JP5935750B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
特許文献1には、第1ハウジングの外側面に突起状のロック部を形成するとともに、電線カバーの側壁部の内側面にも突起状の引掛け部を形成し、第1ハウジングに対しその電線導出面に被せるように組み付けた電線カバーを、ロック部と引掛け部との係止によって組付け状態に保持し、電線カバーの側壁部の外側面に形成した支持軸に、レバーを回動可能に支持し、レバーのカム溝と第2ハウジングのカムフォロアを係合してレバーを回動操作することにより、両ハウジングを引き寄せて嵌合するようにしたレバー式コネクタが開示されている。
このレバー式コネクタは、レバーの操作部が、ロック部と引掛け部との係止方向に対して交差し且つ側壁部と平行な方向に変位する過程で、操作部に付与された操作力が、支持軸と側壁部を介して電線カバーに作用し、その結果、電線カバーが、第1ハウジングに対し操作部の変位方向とほぼ同じ方向に位置ずれして、ロック部と引掛け部との係止代が少なくなることが懸念される。
また、レバーは、電線カバーの側壁部の外側面に形成した支持軸に支持されているので、レバーを回動操作する過程では、両ハウジング間の嵌合抵抗が、カム溝とカムフォロアの係合を介して側壁部に作用し、その結果、側壁部が、第1ハウジングの外側面から離れる方向へ位置ずれして、ロック部と引掛け部との係止代が少なくなることが懸念される。
特開2008−293723号公報
上記課題を解決する手段としては、第1ハウジングの外側面に、電線カバーの組付け方向と平行に延びるとともに長さ方向と交差する断面形状が台形をなすガイド溝を形成するとともに、電線カバーの側壁部の内側面に、ガイド溝と平行な台形断面のガイドリブを形成し、このガイド溝とガイドリブを嵌合させる対策構造が考えられる。この対策構造によれば、ガイド溝及びガイドリブの長さ方向と交差する二次元方向(つまり、側壁部と平行な方向及び側壁部と交差する方向)において、第1ハウジングに対する電線カバーの位置ずれが規制されるので、ロック突起同士の係止代の減少を回避することができる。
しかしながら、上記の対策構造を採用すると、次のような新たな問題を生じる。即ち、電線カバーの組付けに伴って、電線カバーのロック突起が第1ハウジングのロック突起を乗り越える過程では、電線カバーの側壁部のうちロック突起の形成領域が外面側へ弾性変位しようとする。ところが、側壁部のうちガイドリブの形成領域は、ガイドリブとガイド溝との嵌合により、外面側への弾性変位が規制されている。そのため、ロック突起が乗り越える時に側壁部の弾性撓み量が大きくなり、ロック突起同士の摩擦抵抗が大きくなってしまう。ロック突起同士の摩擦抵抗が大きくなると、電線カバーの組付け作業性が低下するため、改善が望まれる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーの回動操作時に電線カバーの側壁部が弾性変位するのを抑制しながら、電線カバーの組付け過程ではロック突起同士の摩擦抵抗を低減することを目的とする。
本発明は、
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの外側面に形成されたハウジング側ロック突起と、
前記第1ハウジングに対しその電線導出面側から組み付けられる電線カバーと、
前記電線カバーの側壁部の内側面に形成され、前記ハウジング側ロック突起に係止することで前記第1ハウジングと前記電線カバーを組付け状態にロックするカバー側ロック突起と、
前記側壁部の外側面に形成された支持軸と、
前記支持軸に回動可能に支持され、前記側壁部と略平行で且つ前記電線カバーの組付け方向と交差する方向へ変位可能な操作部を有するレバーと、
前記レバーに形成したカム溝と係合可能なカムフォロアを有する第2ハウジングとを備え、
前記操作部を操作して前記レバーを回動させると、前記カム溝と前記カムフォロアとの係合による倍力作用により前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが引き寄せられて嵌合するようになっているレバー式コネクタにおいて、
前記第1ハウジングの外側面に形成され、前記電線カバーの組付け方向と平行に延びていて、長さ方向と交差する断面形状が台形をなすガイドリブと、
前記側壁部の内側面に形成され、前記ガイドリブと平行に延び、前記ガイドリブと嵌合可能な台形断面のガイド溝とを備え、
