JP2014169161A - シート後処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の積載量に応じた電力供給を行えるようにすることにより無駄な電力消費を抑えることができる構成を備えたシート後処理装置を提供する。
【解決手段】排紙トレイ上に排出されるシートの最上位の位置を検知する紙面検知手段および排出されるシートの折り形態の種別指示部が入力側に接続され、出力側には前記排紙トレイを前記シートの折り形態に応じた角度に傾斜させるトレイ角度変更手段および前記駆動モータが接続され、制御手段は、前記シートの折り形態、および前記トレイ角度変更手段での傾斜角度に基づき、前記シートの折り形態によりシートの膨らみによる最上位シートの傾きを水平に矯正した際の前記紙面検知手段からの検知結果に応じて前記駆動モータへの制御電流を可変制御する。
【選択図】図9

Description

本発明は、シート後処理装置および画像形成システムに関し、さらに詳しくは、折り加工を施されたシートをはじめとするシートの排出機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置により、いわゆる、プリントアウトされた記録紙などのシートは、画像形成装置から排出される場合の他に、画像形成装置に付設されている用紙後処理装置によって折り加工や綴じ処理などの処理を行われた後、排出される場合がある。
排出されるシートは排紙トレイに受け止められるが、大量に排出される場合がある。
このため、排紙トレイは積載量に応じて昇降できる構成が用いられ、最上位シートの上面に次に排出されるシートを積載させるようにしている。
排紙トレイは、連続して排出されるシートが積載されているシートのうちの最上位のシート上面となるように下降位置が位置決めされ、また積載されたシートが取り去られた際には次のシート排出に間に合うように上昇位置が位置決めされる。
排紙トレイは、積載されるシートの最上位のものを検知する紙面検知センサからの信号に基づき順次下降され、下降限界位置を検知されると上昇してシートの受け入れを可能にされる。
排紙トレイの昇降駆動源として用いられるモータは、大量積載に対応できるように、高トルクを発揮できるものが用いられる。
モータは、大量積載時での俊敏な昇降動作および昇降位置での排紙トレイの保持を行う必要があることから、例えば、位置決めがパルス制御により行えるステッピングモータが用いられることがある。この構成では、排紙トレイを保持する際にも電力供給が維持されることから、待機時での電力消費も加えて消費電力が多くなる不具合がある。
この不具合に対し、ステッピングモータのトルクを設定する際の相励磁パターンを制御して制御電流を可変設定できるようにして消費電力を少なくする方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されている方法では、排紙トレイに積載されているシートの積載状態を検知して排紙トレイを昇降させる際にのみ所定の電力を供給することで、待機時での電力消費を少なくできる反面、次のような新たな問題がある。
排出されるシートには、折り加工を施されて排出されるものもある。例えば、折り加工モードには、二つ折りのような単純なものだけでなく、折りたたまれたシート片が幾層にも重なる多重折りに相当するZ折りや四つ折りあるいは観音折りなどがある。
多重折りされたシートは、排紙トレイ上での積載状態、特にトレイの積載面からの厚さが排紙方向前端と後端とで異なる。
図10は、Z折りのシートPが排紙トレイ12上に積載されている状態を示しており、この状態では、折り返された位置が形状復元力の作用によって膨らみ、厚さが厚くなる。
排出されるシートPが排出方向(図中、左側)前端で最上位のシートを対象として積載位置を検知する紙面センサ89が対向していると、排紙トレイ12に積載されているシートが少ない場合でも大量の積載量と判断することがある。なお図10中、符号4aは、シートPの後端を整合させることができる装置壁部であり、符号26は、排出ローラを、そして符号29は、装置側壁4aに向けてシートPを戻すローラを示している。
このように大量の積載量であると判断されると、昇降駆動に用いられるステッピングモータには、大量積載量を対象とする電力が供給されることになる。
従って、排紙トレイ上での積載量が少ないにも拘わらず、シートの排出形態、つまり、排出方向前端と後端とで厚さが異なり厚さの厚い位置で積載量検知が行われると、モータへの余計な電力消費を招く結果となる。
