JP5933425B2 - 表面実装型電気装置、表面実装型電気装置搭載マザーボード、表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法 - Google Patents

表面実装型電気装置、表面実装型電気装置搭載マザーボード、表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面実装型電気装置、表面実装型電気装置搭載マザーボード、表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法に関する。
高密度実装に対する要求に応えるため、従来より、プリント基板の両面に電子部品を実装する、いわゆる両面実装が行われている。プリント基板には、例えば、オンボードタイプのDC/DCコンバータのような表面実装型電気装置が実装される。以下、表面実装型電気装置が実装される基板のことを「マザーボード」という。
両面実装する際は、まず、マザーボードの一方の実装面に表面実装型電気装置を実装するリフロー処理(1回目)を行う。次いで、マザーボードを上下反転させ、マザーボードの他方の実装面に電子部品を実装するリフロー処理(2回目)を行う。この2回目のリフロー工程において、1回目のリフロー処理で溶融したはんだが再び溶融し、表面実装型電気装置がその重みにより落下してしまう。
そこで、表面実装型電気装置が2回目のリフロー工程で落下しないように、表面実装型電気装置を接着剤でマザーボードに固定する必要がある。例えば特許文献1では、表面実装型電気装置をマザーボードに支持する支持部材として、表面実装型電気装置の回路基板の四隅に柱状部材を設けている。各柱状部材は、一端が表面実装型電気装置に接着剤で固定され、他端がマザーボードに接着剤で固定される。
特開2005−197403号公報
近年、表面実装型電気装置の小型化の進展により、回路基板の実装面の空き領域が少なくなり、多くの支持部材を設けることが困難になってきた。単に支持部材の数を減らした場合には、リフロー工程で表面実装型電気装置が落下してしまう。特に、表面実装型電気装置がDC/DCコンバータのような電源装置の場合、フェライトコア等を含むために重量が重く、支持部材の接着強度を十分に確保する必要がある。
そこで、本発明は、支持部材の数を減らした場合でも、十分な接着強度が確保され、リフロー工程において表面実装型電気装置が落下する事態を防ぐことが可能な表面実装型電気装置、表面実装型電気装置搭載マザーボード、表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表面実装型電気装置は、
マザーボードに表面実装される表面実装型電気装置であって、
実装面に表面実装部品が実装された回路基板と、
前記回路基板を前記マザーボードに支持するための支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、
一方の面が前記回路基板の前記実装面に対向するように、前記回路基板の前記実装面に接着剤により固定された板状の第1の接続部と、
前記第1の接続部の他方の面から延在する延在部と、
前記延在部の先端に設けられ、前記第1の接続部と平行な板状の第2の接続部と、
を有し、
前記回路基板の前記実装面から前記第1の接続部の前記他方の面にわたって前記接着剤が存在している、
ことを特徴とする。
また、前記表面実装型電気装置において、
前記支持部材には、前記第1の接続部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられ、
前記接着剤は、前記実装面から前記貫通孔を通って前記第1の接続部の前記他方の面にわたって存在しているようにしてもよい。
また、前記表面実装型電気装置において、
前記第1の接続部は、互いに平行な複数の櫛歯を有する櫛形状に形成され、
前記接着剤は、前記実装面から前記櫛歯間を通って前記第1の接続部の前記他方の面にわたって存在しているようにしてもよい。
また、前記表面実装型電気装置において、
前記回路基板の前記実装面には、接着剤溜まりが設けられ、前記接着剤は前記接着剤溜まり内に塗布されているようにしてもよい。
また、前記表面実装型電気装置において、
前記支持部材は、前記回路基板の中心軸または重心軸上に少なくとも2個設けられているようにしてもよい。
本発明の一態様に係る表面実装型電気装置搭載マザーボードは、
本発明による表面実装型電気装置がマザーボードに実装された表面実装型電気装置搭載マザーボードであって、
前記支持部材は、前記第2の接続部の一方の面が前記マザーボードの前記実装面に対向するように、前記マザーボードの実装面に実装用接着剤により固定され、前記マザーボードの前記実装面から前記第2の接続部の他方の面にわたって前記実装用接着剤が存在していることを特徴とする。
前記表面実装型電気装置搭載マザーボードにおいて、
前記支持部材には、前記第2の接続部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられ、
前記実装用接着剤は、前記マザーボードの前記実装面から前記貫通孔を通って前記第2の接続部の前記他方の面にわたって存在しているようにしてもよい。
