JP5917221B2 - ショックアブソーバ - Google Patents

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Description

本発明はショックアブソーバに関する。
従来から、搬送されるワークの衝撃を吸収するショックアブソーバが知られている。ショックアブソーバには、ワークが当接するロッドと、衝撃を吸収する衝撃吸収機構が内蔵されたケースとが設けられている。衝撃吸収機構は、ロッドがケースに没入することによりワークの衝撃を吸収する。このようなショックアブソーバにおいては、吸収エネルギの調整を行うべく、ロッドのストローク量の調整を行う場合がある。このストローク量を調整する構成としては、例えば図5に示すように、固定用治具J1に、ショックアブソーバ100を固定するとともに、当該ショックアブソーバ100の隣に、ワークWと当接可能なストッパ101を取り付ける構成が考えられる。また、図6に示すように、固定用治具J2に固定されたショックアブソーバ100のケース102にストップナット103を設ける構成が知られている。当該構成においては、図6(a)に示すように、先ずワークWが停止位置Xにて停止するようにショックアブソーバ100に対するストップナット103の位置を調整する。これにより、ストローク量が第1ストローク量St1に調整される。また、ストローク量を調整するために二重チューブ構造を採用したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−346937号公報
しかしながら、上記のようなストッパ101を並設する構成では、全体として大型になり易い。また、ストップナット103を設ける構成にあっては、停止位置Xを変更することなくストローク量を、第1ストローク量St1から第2ストローク量St2に変更(調整)しようとすると、図6(b)に示すように、ショックアブソーバ100の位置を変更する必要がある。このため、固定用治具J2に対するショックアブソーバ100の固定を一旦解除する必要があるため、その調整が煩雑なものとなる。
また、二重チューブ構造のショックアブソーバは、その構造上小型化が困難であるとともに、ピストン径が小さくなり易く、吸収エネルギが小さくなり易い。かといって、吸収エネルギを大きくするために大型化を図ることや、ストローク量を長くすることは、スペースの観点及びタクトアップの観点から好ましくない。
本発明は、上述した事情等を鑑みてなされたものであり、ストローク量の調整を好適に行うことができるショックアブソーバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、衝撃吸収機構を内蔵したケースと、前記ケースに対して出没可能に取り付けられているとともに、その一部が前記ケースから突出したロッドと、前記ロッドの前記ケースに没入する側の端部に設けられ、当該ロッドを前記ケースから突出する側へ付勢するスプリングと、前記ロッドの突出端部に設けられ、当該ロッドが前記ケースに没入する方向に移動した場合に前記ケースと当接することにより前記ロッドの移動を規制する規制部材と、前記ロッドの移動方向における前記ロッドに対する前記規制部材の位置を調整する調整手段と、を備え、前記規制部材は、衝突するワーク及び前記ケースとの当接面をそれぞれ有し、両当接面間の距離が一定であることを特徴とする。
かかる発明によれば、規制部材の位置調整を行うことにより、規制部材とケースとの距離が調整される。これにより、規制部材における初期位置からケースと当接する停止位置までの移動距離であるストローク量が調整される。この場合、規制部材の位置を変更した場合であっても、停止位置は変更されない。よって、二重チューブ構造等といった複雑な構成を採用することなく、ストローク量の調整に伴う停止位置の変更を回避することができる。したがって、停止位置の変更を伴わないストローク量調整を、比較的簡素な構成で実現することができるため、吸収エネルギを確保しつつ小型化を図ることができる。特に、ロッドの突出端部に設けられる規制部材としてはケースと当接可能であればよいため、規制部材を小さくすることができる。これにより、ストローク量を調整するための構成に起因するショックアブソーバの大型化を好適に抑制することができる。
請求項2に係る発明は、前記調整手段は、前記ロッドの外周面に形成されたねじ溝を備え、前記規制部材は、前記ねじ溝に螺着されていることを特徴とする。かかる発明によれば、規制部材を回転させることにより規制部材の位置が調整される。これにより、比較的容易な操作で位置調整を行うことができるとともに、規制部材をスライド移動させる構成と比較して、規制部材の位置の微調整を容易に行うことができる。
請求項3に係る発明は、前記ロッドと前記規制部材との相対位置を規定する規定部材を備えていることを特徴とする。規制部材がロッドに螺着されている構成においては、規制部材に対してワークからの衝撃が付与される。このため、規制部材の位置ずれが懸念される。この点、本発明によれば、規定部材によってロッドと規制部材との相対位置が規定されている。これにより、ワークからの衝撃によって規制部材の位置ずれを抑制することができ、ストローク量が変動することを抑制することができる。
