JP5924707B2 - エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法 - Google Patents

エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータの運転を制御するエレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法に関するものである。
従来、浸水被害に関する情報が監視センタからエレベータの制御装置へ送信されると、ビルに設置された浸水検知器の動作が開始され、浸水検知器によって浸水が検知されたときに、エレベータの運転モードを通常運転モードから災害時運転モードに切り替えるエレベータの防災システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−203562号公報
しかし、例えば地震による津波が発生した場合、ビル内での浸水開始後の水位の上昇速度が極めて速いため、上記のような従来のエレベータの防災システムでは、浸水検知器による浸水の検知後にエレベータの運転モードを災害時運転モードに切り替えても、災害時運転モードによるエレベータの運転を十分に行うことができなくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、建物内の乗客をより早期に避難させることができ、乗客の避難遅れの防止を図ることができるエレベータの制御システムを得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの制御装置は、緊急津波情報を受信する受信部、及び緊急津波情報に基づいて、建物内の乗客を避難させるための避難運転を行う運転制御部を備え、運転制御部は、緊急津波情報に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を避難運転として行う。
この発明によるエレベータの制御方法は、緊急津波情報を受信部で受信した後、緊急津波情報に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を行うステップ、第1の避難基準時刻の経過後、津波到達予測時刻よりも第2の避難時間だけ早い第2の避難基準時刻までは、緊急津波情報に含まれる津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に、津波予測高さよりも高い位置にある上方退避階と救出階との間でかごを往復移動させる上方退避用運転を行い、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さ以上である場合に、かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転を行うステップ、及び第2の避難基準時刻の経過後に、津波予測高さが建物の位置の高さよりも低い場合であっても最寄階停止運転を行うステップを備えている。
この発明によるエレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法によれば、津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転が行われるので、津波が発生した場合に建物内の乗客をより早期に避難させることができ、乗客の避難遅れの防止を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。 図1の制御装置によるエレベータの制御方法を示すフローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。図において、建物に設置されているエレベータは、昇降路内を昇降するかご(図示せず)と、かごの移動を制御する制御装置1とを有している。エレベータの制御装置1は、緊急津波情報2を受信する受信部3と、受信部3で受信された緊急津波情報2に基づいて、建物内の乗客を避難させるための避難運転を行う運転制御部4とを有している。
緊急津波情報2には、当該エレベータが設置された建物が存在する領域に対応する津波到達予測時刻及び津波予測高さのそれぞれの情報が含まれている。津波到達予測時刻は、建物に津波が到達すると予測される時刻である。津波予測高さは、建物に到達する津波の高さの予測値である。緊急津波情報2は、例えば建物外の監視センタ等に設置された所定の情報提供サーバから通信ネットワークを介して受信部3へ送られる。
受信部3は、情報提供サーバからの緊急津波情報2を例えば数値データとして受信する。運転制御部4は、受信部3による緊急津波情報2の受信が回避されているときにはエレベータの運転を通常運転としているが、受信部3が緊急津波情報2を受信すると、緊急津波情報2に含まれる津波予測高さに基づいて、避難運転の要否の判定を行い、避難運転が必要であるとの判定を行ったときに、エレベータの運転を通常運転から避難運転に切り替える。また、運転制御部4は、記憶部5、判定部6及び運行管理部7を有している。
記憶部5には、エレベータが設置された当該建物に関する設定情報が予め記憶されている。設定情報には、避難運転の要否を判定するための避難運転基準高さの情報と、建物に関する高さの情報と、第1の避難時間の情報と、第1の避難時間よりも短い第2の避難時間の情報とが含まれている。
建物に関する高さの情報には、当該建物における各階床の位置の高さの情報が含まれている。第1の避難時間は、建物外へ脱出した乗客が津波予測高さよりも高い場所に到達するために必要な時間である。従って、第1の避難時間は、例えば建物の周囲の地形や他の建物の位置等を考慮して予め設定されている。第1の避難時間については、津波予測高さにかかわらず一定の時間として設定してもよいし、津波予測高さの違いに応じて津波予測高さごと(例えば1mごと)に設定してもよい。第2の避難時間は、津波予測高さよりも高い位置にある上方退避階にかごを移動させるために必要な時間である。第2の避難時間についても、津波予測高さにかかわらず一定の時間として設定してもよいし、津波予測高さの違いに応じて津波予測高さごと(例えば1mごと)に設定してもよい。
