JP5993294B2 - ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 - Google Patents
ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5993294B2 JP5993294B2 JP2012274262A JP2012274262A JP5993294B2 JP 5993294 B2 JP5993294 B2 JP 5993294B2 JP 2012274262 A JP2012274262 A JP 2012274262A JP 2012274262 A JP2012274262 A JP 2012274262A JP 5993294 B2 JP5993294 B2 JP 5993294B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- sleeve
- hot water
- ducts
- water supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
また、この溶融金属供給装置を用いた溶融金属供給方法は、駆動電源31により前記誘導子14を駆動することにより、前記レベルセンサ19により検知されるレベルにダクト1、1‘内の溶融金属12を保持し、さらに前記減圧手段によりダクト1、1‘内の溶融金属12が吸引されるのと反対方向に同溶融金属12に推力を与えて制動する。
本発明によるダイカストスリーブ溶融金属供給装置は、ダクト1、1’内の溶融金属12をスリーブ27に吸引する減圧手段と、ダクト1、1’内の溶融金属12を減圧時に直ちにスリーブ27に送り出せない様に制動するための制動力と時には給湯方向の推力を与える誘導子14、24とを備えており、これらにより予め定められた所定の溶融金属12がスリーブ27に供給される場合、減圧手段により溶融金属12がスリーブ27内に吸引される前に、ダクト1、1’内に溶融金属12を満たし更にその溶融金属12の湯面を維持しておき、ダクト1、1’内の溶融金属12に減圧吸引力に見合うだけの給湯する方向と反対方向に逆推力を与えてダクト1、1’内の溶融金属12をダクト1、1’内に制動保持するよう誘導子14に給湯方向と逆向きの移動磁界が発生する電力を与える。この時、誘導子14によりダクト1、1’内の溶融金属12に与えられる制動力は、減圧手段による溶融金属12の吸引方向と逆になる。これにより溶融金属12のスリーブ27への供給が制動される。ダクト1、1’内に制動された溶融金属12への制動力を給湯量に見合うだけの時間減少させることに拠ってスリーブ27へ溶融金属12が必要量供給される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
ポンプ側ダクト1が斜めに配置され、溶融金属槽11に収納された溶融金属12の液面に前記ポンプ側ダクト1の下端が差し込まれている。ポンプ側ダクト1の溶融金属12の液面より上にある部分の周囲には、磁性体製のヨーク15にコイル16を巻回した給湯誘導子14が配置されている。ヨーク15は、ポンプ側ダクト1の溶融金属12の液面より上にある部分を囲むようにその外周側に嵌め込まれており、このヨーク15に三相コイルを構成するコイル16が巻回されている。この給湯誘導子14には、冷却器10が設けられ、駆動時に冷却される。
溶融金属槽11の中の溶融金属12に液面センサ13が設けられ、これにより溶融金属槽11の中の溶融金属12の液位が検知される。前記立上誘導子24は、このセンサ13で検知される溶融金属12の液面より下に挿入される。
給湯側ダクト1’の先端はスリーブ27の上部に接続され、給湯側ダクト1’から溶融金属12をスリーブ27に供給することが出来る。スリーブ27は、シリンダー状の円筒部材で、この中にはプランジャ28が配置されている。このプランジャ28は、スリーブ27の中を図1において左右に移動し、スリーブ27内に供給された溶融金属12を押し出す。このプランジャ28には熱電対列埋め込み式や誘導式等の溶融金属センサ36が内蔵され、スリーブ27内に供給された溶融金属12を検知する。
この金型29には、電磁バルブ33を介して真空タンク34と減圧ポンプ35が順次接続されている。減圧ポンプ35により真空タンク34内が負圧に減圧され、この状態で電磁バルブ33が開くことにより、金型29内が減圧される。これにより、金型29内とスリーブ27の空気が排除された状態で、前記プランジャ28の動作により、スリーブ27から金型29に溶融金属が円滑に且つ隅々にまで充填することが出来る。
緩衝継手39は、耐熱性セラミックスリーブ42と伸縮自在なベローズ41を有し、2分割された給湯側ダクト1’のフランジ44、44を連結している。フランジ44、44はフランジ押さえ金具43、43で固定されている。この緩衝継手39は、プランジャ28が高速で移動したり停止したり、溶融金属12を充填後にプランジャ28を戻したりする時に、スリーブ27が振動し、その振動が前記ポンプ側ダクト1と給湯側ダクト1’とを接続する前記の継手5、5’のシール部に影響を与えない様にするためのものである。
1’ ダクト
12 溶融金属
14 誘導子
19 レベルセンサ
24 誘導子
27 スリーブ
29 金型
34 真空タンク
35 減圧ポンプ
Claims (5)
- ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)をスリーブ(27)に吸引する減圧手段と、ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)に推力を与える誘導子(14)とを備えた溶融金属供給装置において、ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)のレベルを検知するレベルセンサ(19)と、このレベルセンサ(19)により検知されるレベルにダクト(1)、(1‘)内の溶融金属(12)を保持し、さらに前記減圧手段によりダクト(1)、(1‘)内の溶融金属(12)が吸引されるのと反対方向に同溶融金属(12)に推力を与えて制動するよう前記誘導子(14)を駆動する駆動電源(31)を備えることを特徴とするダイカストスリーブ溶融金属供給装置。
- 誘導子(14)の駆動により溶融金属(12)がレベルセンサ(19)により検知されるレベルまでダクト(1)、(1’)内に供給された後、スリーブ(27)への溶融金属(12)の供給が制動されるよう誘導子(14)を駆動する駆動電源(31)と制御盤とを備えることを特徴とする請求項1に記載のダイキャストスリーブ溶融金属供給装置。
- スリーブ(27)のプランジャ(28)の背面側に不活性ガスを供給する供給系を取り付けたことを特徴とする前記請求項1又は2に記載のダイカストスリーブ溶融金属供給装置。
- ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)をスリーブ(27)に吸引する減圧手段と、ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)に推力を与える誘導子(14)とを備えた溶融金属供給装置により溶融金属を供給する方法において、ダクト(1)、(1’)内の溶融金属(12)のレベルを検知するレベルセンサ(19)を備え、駆動電源(31)により前記誘導子(14)を駆動することにより、前記レベルセンサ(19)により検知されるレベルにダクト(1)、(1‘)内の溶融金属(12)を保持し、さらに前記減圧手段によりダクト(1)、(1‘)内の溶融金属(12)が吸引されるのと反対方向に同溶融金属(12)に推力を与えて制動することを特徴とするダイカストスリーブ溶融金属供給方法。
- 誘導子(14)の駆動により溶融金属(12)がダクト(1)、(1’)内のレベルセンサ(19)により検知されるレベルまで供給された後、スリーブ(27)への溶融金属(12)の供給が制動されるよう駆動電源(31)で誘導子(14)を所定のパターンで駆動することを特徴とする請求項4に記載のダイキャストスリーブ溶融金属供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012274262A JP5993294B2 (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012274262A JP5993294B2 (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014117727A JP2014117727A (ja) | 2014-06-30 |
JP5993294B2 true JP5993294B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=51173059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012274262A Active JP5993294B2 (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5993294B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5935776B2 (ja) * | 2013-09-03 | 2016-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | ダイカスト方法及びダイカスト装置 |
JP6123748B2 (ja) * | 2014-07-16 | 2017-05-10 | トヨタ自動車株式会社 | ダイカスト鋳造装置 |
JP6314080B2 (ja) * | 2014-11-10 | 2018-04-18 | 助川電気工業株式会社 | 溶融金属給湯装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322121A (en) * | 1976-08-12 | 1978-03-01 | Sadakichi Sugimura | Molten metal feeder for pressure casting machine |
JPS6372462A (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-02 | Ube Ind Ltd | 横鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法 |
JP4989329B2 (ja) * | 2007-06-19 | 2012-08-01 | 助川電気工業株式会社 | 溶融金属用電磁ポンプ及びその運転方法 |
-
2012
- 2012-12-17 JP JP2012274262A patent/JP5993294B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014117727A (ja) | 2014-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5993294B2 (ja) | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 | |
JP6317658B2 (ja) | 真空鋳造装置と真空鋳造方法 | |
JP6439999B2 (ja) | 鋳造装置及び鋳造方法 | |
WO2016103369A1 (ja) | 低圧鋳造装置及び低圧鋳造方法 | |
JP6131128B2 (ja) | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置とその供給方法 | |
JP5492141B2 (ja) | ダイキャストスリーブへの溶融金属給湯装置 | |
JP6379847B2 (ja) | 鋳造装置 | |
JP4989329B2 (ja) | 溶融金属用電磁ポンプ及びその運転方法 | |
US20180250736A1 (en) | Vertical semi-continuous casting equipment and vertical semi-continuous casting method | |
JP5113866B2 (ja) | 溶融金属供給装置 | |
JP6131147B2 (ja) | ダイカストスリーブ溶融金属供給装置 | |
JP5787582B2 (ja) | ダイキャストスリーブへの溶融金属充填装置 | |
JP2005095943A (ja) | ダイカスト装置および鋳造方法 | |
JP5767848B2 (ja) | ダイキャストスリーブへの溶融金属給湯装置 | |
CN110676986B (zh) | 电机外转子磁极防护层的成型方法 | |
JP7195207B2 (ja) | 成形機及び給湯装置 | |
JP2016078033A (ja) | 真空鋳造装置用金型とそれを使用した真空鋳造装置 | |
JP2010058129A (ja) | 鋳造装置及びその方法 | |
JP3258426B2 (ja) | 鋳造装置および鋳造製品の製造方法 | |
JP6314080B2 (ja) | 溶融金属給湯装置 | |
JP5993286B2 (ja) | 溶融金属供給装置とその駆動方法 | |
JP2010012487A (ja) | 成形型および成型方法 | |
JP3052673B2 (ja) | モールドコイル | |
JP5719221B2 (ja) | ダイキャストスリーブへの溶融金属給湯装置 | |
JP2012101275A (ja) | 溶融金属供給装置とそのダクト汚れ検知方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5993294 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |