JP2014062584A - 減衰力調整式緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な作業でカバーをハウジングに確実に取付けることができ、ハウジングに対するカバーの取付強度を高める。
【解決手段】 外筒2の外部に延出され、減衰力調整機構20を収容したハウジング17のロックナット19を覆う第1のカバー22と、第1のカバー22の外周を覆いロックナット19の係合部19Dと係合することにより第1のカバー22を固定状態に保持する第2のカバー28とを設けている。従って、第1のカバー22は、減衰力調整機構20を覆い隠すことができ、この減衰力調整機構20を走行中の飛石等から保護することができる。一方、第1のカバー22は、ボルト等を用いることなく、第2のカバー28の係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに係合させるだけで、ハウジング17に対して固定状態に保持できる。
【選択図】 図5
【解決手段】 外筒2の外部に延出され、減衰力調整機構20を収容したハウジング17のロックナット19を覆う第1のカバー22と、第1のカバー22の外周を覆いロックナット19の係合部19Dと係合することにより第1のカバー22を固定状態に保持する第2のカバー28とを設けている。従って、第1のカバー22は、減衰力調整機構20を覆い隠すことができ、この減衰力調整機構20を走行中の飛石等から保護することができる。一方、第1のカバー22は、ボルト等を用いることなく、第2のカバー28の係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに係合させるだけで、ハウジング17に対して固定状態に保持できる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、例えば自動車等の振動を緩衝するのに好適に用いられる減衰力調整式緩衝器に関する。
4輪自動車等の車両には、相対的に移動する車輪側と車体側との間に減衰力調整式緩衝器が設けられ、走行時に発生する上,下方向の振動等を緩衝する構成としている。この減衰力調整式緩衝器は、作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダの外部に延出されたハウジング内に設けられた減衰力調整機構とを備えている。
ここで、減衰力調整式緩衝器は、ハウジング内に設けた減衰力調整機構を保護するために、ハウジングに保護カバーを取付けている。この保護カバーは、ゴム、プラスチック等の弾性材により形成され、その弾性力を利用してハウジングに取付ける構成としている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した特許文献1による保護カバーは、弾性力を利用してハウジングに取付ける構成としている。この場合、ゴム、プラスチック等は、経年劣化やクリープ現象によって弾性力が低減することがあり、保護カバーが脱落する虞がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、簡単な作業でカバーをハウジングに確実に取付けることができ、ハウジングに対するカバーの取付強度を向上できるようにした減衰力調整式緩衝器を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、相対移動可能な2部材間に取付けられる減衰力調整式緩衝器であって、作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に挿入されたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダの外部に延出されたハウジング内に設けられた減衰力調整機構とを備え、前記ハウジングの外周の少なくとも一部を覆う第1のカバーと、該第1のカバーの外周の少なくとも一部を覆い前記ハウジングの係合部と係合することにより前記第1のカバーを固定状態に保持する第2のカバーを設ける構成としたことを特徴としている。
