JP2000081073A - 倒立型ダンパのアイジョイント取付け構造 - Google Patents

倒立型ダンパのアイジョイント取付け構造

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JP2000081073A
JP2000081073A JP10251232A JP25123298A JP2000081073A JP 2000081073 A JP2000081073 A JP 2000081073A JP 10251232 A JP10251232 A JP 10251232A JP 25123298 A JP25123298 A JP 25123298A JP 2000081073 A JP2000081073 A JP 2000081073A
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JP
Japan
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piston rod
eye joint
outer tube
damper
screwed
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Pending
Application number
JP10251232A
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English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
隆志 竹内
Takayuki Goto
孝幸 後藤
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倒立型ダンパの底部にダブルナット機構でア
イジョイントを螺合する。 【解決手段】 アイジョイント16をピストンロッド1
0の雄ネジ部14に螺合する際には、アイジョイント1
6に形成した治具挿入穴18及び貫通雌ネジ穴17を介
して治具の先端をピストンロッド10の六角穴19に係
合し、ピストンロッド10が連れ回りしない状態にして
アイジョイント16を回転させて螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は倒立型ダンパのアウ
タチューブ底部にアイジョイントを取付ける場合の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】倒立型ダンパは、アウタチューブ(ボト
ムチューブ)にダンパーチューブ(アッパーチューブ)
を摺動自在に挿入し、アウタチューブの底部にピストン
ロッドを固着し、このピストンロッドの先端にダンパー
チューブ内周面に摺接するピストンを取付けた構造をし
ている。
【0003】斯かる倒立型ダンパの底部に車体側部材に
結合するためのアイジョイントを設けることが考えられ
る。アイジョイントの取付け構造としては、実公昭61
−46268号公報に開示されるものが知られている。
この先行技術にあっては、図7に示すように、ダンパー
の両端にアイジョイント101,102を取付けてお
り、下端のアイジョイント102はダンパーチューブ1
03と一体形成され、上端のアイジョイント101はピ
ストンロッド104の先端部に螺合し、この螺合部とナ
ット105からなるダブルナット機構によって固定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の先行技術に開示
されるアイジョイントの取付け構造をそのまま倒立型ダ
ンパに適用することはできない。
【0005】即ち、倒立型ダンパの場合、アウタチュー
ブ底部にピストンロッドの下端部を支持するので、アウ
タチューブ底部にアイジョイントを設ける場合には、ア
イジョイントにピストンロッドの下端部を螺合すること
になり、構造的には実公昭61−46268号公報の第
1図の上部のアイジョイント101の取付け構造を適用
することが考えられる。
【0006】しかしながら、組付けの手順から、アイジ
ョイントにピストンロッドの下端部を螺合する場合に
は、既にピストンロッド先端はダンパーチューブ内に挿
入され且つピストンが固着されており、アウタチューブ
の側壁にて外側を囲まれているので、ダブルナット機構
にすることが困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、所謂倒立型のダンパにおいて、アウタチューブ
の底部をなすキャップに、ピストンロッドの基端部に形
成した雄ネジ部が螺合する貫通雌ネジ部を形成し、また
ピストンロッドの基端部に形成した雄ネジ部の長さはキ
ャップから下方に突出する長さとし、この突出した雄ネ
ジ部にアイジョイントに形成した貫通雌ネジ部が螺合
し、更にピストンロッドの基端部には治具の端部が係合
する六角穴等の異形穴を形成し、またアイジョイントの
貫通雌ネジ部と対向する部分には治具の挿入穴を形成し
た。このような構成にすることで、ピストンロッドの基
端部をダブルナット機構によってアウタチューブ底部に
確実に固定でき、しかもアイジョイントの取付け作業が
大幅に向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る倒立型ダ
ンパの全体図、図2はピストンロッドのシール部の拡大
図、図3はアウタチューブ底部の一部を断面とした拡大
図、図4はピストンロッドの下端部を示す図、図5はピ
ストンロッドの下端部の端面図、図6はアイジョイント
の一部を断面とした拡大図である。
【0009】倒立型ダンパはアウタチューブ1に上方か
らダンパーチューブ2を摺動自在に挿入して構成され
る。アウタチューブ1上端内周部には上部シール部材3
aと下部オイルシール3bが設けられ、下部オイルシー
ル3bの下方のアウタチューブ1内に気密な圧力室S1
を形成している。また、上部シール部材3aと下部オイ
ルシール3bとの間には潤滑オイルを充填した潤滑室S
4を形成している。
【0010】アウタチューブ1内にはガスと適宜量のオ
イルが注入され、またアウタチューブ1には配管4を介
してサブチャンバ5及びモータによって作動するコンプ
レッサ6が接続している。而して、コンプレッサ6の作
動により空気を圧力室S1に供給することで、車高を高
く調整し、また圧力室S1内のガスを排出することで、
車高を低く調整することができる。また、サブチャンバ
5により圧力室S1の容積不足を補う。