前記表面実装型電気装置搭載マザーボードにおいて、
前記第2の接続部は、互いに平行な複数の櫛歯を有する櫛形状に形成され、
前記実装用接着剤は、前記マザーボードの前記実装面から前記櫛歯間を通って前記第2の接続部の前記他方の面に存在しているようにしてもよい。
本発明の一態様に係る表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法は、
マザーボードに本発明による表面実装型電気装置が実装された表面実装型電気装置搭載マザーボードを製造する方法であって、
前記マザーボードの第1の実装面の所定の位置に実装用接着剤を塗布する工程と、
前記支持部材の前記第2の接続部の一方の面が前記マザーボードの前記第1の実装面に対向するように、前記第1の実装面に塗布された前記実装用接着剤の上に前記表面実装型電気装置を載置し、前記実装用接着剤を前記第1の実装面から前記第2の接続部の他方の面にわたって存在させる工程と、
前記表面実装型電気装置が載置された前記マザーボードにリフロー処理を施して、前記表面実装型電気装置を前記マザーボードにはんだ付けするとともに前記実装用接着剤を固化させる工程と、
前記マザーボードを上下反転させ、前記マザーボードの前記第1の実装面と反対側の第2の実装面に表面実装部品を載置する工程と、
前記表面実装部品が載置された前記マザーボードにリフロー処理を施して、前記表面実装部品を前記マザーボードにはんだ付けする工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表面実装型電気装置において、支持部材は、一方の面が回路基板の実装面に対向するように、回路基板の実装面に接着剤により固定された板状の第1の接続部と、第1の接続部の他方の面から延在する延在部の先端に設けられ、第1の接続部と平行な板状の第2の接続部とを有する。接着剤が回路基板の実装面から第1の接続部の他方の面にわたって存在しているため、支持部材の接着強度を高めることができる。
よって、本発明によれば、支持部材の数を減らした場合でも、十分な接着強度が確保され、リフロー工程において表面実装型電気装置が落下する事態を防ぐことができる。
本発明の一実施形態による表面実装型電気装置の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 接着剤により回路基板に固定された支持部材の一例の斜視図である。 (a)は第1の接続部に貫通孔を設けた支持部材の斜視図であり、(b)は第1の接続部を櫛形状にした支持部材の斜視図である。 (a)および(b)は、支持部材の変形例を示す斜視図である。 接着剤溜まりを設けた表面実装型電気装置の斜視図である。 本発明の一実施形態による表面実装型電気装置搭載マザーボードの断面図である。 表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法を示すフローチャートである。 表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法を説明するための工程断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(表面実装型電気装置)
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による表面実装型電気装置1について説明する。図1は表面実装型電気装置1の斜視図を示し、図2は図1のA−A線に沿う断面図を示している。なお、図1および図2において、回路基板2の実装面2a,2b上に設けられた配線パターンは省略している(後述の図6も同様)。
表面実装型電気装置1は、マザーボードに表面実装される表面実装型の電気装置であり、回路基板2と、回路基板2の実装面2aに実装された表面実装部品3と、回路基板2の実装面2aに固定され、回路基板2をマザーボードに支持するための支持部材4とを備えている。
回路基板2は、ガラスエポキシ等からなるリジッド基板である。例えば、表面実装型電気装置1がDC/DCコンバータ等の電源装置の場合は、回路基板2は、各層にパターンコイルが内蔵された多層基板であり、回路基板2には、パターンコイルの中心を通るように貫通孔が設けられ、その貫通孔を挿通するフェライトコア(図示せず)が取り付けられる。
図1に示すように、回路基板2の実装面2aには表面実装部品3,6が実装されている。また、図2に示すように、実装面2bには表面実装部品6が実装されている。表面実装部品3は、例えば、表面実装される端子部品(ブロック端子等)である。表面実装部品6は、例えば、表面実装される電子部品(パワーMOSFET、チップコンデンサ、チップ抵抗等)である。
支持部材4については後ほど詳しく説明するが、この支持部材4は、図1に示すように、回路基板2の中心軸(または重心軸)上に2個設けられている。支持部材4の個数はこれに限らず、例えば、回路基板2の中心点(あるいは重心点)に支持部材4を1個だけ設けてもよい。
表面実装型電気装置1は、回路基板2の実装面2aがマザーボードの実装面に対向するように、マザーボードに表面実装される。表面実装型電気装置1は、表面実装された状態において、表面実装部品3を介してマザーボードに電気的に接続されるとともに、支持部材4によりマザーボードに支持される。
