JP5914128B2 - 用紙区分け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置から順次排紙される用紙を紙受台上に向かって落下させて、用紙区分けごとに紙受台上での用紙積載位置を用紙の搬送方向に対して前後交互にオフセットさせるように構成した用紙区分け装置に関する。
近年、インクジェットプリンタ,孔版印刷装置,レーザプリンタなどの印刷装置や、複写機などを用いて用紙上に画像を形成できる画像形成装置では、大量の用紙に対して印刷や複写などを行っているが、画像形成装置から排出された大量の用紙を例えばジョブごとに区分けしたり、又は、所定の枚数ごとに複数部に区分けして紙受台上に積載できる用紙区分け装置が多々提案されている。
この種の用紙区分け装置の一例として、大量の用紙を整然と区分けすることができる紙受装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された紙受装置では、ここでの図示を省略するが、間隔を離して互いに対向する突き当てガイド板と止めガイド板とによる一対のガイド板と、一対のガイド板の下方に配置されて一対のガイド板の間に落下した用紙を積載する紙受台と、用紙の区分けに応じて、一対のガイド板が互いに対向する方向に、一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板と紙受台とを相対的に移動させる区分け手段と、紙受台への用紙の積載に伴なって紙受台と少なくとも一つのガイド板との少なくとも一方を相対的に離れる方向に垂直移動させる紙受制御手段とを備えることで、大量の用紙を整然と区分けすることができる旨が記載されている。
上記した紙受装置を用いて大量の用紙を区分けする場合に、上記した特許文献1には第1〜第3実施例の構造が開示されている。
上記した第1実施例では、用紙区分け時に、突き当てガイド板と止めガイド板とを用紙の搬送方向に移動(オフセット)させると共に、紙受台を昇降させる構造が採用されている。
また、上記した第2実施例では、用紙区分け時に、突き当てガイド板と止めガイド板とを用紙の搬送方向に移動(オフセット)させ、且つ、両ガイド板を昇降させる一方、紙受台を固定しておく構造が採用されている。
また、上記した第3実施例では、用紙区分け時に、突き当てガイド板と止めガイド板とを用紙の搬送方向と直交する方向に移動(オフセット)させると共に、紙受台を昇降させる構造が採用されている。
特開2008−201590号公報
ところで、上記した特許文献1に開示された紙受装置において、第1,第3実施例では、用紙区分け時に紙受台を用紙の区分けごとに繰り返し昇降させているので、用紙を排紙する時に紙受台を用紙の落下高さが略一定になるように制御できるが、用紙を区分けする度に大量の用紙を積載した紙受台を昇降させなければならないために、重量が重い紙受台の昇降動作に時間を要してしまい、結果的に用紙区分け処理に時間がかかってしまう。
一方、第2実施例では、紙受台を固定して、重量の軽い突き当てガイド板と止めガイド板とを用紙の区分けごとに繰り返して昇降させるために、第1,第3実施例よりも用紙区分け処理の時間を短縮することができる。
この際、新たな用紙区分け装置を開発するに当たって、上記した第2実施例の技術的思想を適用した場合に、前述したように用紙区分け処理の時間を短縮することができるので、生産性向上に寄与できるが、下記するような第1〜第3の問題点が発生してしまう。
即ち、第1の問題点は、用紙区分け時に紙受台を固定したままだと、用紙を排紙する排紙位置と、紙受台上に積載された最上層の用紙の高さ位置との間に設定される用紙落下高さが略一定にならずに可変するために、用紙落下高さが深い場合に落下した用紙が良好な姿勢で紙受台上に積載されない場合が起こる。
また、第2の問題点は、突き当てガイド板及び止めガイド板の中間位置に用紙の積載高さを検出する用紙検出手段(例えば、光センサの発光部と受光部、あるいは発光部と反射部)が配置されて、紙受台上に載置された用紙の積載高さがセンサ位置に達したことを検出できるようになっているが、このセンサ位置は用紙の区分け単位ごとに用紙の積載高さが変わるために、用紙検出手段を用紙の区分け単位ごとに上動させなければならない。
また、第3の問題点は、突き当てガイド板及び止めガイド板の各下端にマイクロスイッチがそれぞれ取り付けられて、各マイクロスイッチが用紙を積載していない紙受台、又は、紙受台上に積載された最上層の用紙に当接したときに、突き当てガイド板及び止めガイド板を上方に移動させているが、とくに、突き当てガイド板及び止めガイド板よりも下方の各マイクロスイッチの部位は次に積載される用紙の後端部及び前端部をそれぞれ規制することができないので、各マイクロスイッチの部位は用紙が整然と積載されないと共に、各マイクロスイッチにより最上層の用紙に傷をつけてしまったり、最上層の用紙の積載位置がずれてしまうなどの問題が生じてしまう。
そこで、印刷装置や複写機などの画像形成装置から順次排紙された用紙を紙受台上に向けて落下させて、用紙区分けごとに紙受台上での用紙積載位置を用紙の搬送方向に対して前後交互にオフセットさせる際に、オフセット時に紙受台を昇降させず、且つ、用紙区分け時における用紙積載中に用紙落下高さが略一定となるように紙受台を制御でき、且つ、紙受台上に積載した最上層の用紙の高さ位置を検出する用紙高さ検出センサを固定設置でき、且つ、紙受台上に積載した用紙を傷つけず、且つ、最上層の用紙の積載位置がずれることなく、用紙を高速に効率よく区分けすることができる用紙区分け装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、画像形成装置から順次排紙される用紙を紙受台上に向かって落下させて、用紙区分けごとに前記紙受台上での用紙積載位置を該用紙の搬送方向に対して前後交互にオフセットさせるように構成した用紙区分け装置であって、
前記紙受台と対向して設けられており、前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙の各高さ位置を検出する用紙高さ位置検出手段と、
記用紙の搬送方向の上流側で前記紙受台の上面よりも上方に配置され、用紙区分け時に前記用紙の搬送方向の後端部側をオフセットさせるオフセットガイド板と、
前記オフセットガイド板の下方部位に上下動可能に取り付けられ、前記紙受台側に自重により垂下したときに前記オフセットガイド板と共に前記用紙の後端部を規制する第1用紙突き当て部材と、
前記第1用紙突き当て部材と一体に前記オフセットガイド板を、オフセット時に所定のオフセット量だけ移動させ、且つ、上下動させるオフセットガイド板移動手段と、
前記用紙の搬送方向の下流側で前記オフセットガイド板に対して前記用紙の搬送方向の長さだけ隔てて対向して前記紙受台の上面よりも上方に配置され、前記用紙区分け時に前記用紙の搬送方向の前端部側をオフセットさせるエンドフェンス板と、
前記エンドフェンス板の下方部位に上下動可能に取り付けられて、前記紙受台側に自重により垂下したときに前記エンドフェンス板と共に前記用紙の前端部を規制する第2用紙突き当て部材と、
前記第2用紙突き当て部材と一体に前記エンドフェンス板を、オフセット時に所定のオフセット量だけ移動させるエンドフェンス板移動手段と、
前記エンドフェンス板に取り付けられ、このエンドフェンス板をオフセットさせる時に前記第2用紙突き当て部材を駆動源のオン状態時に上動させ、オフセット後で前記駆動源のオフ状態時に前記第2用紙突き当て部材を自重落下させる上動用駆動手段と、
前記用紙が排紙される排紙位置と、前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙の各高さ位置との間に設定される用紙落下高さが用紙積載中に略一定になるように前記用紙高さ位置検出手段からの検出結果に応じて前記紙受台を昇降させる一方、前記オフセットガイド板及び前記エンドフェンス板のオフセット時に前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙が前記用紙落下高さを保った状態で該紙受台を停止させる紙受台昇降手段と、を備え、