請求項4に係る発明は、前記規制部材は筒状に形成されており、前記規制部材の内周部には、前記ロッドの外周面に形成されたねじ溝と螺合した状態で前記ロッドを収容する第1収容部と、前記規定部材としての規定ねじと螺合した状態で当該規定ねじを収容する第2収容部と、が形成されており、前記第2収容部が前記第1収容部よりも拡径させて形成されることにより、前記規制部材の内周部には、前記規定ねじと当接する段差部が形成されていることを特徴とする。かかる発明によれば、規定ねじがロッドの先端と当接(押圧)することにより、ロッドと規制部材との相対位置が規定される。かかる構成において、規定ねじが段差部と当接することにより、規定ねじの第1収容部側への移動が規制されている。これにより、ストローク量を過度に長くしようとして、第1収容部内にロッドの先端が没入している場合、規定ねじがロッドの先端と当接しないため、相対位置が規定されない。よって、作業者としては、ストローク量が過度に長い状態であると認識することができ、ストローク量を適切な量に調整することが可能となる。したがって、ストローク量が過度に長い状態となることを抑制することができる。
請求項5に係る発明は、前記規制部材の表面には、把持可能な把持部が形成されていることを特徴とする。かかる発明によれば、把持部を把持することにより、規制部材の回転操作をより容易に行うことができる。これにより、規制部材の位置調整の更なる容易化を図ることができる。なお、把持部としては例えば規制部材を円筒状に形成する構成にあっては、その規制部材の外周面に形成された面幅等が考えられる。
請求項6に係る発明は、前記規制部材は環状に形成されており、前記ロッドの先端には、治具と係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする。かかる発明によれば、ロッドのねじ溝に螺着されている規制部材は環状に形成されているため、ロッドの先端は、規制部材の内側を介して外部からアクセス可能となっている。そして、そのロッドの先端には治具と係止可能な係止部が形成されているため、規制部材を回転させる場合には、ロッドの先端側から、規制部材の内側を介して治具を挿入して、治具と係止部とを係止させることにより、規制部材の回転に伴うロッドの回転を規制することができる。
特に、ロッドにおいて規制部材とケースとの間に露出する部分にロッド側把持部を設ける構成の場合、ストローク量が小さいと、上記ロッド側把持部を把持することが困難となる場合がある。これに対して、本発明によれば、比較的スペースに余裕があるロッドの先端側から治具を挿入することにより、ロッドの回転を規制することができる。これにより、小型なショックアブソーバであっても、好適にロッドの回転を規制することができる。なお、係止部の具体的な構成としては、例えば切り欠きやスリットが考えられる。
請求項7に記載の発明は、少なくとも前記規制部材におけるワークと当接する部位を覆うカバー部材を備えていることを特徴とする。かかる発明によれば、カバー部材が設けられているため、規制部材に及ぶワークの衝撃を抑制することができる。これにより、ワークの衝撃に起因する規制部材の位置ずれを抑制することができる。
特に、請求項2との関係によれば、ワークの衝撃が付与されることにより、ねじ溝が潰れる場合がある。この点、本発明によれば、カバー部材によって規制部材への衝撃が緩和されるため、ねじ溝が潰れてしまうことを抑制することができる。
請求項8に記載の発明は、前記規制部材における表面には凹部が形成されており、前記カバー部材は、前記凹部に対して係止する爪部を備えていることを特徴とする。かかる発明によれば、爪部が凹部に対して係止することにより、カバー部材が規制部材に取り付けられる。この場合、係止箇所が露出するため、係止箇所に対して外部からのアクセスが可能となっている。これにより、カバー部材の着脱を容易に行うことができる。さらに、規制部材の位置調整を行う場合には、凹部に治具を引っ掛けることができる。これにより、凹部が把持部として機能し、規制部材の位置調整を容易に行うことができる。
この発明によれば、ストローク量の調整を好適に行うことができる。
(a)は本発明に係るショックアブソーバを示す正面図であり、(b)はショックアブソーバの側面図。 (a)は図1(a)のA−A線断面図であり、(b)はワークが停止位置にある場合の断面図。 (a)は停止位置の調整を説明するための正面図であり、(b)はストローク量の調整を説明するための正面図。 (a−1)〜(c−1)はキャップの変形例を示す断面図であり、(a−2)〜(c−2)はキャップの変形例を示す側面図。 従来例のショックアブソーバを示す正面図。 (a),(b)は従来例の停止位置及びストローク量の調整を説明するための正面図。
本発明に係るショックアブソーバについて以下に説明する。なお、図面の都合上、図2等においては、ロッド21及び止めねじ71を側面図として示し、図3のキャップ51については断面図で示す。
