JP5932547B2 - 水冷式エンジン - Google Patents

水冷式エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP5932547B2
JP5932547B2 JP2012167427A JP2012167427A JP5932547B2 JP 5932547 B2 JP5932547 B2 JP 5932547B2 JP 2012167427 A JP2012167427 A JP 2012167427A JP 2012167427 A JP2012167427 A JP 2012167427A JP 5932547 B2 JP5932547 B2 JP 5932547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cylinder body
cylinder
pipe
cylinder head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012167427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014025438A (ja
JP2014025438A5 (ja
Inventor
隼人 山代
隼人 山代
正純 内藤
正純 内藤
秀智 若狭
秀智 若狭
拓也 宮村
拓也 宮村
広之 杉浦
広之 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012167427A priority Critical patent/JP5932547B2/ja
Priority to DE102013210249.6A priority patent/DE102013210249B4/de
Priority to IT000517A priority patent/ITTO20130517A1/it
Priority to BR102013018240-0A priority patent/BR102013018240B1/pt
Priority to US13/950,375 priority patent/US9080497B2/en
Publication of JP2014025438A publication Critical patent/JP2014025438A/ja
Publication of JP2014025438A5 publication Critical patent/JP2014025438A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5932547B2 publication Critical patent/JP5932547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/04Arrangements of liquid pipes or hoses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • F01P2003/027Cooling cylinders and cylinder heads in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2050/00Applications
    • F01P2050/16Motor-cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/04Lubricant cooler
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2265/00Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
    • F28F2265/06Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction by using means for draining heat exchange media from heat exchangers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、クランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースに結合されるとともにシリンダボアを有するシリンダボディにシリンダボディ側ウォータジャケットが形成され、前記シリンダボディに結合されるシリンダヘッドにシリンダヘッド側ウォータジャケットが形成され、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットと、ラジエータとの間で冷却水を強制循環させ得るウォータポンプが、エンジン本体に配設される水冷式エンジンに関する。
自動二輪車に搭載されるエンジン本体の下部前面に水冷式のオイルクーラが配設され、そのオイルクーラの導入水路が、シリンダボディの右側壁に配設されるウォータポンプの吸入管路に接続されるようにしたものが、特許文献1で既に知られている。
特開2005−9350号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるように、水冷式のオイルクーラの導入水路が、ウォータポンプの吸入管路に接続されるようにした場合、エンジン本体へのウォータポンプおよびオイルクーラの配設位置によっては導入水路から吸入管路までの配管長が長くなってしまうという課題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、水冷式のオイルクーラに接続される配管長を短くし得るようにした水冷式エンジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、クランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースに結合されるとともにシリンダボアを有するシリンダボディにシリンダボディ側ウォータジャケットが形成され、前記シリンダボディに結合されるシリンダヘッドにシリンダヘッド側ウォータジャケットが形成され、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットと、ラジエータとの間で冷却水を強制循環させ得るウォータポンプが、エンジン本体に配設される水冷式エンジンにおいて、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットは相互に独立して冷却水が流通し得るように形成され、前記ウォータポンプの吸入口および吐出口の一方に接続される前記シリンダヘッド