JP2011066689A - D級増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易で均一なスイッチングを可能にするD級増幅器を提供することを目的とする。
【解決手段】第1のトランジスタと、2のトランジスタと、パルストランスと、第3のトランジスタと、第4のトランジスタと、搬送波信号のタイミングを、制御信号に従って調整するタイミング調整部と、電源と、第1のトランジスタおよび第4のトランジスタがオンのとき、または、第2のトランジスタおよび第3のトランジスタがオンのときに、出力側端子から出力信号を出力する出力トランスと、出力トランスの入力側の両端に現れる第1の信号および第2の信号を用いて、タイミング調整部が搬送波信号のタイミングを調整するための制御信号を生成する制御信号生成部とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】第1のトランジスタと、2のトランジスタと、パルストランスと、第3のトランジスタと、第4のトランジスタと、搬送波信号のタイミングを、制御信号に従って調整するタイミング調整部と、電源と、第1のトランジスタおよび第4のトランジスタがオンのとき、または、第2のトランジスタおよび第3のトランジスタがオンのときに、出力側端子から出力信号を出力する出力トランスと、出力トランスの入力側の両端に現れる第1の信号および第2の信号を用いて、タイミング調整部が搬送波信号のタイミングを調整するための制御信号を生成する制御信号生成部とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、簡易で均一なスイッチングを行うD級増幅器に関する。
例えば、特許文献1は、振幅変調送信機に用いられるD級増幅装置を提供する。
本発明は、上述した背景からなされたものであって、簡易で均一なスイッチングを可能にするD級増幅器を提供することを目的とする。
上記目的のために、本発明に係る増幅器(7)は、搬送波信号に従って、スイッチング動作を行う第1のトランジスタ(22−1)と、前記第1のトランジスタと逆のタイミングでスイッチング動作を行う第2のトランジスタ(22−2)と、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタにより駆動され、前記搬送波信号と同相および逆相の矩形波を出力するパルストランス(24)と、前記パルストランスからの前記搬送波信号と同相の矩形波でスイッチング動作を行う第3のトランジスタ(26−1)と、前記パルストランスからの前記搬送波信号と逆相の矩形波でスイッチング動作を行う第4のトランジスタ(26−2)と、前記搬送波信号のタイミングを、制御信号に従って調整するタイミング調整部(32)と、前記タイミング調整された搬送波信号に従って、スイッチング動作を行う第3のトランジスタ(26−3)と、前記タイミング調整された搬送波信号と逆相の信号と、音声信号とに従って、スイッチング動作を行う第4のトランジスタ(26−4)と、前記第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタおよび第4のトランジスタに電源を印加する電源(10)と、前記第1のトランジスタおよび第4のトランジスタがオンのとき、または、前記第2のトランジスタおよび第3のトランジスタがオンのときに、出力側端子から出力信号を出力する出力トランス(34)と、前記出力トランスの入力側の両端に現れる第1の信号および第2の信号を用いて、前記タイミング調整部が前記搬送波信号のタイミングを調整するための制御信号を生成する比較回路(40)とを有する。
本発明にかかるD級増幅装置によれば、簡易で均一なスイッチングを可能にする。
[振幅変調送信機1]
以下、本発明に係る振幅変調送信機1を説明する。
図1は、本発明に係る振幅変調送信機1の構成を示す図である。
図1に示すように、振幅変調送信機1は、アナログ/ディジタル変換器(A/D)2、エンコーダ3、搬送波発振器(OSC)4、等電力増幅器(ビッグステップPA)5、バイナリー電力増幅器(バイナリーステップPA)6、合成トランス8、バンドパスフィルタ(BPF)9および第1電源10から構成されている。
ビッグステップPA5は、複数のD級増幅器7−1−1〜7−1−Nから構成される。
バイナリーステップPA6は、複数のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nから構成される。
上記N,nはそれぞれ1以上の整数を示すが、以下N=26、n=6の場合を具体例として説明する。
また、D級増幅器7−1−1〜7−1−Nなど、複数ある構成部分のいずれかを示すときは、単に、D級増幅器7と示すことがある。
以下、本発明に係る振幅変調送信機1を説明する。
図1は、本発明に係る振幅変調送信機1の構成を示す図である。
図1に示すように、振幅変調送信機1は、アナログ/ディジタル変換器(A/D)2、エンコーダ3、搬送波発振器(OSC)4、等電力増幅器(ビッグステップPA)5、バイナリー電力増幅器(バイナリーステップPA)6、合成トランス8、バンドパスフィルタ(BPF)9および第1電源10から構成されている。
ビッグステップPA5は、複数のD級増幅器7−1−1〜7−1−Nから構成される。
バイナリーステップPA6は、複数のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nから構成される。
