JP4350583B2 - パンコーティング装置 - Google Patents

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本発明は、パンコーティング装置の洗浄性向上に関し、特に、略水平な軸線を中心に回転する回転ドラムを用いて粉粒体のコーティング処理等を行うパンコーティング装置の洗浄性向上に関する。
従来より、医薬品や食品のコーティング処理には、パンコーティング装置と呼ばれる回転ドラムを用いた造粒コーティング装置(粉粒体処理装置)が広く使用されている。パンコーティング装置には、通常、略水平な軸線の回りで回転し、その内部に錠剤や菓子等の被コーティング物が収容される回転ドラム(以下、ドラムと略記する)が設けられている。図6は、従来のパンコーティング装置におけるドラムの構成を示す斜視図である。図6に示すように、ドラム51の外周には、通気用のジャケット52が取り付けられている。ジャケット52内は隔壁53によって複数の部屋に分割されており、各部屋にはドラム51との間には多孔板54が介設され、通気部55が形成されている。
ドラム51の端部は、軸方向に沿って外径が減少するテーパ状の端壁部56となっている。ジャケット52には、この端壁部56の外面に沿ってドラム51の端部まで延びる給排気路57が接続されている。給排気路57の端部には通気口58が形成されている。ドラム51とジャケット52及び通気口58を含む給排気路57により、パンコーティング装置の回転部分であるドラムユニット62が形成される。ドラム51の端部近傍には図示しない給排気用の外部ダクトが配置されており、ドラム51の回転に伴い、外部ダクトと所定位置に来た通気口58とが連通接続される。一方、ドラム51内にも、図示しない給排気用の内部ダクトが導入されている。例えば、この内部ダクトからドラム51内に空気を供給すると、この空気は通気部55を介してジャケット52内に流入し、ドラム51の回転に伴って接続された外部ダクトから装置外へと排出される。
また、ドラム51内にはスプレーガン(図示せず)が設けられており、そこからドラム51内の粉粒体にコーティング材が供給される。コーティング処理を行う場合には、まず、被コーティング物をドラム51内に収容し、何れか一方のダクトに熱風や温風、冷風等の空気を処理条件に合わせて供給しつつドラム51を回転させる。そして、この状態でスプレーガンからコーティング材を適宜噴霧することにより、ドラム51内の粉粒体に所望のコーティング層が形成される。
このようなパンコーティング装置では、給排気用のダクトの出入口(例えば、図6の通気口58)にディスクバルブを設け、ドラム51内の空気流量を調節するものも多く見られる。特許文献1には、このディスクバルブ機構が装置の操作側、つまり、ドラムの裏側ではなく装置使用者が粉粒体の出し入れ等の作業を行う操作側に設けられた造粒コーティング装置が開示されている。この造粒コーティング装置では、ディスクバルブが操作側に配されているため、ドラム裏側にバルブを配した装置に比して、バルブの操作や点検、洗浄等の利便性が向上する。
特許文献2には、ジャケットが個別的に着脱可能に設けた造粒コーティング装置が開示されている。図7は、このような造粒コーティング装置のドラム構成を示す説明図である。この造粒コーティング装置では、例えば特許文献1のジャケットがドラムの外側を囲むような全体として1個の構成を例示するのに対し、図7に示すように、ジャケット52がドラム51の各辺ごとに分割形成され、しかも個別に取り外しできるようになっている。このため、ジャケット52を個々に取り外して汚れの点検や洗浄ができると共に、洗浄や汚れの確認を極めて容易かつ確実に行うことができ、医薬品など高い洗浄性が要求される分野にも有利に適用可能となっている。
特許文献3には、処理後の製品を効率良くドラム内から取り出すため、ドラム内に円弧状に湾曲した排出ガイドプレートを設けた粉粒体処理装置が開示されている。排出ガイドプレートは、ドラム内部の端壁部に沿って、ドラム側壁から開口部に亘って延びている。ドラムを製品排出側に回転させると、排出ガイドプレートによって形成された製品排出路に製品が導入され、開口部まで案内される。製品排出路の勾配は円弧状の排出ガイドプレートによって緩和されるため、排出路内の製品は一気に開口部に流れ落ちず、減速されて開口部へと向かう。このため、排出時に製品に加わる衝撃が緩和され、製品の損傷が防止でき、収率の向上が図られる。
特許文献4には、ドラム内の通気を制御するディストリビュータをドラム後方部分に設けた造粒コーティング装置が開示されている。ディストリビュータは、ドラムの外側に設けられた通気チャンネル(前述のジャケットと同様の機能を有する)と接続されている。ドラムの回転に伴って所定位置に来た通気チャンネルは、ディストリビュータによって通気用ダクトと接続される。ディストリビュータは、ドラム後方に固定された第1ディスクプレートと、これと対向し軸方向にスライド移動可能に設けられた第2ディスクプレートとから構成される。両ディスクプレートの分離面間の隙間にはシール手段が配設される。特許文献4では、このようにディストリビュータの一部が分離可能に構成されているため、ディストリビュータや通気チャンネル内部の洗浄後のバリデーションが容易かつ確実に行えるようになっている。
特開平2-56234号公報 特開平2-56235号公報 特開2000-126580号公報 特開2001-58125号公報
ところで、このようなパンコーティング装置、特に、医薬品や食品を製造する装置では、製品の品質や安全性を確保するため、装置の洗浄は極めて重要な工程となっている。装置の洗浄に際しては、製品原材料の性状によって種々の洗浄剤が使用されるが、例えば、塩基性洗浄水を使用する場合、作業者や設備の安全性及び環境保全の観点から、ドラム内に洗浄水を貯留したまま洗浄処理を行ういわゆる「ため洗い」が実施されている。従って、装置への洗浄水の給入排出を確実に制御し、洗浄工程(ため洗い)中は、洗浄水がドラムユニット外に流出しないようにし、塩基性洗浄水の使用量を制御する必要がある。
図8は従来のパンコーティング装置における「ため洗い」の様子を示す説明図であり、(a)はドラム51を正面方向から見た様子、(b)はドラム51を側面方向から見た様子をそれぞれ示している。塩基性洗浄水を用いてパンコーティング装置を洗浄する場合には、まず、開口部からこぼれ出ない程度の量の洗浄水59をドラム51内に注入する。洗浄水59は、図8に示すようにドラム51の底部に貯留し、その状態でドラム51を回転させる。これにより、ドラム51内部が塩基性洗浄水によって洗浄される。
しかしながら、従来のパンコーティング装置では、ドラム51の回転に伴い洗浄水がジャケット52から給排気路57を伝って、ドラムユニット62外に流出するおそれがあるという問題がある。ここで、図8のように「ため洗い」を行うと、ドラム51の底部に位置するジャケット52にも通気部55を通し洗浄水59が流入する。ジャケット52内に流入した洗浄水59は、ドラム51の回転に伴いその大部分はジャケット52から通気部55を通しドラム51に戻るが、図9に示すように、ジャケット52の隔壁53と多孔板54の間に形成された縁壁部61にも若干の洗浄水59a〜59cが残留する。
図9は残留洗浄水59aの状態を示す説明図であり、図8の矢視Xの部分側面図に相当する。洗浄水59は隔壁53によってすくい上げられ、図9に示すように、多孔板54の位置まで残って残留洗浄水59aとなる。このような残留洗浄水59a〜59cは、ジャケット52がドラム51の回転に伴ってドラム側部から上部に移動すると、図8bに破線にて示したように給排気路57内を流動し、通気口58からドラムユニット62外へ流出するおそれがある。
つまり、従来のパンコーティング装置では、ドラム51の外周上に突設されたジャケット52が水車のように機能し、洗浄水59をすくい上げてしまい、すくい上げられた洗浄水が給排気路57を伝って通気口58から流出する可能性がある。通気口58に到達した洗浄水は、ディスクバルブ機構を通りドラムユニット62外へと流出しドラム51の下方に配設されたシンクに溜まり、ため洗いに利用することができなくなってしまう。このため、塩基性の洗浄水をドラムユニット62内に確実に貯留することができず、作業性や環境保全性の点で問題があった。この場合、ディスクバルブ機構のシール性を高め、そこで洗浄水の流出を阻止する対策も考え得るが、ディスクバルブ機構の摩耗等を考慮するとこれも万全とは言えない。
