JP5927545B2 - 増幅器および増幅器を備えた音響装置 - Google Patents

増幅器および増幅器を備えた音響装置 Download PDF

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Description

本発明は、増幅器およびこの増幅器を備えた音響装置に関する。本発明は、特に、音声信号の増幅手段として他励式D級アンプ方式を採用した増幅器およびこの増幅器を備えた音響装置に関する。
従来の増幅器として、外部クロックを不要とするPWM入力型D級アンプが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のものは、パワー段からの負帰還とPWM入力信号の差分信号が、2つの積分器を通ることで十分復調される。その十分復調された差分信号と、1つ目の積分器から取り出されたPWM高調波が残っているクロック信号とを比較器で比較することで、外部からクロックを得ずにPWM変調を実現する。
米国特許第7262658号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、クロック信号が積分器を通過した後の信号を利用するため振幅の差が小さくなり、外来ノイズ等によりS/Nが悪化するという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、外部からのクロックが不要でありかつS/Nを良化させることができる増幅器およびこの増幅器を備えた音響装置を提供することを目的とする。
本発明は、PCM音声信号を増幅して出力する増幅器であって、前記PCM音声信号をPWM変調してPWM信号を生成するPCM/PWM変換器と、前記PCM/PWM変換器が行うPWM変調の基準クロックであるランプ波を生成するランプ波生成器と、を備え、前記PCM/PWM変換器が生成するPWM信号と前記ランプ波生成器が生成するランプ波とが同期して動作する増幅器を提供する。
なお、PCM音声信号をPWM変調するPWM変換器と、PWMと同期したランプ波形を生成するランプ波生成器と、前記PWM変換器から出力されたPWM信号とスイッチングパワー段からの負帰還信号の差分を入力とする積分器と、積分器の出力と前記ランプ波生成器の出力であるPWM信号に同期したランプ波形とを比較する比較器と、比較器で生成されたPWM波形を増幅するスイッチングパワー部と、スイッチングパワー部の出力を復調する復調器と、スイッチングパワー段を減衰させて負帰還を掛ける負帰還部で構成される音声信号増幅器であっても良い。
また、本発明は、受信した放送電波から放送信号を復調するラジオ受信部と、PCM音声信号を増幅して出力する増幅器と、が同一筐体内に設けられた音響装置において、前記増幅器は、前記PCM音声信号をPWM変調してPWM信号を生成するPCM/PWM変換器と、前記PCM/PWM変換器が行うPWM変調の基準クロックであるランプ波を生成するランプ波生成器と、を備え、前記PCM/PWM変換器が生成するPWM信号と前記ランプ波生成器が生成するランプ波とが同期して動作する音響装置を提供する。
本発明によれば、D級アンプの入力部において、PWM入力波とパワー段からの負帰還信号を積分器にて復調した信号を、変調ランプ波を基準とするコンパレータによって、再度PWMに変調する際、変調ランプ波形は電源電圧に対して最大まで大きくすることが可能なので基準波としてのS/Nを損なうことが無い。
本発明の実施の形態における音響装置のブロック図 本発明の実施の形態における増幅器のブロック図 本発明の実施の形態におけるPCM−PWM変換器における信号処理の概略を説明するための図 本発明の実施の形態におけるPCM−PWM変換器における信号処理の詳細を説明するための図 本発明の実施の形態におけるランプ波生成器における信号処理を説明するための図
以下、本発明の実施の形態における音響装置および増幅器について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1における音響装置の構成図である。
図1において、音響装置100はラジオの放送電波を受信するアンテナと音声信号を音声として出力するスピーカとに接続可能な構成からなる。
音響装置100は、音声信号源として、受信した放送電波から放送信号を復調するラジオ受信部101とCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体から音声信号を再生して出力するCDデッキ103とが設けられている。
CDデッキ103は、CD上に記録されたデジタル音楽信号を光ピックアップで読み取る。デジタル音楽信号はPCMに変換されて出力される。
音響装置100はまた、ユーザがラジオ受信部101からの音声信号の受聴(ラジオモード)とCDデッキ103からの音声信号の受聴(CDモード)とを排他的に切替えるための操作部106が設けられる。
ただし、操作部106が音響装置100の内部に設けられている必要は無く、リモコンなどを利用して操作信号が受信されるよう構成されていても良い。
ユーザの操作によりラジオモードまたはCDモードのいずれかのモードが選択されてラジオ受信部101またはCDデッキ103から出力された信号は、DSP104に入力される。
ただし、ラジオ受信部101で復調された信号は、ADC(アナログデジタルコンバータ)102でPCM(Pulse Code Modulation)信号に変換された後にDSP104に入力され、CDデッキ103で復調されたPCM信号は、そのままDSP104に入力される。
さらに、音響装置100は、該システムの動作を統括的に制御するためのCPU107を備えており、プログラムとデータを保持するROM108と、データを一時保持するRAM109を備えている。操作部106は、CPU107を経由してユーザが操作した音量変更やトーンコントロールの変更をDSP104に通知する。
ただし操作部106は、ユーザが音量変更やトーンコントロールを変更するために操作する手段であり、例えばボタン、ロータリーエンコーダー、可変抵抗器などにより構成される。
ユーザが操作部106を用いて音量を変化させる操作を行なった場合、DSP104に入力されたPCM信号は、音量を決定する係数と乗算することでPCM信号の大きさを変化させる。また、音量に応じたラウドネス特性を音声信号に付加する。
ユーザが操作部106を用いてトーンコントロール(高域調整、低域調整)を変化させた場合、DSP104の内部において、PCM信号を演算するデジタルフィルタの係数を変化させることで、周波数特性を変化させる。
CPU107からの制御信号に応じてDSP104が信号処理を行なったあとの信号である出力信号はPCM信号110である。DSP104から出力されたPCM110信号はPCM/PWM変換部111に伝送される。
PCM/PWM変換部111は、DSP104の出力であるPCM信号110を、後段のスイッチングアンプ部114への入力信号形式のPWM(Pulse Width Modulation)信号であるPWM信号112に変換して出力するとともに、同時に後段のスイッチングアンプ部114のクロック信号とするランプ波(Ramp波)113を出力する。
ただし、PWM信号112とランプ波113は同じ変調率で変調されるとともに、互いに同期して出力される。
スイッチングアンプ部114は、ランプ波113をクロック信号として、PWM信号112を増幅する。スイッチングアンプ部114で増幅されたPWM信号はLPF115を通じてアナログ音声信号に変換される。スピーカ116は、当該アナログ音声信号に応じて駆動され、音声を出力する。
ここで、ラジオモードが選択されたとき、ラジオ受信部101で復調された信号がDSP104に入力される。
ラジオ受信部101はアンテナとAM/FM復調回路で構成されている。アンテナで受信した電波信号をAM/FM復調回路で音声信号に変換する。
このときラジオ受信部101は搬送波に近い周波数の妨害信号と干渉するとビートノイズを発生する。
例えば、AM変調の搬送波周波数と、搬送波周波数+αHzの周波数が干渉すると、αHzの周波数がうねりとして復調音声信号に重畳されノイズとなる。
ここでαHzの妨害波は、電気回路のグランドシャーシを介して空中の電波となってラジオ受信部101に到達する。そのため、音響装置100において、ラジオ受信部101と同じ筐体内に配置される増幅器120は、増幅器120で用いられる搬送波の周波数に近い周波数(20kHz以内)のノイズ源は遠ざけたいという要求が生じる。