前記用紙区分け時に、前記紙受台に対して前記オフセットガイド板と前記エンドフェンス板とが共に前記用紙の搬送方向の上流側にそれぞれ位置している第1の用紙積載位置と、前記オフセットガイド板と前記エンドフェンス板とが共に前記第1の用紙積載位置よりも下流側にそれぞれ所定量だけオフセットした第2の用紙積載位置とを交互繰り返す際に、前記第の用紙積載位置にて用紙区分け動作が終了した段階で、前記エンドフェンス板の下方部位に取り付けた前記第2用紙突き当て部材を前記第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した積層用紙の前端部に当接させたまま、前記オフセットガイド板の下方部位に取り付けた前記第1用紙突き当て部材を前記第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した前記最上層の用紙に接触させ、この後、前記エンドフェンス板をオフセットさせることを特徴とする用紙区分け装置である。
請求項1記載の用紙区分け装置によれば、紙受台は用紙区分け時における用紙積載中に用紙高さ位置検出手段からの検出結果により用紙落下高さが略一定となるように用紙積載量に応じて昇降するが、オフセットガイド板及びエンドフェンス板のオフセット時には重量が重い紙受台を昇降させずに、オフセットガイド板とエンドフェンス板とを用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ移動させているので、用紙を高速に効率良く区分けすることができる。
更に、オフセット時に、紙受台に対してオフセットガイド板とエンドフェンス板とが共に用紙の搬送方向の上流側にそれぞれ位置している第1の用紙積載位置と、オフセットガイド板とエンドフェンス板とが共に第1の用紙積載位置よりも下流側にそれぞれ所定量だけオフセットした第2の用紙積載位置とを交互繰り返す際に、第の用紙積載位置にて用紙区分け動作が終了した段階で、エンドフェンス板の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材を第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した積層用紙の前端部に当接させたまま、オフセットガイド板の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材を第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した最上層の用紙に接触させ、この後、エンドフェンス板をオフセットさせているので、第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した最上層の用紙上に第1用紙突き当て部材が接触しても最上層の用紙は位置ずれせず、これにより用紙区分け装置の信頼性向上に寄与できる。
本発明に係る実施例の用紙区分け装置を示した斜視図である。 本発明に係る実施例の用紙区分け装置を示した側断面図である。 図1及び図2に示したオフセットガイド板移動機構部を拡大して示した斜視図である。 図3に示したオフセットガイド板移動機構部を示した第1側面図である。 図3に示したオフセットガイド板移動機構部を示した第2側面図である。 図1及び図2に示したエンドフェンス板移動機構部を拡大して示した斜視図である。 (a),(b)は図6に示したオフセットガイド板移動機構部内のオフセットガイド板の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材の動作を説明するための図である。 図1及び図2に示した制御部を説明するための図である。 (a)〜(j)は実施例の用紙区分け装置の動作を説明するために模式的に示した動作図である。
以下に本発明に係る用紙区分け装置を実施する形態につき、好ましい実施例について図1〜図9を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る実施例の用紙区分け装置1の全体構成を示している。
図1及び図2に示した本発明に係る実施例の用紙区分け装置1は、インクジェットプリンタ,孔版印刷装置,レーザプリンタなどの印刷装置や、複写機などを用いて用紙P上に画像を形成できる画像形成装置(図示せず)に適用され、この画像形成装置の用紙排出部側に設置されている。
この用紙区分け装置1は、不図示の画像形成装置から排出された用紙Pをこの用紙Pの搬送方向に沿って順次排紙する排紙部10と、排紙部10から順次排紙された用紙Pを紙受台21上に向って落下させて積載すると共にこの紙受台21を用紙Pの積載量に応じて上下方向に昇降させる紙受台昇降機構部20と、紙受台21上に積載された用紙Pの幅方向を規制する左右一対の用紙幅方向規制板31,32を用紙サイズに応じて用紙Pの搬送方向と直交する方向に移動させる用紙幅方向規制板移動機構部30とを備えている。
また、用紙区分け装置1は、用紙Pの搬送方向の上流側で紙受台21の上面21eよりも上方に第1ブラケット51を介して垂設されたオフセットガイド板52により用紙区分け時に紙受台21上に積載される用紙Pの搬送方向の後端部側をオフセットさせるために、オフセットガイド板52と後述する第1用紙突き当て部材53(図3)とを一体的に用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方下方又は後方上方に移動させるオフセットガイド板移動機構部50を備えている。
また、用紙区分け装置1は、用紙Pの搬送方向の下流側でオフセットガイド板52と間隔を離して対向して紙受台21の上面21eよりも上方に第2ブラケット81を介して垂設されたエンドフェンス板82により用紙区分け時に紙受台21上に積載される用紙Pの搬送方向の前端部側をオフセットさせるために、エンドフェンス板82と後述する第2用紙突き当て部材97(図6)とを一体的に用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方又は後方に移動させ、且つ、第2用紙突き当て部材97を後述する上動用駆動手段93(図6)を用いて上動させる一方、オフセット位置に到達した場合、第2用紙突き当て部材97を自重によって重力方向に下動させるエンドフェンス板移動機構部80を備えている。
更に、用紙区分け装置1は、この装置全体を制御する制御部100を備えている。
この際、紙受台21は、略水平な姿勢で上下方向に昇降しているために、この紙受台21上に積載される用紙Pは、用紙Pの幅方向の左右を規制する左右一対の用紙幅方向規制板31,32と、用紙Pの搬送方向の上流側に設置されて用紙Pの搬送方向の後端部を規制するオフセットガイド板52と、用紙Pの搬送方向の下流側に設置されて用紙Pの搬送方向の前端部を規制するエンドフェンス板82とによる合計4枚の板で周囲を囲まれた状態で用紙区分け処理を行うように構成されており、各板31,32,52,82は紙受台21に対して分離して取り付けられている。
ここで、用紙区分け装置1内の各部について順を追って具体的に説明する。
まず、排紙部10は、用紙区分け装置1の後側板2の上方部位に取り付けられている。
この排紙部10では、画像形成装置から排出された用紙Pを搬送する2組の上下左右一対の用紙搬送ローラ組11,11と、排紙位置近傍の排紙ローラ12とが用紙ガイド板13に沿って設置されている。
尚、この実施例では、用紙Pの排紙位置を正確に確保するために排紙部10を用紙区分け装置1側に設置したが、これに限ることなく、排紙部10と略同じ構成部材を画像形成装置側に設置して、画像形成装置から用紙Pを順次排紙する構成でも良い。
次に、紙受台昇降機構部20は、紙受台21が用紙区分け装置1の後側板2と、この後側板2と間隔を離して対向した前側板3との間に略水平に配置されていると共に、紙受台21の右側面21d側に紙受台21を昇降させる駆動機構が設置されている。
