Mを汲み上げて、スリーブ20に供給する制御である。
ステップS110において、コントローラ50は、電磁ポンプ60の汲み上げ力によって、溶湯Mの湯面が電磁ポンプ60内部の基準位置P0に位置するように、溶湯保持炉40からの溶湯Mを維持している。なお、基準位置P0とは、電磁ポンプ60内部において電磁ポンプ60が汲み上げ可能な溶湯の湯面位置である。
ステップS120において、コントローラ50は、電磁ポンプ60の引き戻し力(電磁ポンプ60内部において汲み上げ力とは反対向きの圧送力)によって、基準位置P0に位置していた溶湯Mの湯面が所定位置P1(基準位置P0よりも低い位置、つまり溶湯Mの供給方向とは反対側の位置)に位置するように、電磁ポンプ60内部の溶湯Mを引き戻す。
ステップS130において、コントローラ50は、真空ポンプ32を作動し、開閉バルブ33を開とすることによって、キャビティ11、スリーブ20及び給湯配管70の内部を減圧する。
ステップS140において、コントローラ50は、スリーブ20及び給湯配管70の内部が所定の減圧度合いに達すると、電磁ポンプ60の引き戻し力を徐々に弱め、減圧下にあるスリーブ20及び給湯配管70からの吸引力によって、電磁ポンプ60内部の溶湯Mを汲み上げてスリーブ20に供給し、給湯を開始する(給湯開始)。
ステップS150において、コントローラ50は、第一流量検知センサ51によって、溶湯Mが上側給湯配管71の上端部の内部にあることを検知する。コントローラ50は、第一流量検知センサ51が上側給湯配管71の上端部内に溶湯Mがあることを検知することにより、溶湯Mが電磁ポンプ60によって汲み上げられ、給湯配管70に流れ出したものと判断する。
ステップS160において、コントローラ50は、第二流量検知センサ52によって、溶湯Mが上側給湯配管71の下端部の内部にあることを検知する。
コントローラ50は、第二流量検知センサ52が上側給湯配管71の下端部内に溶湯Mがあることを検知したことによって、上側給湯配管71に詰まりが生じている等の異常事態の発生がないと判断する。
また、コントローラ50は、第二流量検知センサ52が上側給湯配管71の下端部内に溶湯Mがあることを検知した際に、第二流量検知センサ52が上側給湯配管71の下端部内に溶湯Mがあることを検知した時間と第一流量検知センサ51が上側給湯配管71の上端部内に溶湯Mがあることを検知した時間との差(溶湯Mの上側給湯配管71の上端部から下端部までの通過時間S1)を算出する。
通過時間S1が、通常の通過時間S(コントローラ50に設定されている正常状態での溶湯Mの上側給湯配管71の上端部から下端部までの通過時間)よりも遅い場合には、溶湯Mが通過した際に上側給湯配管71内に溶湯Mが残っている(溶湯Mが上側給湯配管71内で凝固している)ために、上側給湯配管71内での溶湯Mの流れが良くない状態になっていることが想定される。
従って、通過時間S1と通過時間Sとの差と、上側給湯配管71内に残っている溶湯Mの量(残湯量)との関係を予め求めてコントローラ50に設定しておき、コントローラ50により、前記関係を用いて、通過時間S1と通過時間Sとの差から上側給湯配管71内の残湯量を求める。そして、次回の給湯制御S100では、予め設定されていた適正な給湯量から、通過時間S1と通過時間Sとの差より算出される前記残湯量分を差し引いた量だけ給湯する。
このように、第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52により検知した通過時間S1と通過時間Sとの差により上側給湯配管71内における溶湯Mの流れ状態(残湯量)を検知し、検知した溶湯Mの流れ状態(残湯量)に基づいて、電磁ポンプ60によるスリーブ20への溶湯Mの供給を制御している。なお、上側給湯配管71内の残湯は、次回の給湯制御S100において上側給湯配管71内に供給される溶湯Mによって溶解される。
ステップS170において、コントローラ50は、ステップS140から所定時間T1が経過した後に、電磁ポンプ60の引き戻し力を徐々に強めることによって、溶湯Mを電磁ポンプ60側へ引き戻し、給湯を終了する(給湯終了)。なお、所定期間T1とは、適正量の溶湯Mが給湯配管70を通過する時間であって、予めコントローラ50に設定されている(図4参照)。
ステップS180において、コントローラ50は、油圧シリンダによって、支持軸24を金型10に向かって押出し、射出チップ23をスリーブ20に摺動させ、溶湯Mをキャビティ11に向かって射出する。
ステップS190において、金型10を開放し、キャビティ11で成型されたワークが取り出され、キャビティ11、スリーブ20及び給湯配管70の内部は大気圧に戻る。
図4を用いて、給湯制御S100の作用について説明する。
なお、図4では、給湯制御S100の作用について、電磁ポンプ60内部の溶湯Mの湯面を表す模式図、及びダイカスト装置100内部(スリーブ20及び給湯配管70の内部)の圧力の時系列変化を表すグラフ図によって表している。
ステップS110では、電磁ポンプ60の汲み上げ力によって、溶湯Mの湯面が電磁ポンプ60内部の基準位置P0に位置するように、溶湯保持炉40の溶湯Mが汲み上げられている。
ステップS120では、電磁ポンプ60の引き戻し力によって、基準位置P0に位置していた溶湯Mの湯面が所定位置P1(基準位置P0よりも低い位置)に位置するように、電磁ポンプ60内部の溶湯Mが引き戻されている。
ステップS130では、真空ポンプ32が作動され、開閉バルブ33が開とされることによって、キャビティ11、スリーブ20及び給湯配管70の内部が減圧される。このとき、電磁ポンプ60内部の溶湯Mの湯面位置は所定位置P1まで下げられているため、減圧による吸引力によって給湯配管70に流れることはない。
ステップS140では、電磁ポンプ60の引き戻し力が徐々に減少され、減圧下の吸引力によって、電磁ポンプ60内部の溶湯Mがスリーブ20に汲み上げられる(給湯開始)。
ステップS170では、電磁ポンプ60の引き戻し力が徐々に増加され、溶湯Mが引き戻され、給湯が終了される(給湯終了)。
ステップS190では、金型10が開放され、キャビティ11で成型されたワークが取り出され、キャビティ11、スリーブ20及び給湯配管70の内部は大気圧に戻される。
ダイカスト装置100及び給湯制御S100の効果について説明する。
ダイカスト装置100及び給湯制御S100によれば、減圧下で溶湯が不意にスリーブに給湯されることを防止できる。すなわち、減圧前に予め電磁ポンプ60内部の溶湯Mの湯面位置は所定位置P1まで下げられているため、減圧による吸引力によって給湯配管70に流れることはない。
また、ダイカスト装置100及び給湯制御S100によれば、第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52によって、上側給湯配管71内での異常事態の発生を検知するとともに、上側給湯配管71内における溶湯Mの流れ状態(残湯量)を検知して、検知した溶湯Mの流れ状態(残湯量)に基づいて次回の給湯量を増減させ、適正な給湯量をスリーブ20に供給することができる。
さらに、ダイカスト装置100によれば、下側給湯配管72からスリーブ20内部に向かって流れ出す溶湯Mを螺旋状にすることによって、スリーブ20内部の温度変化を均一にし、溶湯Mの初期凝固片を低減し、かつ、スリーブ20内部の変形量を低減できる。
なお、本実施形態では、第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52をレーザレベルセンサとする構成としたが、これに限定されない。例えば、第一流量検知センサ51及び第二流量検知センサ52を磁界センサとする構成であっても良い。
10 金型
11 キャビティ
20 スリーブ
22 給湯口
30 減圧装置
50 コントローラ
51 第一流量検知センサ
52 第二流量検知センサ
60 電磁ポンプ
70 給湯配管
71 上側給湯配管
72 下側給湯配管

