JP5917449B2 - 監視装置、監視装置の制御方法、サーバ、サーバの制御方法、監視システム、および、制御プログラム - Google Patents

監視装置、監視装置の制御方法、サーバ、サーバの制御方法、監視システム、および、制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、当該被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置等に関するものである。
高齢化社会の進展に伴って、高齢者の孤独死が社会問題となっている。したがって、高齢者を被監視者として見守るシステムの開発が広く行われている。下記の特許文献1には、異常検知機能を備えた監視カメラ装置が開示されている。また、下記の特許文献2には、監視区域内の聴取可能な音を識別して異常を警告することが可能な監視システムが開示されている。さらに、特許文献3には、音声の信号レベルの変化の傾向をみることで、被監視地点の異常の有無を判断する監視システム装置が開示されている。
特開2006−067055号公報(2006年03月9日公開) 特開2007−228459号公報(2007年09月6日公開) 特開2001−307252号公報(2001年11月2日公開)
被監視者の安否を確認するための従来の監視システムでは、当該監視システムと当該被監視者とのインタラクションが存在しなかった。すなわち、最初の安否確認に対する応答が正常であるか異常であるかに応じて、次回の安否確認の態様を変化させるシステムは、従来には存在しなかった。これにより、当該安否確認の精度が不十分となるおそれがあった。また、当該安否確認は、被監視者に煩雑な操作を強いるものであったため、より手軽な安否確認の手段が望まれていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、手軽で精度の高い安否確認を可能にする監視装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る監視装置は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答を検知する検知手段を備え、前記検知手段によって検知された前記応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置であって、前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行う呼びかけ手段を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る監視装置の制御方法は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置の制御方法であって、前記応答を検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて検知した前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行う呼びかけステップとを含んでいる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るサーバは、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバであって、前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記応答が正常であるか異常であるかを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段によって異常と判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行うことを前記監視装置に指示する指示手段とを備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るサーバの制御方法は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバの制御方法であって、前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した前記応答が正常であるか異常であるかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて異常と判定した場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行うことを前記監視装置に指示する指示ステップとを含んでいる。
本発明の一態様によれば、監視装置、当該監視装置の制御方法、サーバ、および当該サーバの制御方法は、手軽かつ精度の高い安否確認を可能にするという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係るロボット掃除機の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサーバの要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る監視システムを示す模式図である。 上記監視システムにおいて、上記ロボット掃除機および上記サーバが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るロボット掃除機の要部構成を示すブロック図である。 上記ロボット掃除機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 呼びかけの形態例を示す模式図であり、(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るロボット掃除機が備えたライトを点滅させることによって、呼びかけを行う一例を示し、(b)は、上記ロボット掃除機が床を自走しながら音声による呼びかけを行う一例を示し、(c)は、無線通信を介して外部装置を制御することによって呼びかけを行う一例を示す。 本発明の第4の実施の形態に係るロボット掃除機が、監視モードと非監視モードとを切り替える形態例を示す模式図であり、(a)は、上記ロボット掃除機が、予め設定された時間帯に応じて監視モードと非監視モードとを切り替える様子を示し、(b)は、外部サービスに連動するように切り替える様子を示し、(c)は、被監視者が発する言葉に応じて切り替える様子を示す。 通知情報による通知の形態例を示す模式図であり、(a)は、本発明の第5の実施の形態に係るロボット掃除機が、監視者だけでなく、警備システムにも通知を行う例を示し、(b)は、上記ロボット掃除機が病院にも通知を行う例を示し、(c)は、監視者がスマートフォンを操作することによって、上記ロボット掃除機に周囲を撮影する指示を出す様子を示す。
