JP3708038B2 - 金型におけるガス抜き構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にダイカスト金型における新規なガス抜き構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカスト成形にあっては、キャビティでガスを発生し、そのガスが製品不良の原因となるため、製品成形金型にガス抜き装置を介して吸引装置を取付け、キャビティのガスをガス抜き装置を介して吸引することが行われている。従来のガス抜き装置は、図8の如く製品成形金型7の固定金型10に取付ける固定型20と、可動金型11に取付ける可動型21との間に、キャビティCから吸引装置8に連続する溶湯路1を備え、図9の如く溶湯路の入口側に受圧バルブ61を、出口側に閉鎖バルブ62を備え、受圧バルブと閉鎖バルブとに跨る開閉レバー63を架設し、両バルブ61,62の開放状態においてガスを吸引し、受圧バルブが溶湯圧により作動した時、該作動を開閉レバーを介して閉鎖バルブに伝え、閉鎖バルブを閉鎖し、吸引装置への溶湯の流れ込みを阻止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ダイカスト成形機は、成形品の大きさにより60トンから3500トンまで使用されている。これらの成形機に同じ機構のガス抜き装置を用いた場合、種々のトラブルが発生する問題点があった。特に大型のダイカスト成形にあっては、溶融の一部が吸引装置まで達し、吸引装置を損傷する問題点があった。また、ガス抜き装置内で個化した余剰部材を型開き時に取り出すためには、ガス抜き装置に押出しピンを設け、製品成形金型の押出板をガス抜き装置まで延長し、押出板で押出しピンを押圧しなければならない問題点もあった。
【0004】
そこで本発明は、ガス抜き路の断面積がダイカスト成形機の大型化に伴い大きくなり、それに伴い溶融の通過が容易になることに原因していることを発見し、これを改善したもので、その目的は、ガス抜き路の断面積が大きくなっても溶融の流入を抑えることのできるガス抜き構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の金型におけるガス抜き構造は、請求項1として、キャビティから受圧バルブに至る溶湯路と、溶湯路より閉鎖バルブに至るガス抜き路とを備え、ガス抜き路は閉鎖バルブに連続する主路と、溶湯路より主路に達する枝路とから成り、枝路は溶湯路から分岐点を異にして複数分岐していることを特徴とする。
請求項2として、請求項1のガス抜き構造において、ガス抜き路は、受圧バルブと閉鎖バルブとの配置線の一方側に設ける一方側ガス抜き路と、他方側に設ける他方側ガス抜き路とに二分割され、主路は、一方側ガス抜き路において閉鎖バルブに連続する一方側主路と、他方側ガス抜き路において閉鎖バルブに連続する他方側主路とから成り、枝路は、溶湯路から一方側主路に達する一方側枝路と、溶湯路から他方側主路に達する他方側枝路とから成り、一方側枝路と他方側枝路が対を成して溶湯路から複数分岐していることを特徴とする。
【0006】
ここで受圧バルブとは、ガス抜き装置の溶湯流入側(製品成形金型側)に備え、溶湯路に流入した溶湯圧で作動するものを言い、閉鎖バルブとは、ガス抜き装置の吸引装置接続側に備え、キャビティ内から吸引装置へのガスの吸い込みを可能にし、受圧バルブと開閉レバーとにより閉鎖作動し、溶湯の吸引装置への吸い込みを阻止するものを言う。ここでバルブ配置線とは、閉鎖バルブと受圧バルブと溶湯路とを直線的に結ぶ仮空線を言う。ここで溶湯路とは、キャビティから受圧バルブまでを言い、ガス抜き初期に溶融ガスが流れ、ガス抜き後期に溶融が流れ込むものを言い、一方側及び他方側ガス抜き路とは、バルブ配置線を中心にして左右に設けるものを言い、バルブ配置線を中心にして略左右対称に設けることが望ましい。
