JP5933407B2 - 仮撚加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、糸に仮撚加工を施す仮撚加工機に関する。
糸に仮撚加工を施す仮撚加工機は、給糸部と、給糸部から供給された糸を仮撚する仮撚装置と、仮撚装置により仮撚された糸を巻き取り、パッケージを形成する巻取装置と、を備えている。一般的な仮撚加工機では、作業者が床面に立った状態でパッケージを回収できるように、最上段に位置する巻取装置でも床面から1.8m程度の高さに位置させるため、巻取装置は、機台に3段設けられている。
特許文献1に記載の仮撚加工機では、生産性向上のため、機台に巻取装置が4段設けられている。この仮撚加工機では、最上段(下から4段目)の巻取装置は、床面から2m以上の高さに位置するため、作業者が最上段の巻取装置により形成されたパッケージを回収できるように、仮撚加工機の作業者の作業空間に架台が設けられている。作業者は、作業空間に設けられた架台に乗り、最上段の巻取装置により形成されたパッケージを回収することができる。
特開2012−097369号公報
特許文献1に記載の仮撚加工機においては、作業者は、架台を作業位置に配置し、架台に乗って最上段の巻取装置により形成されたパッケージを回収しなければならないため、パッケージの回収作業の効率が悪い。このように、高い位置に位置する巻取装置により形成されたパッケージを、架台等を使用して作業者が回収する場合、作業者によるパッケージの回収作業の効率が悪くなる。
本発明の目的は、巻取装置により形成されたパッケージの回収作業の効率を向上させることである。
第1の発明の仮撚加工機は、糸を供給する給糸部と、前記給糸部から供給された前記糸を仮撚する仮撚装置と、前記仮撚装置により仮撚された前記糸を巻き取り、パッケージを形成する巻取装置と、を備える仮撚加工機であって、前記巻取装置は、上下方向に複数段設けられており、前記複数段設けられた前記巻取装置のうち、少なくとも、最上段に設けられた前記巻取装置により形成された前記パッケージを下方に降ろす下降装置をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、下降装置により、複数段設けられた巻取装置のうち、少なくとも、最上段に設けられた巻取装置により形成されたパッケージが下方に降ろされるため、作業者は、下方に降ろされたパッケージを容易に回収できる。従って、作業者によるパッケージの回収効率が向上する。
第2の発明の仮撚加工機は、第1の発明の仮撚加工機において、前記下降装置は、前記巻取装置により形成された前記パッケージを受け取るパッケージ受けと、前記巻取装置に隣接する受取位置と、前記受取位置よりも下方の回収位置と、の間で前記パッケージ受けを移動させる昇降機構と、を有することを特徴とする。
本発明では、昇降機構により、巻取装置に隣接する受取位置と、受取位置よりも下方の回収位置と、の間でパッケージ受けが移動される。従って、作業者は、受取位置よりも下方の回収位置に移動された(降ろされた)パッケージを、容易に回収することができる。
第3の発明の仮撚加工機は、第2の発明の仮撚加工機において、前記巻取装置は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置しない場合に、前記受取位置への前記パッケージの移動を規制し、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置する場合に、前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除する規制機構を有することを特徴とする。
本発明では、規制機構は、パッケージ受けが受取位置に位置する場合に、受取位置へのパッケージの移動規制を解除する。従って、パッケージ受けが受取位置に位置しない場合には、パッケージが受取位置に移動しないため、誤ってパッケージが巻取装置から落下することが防止される。
第4の発明の仮撚加工機は、第3の発明の仮撚加工機において、前記規制機構及び前記下降装置を操作するための1つ又は複数の操作ボタンをさらに備え、前記規制機構は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置する場合に、前記操作ボタンが操作されることにより、前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除し、前記昇降機構は、前記パッケージ受けに前記パッケージが移動した後に、前記操作ボタンが操作されることにより、前記パッケージ受けを前記受取位置から前記回収位置へ移動させることを特徴とする。
本発明では、パッケージ受けが受取位置に位置する場合に、操作ボタンが操作されると、規制機構は、受取位置へのパッケージの移動規制を解除する。また、パッケージ受けにパッケージが移動した後に、操作ボタンが操作されると、昇降機構は、パッケージ受けを受取位置から回収位置へ移動させる。従って、作業員は、操作ボタンを操作することで、パッケージを巻取装置から下方に降ろすことを仮撚加工機に指示することができる。