図1(a)に示すように、ショックアブソーバ10は、その外形を構成するケース11を備えている。図2に示すように、ケース11は、有底円筒形状をなしているとともに軸線方向の一方が開放された容器12と、当該容器12の開放部分を塞ぐ蓋13とからなる。蓋13は円筒形状をなしており、容器12の開放部分に嵌め込まれた状態で固定されている。また、容器12の外周面にはねじ溝12aが形成されている。
図2に示すように、ショックアブソーバ10は、ケース11に対して移動(出没)可能なロッド21を備えている。ロッド21は円柱形状をなしており、蓋13の内周部13aに挿通されるとともにその一部がケース11から突出している。
ロッド21は、ケース11内に設けられたロッドガイド22によって支持されている。ロッドガイド22は、全体としてボビン状に形成されており、具体的にはロッド21が挿通可能な円筒部22aと、当該円筒部22aの軸線方向の両側に設けられたフランジ部22bとから構成されている。ロッド21は、ロッドガイド22に挿通されることによって、当該ロッドガイド22に対して褶動可能な状態で支持されている。これにより、ロッド21は、その軸線方向に移動可能となっている。なお、以降の説明において、ロッド21におけるケース11から突出している側の端部を先端部、ケース11に没入している側の端部を基端部として説明する。
次に、ケース11内に内蔵された衝撃吸収機構について説明する。
ケース11内には、ロッドガイド22とケース11とによって囲まれた前側油室31が形成されている。そして、前側油室31には、エアチャンバ(アキュムレータ)32が収容されている。エアチャンバ32は、自身に付与される圧力に応じてその容積を可変させる。
一方、ケース11内の後側(ロッド21の基端部側)には、オイルが充填された後側油室33が形成されている。そして、ケース11の内壁部における前側油室31と後側油室33との間の領域には、両者間でのオイルの移動に用いられるオリフィス溝34が形成されている。オリフィス溝34は、先端側(前側)から基端側(後側)に向かうに従って徐々に浅くなるように形成されている。
また、前側油室31と後側油室33との間には、両者間のオイルの移動を制御するものとしてピストン35が設けられている。ピストン35は、全体として円筒形状をなしている。ピストン35の外径はケース11の内径と同一に設定されており、ピストン35の外周面はケース11の内周面と当接している。そして、ピストン35の内径は、縮径されたロッド21の基端部に取り付けられたバルブ36の外径よりも若干大きく設定されている。ピストン35は、その内周面とバルブ36の外周面との間に所定の隙間が形成された状態で配置されている。また、ピストン35の後側油室33側の端部にはオイルが流れることが可能なピストン切欠35aが形成されている。
バルブ36は、軸線方向の長さがピストン35の軸線方向の長さよりも長く形成されている。バルブ36の先端部には、ロッド21及びロッドガイド22と当接するフランジ36aが形成されている。また、バルブ36よりも基端側には、当該バルブ36の基端と当接するものであって、一部がバルブ36よりも拡径されたバルブストッパ37が設けられている。そして、ピストン35は、フランジ36aとバルブストッパ37との間に配置されており、その間を移動可能となっている。なお、フランジ36aとロッドガイド22とが当接している位置がロッド21の初期位置に対応する。
ちなみに、図2(a)に示すように、ピストン35とバルブストッパ37とが当接している状況において、ピストン35とバルブ36のフランジ36aとの間には隙間が形成される。これにより、上記隙間と、ピストン35の内周面及びバルブ36の外周面間の隙間と、ピストン切欠35aとによってオイルが流入可能な戻り流路38が形成されている。
また、後側油室33には、バルブストッパ37を付勢するスプリング39が設けられている。スプリング39は、バルブストッパ37の基端部とケース11の基端部とを接続しており、バルブストッパ37に対して先端側への付勢力を付与している。
かかる構成によれば、図2(b)に示すように、ロッド21に対してワークWの衝撃が付与されると、ロッド21がケース11内に没入する方向(後方)に移動する。この場合、ロッド21の移動に伴ってピストン35が移動し、後側油室33のオイルが加圧される。すると、オイルの一部はオリフィス溝34を介して前側油室31に流入する。そして、流入したオイルの圧力によりエアチャンバ32が縮小し、当該流入したオイルは前側油室31にて保持される。このオイルの流入に伴う抵抗により、抗力が発生し、衝撃が吸収される。この場合、オリフィス溝34は基端側に向けて徐々に浅くなるように形成されているため、ロッド21(ショックアブソーバ10)の抗力は徐々に強くなる。
なお、図2(b)に示すように、ロッド21に対して衝撃が付与されている状況においては、ピストン35とフランジ36aとが当接している。このため、戻り流路38は形成されないようになっている。