【0007】
請求項3として、請求項2のガス抜き構造において、一方側枝路と他方側枝路は、ガス抜き方向に逆らった傾斜角度で各々連続している。
請求項4として、請求項2,3のガス抜き構造において、枝路の一対が、受圧バルブ位置の溶湯路から分岐している第一枝路であることを特徴とする。
請求項5として、請求項2,3,4のガス抜き構造において、第一枝路の断面積が他の枝路断面積より小さく、一方側主路の断面積は一方側枝路の総断面積と同等以上であり、他方側主路の断面積は他方側枝路の総断面積と同等以上であることを特徴とする。
【0008】
ここでガス抜き路の枝路とは、溶湯路に分割して連続され、主に溶湯路から閉鎖バルブ側にガスを誘導するものを言い、主路とは、分割された各枝路に連続し、各枝路から閉鎖バルブ側にガスを主に誘導するものを言う。ここで傾斜角度とは、ガスの通過に影響が少なく、溶融の通過を遅らせる角度、即ち、閉鎖バルブ方向への流れに対向して流れるようにし、それにより溶融の流れを遅らせる角度を言う。
【0009】
請求項6として、請求項2,3,4,5のガス抜き構造において、溶湯路の断面積は一方側及び他方側枝路の最初の分岐位置から受圧バルブ側に向けて小さくなる。
請求項7として、請求項2,3,4,5,6のガス抜き構造において、一方側主路と他方側主路とを、ガス抜き装置と製品成形金型とに跨って設けている。
請求項8として、請求項2,3,4,5,6,7のガス抜き構造において、一方側主路と他方側主路とに、押出しピンによる押出し部を各々備えている。
【0010】
ここで枝路断面積、及び主路断面積とは、ガスや溶湯を最大限に流すことのできる大きさを言い、その内、枝路断面積は受圧バルブ位置に接近して設ける程、その断面積を小さくし、主路断面積は受圧バルブ側に向けて小さくすることが望ましい。ここで押出し部とは、製品成形金型内の主路に設ける部位で、製品成形金型に設けた押出板にて作動する押出しピンが当接する部位を言い、それにより余剰部材の排出を容易にする。
【0011】
【発明の実施の形態】
先ず、ダイカスト成形における概略構造を図8に基づき説明すれば、製品成形金型7とガス抜き装置6と吸引装置8とから成り、製品成形金型7は固定金型10と可動金型11との間にキャビティCを形成し、ガス抜き装置6は固定金型10に取付ける固定型20と、可動金型11に取付ける可動型21との間に、キャビティCに連続する溶湯路1を備え、図9の如く溶湯路1に受圧バルブ61と閉鎖バルブ62、及び両バルブ61,62間に架設する開閉レバー63を備え、且つ開閉レバー63の開放機能部64と閉鎖機能部65とを備えており、射出成形機よりキャビティC内に圧入した溶湯のガスを、ガス抜き装置6を介して吸引装置8に吸引し、受圧バルブ61は溶湯路1へ達した溶湯の圧力により作動し、開閉レバー6を介して閉鎖バルブ62を閉作動する。
【0012】
次いで本発明によるガス抜き構造の第一実施形態を図1に基づき説明すれば、溶湯路1より閉鎖バルブ62に至るガス抜き路2を、バルブ配置線に略平行し閉鎖バルブ62に達する主路3と、該主路3と溶湯路1との間に跨る複数の枝路4とから構成するものであり、溶湯路1はキャビティCより受圧バルブ61に達し、ガス抜き路2は溶湯路1より二方向に分岐しバルブ配置線の一方側に設ける一方側ガス抜き路2Aと、他方側に設ける他方側ガス路2Bとから成り、一方側ガス抜き路2Aと他方側ガス抜き路2Bは、製品成形金型7内から閉鎖バルブ62に連続する主路3A,3Bと溶湯路1との間に、対を成す第一枝路4a1,4b1と第二側枝路4a2,4b2と第三枝路4a3,4b3とを、分岐点を異にして備え、一方側枝路4a1,4a2,4a3と他方側枝路4b1,4b2,4b3の各々は、ガス抜き方向に逆らった傾斜角度θで各々連続しており、第一枝路4a1,4b1は受圧バルブ61位置から分岐し、第三枝路4a3,4b3は製品成形金型7内の溶湯路1から分岐している。