上記N,nはそれぞれ1以上の整数を示すが、以下N=26、n=6の場合を具体例として説明する。
また、D級増幅器7−1−1〜7−1−Nなど、複数ある構成部分のいずれかを示すときは、単に、D級増幅器7と示すことがある。
A/D2は、マイク(図示せず)などから入力される音声信号を、12ビットのデジタル信号に変換し、エンコーダ3に出力する。
エンコーダ3は、A/D2から入力された12ビットのデジタル信号から、MSB(Most Significant Bit)側のm(2m≧26)ビットおよびLSB(Least Significant Bit)側の6ビットを抽出する。
また、エンコーダ3は、MSB側のmビットを用いて、ビッグステップPA5のD級増幅器7−1−1〜7−1−Nを制御するための制御信号(PA1−1〜1−N)を生成し、D級増幅器7−1−1〜7−1−Nのオン/オフを制御する。
また、エンコーダ3は、LSB側の6ビットを用いて、バイナリーステップPA6のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nを制御するための制御信号(PA2−21〜2−2n)を生成し、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nのオン/オフを制御する。
エンコーダ3は、A/D2から入力された12ビットのデジタル信号から、MSB(Most Significant Bit)側のm(2m≧26)ビットおよびLSB(Least Significant Bit)側の6ビットを抽出する。
また、エンコーダ3は、MSB側のmビットを用いて、ビッグステップPA5のD級増幅器7−1−1〜7−1−Nを制御するための制御信号(PA1−1〜1−N)を生成し、D級増幅器7−1−1〜7−1−Nのオン/オフを制御する。
また、エンコーダ3は、LSB側の6ビットを用いて、バイナリーステップPA6のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nを制御するための制御信号(PA2−21〜2−2n)を生成し、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nのオン/オフを制御する。
OSC4は、周波数f0の搬送波(矩形波)を発生し、ビッグステップPA5およびバイナリーステップPA6に出力して、ビッグステップPA5およびバイナリーステップPA6を駆動する。
ビッグステップPA5のD級増幅器7−1−1〜7−1−NおよびバイナリーステップPA6のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれは、OSC4から入力される搬送波でD級増幅動作を行う(図2を参照して後述)。
ビッグステップPA5のD級増幅器7−1−1〜7−1−NおよびバイナリーステップPA6のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれは、OSC4から入力される搬送波でD級増幅動作を行う(図2を参照して後述)。
各D級増幅器7−1−1〜7−1−Nの出力電圧をA(V)とすると、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電圧は、それぞれ、A/2(V)〜A/64(V)となるように構成される。
具体的には、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電圧は、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれの出力トランス34(図2を参照して後述)の一次側34−1の巻き比にて、A/2(V)〜A/64(V)となるように構成される。
具体的には、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電圧は、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれの出力トランス34(図2を参照して後述)の一次側34−1の巻き比にて、A/2(V)〜A/64(V)となるように構成される。
合成トランス8は、ビッグステップPA5のD級増幅器7−1−1〜7−1−NおよびバイナリーステップPA6のD級増幅器7−2−21〜7−2−2nからの出力信号を合成し、BPF9に対して出力する。
なお、合成トランス8は、D級増幅器7−1−1〜7−1−N,D級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれの出力トランス34の二次側34−2(図2)を直列に接続した構成を採る。
具体的には、各D級増幅器7−1−1〜7−1−Nの出力電圧をA(V)とすると、ビッグステップPA5からは、0(V)〜26A(V)の出力電圧が得られる。
また、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電はそれぞれ、A/2(V)〜A/64(V)となるので、バイナリーステップPA6からは、0(V)〜(1−/64)A(V)の出力電圧が得られる。
したがって、合成トランス8において、0(V)〜(27−1/64)A(V)の出力電圧が、A/64(V)のステップで振幅変調波として得られる。
なお、合成トランス8は、D級増幅器7−1−1〜7−1−N,D級増幅器7−2−21〜7−2−2nそれぞれの出力トランス34の二次側34−2(図2)を直列に接続した構成を採る。
