JP2011020764A - 糸巻取機及びそれを備える繊維機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻取ユニットの動作モードを遠方から判別することが可能な糸巻取機を提供する。
【解決手段】糸巻取機は、巻取ユニットの動作モードを運転モードと、停止モードと、規制モードとに切替る動作スイッチ42を備える。操作スイッチ42は巻取ユニットの動作モードが切替えられるのに対応して、操作部62が操作パネルから突出する高さを第1の位置と、第2の位置と、第3の位置とに切替え可能に構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】糸巻取機は、巻取ユニットの動作モードを運転モードと、停止モードと、規制モードとに切替る動作スイッチ42を備える。操作スイッチ42は巻取ユニットの動作モードが切替えられるのに対応して、操作部62が操作パネルから突出する高さを第1の位置と、第2の位置と、第3の位置とに切替え可能に構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、巻取ユニットの動作モードを運転モードと停止モードと規制モードとに切替える操作部を備えた糸巻取機及びそれを備える繊維機械に関する。なお、巻取ユニットの動作状態が運転状態である場合を運転モード、巻取ユニットの動作状態が停止状態である場合を停止モード、巻取ユニットの動作状態が停止状態であって且つ停止状態から運転状態への切替えが規制される必要がある場合を規制モードとする。
通常、給糸ボビンから解舒された糸を巻き返してパッケージとする糸巻取機は、多数の巻取ユニットを並列して配置する。並列して配置された巻取ユニット列の一端には、機台制御装置が配置される。機台制御装置は、全巻取ユニットの動作モードを一括して運転モードか停止モードに切替える。
しかし、ある特定の巻取ユニットに保全処置を施す必要があるときには、機台制御装置での一括した動作モードの切替えではなく、特定の巻取ユニットを個別に停止モードにすることがある。特許文献1に開示されている自動ワインダは、各巻取ユニットに備えられた回転式のスタートスイッチによって、各巻取ユニットの動作モードを運転モードと停止モードとに個別に切替えることが可能に構成されている。
巻取ユニットが個別に停止モードとされている場合として、保全処置の為にオペレータが停止させる場合が挙げられる。この場合に該巻取ユニットを運転モードに復帰させる為には、オペレータが保全処置を完了する必要がある。しかし、保全処置が未完了であっても、オペレータは、該巻取ユニットの前を離れることがある。このオペレータが該巻取ユニットから離れている間に、別のオペレータが該巻取ユニットに対する保全処置が未完了であるということを認識出来ずに該巻取ユニットの動作モードを運転モードに切替えてしまうことがある。この場合、巻取ユニットは保全処置が未完了のまま運転が再開されてしまう。
以上の問題に対して、特許文献2は、巻取ユニットの前面部に回転可能なボタンを設け、その周面に色分けされた表示部を設けた構成のワインダを開示する。該表示部は、その上面に表示する色によって巻取ユニットの停止理由を表示するように構成されている。巻取ユニットを停止させたオペレータとは別のオペレータであっても、巻取ユニットの前面部から突出したボタンの上面に何色が表示されているかを確認することによって、巻取ユニットの停止理由を認識することが出来る。また、特許文献2では、オペレータが巻取ユニットを停止状態のままにしておきたいときは、ボタンを回転させることによりボタン操作を規制出来るようになっている。
特許文献2において、オペレータは、巻取ユニットを停止モードに維持したい場合にボタンの操作を規制する。しかし、該ボタンは、遠方からはボタンの操作が規制されていることが分からない構成である。その為、別のオペレータは、該巻取ユニットの前まで移動し、表示部の上面に表示されている色を確認することで初めて巻取ユニットのボタンが規制状態であることを認識する。即ち、別のオペレータは、遠方からは該巻取ユニットには何ら処置をする必要がないということを認識することが出来ない。その結果、別のオペレータの移動を伴う確認動作は無駄になる。この点において、特許文献2に開示の巻取ユニットには作業効率に改善の余地があった。
本発明は、以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、遠方から巻取ユニットの動作モードを確認することが可能な糸巻取機を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は、以上の如くであり、次にこの課題を解決する為の手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の糸巻取機が提供される。即ち、この糸巻取機は、巻取ユニットの動作モードを運転モードと停止モードと規制モードとに切替える動作スイッチと、前記動作スイッチを配置する操作パネルと、を備える。前記動作スイッチは、停止モードと規制モードとで前記操作パネルから突出する高さを切替え可能に構成されている。
