JP2010001888A - 水流噴射装置の磁力伝動構造 - Google Patents

Abstract

【課題】軸体が直接伝動することによって起きる漏水という欠点を改善することができる水流噴射装置の磁力伝動構造を提供する。
【解決手段】水流噴射装置の磁力伝動構造は、ジャグジー中の水流噴射装置に応用し、少なくともモーター1と遠心ファンブレード5を備え、モーター1を利用し、遠心ファンブレード5の回転を連動し、水流の吸入と噴射作用を達成し、モーター1と遠心ファンブレード5間の磁力伝動技術を提供する。
【選択図】図１

Description

本発明は水流噴射装置の磁力伝動構造に関し、特にジャグジーに用い、配管が不要で、しかも洗浄が容易な水流噴射装置で、伝動方式を改善することにより、漏水を防止可能な水流噴射装置の磁力伝動構造に関する。

従来のジャグジーは、バスタブ中に、単一の吸水口、単一のモーター、若干の連結パイプ、数個の出水口を備える。
構造は、水流を運ぶため、内蔵パイプを備える必要があるが、長期間の使用後には、各吸水口、各パイプ、各出水口内には、汚れがたまってしまう。
しかし、従来の構造の各吸水口と出水口は、設置後は露出しない固定状態を呈するため、分解できず、内部の洗浄を行なうこともできない。
特に、パイプ内には、汚れがたまり易く、細菌が繁殖し易いが、パイプ内部を清掃しようとしても、どうすることもできない。

上記問題に鑑み、本発明人は、単一の水流噴射構造中に、取水及び出水機能を備え、従来のパイプの配置を不用とし、しかも各水流噴射構造は、容易に取り外しと洗浄を行なうことができる構造を開発した。
しかし、構造中のモーターとファンブレードは、軸伝動構造を採用するため、ファンブレードをバスタブ中に設置しており、ファンブレード外端に連結するモーターへの防水措置は、防水軸スリーブによってのみとなる。
そのため、長期の使用後には、防水軸スリーブは、磨損により漏水の恐れがある。
本発明は、従来の水流噴射装置の上記した欠点に鑑みてなされたものである。

本発明が解決しようとする課題は、配管が不要であるため洗浄が容易という長所を備え、特に伝動構造を改善し、漏水の恐れを払拭することができるジャグジーに用いる水流噴射装置の磁力伝動構造を提供することである。

上記課題を解決するため、本発明は下記の水流噴射装置の磁力伝動構造を提供する。
本発明水流噴射装置の磁力伝動構造は、漏水或いは滲水防止のニーズを徹底的に達成するため、モーターとファンブレードを完全に隔絶し、磁力原理により間接伝動し、
該モーターと該ファンブレードを完全に隔絶するために、該モーターと該ファンブレード間の主固定台には封鎖面を形成し、モーター軸心を通過させるために開設されていた軸孔を封鎖し、
バスタブ本体との間隔を対応させ、漏水或いは滲水の恐れを完全に払拭し、
該封鎖面を形成することで、該モーターと該ファンブレードの伝動には、磁力伝動技術を採用し、
該モーター端には磁性部品を設置し、しかも該封鎖面の反対側にも、該ファンブレードと連結するもう一つの磁性部品を設置し、
これにより、該モーターは、該２個の磁性部品により、該ファンブレードを間接的に作動し、伝動の目的を達成する。

本発明水流噴射装置の磁力伝動構造は、ジャグジーに用い、配管が不要であるため洗浄が容易という長所を備え、特に伝動構造を改善し、漏水の恐れを払拭することができる。

本発明の立体分解図である。 本発明の動作原理模式図である。 本発明断面の局部拡大図である。 本発明の作動状態を示す断面図である。 本発明の作動状態を示す別の断面図である。 本発明第二実施例の局部立体分解図である。

以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。

図１、２、３に示すように、水流噴射装置の磁力伝動構造は、バスタブの壁体或いはSPAプール中に設置する。
水流噴射装置は、モーター1、第一磁性部品2、主固定台3、ファンブレード底蓋4、遠心ファンブレード5、第二磁性部品6、引水傘状蓋7、ファンブレード外殼8、前網状カバー9を備える。

モーター1は、出力軸11を備える。
モーター1は、バスタブの壁体外部に設置され、出力軸11は、バスタブ内部に向かう。
モーター1は必要に応じて、モーターサポートフレーム12を設置する。

第一磁性部品2は、任意の方式により、出力軸11上に組み合わせる。
本発明中の第一磁性部品2は、第一保護蓋21と第一嵌設蓋22との間に挟まれて設置され、中央ネジ23により、第一嵌設蓋22、第一磁性部品2、第一保護蓋21は、出力軸11上に結合される。
第一磁性部品2は、一部がS極で、他はN極で、両者の比率或いは排列方式は、必要に応じて任意に調整或いは改変することができる。

主固定台3は、碗殼状本体を備え、内部には空間31を形成する。
空間31底部には、封鎖面33を形成する。
主固定台3は、バスタブの壁体内部に設置され、主固定台3外側面には、防水ワッシャー32を設置する。

ファンブレード底蓋4は、主固定台3の空間31内に組み合わせ、封鎖面33上に密着し、適当な数の開口部41を形成する。
遠心ファンブレード5は、ファンブレード底蓋4上に組み合わせて設置する。
遠心ファンブレード5は、適当な数のファンブレード51を備え、収容設置槽50を形成する。

第二磁性部品6は、遠心ファンブレード5中の収容設置槽50内に組み合わせて設置し、しかも第二磁性部品6上にはさらに、第二保護蓋61を設置し、第二磁性部品6が収容設置槽50から脱出しないようにする。
第二磁性部品6は一部がS極で、他はN極で、両者の比率或いは排列方式は、必要に応じて任意に調整或いは改変することができる。
さらに、散熱ブッシング52、ファンブレード軸心53、軸スリーブ54、軸スリーブ55、ブッシング56を対応させ、各構成部材を組み合わせて定位する。

引水傘状蓋7は、遠心ファンブレード5外に組み合わせる。
ファンブレード外殼8は、引水傘状蓋7外に組み合わせ、ジェットノズル81を備える。
前網状カバー9は、ファンブレード外殼8前端に設置し、中央に位置する出水口92、及び出水口92周縁に位置する取水口91を備える。
前網状カバー9は、ネジにより固定され、組み合わされる。

図２に示すように、モーター1の作動時には、出力軸11の作動を連動可能で、これにより第一磁性部品2の回転を連動することができる。
この時、封鎖面33(図３参照)反対側に位置する第二磁性部品6は、第一磁性部品2と磁性作用を生じるため、第二磁性部品6も、第一磁性部品2の磁極吸引作用により連動される。
こうして、モーター1は、第一磁性部品2、第二磁性部品6により、遠心ファンブレード5を運動させる。

図４に示すように、モーター1が作動すると、第一磁性部品2、第二磁性部品6を通して、遠心ファンブレード5は運動する。
この時、水は取水口91から空間31へと進入し、ファンブレード外殼8外縁との隙間を通過し、開口部41を経由して、ファンブレード外殼8と引水傘状蓋7間のトンネル531に進入する。
遠心ファンブレード5の持続運動に従い、最後に、ジェットノズル81により強力に噴射され、こうしてジャグジーに必要な噴射水流を達成することができる。

本発明中では、ファンブレード底蓋4の適当な位置には、凹部42を設置することができる。
凹部42には、ブッシング56を収容設置することができ、さらに、第二磁性部品6と第一磁性部品2との間隔距離を短縮する作用をも備える。
本発明のファンブレード軸心53内部は、中空状で、しかも貫通したトンネル531を備える。

図５に示すように、ファンブレード底蓋4の底面には凸リブ(図示なし)を設置し、これによりファンブレード底蓋4と封鎖面33との間には、適当な間隔距離を形成する。
こうして、水流は、ファンブレード底蓋4と封鎖面33との間に進入し、ファンブレード軸心53のトンネル531に流入することができる。
これにより、水流に対して、ファンブレード軸心53傍らの散熱ブッシング52、軸スリーブ54、軸スリーブ55、ブッシング56により、散熱冷卻の作用を生じる。
トンネル531に進入した水は、さらに、ジェットノズル81から出水することにより生じるサイホン作用により、ジェットノズル81端に向かって持続的に排出される。

本発明のジェットノズル81は、任意に角度を調整可能で、しかもジェットノズル81は、他の、例えば本発明の第二実施例である図６に示すような複数の開口部82を備える実施形態とすることもできる。
図６に示す本発明の第二実施例では、前網状カバー9には、適当な封鎖板911を設置することができる。
これにより、吸水時に、水位が十分に高くないことにより、空気を過度に吸入してしまう状況の発生を回避することができる。

本発明は実用新案の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。

1 モーター
11 出力軸
12 モーターサポートフレーム
2 第一磁性部品
21 第一保護蓋
22 第一嵌設蓋
23 中央ネジ
3 主固定台
31 空間
32 防水ワッシャー
33 封鎖面
4 ファンブレード底蓋
41 開口部
42 凹部
5 遠心ファンブレード
50 収容設置槽
51 ファンブレード
52 散熱ブッシング
53 ファンブレード軸心
531 トンネル
54 軸スリーブ
55 軸スリーブ
56 ブッシング
6 第二磁性部品
61 第二保護蓋
7 引水傘状蓋
8 ファンブレード外殼
81 ジェットノズル
82 開口部
9 前網状カバー
91 取水口
911 封鎖板
92 出水口

Claims (6)