すなわち、増幅器120が搬送波に近い周波数(20kHz以内)のノイズ源からのノイズの影響を受けないように、ラジオ受信部101と増幅器120とが電磁結合しない程度の距離だけ離れて配置されることが望ましい。
しかしながら、音響装置100の同一筐体内にラジオ受信部101と増幅器120とが配置される場合や、例えばラジオ受信部101と増幅器120とを車両に搭載する場合などはラジオ受信部101と増幅器120とが異なる筐体で分離されたとしても、その設置場所が限定されるため、上述の要求を満たすことは物理的に困難である。
そこで、本実施の形態においては、以下に示す構成を採ることにより、搬送波に近い周波数(20kHz以内)のノイズ源からの影響を低減する。
次に、図2を用いて増幅器120について説明する。図2は、本発明の実施の形態における増幅器120のブロック図である。図2に示すとおり、増幅器120は、PCM/PWM変換部111、スイッチングアンプ部114、LPF115を備える。
PCM/PWM変換部111は、PCM/PWM変換器200とランプ波生成器202を有する。
PCM/PWM変換器200は後段のスイッチングパワー段へ送るPWM信号112を生成する。
ランプ波生成器202の出力はDAC203を通り、後段のスイッチングアンプ部114のクロック信号であるランプ波113を生成する。ここで、ランプ波113はPCM/PWM変換器200に同期している。
次に、スイッチングアンプ部114は、積分器211とコンパレータ212とゲートドライバを有するパワー部213を備える。
積分器211はパワー部213の出力信号であるパワー部出力信号210とPCM/PWM変換部111の出力であるPWM信号112を入力とする。
積分器211はLPF(Low Pass Filter)として動作するので、パワー部213の出力信号であるパワー部出力信号210とPCM/PWM変換部111の出力信号であるPWM信号112の高調波成分が除去される。
積分器211の出力は、PCM/PWM変換部111から生成されたランプ波113と重畳され、コンパレータ212に入力される。
ここで、ランプ波113はクロック信号として機能する。ランプ波113と積分器211の出力の加算信号が、コンパレータ212によってPWMとなり、パワー部213に入力される。
パワー部213はゲートドライバとFETトランジスタQ1,Q2によって構成されており、電源電圧±Vの間でスイッチングすることで電力増幅する。
ゲートドライバはFETトランジスタQ1,Q2を高速にスイッチングさせるため、FETトランジスタQ1,Q2のゲート端子へ電流を供給・吸収する働きをする。
パワー部213の出力は、LPF(Low Pass Filter)115で復調されオーディオ信号となり、スピーカ116を駆動する。同時に、パワー部213の出力は、積分器211に負帰還される。
次に、PCM/PWM変換器200の動作について説明する。図3は本発明の実施の形態におけるPCM/PWM変換器200における信号処理の概略を説明するための図である。
図3において、PCMのサンプリング周期をTa1、振幅の最大幅P_max、最小値P_minとする。
CDの場合は、1/Ta1=44.1kHz,P_max−P_min=16bitである。またPWMの周期をTa2、振幅の最大値と最小値はPCMと同じとする。
ここで、PCM/PWM変換器200は、PCM信号110のサンプリング時刻301の振幅P1とサンプリング時刻303の振幅P2の間を補間する波形を作る。なお、図3に示す例では直線補間が用いられているが、滑らかなスプライン補間やラグランジュ補間を用いてもよい。
次に、図4を用いて、PCM/PWM変換器200による、PCM信号110と比較クロック信号302からPWM信号(PWM1波形信号)を生成する方法について詳しく説明する。なお、比較クロック信号302は、PCM/PWM変換器200内に設けられた図示しない発振器から出力されたのこぎり波の内部基準信号である。
図4は、本発明の実施の形態におけるPCM/PWM変換器200における信号処理の詳細を説明するための図である。
図4に示すように、比較クロック信号302の周期を周期Ta2とする。