また、たとえディスクバルブ機構からドラム51の下方に設けられたシンクへの流出を防止できたとしても洗浄水は外部ダクト12へ流出してしまうことから、ドラム51内に貯留される洗浄水の減少を招き確実なため洗いを行うことができなくなる。さらにこの場合、外部ダクト12へ塩基性等の洗浄水が流出し広がることとなり、その後、外部ダクト12のすすぎ洗いや乾燥等の作業が必要となり、洗浄工程が煩雑となる。
本発明の目的は、パンコーティング装置の洗浄工程における洗浄水のドラムユニット外への流出を防止することにある。
本発明のパンコーティング装置は、略水平な軸線を中心として回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの外側に該回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、前記回転ドラムの外周部に形成され、前記ジャケット内と前記回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、前記各通気部と対応して設けられ、前記ジャケットから前記軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置であって、前記給排気路が前記軸線の延伸方向に対し周方向に偏倚して延設されることを特徴とする。
本発明にあっては、給排気路が軸線の延伸方向に対し周方向に偏倚配置されているので、回転ドラム洗浄時に、給排気路の隔壁によってすくい上げられた液体が給排気路に沿って流れ出ず通気部から回転ドラム内に戻される。一方、これとは逆に回転ドラムを回転させると、前述とは逆の作用が生じ、回転ドラム内の液体がくみ上げられ、液体が給排気路を伝ってドラムユニット外へ排出される。
前記パンコーティング装置において、前記給排気路の経路の中心線が前記軸線と交わらないように前記軸線の方向に向かって延びるようにしても良い。また、前記ジャケットから前記回転ドラムの正転方向に前記給排気路を偏倚させても良い。さらに、前記通気部ごとに形成され隔壁によってそれぞれ隔離された通気室を前記ジャケットに設け、前記軸線から前記通気室中心に至る法線に対し偏倚した位置に前記通気部を設置しても良い。
本発明の他のパンコーティング装置は、略水平な軸線を中心として回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの外側に該回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、前記回転ドラムの外周部に形成され、前記ジャケット内と前記回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、前記各通気部と対応して設けられ、前記ジャケットから前記軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置であって、前記ジャケットは、前記通気部ごとに形成され隔壁によってそれぞれ隔離された通気室を備え、前記通気部は、前記軸線から前記通気室中心に至る法線に対し偏倚した位置に設置されることを特徴とする。
本発明にあっては、通気部が通気室の中心から偏倚した位置に設置されるので、隔壁の基部に形成され回転ドラム洗浄時に水車のような機能を果たす縁壁部を小さくでき、隔壁の近傍に液体が溜まりにくくなる。
前記パンコーティング装置において、前記法線に対し周方向に沿って前記回転ドラムの正転方向とは逆方向に前記通気部を偏倚して設置しても良く、これにより、さらに縁壁部を縮小できる。また、前記通気部の周方向の端部のうち前記回転ドラムの正転方向後尾側に位置する端部が前記隔壁に接するようにしても良い。これにより、隔壁基部の縁壁部が廃され、隔壁によってすくい上げられた液体は、隔壁近傍には溜まらずに壁際まで形成された通気部より速やかに回転ドラムに戻される。さらに、前記通気部の周方向の端部のうち前記回転ドラムの正転方向先頭側に位置する端部と前記隔壁との間に縁壁部を設けても良い。これにより、回転ドラムを逆転させた場合、この縁壁部によって回転ドラム内の液体がくみ上げられ、液体が給排気路を伝ってドラムユニット外へ排出される。