次に、図2を参照して、支持部材4の構成について詳しく説明する。
支持部材4は、図2に示すように、第1の接続部4aと、延在部4bと、第2の接続部4cとを有する。支持部材4は、例えば金属板を曲げ加工することにより、略コの字状に形成されている。
第1の接続部4aと第2の接続部4c間の長さ、即ち、支持部材4の高さは、表面実装部品3(上面に接続端子を有する電子部品、または端子部品)の高さにほぼ等しい。
第1の接続部4aは、図1および図2に示すように、板状の部材であり、第1の接続部4aの下面(一方の面)が実装面2aに対向するように、接着剤5により実装面2aに固定されている。
なお、接着剤5としては、熱硬化性接着剤が好ましく、部品固定用の接着剤を適用することが可能である。
延在部4bは、第1の接続部4aの他方の面から延在するものとして設けられている。この延在部4bは、第1の接続部4aと第2の接続部4cとを繋ぐ部材として捉えることも可能である。
第2の接続部4cは、図1および図2に示すように、延在部4bの先端に設けられており、第1の接続部4aと略平行な板状の部材である。第2の接続部4cは、例えば、第1の接続部4aと同じ形状(寸法、厚み等)である。
本実施形態では、図2に示すように、接着剤5は、回路基板2の実装面2aから第1の接続部4aの上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、回路基板2の実装面2aから第1の接続部4aの他方の面にわたって接着剤5が存在している。これにより、支持部材4と回路基板2との間の接着強度を高めることができる。
なお、接着剤5が第1の接続部4aの上面を全て覆う必要は必ずしもない。即ち、接着剤5が第1の接続部4aの上面の一部を覆うだけでもよい。好ましくは、図3に示すように、接着剤5は第1の接続部4aの上面を跨いでいる。図3は、回路基板に固定された支持部材の一例の斜視図を示している。図3中の支持部材は、後述の支持部材4Bである。
また、接着剤5が第1の接続部4a上に這い上がり易くする観点から、第1の接続部4aの厚みは、機械的強度を維持可能な範囲内で、できるだけ薄い(例えば0.5mm以下)ことが好ましい。
次に、第1の接続部4aに貫通孔または櫛歯を設けた支持部材4の変形例について説明する。
図4(a)に示すように、支持部材4に第1の接続部4aを厚さ方向に貫通する貫通孔4dを設けてもよい。この場合、支持部材4が回路基板2に固定された状態において、接着剤5は貫通孔4dを通って第1の接続部4aの上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、接着剤5は、実装面2aから貫通孔4dを通って第1の接続部4aの他方の面にわたって存在している。これにより、支持部材4と回路基板2との間の接着強度を高めることができる。
また、図4(b)に示すように、第1の接続部4aは、互いに平行な複数の櫛歯4eを有する櫛形状に形成されてもよい。この場合、支持部材4が回路基板2に固定された状態において、接着剤5は櫛歯4e間を通って第1の接続部4aの上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、接着剤5は、実装面2aから櫛歯4e間を通って第1の接続部4aの他方の面にわたって存在している。これにより、支持部材4と回路基板2との間の接着強度を高めることができる。
なお、図4(a)に示すように、第2の接続部4cにも、厚さ方向に貫通する貫通孔4dを設けてもよい。また、図4(b)に示すように、第2の接続部4cも、互いに平行な複数の櫛歯4eを有する櫛形状に形成されてもよい。
また、支持部材の形状は、略コの字状に限らず、様々な形状を想定することが可能である。図5を参照して2つの例(支持部材4A,4B)について説明する。
支持部材4Aは、図5(a)に示すように、回路基板2の側面から見て略Z字状になるように構成されている。即ち、延在部4bは第1の接続部4aの一端から斜め上方向に延在し、第2の接続部4cは延在部4bの先端から第1の接続部4aと平面位置が重なるように設けられている。
支持部材4Bは、図5(b)に示すように、第1の接続部4aおよび延在部4bを2対有し、第2の接続部4cは一端で一方の延在部4bに接続し、他端で他方の延在部4bに接続している。
その他、支持部材4は、回路基板2の側面から見て、略ロの字状または略エの字状になるように構成されてもよい。
図6に示すように、接着剤5が第1の接続部4a上に這い上がり易くする観点から、回路基板2に接着剤溜まり2dを設けてもよい。この場合、回路基板2の実装面2aには、接着剤溜まり2dが設けられ、接着剤5は接着剤溜まり2d内に塗布されている。
接着剤溜まり2dは、例えば、図6に示すように、実装面2aを保護するソルダーレジスト層などの絶縁層2cの所定の位置(支持部材4の配置位置)に開口を設けることで形成される。あるいは、支持部材4の配置位置を囲うように、環状のダミー配線パターンまたは環状の絶縁層を設けて接着剤溜まり2dを形成してもよい。このようにして接着剤溜まり2dを設けることで、接着剤5が周囲に広がることが抑制される。その結果、実装面2aに支持部材4を固定する際、接着剤5が第1の接続部4a上に這い上がり易くなる。
