JP6415750B2 - エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6415750B2
JP6415750B2 JP2017554751A JP2017554751A JP6415750B2 JP 6415750 B2 JP6415750 B2 JP 6415750B2 JP 2017554751 A JP2017554751 A JP 2017554751A JP 2017554751 A JP2017554751 A JP 2017554751A JP 6415750 B2 JP6415750 B2 JP 6415750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evacuation
floor
operation mode
car
evacuation floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017554751A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017098652A1 (ja
Inventor
文宏 森
文宏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017098652A1 publication Critical patent/JPWO2017098652A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415750B2 publication Critical patent/JP6415750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/021Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions the abnormal operating conditions being independent of the system
    • B66B5/024Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions the abnormal operating conditions being independent of the system where the abnormal operating condition is caused by an accident, e.g. fire

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

この発明は、火災等の災害発生時、救出階と避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法に関する。
従来から、災害発生時、乗場の混雑を低減するように、避難者が乗車する救出階および避難者が降車する避難階の少なくとも一方を複数の階に分散させた避難方法を作成する避難方法作成部を備え、作成された避難方法に基づいて災害時のエレベータの制御を行うエレベータの制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、避難方法作成部は、乗場の混雑度を検出する乗場混雑度検出部からの混雑度情報に応じて、救出階および避難階の少なくとも一方を複数の階に分散させた避難方法を作成する。また、乗場混雑度検出部は、各階に設けられた画像センサ等の乗場センサからの出力に基づいて、救出階の乗場待ち人数や避難階の乗場滞留人数を検出し、乗場の混雑度としている。
特開2005−104631号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
すなわち、特許文献1のエレベータの制御装置では、乗場センサにより乗場の混雑度を検出することはできるものの、乗場の異常等により、混雑していないのに降車することができない状況までは検出することができない。
そのため、このような状況では、避難者が避難階で降車することができないので、避難運転時の避難効率が低下する恐れがある。また、特に建物が高層である場合には、各階に乗場センサを設けることにより、設置コストや保守・運用コストを含むコスト面での負担が大きくなる恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、避難運転時の避難効率を向上させるとともに、コスト面での負担を低減することができるエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ制御装置は、エレベータが設置された建物において災害が発生した場合に、避難者が乗車する救出階と避難者が降車する避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うエレベータ制御装置であって、災害の発生を検出する災害検出部と、災害検出部が災害を検出した場合に、エレベータの運転モードを通常運転モードから避難運転を行う避難運転モードに移行する運転モード移行部と、運転モード移行部により、運転モードが避難運転モードに移行したとき、救出階と避難階との間でかごを往復移動させる避難運転実行部とを備え、避難運転実行部は、かごが避難階に到着して戸開した後、かごに設けられた秤装置で検出されたかごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下である場合に、避難階を変更するものである。
また、この発明に係るエレベータ制御方法は、エレベータが設置された建物において災害が発生した場合に、避難者が乗車する救出階と避難者が降車する避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うエレベータ制御方法であって、災害の発生を検出する災害検出ステップと、災害を検出した場合に、エレベータの運転モードを通常運転モードから避難運転を行う避難運転モードに移行する運転モード移行ステップと、運転モードが避難運転モードに移行したとき、救出階と避難階との間でかごを往復移動させる避難運転実行ステップとを有し、避難運転実行ステップは、かごが避難階に到着して戸開した後、かごに設けられた秤装置で検出されたかごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下である場合に、避難階を変更する避難階変更ステップを含むものである。
この発明に係るエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法によれば、エレベータが設置された建物で災害が検出され、エレベータの運転モードが避難運転モードに移行した場合において、かごが避難階に到着して戸開した後、かごに設けられた秤装置で検出されたかごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下であるときに、避難階を変更する。
そのため、避難運転時の避難効率を向上させるとともに、コスト面での負担を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置が適用されたエレベータの全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置における避難運転実行部の処理を示すフローチャートである。
以下、この発明に係るエレベータ制御装置およびエレベータ制御方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
ここで、このエレベータ制御装置が適用されたエレベータは、エレベータが設置された建物において災害が発生した場合に、避難者が乗車する救出階と避難者が降車する避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うものである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置が適用されたエレベータの全体構成を示すブロック図である。図1において、このエレベータは、エレベータ制御装置10と、かご20と、かご20に設けられた秤装置21およびスピーカ22とを備えている。
秤装置21は、かご20の重量、すなわちかご20にかかる負荷を検出する。また、スピーカ22は、エレベータの利用者に音声による報知を行う。なお、秤装置21およびスピーカ22は、エレベータに標準的に設置されるものである。
エレベータ制御装置10は、災害検出部11、運転モード移行部12、避難運転実行部13および避難階変更報知部14を有している。なお、エレベータ制御装置10は、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、プログラムを格納したメモリとを有するマイクロプロセッサで構成されている。また、エレベータ制御装置10を構成する各ブロックは、記憶部にソフトウェアとして記憶されている。
災害検出部11は、エレベータが設置された建物における災害の発生を検出する。具体的には、災害検出部11は、エレベータに標準的に設置された図示しない火災報知機や地震感知器の出力に基づいて火災や地震等の災害を検出し、災害を検出した場合に、運転モード移行部12に検出情報を出力する。
運転モード移行部12は、災害検出部11から災害の検出情報を受け取ると、エレベータの運転モードを、通常運転モードから避難運転モードに移行する。避難運転実行部13は、運転モード移行部12により、運転モードが避難運転モードに移行すると、救出階と避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行う。
また、避難運転実行部13は、かご20が避難階に到着して戸開した際に、秤装置21で検出されたかご20の負荷の単位時間あたりの減少量を計測する。ここで、かご20の負荷の単位時間あたりの減少量を、単位時間あたりのかご負荷減少量と称する。避難運転実行部13は、単位時間あたりのかご負荷減少量があらかじめ任意に設定された規定値以下である場合に、救出階を除く最寄りの階に避難階を変更する。
すなわち、避難運転実行部13は、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下である場合に、戸開から一定時間を経過してもかご20の負荷が減少しないことから、避難階の乗場の混雑または異常により、避難者が降車することができないと判断し、避難階を別の階に変更する。以下、避難階の乗場を、降り場と称する。
また、避難運転実行部13は、かご20が変更後の避難階に到着して戸開した際に、秤装置21で検出されたかご20の負荷に基づいて単位時間あたりのかご負荷減少量を計測し、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下である場合に、救出階およびすでに設定された避難階を除く最寄りの階に避難階を変更する。
また、避難運転実行部13は、避難階を変更した回数をメモリに記憶し、避難階を変更した回数があらかじめ設定された最大避難階変更回数以上である場合に、避難階を、運転モードが避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する。すなわち、避難運転実行部13は、最大避難階変更回数の範囲内で避難階を変更する。なお、最大避難階変更回数は、建物の階床構造等からあらかじめ設定される。
また、避難運転実行部13は、避難階を変更した時刻をメモリに記憶し、避難階を変更してからあらかじめ任意に設定された規定時間を経過した場合に、避難階を、運転モードが避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する。
また、避難運転実行部13は、外部から指令入力があった場合にも、避難階を、運転モードが避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する。
避難階変更報知部14は、避難運転実行部13により避難階が変更された場合に、スピーカ22によるアナウンスや、かご20内に設けられた図示しない表示装置によるかご内インフォメーション等により、避難階が変更されたことおよび変更後の避難階の少なくとも一方を避難者に報知する。