前記パンコーティング装置において、前記通気部の軸方向の端部が前記給排気路に接するようにしても良い。また、前記通気部の軸方向の端部を前記給排気路内まで延在させても良い。なお、前述の正転方向は回転ドラムの一の回転方向を正転方向とするものであり、これとは逆の他の回転方向を正転方向として選ぶこともできる。また、ここで言う正転方向は、洗浄工程中にため洗いを実施するための回転方向を示すものであり、コーティング、乾燥、混合等を行う場合の回転方向と一致させる必要はない。
本発明のパンコーティング装置によれば、略水平な軸線を中心として回転する回転ドラムと、回転ドラムの外側に回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、回転ドラムの外周部に形成されジャケット内と回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、各通気部と対応して設けられジャケットから軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置にて、給排気路を軸線の延伸方向に対し周方向に偏倚して延設したので、回転ドラム洗浄時に、給排気路の隔壁によってすくい上げられた液体が給排気路に沿って流れ出すのを防止することが可能となる。このため、塩基性洗浄水などのように、ドラムユニット外への流出が安全性や環境保全等の観点から問題となる洗浄水の場合「ため洗い」を行うことが可能となり、回転ドラム内の清浄性が高まり製品の品質や安全性の向上を図ることが可能となる。
本発明のパンコーティング装置によれば、略水平な軸線を中心として回転する回転ドラムと、回転ドラムの外側に回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、回転ドラムの外周部に形成されジャケット内と回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、各通気部と対応して設けられジャケットから軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置にて、通気部ごとに形成され隔壁によってそれぞれ隔離された通気室をジャケットに設け、通気部を軸線から通気室中心に至る法線に対し偏倚した位置に設置することにより、隔壁の基部に形成され回転ドラム洗浄時に水車のような機能を果たす縁壁部を小さくできる。これにより、隔壁の近傍に液体が溜まりにくくなり、給排気路への液体流出を抑制できる。このため、塩基性洗浄水などのように、ドラムユニット外への流出が安全性や環境保全等の観点から問題となる洗浄水を使用する場合には「ため洗い」を行うことが可能となり、回転ドラム内の清浄性が高まり製品の品質や安全性の向上を図ることが可能となる。
また、通気部を前記法線に対し周方向に沿って回転ドラムの正転方向とは逆方向に偏倚して設置することにより、さらに縁壁部を縮小でき、給排気路への液体流出をさらに抑制できる。さらに、通気部の周方向の端部のうち回転ドラムの正転方向後尾側に位置する端部を隔壁に接するように設けることにより、隔壁基部の縁壁部が廃され、隔壁によってすくい上げられた液体を通気部より速やかに回転ドラムに戻すことが可能となる。従って、隔壁の近傍に液体が溜まりにくくなり、給排気路への液体流出をより確実に抑制できる。
また、通気部の周方向の端部のうち回転ドラムの正転方向先頭側に位置する端部と隔壁との間に縁壁部を設けることにより、回転ドラムを逆転させた場合、この縁壁部によって回転ドラム内の液体をくみ上げることができ、回転ドラムの回転方向を切り替えるだけで、洗浄(環流)と排水とを切り替えることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるパンコーティング装置の構成を示す説明図である。図1のパンコーティング装置1は、回転ドラム2(以下、ドラム2と略記する)の回転とそれを通過する処理気体およびコーティング液により、ドラム2内の粉粒体に対し、コーティング、乾燥、混合等の所望の処理を実施する。