(表面実装型電気装置搭載マザーボード)
次に、上記の表面実装型電気装置1が実装された表面実装型電気装置搭載マザーボード15について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態による表面実装型電気装置搭載マザーボード15の断面図を示している。なお、図7において、回路基板2およびマザーボード10の実装面上に設けられた配線パターンは省略している(図9も同様)。また、図7において、後述のはんだ12は省略している。
表面実装型電気装置搭載マザーボード15では、支持部材4は、第2の接続部4cの下面(一方の面)が第1の実装面10aに対向するように、接着剤(実装用接着剤)11により第1の実装面10aに固定されている。なお、接着剤11は、前述の接着剤5と同様の接着剤でよい。
また、図7に示すように、接着剤11が第1の実装面10aから第2の接続部4cの上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、第1の実装面10aから第2の接続部4cの上面(他方の面)にわたって接着剤11が存在している。このように、支持部材4とマザーボード10との間の接続は、支持部材4と回路基板2との間の接続と同様である。
なお、第2の接続部4cに図4(a)で説明した貫通孔4dが設けられている場合は、接着剤11は貫通孔4dを通って第2の接続部4cの上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、接着剤11は、マザーボード10の第1の実装面10aから貫通孔4dを通って第2の接続部4cの上面(他方の面)にわたって存在している。
また、第2の接続部4cに図4(b)で説明した櫛歯4eが設けられている場合は、接着剤11は櫛歯4e間を通って第2の接続部の上面(他方の面)上に這い上がっている。換言すれば、接着剤11は、マザーボード10の第1の実装面10aから櫛歯4e間を通って第2の接続部4cの上面(他方の面)に存在している。
図7に示すように、第1の実装面10aには、表面実装型電気装置1の他、表面実装部品13が実装されていてもよい。第1の実装面10aと反対側の第2の実装面10bには、表面実装部品14が実装されていてもよい。表面実装部品13,14は、表面実装される電子部品(例えばパワーMOSFET、チップコンデンサ、チップ抵抗)等である。
(表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法)
次に、表面実装型電気装置搭載マザーボード15の製造方法について、図8および図9を参照して説明する。図8は、表面実装型電気装置搭載マザーボード15の製造方法のフローチャートであり、図9は、表面実装型電気装置搭載マザーボード15の製造方法を説明するための工程断面図である。
まず、図9(1)に示すように、マザーボード10の第1の実装面10aの所定の位置(支持部材4を固定する位置)に接着剤11を塗布する(ステップS1)。また、本工程において、接着剤11を塗布する前に、第1の実装面10aの所定の位置(配線パターンのパッド部など)にクリームはんだ12Aを印刷してもよい。
次に、図9(2)に示すように、第2の接続部4cの下面(一方の面)が第1の実装面10aに対向するように、第1の実装面10aに塗布された接着剤11の上に表面実装型電気装置1を載置し、それにより、接着剤11を第2の接続部4cの上面(他方の面)上に這い上がらせる(ステップS2)。即ち、表面実装型電気装置1を載置することにより、接着剤11を第1の実装面10aから第2の接続部4cの上面(他方の面)にわたって存在させる。
また、本工程において、図9(2)に示すように、マザーボード10と電気的に接続される表面実装部品3が、マザーボード10上のクリームはんだ12A上に載置される。
なお、本工程において、表面実装部品13をクリームはんだ12A上に載置してもよい。この場合、表面実装部品13に部品固定用の接着剤(図示せず)を塗布してもよい。
次に、表面実装型電気装置1が載置されたマザーボード10にリフロー処理を施し、それにより、表面実装型電気装置1をマザーボード10にはんだ付けするとともに、接着剤11を固化させる。(ステップS3)。即ち、本工程において、表面実装型電気装置1は、はんだ12によりマザーボード10に電気的に接続され、接着剤11によりマザーボード10に固定される。また、本工程において、表面実装部品13もはんだ付けされ、マザーボード10に電気的に接続される。
次に、図9(3)に示すように、マザーボード10を上下反転させ、第2の実装面10bの所定の位置にクリームはんだ12Aを印刷し、そのクリームはんだ12A上に表面実装部品14を載置する(ステップS4)。
次に、表面実装部品14が載置されたマザーボード10にリフロー処理を施して、表面実装部品14をマザーボード10にはんだ付けする(ステップS5)。
上記の工程を経て、図7に示す表面実装型電気装置搭載マザーボード15を得る。ステップS5のリフロー工程において、はんだ12が再溶融しても、表面実装型電気装置1は支持部材4に十分な接着強度で支持されているので落下を防止できる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 表面実装型電気装置