これにより、巻取ユニットの運転が停止状態であって運転状態への切替えが規制されていない停止モードにあるのか、巻取ユニットの運転が停止状態であって且つ運転状態への切替えが規制される必要がある規制モードにあるのかを、オペレータは、動作スイッチが操作パネルから突出する高さを確認することで判別することが出来る。したがって、オペレータは、巻取ユニットが規制モードにあり該巻取ユニットに対しては何ら処置が必要でないということを遠方から確認することが出来る。その為、オペレータの不要な移動を防ぐことができ、作業効率を向上することが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記動作スイッチは、操作部と案内部を備える。前記操作部は、前記巻取ユニットの動作モードを切替えるときに操作される。前記案内部は、前記操作部を、前記巻取ユニットの運転モードを停止モードとする第1の位置と、前記巻取ユニットの運転モードを規制モードとする第2の位置と、に案内する。前記操作部は、前記第1の位置にあるときよりも前記第2の位置にあるときに、前記操作パネルからより高く突出するように構成されている。
これにより、巻取ユニットの動作モードが規制モードにある場合に、操作部が操作パネルからより高く突出する為、オペレータは、巻取ユニットの動作モードが規制モードにあることを更に明確に確認することが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記糸巻取機は、前記操作部が前記第2の位置にある場合に、前記巻取ユニットが運転モードへの切替えを規制されているということを表示する表示部を備える。
これにより、オペレータは、表示部を確認することによっても前記巻取ユニットの動作モードが規制モードにあることを確認することが出来る。したがって、オペレータは、巻取ユニットの規制モードを更に明確に確認することが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記表示部は、前記操作部が前記第1の位置にある場合には前記操作パネルに収納されており、前記操作部が前記第2の位置にある場合には前記操作パネルから露出するように構成されている。
これにより、オペレータは、表示部が操作パネルから露出しているか否かを確認することによって、巻取ユニットが規制モードにあるか否かを確認することが出来る。したがって、オペレータは、巻取ユニットが規制モードにあることを更に明確に確認することが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記糸巻取機は、前記操作部が前記第2の位置にある場合に、前記操作部が案内されることを規制可能である規制部を備える。
これにより、オペレータは、巻取ユニットの動作モードを停止モードのまま維持したい場合に他のオペレータによって巻取ユニットの動作モードが切替えられてしまうことを防ぐことが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記規制部は、前記操作部に対して回転可能に設けられている。更に、前記規制部は、前記操作部の移動を規制する規制位置と、前記操作部の移動を規制しない自由位置とに移動可能に設けられている。
これにより、オペレータは、規制部を回転するという簡単な操作によって、他のオペレータによる巻取ユニットの動作モードの切替えを防ぐことが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記案内部は、前記操作部を、前記巻取ユニットを運転モードにする第3の位置へと移動可能に構成されている。前記操作部は、前記第3の位置から前記第1の位置に移動する場合には押圧され、前記第1の位置から前記第2の位置へと移動する場合には引き出されるように構成されていることが好ましい。
これにより、オペレータは、巻取ユニットの動作モードの切替え操作のうち、運転モードから停止モードへの切替え操作と、停止モードから規制モードへの切替え操作を明確に区別した上で操作部を操作することが出来る。その結果、オペレータの誤動作を防ぐことができ、作業効率を更に向上することが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記操作部は、前記操作パネルの表面に対して垂直方向に設けられた操作部側面を有する。そして、前記操作部側面にはくぼみが設けられている。
これにより、オペレータは、巻取ユニットの動作モードを切替える時に、操作部側面のくぼみに指を掛けて操作部を引き出すことが出来る。つまり、オペレータは、容易に操作部を引き出すことが出来る為、より円滑に巻取ユニットの動作モードの切替え操作を行なうことが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記操作部は、円筒形状に形成されている。そして、前記操作部側面に設けられた前記くぼみが、前記操作パネルの表面に対して平行方向且つ前記操作部側面の全周にわたって形成されている。
これにより、オペレータは、くぼみに指を掛けやすくなる為、更に円滑に操作部を引き出すことが出来る。
前記糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記操作パネルは、前記操作部が取り付けられる取付部を更に備える。前記取付部は、前記操作パネルの表面に対して窪んだ面である取付面と、前記取付面と前記操作パネルの表面とを接続する壁面と、を有している。そして、前記操作パネルと前記壁面との接続部が、前記操作部側面から所定の距離を隔てて設けられている。
