JP4712113B2 - ラジオ受信装置および同装置におけるノイズ除去方法 - Google Patents

ラジオ受信装置および同装置におけるノイズ除去方法 Download PDF

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Description

この発明は、ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を除去するノイズ除去回路を備えた、ラジオ受信装置および同装置におけるノイズ除去方法に関するものである。
ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ信号成分を、前値ホールド、もしくは補間処理によって除去するノイズキラー回路(ノイズキャンセラーともいう)が知られている。しかしながら、このノイズキラー回路が過剰に動作すると、逆に、耳障りなバーストノイズが付加されることがある。
この問題を解決するために、従来、入力データ波形の対称性について、ある閾値をもとに検出し、非対称な波形が検出された場合には、そのデータの出力を行わないように制御するノイズ除去方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭59−165549号公報
しかしながら、上記した特許文献1に開示されたノイズ除去方法によれば、基準となるサンプリング周期に同期した対称波形の検出しかできず、また、サンプリング中の値が一定していないとその対称性が検出できないため、パルス性波形の検出には向かない。
したがって、ラジオ受信装置に内蔵されるノイズ除去回路が、パルス性のラジオ入力音声信号波形に対して本来とは異なる信号波形を多少なりとも生成し、耳障りなバーストノイズとして付加する可能性は否定できない。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、ラジオ入力音声信号波形によってはノイズ除去回路の働きを制限することにより、本来とは異なる信号波形を生成してノイズとして付加してしまう可能性のあるノイズ除去回路の適切な制御を実現する、ラジオ受信装置および同装置におけるノイズ除去方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明のラジオ受信装置は、ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を除去するノイズ除去回路を備えたラジオ受信装置であって、
前記パルス性ノイズ成分の、前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に対する波形の対称性をフーリエスペクトル分布から判定し、対称波と判定された場合は前記ノイズ除去回路の働きを停止させる制御部、
を備えたものである。
また、この発明のラジオ受信装置におけるノイズ除去方法は、ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を除去するノイズ除去回路を備えたラジオ受信装置におけるノイズ除去方法であって、
前記ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を前記パルス性ノイズ成分のパルス幅よりも数十倍以上長い検出フレーム周期分だけサンプリングするステップと、
前記検出フレーム周期分のパルス性ノイズ成分のフーリエ級数展開を行ない、高調波毎相対振幅値を計算するステップと、
前記フーリエ級数の数十次以下の高調波毎の相対振幅値から周波数軸に関する微分係数を算出するステップと、
前記算出された微分係数と、特定基準値とを比較し、前記微分係数が前記特定基準値より小さいと判定された場合、前記パルス性ノイズ成分は前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に関する非対称波形であると判定して前記ノイズ除去回路によるノイズ除去動作を有効とし、前記微分係数が前記特定基準値より大きいと判定された場合、前記パルス性ノイズは前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に関する対称波形であると判定し、前記ノイズ除去回路の働きを停止させるステップと、
を有するものである。
この発明によれば、ラジオ入力信号波形によってはノイズ除去回路の働きを制限することにより、本来とは異なる信号波形を生成してノイズとして付加してしまう可能性のあるノイズ除去回路の適切な制御を実現するラジオ受信装置および同装置におけるノイズ除去方法を提供することができる。
波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係について説明するために示したグラフである。 波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係について説明するために示したグラフである。 波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係について説明するために示したグラフである。 波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係について説明するために示したグラフである。 この発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置の内部構成を示すブロック図である。 に示す制御部の内部構成を機能展開して示したブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
図1〜図4は、波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係について説明するために示したグラフである。ここでは、ラジオ音声信号の受信に関し、聴感上、悪影響を与えるパルス性ノイズ(バーストトーン)の対称性とそのフーリエスペクトルについて考える。
ある検出フレーム周期を1とした場合に、この検出フレーム周期に対して1/50の周期を持つ正弦波半周期分の連続バースト波2波分(非対称波;Asymmetric wave(2bursts))と、正弦波1周期分のバースト波1波(対称波:Symmetric wave)の波形が、それぞれ図1、図2に示されている。図1、図2ともに、縦軸は相対振幅値(Relative Amplitude)、横軸は時間軸(Time)を示す。
図1、図2のグラフから明らかなように、対称波、非対称波ともに同じ実効値(相対振幅値)を持つが、これらをフーリエ級数展開することにより、図3に示す高調波の係数分布(フーリエスペクトル分布)となって現れる。
図3から明らかなように、その高調波の係数分布は、非対称波の方が低い周波数にエネルギーが偏ることが分かる。なお、図3中、対称波は□で、非対称波は○で連続してプロットしてある。
ここで、高い次数の高調波成分は可聴帯域外をカットするローパスフィルタで除去されるため、聴感上問題にならないが、低い次数の高調波成分は影響を与える。したがって、非対称なラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分(バースト波)が入力された場合にはノイズ除去回路でこのバースト波を除去する必要があるが、対称なバースト波の場合には特に処理しなくても、聴感上、さほど問題にはならない。
そこで、各高調波の係数の大きさを周波数軸(横軸)に対して微分(dA/df)すれば、その波形は図4に示すグラフのようになり、低い周波数領域(この例では50次高調波以下)で正の微分係数を持てば対称波、またはそれに近いと判定できる。なお、図3、図4において、横軸はいずれもN高調波(Nth harmonic)を示し、縦軸は、図3が相対振幅値(Relative Amplitude for Nth harmonic)、図4がその微分値(dA/df)を示している。
実施の形態1.