具体的には、各D級増幅器7−1−1〜7−1−Nの出力電圧をA(V)とすると、ビッグステップPA5からは、0(V)〜26A(V)の出力電圧が得られる。
また、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電はそれぞれ、A/2(V)〜A/64(V)となるので、バイナリーステップPA6からは、0(V)〜(1−/64)A(V)の出力電圧が得られる。
したがって、合成トランス8において、0(V)〜(27−1/64)A(V)の出力電圧が、A/64(V)のステップで振幅変調波として得られる。
BPF9は、合成トランス8から入力された合成信号(振幅変調波)から不要な高周波成分を減衰することにより、帯域制限を行う。
つまり、合成トランス8から出力された振幅変調波は、BPF9によって帯域制限され、周波数f0の近傍の成分のみが、アンテナ12を介して、振幅変調送信機1から送信される。
第1電源10は、ビッグステップPA5、バイナリーステップPA6および合成トランス8に電力を供給する。
つまり、合成トランス8から出力された振幅変調波は、BPF9によって帯域制限され、周波数f0の近傍の成分のみが、アンテナ12を介して、振幅変調送信機1から送信される。
第1電源10は、ビッグステップPA5、バイナリーステップPA6および合成トランス8に電力を供給する。
[D級増幅器7−i]
以下、D級増幅器7−i(i=1−1〜1−N, 2−21〜2−2n)を説明する。
図2は、図1に示したD級増幅器7−iの構成を示す図である。
D級増幅器7−iは、FET(Field effect transistor)ドライバーIC(Integrated Circuit)20−1〜20−4、トランジスタ(Q)22−1,22−2、パルストランス24、ハイパワートランジスタ(Q)26−1〜26−4、反転回路28−1、28−2、(Not OR)NORゲート30−1,30−2、タイミング調整部32、出力トランス34および比較回路40から構成される。
パルストランス24は、一次側24−1および二次側24−2,24−3から構成される。
出力トランス34は、一次側34−1および二次側34−2から構成される。
以下、D級増幅器7−i(i=1−1〜1−N, 2−21〜2−2n)を説明する。
図2は、図1に示したD級増幅器7−iの構成を示す図である。
D級増幅器7−iは、FET(Field effect transistor)ドライバーIC(Integrated Circuit)20−1〜20−4、トランジスタ(Q)22−1,22−2、パルストランス24、ハイパワートランジスタ(Q)26−1〜26−4、反転回路28−1、28−2、(Not OR)NORゲート30−1,30−2、タイミング調整部32、出力トランス34および比較回路40から構成される。
パルストランス24は、一次側24−1および二次側24−2,24−3から構成される。
出力トランス34は、一次側34−1および二次側34−2から構成される。
FETドライバーIC20−1は、搬送波の入力を受けて、Q22−1を駆動する。
FETドライバーIC20−2は、反転回路28−1において反転された搬送波の入力を受けて、Q22−2を駆動する。
FETドライバーIC20−3は、NORゲート30−1から出力された搬送波の入力を受けて、Q26−3を駆動する。
FETドライバーIC20−4は、NORゲート30−2から出力された搬送波の入力と、制御信号(PA−i)の入力を受けて、Q26−4を駆動する。
FETドライバーIC20−2は、反転回路28−1において反転された搬送波の入力を受けて、Q22−2を駆動する。
FETドライバーIC20−3は、NORゲート30−1から出力された搬送波の入力を受けて、Q26−3を駆動する。
FETドライバーIC20−4は、NORゲート30−2から出力された搬送波の入力と、制御信号(PA−i)の入力を受けて、Q26−4を駆動する。
NORゲート30−1の入力の一方は接地されており、タイミング調整部32においてタイミング調整された搬送波の入力に応じて、NOR(否定論理和)の機能による出力を行う。
NORゲート30−2は、タイミング調整部32においてタイミング調整され、反転回路28−2において反転された搬送波および制御信号(PA−i)の入力に応じて、NORの機能による出力を行う。
反転回路28−1は、入力された搬送波を反転して、FETドライバーIC20−2に対して出力する。
反転回路28−2は、タイミング調整部32から出力された搬送波を反転して、NORゲート30−2に対して出力する。
NORゲート30−2は、タイミング調整部32においてタイミング調整され、反転回路28−2において反転された搬送波および制御信号(PA−i)の入力に応じて、NORの機能による出力を行う。
反転回路28−1は、入力された搬送波を反転して、FETドライバーIC20−2に対して出力する。
反転回路28−2は、タイミング調整部32から出力された搬送波を反転して、NORゲート30−2に対して出力する。
パルストランス24は、上述したように、一次側24−1および二次側24−2,24−3から構成される。
パルストランス24の二次側24−2は、Q22−1がオンのときに、矩形波を出力する。
また、パルストランス24の二次側部分24−3は、Q22−2がオンのときに、矩形波を出力する。
パルストランス24の二次側24−2は、Q22−1がオンのときに、矩形波を出力する。
また、パルストランス24の二次側部分24−3は、Q22−2がオンのときに、矩形波を出力する。