これにより、動作スイッチの、前記第1の位置と、前記第2の位置と、前記第3の位置の差異が、より強調される。つまり、オペレータは、巻取ユニットが運転モードと停止モードと規制モードのいずれの動作モードにあるのかを更に明確に判別することが出来る。また、操作部側面と壁面との間に一定の距離が設けられている為、くぼみが操作パネルの表面よりも後方に位置する場合でも、オペレータは操作部を容易に引出すことが出来る。
前記糸巻取機においては、前記操作部が前記第1の位置にある場合に、前記くぼみが前記操作パネルから露出するように構成されていることが好ましい。
これにより、オペレータは、巻取ユニットの動作モードをより円滑に停止モードから規制モードへと切替えることが出来る。
本発明の第2の観点によれば、前記の糸巻取機を複数備えた繊維機械が提供される。
これにより、オペレータは、各糸巻取機の巻取ユニットの動作モードを繊維機械の長手方向から確認することが出来る。
次に発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る自動ワインダ1(繊維機械)は、並設された複数の糸巻取機2と、これらの糸巻取機2の並設方向の端部に配置された機台制御装置4と、自動玉揚げ装置12を備えている。機台制御装置4は、自動ワインダ1の動作を総括的に制御し、管理している。なお、自動玉揚げ装置12の動作については後述する。
図2及び図3に示す糸巻取機2は、給糸ボビンBから解舒される糸Yを綾振りながら巻取ボビンBfに巻き付けて、所定長で所定形状のパッケージPを形成するものである。各糸巻取機2は、パッケージPの巻取処理を行う巻取ユニット8と、巻取ユニット8を支持するユニットフレーム6とを備える。
巻取ユニット8は、給糸部103と巻取部102との間の糸走行経路中に、給糸部103側から順に、解舒補助装置18と、テンション付与装置20と、糸継装置22と、糸欠点検出装置24と、を配置した構成となっている。なお、下記においては、糸巻取機2の上方を巻取部102側とし、下方を給糸部103側とする。
給糸部103は、給糸ボビンBより糸Yを解舒して巻取部102へと供給する。また、給糸部103は、給糸ボビン供給装置(図略)と給糸ボビン排出装置(図略)を備えている。給糸ボビン供給装置は、給糸部103の解舒位置に、給糸ボビンBを装着したトレー10を供給する。給糸ボビン排出装置は、パッケージPを形成する過程で、給糸ボビンBの糸の巻取が完了して空ボビンになった場合や、給糸ボビンBに解舒不良が生じて不良ボビンとなった場合には、給糸ボビンBを装着したトレー10を解舒位置から排出する。
パッケージPを形成する過程において、解舒位置にある給糸ボビンBが上記のように空ボビンや不良ボビンとなった場合には、新しい給糸ボビンへと交換される給糸ボビン交換処理が行われる。つまり、解舒位置にある給糸ボビンは上記給糸ボビン排出装置によって排出され、新しい給糸ボビンが上記給糸ボビン供給装置によって解舒位置に供給される。
巻取部102は、巻取ボビンBfを把持するクレードル14と、糸Yを綾振る綾振りドラム16と、を備えている。クレードル14は、綾振りドラム16に対して近接又は離反する方向に揺動可能に構成されている。これによって、巻取ボビンBfに巻き形成されるパッケージPは、綾振りドラム16に対して接触又は離反することが出来るようになっている。綾振りドラム16には、その表面に糸Yを巻取ボビンBfに綾振る為の螺旋形状の綾振り溝16aが形成されている。
パッケージPが所定長で所定形状に巻取り形成されると、図2に示す自動玉揚げ装置12による玉揚げ処理が行われる。糸巻取機2は、糸Yが所定の長さ近くまでパッケージPとして巻き取られると、自動玉揚げ装置12に対して玉揚げ要求信号を発信する。自動玉揚げ装置12は、上記玉揚げ要求信号に基づいて該糸巻取機2へと移動し、その糸巻取機2で形成されたパッケージPを回収する。また、自動玉揚げ装置12は、玉揚げ処理だけでなく、空の巻取ボビンの装着作業や所定の糸掛け作業も実行可能に構成されている。
解舒補助装置18は、給糸ボビンBの芯管に被さる円筒部材を給糸ボビンBからの糸の解舒と連動して下降させることにより、給糸ボビンBからの糸の解舒を補助するものである。円筒部材は、給糸ボビンBから解舒された糸の回転と遠心力によって給糸ボビンB上部に形成されたバルーンに接触し、該バルーンを適切な大きさに制御することによって糸の解舒を補助する。円筒部材の近傍には、前記給糸ボビンBのチェース部を検出する為のセンサ(図略)が備えられており、このセンサがチェース部の下降を検出すると、それに追従して円筒部材を例えばエアシリンダ(図略)によって下降させることが出来る。
テンション付与装置20は、走行する糸Yに適当な巻取り張力(テンション)を付与するものである。糸Yのテンション値が適当でないと、糸切れが多くなったり巻取パッケージの巻取形状が不良になったりする。この糸切れ等を防ぎ、糸Yのテンション値を適正に保つ為に、テンション付与装置20は、糸Yのテンション値に応じて糸Yに付与するテンションを変更する。このようなテンション付与装置20としては、例えば、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式のものを用いることが出来る。可動する櫛歯は、固定櫛歯に対して噛み合せ状態又は解放状態になるように回動可能に設置されている。なお、テンション付与装置20としては、前記ゲート式のもの以外にも、例えばディスク式のものを採用することが出来る。