一方、ロッド21にワークWの衝撃が付与されなくなった場合、ピストン35はスプリング39の付勢力によって元の位置に戻ろうとする。この場合、図2(a)に示すように、ピストン35はバルブストッパ37に当接し、ピストン35とバルブ36のフランジ36aとの間には隙間が形成される。これにより、戻り流路38が形成され、その戻り流路38及びオリフィス溝34を介して、前側油室31のオイルが後側油室33に流入する。そして、バルブ36がロッドガイド22に当接し、ロッド21が初期位置に復帰する。
ちなみに、図2に示すように、ロッドガイド22と蓋13との間に形成された領域には、オイルを密閉するためのパッキン41が設けられている。パッキン41には、ロッド21の表面に付着したごみ等を取るスクレーパ42が形成されている。
次に、本実施形態の要部である停止位置Xを規定する構成、及びストローク量Stの調整に係る構成について説明する。
図1及び図2に示すように、ロッド21の先端部(突出端部)には、規制部材としてのキャップ51が設けられている。キャップ51は、比較的高い硬度の材料で形成されており、具体的には鉄で形成されている。キャップ51は全体として略円筒状に形成されており、その外径はケース11の外径よりも若干小さく設定されている。なお、これに限られず、キャップ51の外径とケース11の外径とを同一に設定してもよい。
キャップ51はロッド21に対する相対位置を変更可能な状態で螺着されている。具体的には、図2に示すように、ロッド21の先端部にはロッド側ねじ溝(ねじ山)52が形成されており、キャップ51の内周部には、ロッド側ねじ溝52に対して螺合可能な第1収容部としてのキャップ側ねじ溝(ねじ山)53が形成されている。両者が螺合することにより、キャップ51がロッド21に対して螺着される。この場合、ロッド21に対してキャップ51が回転すると、軸線(移動)方向におけるロッド21に対するキャップ51の位置が変更される。これにより、ロッド21のストローク量Stが調整される。なお、ロッド側ねじ溝52及びキャップ側ねじ溝53が調整手段に対応する。
詳細には、ロッド21に対して衝撃が付与され、ロッド21が没入する方向に移動すると、図2(b)に示すように、キャップ51の基端面51aが蓋13の先端面13bと当接し、ロッド21のそれ以上の移動が規制される。これにより、ロッド21が停止する。キャップ51の基端面51aと蓋13の先端面13bとが当接している状態のキャップ51の先端位置が停止位置Xに対応する。この場合、ロッド21が初期位置にある場合のキャップ51の基端面51aと蓋13の先端面13bとの距離がストローク量Stとなる。そして、ロッド21に対するキャップ51の位置が変更されることにより、キャップ51の基端面51aの位置が変更され、ストローク量Stが変更される。
ここで、ストローク量Stの調整可能な範囲について詳細に説明すると、図2(a)に示すように、ロッド側ねじ溝52が形成されている長さ寸法を第1寸法L1と、キャップ側ねじ溝53が形成されている長さ寸法を第2寸法L2とすると、第1寸法L1から第2寸法L2を差し引いた寸法がキャップ51の調整可能範囲Zである。なお、ロッド側ねじ溝52の基端とキャップ51の基端との間隔が調整可能範囲Zである状態(図2(a)参照)が、ストローク量Stが最大となる状態である。一方、ロッド側ねじ溝52の基端とキャップ51の基端とが揃っている状態が、ストローク量Stが最小となる状態である。
ちなみに、図2(b)に示すように、キャップ51の先端部が停止位置Xにある場合において、ロッド側ねじ溝52は、蓋13の内周部13aに収容されている。すなわち、蓋13は、ロッド側ねじ溝52の収容部として機能する。
この場合、ストローク量Stが最大となる位置にキャップ51が配置されている状況においてロッド21が最大限没入方向に移動した場合であっても、ロッド側ねじ溝52がスクレーパ42と当接しないようになっている。具体的には、蓋13の軸線方向の寸法は、キャップ51の先端部が停止位置Xに配置された状況においてロッド側ねじ溝52が蓋13内に没入する最大寸法、すなわち調整可能範囲Zよりも長く設定されている。これにより、ロッド側ねじ溝52とスクレーパ42とが干渉することが回避されている。
ショックアブソーバ10は、キャップ51の回転を容易に行うための構成を備えている。具体的には、図2に示すように、キャップ51の基端側の表面には把持部としてのキャップ側凹部61が形成されている。キャップ側凹部61は、円筒状のキャップ51における対向する部位に2つ設けられている。キャップ側凹部61の底部は平坦に形成されている。つまり、キャップ側凹部61は二面幅を構成している。
また、図1(a)に示すように、ロッド21の途中位置、詳細にはロッド21が初期位置にある状況において露出している部位には、把持部としてのロッド側凹部62が形成されている。ロッド側凹部62は、キャップ側凹部61と同様に、二面幅を構成している。
また、ロッド側凹部62は、ロッド側ねじ溝52と干渉しない位置に形成されており、具体的にはロッド側ねじ溝52よりも基端側に形成されている。このため、治具等を用いてロッド側凹部62を把持する場合に、当該治具とロッド側ねじ溝52とが当接しにくい。これにより、キャップ51の位置調整においてロッド側凹部62を把持する治具が邪魔になりにくい。