上記構成により、簡単な作業でカバーをハウジングに確実に取付けることができ、ハウジングに対するカバーの取付強度を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態による減衰力調整式緩衝器を、車両用の減衰力調整式油圧緩衝器に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図10に従って詳細に説明する。
図1において、減衰力調整式油圧緩衝器1(以下、油圧緩衝器1という)の外殻をなすシリンダとしての有底筒状の外筒2は、下端側が溶接手段等を用いて固着されたボトムキャップ3により閉塞され、上端側は、径方向内側に屈曲されたかしめ部2Aとなっている。かしめ部2Aと内筒4との間には、後述のロッドガイド9とシール部材10が設けられている。一方、外筒2の下部側には、後述する中間筒12の接続口12Cと同心位置に開口2Bが形成され、該開口2Bと対応する位置には、後述の減衰力調整機構20を収容するハウジング17が取付けられている。さらに、ボトムキャップ3には、例えば車両の車輪側に取付けられる取付アイ3Aが設けられている。
外筒2内には、該外筒2と同一軸線上に位置してシリンダとしての内筒4が設けられている。この内筒4は、下端側が後述のボトムバルブ13に嵌合して取付けられ、上端側はロッドガイド9に嵌合して取付けられている。内筒4内には作動流体としての油液が封入されている。作動流体としては油液、オイルに限らず、例えば添加剤を混在させた水等でもよい。
内筒4と外筒2との間には、環状のリザーバ室Aが形成され、このリザーバ室A内には、前記油液と共にガスが封入されている。このガスは、大気圧状態の空気であってもよく、また圧縮された窒素ガス等の気体を用いてもよい。また、内筒4の長さ方向(上,下方向)の途中位置には、ロッド側油室Bを環状油室Dに常時連通させる油穴4Aが径方向に穿設されている。
ピストン5は、内筒4内に摺動可能に挿嵌されている。ピストン5は、内筒4内をロッド側油室Bとボトム側油室Cとに画成している。ピストン5には、ロッド側油室Bとボトム側油室Cとを連通可能とする油路5A,5Bがそれぞれ複数個、周方向に離間して形成されている。
ここで、ピストン5の下端面には、伸長側のディスクバルブ6が設けられている。この伸長側のディスクバルブ6は、ピストンロッド8の伸長行程でピストン5が上向きに摺動変位するときに、ロッド側油室B内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を各油路5Aを介してボトム側油室C側にリリーフする。このリリーフ設定圧は、後述の減衰力調整機構20がハードに設定されたときの開弁圧より高い圧に設定される。
ピストン5の上端面には、ピストンロッド8の縮小行程でピストン5が下向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する縮み側の逆止弁7が設けられている。この逆止弁7は、ボトム側油室C内の油液がロッド側油室Bに向けて各油路5B内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止するものである。この逆止弁7の開弁圧は、後述の減衰力調整機構20がソフトに設定されたときの開弁圧より低い圧に設定され、実質的に減衰力を発生しない。この実質的に減衰力を発生しない開弁圧とは、ピストン5やシール部材10のフリクション以下の力であり、車の運動に対し影響しないものである。
内筒4内を軸方向に延びるピストンロッド8は、下端側が内筒4内に挿入され、ナット8A等によりピストン5に取付けられている。また、ピストンロッド8の上端側は、ロッドガイド9を介して外筒2および内筒4の外部に延出している。なお、ピストンロッド8の下端をさらに延ばしてボトム部(例えば、ボトムキャップ3)側から外向きに延出させることにより、所謂、両ロッドとして構成してもよい。
内筒4の上端側には、段付円筒状のロッドガイド9が設けられている。ロッドガイド9は、内筒4の上側部分を外筒2と同心円上に位置決めすると共に、その内周側でピストンロッド8を軸方向に摺動可能にガイドしている。また、ロッドガイド9と外筒2のかしめ部2Aとの間には、環状のシール部材10が設けられている。