Q22−1は、FETドライバーIC20−1により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q22−2は、FETドライバーIC20−2により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−1は、パルストランス24の二次側24−2から出力される矩形波が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−2は、パルストランス24の二次側部分24−3から出力される矩形波が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−3は、FETドライバーIC20−3により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−4は、FETドライバーIC20−4により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q22−2は、FETドライバーIC20−2により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−1は、パルストランス24の二次側24−2から出力される矩形波が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−2は、パルストランス24の二次側部分24−3から出力される矩形波が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−3は、FETドライバーIC20−3により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
Q26−4は、FETドライバーIC20−4により駆動され、入力信号が高電圧レベルのときにオンし、低電圧レベルのときにオフする。
具体的には、Q26−1,Q26−4がオンであるときは、Q26−2,Q26−3は、オフとなる。
また、Q26−1,Q26−4がオフであるときは、Q26−2,Q26−3は、オンとなる。
また、Q26−3,Q26−4のオン/オフにより、出力トランス34のオン/オフが制御される。
また、Q26−1,Q26−4がオフであるときは、Q26−2,Q26−3は、オンとなる。
また、Q26−3,Q26−4のオン/オフにより、出力トランス34のオン/オフが制御される。
出力トランス34は、上述したように一次側34−1および二次側34−2から構成される。
出力トランス34は、一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を、タイミング調整部32に対して出力する。
また、各D級増幅器7−iの出力トランス34の二次側34−2は、合成トランス8(図1)において直列に接続されている。
出力トランス34は、一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を、タイミング調整部32に対して出力する。
また、各D級増幅器7−iの出力トランス34の二次側34−2は、合成トランス8(図1)において直列に接続されている。
タイミング調整部32は、比較回路40から入力された制御信号により、入力された搬送波のタイミングを調整する。
比較回路40は、出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を比較して、タイミング調整部32がタイミング調整を行うための制御信号を生成し、タイミング調整部32に対して出力する。
比較回路40は、出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を比較して、タイミング調整部32がタイミング調整を行うための制御信号を生成し、タイミング調整部32に対して出力する。
以下、比較回路40の構成を、図3を参照してさらに説明する。
図3は、図2に示した比較回路40の構成を示す図である。
図3に示すように、比較回路40は、EXOR(Exclusive OR)回路400、検波回路402、電圧比較回路404およびメモリ406から構成される。
EXOR回路400は、図3に示すように、入力された出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を、EXOR(排他的論理和)機能により出力する。
つまり、EXOR回路400は、出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を比較し、これらの位相差を示す出力信号を、検波回路402に対して出力する。
検波回路402は、EXOR回路400の出力信号の電圧を検波し、検波信号として、電圧比較回路404に対して出力する。
図3は、図2に示した比較回路40の構成を示す図である。
図3に示すように、比較回路40は、EXOR(Exclusive OR)回路400、検波回路402、電圧比較回路404およびメモリ406から構成される。
EXOR回路400は、図3に示すように、入力された出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を、EXOR(排他的論理和)機能により出力する。
つまり、EXOR回路400は、出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号を比較し、これらの位相差を示す出力信号を、検波回路402に対して出力する。