図2に示すように、ショックアブソーバ10は、ロッド21とキャップ51との相対位置を規定(固定)するものとして止めねじ71を備えている。止めねじ71は、キャップ51の内周部においてキャップ側ねじ溝53よりも先端側に設けられた第2収容部としての止めねじ収容部72に収容されている。止めねじ収容部72には止めねじ71と螺合可能なねじ溝が形成されている。止めねじ71は、ロッド21の先端と当接(押圧)した状態で止めねじ収容部72のねじ溝に螺着されている。これにより、ロッド21とキャップ51との相対位置が規定されている。
ちなみに、キャップ51は軸線方向に開放された円筒形状をなしているため、図1(b)に示すように、ショックアブソーバ10を先端側から見た場合には、止めねじ71の頭部が露出している。そして、止めねじ71の頭部に形成された係止穴71aに治具を係止させることにより、止めねじ71を回転させることができる。このため、止めねじ71の着脱を容易に行うことができる。
なお、図2に示すように、キャップ51の内周部において、止めねじ収容部72は、ロッド21が螺着される箇所(キャップ側ねじ溝53)よりも拡径されて形成されている。このため、両者の間には段差部73が形成されている。そして、止めねじ71はその止めねじ収容部72の大きさに合わせてロッド21よりも大きく形成され、止めねじ71はその段差部73に対して当接可能となっている。これにより、キャップ側ねじ溝53側への止めねじ71の移動が規制され、ストローク量Stが過度に大きくなることが規制されている。
詳細には、仮に段差部73が形成されないように、キャップ側ねじ溝53と止めねじ収容部72とが同一径で形成されている場合、止めねじ71がキャップ側ねじ溝53側まで移動可能となる。このため、キャップ側ねじ溝53内にて止めねじ71とロッド21の先端とが当接可能となり、ストローク量Stが過度に長い状態でロッド21とキャップ51との相対位置が規定され得る。この場合、ロッド側ねじ溝52とキャップ側ねじ溝53との螺合領域が小さくなるため、キャップ51とロッド21との連結強度が低下し、キャップ51がぐらついてしまうことが懸念される。また、キャップ51の基端面51a及び蓋13の先端面13b間の距離が、当接衝撃吸収機構におけるロッド21の最大許容没入寸法(例えばスプリング39の最大縮み代)よりも長くなり、キャップ51がストローク量Stを調整するものとして機能しなくなるおそれがある。
これに対して、キャップ51の内部に段差部73を形成し、止めねじ71がその段差部73と当接可能に構成することにより、止めねじ71の移動が、段差部73の位置(十分な連結強度を有する上記螺合領域が確保された位置)にて規制される。このため、ストローク量Stが過度に長く設定された状態、具体的にはロッド21の先端がキャップ側ねじ溝53内に没入している状態で、止めねじ71を用いてロッド21とキャップ51の相対位置を規定しようとしても、止めねじ71とロッド21の先端とが当接しない。これにより、上記相対位置を規定することができない。よって、作業者としては、ストローク量Stが過度に長くなっている状態であると認識することができ、適切なストローク量Stに調整することができる。したがって、ストローク量Stが過度に長くなることを回避することができる。
また、止めねじ収容部72の軸線方向の長さ寸法は、調整可能範囲Zと止めねじ71の軸線方向の長さ寸法とを合わせた寸法と同一に設定されている。このため、キャップ51の位置に関わらず、止めねじ71がキャップ51から突出することがない。
次に、本実施形態のショックアブソーバ10の一連の調整(動作)について図3を用いて説明する。
先ず、図3(a)の2点鎖線に示すように、キャップ51の先端部が停止位置Xにて停止するようにショックアブソーバ10を取り付ける。ちなみに、図3(a)に示すように、ショックアブソーバ10は、固定用治具81に形成された貫通孔81aに挿通された状態で、六角ナット82を容器12のねじ溝12aに螺合させることにより固定用治具81に取り付けられる。なお、取り付け態様は、これに限られず、任意である。
ショックアブソーバ10の取り付けが完了した後は、ストローク量Stの調整を行う。具体的には、先ず止めねじ71を取り外す。これにより、ロッド21に対するキャップ51の相対位置の規定(固定)が解除される。そして、図3(b)に示すように、各凹部61,62をそれぞれ所定の治具A1,A2(例えばスパナ)で把持し、所望のストローク量St’となるようキャップ51を回転させる。この場合、ショックアブソーバ10の本体、すなわちケース11を移動させる必要はない。このため、一度締結した六角ナット82を再度緩めるといった作業を要することなく、キャップ51の位置調整(ストローク量Stの調整)を行うことができる。また、各凹部61,62を把持しているため、キャップ51の回転に伴うロッド21の回転が規制される。これにより、キャップ51の空回りが発生しにくくなっている。