なお、建物が複数のエレベータからなるエレベータバンクを有する場合において、複数のエレベータの何れかで避難運転実行部13により避難階が変更されたときに、避難運転実行部13は、同一バンク内の他のエレベータと変更後の避難階の情報を共有する。また、同一バンク内の他のエレベータでは、事前に避難階を変更した上で避難運転を行う。これにより、バンク全体のエレベータを最大限活用することができ、降り場の混雑や異常による避難効率の低下を防止することができる。
以下、図2、3のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態1に係るエレベータ制御装置の処理について説明する。なお、図2は、エレベータ制御装置10の全体的な処理を示し、図3は、避難運転実行部13の詳細な処理を示している。
図2において、まず、エレベータは、災害が発生していない状況において、通常運転モードで運転している(ステップS101)。
続いて、災害検出部11により、エレベータが設置された建物において、災害の発生が検出されたか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102において、災害の発生が検出されていない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS101に戻って、通常運転モードでのエレベータの運転を継続する。
一方、ステップS102において、災害の発生が検出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、運転モード移行部12は、エレベータの運転モードを、通常運転モードから避難運転モードに移行する(ステップS103)。
次に、避難運転実行部13は、かご20を救出階に移動させて戸開し(ステップS104)、避難者の乗車が完了すると(ステップS105)、かご20を避難階に移動させて(ステップS106)、避難階で戸開する(ステップS107)。
続いて、避難運転実行部13は、秤装置21で検出されたかご20の負荷に基づいて単位時間あたりのかご負荷減少量を計測し、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下であるか否かを判定する(ステップS108)。
ここで、降り場が混雑しておらず、異常も発生していなければ、かご20内の避難者は避難階で降車するので、降車人数分だけかご負荷が減少する。しかしながら、避難階には建物内のすべての避難者が一斉に避難してくるので、大勢の避難者が降り場に殺到し、混雑する可能性がある。
降り場の混雑がひどい場合には、避難階に到着したエレベータから避難者が降車できない状況が発生しうる。また、災害等により降り場に異常が発生し、混雑していないものの、避難者が降車できない状況も発生しうる。そのため、このような状況では、かご負荷が減少しない。
ステップS108において、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下でない(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、救出階を除く最寄りの階に避難階を変更する(ステップS109)。
以下、図3を参照して、避難運転実行部13による避難階変更処理について詳細に説明する。なお、図3は、図2に示したステップS109を詳細に示している。
図3において、避難階を変更した回数である避難階変更回数をNとし、現在の避難階をFとし、N回目の避難階変更後の避難階をFNとし、運転モードが避難運転モードに移行した直後の初期避難階をF0とし、現在時刻をTとし、N回目に避難階を変更した時刻TNとする。
まず、避難運転実行部13は、現在までに避難階を変更したか否か、すなわち避難階変更回数Nが0であるか否かを判定する(ステップS201)。
ステップS201において、避難階変更回数Nが0である(すなわち、Yes)と判定された場合には、避難運転実行部13は、新たに変更する避難階FN+1を設定し、現在の避難階Fを新たな避難階FN+1に変更する(ステップS202)。このとき、新たな避難階FN+1は、これまでに設定された避難階F0、F1、…、FNおよび救出階を除く階から最寄り階を選択する。
続いて、避難運転実行部13は、避難階変更回数NをN+1にカウントアップし(ステップS203)、図3の処理を終了する。
一方、ステップS201において、避難階変更回数Nが0でない(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、現在までの避難階変更回数Nが最大避難階変更回数以上であるか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204において、避難階変更回数Nが最大避難階変更回数以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、避難運転実行部13は、避難階を初期避難階F0に初期化し(ステップS205)、図3の処理を終了する。これにより、最大避難階変更回数を超える場合には、避難階を初期避難階F0に戻して避難運転を行う。
一方、ステップS204において、避難階変更回数Nが最大避難階変更回数未満である(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、N回目に避難階を変更した時刻TNから現在時刻Tを引いた経過時間T−TNが、規定時間以上であるか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206において、経過時間T−TNが規定時間以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、避難運転実行部13は、避難階変更回数Nを0にクリアし(ステップS207)、ステップS205に移行して避難階を初期避難階F0に初期化する。