上記した紙受台21は、用紙Pの搬送方向の下流側に位置する前面21aと、用紙Pの搬送方向の上流側に位置する後面21bと、左側面21cと、右側面21dとに囲まれて矩形状に形成されている。
また、紙受台21は、左右の側面21c,21d間の略中央部位に平坦な上面21eが前面21aと後面21bとに連接するように形成されていると共に、この上面21eの左右に連接して用紙Pに対して適正な形状に腰付けするための傾斜面21f,21gが左右の側面21c,21dに向って高さが徐々に高くなるように傾斜して形成されている。
そして、紙受台21の上面21e及び左右の傾斜面21f,21g上にA3サイズ,A4サイズなどのいずれか1種類の用紙Pが4000枚程度大量に積載可能になっているので、紙受台21の昇降量は400mm〜500mm程度に設定されている。
また、紙受台21の右側面21dに、一対のブラケット22,23が前後方向に間隔を離して前後対称に垂直に取り付けらており、且つ、一対のブラケット22,23間の上下に補強用の連結棒24,24が横架されている。
また、後方のブラケット23にステッピングモータ25が取り付けられており、このステッピングモータ25の回転を不図示のギア列を介してシャフト26の一端に取り付けた一方のギア(27…図示せず)に伝達していると共に、このシャフト26が一対のブラケット22,23間で上下の連結棒24,24間に横架されており、更に、シャフト26の他端に他方のギア27が取り付けられている。
更に、一方のギア(27)及び他方のギア27は、一対のブラケット22,23の側方に垂設された一対のラック(28…図示せず),28に噛合している。
そして、ステッピングモータ25を作動して、ラック(28),28に沿ってギア(27),27を正転又は逆転させると、一対のブラケット22,23と一体に紙受台21が上下方向に昇降できるようになっている。
また、図2に示したように、用紙区分け装置1の後側板2と、この後側板2と間隔を離して対向した前側板3には、用紙高さ位置検出用光センサ29が発光部と受光部とを対向させて取り付けられている。
この用紙高さ位置検出用光センサ29は、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21eの高さ位置、又は、紙受台21の上面21e上に積載された用紙Pのうちで最上層の用紙Pの高さ位置を検出している。
これにより、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙される用紙Pが紙受台21上に落下するときに、用紙Pが排紙される排紙位置と、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21e、又は、紙受台21の上面21e上に積載された最上層の用紙Pとの間に設定される用紙落下高さHが略一定になるように用紙高さ位置検出用光センサ29で検出している。
従って、制御部100は、用紙高さ位置検出用光センサ29からの検出結果によりステッピングモータ25を介して紙受台21を用紙Pの積載量に応じて用紙高さ位置に至るように昇降させているので、排紙部10(又は画像形成装置)から排紙された用紙Pが落下するときに正常な姿勢を保って紙受台21上に整然と積載されるようになっている。
尚、一対のラック(28…図示せず),28の下方部位には、紙受台21上に用紙Pが満載されて紙受台21が最下降位置に至ったことを検出するための用紙満載検出用光センサ(図示せず)が設置されている。
次に、用紙幅方向規制板移動機構部30は、左右一対の用紙幅方向規制板31,32が紙受台21内の左右で間隔を離して互いに対向して垂直に配置されていると共に、左右一対の用紙幅方向規制板31,32の各上方にこの左右一対の用紙幅方向規制板31,32を用紙Pの幅方向と対応して左右に移動させる移動機構が設置されている。
図1を参照して説明すると、左右一対の用紙幅方向規制板31,32を移動させる移動機構は、用紙仕分け装置1の上方を覆う天板(図示せず)に取り付けられている。即ち、不図示の天板に第1モータブラケット33を介して第1モータ34が正逆転可能に取り付けられている。
そして、第1モータ34の回転が第1ギア列35を介して右側の第1タイミングプーリ36に伝達されていると共に、右側の第1タイミングプーリ36と間隔を離して対向して左側の用紙幅方向規制板31の上方に取り付けられた左側の第2タイミングプーリ37との間に第1タイミングベルト38が掛け渡されている。
また、左右の第2,第1タイミングプーリ37,36間には、第1タイミングベルト38を挟んだ前後に2本の第1,第2ガイドシャフト39,40が掛け渡されている。
また、左右一対の用紙幅方向規制板31,32の各上方部位に第1,第2連結部材41,42が連結されており、第1,第2連結部材41,42は2本の第1,第2ガイドシャフト39,40にそれぞれ嵌合していると共に、第1連結部材41は第1タイミングベルト38の前側に連結され、第2連結部材42は第1タイミングベルト38の後側に連結されている。
上記により、第1モータ34を作動させて、第1タイミングベルト38が正転すれば左右一対の用紙幅方向規制板31,32が互いに内側(又は外側)に移動し、一方、第1タイミングベルト38が逆転すれば左右一対の用紙幅方向規制板31,32が互いに外側(又は内側)に移動するので、左右一対の用紙幅方向規制板31,32は用紙サイズに応じて用紙Pの幅方向を規制できるようになっている。
次に、オフセットガイド板移動機構部50は、この実施例の要部の一部を構成するものであり、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙された用紙Pが落下できるように排紙部10(又は画像形成装置の排紙部)の直下で後側板2にユニット化して取り付けられている。
ここで、オフセットガイド板移動機構部50について、図3〜図5を用いて具体的に説明する。
図3に拡大して示したオフセットガイド板移動機構部50において、この機構部50の基台となる第1ブラケット51は、後側板2(図1,図2)に垂直に取り付けるために左右に間隔を離した左右一対の前面板部51a,51bと、左右一対の前面板部51a,51bに連接して後方に向った左右の側面板部51c,51dと、左右の側面板部51c,51d間を連接した後面板部51eとが板金材を用いて折り曲げ形成されている。
また、第1ブラケット51の左右の側面板部51c,51dと後面板部51eとにより凹状にくぼませた内部の上方部位にオフセットガイド板52が配置されている。
このオフセットガイド板52は、幅狭い天面板部52aと、用紙区分け時に紙受台21上に積載した用紙Pの後端部を規制して後端部側をオフセットさせる垂直な前面板部52bと、前面板部52bの左側に連接した左側面板部52cとが板金材を用いて折り曲げ形成されている。
また、オフセットガイド板52の前面板部52bの下方中央部位に切欠部52b1が凹状に切り欠かれている。
そして、オフセットガイド板52の前面板部52bを切り欠いた切欠部52b1内には、板金材を用いて折り曲げ形成した第1用紙突き当て部材53が、前面板部52bの裏面側に取り付けた上下の第1ガイド部材54A,54B間に挟まれて上下方向に移動可能に案内されており、この第1用紙突き当て部材53は紙受台21の後面21bの近傍に自重によって重力方向に垂れ下がるか、又は、紙受台21上に積載された最上層の用紙Pに当接可能に自重によって重力方向に垂れ下がるようになっている。
この際、第1用紙突き当て部材53は、用紙Pの後端部が当接する前面がオフセットガイド板52の前面板部52bの前面に揃えられていると共に、下端部位の左右に円弧状突出部53a,53aが下方に向って突出形成されており、これら左右の円弧状突出部53a,53aが紙受台21に積載された最上層の用紙P上にソフトに接触して、オフセットガイド板52と共に次に積載される用紙Pの後端部を規制できるようになっている。