ストローク量Stの調整が完了した場合には、止めねじ71を止めねじ収容部72に螺着してキャップ51とロッド21との相対位置を規定する。これにより、停止位置Xの調整及びストローク量Stの調整が完了する。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)ロッド21の先端部に、ロッド21が没入する方向に移動した場合にケース11と当接するキャップ51を設けた。そして、ロッド21に対するキャップ51の位置を調整するロッド側ねじ溝52及びキャップ側ねじ溝53を設けた。これにより、キャップ51の位置調整を行うことにより、キャップ51の基端面51aとケース11(蓋13の先端面13b)との距離が調整される。よって、ストローク量Stの調整を行うことができる。この場合、ワークWの停止位置Xは、キャップ51の位置によらずケース11の位置によって規定されるものである。このため、キャップ51の位置が変更された場合であってもワークWの停止位置Xは変更されない。よって、停止位置Xを変更することなくストローク量Stの調整を行うことができるため、これらの調整を容易に行うことができる。
特に、ストローク量Stの調整を、ロッド21の先端部にキャップ51を設けることで実現しているため、ショックアブソーバ10の隣にストッパ101(図5参照)を別途設ける必要がない。また、二重チューブ構造のような複雑な構成を採用することなく、ストローク量Stの調整を実現している。これにより、ショックアブソーバ10の小型化を図ることができる。
また、二重チューブ構造では、その構造上ピストン35の外径が小さくならざるを得ない。このため、吸収エネルギが小さくなる。しかしながら、本実施形態によれば、ピストン35の外径を、ケース11の内径と同一又はそれに近い径にすることができるため、吸収エネルギを最大限大きく確保することができる。これにより、吸収エネルギを確保しつつ、ショックアブソーバ10の小型化を図ることができる。
(2)キャップ51の外径を、ケース11の外径よりも若干小さく設定した。これにより、ショックアブソーバ10を固定用治具81の貫通孔81aからワークW側とは反対側に引き抜く場合に、キャップ51が邪魔になりにくい。これにより、ショックアブソーバ10の取り外しを容易に行うことができる。
特に、ワークWの移動距離が短い場合、ショックアブソーバ10のワークW側には別のショックアブソーバ等が配置されている場合がある。この場合、ショックアブソーバ10をワークW側に引き抜こうとすると、ショックアブソーバ10が別のショックアブソーバと干渉する場合がある。このため、ショックアブソーバ10の取り外しが困難となる。
この点、本実施形態によれば、ショックアブソーバ10をワークW側とは反対側から引き抜くことが可能であるため、ショックアブソーバ10に対してワークW側に障害物がある場合であっても、ショックアブソーバ10を容易に取り外すことができる。
(3)ロッド21にロッド側ねじ溝52を形成し、キャップ51は当該ロッド側ねじ溝52に螺着されている構成とした。これにより、比較的容易な操作であるキャップ51の回転によりキャップ51の位置を調整することができる。よって、キャップ51の位置調整を容易に行うことができるとともに、キャップ51の位置の微調整も比較的容易に行うことができる。
(4)ケース11内におけるパッキン41よりも先端側に、ロッド側ねじ溝52が収容される収容部を設けた。具体的には、蓋13の内周部13aにロッド側ねじ溝52が収容されるよう構成した。これにより、ロッド21が没入する方向に移動した場合に、ロッド側ねじ溝52とスクレーパ42とが干渉することを回避することができる。特に、蓋13の一部(内周部13a)が収容部として機能しているため、収容部を形成するための部材を別途設ける必要がないため、部材点数の増加を抑制することができる。
(5)キャップ51の表面に、二面幅を構成するキャップ側凹部61を形成するとともに、ロッド21の途中位置にロッド側凹部62を形成した。これにより、キャップ51を回転させる場合には、各治具A1,A2(例えばスパナ)を用いて各凹部61,62を把持することにより、キャップ51に対して好適に回転力を付与することができる。よって、キャップ51の回転を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、円筒形状のキャップ51を設けるとともに、当該キャップ51内に止めねじ71を螺着することによりキャップ51とロッド21との相対位置を規定する構成であったが、これに限られない。例えば、図4(a−1)及び図4(a−2)に示すように、ロッド21に対して2つのナット91,92を、互いに締め合うように螺着する構成としてもよい。この場合、各ナット91,92のうち基端側にある基端側ナット91がキャップ51(ストローク量Stを調整するもの)として機能し、先端側にある先端側ナット92が基端側ナット91とロッド21との相対位置を規定するものとして機能する。
また、図4(a−2)に示すように、各ナット91,92は、その外径がケース11の外径よりも小さく形成されている。これにより、ショックアブソーバ10の取り外しの容易性は確保されている。
○ 実施形態では、ロッド21を把持するためにロッド側凹部62を設けたが、これに限られない。例えば、図4(b−1)及び図4(b−2)に示すように、ロッド21の先端に係止部としてのスリット93を形成する構成であってもよい。この場合、当該スリット93に治具(例えばマイナスドライバ)を挿入することによって、キャップ51の回転に伴うロッド21の回転を規制することができる。なお、図4(b−2)は、止めねじ71が取り外された状態の側面図である。