前記ハウジング側ロック突起と前記カバー側ロック突起は、前記側壁部と略平行で且つ前記電線カバーの組付け方向と交差する方向に関して、前記ガイドリブ及び前記ガイド溝を挟むような位置関係で一対ずつ配置されているところに特徴を有する。
電線カバーの組付け方向と平行に延びて、断面形状が台形をなすガイドリブとガイド溝を設けたので、レバーの回動操作時に、電線カバーの側壁部が、電線カバーの組付け方向と交差する方向へ弾性変位しようとしても、その弾性変位を抑制できる。また、電線カバーの組付け過程では、ガイド溝の両側において、カバー側ロック突起がハウジング側ロック突起を乗り越え、これに伴って、側壁部のうちカバー側ロック突起の形成領域が外面側へ弾性変位し、側壁部は、全体として内側面側が膨らむ形態で弾性変形する。このとき、ガイド溝は側壁部の内側面に形成されているので、側壁部が内側面側を膨ませる形態で弾性変形するのに伴って、ガイド溝の開口部がその開口幅を拡げるように変形する。ガイド溝の開口幅が拡がると、側壁部のうちガイド溝の形成領域が、第1ハウジングのガイドリブに対して外面側へ変位することができるので、その分、側壁部の弾性撓み量が抑えられる。これにより、ハウジング側ロック突起とカバー側ロック突起との間の摩擦抵抗が低減される。
実施例1のレバー式コネクタにおいて第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合した状態をあらわす側面図 第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合する前の状態をあらわす側面図 第1ハウジングの平面図 第1ハウジングの側面図 第1ハウジングの背面図 電線カバーの背面図 電線カバーの底面図 図1のX−X線断面図 第1ハウジングに電線カバーを組み付ける過程において、カバー側ロック突起がハウジング側ロック突起と干渉する前の状態をあらわす断面図 第1ハウジングに電線カバーを組み付ける過程において、カバー側ロック突起とハウジング側ロック突起との干渉により電線カバーの側壁部が変形した状態をあらわす平断面図
本発明のレバー式コネクタは、
前記ガイドリブのうち前記電線カバーの組付け方向と反対側の先端部には、前記電線カバーの組付け方向と交差する方向の幅寸法が、先端に向かって次第に幅狭となるテーパ状の誘導部が形成されていてもよい。
この構成によれば、ガイドリブに対してガイド溝が嵌合を開始する際には、誘導部により、第1ハウジングに対する電線カバーの位置ずれを矯正できる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図10を参照して説明する。本実施形態1のレバー式コネクタは、図2に示すように、第1ハウジング10と、電線カバー20と、レバー30と、第2ハウジング40とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、上下の方向に関しては、図1に表れる向きを基準とする。また、前後の方向に関しては、図1〜4における左方を、前方と定義する。さらに、左右方向に関しては、図5,6にあらわれる向きを基準とし、図1にあらわれる面を、左側と定義する。
第1ハウジング10は、合成樹脂製である。図3,8に示すように、第1ハウジング10には、上下方向に貫通する複数の端子収容室11が形成され、各端子収容室11内には上方から第1端子金具(図示省略)が挿入されている。第1端子金具に接続された電線(図示省略)は、第1ハウジング10の上面(電線導出面)から上方へ導出されている。図3,5に示すように、第1ハウジング10のうち上下方向における略中央高さを境にして上側の領域は、幅寸法(左右方向の寸法)が段差状に小さく設定された幅狭部12となっている。第1ハウジング10の左右両外側面のうち幅狭部12の下端縁に沿った段差状の領域には、上方に面する左右一対の支持面13が形成されている。
図3,4に示すように、幅狭部12の左右両外側面には、左右一対のガイドリブ14が、突出形成されている。ガイドリブ14は、前後方向において第1ハウジング10のほぼ中央位置に配置されている。ガイドリブ14は、上下方向(つまり、第1ハウジング10に対する電線カバー20の組付け方向と平行な方向)に沿って直線状に延びている。上下方向におけるガイドリブ14の形成領域は、第1ハウジング10の上端から、幅狭部12の下端(支持面13)に至る範囲である。また、図4に示すように、ガイドリブ14の上端部には、前後方向の幅寸法が上方に向かって次第に狭まるようなテーパ状をなす誘導部15が形成されている。
