JP5929068B2 - 硬化性樹脂、その製造方法及びソルダーレジスト - Google Patents
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Description
第一工程で得たフェノール系樹脂(I−1)にエピハロヒドリン(a−1)を反応させて、エポキシ樹脂(I−2)を製造する第二工程、
第二工程で得たエポキシ樹脂(I−2)に(メタ)アクリル酸又はそのハロゲン化物(a−2)を反応させてエポキシアクリレート(I−3)を製造する第三工程、
第三工程で得たエポキシアクリレート(I−3)の水酸基に多塩基酸無水物(a−3)を反応させる第四工程
からなることを特徴とする硬化性樹脂の製造方法を提供する。
で表わされるフェノールアラルキル樹脂、下記構造式
で表わされるビフェニルノボラック樹脂、又は下記構造式
で表わされるナフトールアラルキル樹脂などの2価アラルキル基を有するフェノール樹脂と、ナフチルメチル化剤又はアントラニルメチル化剤(ii)とを反応させる方法(方法1)、フェノール化合物(Ph1’)を2価のアラルキル化剤(X’)と反応させてアラルキル型フェノール樹脂を製造した後、これをナフチルメチル化剤又はアントラニルメチル化剤(ii)と反応させる方法(方法2)、ノボラック樹脂と、ナフチルメチル化剤又はアントラニルメチル化剤(ii)とを反応させる方法(方法3)、などが挙げられる。
・装置:東ソー株式会社製 HLC−8220 GPC、カラム:東ソー株式会社製 TSK−GEL G2000HXL+G2000HXL+G3000HXL+G4000HXL
・溶媒:テトラヒドロフラン
・流速:1ml/min
・検出器:RI
(ナフチルメチルオキシ基を有するフェノール樹脂誘導体(1)の合成)
温度計、冷却管、分留管、窒素ガス導入管及び撹拌器を取り付けたフラスコに、窒素ガスパージを施しながら、フェノールアラルキル樹脂(三井化学製の「XLC−4L」)168.0g(水酸基1.00当量)、1−クロロメチルナフタレン45.9g(0.26モル)及びメチルイソブチルケトン300.0gを仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら攪拌した。内容物を60℃まで昇温させた後、49%水酸化ナトリウム水溶液23.3g(0.29モル)を1時間要して滴下した。滴下終了後、昇温し、70℃で2時間、95℃で2時間、更にリフラックスさせながら5時間反応させた。反応終了後、内容物の温度を80℃とし、有機層を水100gで4回水洗を繰り返した後、メチルイソブチルケトンを加熱減圧下に除去してナフチルメチルオキシ基を有するフェノール樹脂誘導体(1)を得た。得られたフェノール樹脂誘導体(1)の軟化点は72℃(B&R法)、溶融粘度(測定法:ICI粘度計法、測定温度:150℃)は1.3dPa・s、水酸基当量は276g/eq.であった。
(ナフチルメチルオキシ基を有するフェノール樹脂誘導体(1)のエポキシ化)
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、窒素ガスパージを施しながら、第一工程で得たナフチルメトキシ基を有するフェノール樹脂誘導体(1)276g(水酸基1当量)、エピクロルヒドリン463g(5.0モル)、n−ブタノール139g及びテトラエチルベンジルアンモニウムクロライド2gを仕込んだ後、内容物を溶解させた。内容物を65℃に昇温させた後、共沸する圧力まで減圧して、49%水酸化ナトリウム水溶液90g(1.1モル)を5時間かけて滴下した。その後、同条件で0.5時間撹拌を続けた。この間、共沸によって留出してきた留出分をディーンスタークトラップで分離し、水層を除去し、油層を反応系内に戻しながら、反応を行った。その後、未反応のエピクロルヒドリンを減圧蒸留によって留去させて粗エポキシ樹脂を得た。粗エポキシ樹脂に、メチルイソブチルケトン590g及びn−ブタノール177gを加えて溶解した。更に、この溶液に10%水酸化ナトリウム水溶液10gを添加して80℃で2時間反応させた後、洗浄液のpHが中性となるまで水150gで水洗を3回繰り返した。次いで共沸によって系内を脱水し、精密濾過を経た後に、溶媒を減圧下で留去してナフチルメトキシ基を有するエポキシ樹脂(2)299gを得た。得られたエポキシ樹脂(2)の軟化点は62℃(B&R法)、溶融粘度(測定法:ICI粘度計法、測定温度:150℃)は1.2dPa・s、エポキシ当量は363g/eq.であった。
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、合成例1で得たフェノール樹脂(1)276g、エクソン化学株式会社製「ソルベッソ150」190gを仕込み溶解させた後、テトラヒドロ無水フタル酸106g(フェノール性水酸基の数:酸無水物の数=1:1)を加えて、110℃で4時間反応させた。その後、グリシジルメタクリレート 71g(エポキシ基の数:カルボキシル基の数=0.5:1)、ハイドロキノン0.14g、トリフェニルホスフィン0.86gを仕込み、110℃で2時間反応後、トリフェニルホスフィン0.29gを追加し120℃に加熱し10時間反応させて、酸価が62mgKOH/g、不揮発分のエポキシアクリレートを70%含有する樹脂溶液(C−1)を得た。得られた樹脂は、マススペクトルの理論構造に相当するM+=878のピークにより目的の硬化性樹脂(C−1)であることが確認された。