側ウォータジャケットに連なる第1接続通路と、前記吸入口および前記吐出口の他方に接続される前記シリンダボディ側ウォータジャケットに連なる第2接続通路とが、前記シリンダボディの一側方に臨む側壁に設けられ、第1および第2接続通路を直接連通させる状態ならびに前記ラジエータを介して第1および第2接続通路を接続させる状態を切換えるサーモスタット弁が前記シリンダボディの前記側壁に取付けられ、冷却水を導入するための冷却水導入管ならびに冷却水を導出するための冷却水導出管を有する水冷式のオイルクーラが前記シリンダボディの前記側壁と同方を向く前記エンジン本体の一側壁に取付けられ、前記冷却水導入管が前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットのうち前記ウォータポンプの前記吐出口に接続されるウォータジャケットに常時連通するようにして前記サーモスタット弁に接続され、前記冷却水導出管が前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットのうち前記ウォータポンプの前記吸入口に接続されるウォータジャケットに常時連通するようにして前記サーモスタット弁に接続されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記サーモスタット弁の弁ハウジングが、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットのうち前記ウォータポンプの前記吐出口に接続されるウォータジャケットに常時連通する上流室と、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケットのうち前記ウォータポンプの前記吸入口に接続されるウォータジャケットに常時連通する下流室とを有して、前記シリンダボディの前記側壁に取付けられ、前記上流室に連なって前記弁ハウジングに設けられる上流側接続管に前記冷却水導入管が第1外部管路を介して接続され、前記下流室に連なって前記弁ハウジングに設けられる下流側接続管に前記冷却水導出管が第2外部管路を介して接続されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記シリンダボディの前記側壁が、前記エンジン本体が車両に搭載された状態で前方に臨む前壁であり、該前壁の外面に前記弁ハウジングを取り付けるための取付け座が形成され、前記サーモスタット弁よりも下方で前記クランクケースの前壁に前記オイルクーラが取付けられることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記ラジエータが前記エンジン本体の前方に配置され、前記ウォータポンプが前記シリンダボディよりも後方に配置され、前記ウォータポンプの吸入口および吐出口の一方に接続されるとともに前記シリンダヘッド側ウォータジャケットに連なる第1接続口が前記シリンダヘッドの後壁に設けられ、前記吸入口および吐出口の他方に接続されるとともに前記シリンダボディ側ウォータジャケットに連なる第2接続口が前記シリンダボディの後壁に設けられることを第4の特徴とする。
本発明は、第3または第4の特徴の構成に加えて、前記サーモスタット弁が、その作動軸線を前記クランクシャフトの軸線と平行にして前記シリンダボディに取付けられ、前記上流側接続管および前記下流側接続管が前記作動軸線に沿う方向に並んで前記弁ハウジングの下部に設けられることを第5の特徴とする。
本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記上流側接続管および前記下流側接続管がシリンダ軸線に沿う方向に延びるように形成されることを第6の特徴とする。
本発明は、第5または第6の特徴の構成に加えて、シリンダ軸線に沿う方向から見て前記サーモスタット弁および前記オイルクーラの一部が重なって配置されることを第7の特徴とする。
本発明は、第3〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記シリンダボディに、前記クランクシャフトの軸線に沿う方向に並ぶ複数の前記シリンダボアが形成され、前記シリンダヘッドから前記シリンダボディを介して前記クランクケース側に潤滑油を戻す一対の潤滑油戻し通路が、前記シリンダボアの並列方向に間隔をあけて前記シリンダボディの前壁に形成され、前記サーモスタット弁および前記オイルクーラが一対の前記潤滑油戻し通路間に配置されることを第8の特徴とする。
さらに本発明は、第8の特徴の構成に加えて、前記シリンダヘッド側ウォータジャケットに連なるとともに前記クランクシャフトの軸線に沿う方向に長い偏平状の横断面形状を有する第1接続通路が、前記シリンダボディ側ウォータジャケットとの間に隔壁部を介在させるとともに一対の前記潤滑油戻し通路間に配置されるようにして前記シリンダボディの前壁に設けられることを第9の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、シリンダヘッド側ウォータジャケットに連なる第1接続通路ならびにシリンダボディ側ウォータジャケットに連なる第2接続通路を直接連通させる状態ならびに第1および第2接続通路をラジエータを介して接続される状態を切換えるサーモスタット弁がシリンダボディの側壁に取付けられ、水冷式のオイルクーラが、シリンダボディの前記側壁と同方を向くエンジン本体の側壁に取付けられ、オイルクーラの冷却水導入管がシリンダボディ側およびシリンダヘッド側ウォータジャケットのうちウォータポンプの吐出口に接続されるウォータジャケットに通じるようにしてサーモスタット弁に接続され、オイルクーラの冷却水導出管がシリンダボディ側およびシリンダヘッド側ウォータジャケットのうちウォータポンプの吸入口に接続されるウォータジャケットに通じるようにしてサーモスタット弁に接続されるので、オイルクーラに接続される配管長を短くすることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、サーモスタット弁の弁ハウジングがシリンダボディの壁に取付けられ、シリンダボディ側およびシリンダヘッド側ウォータジャケットのうちウォータポンプの吐出口に接続されるウォータジャケットに通じる上流室に連通して弁ハウジングに設けられる上流側接続管に冷却水導入管が第1外部管路を介して接続され、シリンダボディ側およびシリンダヘッド側ウォータジャケットのうちウォータポンプの吸入口に接続されるウォータジャケットに通じる下流室に連通して弁ハウジングに設けられる下流側接続管に冷却水導出管が第2外部管路を介して接続されるので、オイルクーラおよびラジエータ間を結ぶ外部配管の途中に設けられる分岐ジョイントにオイルクーラの冷却水導入管および冷却水導出管を接続する構造に比べると、第1および第2外部管路を短くするだけでなく、配管途中での分岐ジョイントをなくして配管接続構造を単純化し、冷却水導入管および冷却水導出管の配置自由度を確保しつつシール部を削減することができる。