判定部6は、受信部3からの緊急津波情報2と、記憶部5からの設定情報とに基づいて、避難運転の要否を判定する。即ち、判定部6は、緊急津波情報2に含まれる津波予測高さと、設定情報に含まれる避難運転基準高さとを比較し、津波予測高さが避難運転基準高さよりも低い場合に避難運転は不要であるとの判定を行い、津波予測高さが避難運転基準高さ以上である場合に避難運転が必要であるとの判定を行う。
また、判定部6は、避難運転が必要であるとの判定を行ったときに、受信部3からの緊急津波情報2と、記憶部5からの設定情報とに基づいて、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階(例えば玄関階である1階等)との間でかごを往復移動させる脱出用運転(第1の運転)、津波予測高さよりも高い位置の上方退避階と救出階との間でかごを往復移動させる上方退避用運転(第2の運転)、及び、かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転(第3の運転)のうち、いずれの運転を避難運転とするかを判定する。
具体的には、判定部6は、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間以上であるときに(即ち、津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは)、脱出用運転を避難運転とする判定を行う。また、判定部6は、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間よりも短くかつ第2の避難時間以上であるときに(即ち、第1の避難基準時刻の経過後で、津波到達予測時刻よりも第2の避難時間だけ早い第2の避難基準時刻までは)、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に上方退避用運転を避難運転とし、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さ以上である場合に最寄階停止運転を避難運転とする判定を行う。さらに、判定部6は、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間よりも短いときに(即ち、第2の避難基準時刻の経過後に)、津波予測高さにかかわらず最寄階停止運転を避難運転とする判定を行う。上方退避階は、各階床の位置の高さと津波予測高さとを比較することにより、判定部6により決定される。例えば、5階建ての建物において、津波予測高さが建物の2階の位置の高さを超えているが3階の位置の高さよりも低い場合には、3階〜5階の少なくともいずれかの階床が上方退避階とされる。
運行管理部7は、判定部6による判定結果に基づいて、エレベータの運転を管理する。即ち、運行管理部7は、避難運転が不要であるとの判定が判定部6により行われたときに避難運転とはせずにエレベータの通常運転を継続し、避難運転が必要であるとの判定が判定部6により行われたときにエレベータの運転を通常運転から避難運転に切り替える。また、運行管理部7は、エレベータの運転を通常運転から避難運転に切り替えたとき、脱出用運転、上方退避用運転及び最寄階停止運転のうち、判定部6により決定された運転を避難運転として行う。運行管理部7は、脱出用運転及び上方退避用運転を行うとき、各階に設置された乗場ボタン装置の操作による呼び登録の状況に基づいて、乗客が存在する救出階を特定する。運行管理部7によって行われる脱出用運転及び上方退避用運転は、かごを自動的に往復移動させる自動往復運転とされる。また、運行管理部7によって行われる最寄階停止運転でかごが最寄階に停止されて乗客がかごから降りた後には、予め設定された上方の待機階(例えば最上階等)へかごが移動された後に、エレベータの運転が休止状態となる。
建物には、建物内の水位がエレベータの運転に支障が生じる水位になると建物内への浸水を検知する浸水検知装置8が設置されている。浸水検知装置8からの情報は、運転制御部4へ送られる。運転制御部4は、浸水検知装置からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。
運転制御部4は、津波到達予測時刻の経過後に、浸水検知装置8による浸水の検知が解除されているか否かを判定する。運転制御部4は、津波到達予測時刻の経過後に浸水検知装置8による浸水の検知がされているときにはかごが待機階に停止されている運転休止状態を維持し、津波到達予測時刻の経過後に浸水検知装置8による浸水の検知が解除されているときには、建物への津波による大きな影響はないと判断し、エレベータの運転を運転休止状態から通常運転に自動復帰させる。
また、建物には、エレベータの運転に関する情報を報知する報知装置9が設けられている。この例では、かご内及び各階床の乗場に報知装置が設けられている。報知装置としては、例えば音声を発生するスピーカ(音声発生装置)や、情報を表示するディスプレイ(表示装置)が用いられている。運転制御部4は、エレベータの運転が避難運転とされているときに、報知装置を制御し、エレベータの運転に関する情報を報知装置に音声や表示によって報知させる。
報知装置によって報知されるエレベータの運転に関する情報には、避難運転の内容(即ち、脱出用運転、上方退避用運転及び最寄階停止運転のいずれの運転が避難運転とされているかの内容)、及びその目的(脱出用運転が建物外への脱出を目的とする運転であり、上方退避用運転が上方退避階への避難を目的とする運転であり、最寄階停止運転が階段での避難を目的とする運転である旨)が含まれている。