本発明の目的は、上記従来のシート後処理装置における問題に鑑み、実際の積載量に応じた電力供給を行えるようにすることにより無駄な電力消費を抑えることができる構成を備えたシート後処理装置および画像形成システムを提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、排出されるシートを積載する排紙トレイと、該排紙トレイを昇降させる駆動モータを備えたトレイ移動手段と、該トレイ移動手段を制御する制御手段とを備えたシート後処理装置であって、前記制御手段には、前記排紙トレイ上に排出されるシートの最上位の位置を検知する紙面検知手段および排出されるシートの折り形態の種別指示部が入力側に接続され、出力側には前記排紙トレイを前記シートの折り形態に応じた角度に傾けるトレイ角度変更手段および前記駆動モータが接続され、該制御手段は、前記シートの折り形態、および前記トレイ角度変更手段での傾き角度に基づき、前記シートの折り形態によりシートの膨らみによる最上位シートの傾きを水平に矯正した際の前記紙面検知手段からの検知結果に応じて前記駆動モータへの制御電流を可変制御することを特徴とするシート後処理装置にある。
本発明によれば、トレイ角度変更手段での傾斜角度に基づき、シートの膨らみによる最上位シートの傾きを水平に矯正したときの実際の積載量を判別したうえで、駆動モータへの供給電力を決めることができる。これにより、シートの実積載量に応じた駆動モータへの駆動電力供給ができることにより、無駄な電力消費を抑えることができる。
本発明の実施形態に係るシート後処理装置を用いる画像形成システムの概略構成を示す模式図である。 図1に示したシート後処理装置に用いられるトレイ移動手段の構成を説明するための図である。 図2に示したトレイ移動手段の要部を示す側面図である。 図2に示したトレイ移動手段に用いられる紙面検知構造の一例を説明するための図である。 図3に示した要部構成に用いられるトレイの角度変更手段の構成を説明するための図である。 図2に示したトレイ移動手段に用いられる紙面検知構造を説明するための図である。 図5に示したトレイの角度変更手段の一態様を説明するための図である。 図1に示した画像形成システムに用いられる制御系の構成を説明するためのブロック図である。 図8に示した制御系での作用を説明するためのフローチャートである。 Z折りされたシートの積載状態を説明するための図である。
以下、図示実施例により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート後処理装置を用いる画像形成システムの構成を示す図である。
同図において画像形成システム100は、複写機、プリンタあるいは印刷機などの画像形成装置Gにおけるシート排出部に連続して付設接続された折り機3およびシート後処理装置4を備えている。
折り機3では、本実施例の場合、図10に示したZ折りモードが実行され、折り処理後および折り処理を必要としないシートの搬送が行われる。
シート後処理装置4は、シートへのスティプル処理、綴じ処理などの後処理を施すための装置であり、折り機3の排出口に連続する位置に配置されている。このため、シート後処理装置4には、画像形成装置Gにおいて画像形成された後、折り機3によりZ折り処理されたシートあるいはZ折り処理の必要がないシートがそれぞれ導入される。
画像形成装置Gは、周知の電子写真方式による画像形成が可能な構成を備えている。つまり、潜像担持体に対する光書き込みによる静電潜像形成、トナーにより潜像の可視像処理そして、シートに対するトナー像の転写および定着が行われる構成を備えている。
具体的には、図示しないが、自動原稿給送ユニット(ADF)、スキャナユニット、書き込みユニット、作像ユニットおよび給紙ユニットが備えられている。
画像形成装置Gでは、自動原稿給送ユニットにより給送される原稿をスキャナにより読み取って得られる画像情報あるいは外部機器から送信される画像情報に基づいて作像ユニット内の潜像担持体への光書き込みが行われて静電潜像が形成される。この場合の外部機器の一つにコンピュータがある。
静電潜像は作像ユニット内の現像装置から供給される現像剤により可視像処理されてトナー像が形成され、トナー像が給紙ユニットから給送されるシートに転写される。
トナー像を転写されたシートは、トナー像の定着が行われた後、折り機3での折り処理の有無選択に応じてZ折り処理工程あるいは折り処理工程を経ない場合のいずれかが実行されてシート後処理装置4に向け搬送される。
折り機3からシートが導入されるシート後処理装置4について、その作用と共に構成を説明すると次の通りである。