本発明の第3の特徴によれば、エンジン本体の車両搭載状態でシリンダボディの前壁にサーモスタット弁が直接取付けられ、クランクケースの前壁にオイルクーラが取付けられるので、サーモスタット弁およびシリンダボディ間の外部配管をなくし、サーモスタット弁およびオイルクーラ間の距離を短くして、第1および第2外部管路をより短くすることができる。
本発明の第4の特徴によれば、ラジエータがエンジン本体の前方に配置され、シリンダボディよりも後方にウォータポンプが配置され、シリンダボディ側ウォータジャケットおよびシリンダヘッド側ウォータジャケットと、ウォータポンプとの間の冷却水の授受をエンジン本体の後方側で行うようにして、冷却水の循環経路を短縮することができる。
本発明の第5の特徴によれば、サーモスタット弁の作動軸線がクランクシャフトの軸線と平行であり、サーモスタット弁の弁ハウジングの下部に、上流側接続管および下流側接続管がサーモスタット弁の作動軸線に沿う方向に並んで設けられるので、サーモスタット弁の下方に配置されるオイルクーラとの間の外部管路の方向を揃えて短くすることができる。
本発明の第6の特徴によれば、上流側接続管および下流側接続管がシリンダ軸線に沿う方向に延びるので、サーモスタット弁およびオイルクーラ間の外部管路をエンジン本体の前壁に近づけて無理なく配置することができ、それらの外部管路を含めたエンジンの大型化を抑制することができる。
本発明の第7の特徴によれば、シリンダ軸線に沿う方向から見てサーモスタット弁およびオイルクーラの一部が重なるので、サーモスタット弁およびオイルクーラ間の距離をより短くすることができる。
本発明の第8の特徴によれば、直列多気筒に構成されるエンジン本体の前壁に、シリンダヘッドからシリンダボディを介してクランクケース側に潤滑油を戻す一対の潤滑油戻し通路がシリンダボアの並列方向に間隔をあけて形成され、サーモスタット弁およびオイルクーラが両潤滑油戻し通路間に配置されるので、両潤滑油戻し通路間のスペースにサーモスタット弁およびオイルクーラを有効に配置して、エンジンの大型化を抑制し、サーモスタット弁およびオイルクーラ間の距離を短くすることができる。
さらに本発明の第9の特徴によれば、シリンダヘッド側ウォータジャケットに連なる第1接続通路がクランクシャフトの軸線に沿う方向に長い偏平状の横断面形状を有するように形成され、シリンダボディ側ウォータジャケットとの間に隔壁部を介在させるようにして一対の潤滑油戻し通路間でシリンダボディの前壁に設けられるので、潤滑油戻し通路との干渉を回避しつつ、シリンダボディの前壁が前方に膨出するのを抑制してエンジン本体の大型化を回避するように第1接続通路を配置することができる。
自動二輪車の左側面図である。 エンジン本体の左側面図である。 図2の3矢視図である。 シリンダヘッドおよびヘッドカバーを取り外した状態での図2の4矢視図である。 図2の5−5線断面図である。 図5の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図1〜図7を参照しながら説明するが、以下の説明で上下、左右は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びる左右一対のメインフレーム13…と、ヘッドパイプ12および両メインフレーム13…の前部に連設されるとともにメインフレーム13…の下方で後ろ下がりに延びる左右一対のエンジンハンガ14…と、前記メインフレーム13…の後端部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム15…と、後ろ上がりに延びて前記両メインフレーム13…の後部に連結される左右一対のシートレール16…とを備える。
前記車体フレームFには、4気筒である水冷式エンジンEのエンジン本体34が前記メインフレーム13…の下方に位置するようにして搭載されており、このエンジンEから出力される動力で回転駆動される後輪WRの車軸17がスイングアーム19の後端部に軸支され、このスイングアーム19の前端部は、前記ピボットフレーム15…に支軸18を介して上下に揺動可能に支承される。また前記エンジン本体34内には歯車変速機(図示せず)が内蔵されており、その歯車変速機の出力軸20に固定される駆動スプロケット21と、前記車軸17に固定される被動スプロケット22とに無端状のチェーン23が巻き掛けられる。
前記ピボットフレーム15…の下部間を連結するクロスパイプ24および前記スイングアーム19間にはリンク機構25が設けられており、そのリンク機構25の一部を構成するリンク部材26と、前記スイングアーム19の前部に設けられたブラケット27との間にリヤクッションユニット28が設けられる。
前記エンジン本体34の上方には、車体フレームFにおけるヘッドパイプ11の後方に位置するようにしてエアクリーナ30が配置され、このエアクリーナ30の後部および上部を覆う燃料タンク31が車体フレームFにおける両メインフレーム13…上に搭載される。また前記燃料タンク31の後方でシートレール16…にはライダーが乗るためのメインシート32が支持され、同乗者を乗せるためのピリオンシート33が前記メインシート32から後方に離れた位置でシートレール16…に支持される。
図2および図3を併せて参照して、前記エンジン本体34は、上部ケース半体35および下部ケース半体36が相互に結合されて成るとともに車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト42を回転自在に支承するクランクケース37と、該クランクケース37の前部から前上がりに傾斜しつつ上方に立ち上がるようにして前記上部ケース半体35に一体に形成されるシリンダボディ38と、該シリンダボディ38の上端部に結合されるシリンダヘッド39と、該シリンダヘッド39に結合されるヘッドカバー40とを備え、前記クランクケース37の下部にはオイルパン41が結合される。
図4〜図6を併せて参照して、前記シリンダボディ38には、前記クランクシャフト42の軸線に沿う方向すなわち車幅方向に並ぶ複数のシリンダボア、この実施の形態では4つのシリンダボア43,43,43,43が、それらの中心軸線すなわちシリンダ軸線C(図2参照)を前上がりに傾斜させつつ形成され、それらのシリンダボア43…にそれぞれ摺動自在に嵌合されるピストン44…が、前記クランクシャフト42に共通に連接される。
前記シリンダヘッド39の後部側面には、各シリンダボア43…毎の吸気ポート45…(図3参照)が開口されており、それらの吸気ポート45…は個別のスロットルボディ46…(図1参照)を介して前記エアクリーナ30に接続される。また図1で示すように、前記シリンダヘッド39の前壁面には各シリンダボア43…毎の排気管47…の上流端が接続されており、それらの排気管47…の下流端は、前記後輪WRの上方に配置される排気マフラー48に接続される。