第5の発明の仮撚加工機は、第4の発明の仮撚加工機において、前記規制機構を制御する制御装置をさらに備え、前記制御装置は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置しない場合に、前記操作ボタンの操作を受け付けず、前記規制機構による前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除しないことを特徴とする。
本発明では、制御装置は、パッケージ受けが受取位置に位置しない場合に、操作ボタンの操作を受け付けず、規制機構による受取位置へのパッケージの移動規制を解除しない。すなわち、パッケージ受けが受取位置に位置しない場合に、操作ボタンの操作が無視される。従って、パッケージ受けが受取位置に位置しない場合に、操作ボタンが操作され、誤ってパッケージが受取位置に移動し、パッケージが巻取装置から落下することが防止される。
第6の発明の仮撚加工機は、第2〜第5の発明のいずれかの仮撚加工機において、前記パッケージ受けが前記昇降機構により昇降されている間、前記パッケージ受けが昇降中であることを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明では、報知手段は、パッケージ受けが昇降機構により昇降されている間、パッケージ受けが昇降中であることを報知する。従って、作業員は、パッケージ受けが昇降動作中であることを確認することができる。
第7の発明の仮撚加工機は、第1の発明の仮撚加工機において、前記巻取装置は、上下方向に4段設けられており、前記下降装置は、最上段に設けられた前記巻取装置により形成された前記パッケージを下方に降ろすことを特徴とする。
本発明では、下降装置は、最上段(下から4段目)に設けられた巻取装置により形成されたパッケージを下方に降ろす。従って、作業者は、容易に下から4段目に設けられた巻取装置により形成されたパッケージを回収することができる。
本発明では、下降装置により、複数段設けられた巻取装置のうち、少なくとも、最上段に設けられた巻取装置により形成されたパッケージが下方に降ろされるため、作業者は、下方に降ろされたパッケージを容易に回収できる。従って、作業者によるパッケージの回収効率が向上する。
本実施形態に係る仮撚加工機の概略正面図である。 図1における巻取装置の拡大図である。 下降装置等を示す概略正面図である。 パッケージを下方に降ろした状態の下降装置等を示す概略正面図である。 下降装置等を示す概略斜視図である。 制御装置等の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 下降装置等の動作を説明するための図である。 下降装置等の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る仮撚加工機を示す概略正面図である。仮撚加工機1は、例えば、ポリエステルやポリアミドなどの熱可塑性合成繊維に、仮撚を施して縮れを付与し、伸縮性に富んだ加工糸を製造するものである。
図1に示すように、仮撚加工機1は、主機台2、2つの巻取台3、支持部4等を有し、これらに後述する各装置が配置される。主機台2は、紙面の奥行き方向に延在している。2つの巻取台3は、主機台2を軸とした対称な位置において、作業空間6を空けて主機台2とそれぞれ対向配置されている。巻取台3の作業空間6とは反対側には、巻取台3に設けられた後述する巻取装置13によって巻き取りが行われた満巻のパッケージPを作業者が取り上げる空間7が存在する。支持部4は、主機台2と2つの巻取台3を連結している。
仮撚加工機1は、空間7をそれぞれ挟んで2つの巻取台3と対向配置された2つの給糸クリール11(給糸部)、主機台2の上部に設けられた2つの仮撚装置12、2つの巻取台3にそれぞれ設けられた巻取装置13、等を備えている。給糸クリール11は、給糸パッケージSを保持し、給糸パッケージSの糸Yを給糸するものである。仮撚装置12は、給糸クリール11から供給された糸Yを仮撚するものである。巻取装置13は、仮撚装置12により仮撚された糸Yを巻き取り、パッケージPを形成するものである。巻取装置13の詳細については後述する。
給糸クリール11から巻取装置13までの糸道には、糸走行方向の上流から順に第1フィードローラ14、第1加熱装置17、冷却装置19、仮撚装置12、第2フィードローラ15、第2加熱装置18、及び、第3フィードローラ16が配置されている。仮撚加工機1には、給糸クリール11から巻取装置13までの糸道に沿った各装置が、主機台2をはさんで対称にそれぞれ配置されている。