上記した波形の対称性とフーリエスペクトルとの関係を想定しながら、図5以降を参照してこの発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置の構成、および動作について詳細に説明する。
ラジオ受信装置は、例えば、図5に示されるように、ラジオアンテナ1と、RF(Radio Frequency)同調回路2と、ミキサー回路3と、検波回路4と、AD(Analog-Digital)変換器5と、ハイパスフィルタ6と、ノイズキラー回路7と、制御部8と、音声処理回路9と、DA(Digital-Analog)変換器10と、増幅回路11とにより構成される。
なお、検波回路4、AD変換器5、ハイパスフィルタ6、ノイズキラー回路7、制御部8、音声処理回路9、DA変換器10は、通常、デジタル信号処理回路(DSP:Digital Signal Processor)20により構成される。
上記構成において、ラジオアンテナ1を介して受信された放送信号は、RF同調回路2によりユーザが希望する放送局との同調がとられ、ミキサー回路3により中間周波数(IF)に変換される。AD変換器5は、ミキサー回路3により出力される中間周波数成分をDSP20で処理するためにデジタル信号に変換し、検波回路4へ供給する。
検波回路4は、AD変換器5によりデジタル信号に変換され入力された中間周波数成分から音声信号を生成し、ノイズキラー回路7、およびハイパスフィルタ6へ供給する。ノイズキラー回路7は、前値ホールドや補間処理によりノイズを除去するノイズ除去回路であり、ここでノイズ除去された音声信号は音声処理回路9に供給される。また、ハイパスフィルタ6は、パルス性ノイズのみを通過させるハイパスフィルタであり、その出力は制御部8に供給される。
制御部8は、パルス性ノイズのある基準値(閾値)に関する対称性を検出する対称性波形検出機能を有し、具体的には、パルス性ノイズ成分のある閾値値に対する波形の対称性をフーリエスペクトル分布から判定し、対称波と判定された場合はノイズキラー回路7の働きを制限する。このため、制御部8は、図6にその内部構成が機能展開され示されるように、関数演算部81と、比較演算部82とにより構成される。
関数演算部81は、パルス性ノイズ成分を一定の時間間隔でフーリエ級数演算してフーリエスペクトル分布を求める。このため、タイマ部810と、サンプリング部811と、フーリエ級数演算部812とにより構成される。
すなわち、サンプリング部811は、ハイパスフィルタ6により供給されるパルス性ノイズをタイマ部810により計時される一定の時間間隔(検出フレーム周期)にしたがいサンプリングしてフーリエ級数演算部812に供給する。フーリエ級数演算部812は、上記一定の時間間隔のパルス性ノイズ成分をフーリエ級数演算して得られる高調波の振幅分布(フーリエスペクトル)を求め、比較演算部82へ供給する。
比較演算部82は、基準値と、関数演算部81により求められたフーリエスペクトル分布を微分して得られる波形とを比較し、当該比較結果により対称性の有無を判定してノイズキラー回路7の動作を制限する。このため、比較演算部82は、微分演算部821と、閾値DB822と、対称性判定部823とにより構成される。
微分演算部821は、関数演算部81により供給される各周波数の相対振幅値を微分することにより得られるフーリエスペクトル分布の周波数軸に関する微分係数を算出し、対称性判定部823の一方の比較対象入力として供給する。対称性判定部823の他方の比較対象入力として閾値DB822から基準値が供給されており、ここで、両入力が比較(閾値判定)され、例えば、微分演算部821により出力される値が基準値以上の場合はノイズキラー回路7の働きを制限する。
説明を図5に戻すと、音声処理回路9は、ノイズキラー回路7を介して出力される音声信号に、ボリューム、トーンコントロール、ラウドネス等の音声処理を施してDA変換器10へ出力する。DA変換器10は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して増幅回路11で外部接続されるスピーカ12を駆動する電力まで増幅してスピーカ12を駆動する。
図7は、この発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置の動作を示すフローチャートである。図7は、ラジオ音声入力信号にパルス性のノイズ(パーストノイズ)が混入してノイズキラー回路7を制御するに至るこの発明のラジオ受信装置におけるノイズ除去方法の各工程(ステップST71〜ST76)についても合わせて示している。