折り機3から搬送されてくるシートは、シート後処理装置4の入口ガイド板Jへ搬入され、搬送ローラ8,16によってシート後処理装置4の内部に搬送される。
シート後処理装置4の内部において搬送ローラ8,16が位置する搬送路は、途中で分岐されており、シート後処理装置4の排出口E1に向けた搬送路A、今ひとつの排出口E2に向けた搬送路が接続されている。
排出口E1には、後述する構成を備えた排紙トレイ装置6が設けられており、排出口E2には、装置上面に位置するプルーフトレイ10が設けられている。
入口ガイド板Jへ搬入されたシートは、入口センサSN1により通過検知されると駆動される入口ローラ8により分岐位置まで搬送され、処理内容に応じて以下の3つの排出形態が選択される。
(A)排出口E2からプルーフトレイ10に向けて1枚ずつ排出されるクリアモード。
(B)綴じ処理しないまま排出口E1から排紙トレイ12に向けて一枚ずつ排出されるソート・スタックモード。
(C)綴じ処理した後、排出口E1から排紙トレイ12に向け排出されるスティプルモード。
排出形態は、分岐位置に設けられている搬送路切り換え爪14,22により決められる。
搬送路切り換え爪14および22は、図示しないソレノイドによる駆動されて揺動できる爪部材であり、揺動方向に応じてシートの搬送方向を切り換えることができる。
搬送路切り換え爪14は、搬送路切り換え爪22よりも搬送方向上流側に位置し、ソレノイドがオフの時に、図中、二点鎖線で示す向き(図中、時計方向への回動)に維持されることでシートを排出口E2に向けガイドする。ソレノイドがオンの時には図中、実線で示す向き(図中、反時計方向への回動)に揺動して搬送方向下流側に位置する搬送路切り換え爪22に向けてシートがガイドされる。
搬送路切り換え爪22は、図示しないソレノイドがオンの時に、図中、実線で示す向き(図中、時計方向への回動)に揺動して、綴じ処理を行わない状態で排出口E1に向かうソート・スタック用搬送路Aに向けシートをガイドする。また、ソレノイドがオフの時には、図中、二点鎖線で示す向き(図中、反時計方向への回動)に揺動して、略垂直方向に延びるスティプル用搬送路Bに向けシートをガイドする。
ソート・スタック用搬送路Aにガイドされるシートは、搬送ローラ16bにより搬送され、排紙ローラ26,従動ローラ28により挟持搬送されて排紙トレイ12上に排出される。搬送ローラ16b、排紙ローラ26は、いずれもステッピングモータ等の駆動源により回転量制御されて駆動される。
スティプル用搬送路Bにガイドされるシートは、搬送ローラ16cで搬送され、スティプルユニット30に送られて綴じ処理される。
綴じ処理されたシートは、排出口E1近傍に位置するガイド25によりガイドされて最終的には排紙ローラ26,従動ローラ28により挟持搬送されて排紙トレイ12上に排出される。
排紙トレイ12に排出されるシートは、図4において符号29で示す紙寄せコロ29により排出方向と逆方向に戻されて搬送方向後端をシート後処理装置4の壁板が相当する後端エンドフェンス4aに突き当てて端縁を揃えられる。
スティプルモードが選択されたシートは、搬送路切り換え爪22によってスティプル用搬送路Bにガイドされる。
スティプル用搬送路Bにガイドされたシートは、搬送ローラ16c、排紙ローラ32により図示しないスティプルトレイに向けて搬送される。スティプルトレイでは、シート毎に叩きコロ34によって縦方向(シートの搬送方向)の整合が、そして、ジャガーフェンス36によって横方向(シート搬送方向と直交する方向)の整合がそれぞれ行われる
これらの各端縁の整合が完了すると、束状となったシートは、最終シートの搬入後、次のシート束の整合が開始されるまでの間のブランク期間に相当するジョブの切れ目の期間に、後述する制御手段からのスティプル信号に基づきスティプラ38が駆動される。スティプラ38が駆動されると、シート端縁の所定位置に1箇所または2箇所の綴じ処理が行われる。
綴じ処理が終了すると、シートは、放出ベルト42に設けられている放出爪40に端縁が押し動かされて矢印Uで示す排出方向に搬送される。
上述した排紙ローラ26と共にシートを挟持搬送可能な従動ローラ28は、図1において二点鎖線および実線で示すように、揺動可能な支持板27により排紙ローラ26に対して接離できるようになっている。スティプルモードでは、当初、排紙ローラ26から離れた状態を維持されている従動ローラ28が、放出ベルト42によって放出されるシートの放出方向後端が排紙ローラ26を通過する前の時点で排紙ローラ26に当接する。