検波回路402は、EXOR回路400の出力信号の電圧を検波し、検波信号として、電圧比較回路404に対して出力する。
電圧比較回路404は、検波信号の電圧に対応する値が入力されたタイミングで、メモリ406に記憶された検波信号の電圧に対応する値を示すデータを読み出し、このデータが示す値の制御信号を生成し、タイミング調整部32に対して出力する。
メモリ406は、制御信号作成のためのデータを、テーブル形式で保持する。
メモリ406は、制御信号作成のためのデータを、テーブル形式で保持する。
[D級増幅器7−iの全体動作]
以上説明した本発明に係るD級増幅器7−iの全体動作を説明する。
1.OSC4から出力された周波数f0の搬送波(矩形波)およびその逆相の信号はそれぞれ、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2に入力され、Q22−1,Q22−2のゲート信号として、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2から出力される。
2.Q22−1,Q22−2はそれぞれ、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2から入力されるゲート信号に従い、オン/オフのスイッチング動作を交互に行う。
3.Q26−1,Q26−2は、Q22−1,Q22−2のスイッチング動作により、スイッチング動作を行う。
具体的には、Q22−1がオンのときにQ26−1がオンとなり、Q22−2がオンのときにQ26−2がオンとなる。
4.また、OSC4から出力された周波数f0の搬送波は、タイミング調整部32に入力され、タイミング調整部32において、比較回路40から入力された制御信号に基づいて、タイミング調整がなされる。
5.タイミング調整がなされた搬送波およびその逆相の信号はそれぞれ、NORゲート30−1,NORゲート30−2を介して、FETドライバーIC20−3,FETドライバーIC20−4に入力され、Q26−3,Q26−4のゲート信号として、FETドライバーIC20−3,FETドライバーIC20−4からそれぞれ出力される。
6.出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号が比較回路40に入力され、比較回路40においてタイミング調整部32がタイミング調整を行うための制御信号が生成される。
7.Q26−1,Q26−4がオンの時は、Q26−2,Q26−3がオフとなり、Q26−1,Q26−4がオフの時は、Q26−2,Q26−3がオンとなることにより、出力信号が合成トランス8(図1)に対して出力される。
また、制御信号(PA―i)により、Q26−3,Q26−4のオン/オフが制御されることにより、D級増幅器7―iから出力される信号のオン/オフが制御される。
7.また、合成トランス8(図1)において、各D級増幅器7iからの出力電圧が合成される。
具体的には、各D級増幅器7−1−1〜7−1−Nの出力電圧をA(V)とすると、ビッグステップPA5からは、0(V)〜26A(V)の出力電圧が得られる。
また、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電圧はそれぞれ、A/2(V)〜A/64(V)となるので、バイナリーステップPA6からは、0(V)〜(1−1/64)A(V)の出力電圧が得られる。
したがって、合成トランス8において、0(V)〜(27−1/64)A(V)の出力電圧が、A/64(V)のステップで振幅変調波として得られる。
以上説明した本発明に係るD級増幅器7−iの全体動作を説明する。
1.OSC4から出力された周波数f0の搬送波(矩形波)およびその逆相の信号はそれぞれ、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2に入力され、Q22−1,Q22−2のゲート信号として、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2から出力される。
2.Q22−1,Q22−2はそれぞれ、FETドライバーIC20−1,FETドライバーIC20−2から入力されるゲート信号に従い、オン/オフのスイッチング動作を交互に行う。
3.Q26−1,Q26−2は、Q22−1,Q22−2のスイッチング動作により、スイッチング動作を行う。
具体的には、Q22−1がオンのときにQ26−1がオンとなり、Q22−2がオンのときにQ26−2がオンとなる。
4.また、OSC4から出力された周波数f0の搬送波は、タイミング調整部32に入力され、タイミング調整部32において、比較回路40から入力された制御信号に基づいて、タイミング調整がなされる。
5.タイミング調整がなされた搬送波およびその逆相の信号はそれぞれ、NORゲート30−1,NORゲート30−2を介して、FETドライバーIC20−3,FETドライバーIC20−4に入力され、Q26−3,Q26−4のゲート信号として、FETドライバーIC20−3,FETドライバーIC20−4からそれぞれ出力される。
6.出力トランス34の一次側34−1の巻き線の両端に現れる2つの信号が比較回路40に入力され、比較回路40においてタイミング調整部32がタイミング調整を行うための制御信号が生成される。
7.Q26−1,Q26−4がオンの時は、Q26−2,Q26−3がオフとなり、Q26−1,Q26−4がオフの時は、Q26−2,Q26−3がオンとなることにより、出力信号が合成トランス8(図1)に対して出力される。