パンコーティング装置1は、その内部に錠剤や菓子等の被処理物を収容する横型ドラム状の処理容器であるドラム2を有している。ドラム2は略水平な軸線を中心として回転し、中空筒状の主胴部3と、主胴部3の軸方向両端側に設けられた端壁部4a,4bとから構成されている。主胴部3は、多角筒形または円筒形の横断面形状を有しており、図1のパンコーティング装置1では、八角形断面となっている。端壁部4a,4bは主胴部3の両端側に設けられ、軸方向に沿って外径が減少するテーパ状に形成されている。
主胴部3の周囲数カ所または全周には、多孔板にて構成された通気部5が設けられている。通気部5は多孔板にて形成され、ここでは、八角形断面の主胴部各辺にそれぞれ形成されている。なお、通気部5の構成は多孔板に限定されるものではなく、メッシュ,スクリーン等、被処理物を保持し通気性を有するものであれば良い。主胴部3の外周側には、通気部5を覆うようにジャケット6が取り付けられている。ジャケット6内は、各通気部5に対応して複数の通気室7に区画されている。各通気室7の間は隔壁8a(図2参照)にて隔離されている。
ジャケット6の端壁部4a側には給排気路9が接続されている。給排気路9は隔壁10(図2参照)によって区画され、各通気室7ごとに個別に設けられている。給排気路9は、ジャケット6から端壁部4aの外面に沿ってドラム2の端部まで延び、その端部には通気口11が形成されている。ドラム2とジャケット6及び通気口11を含む給排気路9により、パンコーティング装置1の回転部分であるドラムユニット31が形成される。
ドラムユニット31の端部近傍には、給排気用の外部ダクト12が配置されている。外部ダクト12は、ドラムユニット31の回転に伴い所定位置に来た通気口11と連通接続されるディスクバルブ機構を有している。外部ダクト12はさらに給排気導管13aに接続されている。また、ドラムユニット31の下方には、ディスクバルブ機構から流下した洗浄水を貯留するシンク27が設けられている。シンク27には、バルブ28を備えた排出ドレイン29が取り付けられている。
ドラム2内には、給排気導管13bに接続された内部ダクト14が設けられている。また、ドラム2内にはコーティング材供給用のスプレーガン(図示せず)が設けられている。ドラム2に対しては、例えば、給排気導管13bから内部ダクト14を介して熱風や温風、冷風等の処理気体が供給される。内部ダクト14からドラム2内に供給された空気は、通気部5を介してジャケット6内に流入する。ジャケット6に流入した空気は給排気路9を通り通気口11に至り、連通した外部ダクト12から給排気導管13aを介して装置外へと排出される。
ドラム2は、軸受15によって支持された回転軸16が取り付けられている。回転軸16は略水平に配置されており、ドラム2はこの回転軸16を中心に回転可能となっている。回転軸16は、モータ17によりチェーン18を介して駆動される。図1のパンコーティング装置1では、給排気導管13a,13bと外部ダクト12及び内部ダクト14は固定されており、ドラム2とジャケット6及び給排気路9がモータ17により回転される。
端壁部4aのほぼ中央部には開口部19が形成されている。開口部19は粉粒体原料の投入や製品の排出などに用いられ、ドア枠21の一端部が所定の間隙を開けて対向配置されている。ドア枠21の他端側には開閉可能な点検蓋22が設けられている。ドア枠21の下部には製品排出口23が設けられている。製品排出口23にはバルブが設けられており、ここからドラム2内の製品が運搬容器24に排出される。
図2はドラムユニット31の構成を示す斜視図、図3はその正面図、図4は図3の矢視Yの部分側面図である。当該パンコーティング装置1に使用されているドラムユニット31では、図2〜4に示すように、給排気路9が周方向にねじれた形で配置されている。つまり、給排気路9は、軸線Mの延伸方向Pに対し周方向Qに偏倚して軸方向に延びている。この場合、給排気路9の偏倚方向は、ジャケット6から見てドラム2の正転方向となっている。また、給排気路9の経路の中心線Rは、軸線Mとは交わらないように軸線Mの延伸方向Pに向かって延びている。