PCM/PWM変換器200は、周期Ta2を8等分した周期Ta3毎にPCM信号110と比較クロック信号302を比較し、PCM信号110が比較クロック信号302より高ければLowレベル,PCM信号110が比較クロック信号302より低ければHighレベルをそれぞれ出力することでPWM1波形信号を生成する。PCM/PWM変換器200は、生成したPWM1波形信号をランプ波生成器202に送る。
次に、ランプ波生成器202について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態におけるランプ波生成器202における信号処理を説明するための図である。
まず、ランプ波生成器202は、PCM/PWM変換器200から得られたPWM1波形信号の立ち上がりエッジ500、502、504を抽出し、各立ち上がりのタイミングでTa3の期間だけhighレベルのパルス信号sig1を生成する。
同様に、ランプ波生成器202は、立ち下がりエッジ501、503を抽出し、各立ち下がりのタイミングでTa3の期間だけhighレベルのパルス信号sig2を生成する。
次に、ランプ波生成器202は、生成したパルス信号sig1とパルス信号sig2の立ち上がりの間隔(t1、t2)をカウントし保持する。
ランプ波生成器202は、次周期のPWM1波形信号の立ち上がり502を検出したとき、保持したパルス信号間隔(t1,t2)に等しいパルス信号間隔(t4(=t1)、t5(=t2))で上昇と下降を繰り返すランプ波形信号を生成する。これらの繰り返しにより、ランプ波生成器202は、PCM/PWM変換器200から得られたPWM1波形信号から1周期遅れでランプ波形(541,542,543)のデジタル信号を生成し、DAC203を通してランプ波113が出力される。
同時に、PCM/PWM変換器200で生成されたPWM1波形信号は、ランプ波113と同期させるために、遅延器201によってPWM1波形信号の1周期(Ta2)分遅らせる。このため、ランプ波113と同期したPWM信号112が出力される。
遅延器201による遅延の結果、図5に一点鎖線の楕円で示すように、PWM信号112の立ち上がり及び立ち下がりとランプ波113の上昇及び下降の切り替わりタイミングが完全に同期するため、音声帯域に不要なビートノイズは発生せず、増幅器120の出力信号はS/Nが向上する。
また、ランプ波113はスイッチングアンプ部114のコンパレータ212のクロック信号として動作するが、コンパレータ212の電源電圧に対して十分大きな振幅を取ることによって、S/Nを向上させることができる。
以上説明したとおり、本実施の形態の増幅器120およびこの増幅器120を備えた音響装置100によれば、以下に示す問題を回避することができ、S/Nを向上させることができる。
例えば、電力効率がよい増幅器(D級アンプ)を実現する回路として、自励式の増幅器が知られているが、自励式は入力信号と出力信号の差分を増幅する負帰還回路が特長であり、自ら発振するので外からクロックを入力することが不要である。
しかしながら、自励発振周波数を変更するには負帰還回路の時定数を変更する必要があり、また、入力信号の振幅や、電源電圧変動によって発信周波数が変化する。
ラジオ受信部が増幅器の近くに実装されている音響装置の場合、ラジオ受信部にて受信した受信基本波と増幅器のクロックが可聴帯域内にビートを起こす可能性がある。
特に、ラジオ受信部の近くに配置(ラジオ受信部と増幅器とが電磁結合するように配置)される増幅器としては、クロックの周波数が制御できない自励式の増幅器は適さない。
また、増幅器の外からクロックを与えることで発信周波数を簡単に変更可能な他励式の増幅器があり、これは、発振周波数が増幅器の外部から制御できるので、ラジオ受信部へのノイズ混信による悪影響を回避することができるものの、入力信号がアナログの場合、アナログ入力経路に増幅器のスイッチングパワー段からのノイズが重畳しやすい。
これに対して、あらかじめPWM変調を施したデジタル信号を入力する他励式の増幅器を用いて、伝送経路上ではデジタル信号として扱い、受信側で二値化することが可能で、伝送経路上のノイズを排除できるが、この場合、初段の積分器にてアナログ信号に復調されるが、外部クロックと入力PWMのクロックが干渉し、ビートとなって音声帯域にノイズを発生させ、S/Nを悪化させる。
しかし、本実施の形態によれば、デジタル信号を入力とするので、従来のアナログ信号時と比較してノイズの影響を受けにくく、また、PWM信号と同期したランプ波を比較クロックに使用するので、PWMと基準クロックとにビートが起きず、S/Nがよい増幅器および音響装置を実現することができる。