〔実施形態1〕
図1〜図4に基づいて、本発明の第1の実施の形態(実施形態1)を説明する。
〔監視システム30aの概要〕
図3に基づいて、実施形態1に係る監視システム30aの概要を説明する。図3は、監視システム30aを示す模式図である。図3に示されるように、監視システム30aは、ロボット掃除機10aおよびサーバ20aを少なくとも含む。
上記ロボット掃除機(監視装置)10aは、音声による呼びかけ9aに対する被監視者Aからの応答1aに基づいて、被監視者Aの状態を監視者Bに通知可能な装置である。なお、上記ロボット掃除機10aが備えた機能と同等の機能は、携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末などでも実現できる。すなわち、必要な情報を入出力可能な装置でありさえすれば、当該装置はロボット掃除機でなくともよい。
上記ロボット掃除機10aは、上記呼びかけ9aに対する被監視者Aからの応答1aを表す音声データ4aをサーバ20aに送信し、当該サーバ20aによって当該応答1aが異常と判定された場合(または、応答1aが検知されなかった場合)、呼びかけ9aよりも認知されやすい呼びかけ(第2の呼びかけ)9bを特定可能な呼びかけ情報2を、上記サーバ20aから取得する。上記ロボット掃除機10aは、上記呼びかけ情報2によって特定される上記呼びかけ9bを、被監視者Aに行う。上記ロボット掃除機10aは、当該呼びかけ9bに対する被監視者Aからの応答(第2の応答)1bを表す音声データ4bをサーバ20aに送信し、当該サーバ20aによって当該応答1bが異常と判定された場合(または、応答1bが検知されなかった場合)、通知情報8を上記サーバ20aから取得する。上記ロボット掃除機10aは、当該通知情報8にしたがって、被監視者Aが異常な状態にあることを、監視者Bが利用するスマートフォン70(携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末であってもよい)に通知する。
すなわち、監視システム30aにおいて、上記ロボット掃除機10aは、最初の安否確認(呼びかけ9a)に対する応答1aが正常であるか異常であるかに応じて(上記監視システム30aと上記被監視者Aとの相互作用を通じて)、次回の安否確認(呼びかけ9b)の態様を変化させる。例えば、上記応答1aが異常であると判定された場合、上記ロボット掃除機10aは、呼びかけ9bの音量を呼びかけ9aの音量よりも大きくする(あるいは、声質または文言を変化させてもよい)。これにより、当該安否確認の精度(上記被監視者Aの状態が正常であるか異常であるかを判定する正確さ)を改善することができる。また、呼びかけ9aは音声によるものであり、呼びかけ9bも音声など(視覚的なエフェクトを伴うものなどを広く含む)によるものであるため、安否確認の手段として手軽である。したがって、上記ロボット掃除機10aは、手軽かつ精度の高い安否確認を可能にする。
〔ロボット掃除機10aの構成〕
図1に基づいて、ロボット掃除機10aの構成を説明する。図1は、ロボット掃除機10aの要部構成を示すブロック図である。なお、記載の簡潔性を担保するため、本実施の形態に直接関係のない構成は、説明およびブロック図から省略されている(図5に示されるブロック図においても同様である)。ただし、実施の実情に則して、ロボット掃除機10aは、当該省略された構成を備えてもよい。図1に示されるように、ロボット掃除機10aは、通信部50a、受信部51a、送信部52a、制御部11a、情報取得部12a、呼びかけ部13、状態通知部14、出力制御部16、入力制御部17、入出力部60、音声出力部61、点灯部62、無線送信部63、マイク部64、駆動部80、および、記憶部40aを備えている。
通信部50aは、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信するものである。外部の機器との通信を実現する本質的な機能が備わってさえいればよく、通信回線、通信方式、または通信媒体などは限定されない。通信部50aは、例えばイーサネット(登録商標)アダプタなどの機器で構成できる。また、通信部50aは、例えばIEEE802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)などの通信方式や通信媒体を利用できる。通信部50aは、受信部51aと送信部52aとを含む。受信部51aは、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、サーバ20aから呼びかけ情報2および通知情報8を受信する。受信部51aは、受信した呼びかけ情報2および通知情報8を情報取得部12aに出力する。送信部52aは、状態通知部14から通知情報8が入力された場合、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、スマートフォン70に当該通知情報8を送信する。送信部52aは、入力制御部17から音声データ4aまたは音声データ4bが入力された場合、サーバ20aに当該音声データ4aまたは音声データ4bを送信(アップロード)する。
制御部11aは、ロボット掃除機10aの各種機能を統括的に制御するものである。制御部11aは、情報取得部12a、呼びかけ部13、状態通知部14、出力制御部16、および、入力制御部17を含む。
情報取得部12aは、サーバ20aによって応答1aが異常と判定された場合、呼びかけ9aとは異なる呼びかけであって、当該呼びかけ9aよりも認知されやすい呼びかけを、呼びかけ9bとして特定可能な呼びかけ情報2を、受信部51aを介して上記サーバ20aから取得する。情報取得部12aは、取得した呼びかけ情報2を呼びかけ部13に出力する。また、情報取得部12aは、サーバ20aによって応答1bが異常と判定された場合、受信部51aを介して上記サーバ20aから通知情報8を取得する。情報取得部12aは、取得した通知情報8を状態通知部14に出力する。