シール部材10は、中心にピストンロッド8が挿通される孔が設けられた金属製の環状板にゴム等の弾性材料を焼き付けたもので、内周がピストンロッド8の外周側に摺接することにより該ピストンロッド8との間をシールするものである。また、シール部材10は、下面側にロッドガイド9と接触するように延びるチェック弁としてのリップシール10Aが形成されている。このリップシール10Aは、油溜め室11とリザーバ室Aとの間に配置され、油溜め室11内の油液等がロッドガイド9の戻し通路9Aを介してリザーバ室A側に向け流通するのを許し、逆向きの流れを阻止するものである。
外筒2と内筒4との間には、中間筒12が配設されている。中間筒12は、例えば、内筒4の外周側に上,下のシールリング12A,12Bを介して取付けられている。中間筒12は、内筒4の外周側を全周に亘って取囲むように延びた環状油室Dを内部に形成し、この環状油室Dはリザーバ室Aとは独立した油室となっている。環状油室Dは、内筒4に形成した径方向の油穴4Aによりロッド側油室Bと常時連通している。一方、中間筒12の下端側には、後述する減衰力調整機構20の筒形ホルダ20Eが取付けられる接続口12Cが設けられている。
ボトムバルブ13は、内筒4の下端側に位置してボトムキャップ3と内筒4との間に設けられている。ボトムバルブ13は、ボトムキャップ3と内筒4との間でリザーバ室Aとボトム側油室Cとを画成するバルブボディ14と、バルブボディ14の下面側に設けられた縮小側のディスクバルブ15と、バルブボディ14の上面側に設けられた伸び側の逆止弁16とにより構成されている。バルブボディ14には、リザーバ室Aとボトム側油室Cとを連通可能とする油路14A,14Bがそれぞれ周方向に間隔をおいて形成されている。
縮小側のディスクバルブ15は、ピストンロッド8の縮小行程でピストン5が下向きに摺動変位するときに、ボトム側油室C内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときのボトム側油室C内の圧力を各油路14Aを介してリザーバ室A側にリリーフする。このリリーフ設定圧は、後述の減衰力調整機構20がハードに設定されたときの開弁圧より高い圧に設定される。
伸び側の逆止弁16は、ピストンロッド8の伸長行程でピストン5が上向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する。この逆止弁16は、リザーバ室A内の油液がボトム側油室Cに向けて各油路14B内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止するものである。この逆止弁16の開弁圧は、後述の減衰力調整機構20がソフトに設定されたときの開弁圧より低い圧に設定され、前述した逆止弁7と同様に、実質的に減衰力を発生しない。
ハウジング17は、外筒2の下部側に位置して該外筒2の外部に延出して設けられている。ハウジング17は、図2、図3に示すように、後述する減衰力調整機構20の一部を収容するもので、収容筒18とロックナット19とにより構成されている。収容筒18は、略円筒状に形成され、その基端側が外筒2の開口2Bの周囲に固着され、先端側が外筒2から径方向の外向に突出している。収容筒18の先端側には、図5ないし図7に示すように、ロックナット19のめねじ部19Cに螺合するおねじ部18Aが形成されている。なお、収容筒18は筒状であれば、断面楕円や多角形であってもよい。
一方、ロックナット19は、収容筒18の内径寸法とほぼ同等の内径寸法をもった厚肉部19Aと、該厚肉部19Aの内径寸法よりも大きな内径寸法をもった薄肉部19Bとからなり、該薄肉部19Bの内周側には、収容筒18のおねじ部18Aに螺合するめねじ部19Cが形成されている。また、厚肉部19Aと反対側となる薄肉部19Bの先端面は、後述する第2のカバー28の係合爪部28Dが係合する係合部19Dとなっている。さらに、厚肉部19Aの内周側には、薄肉部19Bとの境界部位を拡径することによりリング押え19Eが形成されている。このリング押え19Eは、減衰力調整機構20に取付けられた後述のリング部材21を押えるものである。
そして、ハウジング17に減衰力調整機構20を取付けるときは、ロックナット19内に減衰力調整機構20の本体部20Aを挿入し、該本体部20Aの外周に取付けたリング部材21をリング押え19Eに係合させる。この状態で、減衰力調整機構20の本体部20Aを収容筒18内に挿入しつつ、ロックナット19のめねじ部19Cを収容筒18のおねじ部18Aに螺着する。これにより、ハウジング17内に減衰力調整機構20を抜止め状態で収容することができる。なお、ロックナットを廃止し、ハウジングに対して減衰力調整機構の本体部を直接的に螺合、嵌合、かしめ固定する構成としてもよく、この場合には、ハウジングの外周に第2のカバー28の係合爪部28Dを係合させるための係合部を設ければよい。