これにより、N回目に避難階を変更した時刻TNから規定時間が経過した場合、すなわち最後に避難階を変更してから規定時間が経過した場合には、避難階を初期避難階F0に戻して避難運転を行う。例えば、規定時間を20分と設定することにより、最後に避難階を変更してから20分が経過した時点でリセットがかかって避難階が初期避難階F0に戻され、初期避難階F0の混雑が解消されていれば、救出階と初期避難階F0との間でのかごの往復移動を再開することができる。
一方、ステップS206において、経過時間T−TNが規定時間未満である(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、外部から指令入力があるか否かを判定する(ステップS208)。
ステップS208において、外部から指令入力がある(すなわち、Yes)と判定された場合には、避難運転実行部13は、ステップS207に移行して避難階変更回数Nを0にクリアし、ステップS205に移行して避難階を初期避難階F0に初期化する。
これにより、外部から指令入力がある場合には、避難階を初期避難階F0に戻して避難運転を行う。例えば、避難誘導員やエレベータ管理人のみが操作可能なスイッチ等を外部からの指令入力手段として設けることにより、避難誘導員やエレベータ管理人が、初期避難階F0の混雑が解消されたと判断した場合に、スイッチを投入して、避難階を初期避難階F0に戻すことができる。
一方、ステップS208において、外部から指令入力がない(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、ステップS202に移行して、新たに変更する避難階FN+1を設定し、現在の避難階Fを新たな避難階FN+1に変更する。
図2に戻って、ステップS109で避難階が変更されると、避難運転実行部13は、現在の停止階が避難階であるか否かを判定する(ステップS110)。
ここで、ステップS109で避難階が変更された場合には、通常、現在の停止階が避難階とは異なる。しかしながら、ステップS109において、避難階変更回数が最大避難階変更回数以上となり、避難階を初期避難階に戻して初期避難階にかご20を移動させた場合等には、現在の停止階が避難階となりうる。
ステップS110において、現在の停止階が避難階でない(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、ステップS106に移行してかご20を避難階に移動させ、ステップS207に移行して避難階で戸開する。
続いて、ステップS108において、避難運転実行部13は、変更後の避難階において、秤装置21で検出されたかご20の負荷に基づいて単位時間あたりのかご負荷減少量を計測し、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下であるか否かを判定する。このとき、変更後の避難階の降り場が混雑しておらず、異常も発生していなければ、かご20内の避難者は降車するので、かご負荷が減少する。
ステップS108において、単位時間あたりのかご負荷減少量が規定値以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、避難運転実行部13は、災害検出部11により、エレベータが設置された建物において、災害が継続して検出されているか、すなわち災害が復旧したか否かを判定する(ステップS111)。
ステップS111において、災害が復旧した(すなわち、Yes)と判定された場合には、運転モード移行部12は、避難運転モードを解除して通常運転モードに戻し(ステップS112)、これにより、エレベータは、通常運転モードで運転することとなり(ステップS113)、図2の処理が終了する。
一方、ステップS111において、災害が復旧していない(すなわち、No)と判定された場合には、避難運転実行部13は、ステップS104に移行して、次の避難者を避難させるためにかご20を救出階に移動させて戸開する。
一方、ステップS110において、現在の停止階が避難階である(すなわち、Yes)と判定された場合には、どの避難階でも避難者が降車することができなかった状況であることから、この避難階で避難者が降車し、かご負荷が減少するまで待機する。このとき、ステップS108でNo、ステップS109、ステップS110でYes、ステップS108でNoという処理が繰り返される。
その後、降り場の混雑が解消され、避難者が降車すると、かご負荷が減少して、S108でYesと判定される。ステップS108でYesと判定されると、上述したステップS111に移行して、処理が継続される。
なお、図3に示したフローチャートでは、N回目に避難階を変更した時刻TNから現在時刻Tを引いた経過時間T−TNが規定時間以上であるか否かを判定しているが、N=1に固定することにより、1回目に避難階を変更した時刻T1から現在時刻Tを引いた経過時間T−T1が規定時間以上であるか否かの判定にすることができる。これにより、最初に避難階を変更した時刻から規定時間を経過した時点で、避難階を初期化することができる。
また、規定時間を経過した場合(ステップS206でYes)や外部から指令入力があった場合(ステップS208でYes)の処理として、避難階変更回数をクリアしたり(ステップS207)、避難階を初期化したりする代わりに、避難階を1つ前に戻したり(F=FN-1)、避難階変更回数を1つ減らしたり(N=N−1)してもよい。
これにより、最後に避難階を変更してから規定時間が経過した場合や、避難誘導員やエレベータ管理人の判断によるスイッチ操作があった場合に、現在の避難階を1つ前の避難階に戻すことができる。
また、図3に示したフローチャートでは、規定時間を固定値としているが、避難階によって、降り場の広さや他階へ避難するための階段の数等が異なり、混雑のしやすさが変化することから、N回目の避難階変更後の避難階FNに対する規定時間をT(FN)とし、避難階毎にT(FN)を設定することで、より細やかな状況に応じた避難階のリセット処理を実現することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、エレベータが設置された建物で災害が検出され、エレベータの運転モードが避難運転モードに移行した場合において、かごが避難階に到着して戸開した後、かごに設けられた秤装置で検出されたかごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下であるときに、避難階を変更する。
