JP2020066012A - ランナー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶湯を確実に検知することができ、かつガス抜けのよいランナー構造を提供する。【解決手段】ランナー構造14の流路14aは、金属の溶湯M1を第1方向D1に流す第1流路31、第1流路31の終端部に連結されて、第2方向D2に延びる第2流路32、第1流路31の上流側に連結され、第3方向D3に延びる第3流路33、第2流路32に接続されて、金属の溶湯M1を減圧ポンプ13との連結部分まで流す第4流路34を備える。第1流路31には、金属の溶湯M1の到達を検知する検知部36が設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、ランナー構造に関する。
金型に溶融した金属を高速・高圧で圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方式であるダイカストという金型鋳造法が知られている。さらに、金型のキャビティ部を減圧して真空化した状態で溶湯を圧入する真空ダイカスト法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、キャビティと減圧手段とを接続するガス抜き路と、ガス抜き路を開閉する減圧バルブとを備え、ガス抜き路のキャビティと減圧バルブとの間で、溶湯の流れに対抗する位置に溶湯検知センサを設けている。
特開2016−131995号公報
注湯時には鋳型から発生するガスや空気が溶湯に巻き込まれ、鋳物にガス欠陥が生じることは古くから知られており、ガスの発生を抑制したりガス抜きを行うなど数々の対策が取られている。注湯時に金型のキャビティ内を減圧することもその対策の一つである。ガス欠陥を抑制するために注湯完了まで減圧を行うことが望ましいが、溶湯の充填後速やかに減圧路を遮断しなければ金型から溶湯が噴出し減圧手段や減圧路まで溶湯が侵入してしまうため、充填完了の高精度な検知と確実な減圧路の遮断を行う必要があった。そこで、特許文献1のように、溶湯の流れに対抗する位置に溶湯検知センサを設け、センサの溶湯検知精度向上を狙った技術が提案されている。しかし、センサを設けるランナー部の構造や発生するガス量によってはセンサ部にガスが滞留し、溶湯検知センサの部分まで溶湯が流れた場合でも、溶湯検知センサで溶湯を検知するタイミングが遅れてしまうことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、溶湯を確実に検知することができ、かつガス抜けのよいランナー構造を提供することを目的とする。
本発明のランナー構造は、溶湯が充填される金型のキャビティ部と減圧手段とを連結し、前記溶湯が流れる溶湯流路を備え、前記減圧手段により前記溶湯流路を通じて前記キャビティ部を減圧して真空化するランナー構造であって、前記溶湯流路内には、第1方向に延在し、前記溶湯流路に流入した前記溶湯を前記第1方向に流す第1流路と、前記第1流路の終端部に連結されて、前記第1方向とは異なる第2方向に延びる第2流路と、前記第1流路の上流側に連結され、前記第1方向とは異なる第3方向に延びる第3流路と、前記第1流路に設けられ、前記溶湯の到達を検知する検知部と、前記第3流路の下流に位置し、前記第2流路が接続される第4流路と、が設けられていることを特徴とする。
本発明のランナー構造によれば、溶湯流路に流入した溶湯を第1方向に流す第1流路の終端部には、第1方向とは異なる第2方向に延びる第2流路が連結されているので、溶湯が第1流路の終端部に流入する際に残存したガスは、溶湯の流れに押され第2流路に流下し、第1流路の終端部の周囲に溜まることがない。これにより、ガスが第1流路の終端部で滞留し、第1流路に設けられた検知部に溶湯が到達しない状態(溶湯を検知することができない状態)になるのを回避することができ、溶湯を確実に検知することができる。また、第2流路はオリフィスの役目を持ち、残存ガスは第2流路に流れるが、溶湯の流れは少量に抑えられることで、検知部の周囲には早期に溶湯が充満する。したがって、溶湯の到達により機械的に押圧される機械式の検知部を使用することができ、電気センサを使用する場合に比べて、コストダウンを図ることができる。なお、検知部は、溶湯が到達した場合に反応するものであればよく、電気センサでもよい。