Claims (3)

  1. 金型のキャビティ及び前記金型に付設されるスリーブの内部を減圧した状態で、
    電磁ポンプによって溶湯を汲み上げて、前記スリーブに供給するダイカスト方法であって、
    前記溶湯の湯面を、前記電磁ポンプによって、基準位置から前記溶湯の供給方向とは逆方向に引き戻す工程と、
    前記キャビティ及び前記スリーブの内部を減圧する工程と、
    前記電磁ポンプの、前記溶湯を前記供給方向とは逆方向に引き戻す力を弱めつつ、前記溶湯を前記スリーブに供給する工程とを備え
    前記電磁ポンプと前記スリーブとを接続する配管の、前記電磁ポンプ側及び前記スリーブ側に、前記溶湯の流れを検知する流量検知手段を備え、
    前記流量検知手段によって検知した溶湯の流れの状態に基づいて、前記電磁ポンプによる前記スリーブへの溶湯の供給を制御する、
    ダイカスト方法。
  2. 金型と、前記金型に付設されるスリーブと、前記金型のキャビティ及びスリーブを減圧する減圧手段と、溶湯を汲み上げて前記スリーブへ供給する電磁ポンプと、前記電磁ポンプの引き戻し力を制御するコントローラと、を備え、前記キャビティ及びスリーブの内部を減圧した状態で、電磁ポンプによって前記溶湯を前記スリーブに供給するダイカスト装置であって、
    前記電磁ポンプと前記スリーブとを接続する配管の、前記電磁ポンプ側及び前記スリーブ側に設けられ、前記溶湯の流れを検知するための流量検知手段と、
    前記流量検知手段により検知した前記溶湯の流れの状態に基づいて、前記電磁ポンプによる前記スリーブへの溶湯の供給を制御する制御手段とを備える、
    ダイカスト装置。
  3. 前記配管の下端は、前記スリーブの内部壁一側に当接し、前記配管の軸方向が前記スリーブの軸方向に斜交するように配置された、
    請求項2に記載のダイカスト装置。
JP2013182209A 2013-09-03 2013-09-03 ダイカスト方法及びダイカスト装置 Expired - Fee Related JP5935776B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182209A JP5935776B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 ダイカスト方法及びダイカスト装置
CN201480048661.XA CN105517730B (zh) 2013-09-03 2014-07-24 压铸方法以及压铸装置
PCT/JP2014/069553 WO2015033693A1 (ja) 2013-09-03 2014-07-24 ダイカスト方法及びダイカスト装置
US14/915,827 US9718123B2 (en) 2013-09-03 2014-07-24 Die casting apparatus and die casting method
DE112014004016.9T DE112014004016B4 (de) 2013-09-03 2014-07-24 Gussformvorrichtung und Gussformverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182209A JP5935776B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 ダイカスト方法及びダイカスト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015047626A JP2015047626A (ja) 2015-03-16
JP5935776B2 true JP5935776B2 (ja) 2016-06-15