ここで、上記呼びかけ情報2は、被監視者Aに対する呼びかけを、ロボット掃除機10aに指示する情報であり、呼びかけの文言、声質(周波数)、音量、視覚的なエフェクトの種類、ロボット掃除機10aの移動の有無、外部装置(テレビ、エアコンなど)の制御の有無、呼びかけの頻度など、当該呼びかけに関する各種の情報を含んでよい。
呼びかけ部(呼びかけ手段)13は、情報取得部12aによって取得された呼びかけ情報2によって特定される呼びかけ9bを、被監視者Aに行う。具体的には、情報取得部12aから呼びかけ情報2が入力された場合、呼びかけ部13は、当該呼びかけ情報2に含まれる上記情報にしたがって、記憶部40aから呼びかけデータ3を読み出し、当該呼びかけデータ3を出力制御部16に出力する。また、呼びかけ部13は、所定の条件にしたがって(例えば、一定時間ごとに、または予め設定された時刻に)、被監視者Aに呼びかけ9aを行う。なお、呼びかけ9aは、ロボット掃除機10aが行う必要はない(ロボット掃除機10a以外の機器が呼びかけ9aを行ってもよい)。
ここで、上記呼びかけデータ3は、ロボット掃除機10aが被監視者Aに対して呼びかけを行うために必要となるデータであり、音声データ4c(WAVファイル、MP3ファイルなど)、点灯データ5a(ロボット掃除機10aが備えたライトの明滅のパターンを規定するもの)、無線データ5b(外部装置を制御するための無線信号を規定するもの)、駆動データ5c(ロボット掃除機10aを自走させるためのもの)、および、その他のデータ(ロボット掃除機10aの移動経路を示すデータ、上記外部装置を制御するための制御データなど)を含んでよい。
前述したように、本実施の形態においては、サーバ20aから受信された呼びかけ情報2によって規定される呼びかけデータ3を、呼びかけ部13が記憶部40aから読み出す。しかし、上記ロボット掃除機10aは、上記呼びかけ情報2ではなく、上記呼びかけデータ3をサーバ20aから受信してよい。この場合、上記ロボット掃除機10aは、上記呼びかけ情報2にしたがって呼びかけデータ3を特定する処理を省略できるため、当該ロボット掃除機10aにおいて実行される処理の負荷を軽減できる。また、呼びかけ部13は、記憶部40aから上記呼びかけデータ3を読み出すのではなく、上記呼びかけ情報2にしたがって当該呼びかけデータ3を動的に生成してもよい。この場合、上記ロボット掃除機10aは、予め記憶部40aに呼びかけデータ3を格納しておく必要がないため、記憶領域を節約できる。
状態通知部(通知手段)14は、呼びかけ9bに対する被監視者Aからの応答1bがサーバ20aによって異常と判定された場合、監視者Bに所定の通知を行う。具体的には、情報取得部12aから通知情報8が入力された場合、状態通知部14は、送信部52aを介して通知情報8をスマートフォン70に送信する。
ここで、上記通知情報8は、被監視者Aの状態を監視者Bに通知することを、ロボット掃除機10aに指示する情報であり、呼びかけ9bに対して異常な応答が返される(または何らの応答も返されない)ことを示す情報を含んでよい。なお、通知情報8が送信される形態は任意である。例えば、通知情報8は、Eメールの形態で送信されてもよいし、電話の形態で送信されてもよい。また、本実施の形態では、上記ロボット掃除機10aが状態通知部14を備え、当該ロボット掃除機10aが監視者Bに通知する構成を説明した。しかし、上記サーバ20aが状態通知部14を備え、当該サーバ20aが監視者Bに通知する構成であってもよい。
出力制御部16は、呼びかけ部13から呼びかけデータ3が入力された場合、当該呼びかけデータ3に含まれる音声データ4c、点灯データ5a、無線データ5b、および、駆動データ5cを、それぞれ音声出力部61、点灯部62、無線送信部63、および、駆動部80に出力する。
入力制御部(検知手段)17は、呼びかけ9aまたは呼びかけ9bに対する被監視者Aからの応答1aまたは応答1bを検知する。具体的には、マイク部64から応答1aまたは応答1bが入力された場合、当該応答1aまたは応答1bを表す音声データ4aを生成し、送信部52aを介して当該音声データ4aをサーバ20aに送信する。
入出力部60は、ロボット掃除機10aに対する入出力を制御するものである。音声出力部61、点灯部62、無線送信部63、および、マイク部64を含む。音声出力部61は、ロボット掃除機10aが備えたスピーカを含むものであり、出力制御部16から入力された音声データ4cを再生することにより、被監視者Aに対して呼びかけ9aまたは呼びかけ9bを行うことができる。点灯部62は、ロボット掃除機10aが備えたランプを含むものであり、出力制御部16から入力された点灯データ5aにしたがって当該ランプを明滅させることにより、被監視者Aに対して視覚的なエフェクトを与えることができる(図7の(a)を参照して後述する)。
また、無線送信部63は、所定の無線通信を介して外部装置を制御可能とするものであり、例えば、赤外線信号を送信するものであってもよいし、Wi−FiによるIP通信などであってもよい(図7の(c)を参照して後述する)。マイク部64は、ロボット掃除機10aが備えたマイクを含むものであり、当該ロボット掃除機10aの周囲の音声を拾うことができる。当該マイク部64は、拾った音声を応答1aまたは応答1bとして、入力制御部17に出力する。
駆動部80は、出力制御部16から入力された駆動データ5cにしたがって、ロボット掃除機10aを自走させる(図7の(b)を参照して後述する)。記憶部40aは、呼びかけデータ3を格納可能な記憶機器である。記憶部40aは、例えばハードディスク、SSD(silicon state drive)、半導体メモリ、DVDなどで構成できる。
〔サーバ20aの構成〕
図2に基づいて、サーバ20aの構成を説明する。図2は、サーバ20aの要部構成を示すブロック図である。図2に示されるように、サーバ20aは、通信部50b、受信部51b、送信部52b、制御部11b、要否判定部21、情報送出部22、および、記憶部40bを備えている。なお、記憶部40bは、パターン6、呼びかけ情報2、および、通知情報8を格納可能な記憶機器であり、具体的なハードウェアは記憶部40aと同じであるため説明を省略する。