減衰力調整機構20は、その一部がハウジング17内に設けられ、残部がハウジング17から突出(露出)している。減衰力調整機構20は、環状油室Dからリザーバ室Aに流通する油液の流量を、減衰力調整バルブ(図示せず)により制御することで、減衰力を発生するものである。また、減衰力調整機構20は、減衰力調整バルブの開弁圧を、直動のソレノイドや回転式のステッピングモータ等から構成されるアクチュエータ(図示せず)により調整することにより、発生する減衰力を可変に調整することができる。即ち、減衰力調整機構20は、乗り味が軟らかいソフト設定の減衰力と乗り味が硬いハード設定の減衰力との間で段階的または無段階で減衰力を調整することができる。
減衰力調整機構20は、略円柱状の本体部20Aを有し、該本体部20Aの内部に収容した状態や外部に接続した状態で減衰力調整バルブ、アクチュエータ等を備えている。換言すれば、本体部20Aは、減衰力調整バルブとアクチュエータとを含んで構成され、例えば、減衰力調整バルブはハウジング17内に配置され、アクチュエータはその一部がハウジング17から突出するように配置される。
本体部20Aの外径寸法は、収容筒18の内径寸法、ロックナット19の厚肉部19Aの内径寸法よりも僅かに小さな寸法に設定されている。また、本体部20Aの外周側には、軸方向の途中に位置して半円状のリング溝20Bが形成され、該リング溝20Bには、リング部材21が係合状態で取付けられている。
一方、本体部20Aには、挿入方向と反対側の端部から径方向の外側に突出してケーブル取出部20Cが設けられている。このケーブル取出部20Cは、アクチュエータを制御するためのケーブル20Dをハウジング17に沿って外部に取出すL字状のガイドを構成している。
さらに、減衰力調整機構20には、減衰力調整バルブから中間筒12に向けて延びる筒形ホルダ20E(図1中に図示)が設けられている。この筒形ホルダ20Eは、基端側が中間筒12の接続口12Cに接続され、先端側がハウジング17内で減衰力調整バルブに接続されている。これにより、筒形ホルダ20Eは、環状油室Dと減衰力調整バルブとの間で油液を流通させる油路を構成している。
リング部材21は、例えば弾性を有する樹脂材料、ゴム材料からリング状に形成され、減衰力調整機構20のリング溝20Bに係合状態で取付けられている。このリング部材21は、ロックナット19のリング押え19Eと減衰力調整機構20のリング溝20Bとの両方に係合することにより、ハウジング17に対して減衰力調整機構20を抜止め状態に保持することができる。
次に、減衰力調整機構20を保護するためにハウジング17に取付けられた第1のカバー22と第2のカバー28の構成について述べる。
第1のカバー22は、減衰力調整機構20を保護するものであり、ハウジング17の外周の一部となるロックナット19とハウジング17から突出した減衰力調整機構20の露出部とを覆うことができる。第1のカバー22は、例えば樹脂材料からなり、図4、図7等に示すように、筒部23と蓋部24と膨出部25と溝部27とにより構成されている。
第1のカバー22を構成する筒部23は、図6、図9等に示すように、ロックナット19よりも僅かに大きな内径寸法をもった大径部23Aと、該大径部23Aの先端側に位置して該大径部23Aよりも小径に形成された小径部23Bと、前記大径部23A内に位置して該大径部23Aと小径部23Bとの境界位置に設けられた段部23Cとにより段付円筒体として形成されている。
ここで、段部23Cは、第1のカバー22を減衰力調整機構20に被せたときに、ロックナット19の厚肉部19Aの端面に当接する位置決め用の段部となっている。一方、小径部23Bの先端側は、円弧状に縮径され、この縮径部位には、第1のカバー22内に浸入した雨水を抜取るための複数個の水抜き溝23Dが設けられている。さらに、筒部23には、後述の膨出部25と径方向の反対側に位置して開口端から軸方向に延びる切欠部23Eが形成されている。この切欠部23Eは、筒部23の開口側を弾性的に変形させるもので、例えば、第1のカバー22に過度の力が作用した場合等に、その力を弾性変形して逃す機能を有している。また、組付け時に弾性変形することで組付けの作業性を向上させる機能を有している。