図3,9,10に示すように、ガイドリブ14の長さ方向(上下方向)と直角な断面形状(平面視形状)は、台形をなしている。即ち、ガイドリブ14の左右方向(第1ハウジング10からのガイドリブ14の突出方向)の両端部のうち、幅狭部12に連なる内側の端部の前後幅寸法は、幅狭部12とは反対の外側の端部の前後幅寸法よりも小さく設定されている。
同じく幅狭部12の左右両外側面には、夫々、前後で対をなすハウジング側ロック突起16が、突出形成されている。一対のハウジング側ロック突起16は、前後方向においてガイドリブ14を前後両側から挟むように配置されている。ガイドリブ14から前側のハウジング側ロック突起16までの前後間隔と、ガイドリブ14から後側のハウジング側ロック突起16までの前後間隔は、概ね同じ寸法とされている。
電線カバー20は、合成樹脂製である。図1,2,8に示すように、電線カバー20は、第1ハウジング10に対しその電線導出面(上面)を覆うように組み付けられている。電線カバー20の内部では、第1ハウジング10から上方へ導出された複数本の電線(図示省略)が、後方へ屈曲させられ、電線カバー20の後方外部へ導出されるようになっている。図8に示すように、電線カバー20は、第1ハウジング10に組み付けた状態において、幅狭部12の外側面を覆い隠すように配される左右対称な一対の側壁部21を有する。図6,7に示すように、左右両側壁部21の外側面には、同軸状をなす一対の支持軸22が突出形成されている。前後方向において、支持軸22は、電線カバー20のほぼ中央位置に配置されている。したがって、上記のガイドリブ14と支持軸22は、前後方向においてほぼ同じ位置に配置されている。
図7,9,10に示すように、電線カバー20の左右両側壁部21には、その内側面を凹ませた形態の左右対称な一対のガイド溝24が形成されている。ガイド溝24は、前後方向において、ガイドリブ14及び支持軸22とほぼ同じ位置に配置されている。ガイド溝24は、ガイドリブ14と同じく、上下方向に直線状に延びている。また、ガイド溝24の長さ方向と直角な断面形状も、ガイドリブ14と同じく、台形とされている。つまり、ガイド溝24はアリ溝と称される形態の溝である。図9,10に示すように、側壁部21の内側面におけるガイド溝24の開口部25の開口幅寸法は、ガイド溝24の溝底面26の前後幅寸法よりも小さく設定されている。
電線カバー20を第1ハウジング10に組み付ける過程では、ガイドリブ14とガイド溝24が嵌合することにより、電線カバー20が、第1ハウジング10に対して組付け方向と直角な二次元方向(つまり、前後方向及び左右方向)に位置決めされた状態で円滑に組付けられるようになっている。また、ガイド溝24とガイドリブ14の嵌合により、側壁部21は、幅狭部12の外側面から離間する外方向へ大きく変位しないようになっている。
図6〜8に示すように、電線カバー20の左右両側壁部21の内側面には、夫々、前後で対をなすカバー側ロック突起27が突出形成されている。図7,9,10に示すように、一対のカバー側ロック突起27は、前後方向においてガイド溝24を前後両側から挟むように配置されている。つまり、前後方向において、一対のカバー側ロック突起27は、一対のハウジング側ロック突起16と対応する位置に配置されている。図8に示すように、電線カバー20を第1ハウジング10に正しく組み付けた状態では、側壁部21が支持面13に対して載置するように上から当接するとともに、カバー側ロック突起27が、ハウジング側ロック突起16に対し下から係止し、この当接と係止により、電線カバー20は第1ハウジング10に対して上下方向の相対変位を規制された状態にロックされる。
レバー30は、合成樹脂製である。図8に示すように、レバー30は、左右一対の板状をなすアーム部31と、左右両アーム部31を連結する操作部32とを一対に形成した形態である。左右両アーム部31には、支持軸22に嵌合される軸受孔33が形成されている。この軸受孔33を支持軸22に組み付けることにより、レバー30は、支持軸22を中心として初期位置(図2参照)と嵌合位置(図1参照)との間で回動可能となっている。支持軸22に組み付けられたレバー30は、支持軸22の突出端部に形成した拡径部23の係止作用により、支持軸22から左右方向外方へ離脱しないようになっている。また、図1,2に示すように、アーム部31には、軸受孔33を包囲する形態のカム溝34が形成されている。