第1フィードローラ14は、巻取台3の上端部に配置されている。第1加熱装置17は、作業空間6の上方に配置されている。冷却装置19は、作業空間6の上方の第1加熱装置17よりも主機台2側に配置されている。第2フィードローラ15は、主機台2の仮撚装置12よりも下方に配置されている。第2加熱装置18は、主機台2の第2フィードローラ15よりも下方に配置されている。また、第1加熱装置17と冷却装置19は、作業空間6の上方に水平方向に沿ってほぼ直線的に配置されており、給糸クリール11から巻取装置13までの糸道は作業空間6を囲むように形成されている。第1加熱装置17と冷却装置19は、支持部4に接続され、その位置を固定されている。作業者は、作業空間6において、図示しない糸掛用の作業台車に乗り、第1加熱装置17や冷却装置19近傍の高い位置での糸掛けを行ったり、メンテナンスを行ったりすることが可能となる。
第1〜第3フィードローラ14〜16は、糸走行方向の上流側から下流側へ糸Yを送るためのローラである。第1フィードローラ14の糸送り速度よりも第2フィードローラ15の糸送り速度が速くなるように、各糸送り速度が設定されている。このため、第1フィードローラ14と第2フィードローラ15との間で糸Yは延伸される。第2フィードローラ15の糸送り速度よりも第3フィードローラ16の糸送り速度が遅くなるように各糸送り速度が設定されている。このため、第2フィードローラ15と第3フィードローラ16との間で、糸Yは、弛緩熱処理される。
ここで、給糸クリール11から給糸された糸Yが巻取装置13で巻き取られるまでの仮撚加工機1の動作について説明する。第1フィードローラ14と第2フィードローラ15との間で延伸された糸Yには、仮撚装置12によって撚りが付与される。仮撚装置12は、例えば、ベルト式のニップツイスタであり、互いに交差する一対のベルト間に走行する糸Yを挟んで、糸Yに撚りと送りを与える。仮撚装置12で形成される撚りは、第1フィードローラ14まで伝搬して、延伸されつつ加撚された糸Yは、第1加熱装置17で熱固定された後、冷却装置19で冷却される。加撚及び熱固定された糸Yは、仮撚装置12を通過した後、第2フィードローラ15に至るまでに解撚される。このようにして延伸仮撚加工された糸Yは、第2加熱装置18で弛緩熱処理され、巻取装置13によって紙管B(図2参照)に巻き取られ、パッケージPを形成する。
次に、巻取装置13について詳述する。図1に示すように、巻取装置13は、1つの巻取台3に、それぞれ、鉛直方向、すなわち、上下方向に4段設けられている。また、巻取装置13は、紙面奥行き方向(巻取台3の幅方向)に4個設けられている。従って、1段につき4個の巻取装置13が、4段設けられている。すなわち、巻取装置13は、1つの巻取台3に合計16個(4段×4個)の巻取装置13が設けられている。巻取装置13の高さは、例えば、下から4段目に設けられた巻取装置13で床面から約2.3m(図3において示す高さa)、下から3段目に設けられた巻取装置13で床面から約1.8m(図3において示す高さb)、下から2段目に設けられた巻取装置13で床面から約1.3m(図3において示す高さc)、最も下の段に設けられた巻取装置13で床面から約0.8m(図3において示す高さd)である。
図2は、図1における巻取装置13の拡大図である。なお、巻取装置13は、巻取台3の内側にあるため、その一部は、巻取台3により見えないが、図1においては、巻取台3により見えない部分も図示している。また、図2においては、巻取台3の図示を省略している。図2に示すように、巻取装置13は、紙管ホルダ21、クレードル22、巻取ローラ23、一対の玉揚げアーム24、ストッカ25、第1規制機構50(規制機構)、第2規制機構40等を備えている。
紙管ホルダ21は、紙管Bを蓄積するものである。クレードル22は、糸Yを巻き取り中のパッケージPを保持するものである。巻取ローラ23は、糸Yを巻き取り中のパッケージPに摩擦接触してこれを回転させるものである。一対の玉揚げアーム24は、満巻となったパッケージPをストッカ25に玉揚げする(移動させる)ものである。一対の玉揚げアーム24は、紙面奥行き方向に所定間隔をあけて設けられており、上方側の端部どうしでパッケージPを挟むようになっている。また、一対の玉揚げアーム24は、それぞれ、下方側の端部を中心に回動可能となっている。図2に示す位置から、一対の玉揚げアーム24が反時計回り方向に回動することにより、満巻となったパッケージPがストッカ25に玉揚げされる。
ストッカ25は、満巻となったパッケージPを貯留するものである。本実施形態では、ストッカ25は、2つのパッケージPを貯留可能となっている。ストッカ25は、略水平方向に延びた一対のガイドレール27を有している。一対のガイドレール27は、紙面奥行き方向に所定間隔をあけて設けられており、空間7に向かうにしたがって、下方に傾いている。従って、玉揚げアーム24によりストッカ25に玉揚げされたパッケージPは、紙管Bの両端が一対のガイドレール27上を転動し、空間7側へ移動する。
第1規制機構50は、空間7に最も近い位置に位置するパッケージP(1つ目のパッケージP)の空間7側への移動(受取位置に位置する後述するパッケージ受け52への移動)を規制し、また、パッケージPの空間7側への移動規制(受取位置に位置する後述するパッケージ受け52への移動規制)を解除するものである。第1規制機構50は、一対の規制部材26と、一対の規制部材26を駆動するエアシリンダ74(図6参照)と、を有する。一対の規制部材26は、それぞれ、ガイドレール27に回動可能に設けられている。また、一対の規制部材26は、それぞれ、上方に突出し、ガイドレール27上のパッケージPの紙管Bに当接する爪28を有している。一対の規制部材26は、爪28が紙管Bに当接し、パッケージPの移動を規制する規制位置(図2に示す位置)と、図2に示す規制位置から、反時計回り方向に回動し、爪28が下方に移動して紙管Bに当接しない、パッケージPの移動規制を解除する解除位置と、の間を、エアシリンダ74の駆動により回動する。第2規制機構40は、1つ目のパッケージPの次に空間7に近い位置に位置するパッケージP(2つ目のパッケージP)の空間7側への移動(1つ目のパッケージPが位置する位置への移動)を規制し、また、2つ目のパッケージPの空間7側への移動規制(1つ目のパッケージPが位置する位置への移動規制)を解除するものである。
巻取装置13は、図示しないトラバース装置により糸Yを綾振りながら、巻取ローラ23によりクレードル22に保持された紙管B(パッケージP)を回転させることで、糸Yを巻き取る。また、巻取装置13は、図示しないが、ストッカ25に玉揚げされるパッケージPに繋がっている糸Yを切断する糸切断機構、切断された糸端を吸引保持するエアサッカ、紙管Bをクレードルに供給する紙管供給機構、クレードル22に保持された紙管Bに糸Yを掛ける糸掛機構等をさらに備えている。
以上説明した巻取装置13では、紙管Bのクレードル22への供給から、紙管Bへの糸Yの巻き取り、満巻となったパッケージPのストッカ25への玉揚げまでの工程が自動化されている。巻取装置13は、自動的に、タイマーのカウントが所定カウントになると、巻き取りが完了した満巻のパッケージPを、玉揚げアーム24によりクレードル22からストッカ25に玉揚げする。このとき、糸切断機構によりパッケージPに繋がっている糸Yが切断される。次に、紙管ホルダ21から紙管供給機構を介してクレードル22に紙管Bが供給される。そして、糸掛機構によりクレードル22に供給された紙管Bに糸Yが掛けられ、糸Yの紙管Bへの巻き取りが開始される。
本実施形態の仮撚加工機1は、効率よくパッケージPを生産するため、巻取装置13が上下方向に4段設けられている。これにより、効率よくパッケージPを生産することが可能であるが、下から4段目(最上段)の巻取装置13は、床面から約2m以上(例えば、約2.3m)の高さに位置する。従来の仮撚加工機においては、作業者は、下から4段目の巻取装置により形成されたパッケージを架台等に乗って回収していたが、架台等を用意してパッケージの回収を行う作業は、効率が悪い。そこで、本実施形態の仮撚加工機1は、下から4段目に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろす下降装置51(図3等参照)を備えている。
図3は、下降装置51等を示す概略正面図である。図4は、パッケージPを下方に降ろした状態の下降装置51等を示す概略正面図である。図5は、下降装置51等を示す概略斜視図である。図3乃至図5に示すように、下降装置51は、パッケージ受け52と、昇降機構53と、を有する。
パッケージ受け52は、巻取装置13により形成されたパッケージPを受け取るものである。パッケージ受け52は、図1及び図2における紙面奥行き方向(巻取台3の幅方向)に4つ設けられた巻取装置13に対応し、巻取台3の幅方向に4つ並べて設けられている。また、パッケージ受け52は、上方が開口した略コ字状となっており、開口部分においてパッケージPを受けるようになっている。パッケージ受け52の底面56から上方に延びる側壁57の上端には、パッケージPの紙管Bの端部に当接する突起(不図示)が設けられている。この突起により、図4に示すように、パッケージ受け52が傾いた状態で、パッケージPがパッケージ受け52から落ちないようになっている。図3乃至図5では、パッケージ受け52内にパッケージPが位置する状態を示している。
昇降機構53は、パッケージ受け52を、巻取装置13に隣接する受取位置(図3に示すパッケージ受け52の位置)と、受取位置よりも下方の回収位置(図4に示すパッケージ受け52の位置)と、の間で移動させるものである。本実施形態では、受取位置は、下から4段目(最上段)に設けられた巻取装置13に隣接する位置である。また、回収位置は、作業者がパッケージPを回収する位置であり、下から3段目(最上段に設けられた巻取装置13の直下)に設けられた巻取装置13と略同じ高さの位置である。
昇降機構53は、リンク54と、エアシリンダ55と、を有する。リンク54は、巻取台3の幅方向の両側に設けられたフレーム58に、一端部がそれぞれ取り付けられた一対のアーム59と、一対のアーム59の他端部どうしを連結する連結バー60と、を有する。一対のアーム59は、それぞれ、一端部がフレーム58に対して回動可能となっている。連結バー60は、巻取台3の幅方向に延びている。この連結バー60に連結されることにより、一対のアーム59の回動が同期している。また、パッケージ受け52は、この連結バー60に取り付けられている。また、連結バー60には、エアシリンダ55の一端部(後述するロッド62)が回動可能に取り付けられている。なお、一対のアーム59には、それぞれ、図3に示す状態からのアーム59の反時計回り方向への回動を規制する回動規制部材(不図示)が設けられている。
エアシリンダ55は、チューブ61と、ロッド62と、を有している。エアシリンダ55は、他端部(チューブ61)が、巻取台3の上端において幅方向に延びる支持部材63の略中央に取り付けられている。エアシリンダ55は、略上下方向に延びており、チューブ61内に空気が給気されることにより、チューブ61の中からロッド62が出て、下方に伸長する(図4に示す状態)。また、エアシリンダ55は、チューブ61内の空気が排気されることにより、チューブ61の中にロッド62が入り、上方に収縮する(図3に示す状態)。
図3に示す状態からエアシリンダ55が駆動し、エアシリンダ55が伸長すると、エアシリンダ55が回動可能に接続されたリンク54は、巻取台3(フレーム58)側を軸として、図3における反時計回り方向に回動する。従って、リンク54に取り付けられているパッケージ受け52は、図3に示す受取位置から、リンク54とともに反時計回り方向に回動し、下方に移動する。そして、エアシリンダ55が伸長しきった状態で、パッケージ受け52は、図4に示す回収位置に位置する。回収位置において、パッケージ受け52は、空間7側が下方に傾いた状態となっている。
図4に示す状態からエアシリンダ55が駆動し、エアシリンダ55が収縮すると、エアシリンダ55が回動可能に接続されたリンク54は、巻取台3(フレーム58)側を軸として、図4における時計回り方向に回動する。従って、リンク54に取り付けられているパッケージ受け52は、図4に示す回収位置から、リンク54とともに、時計回り方向に回動し、上方に移動する。そして、エアシリンダ55が収縮しきった状態で、パッケージ受け52は、図3に示す受取位置に位置する。
図6は、仮撚加工機1が備える制御装置等の電気的構成を概略的に示すブロック図である。図6に示すように、仮撚加工機1は、第1規制機構50(エアシリンダ74)、下降装置51(エアシリンダ55)、ランプ72(報知手段)を制御し、1つの操作ボタン73の操作を受け付ける制御装置71を備えている。操作ボタン73は、作業員が第1規制機構50及び下降装置51を操作するためのものである。この操作ボタン73は、図3及び図4に示すように、下から3段目の巻取装置13の下方に設けられている。操作ボタン73の操作は、制御装置71により受け付けられる。ランプ72は、例えば、LEDランプであり、仮撚加工機1の状態を、点滅や点灯により作業者に報知する。このランプ72は、図3及び図4に示すように、操作ボタン73の下方に設けられている。
上述の第1規制機構50は、制御装置71に制御され、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合に、受取位置へのパッケージPの移動を規制し、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、受取位置へのパッケージPの移動規制を解除する。すなわち、パッケージ受52けが受取位置に位置しない場合は、エアシリンダ74により一対の規制部材26が規制位置に位置され、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合は、エアシリンダ74により一対の規制部材26が解除位置に位置される。
次に、下降装置51によりパッケージPが下方に降ろされる場合の仮撚加工機1の動作について説明する。図7は、受取位置に位置するパッケージ受け52にパッケージPが無い状態を示している。図7に示す状態、すなわち、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、操作ボタン73が操作されると(1回目のボタン操作)、制御装置71は、第1規制機構50によるパッケージPの受取位置への移動規制を解除する。制御装置71は、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合は、操作ボタン73の操作を受け付けず、すなわち、操作ボタン73の操作を無視し、第1規制機構50による受取位置へのパッケージPの移動規制を解除しない。また、制御装置71は、パッケージ受け52が受取位置にあるか否か、すなわち、エアシリンダ55が収縮しきっているか否かを、エアシリンダ55に取り付けたセンサスイッチ(不図示)で検出することで判断している。制御装置71は、エアシリンダ55が収縮しきっている場合に、パッケージ受け52が受取位置にあると判断する。第1規制機構50によるパッケージPの受取位置への移動規制が解除されると、パッケージPは、ガイドレール27上を受取位置に位置するパッケージ受け52側に転動し、図3に示すように、パッケージ受け52に受け取られる。なお、1つ目のパッケージPは転動するが、ストッカ25に貯留されている2つ目のパッケージPは、第2移動機構40により、元の位置に留まって移動しないように構成されている。
パッケージ受け52にパッケージPが移動した後に、操作ボタン73が操作されると(2回目のボタン操作)、制御装置71は、回動規制部材(不図示)を作動させてアーム59の回動規制を解除し、エアシリンダ55を駆動してアーム59を回動させ、昇降機構53によりパッケージ受け52を受取位置から回収位置へ移動(下降)させる(図4に示す状態)。制御装置71は、パッケージ受け52が昇降機構53により下降されている間、すなわち、エアシリンダ71を駆動している間、ランプ72を点滅させ、パッケージ受け52が下降中であることを報知する。また、制御装置71は、パッケージ受け52が昇降機構53により下降されている間、すなわち、エアシリンダ55を駆動している間、操作ボタン73の操作を受け付けない。すなわち、制御装置71は、操作ボタン73が操作されても、操作ボタン73の操作を無視する。本実施形態では、下降装置51は、下から4段目に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを、下から3段目に設けられた巻取装置13と略同じ高さに降ろしている。
パッケージ受け52が回収位置に移動すると、作業者は、空間7において、回収位置に位置するパッケージ受け52から、パッケージPを回収することができる。この位置で、制御装置71からの信号により第2規制機構40による2つ目のパッケージPの移動規制が解除されることで、2つ目のパッケージPが空間7側へ転動する。このとき、第1規制機構50により空間7側へのパッケージPの移動が規制されて止められた状態となり、次のパッケージPの下降動作に備える(図8に示す状態)。1つ目のパッケージPがパッケージ受け52から作業者により回収された後に、操作ボタン73が操作されると(3回目のボタン操作)、制御装置71は、エアシリンダ55を駆動してアーム59を回動させ、昇降機構53によりパッケージ受け52を回収位置から受取位置へ移動(上昇)させる(図7に示す状態)。制御装置71は、パッケージ受け52が昇降機構53により上昇されている間、すなわち、エアシリンダ55を駆動している間、ランプ72を点滅させ、パッケージ受け52が上昇中であることを報知する。また、制御装置71は、パッケージ受け52が昇降機構53により上昇されている間、すなわち、エアシリンダ55を駆動している間、操作ボタン73の操作を受け付けない。すなわち、制御装置71は、操作ボタン73が操作されても、操作ボタン73の操作を無視する。また、制御装置71は、パッケージ受け52が回収位置にあるか否か、すなわち、エアシリンダ55が伸長しきっているか否かを、エアシリンダ55に取り付けたセンサスイッチ(不図示)で検出することで判断している。制御装置71は、エアシリンダ55が伸長しきっている場合に、パッケージ受け52が回収位置にあると判断する。
以上説明した仮撚加工機1において、下降装置51は、4段設けられた巻取装置13のうち、最上段、すなわち、下から4段目に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろす。従って、作業者は、下方に降ろされたパッケージPを容易に回収できるため、作業者によるパッケージPの回収効率が向上する。
また、下降装置51の昇降機構53は、パッケージ受け52を、巻取装置13に隣接する受取位置(図3に示すパッケージ受け52の位置)と、受取位置よりも下方の回収位置(図4に示すパッケージ受け52の位置)と、の間で移動させる。従って、作業者は、受取位置よりも下方の回収位置に移動された(降ろされた)パッケージPを、容易に回収することができる。
また、第1規制機構50は、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合に、受取位置へのパッケージPの移動を規制し、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、受取位置へのパッケージPの移動規制を解除する。従って、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合には、パッケージPが受取位置に移動しないため、誤ってパッケージが巻取装置13から落下することが防止される。
また、第1規制機構50は、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、操作ボタン73が操作されることにより、受取位置へのパッケージPの移動規制を解除する。また、昇降機構53は、パッケージ受け52にパッケージPが移動した後に、操作ボタン73が操作されることにより、パッケージ受け52を受取位置から回収位置へ移動させる。従って、作業員は、1つの操作ボタン73を操作することで、パッケージPを巻取装置13から下方に降ろすことを仮撚加工機1に指示することができる。
また、制御装置71は、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合に、操作ボタン73の操作を受け付けず、第1規制機構50による受取位置へのパッケージPの移動規制を解除しない。すなわち、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合に、操作ボタン73の操作が無視される。従って、パッケージ受け52が受取位置に位置しない場合に、操作ボタン73が操作され、誤ってパッケージPが受取位置に移動し、パッケージPが巻取装置13から落下することが防止される。
また、ランプ72は、パッケージ受け52が昇降機構53により昇降されている間、パッケージ受け52が昇降中であることを点滅により報知する。従って、作業員は、パッケージ受けが昇降動作中であることを確認することができる。
また、巻取装置13は、上下方向に4段設けられており、下降装置51は、最上段(下から4段目)に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろす。従って、作業者は、容易に下から4段目に設けられた巻取装置により形成されたパッケージを回収することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、下降装置51は、上下方向に4段設けられた巻取装置13のうち、最上段、すなわち、下から4段目に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろすようになっている。これに限らず、少なくとも、最上段に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろすようになっていれば、最上段に加え、他の段に設けられた巻取装置13(例えば、下から3段目に設けられた巻取装置13)により形成されたパッケージPを下方に降ろすようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、巻取装置13は、上下方向に4段設けられている。これに限らず、4段以外の複数段(例えば、3段、5段以上等)設けられていてもよい。この場合、下降装置51は、複数段設けられた巻取装置13のうち、少なくとも、最上段に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろすようになっていればよい。
上述の実施形態においては、下降装置51は、最上段(下から4段目)に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを、最上段に設けられた巻取装置13の直下(下から3段目)に設けられた巻取装置13と略同じ高さに降ろすようになっている。すなわち、パッケージ受け52の回収位置が下から3段目に設けられた巻取装置13と略同じ高さとなっている。これに限らず、下から3段目に設けられた巻取装置13よりも下方にパッケージPを降ろすようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、ランプ72による点滅(光)により、パッケージ受け52が昇降機構53により昇降されている間、パッケージ受け52が昇降中であることを報知するようになっている。これに限らず、例えば、音(ブザー音や昇降中であることを報知するメッセージ)や文字(昇降中であることを報知するメッセージ)で報知するようにしてもよい。また、複数のランプを設け、パッケージ受け52が昇降中である場合は、例えば、赤のランプを点灯し、それ以外は、例えば、緑のランプを点灯させるようにしてもよい。
上述の実施形態においては、制御装置71は、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、操作ボタン73が操作されることにより、第1規制機構50による受取位置へのパッケージPの移動規制を解除するようになっている。これに限らず、操作ボタン73が操作されなくても、パッケージ受け52が受取位置に位置する場合に、自動的に、制御装置71は、第1規制機構50による受取位置へのパッケージの移動規制を解除するようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、操作ボタン73の操作により、第1規制機構50及び下降装置71が動作するようになっている。これに限らず、操作ボタン73を備えず、制御装置71により第1規制機構50及び下降装置70が自動的に動作され、パッケージPを下方に降ろすようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、昇降機構53は、リンク54とエアシリンダ55から構成されている。これに限らず、リンク54に替えてチェーンやベルトを用い、エアシリンダ55に替えてモータを用いてもよい。この場合、モータによりチェーンやベルトが駆動され、チェーンやベルトに取り付けられたパッケージ受け52が、最上段に設けられた巻取装置13により形成されたパッケージPを下方に降ろすようにすればよい。
上述の実施形態においては、複数のパッケージ受け52が一括して動作するようになっている。これに限らず、それぞれのパッケージ受け52を個別に動作し、パッケージPが1つずつ下方に降ろされるようになっていてもよい。さらに複数のパッケージPを同時に下降させる場合は、パッケージ受け52は、パッケージP毎に設ける必要はなく、複数のパッケージPを受ける1つのパッケージ受けを設けてもよい。
上述の実施形態においては、ストッカ25の一対のガイドレール27が、パッケージ受け52の受取位置側へ下方に傾斜していることにより、パッケージPが受取位置へ移動するようになっている。これに限らず、例えば、一対のガイドレール27が略水平方向に延びており、パッケージPを受取位置へ押圧等して移動させる機構(バネ等)が設けられていてもよい。
上述の実施形態においては、第1規制機構50を構成するパッケージPの移動規制を行う一対の規制部材26は、エアシリンダ74により駆動する構成となっている。これに限らず、油圧シリンダや電動モータにより作動する構成としても、電磁作動装置を用いてもよい。
上述の実施形態においては、パッケージ受け52が受取位置あるいは回収位置にあることを、エアシリンダ55に取り付けたセンサスイッチで検出する構成となっている。これに限らず、エアシリンダ55の圧空圧力によるエアシリンダ55のストロークエンド検出を用いてもよいし、エアシリンダ55以外に取り付けたスイッチやセンサで検出する構成としてもよい。
上述の実施形態においては、第1規制機構50及び下降装置51を操作するための操作ボタン73は1つであるが、これに限らず、複数であってもよい。
1 仮撚加工機
11 給糸クリール(給糸部)
12 仮撚装置
13 巻取装置
50 第1規制機構(規制機構)
51 下降装置
52 パッケージ受け
53 昇降機構
71 制御装置
72 ランプ(報知手段)
73 操作ボタン
P パッケージ

Claims (7)

  1. 糸を供給する給糸部と、
    前記給糸部から供給された前記糸を仮撚する仮撚装置と、
    前記仮撚装置により仮撚された前記糸を巻き取り、パッケージを形成する巻取装置と、
    を備える仮撚加工機であって、
    前記巻取装置は、上下方向に複数段設けられており、
    前記複数段設けられた前記巻取装置のうち、少なくとも、最上段に設けられた前記巻取装置により形成された前記パッケージを、当該パッケージを形成した前記巻取装置の1段下の前記巻取装置と略同じ高さの位置まで下方に降ろす下降装置をさらに備えることを特徴とする仮撚加工機。
  2. 前記下降装置は、
    前記巻取装置により形成された前記パッケージを受け取るパッケージ受けと、
    前記巻取装置に隣接する受取位置と、前記受取位置よりも下方の回収位置と、の間で前記パッケージ受けを移動させる昇降機構と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の仮撚加工機。
  3. 前記巻取装置は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置しない場合に、前記受取位置への前記パッケージの移動を規制し、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置する場合に、前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除する規制機構を有することを特徴とする請求項2に記載の仮撚加工機。
  4. 前記規制機構及び前記下降装置を操作するための1つ又は複数の操作ボタンをさらに備え、
    前記規制機構は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置する場合に、前記操作ボタンが操作されることにより、前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除し、
    前記昇降機構は、前記パッケージ受けに前記パッケージが移動した後に、前記操作ボタンが操作されることにより、前記パッケージ受けを前記受取位置から前記回収位置へ移動させることを特徴とする請求項3に記載の仮撚加工機。
  5. 前記規制機構を制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記パッケージ受けが前記受取位置に位置しない場合に、前記操作ボタンの操作を受け付けず、前記規制機構による前記受取位置への前記パッケージの移動規制を解除しないことを特徴とする請求項4に記載の仮撚加工機。
  6. 前記パッケージ受けが前記昇降機構により昇降されている間、前記パッケージ受けが昇降中であることを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の仮撚加工機。
  7. 前記巻取装置は、上下方向に4段設けられており、
    前記下降装置は、下から4段目に設けられた前記巻取装置により形成された前記パッケージを、下から3段目に設けられた前記巻取装置と略同じ高さの位置まで下方に降ろすことを特徴とする請求項1に記載の仮撚加工機。
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