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、合成例2で得たエポキシ樹脂(2)363gとアクリル酸72.0g(エポキシ基の数:カルボキシル基の数=1:1)、ハイドロキノン0.14gを仕込み、100℃に加熱攪拌して均一溶解した。ついでトリフェニルホスフィン0.86gを仕込み、110℃に加熱して2時間反応後、トリフェニルホスフィン0.29gを追加し、120℃に加熱して更に10時間反応を行った。その樹脂は、マススペクトルで理論構造に相当するM+=546、M+=870のピークが得られたことから目的の硬化性樹脂であることが確認された。
温度計、冷却管、分留管、窒素ガス導入管及び撹拌器を取り付けたフラスコに、窒素ガスパージを施しながら、フェノールノボラック樹脂(軟化点70℃)103.0g(水酸基1.00当量)と1−クロロメチルナフタレン65.3g(0.37モル)、メチルイソブチルケトン200.0gを仕込み、室温下、窒素を吹き込みながら攪拌した。60℃まで昇温した後、49%水酸化ナトリウム水溶液33.5g(0.41モル)を1時間要して滴下した。添加終了後昇温し、70℃で2時間、95℃で2時間、更にリフラックスさせながら5時間反応させた。反応終了後、温度を80℃とし、有機層を水100gで4回水洗を繰り返した後にメチルイソブチルケトンを加熱減圧下に除去してフェノール樹脂(3)を得た。得られたフェノール樹脂(3)の軟化点は90℃(B&R法)、溶融粘度(測定法:ICI粘度計法、測定温度:150℃)は3.0dPa・s、水酸基当量は245g/eq.であった。
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、窒素ガスパージを施しながら、実施例1で得られたフェノール樹脂(A−1)を245g(水酸基1当量)、エピクロルヒドリン463g(5.0モル)、n−ブタノール139g、テトラエチルベンジルアンモニウムクロライド2gを仕込み溶解させた。65℃に昇温した後、共沸する圧力まで減圧して、49%水酸化ナトリウム水溶液90g(1.1モル)を5時間かけて滴下した。その後、同条件で0.5時間撹拌を続けた。この間、共沸によって留出してきた留出分をディーンスタークトラップで分離し、水層を除去し、油層を反応系内に戻しながら、反応を行った。その後、未反応のエピクロルヒドリンを減圧蒸留によって留去させた。それで得られた粗エポキシ樹脂にメチルイソブチルケトン590gとn−ブタノール177gとを加え溶解した。更にこの溶液に10%水酸化ナトリウム水溶液10gを添加して80℃で2時間反応させた後に洗浄液のPHが中性となるまで水150gで水洗を3回繰り返した。次いで共沸によって系内を脱水し、精密濾過を経た後に、溶媒を減圧下で留去してエポキシ樹脂(4)271gを得た。得られたエポキシ樹脂(4)の軟化点は76℃(B&R法)、溶融粘度(測定法:ICI粘度計法、測定温度:150℃)は2.3dPa・s、エポキシ当量は335g/eq.であった。
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、合成例3で得たフェノール樹脂(3)245g、エクソン化学株式会社製「ソルベッソ150」200gを仕込み溶解させた後、テトラヒドロ無水フタル酸106g(フェノール性水酸基の数:酸無水物の数=1:1)を加えて、110℃で4時間反応させた。その後、グリシジルメタクリレート 71g(エポキシ基の数:カルボキシル基の数=0.5:1)、ハイドロキノン0.14g、トリフェニルホスフィン0.86gを仕込み、110℃で2時間反応後、トリフェニルホスフィン0.29gを追加し120℃に加熱し10時間反応させて、酸価が66mgKOH/g、不揮発分のエポキシアクリレートを70%含有する樹脂溶液(C−1)を得た。得られた樹脂は、マススペクトルの理論構造に相当するM+=788のピークにより目的の硬化性樹脂(C−3)であることが確認された。
温度計、滴下ロート、冷却管及び撹拌機を取り付けたフラスコに、合成例4で得たエポキシ樹脂(4)335gとアクリル酸72.0g(エポキシ基の数:カルボキシル基の数=1:1)、ハイドロキノン0.14gを仕込み、100℃に加熱攪拌して均一溶解した。ついでトリフェニルホスフィン0.86gを仕込み、110℃に加熱して2時間反応後、トリフェニルホスフィン0.29gを追加し、120℃に加熱して更に10時間反応を行った。その樹脂は、マススペクトルで理論構造に相当するM+=456、M+=690のピークが得られたことから目的の硬化性樹脂であることが確認された。