蓋部24は、筒部23の小径部23Bの先端側を閉塞して設けられている。膨出部25は、筒部23から径方向の外側に突出して形成されている。この膨出部25は、減衰力調整機構20のケーブル取出部20Cとの間に所定の隙間をもって形成され、ケーブル20Dの取出側が開口している。
筒部23と蓋部24の外面には、2本の突条26が設けられている。この2本の突条26は、膨出部25を避けた周方向位置で、筒部23の長さ方向に延びつつ、蓋部24の直径方向に延びて形成されている。各突条26は、全体としてU字状に延びて設けられ、後述する第2のカバー28の幅寸法よりも大きな間隔寸法をもって平行に配置されている。そして、各突条26間は、第2のカバー28を保持するための後述の溝部27となっている。
ここで、各突条26は、筒部23と蓋部24とに亘って後述の溝部27を形成するために設けられたものである。このように、筒部23と蓋部24に各突条26を設けたことにより、筒部23と蓋部24の板厚寸法を厚くすることなく、溝部27を設けることができる。
第1のカバー22の溝部27は、2本の突条26間に位置して筒部23と蓋部24の外周に設けられている。この溝部27は、第2のカバー28を仮組み状態で保持すると共に、第2のカバー28を取付けるときの案内、組立完了後の第2のカバー28の位置決めを行うものである。この仮組み状態とは、第1のカバー22の所定の位置に第2のカバー28を取付けた状態、即ち、図7、図10に示す状態を示している。
溝部27は、筒部23の長さ方向に沿って延びた2つの縦溝27Aと、該各縦溝27Aを連結するように蓋部24の直径方向に延びた横溝27Bとにより構成されている。前記各縦溝27Aには、蓋部24側寄りに位置して抜止め突起27Cがそれぞれ設けられている。この2個の抜止め突起27Cは、仮組み状態での移送時、ハウジング17への組付け作業時に、溝部27から第2のカバー28が蓋部24側へ脱落するのを防止するもので、第2のカバー28が脱落しようとすると、その係合爪部28Dが引っ掛かるようになっている。
一方、各縦溝27Aには、筒部23の開口端側に位置して凹陥部27Dがそれぞれ設けられている。この2個の凹陥部27Dは、図8に示すように、開口端側に向けて縮径した縮径部27D1と、該縮径部27D1から開口端側に向けて拡径した拡径部27D2とにより構成されている。そして、各凹陥部27Dは、第2のカバー28の係合爪部28Dを、縦溝27Aから外れる寸前の位置に保持するものである。即ち、各凹陥部27Dに第2のカバー28の係合爪部28Dを保持した状態では、係合爪部28Dを少し移動して凹陥部27Dから離脱させることにより、係合爪部28Dをハウジング17のロックナット19に係合させることができ、組立時の作業時間を短縮することができる。また、係合爪部28Dを離脱させる前の取扱い時には、凹陥部27Dの拡径部27D2は、仮組み状態での移送時等に、係合爪部28Dが筒部23から容易に脱落しないようにしている。
第2のカバー28は、第1のカバー22の外周を覆うように設けられている。この第2のカバー28は、ハウジング17側の係合部となるロックナット19の係合部19Dと係合することにより、第1のカバー22を固定状態に保持するもの(カバー保持部材)である。また、第2のカバー28は、弾性を有する金属材料からなる帯状体を、長さ方向の複数個所で適宜に折り曲げることによりU字状に形成されている。この場合、第2のカバー28の幅寸法は、溝部27の幅寸法よりも小さな寸法に設定されている。
第2のカバー28は、溝部27の横溝27Bに対面する中央部としての中央板部28Aと、該中央板部28Aの長さ方向の両側を各縦溝27Aよりも突出するようにL字状に折り曲げた押込み板部28Bと、該各押込み板部28Bから真直ぐに延びた腕板部28Cと、該各腕板部28Cの先端部を互いに対向する内側に折り曲げてなる係合爪部28Dとにより構成されている。