糸継装置22は、糸欠点検出装置24が糸欠点を検出して糸切断を行う時や解舒中に糸切れが発生した時等に、給糸ボビンB側の下糸とパッケージP側の上糸とを糸継ぎするものである。このような糸継装置22としては、圧縮空気等の流体を用いるものや、機械式のものを用いることが出来る。
糸欠点検出装置24は、糸Yの太さに応じた信号をアナライザ(図略)で処理することによって、糸Yの太さ欠陥を検出するものである。この糸欠点検出装置24には、糸欠点を検出した時に糸を切断する為のカッタ(図略)が付設されている。また、糸欠点検出装置24は、単に糸Yの有無を検知するセンサとしても機能させることが出来る。
糸継装置22の下方には、給糸ボビンB側の下糸を捕捉して糸継装置22へと案内する下糸捕捉案内パイプ28が設けられている。また、糸継装置22の上方には、パッケージP側の上糸を捕捉して糸継装置22へと案内する上糸捕捉案内パイプ30が設けられている。下糸捕捉案内パイプ28の先端には吸引口28aが形成されており、上糸捕捉案内パイプ30の先端には吸引口30aが形成されている。
糸切断や糸切れ時には、下糸捕捉案内パイプ28の吸引口28aが図示の位置で下糸を捕捉し、軸28Bを中心にして下から上へと旋回する。同時に、上糸捕捉案内パイプ30が図示の位置から軸30Bを中心にして下から上へと旋回し、パッケージPの表面上に存在する上糸を吸引口30aによって捕捉する。続いて、上糸補足案内パイプ30が軸30Bを中心として上から下へと旋回する。前記動作によって、上糸と下糸は糸継装置22へと案内されて、糸継装置22により糸継される。
巻取ユニット8を構成する各部材は、ユニットフレーム6により支持されている。ユニットフレーム6の内部には、糸巻取機2の各部材を制御する為のユニット制御部(図略)が設けられている。ユニットフレーム6の前面には、ユニット制御部に対して信号を入力可能に接続された操作パネル36が設けられている。操作パネル36には、ユニットインジケータ38と、エラー表示部40と、動作スイッチ42とが設けられている。なお、下記においては、操作パネル36が取付けられている側を糸巻取機2の前方とする。
ユニットインジケータ38は、上位桁表示器61と中位桁表示器41と下位桁表示器63とを備えている。これらの表示器61と41と63は、7セグメントLED(Light Emitting Diode)から構成されている。ユニットインジケータ38は、巻取ユニット8の動作状態に応じて数字やアルファベット等を表示可能である。ユニットインジケータ38には、例えば糸Yの巻取速度や、綾振りドラム16の回転速度等が表示される。
エラー部位表示部40は、ユニットインジケータ38の下方に設けられており、巻取ユニット8のエラー部位を表示する。このエラー部位表示部40は、上部材35と中部材37と下部材39とを備えている。上部材35は、巻取部102にエラーが発生した場合に、発光する。下部材39は、給糸部103にエラーが発生した場合に、発光する。前記中部材37は、巻取部102と給糸部103以外の部位(例えば、糸継装置22)でエラーが発生した場合に、発光する。なお、エラー部位表示部40は、発光中の部材をオペレータが押圧することでエラーが解除されるエラー解除ボタンとして作動するように構成されていても良い。また、上部材35は、糸巻取機2の上方を指示するように上方に向かって先細る形状に形成されている。下部材39は、糸巻取機2の下方を指示するように下方に向かって先細る形状に形成されている。
上部材35の近傍には、パッケージPの絵柄77が描かれている。下部材39の近傍には、給糸ボビンBの絵柄78が描かれている。
動作スイッチ42は、エラー部位表示部40の下方に設けられており、巻取ユニット8の動作モードを切替える際に操作される。オペレータが動作スイッチ42を操作することにより、巻取ユニット8の動作モードが運転モードと停止モードと規制モードとに切替えられる。図1に示すように、操作部62(操作部)が操作パネル36から突出する高さは、巻取ユニット8の動作モードの切替えに対応して変更するようになっている。
巻取ユニット8の動作モードが運転モードにある場合には、巻取ユニット8を構成している各部材は動作している。運転モードには、巻取ユニット8が通常の巻取処理を行っている状態だけでなく、巻取ユニット8が玉揚げ処理や給糸ボビンBの交換処理を行なっている状態等も含まれる。また、運転モードには、巻取ユニット8の各機能の動作テストを実行する際に、巻取ユニット8の一部のみを作動させている状態も含まれる。巻取ユニット8の各機能の動作テストとは、例えば、糸継装置22の動作テストが挙げられる。
巻取ユニット8が停止モードにある場合には、巻取ユニット8を構成する各部材は動作を停止している。停止モードにおいては、動作スイッチ42が運転モードへと切替え操作されることがない限り、巻取ユニット8を構成する各部材が動作することはない。
巻取ユニット8が規制モードにある場合には、巻取ユニット8を構成する各部材は動作を停止しており、且つ、動作スイッチ42の切替え操作が規制可能な状態にある。巻取ユニット8が停止モードにある場合でも、動作スイッチ42が運転モードへと切替え操作をされた場合には、巻取ユニット8を構成する各部材は動作する。規制モードは、上記のように巻取ユニット8の動作モードを停止モードに維持したい場合に、停止モードから運転モードへの切替え操作がされてしまうことを防止する為に使用される。つまり、巻取ユニット8を停止モードとしたオペレータが停止モードを維持したい場合であって、該糸巻取機2の前を離れている間に他のオペレータによる動作スイッチ42の切替え操作を防ぎたい場合等に使用される。