ここで、実施形態のように、ロッド21においてキャップ51及びケース11間の露出部分にロッド側凹部62を形成する構成の場合、ストローク量Stが十分大きければ、ロッド側凹部62を容易に把持することが可能であるが、ストローク量Stが小さい場合には、上記ロッド側凹部62を把持することが困難となる場合がある。これに対して、上記のようにロッド21の先端にスリット93を形成する構成であれば、比較的スペースに余裕があるロッド21の先端側から治具を挿入することができる。これにより、ストローク量Stが小さい場合であってもロッド21の回転規制を実現することができる。
なお、スリット93に代えて、治具と嵌合可能な切り欠きを形成してもよい。要は、ロッド21の先端が、治具を用いて引っ掛けることができる形状であればよい。
○ また、例えばケース11に対するロッド21の回転を規制しつつ、ロッド21の軸線方向の移動をガイドするガイド構造を別途設けてもよい。これにより、キャップ側凹部61やスリット93等を形成する必要がないとともに、作業者としてはロッド21が回転しないように保持する必要がないため、ストローク量Stの調整作業を、より容易に行うことができる。この場合、ガイド構造は、そのガイド可能な距離が最大のストローク量Stよりも長くなるように構成されているとよい。
なお、ガイド構造の具体的な構成としては、例えばロッドガイド22の内周面と、ロッド21の外周面においてロッドガイド22と当接する部位のうち一方に凸部を形成し、他方に上記凸部が嵌り込む凹部を形成する構成が考えられる。但し、ロッド21の移動の円滑化等に着目すれば、キャップ側凹部61等を設ける構成のほうが好ましい。
○ 図4(c−1)に示すように、キャップ94を覆うカバー部材95を別途設ける構成としてもよい。これにより、キャップ94に伝わる衝撃を緩和することができるため、キャップ94の位置ずれを抑制することができるとともに、キャップ94への衝撃に起因してロッド側ねじ溝52が潰れてしまう事態を回避することができる。
この場合、カバー部材95は、キャップ94よりも相対的に柔らかい材料で形成されており、具体的には弾性変形可能な樹脂で形成されている。そして、カバー部材95における基端部には、内側に向けて突出する爪部95aが設けられている。当該爪部95aに対応させて、キャップ94の基端側の表面にはキャップ側凹部96が形成されている。爪部95aは、キャップ側凹部96、詳細にはキャップ側凹部96によって形成された段差部96aに係止されることにより、カバー部材95がキャップ94に対して取り付けられている。この場合、係止箇所は露出しているため、外部からアクセスが可能となっている。これにより、カバー部材95の着脱を容易に行うことができる。
また、キャップ側凹部96は、実施形態のキャップ側凹部61と比較して、爪部95aの分だけ大きく形成されており、具体的にはキャップ側凹部96の平坦面の軸線方向(前後方向)の長さ寸法が爪部95aの寸法分だけ長く設定されている。これにより、キャップ側凹部96と爪部95aとが係止した状態であっても、把持するのに必要な領域が確保されている。よって、カバー部材95が取り付けられるための機能と、把持されるための機能とが両立している。
なお、カバー部材95においてキャップ94の内周部と連通する位置には貫通孔95bが形成されている。これにより、図4(c−2)に示すように、止めねじ71の係止穴71aは露出している。よって、カバー部材95を取り外すことなく止めねじ71を取り外すことが可能となっている。つまり、カバー部材95は、キャップ94とロッド21との相対位置を規定する規定部材(止めねじ71)の取り外しを許容した状態でキャップ94に対して取り付けられている。したがって、カバー部材95を設けることに起因してキャップ94の位置調整(ストローク量Stの調整)が煩雑なものとなることを抑制することができる。
また、カバー部材95の外径は、ケース11の外径よりも若干小さく設定されている。そして、キャップ94の外径は、そのカバー部材95が装着可能となるように、カバー部材95の外径からカバー部材95の厚み分だけ小さく設定されている。
○ なお、上記構成において、カバー部材95は比較的柔らかい材料で形成されていたが、これに限られず、鉄等の硬い材料で形成してもよい。
○ また、カバー部材95は、キャップ94全体を覆う構成に限られず、少なくともキャップ94におけるワークWとの当接部を覆うことができればよい。
○ 実施形態では、キャップ51は、ロッド21よりも拡径された円筒形状をなしていたが、これに限られず、ケース11と当接可能であればその具体的な形状は任意である。例えばキャップ51を角柱状に形成してもよい。この場合、キャップ51を把持し易い。
○ 実施形態では、ロッド側ねじ溝52を形成し、当該ロッド側ねじ溝52にキャップ51が螺着されることにより、キャップ51がロッド21に対してその相対位置を変更可能な状態で取り付けられていたが、これに限られない。例えば、キャップ51の径方向から挿入される取付ネジを用いてキャップ51とロッド21とを取り付ける構成としてもよい。この場合、ストローク量Stの調整を行う場合には、取付ネジを一旦緩めてキャップ51の位置調整を行う。
○ 実施形態では、止めねじ収容部72に止めねじ71を設けたが、これに限られず、例えば止めねじ71を省略してもよい。この場合、止めねじ収容部72を省略することができる分だけ、キャップ51の軸線方向の小型化を図ることができるとともに、ロッド側ねじ溝52を長く形成することを通じて調整可能範囲Zを大きくすることができる。但し、キャップ51の位置ずれを抑制することができる点に着目すれば、止めねじ71を設ける構成の方が好ましい。
○ 実施形態では、キャップ側凹部61はキャップ51の表面のうち基端側に形成されていたが、これに限られず、先端側に形成されていてもよい。但し、衝撃を好適に吸収するためには当接面積は大きい方がよい点に着目すれば、基端側に形成されている方が好ましい。
○ また、キャップ側凹部61に代えて、治具で引っ掛けることが可能な取手を形成する構成としてもよい。この場合であっても、キャップ51を把持することができる。要は、キャップ51の表面に、作業者が直接又は治具等を用いて把持することが可能な把持部が形成されていればよい。
○ 実施形態では、キャップ51は鉄で形成されていたが、これに限られず、比較的柔らかい樹脂で形成されていてもよい。この場合、キャップ51の内周部に、ロッド側ねじ溝52と螺合する金属製のねじ部材を埋め込むとよい。これにより、ワークWからの衝撃を好適に緩和しつつ、キャップ51とロッド21とを強固に固定することができる。
10…ショックアブソーバ、11…ケース、21…ロッド、22…ロッドガイド、42…スクレーパ、51…規制部材としてのキャップ、52,53…調整手段としてのねじ溝、61…把持部としてのキャップ側凹部、71…規定部材としての止めねじ、73…段差部、91,92…ナット、93…係止部としてのスリット、95…カバー部材、95a…爪部、96…キャップ側凹部。

Claims (8)

  1. 衝撃吸収機構を内蔵したケースと、
    前記ケースに対して出没可能に取り付けられているとともに、その一部が前記ケースから突出したロッドと、
    前記ロッドの前記ケースに没入する側の端部に設けられ、当該ロッドを前記ケースから突出する側へ付勢するスプリングと、
    前記ロッドの突出端部に設けられ、当該ロッドが前記ケースに没入する方向に移動した場合に前記ケースと当接することにより前記ロッドの移動を規制する規制部材と、
    前記ロッドの移動方向における前記ロッドに対する前記規制部材の位置を調整する調整手段と、
    を備え
    前記規制部材は、衝突するワーク及び前記ケースとの当接面をそれぞれ有し、両当接面間の距離が一定であることを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 前記調整手段は、前記ロッドの外周面に形成されたねじ溝を備え、
    前記規制部材は、前記ねじ溝に螺着されていることを特徴とする請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記ロッドと前記規制部材との相対位置を規定する規定部材を備えていることを特徴とする請求項2に記載のショックアブソーバ。
  4. 前記規制部材は筒状に形成されており、
    前記規制部材の内周部には、
    前記ロッドの外周面に形成されたねじ溝と螺合した状態で前記ロッドを収容する第1収容部と、
    前記規定部材としての規定ねじと螺合した状態で当該規定ねじを収容する第2収容部と、
    が形成されており、
    前記第2収容部が前記第1収容部よりも拡径させて形成されることにより、前記規制部材の内周部には、前記規定ねじと当接する段差部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のショックアブソーバ。
  5. 前記規制部材の表面には、把持可能な把持部が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載のショックアブソーバ。
  6. 前記規制部材は環状に形成されており、
    前記ロッドの先端には、治具と係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項2〜5のうちいずれか一項に記載のショックアブソーバ。
  7. 少なくとも前記規制部材におけるワークと当接する部位を覆うカバー部材を備えていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のショックアブソーバ。
  8. 前記規制部材における表面には凹部が形成されており、
    前記カバー部材は、前記凹部に対して係止する爪部を備えていることを特徴とする請求項7に記載のショックアブソーバ。
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