また、前記第2流路は、前記第3流路より前記溶湯を流す方向における断面積が小さいことが好ましい。
この構成によれば、溶湯は、第2流路より第3流路に多く流れる。これにより、減圧手段からキャビティにつながる過程で十分な有効断面積を得ることができ、キャビティ内残留ガスの減少に貢献できる。
さらに、前記第3流路は、前記第3方向に延びた後に屈曲された屈曲部を有し、前記屈曲部には、前記屈曲部に流れた前記溶湯を溜める貯留部が形成され、前記第3流路は、前記第1流路に接続される部分から前記貯留部に接続される部分に向けて幅が狭くなり、前記貯留部に接続される部分の幅が、前記貯留部の外面の対向する2つの部分の距離より小さくなるように形成されていることが好ましい。また、前記第3流路は、前記幅方向の壁面となる2辺のうちの前記第1方向下流側の第1辺が、前記貯留部の外径に対し、中心方向に偏心して接続されていることが好ましく、さらに、前記第3流路は、下流方向に対し前記幅が狭くなる分、前記第3方向及び前記幅方向に直交する奥行き方向に拡大していくように形成されていることが好ましい。なお、例えば、前記第3方向がX方向、前記幅方向がY方向である場合、前記奥行き方向はZ方向となる。
本出願人の鋭意検討の結果、溶湯が高圧・高速で流入するときに微小な凝固片が発生して、キャビティ内で飛散し、この凝固片が溶湯より先に、溶湯流路と減圧手段との連結を遮断する開閉可能な遮断弁に到達した場合、凝固片が遮断弁に付着し、遮断弁の動作不良を起こす場合があることが分かった。
上記構成によれば、第3流路の屈曲部に形成された貯留部で、溶湯を溜めることができるので、凝固片も貯留部で溜めることができる。この貯留部に溜まった凝固片は後に流れてくる溶湯の中に紛れるので、凝固片が遮断弁に付着することを防止することができる。
また、第3流路の流動方向に向けて幅が狭くなるのに対し、奥行き方向を拡大することで、減圧手段からキャビティにつながる過程で十分な有効断面積を確保し、キャビティ内残留ガスの減少に貢献できる。
また、前記第2流路は、前記第3流路の直下流側部に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、溶湯が第1流路の終端部に流下したときに第2流路に流下したガスを、第3流路の直下流側に流すことができる。これにより、第2流路を流れてきたガス中に浮遊した凝固片は、第3流路を流れる溶湯に補足されるので、凝固片が遮断弁まで飛散して遮断弁に付着することがない。
本発明の実施形態のランナー構造を有するダイカスト装置を示す概略図である。 ランナー構造を示す断面図である。 ランナー構造を示す側面図である。 ランナー構造の第1流路に金属の溶湯が流入した状態を示す説明図である。 ランナー構造の第1流路を金属の溶湯が流れた状態を示す説明図である。 ランナー構造の第1流路の終端部まで金属の溶湯が流れた状態を示す説明図である。 ランナー構造の第3流路の貯留部まで金属の溶湯が流れた状態を示す説明図である。 ランナー構造の第4排出路まで金属の溶湯が流れた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、ダイカスト装置10は、金属の鋳物C1を鋳造するための金属の溶湯M1(図4参照)を供給する供給装置11と、金属の鋳物C1を鋳造する鋳造金型12と、鋳造金型12の内部を減圧して真空化する減圧ポンプ13と、鋳造金型12と減圧ポンプ13とを連結するランナー構造14と、ダイカスト装置10を統括的に制御する制御装置15を備える。
鋳造金型12は、所定の金属の鋳物C1を鋳造するものであり、第1型12aと、第2型12bとを備える。
第1型12aに対して第2型12bを相対的に接近させることにより型締めが行われ、第1型12aに対して第2型12bを相対的に離間させることにより型開きが行われる。本実施形態では、図1の左方向に第2型12bが移動することで型締めされ、図1の右方向に第2型12bが移動することで型開きされる。第2型12bは、制御装置15により駆動される型移動機構(図示せず)により移動される。
第1型12aと第2型12bとにより型締めが行われることにより、金属の鋳物C1が鋳造されるキャビティ20が形成される。キャビティ20は、鋳造金型12に設けられた金型通路(図示せず)を介してランナー構造14に連結されている。なお、図1において、供給装置11と鋳造金型12とを結ぶ線、鋳造金型12とランナー構造14とを結ぶ線、及び、ランナー構造14と減圧ポンプ13とを結ぶ線は、連結していることを示すための線である。
