JP5921935B2 - コーティング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医薬品、食品、農薬等の粉粒体のコーティング、混合、乾燥等を行うコーティング装置に関し、特に、軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置に関する。
医薬品、食品、農薬等の錠剤、ソフトカプセル、ペレット、顆粒、その他これらに類するもの(以下、これらを総称して粉粒体という。)にフィルムコーティングや糖衣コーティング等を施すために、回転ドラムを備えたコーティング装置が使用されている。
この種のコーティング装置は、例えば下記の特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1は、水平な軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備えたコーティング装置を開示している。回転ドラムの周壁部は多角形の横段面形状を有し、周壁部の各辺面は多孔部(通気部)によって通気性が与えられている。そして、周壁部の各辺面の外周側にそれぞれジャケットが装着され、ジャケットと周壁部の各辺面との間にそれぞれ通気チャンネルが形成される。また、回転ドラムの他端側、即ちモータ等を含む回転駆動機構が設置されている側には、回転ドラムに対する乾燥エア等の処理気体の通気を制御する通気機構が配備されている。この通気機構は、回転ドラムの回転に伴って所定位置に来た通気チャンネルをそれぞれ給気ダクトと排気ダクトに連通させる機能を有する。
特許文献2、3は、いわゆるジャケットレス構造のコーティング装置を開示している。この方式のコーティング装置は、回転ドラムの周壁部に上記のジャケット(通気チャンネル)を有していない。特許文献2のコーティング装置では、回転ドラム(1)の周壁部を円筒形状の内側壁部(25)で覆うと共に、内側壁部(25)の所定位置に第1開口部(31)と第2開口部(32)を設け、第1開口部(31)から周壁部の多孔部を介して回転ドラム(1)の内部に給気し、周壁部の多孔部を介して第2開口部(32)から排気するようにしている。また、特許文献3のコーティング装置では、ドラム(1)の前面開口部(7)からドラム(1)の内部に給気し、ドラム(1)の周壁部と摺接するシールダクト(72)に、周壁部の多孔部を介してドラム(1)の内部から排気するようにしている。
特開2001−58125号公報 特開平8−266883号公報 特開2010−99555号公報
特許文献2の段落0058、特許文献3の段落0018に記載されているように、ジャケットレス構造のコーティング装置は、回転ドラムの周壁部を洗浄槽の洗浄液中に浸漬し、回転ドラムを回転させながら洗浄を行うことができる(いわゆる溜め洗い)。しかしながら、回転ドラムを洗浄液中で回転させるだけでは、回転ドラムの内部や多孔部(通気部)等を十分に洗浄することは難しい。
本発明の課題は、いわゆるジャケットレス構造のコーティング装置において、回転ドラムを効果的に洗浄することができる構成を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、処理すべき粉粒体が内部に収容され、その軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備え、回転ドラムは、回転ドラムの内部と外部とを連通させる通気部を周壁部に有するコーティング装置において、回転ドラムの外周側に、洗浄液を貯留する洗浄槽が配設されていると共に、洗浄液に気泡を混在させる気泡発生手段を備え、洗浄槽に貯留され、気泡が混在した洗浄液中に回転ドラムの周壁部を浸漬し、回転ドラムを回転させながら洗浄を行うことを特徴とするコーティング装置を提供する。この構成によれば、洗浄槽の洗浄液中での回転ドラムの回転と、洗浄液中に混在した気泡の相乗作用により、回転ドラムの周壁部や通気部、回転ドラムの内部等を効果的に洗浄することができる。洗浄液中に混在させる気泡の直径は、周壁部の通気部(通気孔)の直径よりも小さいことが好ましく、個数基準のメジアン径が例えば500μm〜0.5μm、好ましく200μm〜0.5μm、より好ましくは100μm〜0.5μm(微細気泡)である。また、通気部(通気孔)が長径と短径を有する形状に形成されている場合は、通気部(通気孔)の短径に対して、個数基準のメジアン径が少なくとも20分の1のサイズより小さいことが好ましい。通気孔に対して気泡径が大きすぎると、通気孔の洗浄力が低下する。
上記構成において、気泡発生手段として、気泡が混在した洗浄液を洗浄槽中に噴射する気泡流噴射ノズル(バブリングジェットノズル)を用いることができる。気泡流噴射ノズルから洗浄槽の洗浄液中に噴出する洗浄液の噴流と気泡の相乗効果により、回転ドラムをより効果的に洗浄することができる。あるいは、気泡発生手段として、加圧溶解型、気液二相流旋回型のマイクロ/ナノバブル発生装置を用いることができる。このようなバブル発生装置を用いることで、より微小な気泡を発生させることができ、洗浄力を高めることができる。
上記構成において、洗浄槽は、洗浄液をオーバーフローさせて洗浄槽から排出するオーバーフロー排出部を、回転ドラムの回転方向に対して、回転方向前方側に有する構成とすることができる。洗浄槽の洗浄液中に分散した不溶性の汚れ成分(粒子状の汚れ物や油分等)を気泡により洗浄液面に浮上させ、オーバーフロー排出部から洗浄層外に排出することにより、洗浄液の清浄度を維持し、洗浄液中の汚れ成分が回転ドラムに再付着することを防止して、洗浄効果を高めることができる。
上記構成において、回転ドラムは、回転時に、洗浄槽の洗浄液を回転方向前方に流動させる流動板を周壁部に有する構成とすることができる。回転ドラムの回転時、洗浄液中で回転方向前方側に移動する流動板により、洗浄液中の気泡が流動板の回転方向前方側に保持され、周壁部の通気部を介して回転ドラムの内部に流通せしめられるので、特に洗浄しにくい周壁部の通気部も効果的に洗浄することができる。すなわち、周壁部の通気部を通過する洗浄液の流通速度は緩慢になりやすく、通気部(通気孔)の孔壁面等に洗浄液中の気泡がトラップされて、洗浄力が十分に得られないことがあるが、流動板により、通気部を通過する洗浄液の流通速度が高められるため、気泡のトラップが起こりにくく、気泡の流通性が向上することにより、洗浄効果が高められる。また、回転ドラムの回転時、流動板による洗浄液の撹拌効果により、通気部(通気孔)に対する洗浄液の流通が活発になる効果が得られる。具体的には、流動板の回転方向への移動により、流動板の回転方向前面側では洗浄液に陽圧が生じ、回転方向背面側では洗浄液に陰圧が生じるため、流動板の回転方向前方側の通気部(通気孔)から洗浄液が回転ドラムの内部に流れ込み、回転方向背面側の通気部(通気孔)から回転ドラムの外部に流れ出でるという、洗浄液の循環流/渦流が発生する。この洗浄液の循環流/渦流により、洗浄力が向上する。この流動板は、回転方向に所定間隔で複数設けられているのが好ましい。
本発明によれば、いわゆるジャケットレス構造のコーティング装置において、回転ドラムを効果的に洗浄することができる。
本発明の実施形態に係るコーティング装置の回転ドラムの縦断面図である。 回転ドラムの縦断面図である。 回転ドラムと洗浄槽の周辺部を示す一部横断面図である。 回転ドラムの周壁部周辺の一部拡大横断面図{図4(a)}、図4(a)のB部の拡大図{図4(b)}である。
図1に示すように、この実施形態に係るコーティング装置は、水平線と平行又は略平行な軸線X回りに回転駆動される回転ドラム1を備えている。回転ドラム1は、ケーシング2の内部に回転自在に収容され、その後端部側に配設される回転駆動機構3によって回転駆動される。また、回転ドラム1は、ケーシング2の内部において、内部ハウジング4の内部に収容され、内部ハウジング4の内部空間はその外部に対して気密にシールされている。さらに、回転ドラム1の内部には、膜材液等のスプレー液を粉粒体層に向けて噴霧する1又は複数のスプレーノズル5aを備えたスプレーノズルユニット5が配置される。
ケーシング2の前端部は給気チャンバ2aを構成している。給気チャンバ2aの前面は、点検窓2b1を有する前面パネル2bで閉塞され、給気チャンバ2aの後部は、回転ドラム1の前端開口部1eと連通する。また、給気チャンバ2aには、図示されていない給気ダクトが接続され、給気ダクトを介して供給される熱風等の処理気体は、ケーシング2の給気チャンバ2aに流入した後、給気チャンバ2aから前端開口部1eを介して回転ドラム1の内部に流入する。給気チャンバ2aの前面を閉塞する前面パネル2bは、スライド機構6により、スプレーノズルユニット5と共にケーシング2の前方側にスライド移動させることができ、これにより、スプレーノズルユニット5を回転ドラム1の内部からケーシング2の外部に引き出すことができる。
図2及び図3に示すように、回転ドラム1は、多角形(例えば10角形)の横断面形状を有する周壁部1aと、周壁部1aの前端に連続した端壁部1bと、周壁部1aの後端に連続した端壁部1cとを備えている。端壁部1bの前端にはマウスリング部1dが設けられ、端壁部1cの後端には、回転ドラム1を回転駆動する駆動系部品のマウント等に供される延在部1eが設けられている。周壁部1aの各辺面には、それぞれ多孔部で形成される通気部が設けられている。この実施形態では、周壁部1aの各辺面にそれぞれ多孔板を装着することによって通気部を形成している。
回転ドラム1の周壁部1aの軸方向両端部には、例えばフッ素系樹脂(PTFE等)等の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材で形成された環状のシールリング13が設けられ、周壁部1aの外周には、複数の流動板14が回転方向に所定間隔で設けられている。この実施形態において、流動板14は周壁部1aの軸方向寸法とほぼ同じ長手方向寸法を有し、回転ドラム1の軸線と平行な向きで周壁部1aの外周に配置される。また、流動板14は、多角形の周壁部1aの各頂部と各辺面にそれぞれ配置されている。ただし、流動板14は、多角形の周壁部1aの各辺面にのみ設けるようにしても良い。
図4に示すように、この実施形態において、流動板14は、周壁部1aの外周に固定された基部14aと、基部14aに、周壁部1aの内外周方向への移動が許容された状態で装着されたシール部材14bとを備えている。基部14aは、金属材等で平板状に形成され、回転ドラム1の軸線と平行な向きで周壁部1aの外周に溶接等の適宜の手段で固定される。シール部材14bは、フッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材で平板状に形成され、基部14aの一面側又は他面側に装着される。シール部材14bは、周壁部1aの内外周方向に縦長になった長穴14b1を有し、樹脂製又は金属製のワッシャ14cを介して長穴14b1に挿通したボルト14dを、基部14aに設けたボルト穴14a1に螺合することによって、基部14aに装着される。シール部材14bは、基部14aに装着された状態において、長穴14b1とボルト14dの軸部との間の隙間の範囲内で、基部14aに対して、周壁部1aの内外周方向に可動である。
図3に示すように、回転ドラム1の下方外周側に洗浄槽7が設けられている。この実施形態において、洗浄槽7は、内部ハウジング4の内部に設けられ、回転ドラム1の回転方向Aに対して、回転方向前方側のバケット部7aと回転方向後方側の延在部7bとで構成される。バケット部7aは、回転ドラム1の周壁部に対向する部分が開口し(開口部7a1)、図3の紙面垂直方向の側壁部7a2、7a3に、それぞれ、回転ドラム1のシールリング13と流動板14が摺接する円弧状の摺接部7a4を備えている。また、図3の紙面垂直方向奥側の側壁部7a2に排気口7a5を備えている。この排気口7a5には、図示されていない排気ダクトが接続される。さらに、バケット部7aは、気泡が混在した洗浄液を洗浄槽7中に噴射する気泡流噴射ノズル(バブリングジェットノズル)7a5を備えている。延在部7bは、バケット部7aの回転方向後端部から回転ドラム1の周壁部1aに沿って回転方向後方側に円弧状に延び、回転ドラム1のシールリング13(および流動板14)が摺接する円弧状の摺接部7b1を備えている。この摺接部7b1は、バケット部7aの摺接部7a4と滑らかに連続する。尚、延在部7bは、回転ドラム1のシールリング13(および流動板14)と摺接するように、単純な円弧板で構成してもよい。
バケット部7aの底壁部7a6と側壁部7a7には、それぞれ、排水口7a8とオーバーフロー口7a9が設けられている。排水口7a8は、排水弁7a9を介して配水管7a10に接続され、オーバーフロー口7a9は、オーバーフロー弁7a11を介して配水管7a10に接続される。
回転ドラム1を洗浄する際は、先ず、排水弁7a9を閉、オーバーフロー弁7a11を開にした状態で、気泡流噴射ノズル7a4又は他の給液手段により、洗浄水等の洗浄液を洗浄槽7に供給する。洗浄層7に供給された洗浄液は、回転ドラム1の周壁部1aの通気部(多孔部)から回転ドラム1の内部にも入り、洗浄槽7内で図3に示す液面Lまで水位が上昇する。このようにして、洗浄槽7に洗浄液を溜めた後、回転ドラム1を回転させ、気泡流噴射ノズル7a4から洗浄液中に洗浄液の気泡流を噴射させながら洗浄を行う。洗浄槽7の洗浄液中での回転ドラム1の回転と、気泡流噴射ノズル7a4から洗浄液中に噴出する洗浄液の噴流及び気泡の相乗効果により、回転ドラム1の周壁部や通気部、回転ドラム1の内部等を効果的に洗浄することができる。また、気泡流噴射ノズル7a4から噴射される洗浄液の気泡流によって、バケット部7aの内部の洗浄も促進される。
さらに、この実施形態では、回転ドラム1の周壁部1aに流動板14を設けているので、回転ドラム1の回転時、洗浄槽7の洗浄液が流動板14によって回転方向前方に流動せしめられると共に、洗浄液中の気泡が流動板14の回転方向前方側に保持され、周壁部1aの通気部(多孔部)を介して回転ドラム1の内部に流通せしめられる。すなわち、周壁部1aの通気部を通過する洗浄液の流通速度は緩慢になりやすく、通気部(通気孔)の孔壁面等に洗浄液中の気泡がトラップされて、洗浄力が十分に得られないことがあるが、流動板14により、通気部を通過する洗浄液の流通速度が高められるため、気泡のトラップが起こりにくく、気泡の流通性が向上する。そのため、特に洗浄しにくい周壁部1aの通気部も効果的に洗浄することができる。また、洗浄槽7の洗浄液が流動板14によって液面Lから回転方向前方にすくい上げられ、周壁部1aに跳ね掛けられることによる跳ね掛け洗浄の効果も期待できる。このような跳ね掛け洗浄の効果により、回転ドラム1の周壁部1aのみならず、回転ドラム1の内部のスプレーノズルユニット5やバッフル等の洗浄促進も期待できる。さらに、流動板14の回転方向への移動により、流動板14の回転方向前面側では洗浄液に陽圧が生じ、回転方向背面側では洗浄液に陰圧が生じるため、流動板14の回転方向前方側の通気部(通気孔)から洗浄液が回転ドラム1の内部に流れ込み、回転方向背面側の通気部(通気孔)から回転ドラム1の外部に流れ出でるという、洗浄液の循環流/渦流が発生する。この洗浄液の循環流/渦流により、洗浄力が向上する。なお、周壁部1aの各頂部は、流動板14を設けない場合でも、その周辺部には上記の洗浄液の循環流/渦流がある程度発生するが、周壁部1aの各辺面は、流動板14を設けないと、特に回転方向中央の周辺部で洗浄液の循環が緩慢になる。従って、洗浄性の点から、流動板14は、周壁部1aの各辺面に設けるのが効果的であり、好ましくは、各辺面の回転方向中央の周辺部での洗浄液の循環を促進するように、1又は複数の洗浄板14を各辺面に設置するのが良い。また、回転方向に隣接する流動板14間の間隔は、最も大きな高さを有する流動板14の高さよりも大きくするのが好ましい。
洗浄時、気泡流噴射ノズル7a4から洗浄液中に常時噴射される気泡流によって、液面Lの付近の洗浄液はオーバーフロー口7a9からオーバーフローし、オーバーフロー弁7a11を介して配水管7a10に排出される。洗浄液中に分散した不溶性の汚れ成分(粒子状の汚れ物や油分等)は気泡の作用により液面Lに浮上し、オーバーフロー口7a9からオーバーフローする洗浄液に伴って配水管7a10に排出される。そのため、洗浄槽7中の洗浄液の清浄度が維持され、洗浄液中の汚れ成分が回転ドラム1に再付着することを防止して、洗浄効果を高めることができる。
上記のようにして回転ドラム1の洗浄を行った後、排水弁7a9を開いて、洗浄槽7の洗浄液を配水管7a10に排出する。洗浄液を排出した後、排水弁7a9とオーバーフロー弁を閉じると、洗浄槽7のバケット部7aの内部に空間部が形成されるが、この空間部は、粉粒体の処理時に排気チャンバとなる。すなわち、この実施形態において、バケット部7aは排気部材を兼ねている。
粉粒体の処理時、回転ドラム1が回転することにより、周壁部1aのシールリング13と流動板14は、バケット部7aの摺接部7a4に摺接する。特に、流動板14のシール部材14bは内外周方向に可動であり、回転ドラム1の回転に伴う遠心力を受けて外周方向に移動し、上記の遠心力に見合う力で、バケット部7aの摺接部7a4に圧接する。これにより、図4に示すように、回転ドラム1の周壁部1aの外周側に、流動板14によって区画された通気空間S1が形成さる。