これにより、後述する用紙区分け時に、第1用紙突き当て部材53が紙受台21に積載された最上層の用紙Pに当接したときに、オフセットガイド板52と紙受台21に積載された最上層の用紙Pとの間に隙間が発生することなく、第1用紙突き当て部材53により次に積載される用紙Pの後端部を規制できると共に、用紙Pの表面を傷つけることがない。
また、第1ブラケット51の後面板部51eと、オフセットガイド板52の前面板部52bとの間には、後述するように引張バネ65が掛けられている。
また、オフセットガイド板52の下方には、モータブラケット55の下面55aに正逆転可能な偏心カム駆動用モータ56が取り付けられており、この偏心カム駆動用モータ56によって後述する偏心カム63が偏心回転可能になっている。
更に、第1ブラケット51の左側面板部51cの内側と、オフセットガイド板52の左側面板部52cの外側とが、後述する上下2本のリンク部材68,69及び連結板72により連結されている。
そして、偏心カム駆動用モータ56の駆動力により第1用紙突き当て部材53と一体にオフセットガイド板52が用紙Pの搬送方向に沿った前後方向と、上下方向とに移動可能になっている。
より具体的に図4を用いて説明すると、図4に示したオフセットガイド板移動機構部50において、モータブラケット55の下面55aに取り付けた偏心カム駆動用モータ56の軸にはウォーム57が固着され、このウォーム57がモータブラケット55の側面55bに取り付けられた軸58を介して軸支したウォームホイール59に噛合し、更に、ウォームホイール59はモータブラケット55の側面55bに取り付けられた軸60を介して軸支したギア61と噛合し、更に、ギア61は軸62を中心にして偏心回転する偏心カム63に一体形成されたギア部63aと噛合している。
上記した偏心カム63は、軸62に対して外周面63bが偏心して形成されている。そして、偏心カム63の外周面63bは、第1ブラケット51の後面板部51eと、オフセットガイド板52の前面板部52bとの間に掛け渡された引張バネ65の付勢力によってオフセットガイド板52の裏面側に常時当接している。
これにより、偏心カム63が回転したときに、オフセットガイド板52に常時当接している外周面63bの偏心により、オフセットガイド板52が前後方向に例えば30mm程度進退可能になっている。
また、偏心カム63の裏面側には、この偏心カム63の回転角を検出するための回転角検出片63cが180°の範囲に亘り半円弧状に一体的に突出形成されており、この回転角度検出片63cと対向して偏心カム回転角検出用光センサ64が設置されている。
そして、偏心カム回転角検出用光センサ64からの検出結果に応じて制御部100(図1,図8)を介して偏心カム駆動用モータ56を作動させているが、偏心カム63は1方向に回転させるか、又は、180°の範囲で正逆転させるかのいずれでも良い。
一方、図5に示したオフセットガイド板移動機構部50において、第1ブラケット51の左側面板部51c(図3)には、2本の回動軸66,67が上下に間隔を離して固着されている。また、2本の回動軸66,67には、逆L字状に形成した上下2本のリンク部材68,69が回動可能に軸支されている。
そして、上下2本のリンク部材68,69の各一端部は、オフセットガイド板52の左側面板部52cの上下の各コーナ部位に軸70,71を介して連結され、且つ、上下2本のリンク部材68,69の各他端部は、両リンク部材68,69を上下同じ姿勢で連結するための連結板72と共に軸73,74に連結されている。
上記の構成により、偏心カム駆動用モータ56を作動して、偏心カム63を軸62(図4)を中心にして回転させると、偏心カム63の外周面63bに当接しているオフセットガイド板52が軸62と外周面63bとの間の距離に応じて前方又は後方に移動するので、このオフセットガイド板52に各一端側の軸70,71を介して連結している上下2本のリンク部材68,69も回動軸66,67を中心にして時計方向又は反時計方向に回動すると共に、連結板72の作用により上下2本のリンク部材68,69が同じ姿勢を保ちながら同時に回動する。
これにより、オフセットガイド板52は、前後方向に例えば30mm程度移動可能になり、且つ、上下方向に例えば10mm程度移動可能になる。
従って、後述する用紙区分け時に紙受台21に積載される用紙Pの後端部側の積載位置を用紙搬送方向に所定量だけオフセットさせるときに、用紙Pのオフセット量は、オフセットガイド板52の前後方向の移動量と等価で例えば±30mmに設定されている。
また、オフセットガイド板52の上下方向の移動量は、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1突き当て部材53の許容下動量と等価で例えば10mmになっている。
即ち、上記したオフセットガイド板移動機構部50において、オフセットガイド板52と第1用紙突き当て部材53は、用紙Pの搬送方向の長さに関係なく、オフセット量に応じて用紙Pの後端部を規制しているために、オフセットガイド板52と第1用紙突き当て部材53とを一体的に偏心カム63とリンク部材68,69とにより用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方下方又は後方上方に移動させることで、オフセットガイド板移動機構部50に対してコストダウンを図ることができる。
図1及び図2に戻り、エンドフェンス板移動機構部80も、この実施例の要部の一部を構成するものであり、紙受台21の前面21a側にユニット化して取り付けられている。
このエンドフェンス板移動機構部80では、板金材を用いて形成した第2ブラケット81にエンドフェンス板82が前述したオフセットガイド板移動機構部50のオフセットガイド板52に対して用紙Pの搬送方向の長さだけ間隔を離して対向するように垂直に固着されていると共に、第2ブラケット81と一体にエンドフェンス板82が用紙Pの搬送方向の長さに応じて前後に移動可能になっている。
この際、エンドフェンス板82は前後方向に移動可能なっているが、オフセットガイド板52とは異なって上下方向には移動しない。この理由は、後述する用紙区分け時に、紙受台21が用紙積載量に応じて下降するために、エンドフェンス板82は紙受台21の上面21eよりも上方で一定の高さを保っている。
ここで、第2ブラケット81と一体にエンドフェンス板82を移動させる移動機構は、用紙仕分け装置1の上方を覆う天板(図示せず)に取り付けられている。即ち、不図示の天板に第2モータブラケット83を介して第2モータ84が正逆転可能に取り付けられている。
そして、第2モータ84の回転が第2ギア列85を介して前側の第3タイミングプーリ86に伝達されていると共に、前側の第3タイミングプーリ86と間隔を離して対向して後側板2の上方に取り付けられた後側の第4タイミングプーリ87との間に第2タイミングベルト88が掛け渡されている。
また、前後の第3,第4タイミングプーリ86,87間には、第2タイミングベルト88を挟んだ左右に2本の第3,第4ガイドシャフト89,90が掛け渡されている。
また、第2ブラケット81の天面板部81aに第3連結部材91が連結されており、第3連結部材91は2本の第3,第4ガイドシャフト89,90にそれぞれ嵌合していると共に、第2タイミングベルト88の左側に連結されている。
上記により、第2モータ84を作動させて、第2タイミングベルト88が正転すれば第2ブラケット81とエンドフェンス板82とが一体に後方側(又は前方側)に移動し、一方、第2タイミングベルト88が逆転すれば第2ブラケット81とエンドフェンス板82とが一体に前方側(又は後方側)に移動するようになっている。
そして、第2ブラケット81と一体にエンドフェンス板82は、用紙Pの搬送方向の長さに応じて移動できると共に、後述する用紙区分け時に紙受台21に積載される用紙Pの前端部側の積載位置を用紙搬送方向に所定のオフセット量だけオフセットできるようになっている。
更に、エンドフェンス板移動機構部80について、図6を用いて具体的に説明する。