【0013】
本発明によるガス抜き構造の第二実施形態を、第一実施形態と相違する点について説明すると、図2の如く溶湯路1と主路3との間に4条の枝路4を設ける点にあり、即ち、溶湯路1と一方側主路3Aとの間に、一方側第一枝路4a1と一方第二側枝路4a2と一方側第三枝路4a3と一方側第四枝路4a4とを備え、溶湯路1と他方側主路3Bとの間に、他方側第一枝路4b1と他方第二側枝路4b2と他方側第三枝路4b3と他方側第四枝路4b4とを備え、第四枝路4a4,4b4を製品成形金型7内の溶湯路1から分岐している。
【0014】
本発明によるガス抜き構造の第三実施形態を、第一及び第二実施形態と相違する点について説明すると、図3の如く一方側主路3Aと他方側主路3Bとを製品成形金型7内から設けながら、枝路4の総てをガス抜き装置7に設け、製品成形金型7内の一方側主路3Aと他方側主路3Bに、押出しピンPによる押出し部5A,5Bを各々備える点にあり、即ち、ガス抜き装置7に対を成す第一枝路4a1,4b1と第二側枝路4a2,4b2と第三枝路4a3,4b3とを、分岐点を異にして設けている。
【0015】
本発明によるガス抜き構造の第四実施形態を、第一乃至第三実施形態と相違する点について説明すると、図4の如く主路3と枝路4の総てをガス抜き装置7に設ける点にあり、即ち、ガス抜き装置7内に一方側主路3Aと他方側主路3Bとを設けると共に、対を成す第一枝路4a1,4b1と第二側枝路4a2,4b2と第三枝路4a3,4b3とを、分岐点を異にして設けている。
【0016】
本発明のガス抜き構造は上記の通りであるから、予め、ガス抜き装置6と商品成形金型7とに、溶湯路1と、ガス抜き路2の主路3、及び複数の枝路4とを設け、枝路4をガス抜き方向に逆らった傾斜角度θで設けておき、固定型20を固定金型10に、可動型21を可動金型11に取付け、最終ガス抜き路12に吸引装置8を接続しておけば、閉鎖バルブ62へのガスの排出を可能にしながら、溶湯の流入が少なくなる状態となる。
【0017】
吸引装置8の作動状態においてキャビティCに溶湯を充填すると、先ずキャビティCのガスが溶湯路1とガス抜き路2の枝路4、主路3を経て吸引装置8に吸引される。次いで溶湯は溶湯路1に流れ込み、その溶湯圧により受圧バルブ61を作動し、開閉レバー6を介して閉鎖バルブ62を閉鎖する。枝路4は溶湯路1に対して傾斜角度θを有して連続しているので、溶湯路1への溶湯の流れ込みが困難になり、閉鎖バルブ62に達することが少なくなる。
【0018】
溶湯がキャビティCと溶湯路1とガス抜き路2で固化し、余剰部材Qを形成した後、固定金型10と可動金型11とを型開きし、固定型20と可動型21とを型開きすると、開放機能部7が開閉レバー6を開方向に揺動し、その開閉レバー6の開揺動により受圧バルブ61が溶湯路1側に、閉鎖バルブ62が開方向に摺動復帰する。溶湯路1等で固化した余剰部材Qは、受圧バルブ61や閉鎖バルブ62の底部に付着しているので、両バルブ61,62の復帰に伴い固定型20から可動型21側に切り離される。ガス抜き装置6から切り離された余剰部材Qは、キャビティCで形成された製品と一体を成しているので、製品と共に押出される。製品成形金型7内に押出し部5A,5Bを備えたガス抜き構造にあっては、製品成形金型7の押出板12にて押出しピンPを作動し、該押出しピンPにより余剰部材Qの押出し部5A,5Bを押圧することができるので、余剰部材Qの押出しが容易である。