次に、動作について説明する。図2は、図1の制御装置1によるエレベータの制御方法を示すフローチャートである。エレベータの運転が通常運転とされているときには(S1)、緊急津波情報2が受信部3で受信されたか否かが制御装置1により判定されている(S2)。受信部3が緊急津波情報2を受信していないときには、通常運転がそのまま継続される。
例えば地震が発生して情報提供サーバからの緊急津波情報2を受信部3が受信すると、緊急津波情報2に含まれる津波予測高さに基づいて、避難運転が必要であるか否かが判定部により判定される(S3)。避難運転が不要であると判定された場合には、通常運転がそのまま継続される。避難運転が必要であると判定された場合には、エレベータの運転が通常運転から避難運転に切り替わる(S4)。避難運転実施中は、運転制御部4の制御により、避難運転に関する情報が報知装置9から継続して報知される。
この後、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間T1以下であるか否かが判定部6により判定される(S5)。現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間T1よりも長い場合、脱出階と救出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を避難運転とする判定が判定部6によって行われ、脱出用運転が運行管理部7によって実施される(S6)。これにより、建物外での津波の及ばない場所へ避難するための時間が確保された状態で、乗客が脱出階から建物外へ脱出可能になる。
この後、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間T1以下になるまで、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間T1以下であるか否かの判定(S5)と、脱出用運転の実施(S6)とが繰り返される。
現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第1の避難時間T1以下になると、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間T2以下であるか否かが判定部6により判定される(S7)。
現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間T2よりも長い場合には、津波予測高さが当該建物の最上階の位置の高さ以上であるか否かが判定部6により判定される(S8)。これにより、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低いと判定された場合には、上方退避階と救出階との間でかごを往復移動させる上方退避用運転を避難運転とする判定が判定部6によって行われ、上方退避用運転が運行管理部7によって実施される(S9)。これにより、建物外への脱出が困難な場合でも、津波予測高さよりも高い位置への乗客の避難が可能になる。
この後、上方退避用運転が実施される場合には、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間T2以下になるまで、現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間T2以下であるか否かの判定(S8)と、上方退避用運転の実施(S9)とが繰り返される。
現在の時刻から津波到達予測時刻までの時間が第2の避難時間T2以下になるか、あるいは、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さ以上である場合には、かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転を避難運転とする判定が判定部6によって行われ、最寄階停止運転が運行管理部7によって実施される(S10)。これにより、かご内の乗客は、最寄階で乗場に降車可能になり、かご内での乗客の閉じ込めの発生が防止されるとともに、建物の階段による乗客の避難が可能になる。
この後、運転制御部4の制御によって、予め設定された上方の待機階(例えば最上階等)へかごが移動された後、待機階にかごが停止した状態でエレベータの運転が休止される(S11)。これにより、かごが津波によって水没する可能性を低くすることができる。
この後、津波到達予測時刻が経過すると、浸水検知装置8による浸水の検知が解除されているか否かが運転制御部4によって判定される(S12)。浸水検知装置8による浸水の検知がされている場合には、かごが待機階に停止された運転休止状態が継続される。一方、浸水検知装置8による浸水の検知が解除されている場合には、建物への津波による大きな影響はないとして、エレベータの運転が避難運転の運転休止状態から通常運転に運転制御部4によって自動復帰される。エレベータの運転が通常運転に自動復帰した後は、緊急津波情報2が受信部3で受信されたか否かを制御装置1が判定しながら、通常運転が再び実施される。
このようなエレベータの制御装置1では、緊急津波情報2に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と、建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転が避難運転として行われるので、津波が建物に到達する前に、建物外へ乗客を脱出させて津波の及ばない場所に乗客を避難させるだけの時間を確保することができる。これにより、建物内の乗客をより早期に避難させることができ、乗客の避難遅れの防止を図ることができる。