図6に拡大して示したエンドフェンス板移動機構部80において、この機構部80の基台となる第2ブラケット81は、第3連結部材91(図1)に連結される天面板部81aと、天面板部81aに連接して垂直な前面板部81bと、左側面板部81cとが板金材を用いて折り曲げ形成されている。
また、第2ブラケット81の前面板部81bの後面側には、エンドフェンス板82が一体的に垂直に固着されて、このエンドフェンス板82はオフセットガイド板52(図1,図2)と間隔を離して対向している。
また、第2ブラケット81の前面板部81bの前面側の下方部位には、ソレノイド支持ブラケット92を介して第2用紙突き当て部材97を上動させるための上動用駆動手段となる電磁ソレノイド93が可動鉄心93aを下方に向けて取り付けられている。
また、電磁ソレノイド93の可動鉄心93aの右側には、第2ブラケット81の前面板部81bに取り付けた回動軸94にレバー95の一端部側が回動可能に軸支されており、このレバー95の中間部位と電磁ソレノイド93の可動鉄心93aとがピン96を介して連結されていると共に、レバー95の他端部側に長孔95aが形成されている。
また、レバー95の他端部側には、板金材を用いて折り曲げ形成した第2用紙突き当て部材97が第2ブラケット81の前面板部81bに取り付けた上下の第2ガイド部材98A,98B間に挟まれて上下方向に移動可能に案内されている。
そして、第2用紙突き当て部材97の上方部位に固着したスタッド99が、レバー95の他端部側に形成した長孔95a内に進入している。
上記のようにエンドフェンス板移動機構部80を構成したときに、図7(a)に示したように、電磁ソレノイド93がオフ状態の場合には、電磁ソレノイド93の可動鉄心93a及びレバー95並びに第2用紙突き当て部材97による合計の自重で、レバー95が回動軸94を中心にして反時計方向に回動するので、レバー95に連結した第2用紙突き当て部材97が自重により下方に移動して、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21e、又は、紙受台21上に積載された最上層の用紙Pに当接可能になっている。
この際、第2用紙突き当て部材97は、用紙Pの前端部が当接する後面がエンドフェンス板82(図6)の後面に揃えられていると共に、下端部位の左右に円弧状突出部97a,97aが下方に向って突出形成されており、これら左右の円弧状突出部97a,97aが用紙P上にソフトに接触して、エンドフェンス板82と共に次に積載される用紙Pの前端部を規制できるようになっている。
これにより、後述する用紙区分け時に、第2用紙突き当て部材97が紙受台21に積載された最上層の用紙Pに当接したときに、エンドフェンス板82と紙受台21に積載された最上層の用紙Pとの間に隙間が発生することなく、第2用紙突き当て部材97により次に積載される用紙Pの前端部を規制できると共に、用紙Pの表面を傷つけることがない。
一方、図7(b)に示したように、電磁ソレノイド93がオン状態の場合には、電磁ソレノイド93の可動鉄心93aが上方に向かって引き込まれてレバー95が回動軸94を中心にして時計方向に回動するので、レバー95に連結した第2用紙突き当て部材97が上方に移動して、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21e、又は、紙受台21上に積載された最上層の用紙Pから離間できる。この際、第2用紙突き当て部材97の上下方向の移動量は、第1用紙突き当て部材53と同様に、例えば10mm程度である。
即ち、上記したエンドフェンス板移動機構部80において、エンドフェンス板82と第2用紙突き当て部材97は、用紙Pの搬送方向の長さとオフセット量とに応じて用紙Pの前端部を規制しているために、エンドフェンス板82と第2用紙突き当て部材97とを一体的に第2モータ84の駆動力により用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方又は後方に移動させ、且つ、第2用紙突き当て部材97を自重によって重力方向に下動させる一方、第2用紙突き当て部材97を上動用駆動手段となる電磁ソレノイド93を用いて上動させている。
尚、この実施例では、第2用紙突き当て部材97を上動させる上動用駆動手段として電磁ソレノイド93を用いているが、これに限定されることなく、積層型圧電素子やモータなどを用いて良いが、第2用紙突き当て部材97を下動させたときに用紙P上にソフトに接触できる形態構造が必須である。
次に、制御部100は、用紙区分け装置1内の適宜な位置に設置されている。この制御部100は、図8に拡大して示した如く、演算処理や判断処理するCPU100aと、用紙区分け装置1の動作プログラムなどを格納したROM100bと、用紙区分け装置1内で変更可能な各種の情報などを一時的に記憶するRAM100cとを内部に有している。
また、制御部100は、排紙部10と、紙受台昇降機構部20と、用紙幅方向規制板移動機構部30と、オフセットガイド板移動機構部50と、エンドフェンス板移動機構部80とをそれぞれ制御している。
次に、実施例の用紙区分け装置1を用いて、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙される用紙Pを紙受台21上で区分けする動作について、図9(a)〜(j)を用いて動作順に説明する。
尚、図9中において、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21eの高さ位置、又は、紙受台21上に積載された最上層の用紙Pの高さ位置を検出するために、後側板2と前側板3とに取り付けた光透過型の用紙高さ位置検出センサ29は、図示の都合上、図9(a),(f)のみ図示し、その他の図は用紙高さ位置を一点鎖線で図示して用紙高さ位置検出センサ29の図示を省略している。
ここで、実施例の用紙区分け装置1を用いて多数枚の用紙Pを区分けする場合に、紙受台21の上面21e上に積載される用紙Pの搬送方向の長さは同じであるとする。
また、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙される用紙Pを紙受台21上に用紙区分けごとに積載する所定の積載枚数は、各用紙区分けごとに一定に設定する場合と、ジョブによって各用紙区分けごとに可変設定する場合とがある。
更に、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙される用紙Pを、用紙区分けごとに紙受台上21での用紙積載位置を用紙の搬送方向に対して前後交互にオフセットさせて複数回に亘って区分けする際に、第1の用紙積載位置と、第2の用紙積載位置とが設定されて、第1の用紙積載位置と第2の用紙積載位置とを交互繰り返している。
この際、上記した第1の用紙積載位置は、紙受台21に対してオフセットガイド板52と、このオフセットガイド板52に対して用紙Pの搬送方向の長さだけ隔てて対向したエンドフェンス板82とが用紙搬送方向の上流側に待機している待機位置と同じ位置である。
一方、上記した第2の用紙積載位置は、紙受台21に対してオフセットガイド板52と、このオフセットガイド板52に対して用紙Pの搬送方向の長さだけ隔てて対向したエンドフェンス板82とが第1の用紙積載位置よりも用紙搬送方向の下流側に向ってそれぞれ所定量だけオフセットした位置である。
そして、複数回の用紙区分け動作のうちで、奇数回目の用紙区分け動作は第1の用紙積載位置で行い、一方、偶数回目の用紙区分け動作は第2の用紙積載位置で行うようになっている。
まず、図9(a)は、紙受台21上に用紙Pが積載される前でこの紙受台21が待機位置(第1の用紙積載位置)で待機している状態を示している。
ここでは、用紙Pが積載されていない紙受台21の上面21eを後側板2と前側板3とに取り付けた光透過型の用紙高さ位置検出センサ29で検出することにより、排紙部10(又は画像形成装置)から排紙される用紙Pの排紙位置から紙受台21の上面21eまでの用紙落下高さHが略一定になる位置に紙受台21が待機している。