次に、図1を参照して、糸巻取機2における巻取ユニット8の動作モードの切替え方法について説明する。
図1(a)は、糸巻取機2の動作スイッチ42が第3の位置(巻取ユニット8の動作モードが運転モード)にある場合の動作スイッチ42の側面断面図である。図1(b)は、糸巻取機2の動作スイッチ42が第1の位置(巻取ユニット8の動作モードが停止モード)にある場合の動作スイッチ42の側断面面図である。図1(c)は、糸巻取機2の動作スイッチ42が第2の位置(巻取ユニット8の動作モードが規制モード)にある場合の動作スイッチ42の側断面面図である。
動作スイッチ42は、操作パネル36に形成された凹部90(取付部)の底面である取付面73に設けられた孔80にはめ込まれた支持部材64に収納されている。なお、凹部90の壁面99は接続部74により操作パネル36に接続されている。動作スイッチ42は、円筒形状の操作部62と、案内部53と、コイルばね54と、を備えている。また、動作スイッチ42は、操作部62の周面部52(表示部及び/又は、規制部及び/又は、操作部側面)と接続部74との間に一定の距離が設けられるように配置されている。
図1と図4に示すように、操作部62は、糸巻取機2の前方から後方に向かって順番に、円筒形状のキートップ部50と、キートップ部50に対して回転可能に設けられた円筒形状の周面部52と、を配置した構成となっている。また、周面部52は、他の部材に比べて目立つ色合いに彩色されている。例えば、周面部52は黄色に彩色されており、他の部材は灰色に彩色されている。
キートップ部50には、円形面である押圧面92と、周方向に設けられたくぼみである指掛け部51(操作部側面に設けられたくぼみ)と、が形成されている。なお、下記においては説明の便宜上、キートップ部50は指掛け部51を境に2分し、周面部52側から順にキートップ部50(a)とキートップ部50(b)とすることがある。
図1(a)に示すように、巻取ユニット8が運転モードにあり、動作スイッチ42が第3の位置にある場合には、コイルばね54は収縮状態にあり、操作部62のうち、キートップ部50(b)のみが操作パネル36から突出している。そして、操作部62のうち、周面部52とキートップ部50(a)は、支持部材64に収納されている。
また、巻取ユニット8が運転モードにある場合には、周面部52に設けられた案内部53の自由端が、動作スイッチ42の近傍に設けられたスイッチユニット56と接触状態となっている。案内部53とスイッチユニット56が接触状態にある場合には、巻取ユニット8は運転モードに設定されている。
図1(a)の状態で、オペレータが押圧面92を押圧することによって、コイルばね54は、収縮状態が解除され、図1(b)に示すように伸張した状態となる。即ち、動作スイッチ42は、第3の位置から第1の位置へと移動する。
図1(b)に示すように、巻取ユニット8が停止モードにあり、動作スイッチ42が第1の位置にある場合には、操作部62のうち、キートップ部50(a)とキートップ部50(b)が操作パネル36から突出し、周面部52は支持部材64に収納されている。
また、巻取ユニット8が停止モードにある場合には、案内部53とスイッチユニット56との接触状態は、解除されている。案内部53がスイッチユニット56から離れることによって、巻取ユニット8は停止モードに切替えられる。
図1(b)に示す状態で、オペレータが指掛け部51に指を掛けてキートップ部50を引き出すことによって、操作部62は、第1の位置から図1(c)に示す第2の位置へと移動する。操作部62が引き出されることによって、操作部62に固定されている案内部53も支持部材64内で前方へと移動する。これによって、巻取ユニットの動作モードは、規制モードに切替えられる。そして、オペレータが周面部52を180度回転させることにより、案内部53は、支持部材64内で180度回転し、接触部材規制位置67へと移動する。この接触部材規制位置67においては、案内部53の後方への動きが規制されることとなり、動作スイッチ42によって巻取ユニット8の動作モードを停止モードから運転モードへと切替える操作が規制される。
巻取ユニット8が規制モードにあり、動作スイッチ42が第2の位置にある場合には、図1(c)示すように、周面部52が操作パネル36から露出した状態となる。これにより、該動作スイッチ42が設けられている糸巻取機2の遠方にいる他のオペレータも、該糸巻取機2の巻取ユニット8が規制モードであることを視認することが出来る。
以上のように、本実施形態の自動ワインダ1は、巻取ユニット8の動作モードを運転モードと停止モードと規制モードとに切替える動作スイッチ42と、動作スイッチ42を配置する操作パネル36と、を備えている。動作スイッチ42は、停止モードと規制モードとで操作パネル36から突出する高さを切替え可能に構成されている。
この構成により、巻取ユニット8が停止状態であって運転状態への切替えが規制されていない停止モードにあるのか、巻取ユニット8が停止状態であって且つ運転状態への切替えが規制される必要がある規制モードにあるのかを、オペレータは、動作スイッチ42が操作パネル36から突出する高さを確認することで判別出来る。したがって、オペレータは、巻取ユニット8が規制モードにあり該糸巻取機2に対しては何ら処置が必要でないということを遠方から確認することが出来る。その為、オペレータの不要な移動を防ぐことができ、作業効率を向上することが出来る。