前記シリンダボディ38には、前記シリンダボア43…を囲むようにしてシリンダボディ側ウォータジャケット50が形成され、前記シリンダヘッド39にはシリンダヘッド側ウォータジャケット51が形成される。しかも図6で示すように、前記シリンダボディ38および前記シリンダヘッド39間に介装されるガスケット52によって前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット50,51が直接連通することは阻止されており、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット50,51には冷却水独立して流通させることが可能である。
一方、前記エンジン本体34の前方には、図1で示すように、ラジエータ53が配置されており、該ラジエータ53と、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51とには、前記クランクシャフト42から伝達される動力で駆動されるウォータポンプ54によって冷却水が強制循環される。
前記ウォータポンプ54は、前記シリンダボディ38よりも後方に配置されるものであり、そのポンプハウジング55は、前記シリンダボディ38よりも後方で前記エンジン本体34のクランクケース37における下ケース半体36の左側壁に締結される。しかも前記ポンプハウジング55の一部は、前記駆動スプロケット21を覆うようにして前記クランクケース37の左側壁に締結されるスプロケットカバー56で覆われる。
前記ポンプハウジング55には、冷却水を吸入するための吸入口57を形成する吸入管部59と、冷却水を吐出するための吐出口58を形成する吐出管部60とが設けられており、前記吸入口57が、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51の一方に接続され、前記吐出口58が、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51の他方に接続されるものであり、この実施の形態では、前記吸入口57が前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に接続され、前記吐出口58が前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に接続される。
前記シリンダヘッド39の後壁には前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に連なる第1接続口61が設けられ、前記シリンダボディ38の後壁には前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に連なる第2接続口62が設けられる。
前記シリンダヘッド39の後壁には、第1接続口61に通じる第1接続管63の一端部が締結され、第1接続管63の他端部および前記吐出管部60間は第1ホース65を介して接続される。また前記シリンダボディ38の後壁には、第2接続口62に通じる第2接続管64の一端部が締結され、第2接続管64の他端部および前記吸入管部59間は第2ホース66を介して接続される。
第1および第2ホース65,66の中間部は、剛性を有する円筒状のホース支持筒67,68に挿通されており、前記スプロケットカバー56には、前記両ホース支持筒67,68を保持する保持部56aが一体に形成される。
前記シリンダボディ38の後方で前記クランクケース37における上部ケース半体35の上壁には、スタータモータ69がそのモータ軸70(図2参照)をクランクシャフト42と平行にして配設されており、このスタータモータ69のモータ軸70からの回転動力は、エンジンEの始動時に前記クランクシャフト42に伝達される。
図7を併せて参照して、前記シリンダボディ38の一側方に臨む側壁、この実施の形態ではエンジン本体34が自動二輪車に搭載された状態で前方に臨む前壁38aには、前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に連なる一対の第1接続通路71,71と、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に連なる第2接続通路72とが設けられ、第1接続通路71,71および第2接続通路72を直接連通させる状態ならびに前記ラジエータ53を介して第1接続通路71,71および第2接続通路72を接続させる状態を切換えるサーモスタット弁73が、前記シリンダボディ38の前記前壁38aに形成される取付け座76に取付けられる。
ところで前記シリンダボディ38の前壁38aには、前記シリンダヘッド39から前記シリンダボディ38を介して前記クランクケース37側に潤滑油を戻す一対の潤滑油戻し通路74,74が、前記シリンダボア43…の並列方向に間隔をあけた位置で上下に延びるように形成されており、前記クランクシャフト42の軸線に沿う方向に長い偏平状の横断面形状を有する第1接続通路71,71は、前記シリンダボディ側ウォータジャケットケット50との間に隔壁部75を介在させるとともに一対の前記潤滑油戻し通路74,74間に配置されるようにして前記シリンダボディ38の前壁38aに設けられる。
また水冷式のオイルクーラ77が、前記サーモスタット弁73と同一方向に臨むようにしつつ前記サーモスタット弁73の下方に配置されるようにして、前記シリンダボディ38の前記側壁38aと同方向を向く前記エンジン本体34の一側壁に取付けられるものであり、この実施の形態では、前記サーモスタット弁73が前記シリンダボディ38の前壁38aに取付けられているので、前記オイルクーラ77は、前記シリンダボディ38の前記前壁38aよりも下方で前記クランクケース37のうち下部ケース半体36の前壁36aに前記オイルクーラ77が取付けられる。しかも前記サーモスタット弁73および前記オイルクーラ77は、一対の前記潤滑油戻し通路74,74間に配置される。
前記サーモスタット弁73の弁ハウジング80は、前記取付け座76に締結されるハウジング主体81と、該ハウジング主体81に液密に締結されるキャップ82とから成る。
前記ハウジング主体81および前記キャップ82間には、前記クランクシャフト42の軸線すなわち前記シリンダボア43…の配列方向に沿う中心軸線を有する第1弁孔83を中央部に有するリング板84の外周部が挟持される。また前記ハウジング主体81の内面には、第1弁孔83と同軸の第2弁孔85が中央部に設けられるようにして内方に張り出す鍔部86が一体に形成される。