この当接時期とする理由は、シート後端が綴じられているために、シートの先端から挟持搬送した場合に用紙の変形が後端に向けてしごかれて集約されることにより膨らみ、挟持搬送部を通過できなくなるのを防止することにある。支持板27の戻しタイミング、つまり、排紙ローラ26への従動ローラ28の当接タイミングは、例えば、排紙ローラ26の近傍に位置する排紙センサSN2による後端検知タイミングが用いられる。
排出口E1に設けられている排紙トレイ装置6は、その構成が図2に示されている。
排紙トレイ装置6は、排紙トレイ12を昇降させるトレイ昇降手段70を備えている。
トレイ昇降手段70は、図2,図3に示すように、排紙トレイ12を昇降させる駆動モータ50および駆動モータ50により駆動されるギヤ列75ギヤ列の最終出力段のギヤによる駆動されるリフトベルト76を備えている。
リフトベルト76には、トレイベース77が一体化され、トレイベース77の複数箇所には昇降方向に沿った2箇所に設けられているコロ79が支持されている。
コロ79は、トレイベース77の両側を支持するために設けられている断面コ字状のガイド部材78に嵌合することにより昇降時の方向付け、換言すれば、昇降方向での傾きによるがたつきをなくして昇降動作を正確に行う部材である。
リフトベルト76の延長方向下端近傍には、下限位置検知センサ80が配置されている。下限位置検知センサ80には、トレイベース77側に設けられている遮光部81が対応するようになっている。下限位置検知センサ80に遮光部81が対向することにより排紙トレイ12の下限位置が検知されると、駆動モータ50への通電が停止される。
駆動モータ50には、ステッピングモータが用いられ、パルス数に対応する回転角度を割り出すことで排紙トレイ12の位置を判断できるようになっている。
なお、ステッピングモータに代えてS|DCモータを用いることも可能であり、この場合には、回転位置を判断する構成として、エンコーダを用いることになる。
また、排紙トレイ12の位置を割り出す構成としては、図4に示すように、排紙トレイ12側に、排紙トレイ12と共に上下動する高さ検知センサ61を設ける。一方、排紙トレイ12の上下移動距離に合わせて、センサ61を遮蔽する位置にエンコーダ62が配置されている。これにより、排紙トレイ12の上下移動量を計数し、排紙トレイ12の高さを検知することができる。
排紙トレイ12は、排出されるシートの折り形態によって積載面の角度が変更できる構成を備えている。
積載面の角度を変更する理由は、例えば、Z折り処理後のシートのような折り返された位置に膨らみが生じる形態のシートが排出される場合、連続して排出されると、図10に示したように排出方向前端と後端の厚さが異なる。
このため、積載面を水平方向にしたままであると、搬送方向前端側に膨らんでいるシートが積層されたままとなり、後続のシートの排出が妨げられる。
そこで、最上位のシートを排出されるシートの配出方向に平行させるように積載面を傾けることで後続のシートの排出を妨げないようにできる。
排紙トレイ12の角度を変更するためのトレイ角度変更手段72の構成は、図3,図5に示されている。
図5において、トレイ角度変更手段72は、駆動源となる角度変更モータ51およびこれに駆動されるギヤ列83を備えている。
ギヤ列83の最終段のギヤの回転軸84には、排紙トレイ12の下面に対向する偏心カム85が軸方向に沿って2箇所均等位置に設けられている。
回転軸84には、角度検知手段86が設けられている。角度検知手段86は、回転軸84に固定された遮光部材88とこれに対向する光学センサSN3とで構成されており、偏心カム85の回転位置を検出するようになっている。
本実施例では、折りモードが選択されていないシートが排出される際の排紙トレイ12の傾き角(θ)が30°に設定されている。この角度は、排出されるシートが排出時の勢いで排紙トレイ12から飛び出すのを抑止することができる角度であり、この角度においてZ折り処理後のシートのような折り返された位置に膨らみが生じる形態のシートが排出されて積層されると、図10に示した不具合が生じる。
そこで、Z折り処理後のシートのような折り返された位置に膨らみが生じる形態のシートが選択されたシートの排出時には、現時点での排紙トレイ12の角度を角度変更モータ51の回転位置から割り出して積載されるシートが水平となる角度に矯正する。なお、以下は、Z折りモードを例に挙げ説明していく。
一方、排紙トレイ装置6には、排紙トレイ12上に積載されたシートの積載量を検知するための紙面検知手段74が設けられている。