ここで、第2のカバー28は、第1のカバー22に取付けられていない単品の状態では、各係合爪部28Dが近接した状態となっている。このため、第2のカバー28を第1のカバー22の溝部27に取付けるときには、各係合爪部28D、各腕板部28Cを離間させる方向に大きく開いて取付けている。従って、第2のカバー28を第1のカバー22の溝部27に取付けられた状態では、この第2のカバー28には各係合爪部28Dを接近させる方向、即ち、係合爪部28Dがロックナット19の係合部19Dに係合した状態を保持する方向に付勢力(ばね力)を発生している。
第2のカバー28を第1のカバー22に仮組みする場合について述べる。まず、第2のカバー28の各係合爪部28D、各腕板部28Cを離間方向に開き、該各係合爪部28Dを第1のカバー22に設けた溝部27の各縦溝27Aに当接させる。この状態で、図7に示すように、中央板部28Aを第1のカバー22の蓋部24に向けて押動し、中央板部28Aを蓋部24に当接させる。これにより、第2のカバー28の各係合爪部28Dを溝部27の各凹陥部27Dに配置することができ、この状態が第1のカバー22に対する第2のカバー28の仮組み状態となる。
続いて、第2のカバー28を用いて第1のカバー22をハウジング17側に固定する場合について述べる。第1のカバー22をハウジング17に対して所定の位置、即ち、第1のカバー22の段部23Cがロックナット19の厚肉部19Aの端面に当接する位置に組付けたら、第2のカバー28の各押込み板部28Bを、ばね力に抗して図7中の矢示F方向に押込む。これにより、各腕板部28Cと各係合爪部28Dが矢示F方向に移動し、該各係合爪部28Dが凹陥部27Dから離脱するから、図5に示すように、各係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに係合することができる。
この場合、第2のカバー28は、各係合爪部28Dが接近する方向に付勢力を発生すると共に、押込み板部28Bを矢示F方向に押込んだときの反力により各係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに押付ける(ロックナット19を各係合爪部28Dと第1のカバー22の段部23Cとにより挟持する)ことができる。従って、第2のカバー28は、その係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに外れないように確実に係合させることができる。しかも、第2のカバー28は、ハウジング17に対して定常的に付勢力(ばね力)を作用させた状態で係合することができるから、振動による第1のカバー22のがたつきを防止することができる。
本実施の形態による油圧緩衝器1は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、油圧緩衝器1を自動車等の車両に実装するときには、例えば、ピストンロッド8の上端側が車両の車体側に取付けられ、ボトムキャップ3に設けられた取付アイ3A側が車輪側に取付けられる。また、減衰力調整機構20のケーブル20Dは、車両のコントローラ(図示せず)等に接続される。
車両の走行時には、路面の凹凸等により、上,下方向の振動が発生すると、ピストンロッド8が外筒2から伸長、縮小するように変位し、減衰力調整機構20等により減衰力を発生することができ、車両の振動を緩衝することができる。このとき、コントローラにより減衰力調整機構20を制御することにより、油圧緩衝器1が発生する減衰力を可変に調整することができる。
かくして、本実施の形態によれば、外筒2の外部に延出され、減衰力調整機構20を収容したハウジング17のロックナット19を覆う第1のカバー22と、該第1のカバー22の外周を覆い前記ロックナット19の係合部19Dと係合することにより前記第1のカバー22を固定状態に保持する第2のカバー28とを設ける構成としている。
従って、第1のカバー22は、減衰力調整機構20を覆い隠すことができ、該減衰力調整機構20を走行中の飛石等から保護することができる。しかも、第1のカバー22は、ボルト等を用いることなく、第2のカバー28の係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに係合させるだけで、ハウジング17に対して固定状態に保持することができる。
この結果、簡単な作業で第1のカバー22をハウジング17に確実に取付けることができるから、ハウジング17に対する第1のカバー22の取付強度を高めることができる。これにより、第1のカバー22の脱落を未然に防ぐことができ、減衰力調整機構20の寿命や信頼性を向上することができる。