ブチルカルビトールアセテート84.0gに、エポキシ当量が250g/eq.のエポキシ樹脂「EPICLON HP−5000」(DIC(株)製)250.0gとアクリル酸72.0g(エポキシ基の数:カルボキシル基の数=1:1)、ハイドロキノン0.14gを仕込み、100℃に加熱攪拌して均一溶解した。ついでトリフェニルホスフィン0.86gを仕込み、110℃に加熱して2時間反応後、トリフェニルホスフィン0.29gを追加し、120℃に加熱して更に10時間反応を行った。得られた反応液にエクソン化学株式会社製「ソルベッソ150」 84.0g、テトラヒドロ無水フタル酸106.4g(0.7mol)(水酸基の数:酸無水物基の数=1:0.7)を仕込み110℃で4時間反応を行い、酸価が92mgKOH/g、不揮発分のエポキシアクリレートを70%含有する硬化性樹脂溶液(C−5)を得た。
ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート230gを100℃に加熱し、オ
ルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製、EPICLON N−695、軟化点95℃、エポキシ当量214g/eq)535gを均一溶解し固形分70%の樹脂溶液を得た。この樹脂を(D−1)とする。
表1に示す配合組成(数値は重量部である)に従って配合し、3本ロールで混合分散させて、ソルダーレジストの溶液を調製した。このようにして得たソルダーレジストの密着性、可撓性、半田耐熱性を表1に示した。なお、ソルダーレジストの密着性、可撓性、半田耐熱性は、以下に示す方法で評価した。ただし、試験塗膜は、ポリイミドフィルム上に、前記インキ組成物を60μmの厚さ(乾燥前)に塗布し、80℃で30分間予備乾燥させた後、200mJ/cm2の露光量で紫外線を照射し、次いで1重量%炭酸ナトリウム水溶液を用い、2.0kg/cm2のスプレー圧で60秒間現像処理した後、150℃で30分ポストキュアーすることにより、硬化塗膜を作成し、これを試験用フレキシブルプリント配線板とし、このものについて評価を行った。
(1)密着性
硬化塗膜に巾1mmで10×10のクロスカットを入れ、セロハンテープで剥離テストを行い剥がれの状態を目視観察した。
○:剥がれが認められないもの
△:1〜10箇所に剥がれが認められるもの
×:10箇所以上剥がれたもの
硬化塗膜を180゜折り曲げた後に、逆側に180゜折り曲げる事を3回繰り返した時の折り曲げ部の状態を目視観察した。
◎:3回折り曲げ後、割れ、白化等の外観変化がないもの。
○:2回折り曲げ後、割れ、白化等の外観変化がないもの。
△:1回折り曲げ後、割れ、白化等の外観変化がないもの。
×:1回折り曲げで白化や割れが発生するもの。
試験用フレキシブルプリント配線板を用い、JIS C 6481の試験方法に従って、260℃で半田浴へ10秒間浸漬を繰り返し行い、試験塗膜に変色、浮き、剥れ、半田潜りなどの変化が認められた段階における繰り返し回数で評価した。
Claims (6)
- ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基含有芳香族炭化水素骨格(Ph1)、フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)、並びに、下記一般式(1)および(2)で表わされるいずれか一つの2価の基(X)の各構造部位を有しており、且つ、前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph1)及び前記フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)からなる群から選択される芳香族炭化水素骨格の複数が、前記2価の基(X)を介して結合した構造を有するフェノール系樹脂(I−1)にエピハロヒドリン(a−1)を反応させ、得られたエポキシ樹脂(I−2)に(メタ)アクリル酸又はそのハロゲン化物(a−2)を反応させ、得られたエポキシアクリレート(I−3)の水酸基に多塩基酸無水物(a−3)を反応させることを特徴とする硬化性樹脂の製造方法。
(式中、R1及びR2は、各々独立的に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜18のメチル基、メトキシ基又は水酸基で置換されていてもよいアリール基を表わし、R3は、独立的に、水素原子又はメチル基を表わし、Arは、フェニレン基、ビフェニレン基又はナフチレン基を表わす。) - 前記フェノール系樹脂(I−1)が前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基含有芳香族炭化水素骨格(Ph1)と前記フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)の総数を100とした場合に、前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基の総数が10〜200となる割合にある請求項1記載の硬化性樹脂の製造方法。