紙面検知手段74は、図2,図6に示されているように、片持ち梁状に支持されて紙面の位置に応じて、支軸89bにより揺動可能な検知フィラー89を備えている。検知フィラー89bには、今ひとつの揺動端側に形成されたセクター89aに対向する紙面検知センサ90,91を備えている。
紙面検知センサ90,91は、排出されるシートの折り形態に応じた積載高さを検出するセンサであり、紙面検知センサ90は、Z折りモード時での最上位シートの検知を行い、そして紙面検知センサ91は、折りモードが不要な場合の最上位シート検知を行う。
図7は、紙面検知手段74と積載されたシートとの関係を示す図である。
同図において、Z折りモードが選択されている場合には、偏心カム85が回転して(図中、矢印で示す状態)排紙トレイ12に積載されるシートの最上位のものがほぼ水平となるように矯正される。これにより、紙面検知手段74は、排紙トレイ12が傾いているときに最上位シートと接触していた状態から、最上位シートが下降するのに応じて最上位シートのとの当接時期が変化する。つまり、最上位シートがほぼ水平となるように排紙トレイ12の傾きが変更されると、紙面検知手段74と接触するまでに積載されるシートの量を増やすことができる。
以上のような排紙トレイの昇降動作および角度変更動作は、図8に示す制御手段1000により制御される。
図8において制御手段1000は、画像形成システム100に用いられる画像形成装置Gと通信可能な制御部が用いられており、入力側には操作パネル1001,紙面検知手段74および角度検知手段86が接続されている。
操作パネル1001は、画像形成装置G側に設けられている部分であり、シートの折り形態の種別指示部として、折りモードの選択、シート枚数が入力される。
これら操作パネル1001からの情報入力に応じて制御手段1000では排紙トレイ12の傾き設定および排紙トレイ12の傾き設定後の最上位シートの検知状態が判別されるようになっている。
図8において、制御手段1000の出力側には、上述した排紙トレイ12の駆動に係る昇降用の駆動モータ50,角度変更モータ51が接続されている。
制御手段1000では、ステッピングモータが用いられる駆動モータ50および角度変更モータ51に対する供給電流を可変制御するようになっている。
つまり各モータへの供給電流は、シートの積載量に比例して大きくされる。このため、供給電流を可変制御する際には、シートの積載量が実際の積載量と整合しているかどうかを判別することが重要となる。実際の積載量が正確に分からないと、無駄な電流供給が行われてしまう虞があり、省電力化が図れなくなることもある。
本実施例では、制御手段1000において、Z折りモード選択時に排出されるシートの積載状態が、図10に示したように厚さが均等でないことが原因して紙面検知センサ89での検知結果が実際の積載量と整合しなくなる点に着目している。
つまり、制御手段は、前記排紙トレイが水平である場合のシート積載量を前記紙面検知手段により検知した結果が最大積載量以下である場合、前記駆動モータへの制御電流を最大積載時よりも小さくする。
Z折りモードが選択されると、制御手段1000では、角度検知手段86からの信号に基づき、現段階での排紙トレイの傾きを割り出し、その傾きが、最上位シートの態勢がほぼ水平となるように矯正したうえで、紙面検知手段74からの信号を判別する。
そして、紙面検知手段74からの検知信号が入力されない時期には、駆動モータ50への供給電流を最大積載時での供給電流よりも小さく抑えるようにしている。
本実施例は以上のような構成であるから、制御手段1000による作用を図9に示すフローチャートに基づき説明すると次の通りである。
図9は、操作パネル1001(図8参照)においてZ折りモードが選択されている場合の排出手順を示すフローチャートである。
制御手段1000では、Z折りシート排出処理が実行され、まず、折り形態が入力されると、現段階での排紙トレイ12の角度が判別される(ST1)。
現段階での排紙トレイ12の角度は、図5に示したトレイ角度変更手段72に用いられる角度変更モータ51の回転角度により判別される 。
ステップST1において、排紙トレイ1が積載されるZ折り後のシートがほぼ水平方向となるように矯正されていない場合には、角度変更モータ51が駆動されて排紙トレイ12がほぼ0°となるように駆動される(ST2)。
これにより、偏心カム85を介して排紙トレイ12が積載されるシートをほぼ水平方向に積載できる向きとされる。偏心カム85による排紙トレイ12の角度変化は、遮光部材88と光学センサSN3との対向関係が成立するまで監視される(ST3)。
排紙トレイ12の傾きがシートを水平に積載できる傾きとされると、紙面検知手段74からの信号により最上位シートの位置が判別される(ST4)。