温風又は冷風等の処理気体は、給気ダクトを介してケーシング2の給気チャンバ2aに流入した後、給気チャンバ2aから前端開口部1eを介して回転ドラム1の内部に流入する。回転ドラム1の内部に流入した処理気体は、回転ドラム1の内部の粉粒体層を通過し、粉粒体層の乾燥に寄与した後、周壁部1aの通気部を介して通気空間S1に入り、通気空間Sからバケット部7aの開口部7a1を介して、バケット部7aの空間部(排気チャンバ)に入り、バケット部7aの排気口7a5から排気ダクトに排気される。
スプレーノズルユニット5のスプレーノズル5aから粉粒体層に噴霧された膜材液等のスプレー液は、回転ドラム1の回転に伴う攪拌混合作用によって各粉粒体粒子の表面に展延され、粉粒体層を通過する処理気体によって乾燥される。これにより、各粉粒体粒子の表面にコーティング被膜が形成される。
尚、上記の実施形態において、流動板14は、周壁部1aの外周に固定された基部14aと、基部14aに、周壁部1aの内外周方向への移動が許容された状態で装着されたシール部材14bとで構成しているが、流動板の全体をフッ素系樹脂(PTFE等)の合成樹脂材や硬質ゴム等の合成ゴム材等で一体の平板状に形成して、周壁部1aの外周に固定してもよい。また、各流動板は、回転ドラム1の回転方向に対して前傾姿勢となるように、周壁部1aの外周に固定してもよい。これにより、流動板の回転方向前面側において、上述した洗浄液の陽圧発生が促進される。さらに、各流動板は、平板状のものに限らず、周壁部1aから外周側に向かって回転方向寸法が漸次増大する断面形状、例えば逆三角形状又は逆台形形状の断面形状を有する板状のものであってもよい。これにより、流動板の回転方向前面側において、上述した洗浄液の陽圧発生が促進されると共に、流動板の回転方向背面側において、上述した洗浄液の陰圧発生が促進される。また、気泡流噴射ノズル7a4に代えて、洗浄槽7の洗浄液中に気泡を発生させる気泡生成ノズルを用いても良い。また、本発明は、周壁部の横断面形状が多角形の回転ドラムを備えたコーティング装置に限らず、周壁部の横断面形状が円形、円錐形、多角円錐形の回転ドラムを備えたコーティング装置にも同様に適用可能である。さらに、回転ドラムが水平線と平行又は略平行な軸線回りに回転駆動されるコーティング装置に限らず、回転ドラムが水平線に対して傾斜した軸線回りに回転駆動されるコーティング装置にも同様に適用可能である。
1 回転ドラム
1a 周壁部
7 洗浄槽
7a5 気泡流噴射ノズル
7a9 オーバーフロー口

Claims (4)

  1. 処理すべき粉粒体が内部に収容され、その軸線回りに回転駆動される通気式の回転ドラムを備え、該回転ドラムは、該回転ドラムの内部と外部とを連通させる通気部を周壁部に有するコーティング装置において、
    前記回転ドラムの外周側に、洗浄液を貯留する洗浄槽が配設されていると共に、前記洗浄液に気泡を混在させる気泡発生手段を備え、
    前記回転ドラムの洗浄時に、前記洗浄槽に洗浄液が貯留され、前記気泡発生手段の作動により前記気泡が混在した前記洗浄液中に前記回転ドラムの周壁部を浸漬し、前記回転ドラムを回転させながら洗浄を行い、
    前記洗浄槽は、前記洗浄液をオーバーフローさせて前記洗浄槽から排出するオーバーフロー排出部を、前記回転ドラムの回転方向に対して、回転方向前方側に有することを特徴とするコーティング装置。
  2. 前記気泡発生手段は、気泡が混在した洗浄液を前記洗浄槽中に噴射する気泡流噴射ノズルであることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  3. 前記回転ドラムは、回転時に、前記洗浄槽の洗浄液を回転方向前方に流動させる流動板を前記周壁部に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコーティング装置。
  4. 前記流動板は、回転方向に所定間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項3に記載のコーティング装置。
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