前記弁ハウジング80内で前記リング板84および前記鍔部86間には、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット50,51のうち前記ウォータポンプ54の前記吐出口58に接続されるシリンダヘッド側ウォータジャケット51に第1接続通路71…を介して常時連通する上流室87が形成される。また前記弁ハウジング80内で前記リング板84およびキャップ82間には中間室88が形成され、キャップ82には、前記中間室88の冷却水を前記ラジエータ53側に導くための導出側接続管89が設けられる。さらに前記弁ハウジング80内で、前記鍔部86に関して前記上流室87と反対側には、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット50,51のうち前記ウォータポンプ54の前記吸入口57に接続されるシリンダボディ側ウォータジャケット50に第2接続通路72を介して常時連通する下流室90が形成され、前記ハウジング主体81には、前記ラジエータ53からの冷却水を前記下流室90に導入するための導入側接続管91が設けられる。
前記中間室88内には、冷却水の流通を許容するように形成されて前記リング板84の内周部に連設される軸支持枠92が冷却水の流通を許容するようにして収容され、前記上流室87には前記リング板84に連設されて前記軸支持枠92とは反対側に延びる一対のばね受け腕93,93が配置される。
前記軸支持枠92の中央部には、第1および第2弁孔83,85と同軸に延びる可動部94から同軸に突出するプランジャ95の一端部が固定的に支持される。前記可動部94は、大径円筒部94aおよび小径円筒部94bを同軸に有して段付き円筒状に形成されるものであり、ワックスが充填される。而して前記プランジャ95の他端側は前記可動部94との間に前記ワックスを介在させて前記可動部94に前記大径円筒部94a側から挿入される。
前記可動部94の大径円筒部94aには、前記リング板84の内周部に着座して第1弁孔83を閉鎖し得る第1弁体96が設けられ、前記可動部94の小径円筒部94bには、前記鍔部86の内周部に着座して第2弁孔85を閉鎖し得る第2弁体97が摺動可能に支持される。前記ばね受け腕93…および第1弁体96間には第1弁体96を前記リング板84側に付勢する第1ばね98が設けられ、前記可動部94および第2弁体97間には第2弁体97を前記鍔部86側に付勢する第2弁孔99が設けられる。
このようなサーモスタット弁73は、その作動軸線を前記クランクシャフト42の軸線と平行とするものであり、冷却水温が低いときには第1弁孔83を閉じるとともに第2弁孔85を開く側に第1および第2弁体96,97が作動し、冷却水温の上昇に応じて第1弁孔83を開くとともに第2弁孔85を閉じる側に第1および第2弁体96,97が作動することになる。
ところで、前記オイルパン41から図示しないオイルポンプで汲み上げられたオイルは、前記ウォータポンプ54の下方で前記クランクケース37における下部ケース半体36の下部に取付けられるオイルフィルタ100(図2参照)を経て前記オイルクーラ77に導かれるものであり、このオイルクーラ77は、オイルを冷却する冷却水を導入するための冷却水導入管101ならびに前記冷却水を導出するための冷却水導出管102を有して、前記クランクケース37における下部ケース半体36の前壁36aに取付けられ、前記シリンダ軸線Cに沿う方向から見て、図5で示すように、前記サーモスタット弁73および前記オイルクーラ77の一部は重なって配置される。
前記オイルクーラ77の前記冷却水導入管101は、前記ウォータポンプ54の前記吐出口58に接続されるシリンダヘッド側ウォータジャケット51に常時連通するようにして前記サーモスタット弁73に接続され、前記冷却水導出管102は、前記ウォータポンプ54の前記吸入口57に接続されるシリンダボディ側ウォータジャケット50に常時連通するようにして前記サーモスタット弁73に接続される。
すなわち前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に常時連通して前記サーモスタット弁73の弁ハウジング80内に形成される上流室87に連なる上流側接続管103と、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に常時連通して前記弁ハウジング80内に形成される下流室90に連なる下流側接続管104とが前記弁ハウジング80のハウジング主体81に設けられ、前記冷却水導入管101がホースである第1外部管路105を介して上流側接続管103に接続され、前記冷却水導出管102がホースである第2外部管路106を介して下流側接続管104に接続される。
しかも前記オイルクーラ77は前記サーモスタット弁73の下方に配置されるものであり、前記上流側接続管103および前記下流側接続管104は、前記サーモスタット弁73の作動軸線に沿う方向に並びつつシリンダ軸線Cに沿う方向に延びるようにして前記弁ハウジング80におけるハウジング主体81の下部に設けられる。
また前記ハウジング主体81の下部には、前記上流側接続管103および前記下流側接続管104とともに前記サーモスタット弁73の作動軸線方向に並ぶ水温検出センサ107が、前記上流室87内の水温を検出するようにして取付けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、シリンダボディ側およびシリンダヘッド側ウォータジャケット50,51は相互に独立して冷却水が流通し得るように形成され、ウォータポンプ54の吐出口58に接続される前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に連なる一対の第1接続通路71,71と、前記ウォータポンプ54の吸入口57に接続される前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に連なる第2接続通路72とが、シリンダボディ38の一側方に臨む側壁である前壁38aに設けられ、第1および第2接続通路71…,72を直接連通させる状態ならびにラジエータ53を介して第1および第2接続通路71…72を接続させる状態を切換えるサーモスタット弁73が前記前壁38aに取付けられ、冷却水を導入するための冷却水導入管101ならびに冷却水を導出するための冷却水導出管102を有する水冷式のオイルクーラ77が、シリンダボディ38の前記前壁38aと同方を向くエンジン本体34の一側壁である前壁36aに取付けられ、冷却水導入管101が前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に常時連通するようにして前記サーモスタット弁73に接続され、冷却水導出管102が前記シリンダボディ側50に常時連通するようにして前記サーモスタット弁73に接続されるので、オイルクーラ77に接続される配管長を短くすることができる。