通信部50bは、前述した通信部50aと同様に、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信するものである。通信部50bは、受信部51bと送信部52bとを含む。受信部51bは、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、ロボット掃除機10aから音声データ4aを受信する。受信部51aは、受信した音声データ4aを要否判定部21に出力する。送信部52bは、情報送出部22から呼びかけ情報2または通知情報8が入力された場合、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、ロボット掃除機10aに当該呼びかけ情報2または通知情報8を送信する。
制御部11bは、サーバ20aの各種機能を統括的に制御するものである。制御部11bは、要否判定部21および情報送出部22を含む。
要否判定部(取得手段、第2の判定手段)21は、応答1aまたは応答1bを検知したロボット掃除機10aから当該応答1aまたは当該応答1bを取得し、取得した応答1aまたは応答1bが正常であるか異常であるかを判定する。具体的には、応答1aまたは応答1bをそれぞれ表す音声データ4aまたは音声データ4bを、受信部51bを介してロボット掃除機10aから取得した場合、要否判定部21は公知の音声認識技術に基づいて、当該音声データ4aまたは音声データ4bをテキストデータに変換する。次に、要否判定部21は、変換されたテキストデータと記憶部40bから読み出したパターン6(呼びかけ9aまたは呼びかけ9bに対する応答として、予め決められた所定のパターンをいう)とを照合し、両者が合致しているか否かを判定する。合致している場合、要否判定部21は、「正常」を表す判定結果7を情報送出部22に出力する。合致していない場合、要否判定部21は、「異常」を表す判定結果7を情報送出部22に出力する。
すなわち、「正常」とは、要否判定部21によって変換された上記テキストデータと合致するパターンが、上記パターン6の中に含まれることをいう。例えば、「おはよう!調子どう?」という呼びかけ9a(または呼びかけ9b)に対応して、「元気だよ」、「調子いいよ」などのテキストパターンを含むパターン6(会話が適切に成立していると認められ得る応答を表したテキストパターンの群)が予め定義されており、要否判定部21は、上記テキストデータと上記パターン6に含まれるテキストパターンのうちの1つとが合致するか否かを判定した結果、合致する場合は「正常」と判定する。
逆に、「異常」とは、要否判定部21によって変換された上記テキストデータと合致するパターンが、上記パターン6の中に含まれないことをいう。例えば、「おはよう!調子どう?」という呼びかけ9a(または呼びかけ9b)に対して、「調子が悪いな」(体の不調を訴える応答)、上記呼びかけ9aに対する応答として不適切(的外れ)ものなどのテキストパターンは、上記パターン6に含まれないため、要否判定部21は「異常」と判定する。または、上記呼びかけ9a(または呼びかけ9b)に対して応答が返されない場合も、要否判定部21は「異常」と判定する。
上記のように、本実施の形態において、応答の「正常」および「異常」は、要否判定部21によって変換された上記テキストデータと合致するパターンが、上記パターン6の中に含まれるか否かに基づいて、それぞれ定義される。しかし、当該定義は一例に過ぎず、これに限定されない。例えば、要否判定部21は、応答の音量が所定の閾値を下回っている場合(弱々しい声でしか応答できない場合)、「異常」と判定してもよいし、応答の周波数が予め登録された周波数と異なっている場合(声のトーンが普段と異なる場合)、「異常」と判定してもよい。
情報送出部(指示手段)22は、要否判定部21によって異常と判定された場合、呼びかけ9aとは異なる呼びかけであって、呼びかけ9aよりも認知されやすい呼びかけを、呼びかけ9bとして特定可能な呼びかけ情報2を、ロボット掃除機10aに送出する。これにより情報送出部22は、上記呼びかけ9bを行うことを当該ロボット掃除機10aに指示する。具体的には、要否判定部21から応答1a(音声データ4a)の「異常」を表す判定結果7が入力された場合、情報送出部22は、上記呼びかけ情報2を記憶部40bから読み出し、送信部52bを介して当該呼びかけ情報2をロボット掃除機10aに送信する。要否判定部21から応答1b(音声データ4b)の「異常」を表す判定結果7が入力された場合、情報送出部22は、通知情報8を記憶部40bから読み出し、送信部52bを介して当該通知情報8をロボット掃除機10aに送信する。
〔監視システム30aにおいて実行される処理〕
図4に基づいて、上記監視システム30aにおいて、ロボット掃除機10aおよびサーバ20aがそれぞれ実行する処理の流れを説明する。図4は、監視システム30aにおいて実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は、ロボット掃除機10aの制御方法またはサーバ20aの制御方法の各ステップを表す。
ロボット掃除機10aの呼びかけ部13が、呼びかけ9aを行い(ステップ1、以下「S1」のように略記する)、入力制御部17が呼びかけ9aに対する被監視者Aからの応答1aを表す音声データ4aを、サーバ20aに送信する(S2、検知ステップ)。サーバ20aの要否判定部21は、受信部51bを介して当該音声データ4aを受信すると(S3、取得ステップ)、当該音声データ4aによって表される上記応答1aが正常であるか異常であるかを判定する(S4a、判定ステップ)。「異常」と判定する場合(S4aにおいてNO)、情報送出部22は、送信部52bを介して呼びかけ情報2をロボット掃除機10aに送出する(S5、指示ステップ)。
ロボット掃除機10aの情報取得部12aが、受信部51aを介してサーバ20aから上記呼びかけ情報2を取得し(S6)、呼びかけ部13が当該呼びかけ情報2によって特定される呼びかけ9bを行う(S7、呼びかけステップ)。入力制御部17が呼びかけ9bに対する被監視者Aからの応答1bを表す音声データ4bを、サーバ20aに送信する(S8)。サーバ20aの要否判定部21は、受信部51bを介して当該音声データ4bを受信すると(S9)、当該音声データ4bによって表される上記応答1bが正常であるか異常であるかを判定する(S10a)。「異常」と判定する場合(S10aにおいてNO)、情報送出部22は、送信部52bを介して通知情報8をロボット掃除機10aに送出する(S11)。
ロボット掃除機10aの情報取得部12aが、受信部51aを介してサーバ20aから上記通知情報8を取得し(S12)、状態通知部14が送信部52aを介して当該通知情報8をスマートフォン70に送信する(監視者に通知する、S13)。