第1型12aには、キャビティ20を形成するための形成凹部21が設けられている。金属の溶湯M1は、供給装置11から供給され、供給路及びランナー(図示せず)を通ってキャビティ20内に充填される。キャビティ20内に充填された金属の溶湯M1は、金型通路を通ってランナー構造14に送られる。
[ランナー構造]
ランナー構造14は、中空状に形成され、キャビティ20及び金型通路を介して送られてきた金属の溶湯M1を、中空部となる流路14a内を流し、排出口14bから排出する。
ランナー構造14の流路14aは、第1方向D1(図1及び図2における上下方向)に延在し、金型通路から流入した金属の溶湯M1を第1方向D1に流す第1流路31と、第1流路31の終端部(図1及び図2における上端部)に連結されて、第1方向D1とは異なる第2方向D2(図1及び図2における斜め下方向)に延びる第2流路32とを備える。
流路14aは、第1流路31の上流側(図1及び図2における下側)に連結され、第1方向D1とは異なる第3方向D3(図1及び図2における左右方向)に延びる第3流路33と、第3流路33に接続されて、金属の溶湯M1を減圧ポンプ13との連結部分まで流す第4流路34とを備える。第2〜第4流路32〜34は、左右一対で設けられている。
第1流路31の終端部よりも前部分には、金属の溶湯M1の到達を検知する検知部36が設けられている。この検知部36は、機械的な検知部であり、金属の溶湯M1が到達した場合に、金属の溶湯M1に接触あるいは押し込まれることで、金属の溶湯M1を検知する。検知部36は、金属の溶湯M1による押圧が無くなると、金属の鋳物C1取出し後、手動あるいは弾性部材の弾性力等を利用して自動で初期位置に復帰される。検知部36は、制御装置15に接続されており、金属の溶湯M1を検知すると制御装置15に検知信号を送る。
第2流路32の第2方向D2(金属の溶湯M1の流れる方向)に直交する方向における断面積は、第3流路33の第3方向D3(金属の溶湯M1の流れる方向)に直交する方向における断面積より小さい。
第3流路33は、第3方向D3に延びる部分では、上流側から下流側に向かうにつれて図3における上下方向の長さが長くなるように傾斜されている。
第3流路33は、第3方向D3に延びた後に上方に屈曲されて上方に延びる屈曲部33aを有する。屈曲部33aには、屈曲部33aに流れた金属の溶湯M1を溜める例えば円形状の貯留部33bが形成されている。第2流路32は、第3流路33の貯留部33bよりも下流側に接続されている。
第3流路33は、第1流路31に接続される上流部分から貯留部33bに接続される部分に向けて(下流側に向けて)幅が狭くなる。第3流路33は、貯留部33bに接続される部分の幅が、貯留部33bの直径(外面の対向する2つの部分の距離)より小さくなるように形成されている。この構成により、金属の溶湯M1の流速及び流量を維持しつつ、詳しくは後述する飛散する凝固片P1を確実に貯留部33b内に集め、補足することができる。
第4流路34は、第3流路33の下流端部に接続されて、第3流路33から流れてきた金属の溶湯M1を排出口14bまで流すものであり、第1〜第4排出路41〜44を備える。
第1排出路41は、第3流路33よりも図2における奥側(図3における下方)に設けられ、第3流路33の下流端部に接続されて図2における斜め上方向に延びる。第2排出路42は、第1排出路41よりも図2における手前側(図3における上方)に設けられ、第1排出路41の下流端部に接続されて図2における上方に延びる。
第3排出路43は、第2排出路43の下流端部に接続されて図2における内側方向に延びる。第1〜第3排出路41〜43は、第2〜第4流路32〜34と同様に左右一対で設けられている。
第4排出路44は、2個の第3排出路43のそれぞれの下流端部に接続され、円弧形状で形成されている。第4排出路44には、例えば円形状の排出口14bが形成され、排出口14bを開閉する開閉バルブ48が設けられている。開閉バルブ48は、制御装置15により駆動が制御される。なお、開閉バルブ48は、ランナー構造14とは別に設けるようにしてもよい。
[鋳造工程]