また、後側板2側に垂設したオフセットガイド板52は、紙受台21の上面21eよりも上方に配置され且つ紙受台21の後面21bから僅かに離れて後側板2に略沿って1回目の用紙区分けを待機し、落下する用紙Pの後端部を規制可能になっていると共に、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53は、自重により紙受台21側に向って垂下している。従って、第1用紙突き当て部材53は、オフセットガイド板52と共に用紙Pの搬送方向の後端部を規制可能になっている。
また、前側板3側に垂設したエンドフェンス板82は、紙受台21の上面21eの上方よりも上方に配置され且つこの上面21eに積載される用紙Pの搬送方向の長さに対応した位置で1回目の用紙区分けを待機して、落下する用紙Pの前端部を規制可能になっていると共に、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は、図7(a)で説明したように電磁ソレノイド93をオフ状態にしているために自重により紙受台21側に向って垂下してこの紙受台21の上面21e上にソフトに接触している。従って、第2用紙突き当て部材97は、エンドフェンス板82と共に用紙Pの搬送方向の前端部を規制可能になっている。
次に、図9(b)は、用紙Pを排紙して、用紙区分け時の奇数回目の一例として1回目の用紙区分けを行う状態を示している。
ここでは、オフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53と、エンドフェンス板82及び第2用紙突き当て部材97は、共に図9(a)に示した状態と同じ状態を保っている。
従って、1回目の用紙区分け時には、後側板2に略沿っているオフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53と、用紙Pの搬送方向の長さに対応した位置に待機しているエンドフェンス板82及び第2用紙突き当て部材97との間に1回目の用紙積載位置(第1の用紙積載位置)が設定されている。
そして、排紙部10(又は画像形成装置)から順次排紙された用紙Pは、オフセットガイド板52とエンドフェンス板82との間を落下して紙受台21の上面21e上に順次積載されて、ここで積載された用紙Pの前端部がエンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97に当接して用紙Pの先端位置が規制される。
また、用紙Pが積載されるたびに紙受台21の上面21e上に積載された最上層の用紙Pの高さ位置を用紙高さ位置検出センサ29で検出しているので、用紙Pの排紙位置と最上層の用紙Pとの間に設定される用紙落下高さHが略一定になるようにステッピングモータ25(図1)を介して紙受台21を下降させている。この紙受台21の下降に伴ってエンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は紙受台21の上面21eから離間する。
この後、紙受台21の上面21e上に用紙Pが所定の積載枚数だけ積載された段階で、紙受台21が下降を停止して、1回目の用紙区分け動作が終了する。
次に、図9(c)は、1回目の用紙区分け動作が終了した後に、用紙区分け時の偶数回目の一例となる2回目の用紙区分け動作を行うための前段階として、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を、前回に第1の用紙積載位置で用紙区分けした用紙Pの前端部に当接させたまま、オフセットガイド板52を斜め右下方に移動させた状態を示している。
そして、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を、1回目に積載された用紙Pの前端部に当接させておくことにより、1回目に用紙区分けした用紙Pに対して前方への移動を規制している。
また、1回目の用紙区分け動作が終了した段階で、紙受台21が1回目の用紙区分けを終了した位置で停止したままである。
一方、オフセットガイド板52は、先に図5を用いて説明したように偏心カム63及びリンク機構68,69,72により斜め右下方(前方下方)に移動させられて2回目の用紙区分けを行うためのオフセット位置に到達する。
上記により、オフセットガイド板52は、後側板2よりも前方に突出している共に、オフセットガイド板52の下端位置は図9(b)に示した位置よりも下方に移動して1回目に用紙区分けした最上層の用紙Pに接近して停止する。
この際、2回目の用紙区分けを行うためにオフセットガイド板52を用紙Pの搬送方向に沿った右方(+側)に移動させるオフセット量は、例えば+30mmに設定されている。
また、斜め右下方に移動したオフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53は、前回に第1の用紙積載位置で用紙区分けした用紙Pの後端部よりも右方にずれた位置で最上層の用紙P上に自重によりソフトに接触するが、最上層の用紙Pの前端部が第2用紙突き当て部材97により前方への移動が規制されているために、最上層の用紙P上に第1用紙突き当て部材53がソフトに接触しても最上層の用紙Pは位置ずれすることはない。
次に、図9(d)は、2回目の用紙区分け動作を行うための前段階として、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を一時的に上動させた状態を示している。
ここでも、紙受台21が1回目の用紙区分けを終了した位置で停止したままである。
また、オフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53は、共に図9(c)に示した状態と同じ状態を保っている。
一方、エンドフェンス板82は、図9(c)に示した位置に停止したままであるが、このエンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は、図7(b)で説明したように電磁ソレノイド93をオン状態にして、紙受台21上に積層された最上層の用紙Pに対して離間するように一時的に上動している。
次に、図9(e)は、2回目の用紙区分け動作を行うための前段階として、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を一時的に上動させたまま、
エンドフェンス板82を右方に移動させた後に、点線で示したように第2用紙突き当て部材97を下動させる状態を示している。
ここでも、紙受台21が1回目の用紙区分けを終了した位置で停止したままである。
また、オフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53は、共に図9(c)及び図9(d)に示した状態と同じ状態を保っている。
一方、エンドフェンス板82は、第2用紙突き当て部材97を上動させたまま、先に図1を用いて説明したエンドフェンス板移動機構部80により右方(前方)に移動させられて、2回目の用紙区分けを行うためのオフセット位置に到達する。
この際、エンドフェンス板82のオフセット量は、図9(c)で説明したオフセットガイド板52のオフセット量と略同じであり、エンドフェンス板82と第2用紙突き当て部材97とを一体的に右側(+側)に例えば+30mmのオフセット量だけ移動させている。
更に、エンドフェンス板82が2回目の用紙区分けを行うためのオフセット位置に到達した後に、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は、電磁ソレノイド93{図7(a)}がオフ状態にされるのでオフセット位置で自重により紙受台21側に垂下している。
この際、第2用紙突き当て部材97は、1回目に積載した用紙Pの前端部よりも右方に離れ、且つ、この最上層の用紙Pよりも下方で紙受台21上に当接することなく垂れ下がっている。
次に、図9(f)は、用紙Pを再び排紙して、用紙区分け時の偶数回目の一例として2回目の用紙区分けを行う状態を示している。