〔実施形態2〕
図5〜図6に基づいて、本発明の第2の実施の形態(実施形態2)を説明する。本実施の形態では、他の実施形態に追加される構成や、他の実施形態の構成とは異なる構成のみについて説明する。すなわち、他の実施形態で記載された構成等は、実施形態2にもすべて含まれ得る。他の実施形態で記載した用語の定義も同じである。なお、実施形態2と他の実施形態との関係は、当該他の実施形態においても同様である。
〔実施形態1との相違点〕
第1の実施の形態に係る監視システム30aにおいては、「被監視者からの応答が正常であるか異常であるか」を判定する処理は、サーバ20aに含まれる要否判定部21によって実行された。これに対して、本実施の形態に係る監視システム30b(ロボット掃除機10bとサーバ20bとを含む)においては、上記処理はロボット掃除機(監視装置)10bに含まれる要否判定部15において実行される。すなわち、前述した監視システム30aにおいては、サーバ・クライアント方式に則った分散処理が行われていたが、監視システム30bにおいては、すべての処理がロボット掃除機10bにおいて実行される。したがって、監視システム30bは、サーバ20bを含んでもよいし、含まなくともよい。また、含む場合、上記サーバ20bはサーバ20aと同じ機能を備えてもよいし、異なる機能を備えてもよい。
図5に基づいて、ロボット掃除機10bの構成を説明する。図5は、ロボット掃除機10bの要部構成を示すブロック図である。図5に示されるように、ロボット掃除機10bは、ロボット掃除機10aが備えた情報取得部12aに代えて情報取得部12bを備え、当該情報取得部12bは要否判定部15(前述した要否判定部21と同様の機能を備えたもの)を含む。また、入力制御部17は、音声データ4aおよび音声データ4bを要否判定部15に出力する。
要否判定部(第1の判定手段)15は、前述した要否判定部21と同様の手順にしたがって、応答1aまたは応答1bが正常であるか異常であるかを判定し、当該判定の結果(判定結果7)を情報取得部12bに出力する。要否判定部15から応答1a(音声データ4a)の「異常」を表す判定結果7が入力された場合、情報取得部12bは、呼びかけ情報2を記憶部40aから読み出し、当該呼びかけ情報2を呼びかけ部13に出力する。また、要否判定部15から応答1b(音声データ4b)の「異常」を表す判定結果7が入力された場合、情報取得部12bは、通知情報8を記憶部40aから読み出し、当該通知情報8を状態通知部14に出力する。
〔ロボット掃除機10bが実行する処理〕
図6に基づいて、ロボット掃除機10bが実行する処理の流れを説明する。図6は、ロボット掃除機10bが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
呼びかけ部13が呼びかけ9aを行い(S1)、要否判定部15が、呼びかけ9aに対する被監視者Aからの応答1aを検知して、当該応答1aが正常であるか異常であるかを判定する(S4b、検知ステップ)。「異常」と判定する場合(S4bにおいてNO)、情報取得部12bが呼びかけ情報2を取得し(S6)、呼びかけ部13が当該呼びかけ情報2によって特定される呼びかけ9bを行う(S7、呼びかけステップ)。要否判定部15は、呼びかけ9bに対する被監視者Aからの応答1bが正常であるか異常であるかを判定する(S10b)。「異常」と判定する場合(S10bにおいてNO)、状態通知部14は、送信部52aを介して通知情報8をスマートフォン70に送信する(監視者に通知する、S13)。
〔実施形態3〕
図7に基づいて、本発明の第3の実施の形態(実施形態3)を説明する。図7は、呼びかけ9bの形態例を示す模式図であり、(a)は、実施形態3に係るロボット掃除機(監視装置)10cが備えたライトを点滅させる(ディスプレイの表示を変更してもよい)ことによって呼びかけ9bを行う一例を示し、(b)は、ロボット掃除機10cが床を自走しながら音声による呼びかけ9bを行う一例を示し、(c)は、無線通信を介して外部装置を制御することによって呼びかけ9bを行う一例を示す。図7に示されるように、ロボット掃除機10cは、様々な形態で呼びかけ9bを行うことができる。
図7の(b)に示されるように、ロボット掃除機10cが床を自走しながら音声による呼びかけ9bを行う(呼びかけ部13は、上記ロボット掃除機10cを移動させながら呼びかけ9bを行う)場合、当該ロボット掃除機10cは、所定の基準に基づいて移動する経路を決定できる。例えば、被監視者Aが頻繁に立ち入る場所(出入りする部屋など)が、ロボット掃除機10cに予め設定されており、当該ロボット掃除機10cは、当該設定された情報を参照して、当該頻繁に立ち入る場所を優先的に巡回するように、上記移動する経路を決定してよい(呼びかけ部13は、被監視者Aが所定の場所に立ち入る頻度に応じて決定された経路に沿って上記ロボット掃除機10cを移動させながら、呼びかけ9bを行う)。これにより、呼びかけ9bに気づきにくい場所に被監視者Aがいる場合であっても、上記ロボット掃除機10cは、被監視者Aを当該呼びかけ9bに気づかせることができる。
図7の(c)に示されるように、無線通信を介して外部装置を制御することによって呼びかけ9bを行う場合、当該無線通信は、赤外線信号を送信するものであってもよいし、Wi−FiによるIP通信などであってもよい(上記ロボット掃除機10cは、所定の無線通信を介して外部装置を制御可能な通信手段をさらに備えてよい)。これにより、上記ロボット掃除機10cは、例えば、テレビジョン受像機の電源を入れる(または切る)、空調の電源を入れる(または切る)、照明の電源を入れる(または切る)など、呼びかけ9aよりも認知されやすい呼びかけ9b(視覚的に気づきを促すような呼びかけ)を、被監視者Aに対して行うことができる。
あるいは、テレビジョン受像機など、表示の機能を備えた外部装置に対して、上記ロボット掃除機10cは、当該外部装置にメッセージを表示したり、映像を表示したりすることによって、被監視者Aに対して呼びかけ9bを行ってもよい。また、オーディオ機器など、音声を出力する機能を備えた外部装置に対して、上記ロボット掃除機10cは、当該外部装置に所定の音声を再生させることによって、被監視者Aに対して呼びかけ9bを行ってもよい。