また、制御信号(PA―i)により、Q26−3,Q26−4のオン/オフが制御されることにより、D級増幅器7―iから出力される信号のオン/オフが制御される。
7.また、合成トランス8(図1)において、各D級増幅器7iからの出力電圧が合成される。
具体的には、各D級増幅器7−1−1〜7−1−Nの出力電圧をA(V)とすると、ビッグステップPA5からは、0(V)〜26A(V)の出力電圧が得られる。
また、D級増幅器7−2−21〜7−2−2nの出力電圧はそれぞれ、A/2(V)〜A/64(V)となるので、バイナリーステップPA6からは、0(V)〜(1−1/64)A(V)の出力電圧が得られる。
したがって、合成トランス8において、0(V)〜(27−1/64)A(V)の出力電圧が、A/64(V)のステップで振幅変調波として得られる。
以上説明したように、ハイパワートランジスタ(Q)26−3およびハイパワートランジスタ(Q)26−4を制御して出力信号のオン/オフを制御することにより、安価で小型化されたD級増幅器を実現できる。
また、タイミング調整部32および比較回路40を用いて、搬送波のタイミング調整することにより、特性のよいスイッチングを実現することができる。
つまり、本発明に係るD級増幅器7によれば、簡易で均一なスイッチングを可能にする。
また、タイミング調整部32および比較回路40を用いて、搬送波のタイミング調整することにより、特性のよいスイッチングを実現することができる。
つまり、本発明に係るD級増幅器7によれば、簡易で均一なスイッチングを可能にする。
1・・・振幅変調送信機、2・・・A/D変換器、3・・・エンコーダ、4・・・OSC、5・・・ビッグステップPA、6・・・バイナリーステップPA、7・・・D級増幅器、8・・・合成トランス、9・・・BPF、10・・・第1電源、20・・・FETドライバーIC、22・・・トランジスタ、24・・・パルストランス、26・・・ハイパワートランジスタ、28・・・反転回路、30・・・NORゲート、32・・・タイミング調整部、34・・・出力トランス、40・・・比較回路、400・・・EXOR回路、402・・・検波回路、404・・・電圧比較回路、406・・・メモリ
Claims (1)
- 搬送波信号に従って、スイッチング動作を行う第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと逆のタイミングでスイッチング動作を行う第2のトランジスタと、
第1のトランジスタおよび第2のトランジスタにより駆動され、前記搬送波信号と同相および逆相の矩形波を出力するパルストランスと、
前記パルストランスからの前記搬送波信号と同相の矩形波でスイッチング動作を行う第3のトランジスタと、
前記パルストランスからの前記搬送波信号と逆相の矩形波でスイッチング動作を行う第4のトランジスタと、
前記搬送波信号のタイミングを、制御信号に従って調整するタイミング調整部と、
前記タイミング調整された搬送波信号に従って、スイッチング動作を行う第3のトランジスタと、
前記タイミング調整された搬送波信号と逆相の信号と、音声信号とに従って、スイッチング動作を行う第4のトランジスタと、
前記第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタおよび第4のトランジスタに電源を印加する電源と、
前記第1のトランジスタおよび第4のトランジスタがオンのとき、または、前記第2のトランジスタおよび第3のトランジスタがオンのときに、出力側端子から出力信号を出力する出力トランスと、
前記出力トランスの入力側の両端に現れる第1の信号および第2の信号を用いて、前記タイミング調整部が前記搬送波信号のタイミングを調整するための制御信号を生成する制御信号生成部と
を有する増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009215697A JP2011066689A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | D級増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009215697A JP2011066689A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | D級増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011066689A true JP2011066689A (ja) | 2011-03-31 |
Family
ID=43952450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009215697A Pending JP2011066689A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | D級増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011066689A (ja) |
-
2009
- 2009-09-17 JP JP2009215697A patent/JP2011066689A/ja active Pending
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