【0019】
【実施例】
溶湯路1と主路3と枝路4の断面形状を、図6R>6の如く型開き時に余剰部材Qが簡単に抜けるようにV溝状、或はU溝状に形成すれば、溶湯路1等で個化した余剰部材Qを型開き時に自然に離脱することができる。一方側ガス抜き路2Aにおける第一枝路4a1と第二枝路4a2と第三枝路4a3は、図5の如く路幅と路深さの少なくとも一方を受圧バルブ61に近づくにつれて小さくするもので、その第一枝路断面積fと第二枝路断面積gと第三枝路断面積hは、f<g<hの関係、又はf≦g≦hの関係に設けてあり、他方側ガス抜き路2Bにおける第一枝路4b1と第二枝路4b2と第三枝路4b3も同様の関係に設ける。また、一方側主路3Aの主路断面積eは、一方側の第一乃至第三枝路断面積f,g,hの総断面積と同等以上であり、他方側主路3Bの主路断面積eも同様である。更に、溶湯路1の路幅と路深さの少なくとも一方は、枝路4の分岐に応じて小さくなるもので、例えば一方側及び他方側枝路4A,4Bの最初の分岐位置から受圧バルブ61側の第一断面積jと、該分岐位置よりキャビティC側の第二断面積kとは、j<kの関係にある。
【0020】
溶湯路1に対する枝路4の傾斜角度θとして採用し得る範囲は60±20度、望ましい範囲は60±10度、最適な範囲は55〜65度である。ガス抜き装置6の取付けは実施形態に限定されるものではなく、反対に可動型21を固定金型10に、固定型20を可動金型11に取付けても略同様の目的を達成する。
【0021】
【発明の効果】
本発明のガス抜き構造は、上記の通りであるから以下の効果を発揮する。
請求項1のガス抜き構造は、溶湯路と主路との間に、分岐点を異にして複数の枝路を設けているので、ガスの排出を保ちつつ、溶湯路から主路に流れ込む溶湯を分散し、それにより主路への溶湯の流れ込みを少なくし得る。
請求項2のガス抜き構造は、請求項1の特徴に加えて、ガス抜き路をバルブ配置線の一方側と他方側とに二分割しているので、受圧バルブと閉鎖バルブの開閉バランスがよい。
請求項3のガス抜き構造は、請求項2の特徴に加えて、各枝路をガス抜き方向に逆らった傾斜角度で連続しているので、更に溶湯の吸い込みが少なくなる。その結果、成形サイクルの高速化が可能となり、しかも歩留まりも向上する。
請求項4,5のガス抜き構造は、前項の特徴に加えて、ガスの流動は枝路の断面積に左右されることは少ないが、溶湯の流動抵抗は枝路の断面積に比例するので、溶湯の吸い込みが少なくなる。
主路の断面積が枝路の総断面積と同等以上であるので、例え枝路に溶湯が流入して固化しても、主路からガスを排出することができる。
【0022】
請求項6のガス抜き構造は、請求項2,3,4,5の特徴に加えて、溶湯路の断面積が枝路の分離に応じて小さくなるので、溶湯路から枝路へのガスの流入がスムーズになる。しかも、受圧バルブに対する溶湯圧を最少にし、受圧バルブを小型化し得る。
請求項7のガス抜き構造は、請求項2,3,4,5,6の特徴に加えて、ガス抜き路の主路を製品成形金型内から設けているので、その分、ガス抜き装置を小型軽量化し、安価に提供し得る。
請求項8のガス抜き構造は、請求項2,3,4,5,6,7の特徴に加えて、製品成形金型内の主路に押出し部を備えているので、製品成形金型の押出板により押出しピンを作動し、溶湯路等で固化した余剰部材を強制的に排除すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス抜き構造の第一実施形態を示す概略平面図である。
【図2】本発明による第二実施形態を示す概略平面図である。
【図3】本発明による第三実施形態を示す概略平面図である。
【図4】本発明による第四実施形態を示す概略平面図である。