以下、図7のフローチャートを参照しながら、図5、図6に示すラジオ受信装置の動作について詳細に説明する。
まず、ハイパスフィルタ6を通過できるほどの高い周波数成分を有するパルス性ノイズが制御部8に入力されたとする。制御部8は、入力されるパルス性ノイズを、関数演算部81のサンプリング部811で検出フレーム周期分だけサンプリングし(ステップST71)、フーリエ級数演算部812でその検出フレーム周期におけるフーリエ級数展開を行なう。ここでは、フーリエ級数展開により各高調波の相対振幅値が計算される(ステップST72)。
ここで、フーリエ級数展開により得られる関数は高調波の振幅を表す関数であり、フーリエスペクトル分布を表わしていることは図3を用いて説明したとおりである。
関数演算部81により出力される各高調波の相対振幅値は、比較演算部82の微分演算部821へ供給され、微分演算部821では、フーリエスペクトル分布の周波数軸に関する微分係数(d)を算出し、対称性判定部823へ一方の演算入力データとして供給する(ステップST73)。
対称性判定部823は、比較的低い周波数領域において、微分演算部821により算出された微分係数(d)と、閾値DB822に記憶された基準値(例えば、“0”)と比較する(ステップST74)。ここで微分係数が基準値より小さいと判定された場合は(ステップST74“d≦α”)、対称性判定部823は、入力されたパルス性ノイズは非対称波形であると判定し、ノイズキラー回路7の動作に制限を与えない(ステップST75)。すなわち、ノイズキラー回路7は、ラジオ入力音声にノイズ混入があったものと認識して前値ホールドや補間処理によるノイズ除去を行う。
一方、微分係数が基準値より大きいと判定された場合は(ステップST74“d>α”)、元のパルス性ノイズは対称波形であると判定し、対称性判定部823は、ノイズキラー回路7の動作を制限し、あるいは動作を停止させる(ステップST76)。
なお、ノイズキラー回路7が行なう処理は、元の信号波形を調整する処理であり、多少は本来とは異なる信号波形を付加して聴感上の違和感や新たなノイズを生じさせるため、耳障りな高調波成分が小さい対称波の場合には、ノイズキラー回路7の動作を停止させた方が聴感上好ましい。ノイズキラー回路7の動作を停止させるためには、例えば、前段にスイッチを設け、検波回路4出力を音声処理回路9にバイパスさせる等が考えられる。
以上説明のようにこの発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置によれば、制御部8が、入力されるパルス性ノイズ波形の基準値に対する対称性を、そのフーリエスペクトル分布から検出し、対称波の場合にノイズキラー回路7等、前値ホールドや各種補間処理を実行するノイズ除去回路の働きを制限することにより、本来とは異なる信号波形を付加してしまう可能性があるノイズ除去回路の動作を適切に制御することができるため、聴感上好ましい音声信号を得ることができる。
なお、図5に示す制御部8が有する構成ブロックの機能は、全てをハードウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をソフトウェアで実現してもよい。例えば、関数演算部81、比較演算部82のそれぞれにおける演算は、ハードウェアで実現してもよく、また、その少なくとも一部を1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよい。
また、本発明の実施の形態1に係るラジオ受信装置におけるノイズ除去方法は、例えば、図5において、ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を、前値ホールド、もしくは補間処理によって除去するノイズ除去回路(ノイズキラー回路7)を備えたラジオ受信装置におけるノイズ除去方法であって、例えば、図7のフローチャートにおいて、前記ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を検出フレーム周期分だけサンプリングするステップ(ST71)と、前記検出フレーム周期分のパルス性ノイズ成分のフーリエ級数展開を行ない、高調波毎相対振幅値を計算するステップ(ST72)と、前記高調波毎の相対振幅値から周波数軸に関する微分係数を算出するステップ(ST73)と、前記算出された微分係数と、基準値とを比較的低い周波数領域において比較し、前記微分係数が前記基準値より小さいと判定された場合、前記パルス性ノイズ成分は非対称波形であると判定して前記ハイズ除去回路によるノイズ除去動作を有効とし、前記微分係数が基準値より大きいと判定された場合、前記パルス性ノイズは対称波形であると判定し、前記ノイズ除去回路の働きを制限し、つまり、ノイズ除去回路の動作を制限し、もしくは動作を停止させるステップ(ST74〜ST76)と、を有するものである。