すなわち、エレベータに標準的に設置された秤装置で検出されたかごの負荷の単位時間あたりの減少量に基づいて、降り場の混雑度や異常を推定することにより、新たな機器を設置することなく、降り場の混雑度や異常を検出することができる。
また、検出した降り場の状況に応じて避難階を変更することにより、避難階でかごが停止したまま、避難者が降車するまで待機することがなくなり、新たな避難者を乗せて避難させることができるので、避難効率を高めることができる。
そのため、避難運転時の避難効率を向上させるとともに、コスト面での負担を低減することができる。
なお、上記実施の形態1は、災害検出時の避難を想定しているが、これに限定されず、状況により他のケースで利用することも可能である。例えば、エレベータ内の全乗客の降りたい階、すなわち目的階が一致しており、目的階で戸開したにも関わらず、降り場が混雑しているため、降車できない状況等においても、この発明を適用することができる。具体的には、かご負荷が減少しないことを検出して、行先階を最寄り階に変更し、最寄り階で全乗客を降車させて、階段等を利用して目的階まで移動してもらうこともできる。

Claims (8)

  1. エレベータが設置された建物において災害が発生した場合に、避難者が乗車する救出階と前記避難者が降車する避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うエレベータ制御装置であって、
    前記災害の発生を検出する災害検出部と、
    前記災害検出部が前記災害を検出した場合に、前記エレベータの運転モードを通常運転モードから前記避難運転を行う避難運転モードに移行する運転モード移行部と、
    前記運転モード移行部により、前記運転モードが前記避難運転モードに移行したとき、前記救出階と前記避難階との間で前記かごを往復移動させる避難運転実行部と、を備え、
    前記避難運転実行部は、前記かごが前記避難階に到着して戸開した後、前記かごに設けられた秤装置で検出された前記かごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下である場合に、前記避難階を変更する
    エレベータ制御装置。
  2. 前記避難運転実行部は、前記かごが変更後の避難階に到着して戸開した後、前記秤装置で検出された前記かごの負荷の単位時間あたりの減少量が、前記規定値以下である場合に、前記避難階を再度変更する
    請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記避難運転実行部は、避難階を変更した回数が、あらかじめ設定された最大避難階変更回数以上である場合に、前記避難階を、前記運転モードが前記避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する
    請求項1または請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記避難運転実行部は、避難階を変更してからあらかじめ設定された規定時間を経過した場合に、前記避難階を、前記運転モードが前記避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記避難運転実行部は、外部から指令入力があった場合に、前記避難階を、前記運転モードが前記避難運転モードに移行した直後の初期避難階、または1回前の処理で設定された避難階に変更する
    請求項1から請求項4までの何れか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記避難運転実行部により前記避難階が変更された場合に、避難階が変更されたことおよび変更後の避難階の少なくとも一方を前記避難者に報知する避難階変更報知部をさらに備えた
    請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のエレベータ制御装置。
  7. 複数のエレベータからなるエレベータバンクを有する建物において、前記複数のエレベータの何れかで前記避難運転実行部により前記避難階が変更された場合に、
    前記避難運転実行部は、同一バンク内の他のエレベータと変更後の避難階の情報を共有する
    請求項1から請求項6までの何れか1項に記載のエレベータ制御装置。
  8. エレベータが設置された建物において災害が発生した場合に、避難者が乗車する救出階と前記避難者が降車する避難階との間でかごを往復移動させる避難運転を行うエレベータ制御方法であって、
    前記災害の発生を検出する災害検出ステップと、
    前記災害を検出した場合に、前記エレベータの運転モードを通常運転モードから前記避難運転を行う避難運転モードに移行する運転モード移行ステップと、
    前記運転モードが前記避難運転モードに移行したとき、前記救出階と前記避難階との間で前記かごを往復移動させる避難運転実行ステップと、を有し、
    前記避難運転実行ステップは、前記かごが前記避難階に到着して戸開した後、前記かごに設けられた秤装置で検出された前記かごの負荷の単位時間あたりの減少量が、あらかじめ設定された規定値以下である場合に、前記避難階を変更する避難階変更ステップ、を含む
    エレベータ制御方法。
JP2017554751A 2015-12-11 2015-12-11 エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 Active JP6415750B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/084772 WO2017098652A1 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017098652A1 JPWO2017098652A1 (ja) 2018-03-08