また、本実施形態の動作スイッチ42は、操作部62と接触部材53を備える。操作部62は、巻取ユニット8の動作モードを切替えるときに操作される。接触部材53は、操作部62を、巻取ユニット8の運転モードを停止モードとする第1の位置と、巻取ユニット8の運転モードを規制モードとする第2の位置と、に案内する。そして、操作部62は、第1の位置にあるときよりも第2の位置にあるときに、操作パネル36からより高く突出するように構成されている。
この構成により、巻取ユニット8の動作モードが規制モードにある場合に、操作部62が操作パネル36からより高く突出する為、オペレータは、巻取ユニット8の動作モードが規制モードにあることを更に明確に確認することが出来る。
また、本実施形態の動作スイッチ42の操作部62は、操作部62が第2の位置にある場合に、糸巻取機2の巻取ユニット8が運転モードへの切替えが規制されていることを表示する周面部52を備える。
この構成により、オペレータは、周面部52を確認することによっても糸巻取機2の巻取ユニット8の動作モードが規制モードにあることを確認することが出来る。したがって、オペレータは、糸巻取機2の巻取ユニット8が規制モードにあることを更に明確に確認することが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の動作スイッチ42の周面部52は、操作部62が第1の位置にある場合には操作パネル36に収納されており、操作部62が第2の位置にある場合には操作パネル36から露出するように構成されている。
この構成により、オペレータは、周面部52が操作パネル36から露出しているか否かを確認することによって、糸巻取機2の巻取ユニット8が規制モードにあるか否かを確認することが出来る。したがって、オペレータは、糸巻取機2の巻取ユニット8が規制モードにあることを更に明確に確認することが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の動作スイッチ42の周面部52は、操作部62が第2の位置にある場合に、操作部62が第1の位置へと案内されることを規制可能に構成されている。
この構成により、オペレータは、巻取ユニット8の動作モードを停止モードのまま維持したい場合に他のオペレータによって巻取ユニット8の動作モードが切替えられてしまうことを防ぐことが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の動作スイッチ42の周面部52は、キートップ部50に対して回転可能に設けられている。更に、周面部52は、操作部62の移動を規制する規制位置と、操作部62の移動を規制しない自由位置とに移動可能に設けられている。
この構成により、オペレータは、周面部52を回転するという簡単な操作によって、他のオペレータによる巻取ユニット8の動作モードの切替えを防ぐことが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の接触部材53は、操作部62を、糸巻取機2を運転モードにする第3の位置へと移動可能に構成されている。更に、操作部62は、第3の位置から第1の位置に移動する場合には押圧され、第1の位置から第2の位置へと移動する場合には引き出されるように構成されている。
この構成により、オペレータは、糸巻取機2の動作モードの切替え操作のうち、運転モードから停止モードへの切替え操作と、停止モードから規制モードへの切替え操作を明確に区別した上で操作部62を操作することが出来る。その結果、オペレータは誤動作を防ぐことができ、作業効率を更に向上することが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の操作部62は、操作パネル36の表面に対して垂直方向に設けられた側面を有しており、操作部62の側面には指掛け部51が設けられている。
この構成により、オペレータは、巻取ユニット8の動作モードを切替える時に、指掛け部51に指を掛けて操作部62を引き出すことが出来る。つまり、オペレータは、容易に操作部62を引き出すことが出来る為、より円滑に糸巻取機2の動作モードの切替え操作を行なうことが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の操作部62は、円筒形状に形成されている。そして、指掛け部51が、操作パネル36の表面に対して平行方向且つ操作部62の側面の全周にわたって形成されている。
この構成により、オペレータは、指掛け部51に指を掛けやすくなる為、更に円滑に操作部62を引き出すことが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の操作パネル36は、操作部62が取り付けられる凹部90を備えている。凹部90は、操作パネル36の表面に対して窪んだ面である取付面73と、取付面73と操作パネル36の表面とを接続する壁面99と、を有している。そして、操作パネル36と壁面99との接続部74が、周面部52から所定の距離を隔てて設けられている。