第2ハウジング40は、合成樹脂製であり、内部に複数の第2端子金具(図示省略)が収容されている。図2に示すように、第2ハウジング40の左右両外側面には、一対のカムフォロア41が突出形成されている。第1ハウジング10と第2ハウジング40を嵌合する際には、予めレバー30を初期位置に待機させた状態で、両ハウジング10,40を浅く嵌合することにより、カムフォロア41をカム溝34の入口に進入させる。そして、操作部32を掴んでレバー30を初期位置から嵌合位置へ回動させると、カム溝34とカムフォロア41の係合による倍力作用により、図1に示すように、両ハウジング10,40が引き寄せられて嵌合される。
レバー30を初期位置と嵌合位置との間で回動させる際には、操作部32を円弧状の軌跡を描くように大きく変位させるが、この間、嵌合位置に近い領域では、操作部32が概ね前後方向へ変位する。この間の操作部32の変位方向は、両ハウジング10,40の嵌合方向とほぼ直交する前後方向であるから、レバー30を支持している電線カバー20と、第2ハウジング40と嵌合している第1ハウジング10とに対し、前後方向に相対変位させようとする外力が作用する。しかし、本実施例1では、電線カバー20のガイド溝24と第1ハウジング10のガイドリブ14が、前後方向に当接することにより、電線カバー20と第1ハウジング10の前後方向への相対変位が規制される。
また、レバー30を回動する過程では、カム溝34とカムフォロア41との係合により、アーム部31には、支持軸22の軸線方向に沿って電線カバー20の側壁部21から左右方向外方へ離間する方向の力が作用する。アーム部31に作用した力は、拡径部23と支持軸22を介して電線カバー20の側壁部21に伝えられる。したがって、側壁部21は、第1ハウジング10の幅狭部12の外側面から左右方向外方へ離間する方向の外力を受けることになる。しかし、側壁部21に形成した台形断面のガイド溝24と、幅狭部12に形成した台形断面のガイドリブ14との嵌合により、側壁部21は、幅狭部12(第1ハウジング10)の外側面から離間する方向へ変位することを規制される。
上記のように、台形断面のガイド溝24と台形断面のガイドリブ14を嵌合させることにより、ガイド溝24及びガイドリブ14の長さ方向と交差する二次元方向(つまり、側壁部21と平行な前後方向及び側壁部21と交差する左右方向の両方向)において、第1ハウジング10に対する電線カバー20の位置ずれが規制されるので、ハウジング側ロック突起16とカバー側ロック突起27との係止代が減少することを回避できる。
しかしながら、台形断面のガイド溝24と台形断面のガイドリブ14を嵌合する構成を採用した場合、次のような新たな問題が懸念される。即ち、電線カバー20の組付けに伴って、カバー側ロック突起27がハウジング側ロック突起16を乗り越える過程では、側壁部21のうちカバー側ロック突起27の形成領域が外面側へ弾性変位しようとする。ところが、側壁部21のうちガイドリブ14の形成領域は、ガイドリブ14とガイド溝24との嵌合によって、外面側への弾性変位が規制されている。そのため、カバー側ロック突起27がハウジング側ロック突起16が乗り越える時に、側壁部21の弾性撓み量が大きくなり、ロック突起16,27同士の摩擦抵抗が大きくなってしまう。ロック突起16,27同士の摩擦抵抗が大きくなることは、電線カバー20の組付け作業性が低下することを意味する。
そこで、本実施例1では、レバー30の回動操作時に電線カバー20の側壁部21が弾性変位するのを抑制しながら、電線カバー20を第1ハウジング10に組み付ける過程ではロック突起16,27同士の摩擦抵抗を低減するための手段として、ハウジング側ロック突起16とカバー側ロック突起27を、側壁部21と略平行で且つ電線カバー20の組付け方向と交差する前後方向に関して、ガイドリブ14及びガイド溝24を挟むような位置関係で一対ずつ配置した。
このような配置にすると、電線カバー20の組付け過程では、図10に示すように、ガイド溝24の両側において前後一対のカバー側ロック突起27が前後一対のハウジング側ロック突起16を乗り越えるのに伴い、側壁部21のうちカバー側ロック突起27の形成領域が外面側へ弾性変位し、側壁部21は、全体として内側面側が内側(図10における上側)へ膨らむ形態で弾性変形する。このとき、ガイド溝24は側壁部21の内側面に形成されているので、側壁部21が内側面側を膨ませる形態で弾性変形すると、ガイド溝24の開口部25がその開口幅を拡げるように変形する。