また、第1のカバー22は、樹脂材料を用いて形成しているから、複雑な形状を容易に得ることができる。これにより、第1のカバー22は、減衰力調整機構20を最小限の隙間で効率よく覆うことができ、小型化を図ることができる。一方、第2のカバー28は、金属材料を用いて形成しているから、経年劣化を生じ難く、クリープ現象を生じることもない。この点においても、第1のカバー22をハウジング17に確実に固定することができる。
また、第2のカバー28は、弾性を有する金属材料を用いて形成しているから、各係合爪部28Dをロックナット19の係合部19Dに対して付勢力(ばね力)を作用させた状態で係合することができる。従って、各係合爪部28Dは、常に係合部19Dに押付けることで、脱落しないように安定的に係合させることができる。
さらに、第1のカバー22の外周には、第2のカバー28を仮組み状態で保持するための溝部27を設ける構成としている。これにより、第1のカバー22をハウジング17に組み付けるときに、この第1のカバー22に第2のカバー28を仮組みしておくことができるから、この組付け作業の作業性を向上することができる。
また、溝部27の各縦溝27Aには、筒部23の開口端側に位置して凹陥部27Dをそれぞれ設けている。この2個の凹陥部27Dには、第2のカバー28の係合爪部28Dを、縦溝27Aから外れる寸前の位置に保持することができる。従って、各凹陥部27Dに第2のカバー28の係合爪部28Dを保持した状態では、係合爪部28Dを少し移動して凹陥部27Dから離脱させるだけで、係合爪部28Dをロックナット19に係合させることができ、組立時の作業時間を短縮することができる。特に、第1のカバーをボルトを用いてハウジングに締結する構成と比較し、作業工数を大幅に削減することができる。
さらにまた、第1のカバー22には、筒部23と蓋部24の外面に2本の突条26を設け、該各突条26の間を溝部27としている。この場合、各突条26は、筒部23と蓋部24の板厚寸法を厚くすることなく、溝部27を設けることができる。これにより、第1のカバー22の小型化、軽量化、コストの削減等を図ることができる。
なお、実施の形態では、第1のカバー22を樹脂材料を用いて形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、第1のカバー22を金属材料を用いて形成する構成としてもよい。また、ハウジング17を保護する目的を達成できれば、形状は、どのような形状であってもよい。
また、実施の形態では、第1のカバー22をハウジング17、減衰力調整機構20に被せ、第2のカバー28によって第1のカバー22をハウジング17側に固定する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、第1のカバー22にもハウジング17側に係合する係合爪を設ける構成としてもよい。この場合には、各カバー22,28の取付強度をより一層高めることができる。
実施の形態では、第2のカバー28の形状は、一本の板としたが、例えば、中央板部28A(中央部)から3本〜8本の複数の足が伸びて、その先端に係合爪を設けるような形状であってもよい。このように3本以上とした場合は、第1のカバー22の各突条26を廃止できる。さらに、他の形状であっても、第1のカバー22を固定できる形状であれば、実施の形態に限定されない。
さらに、実施の形態では、自動車等の車両に設ける減衰力調整式緩衝器としての減衰力調整式油圧緩衝器1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば、振動源となる種々の機械、建築物等に用いる減衰力調整式緩衝器にも適用することが可能である。
次に、上記実施の形態に含まれる発明について述べる。即ち、本発明では、第1のカバーは樹脂材料を用いて形成し、前記第2のカバーは金属材料を用いて形成する構成としている。従って、樹脂材料からなる第1のカバーは、複雑な形状を容易に得ることができ、減衰力調整機構を最小限の隙間で効率よく覆うことができ、小型化を図ることができる。一方、第2のカバーは、金属材料を用いて形成しているから、経年劣化を生じ難く、クリープ現象を生じることもない。
また、本発明によると、第2のカバーは弾性を有する構成としている。これにより、第2のカバーをハウジングに対して定常的に付勢力(ばね力)を作用させた状態で係合することができ、振動による第1のカバーのがたつきを防止すると共に、第1のカバーを脱落しないように安定的に保持することができる。
一方、本発明によると、第1のカバーの外周には、第2のカバーを仮組み状態で保持するための溝部を設けている。これにより、第1のカバーをハウジングに組み付けるときに、この第1のカバーに第2のカバーを仮組みしておくことができるから、この組付け作業の作業性を向上することができる。
さらに、本発明によると、ハウジングは、減衰力調整機構の少なくとも一部を収容する収容筒と、該収容筒に前記減衰力調整機構を固定するロックナットからなり、第1のカバーは、前記収容筒の外周を覆う筒部と、前記収容筒の先端側を覆う蓋部とを有し、前記第2のカバーは、前記第1のカバーの蓋部を覆う中央部と、該中央部から延びて先端部が前記ロックナットに係合する係合爪部を有している。
これにより、ハウジングの収容筒に減衰力調整機構を収容し、この状態で収容筒にロックナットを取付けることにより、ハウジングに減衰力調整機構を固定することができる。また、第1のカバーの筒部によって収容筒の外周を覆い、第2のカバーの係合爪部をロックナットに係合させることにより、第1のカバーをハウジング側に固定することができ、各カバーによって減衰力調整機構を保護することができる。
1 減衰力調整式油圧緩衝器
2 外筒(シリンダ)
4 内筒(シリンダ)
5 ピストン
8 ピストンロッド
12 中間筒
17 ハウジング
18 収容筒
19 ロックナット
19D 係合部
20 減衰力調整機構
22 第1のカバー
23 筒部
24 蓋部
27 溝部
28 第2のカバー
28A 中央板部(中央部)
28D 係合爪部
2 外筒(シリンダ)
4 内筒(シリンダ)
5 ピストン
8 ピストンロッド
12 中間筒
17 ハウジング
18 収容筒
19 ロックナット
19D 係合部
20 減衰力調整機構
22 第1のカバー
23 筒部
24 蓋部
27 溝部
28 第2のカバー
28A 中央板部(中央部)
28D 係合爪部
Claims (5)
- 相対移動可能な2部材間に取付けられる減衰力調整式緩衝器であって、
作動流体が封入されたシリンダと、
該シリンダ内に挿入されたピストンと、
該ピストンに連結されて前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、
前記シリンダの外部に延出されたハウジング内に設けられた減衰力調整機構とを備え、
前記ハウジングの外周の少なくとも一部を覆う第1のカバーと、
該第1のカバーの外周の少なくとも一部を覆い前記ハウジングの係合部と係合することにより前記第1のカバーを固定状態に保持する第2のカバーとを設ける構成としたことを特徴とする減衰力調整式緩衝器。 - 前記第1のカバーは樹脂材料を用いて形成し、前記第2のカバーは金属材料を用いて形成する構成としてなる請求項1に記載の減衰力調整式緩衝器。
- 前記第2のカバーは弾性を有する構成としてなる請求項1または2に記載の減衰力調整式緩衝器。
- 前記第1のカバーの外周には、前記第2のカバーを仮組み状態で保持するための溝部を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の減衰力調整式緩衝器。
- 前記ハウジングは、減衰力調整機構の少なくとも一部を収容する収容筒と、該収容筒に前記減衰力調整機構を固定するロックナットからなり、
前記第1のカバーは、前記収容筒の外周を覆う筒部と、前記収容筒の先端側を覆う蓋部とを有し、
前記第2のカバーは、前記第1のカバーの蓋部を覆う中央部と、該中央部から延びて先端部が前記ロックナットに係合する係合爪部を有することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の減衰力調整式緩衝器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012207337A JP2014062584A (ja) | 2012-09-20 | 2012-09-20 | 減衰力調整式緩衝器 |
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