- 複数のフェノール性水酸基を有する芳香族骨格(Ph)が下記一般式(1)および(2)で表わされるいずれか1つの2価の基(X)を介して結合した構造を基本骨格とするフェノール系樹脂(i)に、ナフチルメチルクロリド又はアントラニルメチルクロリド(ii)を反応させて、ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基含有芳香族炭化水素骨格(Ph1)、フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)、並びに、下記一般式(1)および(2)で表わされるいずれか一つの2価の基(X)の各構造部位を有しており、且つ、前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph1)及び前記フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)からなる群から選択される芳香族炭化水素骨格の複数が、前記2価の基(X)を介して結合した構造を有するフェノール系樹脂(I−1)を製造する第一工程、
第一工程で得たフェノール系樹脂(I−1)にエピハロヒドリン(a−1)を反応させて、エポキシ樹脂(I−2)を製造する第二工程、
第二工程で得たエポキシ樹脂(I−2)に(メタ)アクリル酸又はそのハロゲン化物(a−2)を反応させてエポキシアクリレート(I−3)を製造する第三工程、
第三工程で得たエポキシアクリレート(I−3)の水酸基に多塩基酸無水物(a−3)を反応させる第四工程
からなることを特徴とする硬化性樹脂の製造方法。
(式中、R1及びR2は、各々独立的に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜18のメチル基、メトキシ基又は水酸基で置換されていてもよいアリール基を表わし、R3は、独立的に、水素原子又はメチル基を表わし、Arは、フェニレン基、ビフェニレン基又はナフチレン基を表わす。) - 前記フェノール系樹脂(I−1)が前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基含有芳香族炭化水素骨格(Ph1)と前記フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)の総数を100とした場合に、前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基の総数が10〜200となる割合にある請求項3記載の硬化性樹脂の製造方法。
- 多塩基酸無水物(a−3)がテトラヒドロ無水フタル酸である請求項3記載の硬化性樹脂の製造方法。
- 複数のフェノール性水酸基を有する芳香族骨格(Ph)が下記一般式(1)および(2)で表わされるいずれか1つの2価の基(X)を介して結合した構造を基本骨格とするフェノール系樹脂(i)に、ナフチルメチルクロリド又はアントラニルメチルクロリド(ii)を反応させて、ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基含有芳香族炭化水素骨格(Ph1)、フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)、並びに、下記一般式(1)および(2)で表わされるいずれか一つの2価の基(X)の各構造部位を有しており、且つ、前記ナフチルメチルオキシ基又はアントラニルメチルオキシ基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph1)及び前記フェノール性水酸基を有する芳香族炭化水素骨格(Ph2)からなる群から選択される芳香族炭化水素骨格の複数が、前記2価の基(X)を介して結合した構造を有するフェノール系樹脂(I−1)を製造する第一工程、
(式中、R 1 及びR 2 は、各々独立的に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜18のメチル基、メトキシ基又は水酸基で置換されていてもよいアリール基を表わし、R 3 は、独立的に、水素原子又はメチル基を表わし、Arは、フェニレン基、ビフェニレン基又はナフチレン基を表わす。)
第一工程で得たフェノール系樹脂(I−1)にエピハロヒドリン(a−1)を反応させて、エポキシ樹脂(I−2)を製造する第二工程、
第二工程で得たエポキシ樹脂(I−2)に(メタ)アクリル酸又はそのハロゲン化物(a−2)を反応させてエポキシアクリレート(I−3)を製造する第三工程、
第三工程で得たエポキシアクリレート(I−3)の水酸基に多塩基酸無水物(a−3)を反応させる第四工程
を経て得られた硬化性樹脂に、希釈剤、光重合開始剤、及び熱反応性硬化剤を混合するソルダーレジストの調製方法。
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