なお、上記ロボット掃除機10cは、呼びかけ9bを繰り返し行ってもよい。すなわち、上記ロボット掃除機10cは、呼びかけ9bに対する応答1bが異常と判定された場合、(即座に監視者Bに通知を行うのではなく)再度呼びかけ9bを行ってもよい。そして、上記ロボット掃除機10cは、上記再度の呼びかけ9bに対する応答1bが依然として異常と判定された場合、さらに呼びかけ9bを行ってもよい。
この場合、上記ロボット掃除機10cは、呼びかけの頻度を増やしてもよい(呼びかけ部13は、呼びかけ9bを行う頻度を増加させながら、当該呼びかけ9bを繰り返し行う)。すなわち、上記ロボット掃除機10cは、呼びかけ9aを行ってから呼びかけ9bを行うまでの時間、呼びかけ9bを行ってから再度の呼びかけ9bを行うまでの時間、および、再度の呼びかけ9bを行ってからさらなる呼びかけ9bを行うまでの時間を、徐々に短くすることができる。これにより、上記ロボット掃除機10cは、安否確認の精度をさらに高めることができる。
また、前述したように、上記ロボット掃除機10cが床を自走しながら呼びかけ9bを行う場合、当該ロボット掃除機10cは、被監視者Aから正常な応答1bが得られるまで、自走しながら繰り返し呼びかけ9bを行ってもよい。これにより、例えば、上記ロボット掃除機10cが呼びかけを行う前から位置していた場所から離れた場所において、被監視者Aに異常が発生していた場合(例えば、病気、事故などにより動けなくなっていた場合)であっても、当該ロボット掃除機10cは、上記被監視者Aに近づいて、当該被監視者Aの異常を監視者Bに通知することができる。
〔実施形態4〕
図8に基づいて、本発明の第4の実施の形態(実施形態4)を説明する。図8は、実施形態4に係るロボット掃除機(監視装置)10dが、監視モードと非監視モードとを切り替える形態例を示す模式図であり、(a)は、上記ロボット掃除機10dが、あらかじめ設定された時間帯に応じて監視モードと非監視モードとを切り替える様子を示し、(b)は、外部サービスに連動するように、上記ロボット掃除機10dが切り替える様子を示し、(c)は、被監視者Aが発する言葉に応じて、上記ロボット掃除機10dが切り替える様子を示す。
図8の(b)に示されるように、上記ロボット掃除機10dが監視モードと非監視モードとを切り替える場合、例えば玄関ドアが施錠または解錠されたこと(所定のイベント)に応じて両モードを切り替えてよい(施錠された場合、被監視者Aは外出したとみなして非監視モードに切り替えるなど)。この場合、上記ロボット掃除機10dは、施錠されているか解錠されているかを示す情報を、上記玄関ドアから取得してもよい。あるいは、外部サービスから上記情報が送信され、上記ロボット掃除機10dを制御するホームサーバにおいて監視モードまたは非監視モードの切り替え命令に変換され、当該ロボット掃除機10dは、当該切り替え命令を受信してもよい。
また、警備システムがオンまたはオフされたこと(所定のイベント)に応じて両モードを切り替えてもよい(当該警備システムが設定された場合、被監視者Aは外出したとみなして非監視モードに切り替えるなど。この場合、所定のサーバ(例えば、前述したサーバ20a)を介して当該警備サービスから非監視モードに移行することがロボット掃除機10dに指示されてもよい)。
図8の(c)に示されるように、上記ロボット掃除機10dは、「いってきます」、「ただいま」など、被監視者Aが発する言葉を音声認識した結果(所定のイベント)に基づいて、当該被監視者Aが不在であるか否かを判定することにより、両モードを切り替えてもよい(状態通知部14は、上記被監視者Aが発話した内容を認識した結果に基づいて、当該被監視者Aが不在であるか否かを判定することによって、上記監視モードと上記非監視モードとを切り替えてよい)。
〔実施形態5〕
図9に基づいて、本発明の第5の実施の形態(実施形態5)を説明する。図9は、通知情報8による通知の形態例を示す模式図であり、(a)は、実施形態5に係るロボット掃除機(監視装置)10eが、監視者Bだけでなく、警備システムにも通知を行う例を示し、(b)は、上記ロボット掃除機10eが病院にも通知を行う例を示し、(c)は、監視者Bがスマートフォン70を操作することによって、上記ロボット掃除機10eに周囲を撮影する指示を出す様子を示す。
前述したように、ロボット掃除機が通知するかサーバが通知するかは任意である。したがって、図9の(a)に示されるように、上記ロボット掃除機10eは、所定のサーバ(例えば、サーバ20a)を介して、監視者Bだけでなく、警備システムなどの外部サービスにも通知してもよい(状態通知部14は、応答1bが異常と判定された場合、外部サービスにさらに通知を行ってもよい)。これにより、上記ロボット掃除機10eは、より万全の態勢で、監視者Bに被監視者Aを監視させることができる。
また、前述したように、通知情報8が送信される形態は任意である。したがって、図9の(b)に示されるように、上記ロボット掃除機10eは、監視者B(家族)と病院とに電話をかけることによって通知してもよい。この場合、上記ロボット掃除機10eは受話器として機能し、被監視者Aの音声(例えば、「救急車を呼んでください」などの救援を求める音声)を、上記監視者Bまたは病院に送信することができる。
さらに、図9の(c)に示されるように、監視者Bは、スマートフォン70を操作することによって、上記ロボット掃除機10eを制御できる。例えば、監視者Bは、上記ロボット掃除機10eに周囲を撮影させたり、所定の場所まで移動させたりすることができる(上記ロボット掃除機10eは、監視者Bからの指示にしたがって、当該ロボット掃除機10eの周囲を撮影する撮影部(図1および図5において図示せず)をさらに備え、状態通知部14は、撮影部によって撮影された結果を監視者Bに通知できる)。これにより、上記ロボット掃除機10eは、通知を受けた監視者Bに、即座に被監視者Aの様子を確認させることができる。
〔実施形態6〕
ロボット掃除機10a〜10eおよびサーバ20a〜20bの制御ブロック(特に、制御部11aおよび制御部11b)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、ロボット掃除機10a〜10eまたはサーバ20a〜20bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」(例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路など)を用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る監視装置(ロボット掃除機10a〜10e)は、音声による呼びかけ(9a)に対する被監視者(A)からの応答(1a)を検知する検知手段(入力制御部17)を備え、前記検知手段によって検知された前記応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置であって、前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけ(呼びかけ9b)を、前記被監視者に行う呼びかけ手段(呼びかけ部13)を備えている。