Family

ID=52628179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013182209A Expired - Fee Related JP5935776B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 ダイカスト方法及びダイカスト装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9718123B2 (ja)
JP (1) JP5935776B2 (ja)
CN (1) CN105517730B (ja)
DE (1) DE112014004016B4 (ja)
WO (1) WO2015033693A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107414052B (zh) * 2017-06-27 2020-04-07 上海雷祥压铸有限公司 一种压铸件加工系统
US20220266334A1 (en) * 2019-06-14 2022-08-25 Pyrotek, Inc. Dosing pump trigger system
JP7143470B1 (ja) * 2021-03-31 2022-09-28 本田技研工業株式会社 鋳造金型の加熱方法および鋳造装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2320153A1 (fr) * 1975-08-08 1977-03-04 Alsacienne Atom Dispositif etanche de coulee des metaux fondus sur machine a mouler sous pression
JPS59178166A (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 Toshiba Mach Co Ltd 給湯装置
JPS6372462A (ja) * 1986-09-17 1988-04-02 Ube Ind Ltd 横鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法
DE4112753A1 (de) * 1991-04-19 1992-10-22 Mueller Weingarten Maschf Verfahren zur regelung von giessparametern in einer druckgiessmaschine
US5388633A (en) * 1992-02-13 1995-02-14 The Dow Chemical Company Method and apparatus for charging metal to a die cast
IT1270059B (it) * 1994-07-04 1997-04-28 T C S Molding Systems S P A Procedimento e apparecchiatura per lo stampaggio di pezzi in lega metallica
CN1095612C (zh) * 1999-11-17 2002-12-04 华北工学院 铝合金铸造用直流平面电磁泵
JP3961929B2 (ja) * 2002-11-06 2007-08-22 東芝機械株式会社 ダイカストマシン
JP5299258B2 (ja) 2009-12-21 2013-09-25 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及びダイカスト鋳造方法
CN201799594U (zh) * 2010-09-02 2011-04-20 许小忠 镁合金电磁泵定量浇铸炉
JP5768616B2 (ja) 2011-09-20 2015-08-26 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト装置
JP5772683B2 (ja) * 2012-03-30 2015-09-02 トヨタ自動車株式会社 鋳造方法及び鋳造装置
JP5993294B2 (ja) * 2012-12-17 2016-09-14 助川電気工業株式会社 ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法
CN203156004U (zh) * 2013-03-25 2013-08-28 张龙杰 压力控制型铝压铸模具
JP6131128B2 (ja) * 2013-06-28 2017-05-17 助川電気工業株式会社 ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN105517730A (zh) 2016-04-20
WO2015033693A1 (ja) 2015-03-12
DE112014004016T5 (de) 2016-07-14
US20160193652A1 (en) 2016-07-07
JP2015047626A (ja) 2015-03-16
CN105517730B (zh) 2017-06-27
US9718123B2 (en) 2017-08-01
DE112014004016B4 (de) 2017-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935776B2 (ja) ダイカスト方法及びダイカスト装置
JP5772683B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP6439999B2 (ja) 鋳造装置及び鋳造方法
JP6135613B2 (ja) ダイカスト鋳造装置及びダイカスト鋳造方法
JP6379847B2 (ja) 鋳造装置
US7017649B2 (en) Die casting machine and casting method
JP4617491B2 (ja) 加圧鋳造方法
KR100870596B1 (ko) 다이캐스트 장치 및 주조 방법
JP2011079029A (ja) 真空ダイカスト方法
JP2011005504A (ja) 真空ダイカスト装置及び真空ダイカスト法
JP6738602B2 (ja) 金型冷却装置
KR100704074B1 (ko) 진공가압 저압주조장치 및 공법
US9352392B2 (en) Die casting apparatus
JP2007268550A (ja) 真空ダイカスト装置及び真空ダイカスト方法
JP2008149358A (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP2016155163A (ja) 鋳造装置及び鋳造方法
JP5061950B2 (ja) オイルフィルタ
JP2008296228A (ja) ダイカスト鋳造方法及び鋳造装置
JP2006026698A (ja) ダイカスト金型のキャビティ内圧力測定装置
JP2020066012A (ja) ランナー構造
JP2007190584A (ja) 真空ダイカスト鋳造法および装置
JP2010216697A (ja) 空気加熱装置
JP6406510B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP4431078B2 (ja) 溶湯定量供給用保持炉
CN111655401B (zh) 具有用于对注射阀进行自动调节的系统的模具铸造机器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150326

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5935776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees