JP2004331363A - パッケージ搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッケージ製造装置から排出されるパッケージを、排出コンベアのライン数に拘らずに、確実に排出コンベア端部に搬送し、昇降装置に移載することが可能なパッケージ搬送装置を提供することである。
【解決手段】パッケージ製造装置の排出コンベアから排出されるパッケージを荷降ろしする昇降装置と、荷降ろしされたパッケージを搬送するコンベア装置とを備え、前記排出コンベアの端部に、パッケージ排出方向に傾斜して、所定数のパッケージを貯留可能なローラコンベア搬送部を配設し、該ローラコンベア搬送部を、前記排出コンベア端部に枢支連結して、前記排出コンベアから排出されるパッケージの排出方向に下向きに傾斜した位置と水平位置とに回動可能とし、前記昇降装置が前記ローラコンベア搬送部を回動させる回動手段を備える構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】パッケージ製造装置の排出コンベアから排出されるパッケージを荷降ろしする昇降装置と、荷降ろしされたパッケージを搬送するコンベア装置とを備え、前記排出コンベアの端部に、パッケージ排出方向に傾斜して、所定数のパッケージを貯留可能なローラコンベア搬送部を配設し、該ローラコンベア搬送部を、前記排出コンベア端部に枢支連結して、前記排出コンベアから排出されるパッケージの排出方向に下向きに傾斜した位置と水平位置とに回動可能とし、前記昇降装置が前記ローラコンベア搬送部を回動させる回動手段を備える構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糸が巻成されたパッケージを自動的に搬送するパッケージ搬送装置に関し、特にパッケージ製造装置から排出されるパッケージを移載するための昇降装置を備える搬送装置に好適なパッケージ搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に糸が巻成されたパッケージを製造する装置としては、紡績装置や自動ワインダー等の巻取装置が存在する。これらのパッケージ製造装置により生成されるパッケージは、搬送コンベアにより次工程に搬送されたり、箱詰めされて出荷されたりしている。
【0003】
そのために、自動ワインダー等の機台端にて、搬送コンベア上を搬送されてくるパッケージを人手により箱詰めすることは従来から行われている。
【0004】
また、自動ワインダーから排出されるパッケージを自動的に搬送するために、機台側搬送コンベアから天井走行ハンガーにパッケージを移載する昇降リフトを備えるパッケージ搬送装置が既に公開されている。(例えば、特許文献1参照)
さらに、受渡しアームを昇降自在に設けて、上階の搬出コンベア上のパッケージを下階の搬入コンベアに移載するパッケージ搬送装置も知られている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
実開平6−20368号公報(第1−9頁、第1図)
【特許文献2】
実開平4−70871号公報(第1−12頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
オペレータ等の人手により、複数の巻取ユニットを備える自動ワインダー等の機台端にて、搬送されてくるパッケージを掴んで箱詰めするような既設のシステムでは、オペレータの作業がし易いように機台に沿ってパッケージを搬送すると共に、機台端部で下方に向かって傾斜したコンベア上にパッケージを一時ストックするようなタイプがある。
【0007】
このような既設の機台にパッケージの自動搬送装置を付設するような場合、上記傾斜したコンベアから昇降体上へのパッケージ移載は、パッケージの姿勢が崩れてスムースな移載が出来ないという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、パッケージを一時ストックする傾斜コンベアと昇降体との間でのパッケージ移載をスムーズに行うためのパッケージ搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、パッケージ製造装置からパッケージを排出する排出コンベアと、該排出コンベアに載置されるパッケージを荷降ろしする昇降装置と、荷降ろしされたパッケージを搬送するコンベア装置とを備えていると共に、前記排出コンベアが、前記製造装置からパッケージを受取る傾斜位置と、パッケージを移載する水平位置とに移動自在であり、前記昇降装置の昇降動作によって移動する構成であることを特徴としている。
【0010】
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、パッケージ製造装置から確実にパッケージを受取ることができると共に、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベアを水平状態とし、該排出コンベアに載置されているパッケージを排出する準備が完了して、それらのパッケージを確実に搬送することができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記排出コンベアの端部に、パッケージ排出方向に傾斜して、所定数のパッケージを貯留可能なローラコンベア搬送部を配設すると共に、該ローラコンベア搬送部が、前記排出コンベア端部に枢支連結されており、前記パッケージの排出方向に下向きな傾斜位置と水平位置とに回動可能であって、前記昇降装置が前記ローラコンベア搬送部を回動させる回動手段を備えていることを特徴としている。
【0012】
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベア端部のローラコンベア搬送部を、所定数のパッケージを確実にストックすることができる傾斜位置と、パッケージをスムーズに移載することができる水平位置とに、容易に回動することができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、前記排出コンベアが2ラインの排出コンベアであり、前記昇降装置が2ラインのローラコンベアを昇降自在に備えており、前記コンベア装置が2ラインのパッケージを同時に搬送可能であると共に、前記ローラコンベアが上昇移動中に、前記回動手段が前記ローラコンベア搬送部に配設されているガイドローラと係合して、前記ローラコンベア搬送部を水平状態とし、該ローラコンベア搬送部と前記昇降装置のローラコンベアとで一体のパッケージ搬送部を構成することを特徴としている。
【0014】
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、2ラインの排出コンベアに対して、2ラインのローラコンベアを備える昇降装置を上昇させるだけで、前記2ラインのローラコンベア搬送部と2ラインのローラコンベアとが一体的に水平状態のパッケージ搬送部を形成して、前記ローラコンベア搬送部上のパッケージを移載可能な状態とすることができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、前記一体のパッケージ搬送部に沿って往復動するパッケージ移載装置を配設し、前記ローラコンベア搬送部に載置されている所定数のパッケージを一体的に前記昇降装置のローラコンベアに移載する構成としたことを特徴としている。
【0016】
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、前記昇降装置を上昇させた後で、パッケージ移載装置を駆動して2ラインのパッケージを同時に確実に移載することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパッケージ搬送装置の実施の形態について、図1から図7に基づいて説明する。
【0018】
先ず、図1により本発明に係るパッケージ搬送装置が適用される搬送システムについてその概略を説明する。図に示すようにワインダー等のパッケージ製造装置1により生成されるパッケージYPは、排出コンベア2からローラコンベア搬送部3へ排出される。
【0019】
前記パッケージ製造装置1は機台両側にそれぞれパッケージ製造部を備えたタイプの装置であって、それぞれのパッケージ製造部により生成されるパッケージYPを2ラインの排出コンベア2A、2Bにそれぞれ排出する構成である。
【0020】
前記機台両側のパッケージ製造部にて生成されるパッケージは同一品種のパッケージの場合が多いが、少量多品種生産工場では別々の品種のパッケージを生成することもある。そのため、それぞれの生成されるパッケージを搬送するための排出コンベアは2ライン設けられていて、1品種の製造ラインとしても、また、2品種の製造ラインとしても使用可能に構成されている。
【0021】
前記排出コンベア2A、2Bに排出されたパッケージYPは、それぞれ排出コンベア端部まで搬送され、下向きに傾斜したローラコンベア搬送部3へ排出される。該ローラコンベア搬送部3は、片側に3個ずつ計6個のパッケージを収容可能な構成であり、それぞれのラインの排出コンベア部のパッケージを検知するセンサを設けると好適である。
【0022】
ここで排出コンベア2Aにより搬送されるパッケージをA品種のパッケージYPAと称し、排出コンベア2Bにより搬送されるパッケージをB品種のパッケージYPBと称する。
【0023】
前記ローラコンベア搬送部3に収容された6個のパッケージYPはその後、第一昇降装置5、コンベア装置6、第二昇降装置7、天井走行ハンガー9を備えるオーバーヘッドコンベア8を介して図中の矢印方向に搬送され、移載装置10に運ばれて次工程又はストッカー等に連結するコンベア11に移載される搬送システムとして構成されている。ここで、前記第一昇降装置5が本発明に係る昇降装置を構成している。
【0024】
次いで図2から図5により前記ローラコンベア搬送部3からコンベア装置6へパッケージYPを移載する荷降ろし部について詳細に説明する。
【0025】
図2は本発明に係る昇降装置である第一昇降装置とローラコンベア搬送部とを備えるパッケージ荷降ろし部全体の側面図である。図3は前記第一昇降装置とローラコンベア搬送部の連結状態を示しており、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。図4は本発明に係るパッケージ移載装置を示し、(a)は押込みガイド側の正面図であり、(b)は受取ガイド側の正面図である。図5は前記第一昇降装置の全体正面図である。
【0026】
前記パッケージ製造装置1は、機台両側に設けたパッケージ製造部のパッケージ交換や糸継のための作業ロボット1Bを機台周りに巡回させる構成としており、機台上部に設けたレール1Aに沿って前記作業ロボット1Bが地上を周回する構成である。そのために、排出コンベア2から排出されるパッケージYPを、前記作業ロボット1Bの周回空間を避けるようにして搬送するために、本実施例に係る第一昇降装置5、コンベア装置6、第二昇降装置7を介して一旦地上の搬送コンベアに降ろした後、再度天井走行ハンガー9に移載するように構成した。
【0027】
ローラコンベア搬送部3は、排出コンベア2と支軸3aを介して回動自在に連結されており、排出コンベア2Aと支軸3Aaを介して連結されているローラコンベア搬送部3Aと、排出コンベア2Bと支軸3Baを介して連結されているローラコンベア搬送部3Bとから構成されている。そのために前記ローラコンベア搬送部3A、3Bは、前記支軸3Aa、3Baを回転中心としてそれぞれ回動自在である。また、通常はコンベア自身の自重により、それぞれのコンベア端部がストッパー3cに当接した傾斜状態で停止している。
【0028】
ローラコンベア搬送部3A、3Bは多数のローラがフリー回転状態に装着された搬送路をそれぞれ2本レール状に配設して構成した搬送部であるので、上記したように傾斜した状態で停止したローラコンベア搬送部3上に排出されてくるパッケージYPはその傾斜面に沿って、前記フリー回転状態のローラが転動輪となって、滑り落ちることになる。
【0029】
ローラコンベア搬送部3の傾斜面に沿って落下するパッケージYP1は、ストッパー3dに当接して停止される。つぎのパッケージYP2は前記ストッパー3dに当接して停止したパッケージYP2に当接して停止する。このようにして3個目のパッケージYP3が収容される位置でその3個目のパッケージYP3を検知するセンサS1を設けておくと、該センサS1からの検知信号により排出コンベア2の送りを停止することが可能である。
【0030】
前記ストッパー3dや前記センサS1はローラコンベア搬送部3A、3B毎にそれぞれ設けられていて、前記ローラコンベア搬送部3A、3Bにそれぞれ3個、合計6個のパッケージYPが収容されると、それを前記センサS1が検知して排出コンベア2の送りを停止すると共に、荷降ろし操作が自動的に開始される。
【0031】
荷降ろし操作が開始されると、第一昇降装置5に配設されている第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bが、地上のコンベア装置6位置から離れて同時に上昇する。この上昇は、図3(a)に示すように、前記ローラコンベア5A、5Bにそれぞれ配設されている係止部材5aが、前記ローラコンベア搬送部3の自由端である末端部に装着されたガイドローラ3bに係合して、前記ローラコンベア搬送部3を上方に回動して該ローラコンベア搬送部3が略水平状態となる位置までであり、この位置まで上昇して前記ローラコンベア5A、5Bが停止する。
【0032】
つまり、前記係止部材5aはローラコンベア搬送部3を回動する回動手段となる。前記ローラコンベア搬送部3の回動停止は、所定位置にセンサを配設して、前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bの上昇端を検知する構成としてもよいし、また前記ローラコンベア搬送部3の位置を検知して停止する構成としてもよく、特に限定するものではない。
【0033】
図3(b)に示すように、前記第一ローラコンベア5Aが上昇するとローラコンベア搬送部3Aと連結し、第二ローラコンベア5Bが上昇するとローラコンベア搬送部3Bと連結する。また、係止部材とガイドローラもそれぞれに装着されていて、第一ローラコンベア5Aに装着されている係止部材5Aaがローラコンベア搬送部3Aに装着されているガイドローラ3Abに係合し、第二ローラコンベア5Bに装着されている係止部材5Baがローラコンベア搬送部3Bに装着されているガイドローラ3Bbに係合する構成である。
【0034】
第一昇降装置5は図5に示すように、下部フレーム50と、側部を構成する第一レールフレーム52と第二レールフレーム53と、上部フレーム57とで箱型に構成されていて、前記下部フレーム50に昇降モータ51を備えており、前記第一レールフレーム52と第二レールフレーム53内にそれぞれ昇降用チェーン54A、54Bを配設している。また、前記昇降モータ51により回転駆動されるシャフト55の両端部に装着する歯車56A、56Bに前記チェーン54A、54Bを巻回して、該チェーンを一体的に駆動することで、前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとを一体的に昇降するよう構成している。
【0035】
前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとが一体的に昇降すると、それぞれの係止部材5Aa、5Baがガイドローラ3Ab、3Bbと係合し、前記ローラコンベア搬送部3A、3Bを回動しながら上昇し、該ローラコンベア搬送部3A、3Bが水平状態となる位置で停止する。
【0036】
ローラコンベア搬送部3Aと第一ローラコンベア5Aとが水平状態に連結されて一体のパッケージ搬送部を構成し、A品種のパッケージYPAを搬送する。また、ローラコンベア搬送部3Bと第二ローラコンベア5Bとが水平状態に連結されて一体のパッケージ搬送部を構成し、B品種のパッケージYPBを搬送する。つまりローラコンベア搬送部3と第一昇降装置5とで一体のパッケージ搬送部を構成するものである。
【0037】
前記第一昇降装置5の上部フレーム57と、パッケージ製造装置1の端部とを連結するようにパッケージ移載装置4が配設されていて、該パッケージ移載装置4は収容されるパッケージYPの進行方向の固定ガイドである受取ガイド41と、パッケージYPを進行方向に押出す押込みガイド42とを備えている。また、前記受取ガイド41と押込みガイド42との両ガイドを一体的に駆動するシリンダ部材43を配設して、前記両ガイドを前記一体のパッケージ搬送部に沿って往復動自在に構成している。
【0038】
前記一体のパッケージ搬送部のローラコンベア搬送部3にあるパッケージYP6個の先頭部を前記受取ガイド41がガイドしながらパッケージの後端部を前記押込みガイド42が押し出すようにして、6個のパッケージを第一ローラコンベア5A又は第二ローラコンベア5Bに移載する。
【0039】
前記押込みガイド42は、図4(a)に示すように、それぞれパッケージYPに当接する位置と当接しない位置とに変位自在なガイド42Aとガイド42Bとを備えており、パッケージYPをローラコンベア搬送部3から押出す際には、前記ガイド42A、42Bが、図中の想像線に示すように、パッケージ巻取管YBに当接する位置にある。
【0040】
パッケージYPを第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bに移載した後で、前記昇降モータ51が回転駆動され、第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとがパッケージを載置した状態で一体的に下降する。それから、上部フレーム57部にある前記受取ガイド41と押込みガイド42とが、前記シリンダ部材43により移動されて、元のローラコンベア搬送部3位置に戻る。
【0041】
この時に、前記押込みガイド42は、図中の実線に示すように、パッケージYPに当接しない位置まで変位した状態で移動する。これは、第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bが下降すると、前記係止部材とガイドローラとの係合関係が解除されて、前記ローラコンベア搬送部3が自重により下降し、前記ストッパー3cに当接した傾斜状態で停止するので、次の新しいパッケージYPが移載される恐れが生じるからである。
【0042】
前記受取ガイド41は固定ガイドであり、図4(b)に示すようにパッケージ巻取管YBの両側の巻糸層に当接する2本のガイドバーを備えるU字状のガイドである。
【0043】
パッケージ6個を載置した状態で下降する第一昇降装置5の第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bは、コンベア装置6位置まで下降して、一体の搬送コンベアを形成する。
【0044】
次にコンベア装置6について図6により詳細に説明する。図6(a)に示すように、前記コンベア装置6は、第一コンベア6Aと第二コンベア6Bとから構成されており、第一ローラコンベア5Aは前記第一コンベア6Aと接続しA品種のパッケージYPAを搬送する一体のコンベア搬送部を形成している。また、第二ローラコンベア5Bは前記第二コンベア6Bと接続され、B品種のパッケージYPBを搬送する一体のコンベア搬送部を形成している。
【0045】
また、図6(b)に示すように、第一昇降装置5に載置された6個のパッケージYPaを、プッシャー63がパッケージYPb位置まで一体的に押込む構成としている。このコンベア搬送部は前記ローラコンベア搬送部と同様に、多数のローラがフリー回転状態に装着された搬送路をそれぞれ2本レール状に配設して構成した搬送部であるので、上に載置されているパッケージYPaの端部を押すだけでパッケージ全体を一体的に移動させることができる。
【0046】
前記プッシャー63は前記パッケージYPAとパッケージYPBとを同時に押込む棒状体の先端部を備えており、ロッドレスシリンダ61により往復動する構成とされている。前記プッシャー63により移動されて、コンベア装置6に移載されたパッケージYPbをさらにプッシャー64が押して、コンベア装置6端部の第二昇降装置7近くまで搬送し、パッケージYPc位置とする。前記プッシャー63とプッシャー64とは連結部材66Aを介して一体に連結されていて、ロッドレスシリンダ61により同時に往復動自在な構成となっている。
【0047】
つまり、プッシャー63とプッシャー64とをロッドレスシリンダ61により一体的に移動させて、パッケージYPaとパッケージYPbを同時に搬送することができる。また、プッシャー64のパッケージ当接部は支点64aで一点支持されており、パッケージ搬送方向に前向きに転倒自在であると共に、立設支持するためのコイルスプリング等のバネ部材を配設した構成である。そのために、前記ロッドレスシリンダ61の駆動により元の位置に戻る時に、プッシャー63により搬送された新たなパッケージYPbに当接した際に傾倒(図中の想像線に示す状態)して、そのまま後退移動可能な構成とされている。さらに、前記バネ部材と共にシリンダ部材を装着し、パッケージに当接する位置と当接しない位置とに傾動自在な構成としてもよい。
【0048】
パッケージYPc位置まで搬送され、プッシャー64が後退した後で別のプッシャー65によりパッケージを押込んで、第二昇降装置7の移載コンベア台71に1個ずつ送り込む。このために、前記プッシャー65はロッドレスシリンダ62により駆動されると共に、パッケージ1個ずつ送り込むようにピッチ送りを行う構成とされている。
【0049】
前記プッシャー65は、前記ロッドレスシリンダ62により駆動される連結部材66Bの両端にそれぞれパッケージ当接部65A、65Bを備えており、第一コンベア6Aと第二コンベア6Bをそれぞれ構成する2本のレール状のローラコンベア間の空隙部をそれぞれ往復動自在とされている。
【0050】
さらに、このパッケージ当接部65A、65Bは前記プッシャー64と同様にそれぞれ支点65aを回転中心に傾倒自在な構成であり、立設支持するためのコイルスプリングを配設した構成である。そのために、パッケージYPcを全て前記移載コンベア台71に送り込んだ後で、元の位置に戻る時に、プッシャー64により搬送された新たなパッケージYPcに当接して傾倒した状態(図中の想像線に示す状態)で後退移動することができる。
【0051】
次に、図7により第二昇降装置7について説明する。図7(a)に示すように、第二昇降装置7はコンベア装置6から送り込まれてくるパッケージYPを受け取って、天井走行ハンガー9に移載する装置であって、下部フレーム70に支柱74を備えており、該支柱74内の上下に配設したギヤにチェーン75を巻回すると共に、該チェーン75に移載台72を装着して、該移載台72を昇降自在に構成した。
【0052】
前記移載台72は、ストッパー71aに当接して移載コンベア台71上に載置しているパッケージYPを天井走行ハンガー9に移載するものであって、図7(b)に示すように、第一コンベア6Aを搬送されるパッケージYPAを第一ハンガー部90Aに移載する移載台72Aと、第二コンベア6Bを搬送されるパッケージYPBを第二ハンガー部90Bに移載する移載台72Bと、それらを連結する連結部材76によって一体構成されている。また、前記チェーン75を駆動モータ73が駆動することで移載台72として一体的に昇降する構成である。
【0053】
前記それぞれの移載台72A、72Bは、それぞれ多数のローラがフリー回転状態に装着された、2本のレール状の移載コンベア台71A、71Bのレール間を挿通自在な構成である。そのために、初期待機位置が前記移載コンベア台71よりも下に配設された移載台72が上昇すると、前記移載コンベア台71に載置されているパッケージYPを持ち上げて移載することができる。
【0054】
前記第一コンベア6Aを搬送されるパッケージYPAを2本のレール状の移載コンベア台71Aに載置し、該移載コンベア台71Aの下部に待機している移載台72Aを上昇させて、前記パッケージYPAを上昇させる。また、前記第二コンベア6Bを搬送されるパッケージYPBを2本のレール状の移載コンベア台71Bに載置し、該移載コンベア台71Bの下部に待機している移載台72Bを上昇させて、前記パッケージYPBを上昇させる。
【0055】
また、前記コンベア装置6の搬送方向と直交する方向に、オーバーヘッドコンベア8を配設して、該オーバーヘッドコンベア8に装着した天井走行ハンガー9にパッケージYPを移載する構成としたので、移載台72A、72Bを上昇する途中で90°水平姿勢を転向して、パッケージの向きを図中に示すように変更した。この転向方法は、移載台自身をそれぞれ水平方向に首振り自在な構成とすると共に、該移載台の昇降に伴い移動するガイドローラが固定カム面に沿って摺動する際の変位により、前記移載台を転向するという従来からよく知られた技術であり、ここでは詳述しない。
【0056】
図7(b)に示すように本実施例の天井走行ハンガー9は、ハンガー部90に第一ハンガー部90Aと第二ハンガー部90Bとを一体的に備えた形状とされており、パッケージYPA、YPBを2個同時に搬送するように構成されている。
【0057】
つまり、両方の移載台72A、72Bに載置されたパッケージYPA、YPBを同時に上昇して、同時に走行ハンガー部に移載するものである。この時に、パッケージが載置されていない空のハンガーであることを確認して移載を行う必要がある。そのために、上昇時に中間待機位置を設けて、両ハンガー部90A、90Bが空であることを検知して、再度移載台を上昇し、パッケージの移載を実行するように構成している。
【0058】
移載台72は、移載コンベア台71よりも下に配設された初期位置72aから上昇して、中間待機位置72bにて待機状態となる。この時には既に前記移載台72の転向操作が完了しており、移載台72上に載置したパッケージの軸線はオーバーヘッドコンベア8の進行方向と同じ方向となっている。その後、空のハンガーを検知して、所定のタイミングで前記移載台72を上端位置72cまで上昇させる。上端位置72cにて待機状態となる移載台72を天井走行ハンガー9の到達を検知して下降させると、第一ハンガー部90AにパッケージYPAを、第二ハンガー部90BにパッケージYPBを移載して、空となった移載台72が初期位置72aまで下降して停止する。
【0059】
前記移載台72が初期位置72aに戻った後で、前記プッシャー65をピッチ送りして、次のパッケージを各ライン1個ずつ移載コンベア台71に送り込んで次の移載操作を続行するものである。
【0060】
ハンガー部90は、パッケージの両側面下部に当接して載置する左右2本の支持アーム90a、90bを離間して備える逆U字形状であって、該支持アーム90aと90bとの間を前記移載台72が挿通自在な構成としている。そのために、パッケージを載置して上端位置72cに待機している移載台72を降下させると、パッケージを前記支持アーム90a、90b上に載置すると共に、移載台72が前記支持アーム90a、90b間の間隙を挿通して下降する。
【0061】
天井走行ハンガー9に移載されたパッケージYPはオーバーヘッドコンベア8により、次の移載装置10部にまで運ばれ、次工程又はストッカー等に連結するコンベア11に移載される構成である。この際に、各天井走行ハンガー9に載置されているパッケージYPの品種を判別して所定の移載装置にて荷降ろしし、所定のコンベアに移載するようにしている。この時に、前記移載装置10は第二昇降装置7と同様に、A品種のパッケージYPAとB品種のパッケージYPBとを同時に荷降ろし可能に構成し、コンベア11もコンベア装置6と同様に2ラインの搬送コンベア部を備えた構成としている。
【0062】
本発明は上記のように、パッケージ製造装置の2ラインの排出コンベアから排出されるパッケージを、機台端の傾斜コンベアに一時ストックし、移載するローラコンベアが上昇する動作により略水平状態に連結して、2ラインのパッケージを同時に搬送するように構成しているので、効率がよいと共に、大量のパッケージを同時に搬送することができる。
【0063】
また、本発明は上記した2ラインの排出コンベアを有するパッケージ製造装置だけでなく、1ラインの排出コンベアのパッケージ製造装置に対しても、また2ライン以上の複数の排出コンベアを有するパッケージ製造装置に対しても適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
上記説明したように本発明によれば、パッケージ製造装置から排出されるパッケージを、傾斜した排出コンベア端部に確実にストックすることができる。また、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベア端部を水平状態とし、前記昇降装置と一体のパッケージ搬送部を構成するので、該排出コンベアにストックされているパッケージをスムーズに、且つ確実に搬送することができる。また、それぞれの排出コンベアから排出されるパッケージを別々に搬送することができるので、大量のパッケージを同時に搬送でき効率のよい搬送装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッケージ搬送装置が適用される搬送システムの全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係る昇降装置である第一昇降装置とローラコンベア搬送部とを備えるパッケージ荷降ろし部全体の側面図である。
【図3】前記第一昇降装置とローラコンベア搬送部の連結状態を示しており、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。
【図4】本発明に係るパッケージ移載装置を示し、(a)は押込みガイド側の正面図であり、(b)は受取ガイド側の正面図である。
【図5】前記第一昇降装置の全体正面図である。
【図6】本発明に係るコンベア装置を示しており、(a)は平面図であり、(b)は概略側面図であり、(c)はA−A断面を示す正面図である。
【図7】第二昇降装置と天井走行ハンガーを示しており、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ製造装置
2 排出コンベア
3 ローラコンベア搬送部
3b ガイドローラ
4 パッケージ移載装置
5 (第一)昇降装置
5a 係止部材(回動手段)
6 コンベア装置
YP パッケージ
【発明の属する技術分野】
本発明は、糸が巻成されたパッケージを自動的に搬送するパッケージ搬送装置に関し、特にパッケージ製造装置から排出されるパッケージを移載するための昇降装置を備える搬送装置に好適なパッケージ搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に糸が巻成されたパッケージを製造する装置としては、紡績装置や自動ワインダー等の巻取装置が存在する。これらのパッケージ製造装置により生成されるパッケージは、搬送コンベアにより次工程に搬送されたり、箱詰めされて出荷されたりしている。
【0003】
そのために、自動ワインダー等の機台端にて、搬送コンベア上を搬送されてくるパッケージを人手により箱詰めすることは従来から行われている。
【0004】
また、自動ワインダーから排出されるパッケージを自動的に搬送するために、機台側搬送コンベアから天井走行ハンガーにパッケージを移載する昇降リフトを備えるパッケージ搬送装置が既に公開されている。(例えば、特許文献1参照)
さらに、受渡しアームを昇降自在に設けて、上階の搬出コンベア上のパッケージを下階の搬入コンベアに移載するパッケージ搬送装置も知られている。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
【特許文献1】
実開平6−20368号公報(第1−9頁、第1図)
【特許文献2】
実開平4−70871号公報(第1−12頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
オペレータ等の人手により、複数の巻取ユニットを備える自動ワインダー等の機台端にて、搬送されてくるパッケージを掴んで箱詰めするような既設のシステムでは、オペレータの作業がし易いように機台に沿ってパッケージを搬送すると共に、機台端部で下方に向かって傾斜したコンベア上にパッケージを一時ストックするようなタイプがある。
【0007】
このような既設の機台にパッケージの自動搬送装置を付設するような場合、上記傾斜したコンベアから昇降体上へのパッケージ移載は、パッケージの姿勢が崩れてスムースな移載が出来ないという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、パッケージを一時ストックする傾斜コンベアと昇降体との間でのパッケージ移載をスムーズに行うためのパッケージ搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、パッケージ製造装置からパッケージを排出する排出コンベアと、該排出コンベアに載置されるパッケージを荷降ろしする昇降装置と、荷降ろしされたパッケージを搬送するコンベア装置とを備えていると共に、前記排出コンベアが、前記製造装置からパッケージを受取る傾斜位置と、パッケージを移載する水平位置とに移動自在であり、前記昇降装置の昇降動作によって移動する構成であることを特徴としている。
【0010】
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、パッケージ製造装置から確実にパッケージを受取ることができると共に、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベアを水平状態とし、該排出コンベアに載置されているパッケージを排出する準備が完了して、それらのパッケージを確実に搬送することができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記排出コンベアの端部に、パッケージ排出方向に傾斜して、所定数のパッケージを貯留可能なローラコンベア搬送部を配設すると共に、該ローラコンベア搬送部が、前記排出コンベア端部に枢支連結されており、前記パッケージの排出方向に下向きな傾斜位置と水平位置とに回動可能であって、前記昇降装置が前記ローラコンベア搬送部を回動させる回動手段を備えていることを特徴としている。
【0012】
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベア端部のローラコンベア搬送部を、所定数のパッケージを確実にストックすることができる傾斜位置と、パッケージをスムーズに移載することができる水平位置とに、容易に回動することができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、前記排出コンベアが2ラインの排出コンベアであり、前記昇降装置が2ラインのローラコンベアを昇降自在に備えており、前記コンベア装置が2ラインのパッケージを同時に搬送可能であると共に、前記ローラコンベアが上昇移動中に、前記回動手段が前記ローラコンベア搬送部に配設されているガイドローラと係合して、前記ローラコンベア搬送部を水平状態とし、該ローラコンベア搬送部と前記昇降装置のローラコンベアとで一体のパッケージ搬送部を構成することを特徴としている。
【0014】
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、2ラインの排出コンベアに対して、2ラインのローラコンベアを備える昇降装置を上昇させるだけで、前記2ラインのローラコンベア搬送部と2ラインのローラコンベアとが一体的に水平状態のパッケージ搬送部を形成して、前記ローラコンベア搬送部上のパッケージを移載可能な状態とすることができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、前記一体のパッケージ搬送部に沿って往復動するパッケージ移載装置を配設し、前記ローラコンベア搬送部に載置されている所定数のパッケージを一体的に前記昇降装置のローラコンベアに移載する構成としたことを特徴としている。
【0016】
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、前記昇降装置を上昇させた後で、パッケージ移載装置を駆動して2ラインのパッケージを同時に確実に移載することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパッケージ搬送装置の実施の形態について、図1から図7に基づいて説明する。
【0018】
先ず、図1により本発明に係るパッケージ搬送装置が適用される搬送システムについてその概略を説明する。図に示すようにワインダー等のパッケージ製造装置1により生成されるパッケージYPは、排出コンベア2からローラコンベア搬送部3へ排出される。
【0019】
前記パッケージ製造装置1は機台両側にそれぞれパッケージ製造部を備えたタイプの装置であって、それぞれのパッケージ製造部により生成されるパッケージYPを2ラインの排出コンベア2A、2Bにそれぞれ排出する構成である。
【0020】
前記機台両側のパッケージ製造部にて生成されるパッケージは同一品種のパッケージの場合が多いが、少量多品種生産工場では別々の品種のパッケージを生成することもある。そのため、それぞれの生成されるパッケージを搬送するための排出コンベアは2ライン設けられていて、1品種の製造ラインとしても、また、2品種の製造ラインとしても使用可能に構成されている。
【0021】
前記排出コンベア2A、2Bに排出されたパッケージYPは、それぞれ排出コンベア端部まで搬送され、下向きに傾斜したローラコンベア搬送部3へ排出される。該ローラコンベア搬送部3は、片側に3個ずつ計6個のパッケージを収容可能な構成であり、それぞれのラインの排出コンベア部のパッケージを検知するセンサを設けると好適である。
【0022】
ここで排出コンベア2Aにより搬送されるパッケージをA品種のパッケージYPAと称し、排出コンベア2Bにより搬送されるパッケージをB品種のパッケージYPBと称する。
【0023】
前記ローラコンベア搬送部3に収容された6個のパッケージYPはその後、第一昇降装置5、コンベア装置6、第二昇降装置7、天井走行ハンガー9を備えるオーバーヘッドコンベア8を介して図中の矢印方向に搬送され、移載装置10に運ばれて次工程又はストッカー等に連結するコンベア11に移載される搬送システムとして構成されている。ここで、前記第一昇降装置5が本発明に係る昇降装置を構成している。
【0024】
次いで図2から図5により前記ローラコンベア搬送部3からコンベア装置6へパッケージYPを移載する荷降ろし部について詳細に説明する。
【0025】
図2は本発明に係る昇降装置である第一昇降装置とローラコンベア搬送部とを備えるパッケージ荷降ろし部全体の側面図である。図3は前記第一昇降装置とローラコンベア搬送部の連結状態を示しており、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。図4は本発明に係るパッケージ移載装置を示し、(a)は押込みガイド側の正面図であり、(b)は受取ガイド側の正面図である。図5は前記第一昇降装置の全体正面図である。
【0026】
前記パッケージ製造装置1は、機台両側に設けたパッケージ製造部のパッケージ交換や糸継のための作業ロボット1Bを機台周りに巡回させる構成としており、機台上部に設けたレール1Aに沿って前記作業ロボット1Bが地上を周回する構成である。そのために、排出コンベア2から排出されるパッケージYPを、前記作業ロボット1Bの周回空間を避けるようにして搬送するために、本実施例に係る第一昇降装置5、コンベア装置6、第二昇降装置7を介して一旦地上の搬送コンベアに降ろした後、再度天井走行ハンガー9に移載するように構成した。
【0027】
ローラコンベア搬送部3は、排出コンベア2と支軸3aを介して回動自在に連結されており、排出コンベア2Aと支軸3Aaを介して連結されているローラコンベア搬送部3Aと、排出コンベア2Bと支軸3Baを介して連結されているローラコンベア搬送部3Bとから構成されている。そのために前記ローラコンベア搬送部3A、3Bは、前記支軸3Aa、3Baを回転中心としてそれぞれ回動自在である。また、通常はコンベア自身の自重により、それぞれのコンベア端部がストッパー3cに当接した傾斜状態で停止している。
【0028】
ローラコンベア搬送部3A、3Bは多数のローラがフリー回転状態に装着された搬送路をそれぞれ2本レール状に配設して構成した搬送部であるので、上記したように傾斜した状態で停止したローラコンベア搬送部3上に排出されてくるパッケージYPはその傾斜面に沿って、前記フリー回転状態のローラが転動輪となって、滑り落ちることになる。
【0029】
ローラコンベア搬送部3の傾斜面に沿って落下するパッケージYP1は、ストッパー3dに当接して停止される。つぎのパッケージYP2は前記ストッパー3dに当接して停止したパッケージYP2に当接して停止する。このようにして3個目のパッケージYP3が収容される位置でその3個目のパッケージYP3を検知するセンサS1を設けておくと、該センサS1からの検知信号により排出コンベア2の送りを停止することが可能である。
【0030】
前記ストッパー3dや前記センサS1はローラコンベア搬送部3A、3B毎にそれぞれ設けられていて、前記ローラコンベア搬送部3A、3Bにそれぞれ3個、合計6個のパッケージYPが収容されると、それを前記センサS1が検知して排出コンベア2の送りを停止すると共に、荷降ろし操作が自動的に開始される。
【0031】
荷降ろし操作が開始されると、第一昇降装置5に配設されている第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bが、地上のコンベア装置6位置から離れて同時に上昇する。この上昇は、図3(a)に示すように、前記ローラコンベア5A、5Bにそれぞれ配設されている係止部材5aが、前記ローラコンベア搬送部3の自由端である末端部に装着されたガイドローラ3bに係合して、前記ローラコンベア搬送部3を上方に回動して該ローラコンベア搬送部3が略水平状態となる位置までであり、この位置まで上昇して前記ローラコンベア5A、5Bが停止する。
【0032】
つまり、前記係止部材5aはローラコンベア搬送部3を回動する回動手段となる。前記ローラコンベア搬送部3の回動停止は、所定位置にセンサを配設して、前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bの上昇端を検知する構成としてもよいし、また前記ローラコンベア搬送部3の位置を検知して停止する構成としてもよく、特に限定するものではない。
【0033】
図3(b)に示すように、前記第一ローラコンベア5Aが上昇するとローラコンベア搬送部3Aと連結し、第二ローラコンベア5Bが上昇するとローラコンベア搬送部3Bと連結する。また、係止部材とガイドローラもそれぞれに装着されていて、第一ローラコンベア5Aに装着されている係止部材5Aaがローラコンベア搬送部3Aに装着されているガイドローラ3Abに係合し、第二ローラコンベア5Bに装着されている係止部材5Baがローラコンベア搬送部3Bに装着されているガイドローラ3Bbに係合する構成である。
【0034】
第一昇降装置5は図5に示すように、下部フレーム50と、側部を構成する第一レールフレーム52と第二レールフレーム53と、上部フレーム57とで箱型に構成されていて、前記下部フレーム50に昇降モータ51を備えており、前記第一レールフレーム52と第二レールフレーム53内にそれぞれ昇降用チェーン54A、54Bを配設している。また、前記昇降モータ51により回転駆動されるシャフト55の両端部に装着する歯車56A、56Bに前記チェーン54A、54Bを巻回して、該チェーンを一体的に駆動することで、前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとを一体的に昇降するよう構成している。
【0035】
前記第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとが一体的に昇降すると、それぞれの係止部材5Aa、5Baがガイドローラ3Ab、3Bbと係合し、前記ローラコンベア搬送部3A、3Bを回動しながら上昇し、該ローラコンベア搬送部3A、3Bが水平状態となる位置で停止する。
【0036】
ローラコンベア搬送部3Aと第一ローラコンベア5Aとが水平状態に連結されて一体のパッケージ搬送部を構成し、A品種のパッケージYPAを搬送する。また、ローラコンベア搬送部3Bと第二ローラコンベア5Bとが水平状態に連結されて一体のパッケージ搬送部を構成し、B品種のパッケージYPBを搬送する。つまりローラコンベア搬送部3と第一昇降装置5とで一体のパッケージ搬送部を構成するものである。
【0037】
前記第一昇降装置5の上部フレーム57と、パッケージ製造装置1の端部とを連結するようにパッケージ移載装置4が配設されていて、該パッケージ移載装置4は収容されるパッケージYPの進行方向の固定ガイドである受取ガイド41と、パッケージYPを進行方向に押出す押込みガイド42とを備えている。また、前記受取ガイド41と押込みガイド42との両ガイドを一体的に駆動するシリンダ部材43を配設して、前記両ガイドを前記一体のパッケージ搬送部に沿って往復動自在に構成している。
【0038】
前記一体のパッケージ搬送部のローラコンベア搬送部3にあるパッケージYP6個の先頭部を前記受取ガイド41がガイドしながらパッケージの後端部を前記押込みガイド42が押し出すようにして、6個のパッケージを第一ローラコンベア5A又は第二ローラコンベア5Bに移載する。
【0039】
前記押込みガイド42は、図4(a)に示すように、それぞれパッケージYPに当接する位置と当接しない位置とに変位自在なガイド42Aとガイド42Bとを備えており、パッケージYPをローラコンベア搬送部3から押出す際には、前記ガイド42A、42Bが、図中の想像線に示すように、パッケージ巻取管YBに当接する位置にある。
【0040】
パッケージYPを第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bに移載した後で、前記昇降モータ51が回転駆動され、第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bとがパッケージを載置した状態で一体的に下降する。それから、上部フレーム57部にある前記受取ガイド41と押込みガイド42とが、前記シリンダ部材43により移動されて、元のローラコンベア搬送部3位置に戻る。
【0041】
この時に、前記押込みガイド42は、図中の実線に示すように、パッケージYPに当接しない位置まで変位した状態で移動する。これは、第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bが下降すると、前記係止部材とガイドローラとの係合関係が解除されて、前記ローラコンベア搬送部3が自重により下降し、前記ストッパー3cに当接した傾斜状態で停止するので、次の新しいパッケージYPが移載される恐れが生じるからである。
【0042】
前記受取ガイド41は固定ガイドであり、図4(b)に示すようにパッケージ巻取管YBの両側の巻糸層に当接する2本のガイドバーを備えるU字状のガイドである。
【0043】
パッケージ6個を載置した状態で下降する第一昇降装置5の第一ローラコンベア5Aと第二ローラコンベア5Bは、コンベア装置6位置まで下降して、一体の搬送コンベアを形成する。
【0044】
次にコンベア装置6について図6により詳細に説明する。図6(a)に示すように、前記コンベア装置6は、第一コンベア6Aと第二コンベア6Bとから構成されており、第一ローラコンベア5Aは前記第一コンベア6Aと接続しA品種のパッケージYPAを搬送する一体のコンベア搬送部を形成している。また、第二ローラコンベア5Bは前記第二コンベア6Bと接続され、B品種のパッケージYPBを搬送する一体のコンベア搬送部を形成している。
【0045】
また、図6(b)に示すように、第一昇降装置5に載置された6個のパッケージYPaを、プッシャー63がパッケージYPb位置まで一体的に押込む構成としている。このコンベア搬送部は前記ローラコンベア搬送部と同様に、多数のローラがフリー回転状態に装着された搬送路をそれぞれ2本レール状に配設して構成した搬送部であるので、上に載置されているパッケージYPaの端部を押すだけでパッケージ全体を一体的に移動させることができる。
【0046】
前記プッシャー63は前記パッケージYPAとパッケージYPBとを同時に押込む棒状体の先端部を備えており、ロッドレスシリンダ61により往復動する構成とされている。前記プッシャー63により移動されて、コンベア装置6に移載されたパッケージYPbをさらにプッシャー64が押して、コンベア装置6端部の第二昇降装置7近くまで搬送し、パッケージYPc位置とする。前記プッシャー63とプッシャー64とは連結部材66Aを介して一体に連結されていて、ロッドレスシリンダ61により同時に往復動自在な構成となっている。
【0047】
つまり、プッシャー63とプッシャー64とをロッドレスシリンダ61により一体的に移動させて、パッケージYPaとパッケージYPbを同時に搬送することができる。また、プッシャー64のパッケージ当接部は支点64aで一点支持されており、パッケージ搬送方向に前向きに転倒自在であると共に、立設支持するためのコイルスプリング等のバネ部材を配設した構成である。そのために、前記ロッドレスシリンダ61の駆動により元の位置に戻る時に、プッシャー63により搬送された新たなパッケージYPbに当接した際に傾倒(図中の想像線に示す状態)して、そのまま後退移動可能な構成とされている。さらに、前記バネ部材と共にシリンダ部材を装着し、パッケージに当接する位置と当接しない位置とに傾動自在な構成としてもよい。
【0048】
パッケージYPc位置まで搬送され、プッシャー64が後退した後で別のプッシャー65によりパッケージを押込んで、第二昇降装置7の移載コンベア台71に1個ずつ送り込む。このために、前記プッシャー65はロッドレスシリンダ62により駆動されると共に、パッケージ1個ずつ送り込むようにピッチ送りを行う構成とされている。
【0049】
前記プッシャー65は、前記ロッドレスシリンダ62により駆動される連結部材66Bの両端にそれぞれパッケージ当接部65A、65Bを備えており、第一コンベア6Aと第二コンベア6Bをそれぞれ構成する2本のレール状のローラコンベア間の空隙部をそれぞれ往復動自在とされている。
【0050】
さらに、このパッケージ当接部65A、65Bは前記プッシャー64と同様にそれぞれ支点65aを回転中心に傾倒自在な構成であり、立設支持するためのコイルスプリングを配設した構成である。そのために、パッケージYPcを全て前記移載コンベア台71に送り込んだ後で、元の位置に戻る時に、プッシャー64により搬送された新たなパッケージYPcに当接して傾倒した状態(図中の想像線に示す状態)で後退移動することができる。
【0051】
次に、図7により第二昇降装置7について説明する。図7(a)に示すように、第二昇降装置7はコンベア装置6から送り込まれてくるパッケージYPを受け取って、天井走行ハンガー9に移載する装置であって、下部フレーム70に支柱74を備えており、該支柱74内の上下に配設したギヤにチェーン75を巻回すると共に、該チェーン75に移載台72を装着して、該移載台72を昇降自在に構成した。
【0052】
前記移載台72は、ストッパー71aに当接して移載コンベア台71上に載置しているパッケージYPを天井走行ハンガー9に移載するものであって、図7(b)に示すように、第一コンベア6Aを搬送されるパッケージYPAを第一ハンガー部90Aに移載する移載台72Aと、第二コンベア6Bを搬送されるパッケージYPBを第二ハンガー部90Bに移載する移載台72Bと、それらを連結する連結部材76によって一体構成されている。また、前記チェーン75を駆動モータ73が駆動することで移載台72として一体的に昇降する構成である。
【0053】
前記それぞれの移載台72A、72Bは、それぞれ多数のローラがフリー回転状態に装着された、2本のレール状の移載コンベア台71A、71Bのレール間を挿通自在な構成である。そのために、初期待機位置が前記移載コンベア台71よりも下に配設された移載台72が上昇すると、前記移載コンベア台71に載置されているパッケージYPを持ち上げて移載することができる。
【0054】
前記第一コンベア6Aを搬送されるパッケージYPAを2本のレール状の移載コンベア台71Aに載置し、該移載コンベア台71Aの下部に待機している移載台72Aを上昇させて、前記パッケージYPAを上昇させる。また、前記第二コンベア6Bを搬送されるパッケージYPBを2本のレール状の移載コンベア台71Bに載置し、該移載コンベア台71Bの下部に待機している移載台72Bを上昇させて、前記パッケージYPBを上昇させる。
【0055】
また、前記コンベア装置6の搬送方向と直交する方向に、オーバーヘッドコンベア8を配設して、該オーバーヘッドコンベア8に装着した天井走行ハンガー9にパッケージYPを移載する構成としたので、移載台72A、72Bを上昇する途中で90°水平姿勢を転向して、パッケージの向きを図中に示すように変更した。この転向方法は、移載台自身をそれぞれ水平方向に首振り自在な構成とすると共に、該移載台の昇降に伴い移動するガイドローラが固定カム面に沿って摺動する際の変位により、前記移載台を転向するという従来からよく知られた技術であり、ここでは詳述しない。
【0056】
図7(b)に示すように本実施例の天井走行ハンガー9は、ハンガー部90に第一ハンガー部90Aと第二ハンガー部90Bとを一体的に備えた形状とされており、パッケージYPA、YPBを2個同時に搬送するように構成されている。
【0057】
つまり、両方の移載台72A、72Bに載置されたパッケージYPA、YPBを同時に上昇して、同時に走行ハンガー部に移載するものである。この時に、パッケージが載置されていない空のハンガーであることを確認して移載を行う必要がある。そのために、上昇時に中間待機位置を設けて、両ハンガー部90A、90Bが空であることを検知して、再度移載台を上昇し、パッケージの移載を実行するように構成している。
【0058】
移載台72は、移載コンベア台71よりも下に配設された初期位置72aから上昇して、中間待機位置72bにて待機状態となる。この時には既に前記移載台72の転向操作が完了しており、移載台72上に載置したパッケージの軸線はオーバーヘッドコンベア8の進行方向と同じ方向となっている。その後、空のハンガーを検知して、所定のタイミングで前記移載台72を上端位置72cまで上昇させる。上端位置72cにて待機状態となる移載台72を天井走行ハンガー9の到達を検知して下降させると、第一ハンガー部90AにパッケージYPAを、第二ハンガー部90BにパッケージYPBを移載して、空となった移載台72が初期位置72aまで下降して停止する。
【0059】
前記移載台72が初期位置72aに戻った後で、前記プッシャー65をピッチ送りして、次のパッケージを各ライン1個ずつ移載コンベア台71に送り込んで次の移載操作を続行するものである。
【0060】
ハンガー部90は、パッケージの両側面下部に当接して載置する左右2本の支持アーム90a、90bを離間して備える逆U字形状であって、該支持アーム90aと90bとの間を前記移載台72が挿通自在な構成としている。そのために、パッケージを載置して上端位置72cに待機している移載台72を降下させると、パッケージを前記支持アーム90a、90b上に載置すると共に、移載台72が前記支持アーム90a、90b間の間隙を挿通して下降する。
【0061】
天井走行ハンガー9に移載されたパッケージYPはオーバーヘッドコンベア8により、次の移載装置10部にまで運ばれ、次工程又はストッカー等に連結するコンベア11に移載される構成である。この際に、各天井走行ハンガー9に載置されているパッケージYPの品種を判別して所定の移載装置にて荷降ろしし、所定のコンベアに移載するようにしている。この時に、前記移載装置10は第二昇降装置7と同様に、A品種のパッケージYPAとB品種のパッケージYPBとを同時に荷降ろし可能に構成し、コンベア11もコンベア装置6と同様に2ラインの搬送コンベア部を備えた構成としている。
【0062】
本発明は上記のように、パッケージ製造装置の2ラインの排出コンベアから排出されるパッケージを、機台端の傾斜コンベアに一時ストックし、移載するローラコンベアが上昇する動作により略水平状態に連結して、2ラインのパッケージを同時に搬送するように構成しているので、効率がよいと共に、大量のパッケージを同時に搬送することができる。
【0063】
また、本発明は上記した2ラインの排出コンベアを有するパッケージ製造装置だけでなく、1ラインの排出コンベアのパッケージ製造装置に対しても、また2ライン以上の複数の排出コンベアを有するパッケージ製造装置に対しても適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
上記説明したように本発明によれば、パッケージ製造装置から排出されるパッケージを、傾斜した排出コンベア端部に確実にストックすることができる。また、昇降装置を昇降させるだけで、排出コンベア端部を水平状態とし、前記昇降装置と一体のパッケージ搬送部を構成するので、該排出コンベアにストックされているパッケージをスムーズに、且つ確実に搬送することができる。また、それぞれの排出コンベアから排出されるパッケージを別々に搬送することができるので、大量のパッケージを同時に搬送でき効率のよい搬送装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッケージ搬送装置が適用される搬送システムの全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係る昇降装置である第一昇降装置とローラコンベア搬送部とを備えるパッケージ荷降ろし部全体の側面図である。
【図3】前記第一昇降装置とローラコンベア搬送部の連結状態を示しており、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。
【図4】本発明に係るパッケージ移載装置を示し、(a)は押込みガイド側の正面図であり、(b)は受取ガイド側の正面図である。
【図5】前記第一昇降装置の全体正面図である。
【図6】本発明に係るコンベア装置を示しており、(a)は平面図であり、(b)は概略側面図であり、(c)はA−A断面を示す正面図である。
【図7】第二昇降装置と天井走行ハンガーを示しており、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ製造装置
2 排出コンベア
3 ローラコンベア搬送部
3b ガイドローラ
4 パッケージ移載装置
5 (第一)昇降装置
5a 係止部材(回動手段)
6 コンベア装置
YP パッケージ
Claims (4)
- パッケージ製造装置からパッケージを排出する排出コンベアと、該排出コンベアに載置されるパッケージを荷降ろしする昇降装置と、荷降ろしされたパッケージを搬送するコンベア装置とを備えていると共に、前記排出コンベアが、前記製造装置からパッケージを受取る傾斜位置と、パッケージを移載する水平位置とに移動自在であり、前記昇降装置の昇降動作によって移動する構成であることを特徴とするパッケージ搬送装置。
- 前記排出コンベアの端部に、パッケージ排出方向に傾斜して、所定数のパッケージを貯留可能なローラコンベア搬送部を配設すると共に、該ローラコンベア搬送部が、前記排出コンベア端部に枢支連結されており、前記パッケージの排出方向に下向きな傾斜位置と水平位置とに回動可能であって、前記昇降装置が前記ローラコンベア搬送部を回動させる回動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ搬送装置。
- 前記排出コンベアが2ラインの排出コンベアであり、前記昇降装置が2ラインのローラコンベアを昇降自在に備えており、前記コンベア装置が2ラインのパッケージを同時に搬送可能であると共に、前記ローラコンベアが上昇移動中に、前記回動手段が前記ローラコンベア搬送部に配設されているガイドローラと係合して、前記ローラコンベア搬送部を水平状態とし、該ローラコンベア搬送部と前記昇降装置のローラコンベアとで一体のパッケージ搬送部を構成することを特徴とする請求項2に記載のパッケージ搬送装置。
- 前記一体のパッケージ搬送部に沿って往復動するパッケージ移載装置を配設し、前記ローラコンベア搬送部に載置されている所定数のパッケージを一体的に前記昇降装置のローラコンベアに移載する構成としたことを特徴とする請求項3に記載のパッケージ搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003132490A JP2004331363A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | パッケージ搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003132490A JP2004331363A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | パッケージ搬送装置 |
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JP2004331363A true JP2004331363A (ja) | 2004-11-25 |
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ID=33507326
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JP (1) | JP2004331363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077217A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Tmt Machinery Inc | 仮撚加工機 |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003132490A patent/JP2004331363A/ja active Pending
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JP2014077217A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Tmt Machinery Inc | 仮撚加工機 |
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