上記構成によれば、上記監視装置は、最初の安否確認(呼びかけ)に対する応答が正常であるか異常であるかに応じて(上記監視装置と上記被監視者との相互作用を通じて)、次回の安否確認(第2の呼びかけ)の態様を変化させる。例えば、上記応答が異常と判定された場合、上記監視装置は、上記第2の呼びかけの音量を最初の呼びかけの音量よりも大きくする。これにより、上記監視装置は、当該安否確認の精度(上記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定する正確さ)を改善できる。また、最初の呼びかけは音声によるものであるため、上記監視装置は、手軽な安否確認の手段を提供できる。したがって、上記監視装置は、手軽かつ精度の高い安否確認を可能にする。
また、本発明の態様2に係る監視装置は、上記態様1において、前記応答が正常であるか異常であるかを判定する第1の判定手段(要否判定部15)をさらに備え、前記呼びかけ手段は、前記第1の判定手段によって異常と判定された場合、前記第2の呼びかけを行ってよい。
上記構成によれば、上記監視装置は、上記応答が正常であるか異常であるかを判定できる。上記監視装置は、例えば、呼びかけに対する被監視者からの応答が、所定のパターンに合致しているか否かを判定することによって、正常であるか異常であるかを判定する。したがって、上記監視装置は、最初の安否確認(呼びかけ)に対する応答が正常であるか異常であるかに応じて、次回の安否確認(第2の呼びかけ)の態様を変化させることができるため、手軽かつ精度の高い安否確認を可能にする。
また、本発明の態様3に係る監視装置は、上記態様1または態様2において、前記第2の呼びかけに対する被監視者からの第2の応答(応答1b)が異常と判定された場合、前記監視者に所定の通知を行う通知手段(状態通知部14)をさらに備えてよい。
上記構成によれば、上記監視装置は、次回の安否確認(第2の呼びかけ)の結果が異常と判定された場合、上記監視者に所定の通知を行うことができる。これにより、上記被監視者が異常な状態にあるおそれが発生した時点で、上記監視者は当該発生の事実を知ることができる。したがって、上記監視装置は、万全の態勢で、上記監視者に上記被監視者を監視させることができる。
また、本発明の態様4に係る監視装置は、上記態様3において、前記通知手段は、前記第2の応答が異常であると判定された場合、前記監視者に前記所定の通知を行う監視モードと、前記第2の応答が異常であると判定された場合であっても、前記所定の通知を行わない非監視モードとを、所定のイベントに基づいて切り替えてよい。
上記構成によれば、上記監視装置は、上記監視モードと上記非監視モードとを切り替えることができる。これにより、監視の必要がない場合(例えば、被監視者が外出している場合、被監視者が就寝している時間帯に現在時刻がおさまる場合など)、上記監視装置は監視を中断することができる。したがって、上記監視装置は、無駄な監視動作を省いた効率的な監視を行うことができる。
また、本発明の態様5に係るサーバ(20a〜20b)は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバであって、前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得手段(要否判定部21)と、前記取得手段によって取得された前記応答が正常であるか異常であるかを判定する第2の判定手段(要否判定部21)と、前記第2の判定手段によって異常と判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行うことを前記監視装置に指示する指示手段(情報送出部22)とを備えている。
上記構成によれば、上記サーバは、最初の安否確認(呼びかけ)に対する応答が正常であるか異常であるかに応じて(上記監視装置と上記被監視者との相互作用を通じて)、次回の安否確認(第2の呼びかけ)の態様を、上記監視装置に変化させる。例えば、上記応答が異常と判定された場合、上記サーバは、上記第2の呼びかけの音量を最初の呼びかけの音量よりも大きくするように、上記監視装置に上記呼びかけを変化させる。これにより、上記サーバは、当該安否確認の精度(上記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定する正確さ)を改善できる。また、最初の呼びかけは音声によるものであるため、上記サーバは手軽な安否確認の手段を提供できる。したがって、上記サーバは、手軽かつ精度の高い安否確認を可能にする。
また、本発明の態様6に係る監視システム(30a〜30b)は、上記態様1から態様4のいずれか1つの態様に係る監視装置と、上記態様5に係るサーバとを含む。
したがって、上記監視システムは、上記監視装置または上記サーバと同じ効果を奏する。
また、本発明の態様7に係る監視装置の制御方法は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置の制御方法であって、前記応答を検知する検知ステップ(S2、S4b)と、前記検知ステップにおいて検知した前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行う呼びかけステップ(S7)とを含んでいる。
したがって、上記監視装置の制御方法は、上記態様1に係る監視装置と同じ効果を奏する。
また、本発明の態様8に係るサーバの制御方法は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバの制御方法であって、前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得ステップ(S3)と、前記取得ステップにおいて取得した前記応答が正常であるか異常であるかを判定する判定ステップ(S4a)と、前記判定ステップにおいて異常と判定した場合、前記呼びかけよりも認知されやすい第2の呼びかけを、前記被監視者に行うことを前記監視装置に指示する指示ステップ(S5)とを含んでいる。