ドラムユニット31では、通気部5が通気室7の中心からドラム正転方向とは反対方向に偏倚して設置されている。すなわち、通気部5の中心Oは、軸線Mから通気室7の中心に至る法線Sに対し、ドラム正転方向とは逆方向に偏倚した位置に設置されている。また、通気部5の周方向端部のうち、ドラム正転方向の後尾側に位置する端部5aは隔壁8aに接している。通気部5の周方向の端部のうち、ドラム正転方向の先頭側に位置する端部5bと隔壁8aとの間は縁壁部25aとなっている。
さらに、通気部5は、主胴部3の給排気路9側の端部3a寄りにも偏倚して設置されている。すなわち、通気部5の中心Oは、軸線Mから通気室7の中心に至る法線Sに対し、軸線Mの延伸方向P側にも偏倚した位置に設置されている。この場合、通気部5は、その軸方向端部のうち、給排気路9側の端部5cが主胴部3の端部3aまで延びており、端部5cは給排気路9に接している。これに対し、通気部5の軸方向の端部のうち、給排気路9とは反対側に位置する端部5dとジャケット6の端壁8bとの間は縁壁部25bとなっている。つまり、通気室7内の主胴部3には、通気部5が給排気路9側及び後尾側隔壁8a側一杯まで形成され、それ以外の部分は縁壁部25a,25bとなっている。
このようなパンコーティング装置1では、次のようにして粉粒体のコーティング処理を行う。ここではまず、ドラム2内に粉粒体原料を投入し、モータ17を駆動してチェーン18及び回転軸16を介してドラム2を正転方向に回転させる。この際、必要に応じて給排気導管13bから内部ダクト14を介してドラム2内に処理気体を供給し、通気部5からジャケット6→給排気路9→通気口11→外部ダクト12→給排気導管13aを介してそれを排出しつつ粉粒体のコーティング処理等を行う。処理が終了した製品は、製品排出口23から取り出される。
一方、粉粒体の処理が終了した後、次の処理に備えてドラム2内の洗浄を行う。ここでは、ドラム2内を「ため洗い」する場合について説明する。洗浄時には、点検蓋22を開いてドラム2内に洗浄水26を注入する。なお、スプレーガンからドラム2内に洗浄水26を注入することもできる。図5は、パンコーティング装置1における「ため洗い」の様子を示す説明図である。パンコーティング装置1では、ドラム2を正転方向に回転させつつ洗浄水26によりドラム2内部を洗浄する。図5に示すように、この場合もドラム2の底部に位置するジャケット6に洗浄水26が流入する。
ジャケット6内に流入した洗浄水26は、ドラム2の回転に伴い隔壁8a,10によってすくい上げられる。図8のような従来のパンコーティング装置では、このすくい上げによって隔壁53の近傍に洗浄水が溜まり、これがドラムの回転に伴って給排気路内へ流出するおそれがある。これに対し、パンコーティング装置1では、隔壁8a,10によってすくい上げられた洗浄水26は、以下の構成により通気部5を介してドラム2に戻り、給排気路9側へは流出しない。
すなわち、まず第1に、ここでは各通気室7内において通気部5が正転方向とは逆側に偏倚して設けられており、しかも、通気部5が隔壁8aに接する位置まで形成されているため、隔壁8aの基部に水車のような機能を果たす縁壁部が設けられていない。このため、隔壁8aによってすくい上げられた洗浄水26は、隔壁8aの近傍には溜まらずに壁際まで形成された通気部5より速やかにドラム2に戻される。
また、第2に、給排気路9がジャケット6から見て正転方向に偏倚した形で配置されているため、隔壁10によってすくい上げられた洗浄水26aは、給排気路9に沿って通気口11側に流れ出ない。図5に示した洗浄水26aも、通気部5の端部5a近傍から速やかにドラム2に戻される。給排気路にねじれのない図6のような装置では、通気部5から環流する以前に少量の洗浄水が給排気路側に流出するおそれがあるが、ここではそれも抑えられ、通気部5による洗浄水の環流効果がより高められる。このため、塩基性洗浄水などのように、ドラムユニット31外への流出が安全性や環境保全等の観点から問題となる洗浄水でも「ため洗い」を行うことが可能となり、ドラム2内の清浄性が高まり製品の品質や安全性の向上が図られる。
「ため洗い」を行った後は、ドラム2から洗浄水を排出する。この際、パンコーティング装置1では、ドラム2を前述とは反対方向、すなわち、逆転方向に回転させる。排水時にドラム2を逆転させると、前述とは逆の作用が生じ、主胴部3の縁壁部25によって洗浄水がくみ上げられ、洗浄水が給排気路9を伝って通気口11に流出する。これにより、排水ポンプ等を使用することなく、ドラム2内に滞留する洗浄水は速やかにドラムユニット31外へと排出される。この際、洗浄水は通気口11からシンク27に流下し、シンク27に溜まった洗浄水は排出ドレイン29から適宜装置外へと排出され、廃水処理設備にて中和処理等必要な処理が行われる。なお、廃水処理設備が完備されていない場合には、排出ドレイン29に溜まった洗浄水はドラム缶等に移しかえられて取り出され、必要な処理が行われる。
洗浄水を排出した後、水によりすすぎ洗いを行う。すすぎ洗い時もまたドラム2に水を注入した後、ドラム2を正転方向に回転させ「ため洗い」を行い、その後、回転方向を逆転させ、すすぎ水をドラム2から排出する。このように当該パンコーティング装置1では、給排気路が偏倚配置されていることから、ドラム2の回転方向を切り替えるだけで、洗浄モードと排水モードとを切り替えることができる。なお、洗浄時に「ため洗い」が必要がない場合には、流水を注入しつつ排水モードで運転することも可能である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、通気部5を法線Sに対し偏倚させた例を示したが、通気部5の中心Oを法線S上に配置しても良い。また、通気部5の端部5aは必ずしも主胴部3の端部3aまで形成されていなくとも良いが、これとは逆に、端部5cが給排気路9内まで及んでいても良い。これにより、隔壁10によってすくい上げられた洗浄水26aをより速やかにドラム2内に戻すことができる。さらに、通気部5の端部5bが必ずしも隔壁8aに接していなくとも良いが、洗浄水環流効果を高めるには隔壁8aに接していた方が望ましい。
また、従来と同じく、通気部5と通気口11が法線方向に正対する(同一法線の面上に位置する)ように給排気路9を配設した場合においても、通気部5の位置をジャケット6内の中心ではなく、周方向及び/又は軸方向に偏倚させて配置することにより、回転方向を切り換えるだけでドラム2内の水性成分の環流/排出の切り替えを容易に行うことができる。
なお、前述の記載では、回転ドラムは水平な軸線を中心として回転するとされているが、軸線は完全な水平状態でなくとも良く、概ね水平な略水平状態でも構わない。また、図2〜図5に図示された正転方向は、これに限定されるものではなく、これと逆の方向を正転方向として選ぶこともできる。さらに、実施例で示した正転方向は、洗浄工程中にため洗いを実施するための回転方向を示すものであり、コーティング、乾燥、混合等の回転方向と一致させなくとも良い。すなわち、本発明のパンコーティング装置では、各工程の必要特性に応じて回転方向を適宜選択することが可能である。
本発明の一実施例であるパンコーティング装置の構成を示す説明図である。 ドラムユニットの構成を示す斜視図である。 図2のドラムユニットの正面図である。 図3の矢視Yの部分側面図である。 本発明の一実施例であるパンコーティング装置における「ため洗い」の様子を示す説明図である。 従来のパンコーティング装置におけるドラムの構成を示す斜視図である。 特許文献2の造粒コーティング装置のドラム構成を示す説明図である。 従来のパンコーティング装置における「ため洗い」の様子を示す説明図であり、(a)はドラムを正面方向から見た様子、(b)はドラムを側面方向から見た様子をそれぞれ示している。 残留洗浄水の状態を示す説明図である。
符号の説明
1 パンコーティング装置
2 回転ドラム
3 主胴部
3a 端部
4a,4b 端壁部
5 通気部
5a 正転方向後尾側端部
5b 正転方向先頭側端部
5c 軸方向端部
6 ジャケット
7 通気室
8a 隔壁
8b 端壁
9 給排気路
10 隔壁
11 通気口
12 外部ダクト
13a,13b 給排気導管
14 内部ダクト
15 軸受
16 回転軸
17 モータ
18 チェーン
19 開口部
21 ドア枠
22 点検蓋