また前記サーモスタット弁73の弁ハウジング80は、前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に常時連通する上流室87と、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に常時連通する下流室90とを有して、前記シリンダボディ38の前記前壁38aに取付けられ、前記上流室87に連なって前記弁ハウジング80に設けられる上流側接続管103にオイルクーラ77の前記冷却水導入管101が第1外部管路105を介して接続され、前記下流室90に連なって前記弁ハウジング80に設けられる下流側接続管104に前記オイルクーラ77の前記冷却水導出管102が第2外部管路106を介して接続されるので、オイルクーラ77およびラジエータ53間を結ぶ外部配管の途中に設けられる分岐ジョイントにオイルクーラ77の冷却水導入管101および冷却水導出管102を接続する構造に比べると、第1および第2外部管路105,106を短くするだけでなく、配管途中での分岐ジョイントをなくして配管接続構造を単純化し、冷却水導入管101および冷却水導出管102の配置自由度を確保しつつシール部を削減することができる。
またシリンダボディ38の前記前壁38aの外面に前記弁ハウジング80を取り付けるための取付け座76が形成され、サーモスタット弁73よりも下方でクランクケース37の前壁36aに前記オイルクーラ77が取付けられるので、サーモスタット弁73およびシリンダボディ38間の外部配管をなくし、サーモスタット弁73およびオイルクーラ77間の距離を短くして、第1および第2外部管路105,106をより短くすることができる。
またラジエータ53がエンジン本体34の前方に配置され、ウォータポンプ54が前記シリンダボディ38よりも後方に配置され、前記ウォータポンプ54の吐出口58に接続されるとともに前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に連なる第1接続口61がシリンダヘッド39の後壁に設けられ、前記ウォータポンプ54の吸入口57に接続されるとともに前記シリンダボディ側ウォータジャケット50に連なる第2接続口62が前記シリンダボディ38の後壁に設けられるので、シリンダボディ側ウォータジャケット50およびシリンダヘッド側ウォータジャケット51と、ウォータポンプ54との間の冷却水の授受をエンジン本体34の後方側で行うようにして、冷却水の循環経路を短縮することができる。
また前記サーモスタット弁73が、その作動軸線をクランクシャフト42の軸線と平行にして前記シリンダボディ38に取付けられ、前記上流側接続管103および前記下流側接続管104が前記作動軸線に沿う方向に並んで前記弁ハウジング80の下部に設けられるので、サーモスタット弁73の下方に配置されるオイルクーラ77との間の第1および第2外部管路105,106の方向を揃えて短くすることができる。
また前記上流側接続管103および前記下流側接続管104がシリンダ軸線Cに沿う方向に延びるように形成されるので、サーモスタット弁73およびオイルクーラ77間の第1および第2外部管路105,106をエンジン本体34の前壁に近づけて無理なく配置することができ、それらの外部管路105,106を含めたエンジンEの大型化を抑制することができる。
またシリンダ軸線Cに沿う方向から見て前記サーモスタット弁73および前記オイルクーラ77の一部が重なって配置されるので、サーモスタット弁73およびオイルクーラ77間の距離をより短くすることができる。
またシリンダボディ38に、前記クランクシャフト42の軸線に沿う方向に並ぶ複数のシリンダボア43…が形成され、前記シリンダヘッド39から前記シリンダボディ38を介して前記クランクケース37側に潤滑油を戻す一対の潤滑油戻し通路74,74が、前記シリンダボア43…の並列方向に間隔をあけて前記シリンダボディ38の前壁38aに形成され、前記サーモスタット弁73および前記オイルクーラ77が一対の前記潤滑油戻し通路74…間に配置されるので、両潤滑油戻し通路74…間のスペースにサーモスタット弁73およびオイルクーラ77を有効に配置して、エンジンEの大型化を抑制し、サーモスタット弁73およびオイルクーラ77間の距離を短くすることができる。
さらに前記シリンダヘッド側ウォータジャケット51に連なるとともにクランクシャフト42の軸線に沿う方向に長い偏平状の横断面形状を有する一対の第1接続通路71…が、前記シリンダボディ側ウォータジャケット50との間に隔壁部75を介在させるとともに一対の前記潤滑油戻し通路74…間に配置されるようにして前記シリンダボディ38の前壁38aに設けられるので、潤滑油戻し通路74…との干渉を回避しつつ、シリンダボディ38の前壁38aが前方に膨出するのを抑制してエンジン本体34の大型化を回避するように第1接続通路71…を配置することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
34・・・エンジン本体
36a・・・クランクケースの前壁
37・・・クランクケース
38・・・シリンダボディ
38a・・・シリンダボディ38の前壁
39・・・シリンダヘッド
42・・・クランクシャフト
43・・・シリンダボア
50・・・シリンダボディ側ウォータジャケット
51・・・シリンダヘッド側ウォータジャケット
53・・・ラジエータ
54・・・ウォータポンプ
57・・・吸入口
58・・・吐出口
71・・・第1接続通路
72・・・第2接続通路
73・・・サーモスタット弁
76・・・取付け座
77・・・オイルクーラ
80・・・弁ハウジング
87・・・上流室
90・・・下流室
101・・・冷却水導入管
102・・・冷却水導出管
103・・・上流側接続管
104・・・下流側接続管
105・・・第1外部管路
106・・・第2外部管路
61・・・第1接続口
62・・・第2接続口
74・・・潤滑油戻し通路
75・・・隔壁部
C・・・シリンダ軸線
E・・・エンジン

Claims (9)

  1. クランクシャフト(42)を回転自在に支承するクランクケース(37)に結合されるとともにシリンダボア(43)を有するシリンダボディ(38)にシリンダボディ側ウォータジャケット(50)が形成され、前記シリンダボディ(38)に結合されるシリンダヘッド(39)にシリンダヘッド側ウォータジャケット(51)が形成され、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)と、ラジエータ(53)との間で冷却水を強制循環させ得るウォータポンプ(54)が、エンジン本体(34)に配設される水冷式エンジンにおいて、