したがって、上記サーバの制御方法は、上記態様5に係るサーバと同じ効果を奏する。
本発明の各態様に係る監視装置およびサーバは、コンピュータによって実現されてもよく、この場合、コンピュータを上記監視装置またはサーバが備えた各手段として動作させることにより、上記監視装置またはサーバをコンピュータにおいて実現させる上記監視装置およびサーバの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
なお、本発明は上述したそれぞれの実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。また、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
本発明は、音声による呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、当該被監視者の状態を監視者に通知可能な装置(例えば、ロボット掃除機、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末など)に広く適用できる。
1a:応答、1b:応答(第2の応答)、9a:呼びかけ(呼びかけ)、9b:呼びかけ(第2の呼びかけ)、10a〜10e:ロボット掃除機(監視装置)、13:呼びかけ部(呼びかけ手段)、14:状態通知部(通知手段)、15:要否判定部(第1の判定手段)、17:入力制御部(検知手段)、20a〜20b:サーバ、21:要否判定部(取得手段、第2の判定手段)、22:情報送出部(指示手段)、30a〜30b:監視システム、A:被監視者、B:監視者

Claims (9)

  1. 被監視者に行った、音声による呼びかけに対する前記被監視者からの応答を検知する検知手段を備え、前記検知手段によって検知された前記応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置であって、
    前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけとは異なる第2の呼びかけを、前記被監視者に行う呼びかけ手段を備えており、
    前記呼びかけ手段は、前記第2の呼びかけとして、前記監視装置以外の外部装置の電源をオンにして当該外部装置に表示および音声出力の少なくとも一方を行なわせることを特徴とする監視装置。
  2. 前記応答が正常であるか異常であるかを判定する第1の判定手段をさらに備え、
    前記呼びかけ手段は、前記第1の判定手段によって異常と判定された場合、前記第2の呼びかけを行うことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記第2の呼びかけに対する被監視者からの第2の応答が異常と判定された場合、前記監視者に所定の通知を行う通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
  4. 前記通知手段は、前記第2の応答が異常であると判定された場合、前記監視者に前記所定の通知を行う監視モードと、前記第2の応答が異常であると判定された場合であっても、前記所定の通知を行わない非監視モードとを、所定のイベントに基づいて切り替えることを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  5. 音声による第1の呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバであって、
    前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記応答が正常であるか異常であるかを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段によって異常と判定された場合、前記第1の呼びかけとは異なる第2の呼びかけを、前記被監視者に対して前記第1の呼びかけを行った装置以外の外部装置の電源をオンにして当該外部装置から出力することを指示する指示手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
  6. 請求項1に記載の監視装置と、請求項5に記載のサーバとを含む監視システム。
  7. 被監視者に行った、音声による呼びかけに対する前記被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態を監視者に通知可能な監視装置の制御方法であって、
    前記応答を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにおいて検知した前記応答が異常であると判定された場合、前記呼びかけとは異なる第2の呼びかけを、前記被監視者に行う呼びかけステップとを含んでおり、
    前記呼びかけステップでは、前記第2の呼びかけとして、前記監視装置以外の外部装置の電源をオンにして当該外部装置に表示および音声出力の少なくとも一方を行なわせることを特徴とする監視装置の制御方法。
  8. 音声による第1の呼びかけに対する被監視者からの応答に基づいて、前記被監視者の状態が正常であるか異常であるかを判定するサーバの制御方法であって、
    前記応答を検知した監視装置から、当該応答を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記応答が正常であるか異常であるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて異常と判定した場合、前記第1の呼びかけとは異なる第2の呼びかけを、前記被監視者に対して、前記第1の呼びかけを行った装置以外の外部装置の電源をオンにして当該外部装置から出力することを指示する指示ステップとを含むことを特徴とするサーバの制御方法。
  9. 請求項1から4のいずれか1項に記載の監視装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
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