23 製品排出口
24 運搬容器
25a,25b 縁壁部
26 洗浄水
26a 洗浄水
27 シンク
28 バルブ
29 排出ドレイン
31 ドラムユニット
51 ドラム
52 ジャケット
53 隔壁
54 多孔板
55 通気部
56 端壁部
57 給排気路
58 通気口
59 洗浄水
59a〜59c 残留洗浄水
61 縁壁部
62 ドラムユニット
M 軸線
O 通気部中心
P 軸線延伸方向
Q 回転ドラム周方向
R 給排気路経路中心線
S 法線

Claims (10)

  1. 軸線を中心として回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの外側に該回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、前記回転ドラムの外周部に形成され、前記ジャケット内と前記回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、前記各通気部と対応して設けられ、前記ジャケットから前記軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置であって、
    前記給排気路は、前記軸線の延伸方向に対し周方向に偏倚して延設されることを特徴とするパンコーティング装置。
  2. 請求項1記載のパンコーティング装置において、前記給排気路の経路の中心線が前記軸線と交わらないように前記軸線の方向に向かって延びることを特徴とするパンコーティング装置。
  3. 請求項1記載のパンコーティング装置において、前記給排気路は、前記ジャケットから前記回転ドラムの正転方向に偏倚することを特徴とするパンコーティング装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記ジャケットは、前記通気部ごとに形成され隔壁によってそれぞれ隔離された通気室を備え、前記通気部は、前記軸線から前記通気室中心に至る法線に対し偏倚した位置に設置されることを特徴とするパンコーティング装置。
  5. 軸線を中心として回転する回転ドラムと、前記回転ドラムの外側に該回転ドラムを取り囲むように配設されたジャケットと、前記回転ドラムの外周部に形成され、前記ジャケット内と前記回転ドラム内との間を連通させる複数の通気部と、前記各通気部と対応して設けられ、前記ジャケットから前記軸線方向に沿って延びる複数の給排気路とを備えてなるパンコーティング装置であって、
    前記ジャケットは、前記通気部ごとに形成され隔壁によってそれぞれ隔離された通気室を備え、前記通気部は、前記軸線から前記通気室中心に至る法線に対し偏倚した位置に設置されることを特徴とするパンコーティング装置。
  6. 請求項4又は5記載のパンコーティング装置において、前記通気部は、前記法線に対し周方向に沿って前記回転ドラムの正転方向とは逆方向に偏倚して設置されることを特徴とするパンコーティング装置。
  7. 請求項4〜6の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記通気部の周方向の端部のうち前記回転ドラムの正転方向後尾側に位置する端部が前記隔壁に接することを特徴とするパンコーティング装置。
  8. 請求項4〜7の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記通気部の周方向の端部のうち前記回転ドラムの正転方向先頭側に位置する端部と前記隔壁との間に縁壁部を設けたことを特徴とするパンコーティング装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記通気部の軸方向の端部が前記給排気路に接することを特徴とするパンコーティング装置。
  10. 請求項1〜8の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記通気部の軸方向の端部が前記給排気路内まで延在することを特徴とするパンコーティング装置。
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