排紙トレイ12が傾いていた場合に最上位のZ折りされたシートの膨らんでいる部分に接触していた紙面検知手段74は、シートが水平になるに従い接触が解除されることがある。これにより、紙面検知手段74に接触するまで後続のシートを排出できることになる。
ステップST4において紙面検知手段74によって積載されるシートの最上位シートが検出されると、排出されたシートの枚数が設定値と比較され(ST5)、設定値に満たない場合には、駆動モータ50に対する制御電流を最大積載量に見合う大きさに設定する。
一方、ステップST4において紙面検知が行われない場合には、駆動モータ50への制御電流を最大積載時よりも小さくする(ST7)。
このようにZ折りされたシートを排出しやすい態勢である水平な無機となるように排紙トレイ12の傾きを矯正した後の排出枚数において最大積載未満である場合には排紙トレイ12の昇降動作に必要とされる制御電流を小さくするモードを設定する。これにより、実際のシート積載状態に応じて無駄な電力消費を抑えることが可能となる。
以上の構成においては、搬送方向前端と後端とで排紙トレイに積載された状態が異なる折り処理が施されたシートを対象とする場合でも、シートの積載状態を所定条件に設定した上で積載量を監視することができる。これにより、実際の積載量を正確に割り出すことで駆動源への電力供給を制御できるので、無駄な電力消費を抑えることが可能となる。
3 折り機
4 シート後処理装置
12 排紙トレイ
50、51 駆動モータ
70 トレイ昇降手段
72 トレイ角度変更手段
1000 制御手段
1001 操作パネル
特開2001−31314号公報

Claims (5)

  1. 排出されるシートを積載する排紙トレイと、該排紙トレイを昇降させる駆動モータを備えたトレイ移動手段と、該トレイ移動手段を制御する制御手段とを備えたシート後処理装置であって、
    前記制御手段には、前記排紙トレイ上に排出されるシートの最上位の位置を検知する紙面検知手段および排出されるシートの折り形態の種別指示部が入力側に接続され、出力側には前記排紙トレイを前記シートの折り形態に応じた角度に傾けるトレイ角度変更手段および前記駆動モータが接続され、
    該制御手段は、前記シートの折り形態、および前記トレイ角度変更手段での傾き角度に基づき、前記シートの折り形態によりシートの膨らみによる最上位シートの傾きを水平に矯正した際の前記紙面検知手段からの検知結果に応じて前記駆動モータへの制御電流を可変制御することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記トレイ角度変更手段は、前記排紙トレイに排出されるシートに膨らみがない場合の該排紙トレイを水平に維持できることを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記排紙トレイが水平である場合のシート積載量を前記紙面検知手段により検知した結果が最大積載量以下である場合、前記駆動モータへの制御電流を最大積載時よりも小さくすることを特徴とする請求項1または2記載のシート後処理装置。
  4. 前記シートの折り形態は、折り返された位置に膨らみが生じる形態が選択されることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載のシート後処理装置。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一つのシート後処理装置を画像形成装置に付設したことを特徴とする画像形成システム。
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EP3741574A1 (en) 2019-05-14 2020-11-25 Ricoh Company, Ltd. Sheet stacker and image forming apparatus incorporating the sheet stacker
US11687022B2 (en) 2019-05-21 2023-06-27 Ricoh Company, Ltd. Sheet stacker and image forming apparatus incorporating the sheet stacker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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