ダイカスト装置10により金属の鋳物C1を鋳造する場合、先ず、制御装置15は、型移動機構を駆動して、第2型12bを図1における左側に移動して型締めを行い、キャビティ20を形成する。
次に、制御装置15は、開閉バルブ48を開放して排出口14bを開口させた後、減圧ポンプ13を駆動して、キャビティ20の内部、及びランナー構造14の内部を真空化する。
上記真空化を維持したまま、制御装置15は、供給装置11を駆動して金属の溶湯M1を供給し、供給路及びランナーを通して金属の溶湯M1をキャビティ20に充填する。キャビティ20及びランナー構造14は真空化されており、さらに、キャビティ20はランナー構造14に連結されているため、キャビティ20に供給された金属の溶湯M1は、金型通路を通ってランナー構造14に送られる。
図4に示すように、キャビティ20及び金型通路を介して送られてきた金属の溶湯M1は、第1流路31に流入され、図5に示すように、金属の溶湯M1は、第1流路31内を第1方向D1に流れる。なお、図4〜図8は、金属の溶湯M1の流れを簡易的に示す図である。
図6に示すように、金属の溶湯M1が第1流路31内を第1方向D1に流れて、第1流路31の終端部に到達すると、金属の溶湯M1は、第2流路32内を第2方向D2に流れ、さらに、第3流路33内を第3方向D3に流れる。本実施形態では、第3流路33は、その流動方向(第3方向D3)に向けて幅(図2及び図6における上下方向の長さ)が狭くなるのに対し、奥行き方向(図3における上下方向)が拡大するように形成されている。これにより、減圧ポンプ13からキャビティ20につながる過程で十分な有効断面積を確保し、キャビティ20内残留ガスの減少に貢献できる。
金属の溶湯M1が第1流路31の終端部の壁面に当接すると、ガスが発生する。このガスは、第2流路32内を第2方向D2に流れるので、ガスが第1流路31の終端部の周囲に溜まることを抑制することができる。これにより、ガスにより、第1流路31に設けられた検知部36に金属の溶湯M1が到達しない状態(金属の溶湯M1を検知することができない状態)になるのを回避することができ、金属の溶湯M1を確実に検知することができる。また、第2流路32はオリフィスの役目を果たし、凝固片を含む発生ガスは通過するが、大量の金属の溶湯M1が流下した際は流量を制限し、第1流路31は早期に金属の溶湯M1で充満する。これにより、機械式の検知方式を用いた際は確実に検知することができる。
また、第2流路32の第2方向D2(金属の溶湯M1の流れる方向)に直交する方向における断面積は、第3流路33の第3方向D3(金属の溶湯M1の流れる方向)に直交する方向における断面積より小さい。したがって、金属の溶湯M1は第2流路32より第3流路33に多く流れる。これにより、減圧ポンプ13からキャビティ20につながる過程で十分な有効断面積を得ることができ、キャビティ20内残留ガスの減少に貢献できる。
一方、図6に示すように、金属の溶湯M1が第1流路31内に流入したときに発生した凝固片P1は、金属の溶湯M1より先に、第2流路32を流れて第3流路33の屈曲部33aに流入する。
図6に示すように、金属の溶湯M1が第1流路31内を第1方向D1に流れて、第1流路31の終端部の前部分に設けられた検知部36に到達すると、検知部36は、金属の溶湯M1に接触あるいは押し込まれて、金属の溶湯M1を検知する。検知部36は、金属の溶湯M1を検知すると制御装置15に検知信号を送る。
制御装置15は、検知部36から検知信号が入力されると、開閉バルブ48を閉じて排出口14bを閉鎖させた後、減圧ポンプ13の駆動を停止させる。
キャビティ20に充填された金属の溶湯M1が固化した後、第2型12bを図1における右方向に移動させて、型開きを行う。そして、金属の鋳物C1を、鋳造金型12から取り外す。これにより、金属の鋳物C1が鋳造される。
本実施形態では、開閉バルブ48が開放状態から閉鎖状態になるまで、所定時間T1を要し、この所定時間T1の間、金属の溶湯M1は、ランナー構造14内を流れる。
本実施形態では、図7に示すように、第2流路32を流れて屈曲部33aに流入した凝固片P1は、貯留部33bに流れる。貯留部33bには、第3流路33内を第3方向D3に流れる金属の溶湯M1も流入する。これにより、凝固片P1は、金属の溶湯M1の中に紛れるので、凝固片P1が、先行して流れて開閉バルブ48に付着することを防止することができる。