1. 水流噴射装置の磁力伝動構造は、モーター、第一磁性部品、第二磁性部品、遠心ファンブレードを備え、
   前記モーターは、出力軸を備え、
   前記第一磁性部品は、前記出力軸上に組み合わせ、前記第一磁性部品は、前記出力軸に従い連動され、
   前記第二磁性部品は、前記第一磁性部品と適当な間隔を隔てた位置に設置され、前記第一磁性部品とは直接接触せず、
   前記遠心ファンブレードは、前記第二磁性部品と組み合わされ、前記第二磁性部品に従い連動されることを特徴とする水流噴射装置の磁力伝動構造。
2. 前記第一磁性部品、前記第二磁性部品は、S極とN極を備え、
   前記第一磁性部品は、第一保護蓋と第一嵌設蓋との間に挟まれて設置され、
   中央ネジにより、前記第一嵌設蓋、前記第一磁性部品、前記第一保護蓋を前記出力軸上に結合することを特徴とする請求項１に記載の水流噴射装置の磁力伝動構造。
3. 前記水流噴射装置の磁力伝動構造はさらに、主固定台を備え、
   前記主固定台は、お椀状体で、内部には空間を形成し、空間底部には封鎖面を形成し、前記主固定台外側には、前記モーターと前記第一磁性部品を配置し、
   前記主固定台内の空間には、前記第二磁性部品と前記遠心ファンブレードを組み合わせて設置し、前記主固定台内の空間には、前記封鎖面から外へと順番に、ファンブレード底蓋、前記遠心ファンブレード、前記第二磁性部品を組み合わせて設置し、
   前記遠心ファンブレード中には、収容設置槽を備え、前記収容設置槽には、前記第二磁性部品を組み合わせて設置し、前記遠心ファンブレードの収容設置槽に、前記第二磁性部品を組み合わせて設置後、さらに第二保護蓋を組み合わせて設置し、
   前記ファンブレード底蓋、前記遠心ファンブレード、前記第二磁性部品は、ファンブレード軸心により組み合わせて定位され、前記ファンブレード底蓋の適当な位置には、凹部を設置し、前記凹部には、前記ファンブレード軸心が対応するブッシングを収容設置することを特徴とする請求項１或いは２に記載の水流噴射装置の磁力伝動構造。
4. 水流噴射装置の磁力伝動構造は、バスタブの壁体或いはSPAプール中に設置し、モーター、第一磁性部品、主固定台、ファンブレード底蓋、遠心ファンブレード、第二磁性部品を備え、
   前記モーターは、出力軸を備え、
   前記第一磁性部品は、前記出力軸上に組み合わせ、前記第一磁性部品は、前記出力軸に従い連動され、
   前記主固定台は、お碗状体で、内部に空間を形成し、
   前記ファンブレード底蓋は、前記主固定台の空間内に組み合わされ、前記ファンブレード底蓋中には、適当な数の開口部を設置し、
   前記遠心ファンブレードは、適当な数のファンブレードを設置し、前記遠心ファンブレードは前記ファンブレード底蓋上に組み合わせて設置され、前記遠心ファンブレード中には、収容設置槽を形成し、
   前記第二磁性部品は、前記遠心ファンブレード中の収容設置槽内に、組み合わせて設置され、
   前記ファンブレード軸心により、前記遠心ファンブレードと前記ファンブレード底蓋を空間内に組み合わせることを特徴とする水流噴射装置の磁力伝動構造。
5. 前記遠心ファンブレード外にはさらに、引水傘状蓋、ファンブレード外殼、前網状カバーを備え、
   前記引水傘状蓋は、前記遠心ファンブレード外に組み合わせて設置され、
   前記ファンブレード外殼は、前記引水傘状蓋外に組み合わせて設置され、ジェットノズルを備え、
   前網状カバーは、前記ファンブレード外殼前端に設置され、中央に位置する出水口、及び前記出水口周縁に位置する取水口を備えることを特徴とする請求項４に記載の水流噴射装置の磁力伝動構造。
6. 前記第一磁性部品は、第一保護蓋と第一嵌設蓋との間に挟まれて設置され、中央ネジにより、前記第一嵌設蓋、前記第一磁性部品、前記第一保護蓋は、前記出力軸上に結合され、
   前記遠心ファンブレードの収容設置槽には、前記第二磁性部品を組み合わせて設置後、さらに第二保護蓋を組み合わせて設置し、
   前記ファンブレード底蓋の適当な位置には、凹部を設置し、前記凹部には、ファンブレード軸心が対応するブッシングを収容設置し、
   前記ファンブレード軸心内部には、貫通したトンネルを備え、しかも前記ファンブレード底蓋と前記封鎖面との間には、適当な間隔距離を形成し、これにより水流は、前記ファンブレード軸心のトンネルに進入することを特徴とする請求項４或いは５に記載の水流噴射装置の磁力伝動構造。