この発明のラジオ受信装置におけるノイズ除去方法によれば、ラジオ入力信号波形によってはノイズ除去回路の働きを制限することにより、本来とは異なる信号波形を生成してノイズとして付加してしまう可能性のあるノイズ除去回路の適切な制御を実現することができる。
以上のように、この発明に係るラジオ受信装置は、ラジオ音声信号を受信する際に入力されたパルス性ノイズ成分が対称の場合ノイズ除去回路の働きを制限して、聴感上好ましい音声信号を得るようにしたので、ノイズ除去回路を備えたラジオ受信装置などに用いるのに適している。
1 ラジオアンテナ、2 RF同調回路、3 ミキサー回路、4 検波回路、5 AD変換器、6 ハイパスフィルタ、7 ノイズキラー回路、8 制御部、9 音声処理回路、10 DA変換器、11 増幅回路、20 DSP、81 関数演算部、82 比較演算部、810 タイマ部、811 サンプリング部、812 フーリエ級数演算部、821 微分演算部、822 閾値DB、823 対称性判定部。

Claims (3)

  1. ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を除去するノイズ除去回路を備えたラジオ受信装置であって、
    前記パルス性ノイズ成分の、前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に対する波形の正負振幅方向の対称性をフーリエスペクトル分布から判定し、対称波と判定された場合は前記ノイズ除去回路の働きを停止させる制御部、
    を備えたことを特徴とするラジオ受信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記パルス性ノイズ成分を、前記パルス性ノイズ成分のパルス幅よりも数十倍以上長い時間間隔を基本周期としたフーリエ級数展開高調波の係数分布を求める関数演算部と、
    特定基準値と、前記関数演算部により求められた前記フーリエ級数の数十次以下の高調波の係数分布を周波数で微分して得られる微分係数とを比較し、当該比較結果により前記パルス性ノイズ成分の波形の前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に関する対称性の有無を判定して前記ノイズ除去回路を制御する比較演算部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のラジオ受信装置。
  3. ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を除去するノイズ除去回路を備えたラジオ受信装置におけるノイズ除去方法であって、
    前記ラジオ入力音声信号のパルス性ノイズ成分を前記パルス性ノイズ成分のパルス幅よりも数十倍以上長い検出フレーム周期分だけサンプリングするステップと、
    前記検出フレーム周期分のパルス性ノイズ成分のフーリエ級数展開を行ない、高調波毎相対振幅値を計算するステップと、
    前記フーリエ級数の数十次以下の高調波毎の相対振幅値から周波数軸に関する微分係数を算出するステップと、
    前記算出された微分係数と、特定基準値とを比較し、前記微分係数が前記特定基準値より小さいと判定された場合、前記パルス性ノイズ成分は前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に関する非対称波形であると判定して前記ノイズ除去回路によるノイズ除去動作を有効とし、前記微分係数が前記特定基準値より大きいと判定された場合、前記パルス性ノイズは前記ノイズ除去回路の入力値の中央値に関する対称波形であると判定し、前記ノイズ除去回路の働きを停止させるステップと、
    を有することを特徴とするラジオ受信装置におけるノイズ除去方法。
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