【図5】溶湯路とガス抜き路の断面個所、及び枝路の傾斜角度を示す平面図である。
【図6】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)主路と枝路の断面図である。
【図7】(イ)(ロ)溶湯路の断面図である。
【図8】ダイカスト成形の概略構造図である。
【図9】ガス抜き装置の断面図である。
【符号の説明】
1 溶湯路
2,2A,2B ガス抜き路
3,3A,3B 主路
4,4A,4B 枝路
4a1,4b1 第一枝路、4a2,4b2 第二枝路
4a3,4b3 第三枝路、4a4,4b4 第四枝路、
5A,5B 押出し部
6 ガス抜き装置、20 固定型、21 可動型
61 受圧バルブ、62 閉鎖バルブ、63 開閉レバー
7 製品成形金型、10 固定金型、11 可動金型、12 押出板
8 吸引装置
C キャビティ
P 押出しピン
Q 余剰部材
θ 枝路の傾斜角度

Claims (8)

  1. キャビティ(C)から受圧バルブ(61)に至る溶湯路(1)と、溶湯路(1)より閉鎖バルブ(62)に至るガス抜き路(2)とを備え、ガス抜き路(2)は閉鎖バルブ(62)に連続する主路(3)と、溶湯路(1)より主路(3)に達する枝路(4)とから成り、枝路(4)は溶湯路(1)から分岐点を異にして複数分岐していることを特徴とする金型におけるガス抜き構造。
  2. ガス抜き路(2)は、受圧バルブ(61)と閉鎖バルブ(62)との配置線の一方側に設ける一方側ガス抜き路(2A)と、他方側に設ける他方側ガス抜き路(2B)とに二分割され、主路(3)は、一方側ガス抜き路(2A)において閉鎖バルブ(62)に連続する一方側主路(3A)と、他方側ガス抜き路(2B)において閉鎖バルブ(62)に連続する他方側主路(3B)とから成り、枝路(4)は、溶湯路(1)から一方側主路(3A)に達する一方側枝路(4A)と、溶湯路(1)から他方側主路(3B)に達する他方側枝路(4B)とから成り、一方側枝路(4A)と他方側枝路(4B)が対を成し、且つ分岐点を異にして複数分岐していることを特徴とする請求項1記載の金型におけるガス抜き構造。
  3. 一方側枝路(4A)と他方側枝路(4B)は、ガス抜き方向に逆らった傾斜角度(θ)で各々連続していることを特徴とする請求項2記載の金型におけるガス抜き構造。
  4. 枝路(4A,4B)の一対が、受圧バルブ(61)位置の溶湯路(1)から分岐している第一枝路(4A1,4B1)であることを特徴とする請求項2または3記載の金型におけるガス抜き構造。
  5. 第一枝路(4A1,4B1)の断面積(f)が他の枝路断面積より小さく、一方側主路(3A)の断面積(e)は一方側枝路(4A)の総断面積と同等以上であり、他方側主路(3B)の断面積(e)は他方側枝路(4B)の総断面積と同等以上であることを特徴とする請求項2,3または4記載の金型におけるガス抜き構造。
  6. 溶湯路(1)の断面積は、一方側及び他方側枝路(4A,4B)の最初の分岐位置から受圧バルブ(61)に向けて小さくなることを特徴とする請求項2,3,4または5記載の金型におけるガス抜き構造。
  7. 一方側主路(3A)と他方側主路(3B)とを、ガス抜き装置(6)と製品成形金型(7)とに跨って設けていることを特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の金型におけるガス抜き構造。
  8. 一方側主路(3A)と他方側主路(3B)とに、押出しピン(P)による押出し部(5A,5B)を各々備えていることを特徴とする請求項2,3,4,5,6または7記載の金型におけるガス抜き構造。
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