2 回路基板
2a,2b 実装面
2c 絶縁層
2d 接着剤溜まり
3 表面実装部品
4,4A,4B 支持部材
4a 第1の接続部
4c 第2の接続部
4b 延在部
4d 貫通孔
4e 櫛歯
5 接着剤
6 表面実装部品
10 マザーボード
10a 第1の実装面
10b 第2の実装面
11 実装用接着剤
12A クリームはんだ
12 はんだ
13,14 表面実装部品
15 表面実装型電気装置搭載マザーボード

Claims (9)

  1. マザーボードに表面実装される表面実装型電気装置であって、
    実装面に表面実装部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板を前記マザーボードに支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、
    一方の面が前記回路基板の前記実装面に対向するように、前記回路基板の前記実装面に接着剤により固定された板状の第1の接続部と、
    前記第1の接続部の他方の面から延在する延在部と、
    前記延在部の先端に設けられ、前記第1の接続部と平行な板状の第2の接続部と、
    を有し、
    前記回路基板の前記実装面から前記第1の接続部の前記他方の面にわたって前記接着剤が存在している、
    ことを特徴とする表面実装型電気装置。
  2. 前記支持部材には、前記第1の接続部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられ、
    前記接着剤は、前記実装面から前記貫通孔を通って前記第1の接続部の前記他方の面にわたって存在していることを特徴とする請求項1に記載の表面実装型電気装置。
  3. 前記第1の接続部は、互いに平行な複数の櫛歯を有する櫛形状に形成され、
    前記接着剤は、前記実装面から前記櫛歯間を通って前記第1の接続部の前記他方の面にわたって存在していることを特徴とする請求項1または2に記載の表面実装型電気装置。
  4. 前記回路基板の前記実装面には、接着剤溜まりが設けられ、前記接着剤は前記接着剤溜まり内に塗布されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表面実装型電気装置。
  5. 前記支持部材は、前記回路基板の中心軸または重心軸上に少なくとも2個設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表面実装型電気装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の表面実装型電気装置がマザーボードに実装された表面実装型電気装置搭載マザーボードであって、
    前記支持部材は、前記第2の接続部の一方の面が前記マザーボードの前記実装面に対向するように、前記マザーボードの実装面に実装用接着剤により固定され、前記マザーボードの前記実装面から前記第2の接続部の他方の面にわたって前記実装用接着剤が存在していることを特徴とする表面実装型電気装置搭載マザーボード。
  7. 前記支持部材には、前記第2の接続部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられ、
    前記実装用接着剤は、前記マザーボードの前記実装面から前記貫通孔を通って前記第2の接続部の前記他方の面にわたって存在していることを特徴とする請求項6に記載の表面実装型電気装置搭載マザーボード。
  8. 前記第2の接続部は、互いに平行な複数の櫛歯を有する櫛形状に形成され、
    前記実装用接着剤は、前記マザーボードの前記実装面から前記櫛歯間を通って前記第2の接続部の前記他方の面に存在していることを特徴とする請求項6または7に記載の表面実装型電気装置搭載マザーボード。
  9. マザーボードに請求項1〜5のいずれかに記載の表面実装型電気装置が実装された表面実装型電気装置搭載マザーボードを製造する方法であって、
    前記マザーボードの第1の実装面の所定の位置に実装用接着剤を塗布する工程と、
    前記支持部材の前記第2の接続部の一方の面が前記マザーボードの前記第1の実装面に対向するように、前記第1の実装面に塗布された前記実装用接着剤の上に前記表面実装型電気装置を載置し、前記実装用接着剤を前記第1の実装面から前記第2の接続部の他方の面にわたって存在させる工程と、
    前記表面実装型電気装置が載置された前記マザーボードにリフロー処理を施して、前記表面実装型電気装置を前記マザーボードにはんだ付けするとともに前記実装用接着剤を固化させる工程と、
    前記マザーボードを上下反転させ、前記マザーボードの前記第1の実装面と反対側の第2の実装面に表面実装部品を載置する工程と、
    前記表面実装部品が載置された前記マザーボードにリフロー処理を施して、前記表面実装部品を前記マザーボードにはんだ付けする工程と、
    を備えることを特徴とする表面実装型電気装置搭載マザーボードの製造方法。
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