また、第1の避難基準時刻の経過後で、津波到達予測時刻よりも第2の避難時間だけ早い第2の避難基準時刻までは、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に、津波予測高さよりも高い位置にある上方退避階と救出階との間でかごを往復移動させる上方退避用運転が避難運転として行われ、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さ以上である場合に、かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転が避難運転として行われるので、津波到達予測時刻が近づいて、建物外の場所へ乗客を避難させる時間を確保することができなくなった場合でも、かご内における乗客の閉じ込めの発生を防止しながら、建物内で乗客を避難させることができる。
また、第2の避難基準時刻が経過すると、津波予測高さにかかわらず最寄階停止運転が避難運転として行われるので、かご内における乗客の閉じ込めの発生を防止することができる。
また、このようなエレベータの制御方法では、緊急津波情報2の受信後、第1の避難基準時刻までは脱出用運転が行われ、第1の避難基準時刻の経過後、第2の避難基準時刻までは、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に上方退避用運転が行われるとともに、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さ以上である場合に最寄階停止運転が行われ、第2の避難基準時刻の経過後には、津波予測高さにかかわらず最寄階停止運転が行われるので、建物内の乗客をより早期に避難させることができ、津波の及ばない場所に乗客をより確実に避難させることができる。
なお、上記の例では、第1の避難基準時刻の経過後、第2の避難基準時刻までの避難運転として、津波予測高さが建物の最上階の位置の高さよりも低い場合には最寄階停止運転が行われるようになっているが、この場合、最寄階停止運転ではなく、救出階と脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を継続するようにしてもよい。
また、上記の例では、緊急津波情報2を受信部3が受信すると、津波予測高さに基づいて、避難運転の要否の判定が判定部6により行われるようになっているが、緊急津波情報2が受信部3で受信されると、避難運転の要否の判定を行うことなく必ず避難運転が行われるようにしてもよい。

Claims (4)

  1. 緊急津波情報を受信する受信部、及び
    上記緊急津波情報に基づいて、建物内の乗客を避難させるための避難運転を行う運転制御部
    を備え、
    上記運転制御部は、上記緊急津波情報に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階としての玄関階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を上記避難運転として行うことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 緊急津波情報を受信する受信部、及び
    上記緊急津波情報に基づいて、建物内の乗客を避難させるための避難運転を行う運転制御部
    を備え、
    上記運転制御部は、上記緊急津波情報に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を上記避難運転として行い、
    上記運転制御部は、上記第1の避難基準時刻の経過後で、上記津波到達予測時刻よりも第2の避難時間だけ早い第2の避難基準時刻までは、上記緊急津波情報に含まれる津波予測高さが上記建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に、上記津波予測高さよりも高い位置にある上方退避階と上記救出階との間で上記かごを往復移動させる上方退避用運転を上記避難運転として行い、上記津波予測高さが上記建物の最上階の位置の高さ以上である場合に、上記かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転を上記避難運転として行うことを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 上記運転制御部は、上記第2の避難基準時刻の経過後に、上記津波予測高さにかかわらず上記最寄階停止運転を上記避難運転として行うことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 緊急津波情報を受信部で受信した後、上記緊急津波情報に含まれる津波到達予測時刻よりも第1の避難時間だけ早い第1の避難基準時刻までは、乗客が存在する救出階と建物外へ脱出可能な脱出階との間でかごを往復移動させる脱出用運転を行うステップ、
    上記第1の避難基準時刻の経過後、上記津波到達予測時刻よりも第2の避難時間だけ早い第2の避難基準時刻までは、上記緊急津波情報に含まれる津波予測高さが上記建物の最上階の位置の高さよりも低い場合に、上記津波予測高さよりも高い位置にある上方退避階と上記救出階との間で上記かごを往復移動させる上方退避用運転を行い、上記津波予測高さが上記建物の最上階の位置の高さ以上である場合に、上記かごを最寄階に停止させる最寄階停止運転を行うステップ、及び
    上記第2の避難基準時刻の経過後に、上記津波予測高さにかかわらず上記最寄階停止運転を行うステップ
    を備えていることを特徴とするエレベータの制御方法。
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