この構成により、動作スイッチ42の、第1の位置と、第2の位置と、第3の位置の差異が、より強調される。つまり、オペレータは、巻取ユニット8が運転モードと停止モードと規制モードのいずれの動作モードにあるのかを更に明確に判別することが出来る。また、周面部52と接続部74との間に一定の距離が設けられている為、指掛け部51が操作パネル36の表面よりも後方に位置する場合でも、オペレータは操作部62を容易に引出すことが出来る。
また、本実施形態の糸巻取機2の動作スイッチ42は、操作部62が第1の位置にある場合に、指掛け部51が操作パネル36から露出するように構成されている。
この構成により、オペレータは、巻取ユニット8の動作モードをより円滑に停止モードから規制モードへと切替えることが出来る。
また、本実施形態の自動ワインダ1は、前記糸巻取機2を複数備えて構成されている。
この構成により、オペレータは、各糸巻取機2の巻取ユニット8の動作モードを自動ワインダ1の長手方向から確認することが出来る。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することが出来る。
上記実施形態の動作スイッチ42の周面部52は、黄色に一色に彩色されているが、オペレータが遠方から周面部52を視認出来る色や彩色パターンであれば、黄色以外の色や複数色に彩色されていても良い。
上記実施形態の動作スイッチ42は、巻取ユニット8の動作モードが規制モードにある場合に案内部53の後方への移動のみを規制するように構成されているが、前方への移動も規制する構成としても良い。
上記実施形態の自動ワインダ1は、綾振りドラム16にて糸を綾振りながらパッケージPを巻き取る構成であるが、綾振りドラム16に代えて、公知のアーム式の綾振り装置やベルト式の綾振り装置により糸を綾振る構成にしても良い。
上記実施形態の自動ワインダ1は、トレー10によって給糸ボビンを解舒位置へと供給する構成であるが、前記トレー式のもの以外にも、複数の給糸ボビンを保持するマガジンによって給糸ボビンを解舒位置へと供給するマガジン式のものを採用しても良い。
上記実施形態の上部材35と中部材37と下部材39は、各々エラー発生時に発光するように構成されているが、エラー報知形態としては、これに限定されない。例えば、上部材35と中部材37と下部材39は、各々エラー発生時に点灯することによりエラーを報知する構成にしても良い。
上記実施形態の上部材35と下部材39は、各々上方と下方を向かって先細る形状に構成されているが、上部材35と下部材39の形状は、オペレータが指向性を認識出来る形態であれば、これに限定されない。例えば、上部材35と下部材39に、矢印の絵柄を配置する等の方法によって指向性を持たせても良い。
上記実施形態の自動ワインダ1は、綾振りドラム16をモータで駆動し、巻取ボビンBf(パッケージP)を従動回転させる構成であるが、これに代えて、巻取ボビンBf(パッケージP)を直接回転させる構成にしても良い。
上記実施形態の動作スイッチ42は、巻取ユニット8が規制モードのときに停止モードのときよりも、操作パネル36から高く突出するように構成されているが、停止モードと規制モードとで操作パネル36から突出する高さを切替え可能に構成されていればこれに限定されない。例えば、巻取ユニット8が停止モードのときの方が規制モードのときよりも操作パネル36から高く突出する構成としても良い。
1 自動ワインダ(繊維機械)
2 糸巻取機
8 巻取ユニット
36 操作パネル
42 動作スイッチ
52 周面部(表示部及び/又は、規制部及び/又は、操作部側面)
53 接触部材(案内部)
50 キートップ部
51 指掛け部(操作部側面に設けられたくぼみ)
54 コイルばね
56 スイッチユニット
62 操作部
64 支持部材
67 接触部材規制位置
73 取付面
74 接続部
90 凹部(取付部)
92 押圧面
99 壁面
2 糸巻取機
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42 動作スイッチ
52 周面部(表示部及び/又は、規制部及び/又は、操作部側面)
53 接触部材(案内部)
50 キートップ部
51 指掛け部(操作部側面に設けられたくぼみ)
54 コイルばね
56 スイッチユニット
62 操作部
64 支持部材
67 接触部材規制位置
73 取付面
74 接続部
90 凹部(取付部)
92 押圧面
99 壁面
Claims (12)
- 巻取ユニットの動作モードを運転モードと停止モードと規制モードとに切替える動作スイッチと、前記動作スイッチを配置する操作パネルと、を備える糸巻取機であって、
前記動作スイッチは停止モードと規制モードとで前記操作パネルから突出する高さを切替え可能に構成されていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1に記載の糸巻取機であって、
前記動作スイッチは、
前記巻取ユニットの動作モードを切替えるときに操作される操作部と、
前記操作部を、前記巻取ユニットの動作モードを停止モードとする第1の位置と、前記巻取ユニットの動作モードを規制モードとする第2の位置と、に案内する案内部と、を更に備え、
前記操作部は、前記第1の位置にあるときよりも前記第2の位置にあるときに、前記操作パネルからより高く突出するように構成されていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項2に記載の糸巻取機であって、