    前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)は相互に独立して冷却水が流通し得るように形成され、前記ウォータポンプ(54)の吸入口(57)および吐出口(58)の一方に接続される前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(51)に連なる第1接続通路(71)と、前記吸入口(57)および前記吐出口(58)の他方に接続される前記シリンダボディ側ウォータジャケット(50)に連なる第2接続通路(72)とが、前記シリンダボディ(38)の一側方に臨む側壁(38a)に設けられ、第1および第2接続通路(71,72)を直接連通させる状態ならびに前記ラジエータ(53)を介して第1および第2接続通路(71,72)を接続させる状態を切換えるサーモスタット弁(73)が前記シリンダボディ(38)の前記側壁(38a)に取付けられ、冷却水を導入するための冷却水導入管(101)ならびに冷却水を導出するための冷却水導出管(102)を有する水冷式のオイルクーラ(77)が前記シリンダボディ(38)の前記側壁(38a)と同方を向く前記エンジン本体(34)の一側壁(36a)に取付けられ、前記冷却水導入管(101)が前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)のうち前記ウォータポンプ(54)の前記吐出口(58)に接続されるウォータジャケットに常時連通するようにして前記サーモスタット弁(73)に接続され、前記冷却水導出管(102)が前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)のうち前記ウォータポンプ(54)の前記吸入口(57)に接続されるウォータジャケットに常時連通するようにして前記サーモスタット弁(73)に接続されることを特徴とする水冷式エンジン。
  2. 前記サーモスタット弁(73)の弁ハウジング(80)が、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)のうち前記ウォータポンプ(54)の前記吐出口(58)に接続されるウォータジャケットに常時連通する上流室(87)と、前記シリンダボディ側および前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(50,51)のうち前記ウォータポンプ(54)の前記吸入口(57)に接続されるウォータジャケットに常時連通する下流室(90)とを有して、前記シリンダボディ(38)の前記側壁(38a)に取付けられ、前記上流室(87)に連なって前記弁ハウジング(80)に設けられる上流側接続管(103)に前記冷却水導入管(101)が第1外部管路(105)を介して接続され、前記下流室(90)に連なって前記弁ハウジング(80)に設けられる下流側接続管(104)に前記冷却水導出管(102)が第2外部管路(106)を介して接続されることを特徴とする請求項1記載の水冷式エンジン。
  3. 前記シリンダボディ(38)の前記側壁が、前記エンジン本体(34)が車両に搭載された状態で前方に臨む前壁(38a)であり、該前壁(38a)の外面に前記弁ハウジング(80)を取り付けるための取付け座(76)が形成され、前記サーモスタット弁(73)よりも下方で前記クランクケース(37)の前壁(36a)に前記オイルクーラ(77)が取付けられることを特徴とする請求項2記載の水冷式エンジン。
  4. 前記ラジエータ(53)が前記エンジン本体(34)の前方に配置され、前記ウォータポンプ(54)が前記シリンダボディ(38)よりも後方に配置され、前記ウォータポンプ(54)の吸入口(57)および吐出口(58)の一方に接続されるとともに前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(51)に連なる第1接続口(61)が前記シリンダヘッド(39)の後壁に設けられ、前記吸入口(57)および吐出口(58)の他方に接続されるとともに前記シリンダボディ側ウォータジャケット(50)に連なる第2接続口(62)が前記シリンダボディ(38)の後壁に設けられることを特徴とする請求項3記載の水冷式エンジン。
  5. 前記サーモスタット弁(73)が、その作動軸線を前記クランクシャフト(42)の軸線と平行にして前記シリンダボディ(38)に取付けられ、前記上流側接続管(103)および前記下流側接続管(104)が前記作動軸線に沿う方向に並んで前記弁ハウジング(80)の下部に設けられることを特徴とする請求項3または4記載の水冷式エンジン。
  6. 前記上流側接続管(103)および前記下流側接続管(104)がシリンダ軸線(C)に沿う方向に延びるように形成されることを特徴とする請求項5記載の水冷式エンジン。
  7. リンダ軸線(C)に沿う方向から見て前記サーモスタット弁(73)および前記オイルクーラ(77)の一部が重なって配置されることを特徴とする請求項5または6記載の水冷式エンジン。
  8. 前記シリンダボディ(38)に、前記クランクシャフト(42)の軸線に沿う方向に並ぶ複数の前記シリンダボア(43)が形成され、前記シリンダヘッド(39)から前記シリンダボディ(38)を介して前記クランクケース(37)側に潤滑油を戻す一対の潤滑油戻し通路(74)が、前記シリンダボア(43)の並列方向に間隔をあけて前記シリンダボディ(38)の前壁(38a)に形成され、前記サーモスタット弁(73)および前記オイルクーラ(77)が一対の前記潤滑油戻し通路(74)間に配置されることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の水冷式エンジン。
  9. 前記シリンダヘッド側ウォータジャケット(51)に連なるとともに前記クランクシャフト(42)の軸線に沿う方向に長い偏平状の横断面形状を有する第1接続通路(71)が、前記シリンダボディ側ウォータジャケット(50)との間に隔壁部(75)を介在させるとともに一対の前記潤滑油戻し通路(74)間に配置されるようにして前記シリンダボディ(38)の前壁(38a)に設けられることを特徴とする請求項8記載の水冷式エンジン。
JP2012167427A 2012-07-27 2012-07-27 水冷式エンジン Active JP5932547B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012167427A JP5932547B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 水冷式エンジン
DE102013210249.6A DE102013210249B4 (de) 2012-07-27 2013-06-03 Wassergekühlter Motor
IT000517A ITTO20130517A1 (it) 2012-07-27 2013-06-25 Motore raffreddato ad acqua.