ガイド溝24の開口幅が拡がると、ガイド溝24の前後両内側面の間隔が拡がるので、側壁部21におけるガイド溝24の形成領域が、第1ハウジング10のガイドリブ14に対して外面側へ変位する。つまり、ガイド溝24の溝底面26がガイドリブ14の外側面から離間する。これにより、側壁部21におけるカバー側ロック突起27の形成領域が第1ハウジング10に対して左右方向へ変位する量と、側壁部21におけるガイド溝24の形成領域が第1ハウジング10に対して左右方向へ相対変位する量との差が小さくなるので、その分、側壁部21の弾性撓み量が抑えられる。
側壁部21の弾性撓み量が抑えられることにより、側壁部21の弾性復元力も小さくなるので、側壁部21の弾性復元力に起因してハウジング側ロック突起16とカバー側ロック突起27との間に生じる摩擦抵抗が低減される。したがって、本実施例1のレバー式コネクタは、電線カバー20を第1ハウジング10に組み付ける際の作業性に優れている。
また、本実施例1のレバー式コネクタは、ガイドリブ14の上端部(即ち、ガイドリブ14のうち第1ハウジング10に対する電線カバー20の組付け方向とは反対側の先端部)に、誘導部15を形成した。図4に示すように、この誘導部15は、電線カバー20の組付け方向と交差する前後方向の幅寸法が、先端(上端)に向かって次第に幅狭となるようなテーパ状をなしている。したがって、電線カバー20が第1ハウジング10に対して前後方向に位置ずれした状態で組み付けられようとした場合には、ガイドリブ14に対してガイド溝24が嵌合を開始するときに、テーパ状の誘導部15によって、第1ハウジング10に対する電線カバー20の位置ずれが矯正される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ガイドリブのうち前記電線カバーの組付け方向と反対側の先端部に、テーパ状の誘導部を形成したが、このような誘導部を形成しない形態としてもよい。
10…第1ハウジング
14…ガイドリブ
15…誘導部
16…ハウジング側ロック突起
20…電線カバー
21…側壁部
22…支持軸
24…ガイド溝
27…カバー側ロック突起
30…レバー
32…操作部
34…カム溝
40…第2ハウジング
41…カムフォロア

Claims (2)

  1. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの外側面に形成されたハウジング側ロック突起と、
    前記第1ハウジングに対しその電線導出面側から組み付けられる電線カバーと、
    前記電線カバーの側壁部の内側面に形成され、前記ハウジング側ロック突起に係止することで前記第1ハウジングと前記電線カバーを組付け状態にロックするカバー側ロック突起と、
    前記側壁部の外側面に形成された支持軸と、
    前記支持軸に回動可能に支持され、前記側壁部と略平行で且つ前記電線カバーの組付け方向と交差する方向へ変位可能な操作部を有するレバーと、
    前記レバーに形成したカム溝と係合可能なカムフォロアを有する第2ハウジングとを備え、
    前記操作部を操作して前記レバーを回動させると、前記カム溝と前記カムフォロアとの係合による倍力作用により前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが引き寄せられて嵌合するようになっているレバー式コネクタにおいて、
    前記第1ハウジングの外側面に形成され、前記電線カバーの組付け方向と平行に延びていて、長さ方向と交差する断面形状が台形をなすガイドリブと、
    前記側壁部の内側面に形成され、前記ガイドリブと平行に延び、前記ガイドリブと嵌合可能な台形断面のガイド溝とを備え、
    前記ハウジング側ロック突起と前記カバー側ロック突起は、前記側壁部と略平行で且つ前記電線カバーの組付け方向と交差する方向に関して、前記ガイドリブ及び前記ガイド溝を挟むような位置関係で一対ずつ配置されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記ガイドリブのうち前記電線カバーの組付け方向と反対側の先端部には、前記電線カバーの組付け方向と交差する方向の幅寸法が、先端に向かって次第に幅狭となるテーパ状の誘導部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
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