前記操作部が前記第2の位置にある場合に、前記巻取ユニットが運転モードへの切替えが規制されていることを表示する表示部を備えていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項3に記載の糸巻取機であって、
前記表示部は、前記操作部が前記第1の位置にある場合には前記操作パネルに収納されており、前記操作部が前記第2の位置にある場合には前記表示部が前記操作パネルから露出するように構成されていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項2から4に記載の糸巻取機であって、
前記操作部が前記第2の位置にある場合に、前記操作部が案内されることを規制することが出来る規制部を更に備えたことを特徴とする糸巻取機。 - 請求項5に記載の糸巻取機であって、
前記規制部は、前記操作部に対して回転可能に設けられており、前記操作部が案内されることを規制する規制位置と、前記操作部が案内されることを規制しない自由位置とに移動可能であることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項2から6に記載の糸巻取機であって、
前記案内部は、前記巻取ユニットを運転モードにする第3の位置へと前記操作部を案内可能であり、
前記操作部は、前記第3の位置から前記第1の位置へと案内されるときには押圧され、前記第1の位置から前記第2の位置へと案内されるときには引き出されることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項2から7に記載の糸巻取機であって、
前記操作部は、前記操作パネルの表面に対して垂直方向に設けられた操作部側面を有し、
前記操作部側面にはくぼみが設けられていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項8に記載の糸巻取機であって、
前記操作部は円筒形状に形成されており、
前記操作部側面に設けられた前記くぼみは、前記操作パネルの表面に対して平行方向に全周にわたって形成されていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項8又は9に記載の糸巻取機であって、
前記操作パネルは、前記操作部が取り付けられる取付部を備えており、
前記取付部は、
前記操作パネルの表面に対して窪んだ面である取付面と、
前記取付面と前記操作パネルの表面とを接続する壁面と、を有しており、
前記操作パネルと前記壁面との接続部が、前記操作部側面から所定の距離を隔てて設けられていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項8から10に記載の糸巻取機であって、
前記操作部が前記第1の位置にある場合に、前記くぼみが前記操作パネルから露出するように構成されていることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から11のいずれかに記載の糸巻取機を複数備えたことを特徴とする繊維機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009165299A JP2011020764A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 糸巻取機及びそれを備える繊維機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009165299A JP2011020764A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 糸巻取機及びそれを備える繊維機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011020764A true JP2011020764A (ja) | 2011-02-03 |
Family
ID=43631187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009165299A Pending JP2011020764A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 糸巻取機及びそれを備える繊維機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011020764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077217A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Tmt Machinery Inc | 仮撚加工機 |
-
2009
- 2009-07-14 JP JP2009165299A patent/JP2011020764A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2014077217A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Tmt Machinery Inc | 仮撚加工機 |
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