【0011】前記ダンパーチューブ2内はフリーピスト
ン7にて油室S2と気体室S3に分けられ、油室S2内
にはロッドガイド8及びシール9を介してピストンロッ
ド10が下方から挿入され、このピストンロッド10の
上端にピストン11が固着されている。
【0012】前記シール9は図2に示すように、伸び行
程でピストンロッド10外周の油を掻き取るリップ部9
aと、圧縮行程でピストンロッド10外周の油を掻き取
るリップ部9bを両側に設けることで、シール性の向上
を図っている。
【0013】一方、アウタチューブ1の底部はキャップ
12にて閉塞されている。このキャップ12はアウタチ
ューブ1と一体的に形成してもよい。そして、図3にも
示すように、キャップ12には内周に雌ネジ部を形成し
た貫通雌ネジ穴13が形成され、この雌ネジ穴13にピ
ストンロッド10の下端部外周面に形成した雄ネジ部1
4(図4参照)が螺合し、更にピストンロッド10を囲
むようにアウタチューブ1の底部にはバンプストッパラ
バー15が設けられている。
【0014】前記ピストンロッド10の雄ネジ部14の
長さはキャップ12に形成した貫通雌ネジ穴13の長さ
よりも長く設定しているので、雄ネジ部14を貫通雌ネ
ジ穴13に螺合した状態で雄ネジ部14の約半分は下方
に突出する。そして、本発明にあっては雄ネジ部14の
下方に突出した約半分の部分に、アイジョイント16を
螺合している。
【0015】即ち、図6に示すように、アイジョイント
16にはピストンロッド10の雄ネジ部14に螺合する
貫通雌ネジ穴17が形成され、更に貫通雌ネジ穴17を
延長した部分に治具挿入穴18を形成している。また、
図4及び図5に示すように、前記ピストンロッド10の
端部には治具の先端が係合する六角穴(異形穴)19が
形成されている。
【0016】而して、アイジョイント16をピストンロ
ッド10の雄ネジ部14に螺合する際には、アイジョイ
ント16に形成した治具挿入穴18及び貫通雌ネジ穴1
7を介して治具の先端をピストンロッド10の六角穴1
9に係合し、ピストンロッド10が連れ回りしない状態
にしてアイジョイント16を回転させて螺合する。
【0017】尚、アイジョイント16を螺合させた後
は、アイジョイント16内周部にブッシュ20(図1参
照)を嵌め込む。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
アウタチューブの底部をなすキャップに、ピストンロッ
ドの基端部に形成した雄ネジ部が螺合する貫通雌ネジ部
を形成し、この貫通雌ネジ部から更に突出するピストン
ロッドの雄ネジ部にアイジョイントを螺合するようにし
たので、ダブルナット機構によってピストンロッドを保
持することができる。
【0019】また、ピストンロッドの基端部に治具の端
部が係合する六角穴等の異形穴を形成し、アイジョイン
トの貫通雌ネジ部と対向する部分には治具の挿入穴を形
成したので、アイジョイントをピストンロッドに螺合す
る際に、ピスロントッドの連れ回りを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る倒立型ダンパの全体図
【図2】ピストンロッドのシール部の拡大図
【図3】アウタチューブ底部の一部を断面とした拡大図
【図4】ピストンロッドの下端部を示す図
【図5】ピストンロッドの下端部の端面図
【図6】アイジョイントの一部を断面とした拡大図
【図7】従来のアイジョイント取付け構造を示す図
【符号の説明】
1…アウタチューブ、2…ダンパーチューブ、3…シー
ル部材、4…配管、5…サブチャンバ、6…コンプレッ
サ、7…フリーピストン、8…ロッドガイド、9…シー
ル、9a,9b…リップ部、10…ピストンロッド、1
1…ピストン、12…キャップ、13…貫通雌ネジ穴、
14…雄ネジ部、15…バンプストッパラバー、16…
アイジョイント、17…貫通雌ネジ穴、18…治具挿入
穴、19…異形穴、S1…圧力室、S2…油室、S3…
気体室、S4…潤滑室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタチューブ内に上方からダンパーチ
    ューブを挿入し、アウタチューブ底部に基端部を固着し
    たピストンロッドをシールを介して前記ダンパーチュー
    ブ内に臨ませ、このダンパーチューブ内に臨むピストン
    ロッドの先端にピストンを取付けた倒立型ダンパにおい
    て、前記アウタチューブの底部はキャップにて構成さ
    れ、このキャップにはピストンロッドの基端部に形成し
    た雄ネジ部が螺合する貫通雌ネジ穴が形成され、またピ
    ストンロッドの基端部に形成した雄ネジ部の長さはキャ
    ップから下方に突出する長さとされ、この突出した雄ネ
    ジ部にアイジョイントに形成した貫通雌ネジ穴が螺合
    し、更にピストンロッドの基端部には治具の端部が係合
    する異形穴が形成され、またアイジョイントの貫通雌ネ
    ジ部と対向する部分には治具の挿入穴が形成されている
    ことを特徴とする倒立型ダンパのアイジョイント取付け
    構造。
JP10251232A 1998-09-04 1998-09-04 倒立型ダンパのアイジョイント取付け構造 Pending JP2000081073A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020009A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Yamaha Motor Co Ltd 油圧緩衝装置とそれを備えた自動二輪車
JP2009222078A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Kayaba Ind Co Ltd ピストンロッドの締め付け治具
JP2013194887A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ckd Corp ショックアブソーバ

Cited By (3)

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JP2008020009A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Yamaha Motor Co Ltd 油圧緩衝装置とそれを備えた自動二輪車
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