ここでは、オフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53と、エンドフェンス板82及び第2用紙突き当て部材97は、共に図9(e)に示した右方へオフセットした状態と同じ状態を保っている。
従って、2回目の用紙区分け時には、後側板2から右方に突出してオフセットしたオフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53と、右方にオフセットしたエンドフェンス板82及び第2用紙突き当て部材97との間に2回目の用紙積載位置(第2の用紙積載位置)が設定されている。
そして、排紙部10(又は画像形成装置)から再び順次排紙された用紙Pは、右方にオフセット済みのオフセットガイド板52と、右方にオフセット済みのエンドフェンス板82との間を落下して1回目の用紙区分けされた用紙P上に順次積載されていくが、用紙Pが積載されるたびに紙受台21上に積載された最上層の用紙Pの高さ位置を用紙高さ位置検出センサ29で検出しているので、用紙Pの排紙位置と最上層の用紙Pとの間に設定される用紙落下高さHが略一定になるようにステッピングモータ25(図1)を介して紙受台21を下降させている。
この後、1回目の用紙積載位置に対して右方にオフセットした用紙Pが所定の積載枚数だけ積載された段階で、紙受台21が下降を停止して、2回目の用紙区分け動作が終了する。
次に、図9(g)〜図9(j)は、用紙区分け時の奇数回目の他例として3回目の用紙区分け動作を行う状態を図示しており、この3回目の用紙区分け動作は、1回目の用紙区分け動作と略同様な動作を繰り返して行うだけであるので、ここでは簡略に説明する。
即ち、図9(g)において、1回目の用紙区分け動作が終了した場合とは異なって、2回目の用紙区分け動作が終了した後には、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を一時的に上動させている。
この後、図9(h)において、オフセットガイド板52のオフセット量を例えば左方に−30mmに設定して、第1用紙突き当て部材53と一体にオフセットガイド板52を斜め左上方にー30mm移動させて1回目の用紙区分けと同じ位置に戻すと共に、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53を1回目の用紙区分けと同じ位置(第1の用紙積載位置)で自重により紙受台21側に垂下させている。
一方、エンドフェンス板82は、第2用紙突き当て部材97を上動させたまま、オフセットガイド板52の左方移動と略同時に、第2用紙突き当て部材97と一体に例えば−30mm左方に移動させて、1回目の用紙区分けと同じ位置(第1の用紙積載位置)に戻している。
この後、図9(i)において、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53は、2回目に積載した最上層の用紙P上に接触していないので、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を下動させて自重により2回目に積載した最上層の用紙P上にソフトに接触させ、更にこの後、図9(j)において、3回目の用紙区分け動作を1回目と略同様に行っている。
尚、用紙区分け時の偶数回目の他例として4回目の用紙区分け動作を行う場合には、2回目の用紙区分け動作と略同様に行えば良いので、ここでの図示を省略する。
以下、複数回の用紙区分け動作を繰り返して行うときに、オフセットガイド板52及びエンドフェンス板82を、用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方又は後方に交互に移動させることで、紙受台21上に区分けして積載された用紙Pの積載位置は用紙搬送方向に対して前後交互にオフセットされる。
従って、実施例の用紙区分け装置1によれば、紙受台21は用紙区分け時における用紙積載中に固定設置した用紙高さ位置検出用光センサ29からの検出結果により用紙落下高さHが略一定となるように用紙積載量に応じて昇降するが、オフセットガイド板52及びエンドフェンス板82のオフセット時には重量が重い紙受台21を昇降させずに、オフセットガイド板52と第1用紙突き当て部材53とを一体的に所定のオフセット量だけ前方下方又は後方上方に交互に移動させると共に、エンドフェンス板82と第2用紙突き当て部材97とを一体的に所定のオフセット量だけ前方又は後方に交互に移動させ、且つ、第2用紙突き当て部材97を上動用駆動手段となる電磁ソレノイド93を用いて上動させる一方、オフセット位置に到達した場合、第2用紙突き当て部材97を自重によって重力方向に下動させているので、用紙Pを高速に効率良く区分けすることができる。
更に、オフセットガイド板52及びこのオフセットガイド板52に取り付けた第1用紙突き当て部材53と、エンドフェンス板82及びこのエンドフェンス板82に取り付けた第2用紙突き当て部材97とが、共に用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ移動したときに、両者間に積載される用紙Pの前端部及び後端部を第1,第2用紙突き当て部材53,97により確実に揃えることができる。
また、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53は、用紙区分け時の偶数回目にこの偶数回目の前に積載された最上層の用紙P上に自重によりソフトに接触し、一方、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は、1回目の用紙区分け動作が終了した後の奇数回目にこの奇数回目の前に積載された最上層の用紙P上に自重によりソフトに接触しているので、紙受台21上に積載された用紙Pの表面を傷つけることなく用紙Pの後端部及び前端部をそれぞれ規制しながら用紙Pを整然と区分けすることができる。
更に、オフセット時に、紙受台21に対してオフセットガイド板52とエンドフェンス板82とが共に用紙の搬送方向の上流側にそれぞれ位置している第1の用紙積載位置と、オフセットガイド板52とエンドフェンス板82とが共に第1の用紙積載位置よりも下流側にそれぞれ所定量だけオフセットした第2の用紙積載位置とを交互繰り返す際に、第の用紙積載位置にて用紙区分け動作が終了した段階で、エンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97を第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した積層用紙Pの前端部に当接させたまま、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53を第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した最上層の用紙Pにソフトに接触させ、この後、エンドフェンス板82をオフセットさせているので、1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した最上層の用紙P上に第1用紙突き当て部材53がソフトに接触しても最上層の用紙Pは位置ずれせず、これにより用紙区分け装置1の信頼性向上に寄与できる。
次に、実施例の用紙区分け装置1を一部変形させた変形例について、実施例に対して異なる点を中心にして簡略に説明する。
この変形例の用紙区分け装置では、図示を省略するが、オフセットガイド板移動機構部50のみを一部変形させたものであり、オフセットガイド板52は例えば偏心カム63によってオフセット量に応じて前方と後方とに交互に移動させられるが、実施例とは異なってリンク機構(68,69,72)を省略して上下方向には移動させない構造にしている。
そして、リンク機構(68,69,72)に代えて、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53を上動用駆動手段となる電磁ソレノイド(図6に示した電磁ソレノイド93に相当)により上下動させている。