図8に示すように、第2流路32を流れる金属の溶湯M1と、第3流路33を流れる金属の溶湯M1とは、合流して第1〜第4排出路41〜44を流れる。本実施形態では、金属の溶湯M1が第3排出路43まで流れたときに、上記所定時間T1が経過し、開閉バルブ48が閉じられる。これにより、金属の溶湯M1が排出口14bから排出された状態で、開閉バルブ48を閉じたときに発生する破損等の故障を防止することができる。
本実施形態では、第3流路33の屈曲部33aと、第1排出路41とは段差があるので、段差がないものに比べて、金属の溶湯M1が第3流路33の屈曲部33aから第1排出路41まで流れるときの速度が遅くなる。同様に、第1排出路41と第2排出路42とは段差がある。これにより、段差がないものに比べて、金属の溶湯M1が屈曲部33aから第4排出路44まで流れるときの速度が遅くなる。したがって、上記所定時間T1を長くすることができ、開放状態から閉鎖状態になるまでの時間は長いが安価である開閉バルブを用いることができる。
また、本実施形態では、第2排出路42は、第3排出路43よりも図2における上側まで延びているので、第1排出路41から流入した金属の溶湯M1は、第2排出路42の図2における上端まで流れて折り返した後に、第3排出路43に流れる(図8参照)。これにより、上記折り返しがないものに比べて、第2排出路42から第3排出路43に流れるまでの時間を長くすることができ、上記所定時間T1を長くすることができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ランナー構造14の形状は適宜変更可能であり、例えば、貯留部33bや第4排出路44の形状は、矩形状でもよい。
上記実施形態では、機械式の検知部36を用いているが、金属の溶湯M1の到達を検知するものであればよく、電気センサでもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10…ダイカスト装置、11…供給装置、12…鋳造金型、13…減圧ポンプ(減圧手段)、14…ランナー構造、14a…流路(溶湯流路)、14b…排出口、15…制御装置、20…キャビティ、31〜34…第1〜第4流路、33a…屈曲部、33b…貯留部、36…検知部、41〜44…第1〜第4排出路、48…開閉バルブ、D1〜D3…第1〜第3方向、M1…金属の溶湯、P1…凝固片

Claims (4)

  1. 溶湯が充填される金型のキャビティ部と減圧手段とを連結し、前記溶湯が流れる溶湯流路を備え、前記減圧手段により前記溶湯流路を通じて前記キャビティ部を減圧して真空化するランナー構造であって、
    前記溶湯流路内には、
    第1方向に延在し、前記溶湯流路に流入した前記溶湯を前記第1方向に流す第1流路と、
    前記第1流路の終端部に連結されて、前記第1方向とは異なる第2方向に延びる第2流路と、
    前記第1流路の上流側に連結され、前記第1方向とは異なる第3方向に延びる第3流路と、
    前記第1流路に設けられ、前記溶湯の到達を検知する検知部と、
    前記第3流路の下流に位置し、前記第2流路が接続される第4流路と、
    が設けられていることを特徴とするランナー構造。
  2. 請求項1に記載のランナー構造において、
    前記第2流路は、前記第3流路より前記溶湯を流す方向に直交する方向における断面積が小さいことを特徴とするランナー構造。
  3. 請求項1又は2に記載のランナー構造において、
    前記第3流路は、前記第3方向に延びた後に屈曲された屈曲部を有し、
    前記屈曲部には、前記屈曲部に流れた前記溶湯を溜める貯留部が形成され、
    前記第3流路は、前記第1流路に接続される部分から前記貯留部に接続される部分に向けて幅が狭くなり、前記貯留部に接続される部分の幅が、前記貯留部の外面の対向する2つの部分の距離より小さくなるように形成されていることを特徴とするランナー構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のランナー構造において、
    前記第2流路は、前記第3流路の直下流側部に接続されていることを特徴とするランナー構造。
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