BR102013018240-0A BR102013018240B1 (pt) 2012-07-27 2013-07-17 Motor arrefecido por água
US13/950,375 US9080497B2 (en) 2012-07-27 2013-07-25 Water-cooled engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012167427A JP5932547B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 水冷式エンジン

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014025438A JP2014025438A (ja) 2014-02-06
JP2014025438A5 JP2014025438A5 (ja) 2015-08-06
JP5932547B2 true JP5932547B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=49487215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012167427A Active JP5932547B2 (ja) 2012-07-27 2012-07-27 水冷式エンジン

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9080497B2 (ja)
JP (1) JP5932547B2 (ja)
BR (1) BR102013018240B1 (ja)
DE (1) DE102013210249B4 (ja)
IT (1) ITTO20130517A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6135453B2 (ja) 2013-10-23 2017-05-31 スズキ株式会社 内燃機関
DE102015210231A1 (de) * 2015-06-03 2016-12-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Wärmetauscher für ein Kühlsystem, Kühlsystem sowie Baugruppe
JP6662732B2 (ja) * 2016-07-28 2020-03-11 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両
JP6910155B2 (ja) * 2017-02-07 2021-07-28 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却構造
US10576817B2 (en) 2017-05-15 2020-03-03 Polaris Industries Inc. Three-wheeled vehicle
US10639985B2 (en) 2017-05-15 2020-05-05 Polaris Industries Inc. Three-wheeled vehicle
US10550754B2 (en) 2017-05-15 2020-02-04 Polaris Industries Inc. Engine
US10428705B2 (en) 2017-05-15 2019-10-01 Polaris Industries Inc. Engine
USD904227S1 (en) 2018-10-26 2020-12-08 Polaris Industries Inc. Headlight of a three-wheeled vehicle
US11578647B2 (en) 2020-03-11 2023-02-14 Arctic Cat Inc. Engine
TWI803066B (zh) * 2021-11-23 2023-05-21 友永股份有限公司 水油冷卻器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564582Y2 (ja) * 1991-11-15 1998-03-09 株式会社クボタ エンジンの水冷装置の入口制御式サーモスタットへのバイパス装置
JPH06101474A (ja) * 1992-09-24 1994-04-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の冷却装置
KR100559848B1 (ko) * 2002-09-27 2006-03-10 현대자동차주식회사 엔진의 냉각 시스템
JP2005009350A (ja) 2003-06-17 2005-01-13 Honda Motor Co Ltd エンジン
JP4446836B2 (ja) * 2004-08-25 2010-04-07 本田技研工業株式会社 車両用内燃機関における補機配置構造
US7299771B2 (en) * 2006-01-12 2007-11-27 International Engine Intellectual Property Company, Llc Coolant valve system for internal combustion engine and method
JP4729535B2 (ja) * 2007-05-28 2011-07-20 本田技研工業株式会社 内燃機関用流路構造体
JP5227205B2 (ja) * 2009-01-28 2013-07-03 愛知機械工業株式会社 内燃機関の冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102013210249B4 (de) 2020-11-26
DE102013210249A1 (de) 2014-01-30
JP2014025438A (ja) 2014-02-06
BR102013018240A2 (pt) 2014-12-23
ITTO20130517A1 (it) 2014-01-28
BR102013018240B1 (pt) 2022-10-11
US20140026832A1 (en) 2014-01-30
US9080497B2 (en) 2015-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5932547B2 (ja) 水冷式エンジン
AU2013205955B2 (en) Water cooled internal combustion engine for vehicle
US9266421B2 (en) Cooling system structure for vehicular water-cooled internal combustion engine
US7325531B2 (en) Intake structure for V-type internal combustion engine
JP5841025B2 (ja) 車両用水冷式内燃機関
JP4700465B2 (ja) 車両用エンジンの冷却装置
US6412451B2 (en) Cooling water circulating structure in internal combustion engine
JP5865154B2 (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却系構造
JP5932433B2 (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却系構造
JP5048618B2 (ja) 4サイクル空油冷エンジン
JP5926087B2 (ja) 小型車両用パワーユニットにおける冷却系構造
JP6347150B2 (ja) 自動二輪車のエンジン冷却装置
JP2017125467A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP5903263B2 (ja) 水冷式v型エンジン
JP4901619B2 (ja) 内燃機関のブリーザ装置
JP2013177870A (ja) 水冷式内燃機関の支持構造
JP2017125468A (ja) 内燃機関の冷却構造
JP4892531B2 (ja) 車両用エンジンにおける冷却用オイル通路構造
JP4914877B2 (ja) エンジンの冷却用オイル通路構造
JP5189529B2 (ja) 車両用内燃機関におけるプラグ挿入孔からの水抜き構造
JP4990249B2 (ja) 4サイクル空油冷エンジン
JP2016070149A (ja) 自動二輪車のエンジンユニット冷却装置
JP2014114729A (ja) エンジンユニットの圧力センサ配設構造
JP2013154757A (ja) 鞍乗り型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5932547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150