上記のように変形例の用紙区分け装置を構成することにより、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53及びエンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97は、共に電磁ソレノイド93などの上動用駆動手段により一時的に上動した時に紙受台21上に積載された最上層の用紙Pから離間する一方、下動した時に紙受台21上に積載された最上層の用紙P上に位置していればこの最上層の用紙P上に自重によりソフトに接触することになる。
従って、変形例の用紙区分け装置における用紙区分け動作は、先に図9を用いて説明した実施例の用紙区分け装置1の技術的思想をそのまま投入すれば良いが、図9(c),図9(h)におけるオフセットガイド板52及び第1用紙突き当て部材53の動作が実施例とは異なっており、上記したようにオフセットガイド板52の前後移動と、第1用紙突き当て部材53の上下移動とがそれぞれ独立して行われている。
これ伴って、オフセットガイド板52は、エンドフェンス板82と同様に紙受台21の上面21eよりも上方で一定の高さに保たれた状態で前後移動しているので、オフセットガイド板52及びエンドフェンス板82は共に上下動せずに、オフセットガイド板52の下方部位に取り付けた第1用紙突き当て部材53及びエンドフェンス板82の下方部位に取り付けた第2用紙突き当て部材97が上下動している。
そして、第1,第2用紙突き当て部材53,97は、下動時には自重により紙受台21側に垂下し、一方、上動時には第1,第2上動用駆動手段により紙受台21上に積載された最上層の用紙Pから離間するように一時的に上動することになる。
上記のように構成した変形例の用紙区分け装置によれば、第1用紙突き当て部材と一体にオフセットガイド板を用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方又は後方に交互に移動させ、且つ、第1用紙突き当て部材を第1上動用駆動手段を介して上下動させていると共に、第2用紙突き当て部材と一体にエンドフェンス板を用紙区分けごとに所定のオフセット量だけ前方又は後方に交互に移動させ、且つ、第2用紙突き当て部材を第2上動用駆動手段を介して上下動させているので、用紙を高速に効率良く区分けすることができる。
1…用紙区分け装置、2…後側板、3…前側板、
10…排紙部、
20…紙受台昇降機構部、21…紙受台、22,23…一対のブラケット、
24…連結棒、25…ステッピングモータ、26…シャフト、27…ギア、
28…ラック、29…用紙高さ位置検出用光センサ、
30…用紙幅方向規制板移動機構部、
31,32…左右一対の用紙幅方向規制板、
33…第1モータブラケット、34…第1モータ、35…第1ギア列、
36…右側の第1タイミングプーリ、37…左側の第2タイミングプーリ、
38…第1タイミングベルト、39,40…第1,第2ガイドシャフト、
41,42…第1,第2連結部材、
50…オフセットガイド板移動機構部、
51…第1ブラケット、52…オフセットガイド板、
53…第1用紙突き当て部材、54A,54B…上下の第1ガイド部材、
55…モータブラケット、56…偏心カム駆動用モータ、57…ウォーム、
59…ウォームホイール、61…ギア、62…軸、
63…偏心カム、63a…ギア部、63b…外周面、
63c…回転角度検出片、64…偏心カム回転角検出用光センサ、65…引張バネ、
66,67…回動軸、68,69…上下2本のリンク部材、70,71…軸、
72…連結板、73,74…軸、
80…エンドフェンス板移動機構部、
81…第2ブラケット、82…エンドフェンス板、
83…第2モータブラケット、84…第2モータ、85…第2ギア列、
86…前側の第3タイミングプーリ、87…後側の第4タイミングプーリ、
88…第2タイミングベルト、89,90…第3,第4ガイドシャフト、
91…第3連結部材、92…ソレノイド支持ブラケット、
93…上動用駆動手段(電磁ソレノイド)、94…回動軸、95…レバー、
96…ピン、97…第2用紙突き当て部材、
98A,98B…上下の第2ガイド部材、99…スタッド、
100…制御部、100a…CPU、100b…ROM、100c…RAM、
P…用紙。

Claims (1)

  1. 画像形成装置から順次排紙される用紙を紙受台上に向かって落下させて、用紙区分けごとに前記紙受台上での用紙積載位置を該用紙の搬送方向に対して前後交互にオフセットさせるように構成した用紙区分け装置であって、
    前記紙受台と対向して設けられており、前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙の各高さ位置を検出する用紙高さ位置検出手段と、
    記用紙の搬送方向の上流側で前記紙受台の上面よりも上方に配置され、用紙区分け時に前記用紙の搬送方向の後端部側をオフセットさせるオフセットガイド板と、
    前記オフセットガイド板の下方部位に上下動可能に取り付けられ、前記紙受台側に自重により垂下したときに前記オフセットガイド板と共に前記用紙の後端部を規制する第1用紙突き当て部材と、
    前記第1用紙突き当て部材と一体に前記オフセットガイド板を、オフセット時に所定のオフセット量だけ移動させ、且つ、上下動させるオフセットガイド板移動手段と、
    前記用紙の搬送方向の下流側で前記オフセットガイド板に対して前記用紙の搬送方向の長さだけ隔てて対向して前記紙受台の上面よりも上方に配置され、前記用紙区分け時に前記用紙の搬送方向の前端部側をオフセットさせるエンドフェンス板と、
    前記エンドフェンス板の下方部位に上下動可能に取り付けられて、前記紙受台側に自重により垂下したときに前記エンドフェンス板と共に前記用紙の前端部を規制する第2用紙突き当て部材と、
    前記第2用紙突き当て部材と一体に前記エンドフェンス板を、オフセット時に所定のオフセット量だけ移動させるエンドフェンス板移動手段と、
    前記エンドフェンス板に取り付けられ、このエンドフェンス板をオフセットさせる時に前記第2用紙突き当て部材を駆動源のオン状態時に上動させ、オフセット後で前記駆動源のオフ状態時に前記第2用紙突き当て部材を自重落下させる上動用駆動手段と、
    前記用紙が排紙される排紙位置と、前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙の各高さ位置との間に設定される用紙落下高さが用紙積載中に略一定になるように前記用紙高さ位置検出手段からの検出結果に応じて前記紙受台を昇降させる一方、前記オフセットガイド板及び前記エンドフェンス板のオフセット時に前記紙受台の上面又は前記紙受台上に積載された最上層の用紙が前記用紙落下高さを保った状態で該紙受台を停止させる紙受台昇降手段と、を備え、
    前記用紙区分け時に、前記紙受台に対して前記オフセットガイド板と前記エンドフェンス板とが共に前記用紙の搬送方向の上流側にそれぞれ位置している第1の用紙積載位置と、前記オフセットガイド板と前記エンドフェンス板とが共に前記第1の用紙積載位置よりも下流側にそれぞれ所定量だけオフセットした第2の用紙積載位置とを交互繰り返す際に、前記第の用紙積載位置にて用紙区分け動作が終了した段階で、前記エンドフェンス板の下方部位に取り付けた前記第2用紙突き当て部材を前記第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した積層用紙の前端部に当接させたまま、前記オフセットガイド板の下方部位に取り付けた前記第1用紙突き当て部材を前記第1の用紙積載位置で用紙区分け動作が終了した前記最上層の用紙に接触させ、この後、前記エンドフェンス板をオフセットさせることを特徴とする用紙区分け装置。
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