JP6415750B2 true JP6415750B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=59013863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017554751A Active JP6415750B2 (ja) 2015-12-11 2015-12-11 エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6415750B2 (ja)
CN (1) CN108290710B (ja)
DE (1) DE112015007178B4 (ja)
WO (1) WO2017098652A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7040658B1 (ja) * 2021-03-23 2022-03-23 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置及びエレベータ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4311633B2 (ja) * 2003-09-29 2009-08-12 三菱電機株式会社 エレベータの制御装置
WO2006085386A1 (ja) 2005-02-14 2006-08-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータの火災時管制運転システム、及びエレベータの火災時管制運転方法
CN101039867B (zh) * 2005-09-16 2012-05-09 三菱电机株式会社 电梯系统以及在灾害发生时利用电梯避难的电梯控制方法
FI125122B (fi) 2010-02-01 2015-06-15 Kone Corp Hissijärjestelmä
WO2012153386A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 三菱電機株式会社 エレベーターシステム
JP5875542B2 (ja) * 2013-02-15 2016-03-02 三菱電機株式会社 交通需要検出装置、エレベーター群管理装置、及びエレベーターシステム
CN203319439U (zh) * 2013-07-03 2013-12-04 巨人通力电梯有限公司 一种电梯自动救援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017098652A1 (ja) 2018-03-08
CN108290710A (zh) 2018-07-17
DE112015007178T5 (de) 2018-08-23
CN108290710B (zh) 2020-06-23
WO2017098652A1 (ja) 2017-06-15
DE112015007178B4 (de) 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI125122B (fi) Hissijärjestelmä
KR101292457B1 (ko) 엘리베이터의 그룹 관리 시스템
JP5081875B2 (ja) 乗り場行先階予約式エレベータ群管理システム
JP5264717B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
WO2019087249A1 (ja) エレベーター運行管理システムおよびエレベーター運行管理方法
JP2010150013A (ja) 乗り場行先階予約式群管理エレベーターの制御装置
JP6637145B2 (ja) 居住者避難エレベータを使用する避難戦略支援システムおよびその方法
US9120642B2 (en) Elevator control device
JPWO2009047843A1 (ja) エレベータの避難支援装置
JP2005200217A (ja) エネルギー節約型エレベータコントロール法、およびエレベータ設備
JP5823551B2 (ja) エレベータ管理システム
JP2011111253A (ja) エレベータの群管理制御システムおよびその群管理制御方法
JP5535708B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
US20170073188A1 (en) Method for using an elevator system and elevator system
CN111344244B (zh) 组管理控制装置及组管理控制方法
KR101537461B1 (ko) 엘리베이터 시스템
JP6555434B2 (ja) エレベーターの制御装置
JP6415750B2 (ja) エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法
JP5730060B2 (ja) エレベータの避難運転システム
JP6918906B2 (ja) エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法
WO2014006704A1 (ja) エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法
JP6255843B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP2008184301A (ja) エレベータ制御システム
JP2006062760A (ja) エレベータ制御装置
EP3524561B1 (en) Elevator control system and elevator control method for evacuation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6415750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250