さらに、外部クロックを可変できるので、ラジオ受信部の近くに実装するセットにおいても、ビートノイズを発生しない利点がある。
すなわち、PWM入力信号とは異なる外部からのクロックが不要なので、ビートノイズが発生せず、また、コンパレータ用のランプ波はPWM信号と同期しているのでビートを起こさない増幅器および音響装置を実現することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年3月28日出願の日本特許出願(特願2011-069231)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上のように、本発明にかかる音響装置および増幅器は、ビートノイズが発生せず、また、コンパレータ用のランプ波がPWM信号と同期しているのでビートを起こさないという効果を有し、音声信号の増幅手段として他励式D級アンプ方式を採用した増幅器およびこの増幅器を備えた音響装置等として有用である。
100 音響装置
101 ラジオ受信部
102 ADC
103 CDデッキ
104 DSP
106 操作部
107 CPU
108 ROM
109 RAM
110 PCM信号
111 PCM/PWM変換部
112 PWM信号
113 ランプ波
114 スイッチングアンプ部
115 LPF
116 スピーカ
120 増幅器
200 PCM/PWM変換器
201 遅延器
202 ランプ波生成器
203 DAC
210 パワー部出力信号
211 積分器
212 コンパレータ
213 パワー部
300 振幅レベル
301 サンプリング時刻
302 比較クロック信号
303 サンプリング時刻
401 振幅レベル
500、502、504 立ち上がりエッジ
501、503 立ち下がりエッジ
510、511、512 立ち上がり検出パルス
520、521 立ち下がり検出パルス
531、533 立ち上がりエッジ
532、534 立ち下がりエッジ
541、542、543 ランプ波形

Claims (3)

  1. PCM音声信号を増幅して出力する増幅器であって、
    前記PCM音声信号をPWM変調してPWM信号を生成するPCM/PWM変換器と、
    前記PCM/PWM変換器が行うPWM変調の基準クロックであるランプ波を生成するランプ波生成器と、を備え、
    前記PCM/PWM変換器が生成するPWM信号と前記ランプ波生成器が生成するランプ波とが同期して動作し、
    前記PCM/PWM変換器が生成したPWM信号を当該PWM信号の1周期分遅らせる遅延器と、前記遅延器の出力が入力されるコンパレータと、を更に備え、
    前記PWM信号と同期した前記ランプ波を前記コンパレータの比較クロックに使用することを特徴とする増幅器。
  2. 請求項1に記載の増幅器であって、
    前記ランプ波生成器は、前記PCM/PWM変換器が生成したPWM信号の立ち上がりに同期した第1パルス信号と、前記PWM信号の立ち下がりに同期した第2パルス信号と、を生成し、前記第1パルス信号及び前記第2パルス信号の立ち上がりの間隔で上昇と下降を繰り返す前記ランプ波を生成することを特徴とする増幅器。
  3. 受信した放送電波から放送信号を復調するラジオ受信部と、PCM音声信号を増幅して出力する増幅器と、が同一筐体内に設けられた音響装置において、
    前記増幅器は、前記PCM音声信号をPWM変調してPWM信号を生成するPCM/PWM変換器と、前記PCM/PWM変換器が行うPWM変調の基準クロックであるランプ波を生成するランプ波生成器と、を備え、
    前記PCM/PWM変換器が生成するPWM信号と前記ランプ波生成器が生成するランプ波とが同期して動作し、
    前記増幅器は、前記PCM/PWM変換器が生成したPWM信号を当該PWM信号の1周期分遅らせる遅延器と、前記遅延器の出力が入力されるコンパレータと、を更に備え、
    前記PWM信号と同期した前記ランプ波を前記コンパレータの比較クロックに使用することを特徴とする音響装置。
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